JP2013135533A - 蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法 - Google Patents

蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電池ユニットを切り替える際に、動作が停止することを回避する。
【解決手段】第一電池ユニット11が、放電の終了条件に至ったことを契機として、該第一電池ユニット11の給電を維持したまま、第二電池ユニット12から負荷LDに対して、予備的な放電が可能となるように該第二電池ユニット12を負荷LDに接続すると共に、第三電池ユニット13からも負荷LDに対して、予備的な放電が可能となるように該第三電池ユニット13を負荷LDに接続する工程と、第二電池ユニット12から負荷LD側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、正常に行われている場合は、該第二電池ユニット12から負荷LDに対して通常の放電を開始し、正常に行われていない場合は、該第二電池ユニット12と負荷LDとの接続を遮断すると共に、第三電池ユニット13から負荷LDに対して通常の放電を開始する工程とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、電源系統のない山間地等に設置される携帯電話用の基地局のバックアップ電源など、独立して利用される蓄電システム及びこの蓄電システムに使用する複数の電池ユニットを切り替える方法に関する。
山中等の辺地に、携帯電話の基地局等の機器を設置する場合や、離島に照明などを設置する場合は、商用電源の敷設が困難である。そこで、太陽光発電や風力発電などの発電装置と、これで発電された電力を蓄える蓄電装置とを組み合わせた蓄電システムを構築し、独立した機器として動作運用させる独立運用システムが検討されている。
このような蓄電システムにおいては、太陽光発電ができない夜間の電力供給や、天候不順等による無日照が継続した場合を考慮して、予め複数の蓄電装置を用意しておき、日中はこれらを順次充電しておくことで、発電できない期間は、充電済の蓄電装置を順次切り替えて放電させることによって、機器を動作させる方法が考えられる。このようなシステムにおいては、一の蓄電装置の残容量が低下すると、残容量の多い別の蓄電装置に切り替えるための、蓄電装置の切り替え動作が行われる。
このような独立系の蓄電システムの例を図8に示す。この図に示す蓄電システムは、複数の電池モジュールである第一電池モジュール11a、第二電池モジュール12a、第三電池モジュール13a、第四電池モジュール14aを並列に接続した第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13、第四電池ユニット14を複数台、放電スイッチを介して負荷LDと接続している。また各電池ユニットは、充電スイッチを介して充電用電源と接続されている。充電用電源は、太陽電池等の発電装置と、インバータなどの電力変換ユニット82を介して接続され、発電装置からの電力を、電力変換ユニット82によって電池ユニットの充電用の電力に変換する。さらに電力変換ユニット82及び充電用電源、並びに各充電スイッチ、放電スイッチは、制御ユニット84によって制御される。この蓄電システムは、日中に充電スイッチをONして電池ユニットを順次充電しておき、夜間は放電スイッチをONして、電池ユニットから負荷LDに電力を供給する。また、接続された電池ユニットの残容量が低下すると、他の電池ユニットの放電スイッチをONに切り替え、さらに放電が終了した電池ユニットの放電スイッチをOFFして、電池ユニットの切り替えを行う。
しかしながら、複数の電池ユニットのいずれかに何らかの不良が発生し、放電ができなくなった場合に、このような電池ユニットの切り替え動作を行うと、切り替えられた電池ユニット置から放電が正しく行われなくなるため、電源が断たれた状態となってシステムが停止してしまう。この場合は、本体機器の動作が完全に停止してしまうため、辺地に作業員を派遣して修復するまで、機器が停止したままとなり、ダウンタイムが長期間に渡る可能性があった。
特開2011−155820号公報
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、複数の電池ユニットを切り替える切替動作時に、放電できない蓄電池と切り替えられて動作が停止することを回避可能とした蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る蓄電システムによれば、複数の二次電池セルを直列及び/又は並列にそれぞれ接続した、第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13と、電力源の電力を、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13を充電する電力に変換するための充電用電源ユニット83と、前記充電用電源ユニット83と前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13とを、それぞれ電気的に接続する第一充電経路61、第二充電経路62、第三充電経路63上に配置された第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73と、負荷LDと接続するための出力線86と、前記出力線86と、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13とを電気的に接続する第一放電経路51、第二放電経路52、第三放電経路53上にそれぞれ配置された、第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23と、前記第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73及び第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23のON/OFFを制御する制御ユニット84と、を備える蓄電システムであって、前記制御ユニット84は、前記第一放電スイッチ21をONさせ、前記第一電池ユニット11から前記出力線86を介して負荷LDに対して電力供給する状態から、前記第二放電スイッチ22をONさせて前記第二電池ユニット12からの電力供給に切り替える際に、前記第三放電スイッチ23もONさせて前記第三電池ユニット13からの電力供給も行わせるように制御可能に構成できる。
上記構成により、仮に第二電池ユニットからの放電が何らかの理由で行えない状態であっても、第三電池ユニットからの給電が維持されるため、電池ユニットの切り替えによって負荷への給電が完全に断たれるリスクを軽減できる。
また、第2の側面に係る蓄電システムによれば、さらに前記第二電池ユニット12が放電可能かどうかを判定する放電可否判定手段85を備えることができる。
上記構成により、給電を第一電池ユニットから第二電池ユニットに切り替える前に、第二電池ユニットが放電可能であることを放電可否判定手段で判定できるため、万一放電不能の場合は、他の電池ユニットに切り替える等、必要な対策を講じることが可能となって、切り替え動作の確実性を一層高めることが可能となる。
さらに、第3の側面に係る蓄電システムによれば、前記放電可否判定手段85は、前記第二電池ユニット12を予備的に放電可能な状態として、放電電流が流れるかどうかでもって充電可能かどうかを判定できる。
上記構成により、極めて簡単に電池ユニットの動作確認を行える利点が得られる。
さらにまた、第4の側面に係る蓄電システムによれば、前記制御ユニット84は、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13のいずれかが異常であることを検出すると、警告を発するよう構成できる。
上記構成により、電池ユニットの異常を検出すると警告を発して注意を促し、交換やメンテナンスなどの必要な対策を早期に講じることが可能となる。
さらにまた、第5の側面に係る蓄電システムによれば、さらに前記第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23と、それぞれ直列に接続された第一予備放電切替スイッチ31、第二予備放電切替スイッチ32、第三予備放電切替スイッチ33を備えており、前記第一予備放電切替スイッチ31、第二予備放電切替スイッチ32、第三予備放電切替スイッチ33は、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13から放電される向きに通電可能な、第一放電ダイオード41、第二放電ダイオード42、第三放電ダイオード43を、それぞれ並列に接続できる。
上記構成により、電池ユニットを切り替える際に、予備放電切替スイッチを開放して放電ダイオードに通電可能な状態とし、予備的な放電が行える。また放電ダイオードを通じて電池ユニットから放電されているかどうかを確認することも可能となり、切り替え対象の電池ユニットの動作確認を行うことができる。
さらにまた、第6の側面に係る蓄電システムによれば、さらに、電力源として、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13を充電するための電力を生成する発電ユニット81を備えることができる。
さらにまた、第7の側面に係る蓄電システムによれば、前記発電ユニット81が、太陽光発電装置を備えることができる。
さらにまた、第8の側面に係る蓄電システムによれば、さらに、前記充電用電源ユニット83と前記発電ユニット81との間に、電力変換可能な電力変換ユニット82を備えることができる。
上記構成により、発電ユニットで発電される電力を、電力変換ユニットでもって適宜変換できる。
さらにまた、第9の側面に係る蓄電システムによれば、前記制御ユニット84は、電池ユニット10の切り替え時において放電が完了していないすべての電池ユニット10の前記放電スイッチをONにするよう制御できる。
これによって、切り替え動作時において利用可能なすべての電池ユニットでもって切り替え動作をバックアップでき、考え得る最良の信頼性を達成することができる。
さらにまた、第10の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、負荷LDに対して並列に接続された第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13を備える蓄電システムを用いて、負荷LDを給電する給電方法において、前記第一電池ユニット11を負荷LDと接続して、該第一電池ユニット11を放電して負荷LDに給電する工程と、前記第一電池ユニット11が、放電の終了条件に至ったことを契機として、該第一電池ユニット11の給電を維持したまま、前記第二電池ユニット12から負荷LDに対して、予備的な放電が可能となるように該第二電池ユニット12を負荷LDに接続すると共に、前記第三電池ユニット13からも負荷LDに対して、予備的な放電が可能となるように該第三電池ユニット13を負荷LDに接続する工程と、前記第二電池ユニット12から負荷LD側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、正常に行われている場合は、該第二電池ユニット12から負荷LDに対して通常の放電を開始し、正常に行われていない場合は、該第二電池ユニット12と負荷LDとの接続を遮断すると共に、前記第三電池ユニット13から負荷LDに対して通常の放電を開始する工程とを含むことができる。
これにより、切り替え先の第二電池ユニットに仮に何らかの異常があっても、第三電池ユニットの予備的な放電によってバックアップされるため、負荷の動作が中断されることなく、給電を維持でき、電池ユニットの切り替え時にシステムが停止するリスクを軽減できる。
さらにまた、第11の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、負荷LDに対して並列に接続された第一電池ユニット11、複数のその他の電池ユニットを備える蓄電システムを用いて、負荷LDを給電する給電方法において、前記第一電池ユニット11を負荷LDと接続して、該第一電池ユニット11を放電して負荷LDに給電する工程と、前記第一電池ユニット11が、放電の終了条件に至ったことを契機として、該第一電池ユニット11の給電を維持したまま、前記複数のその他の電池ユニットから負荷LDに対して、予備的な放電が可能となるように該複数のその他の電池ユニットを負荷LDに接続すると共に、前記複数のその他の電池ユニットから負荷LD側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、前記複数のその他の電池ユニットから正常に行われているものを選択して、負荷LDに対して通常の放電を開始する一方、前記複数のその他の電池ユニットから正常に行われていないものについては、負荷LDとの接続を遮断する工程と、を含むことができる。
さらにまた、第12の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、さらに、前記第三電池ユニット13から負荷LDに対する通常の放電を開始する前に、前記第三電池ユニット13から負荷LD側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、正常に行われている場合は、該第三電池ユニット13から負荷LDに対して通常の放電を開始し、正常に行われていない場合は、該第三電池ユニット13と負荷LDとの接続を遮断すると共に負荷LDに対して並列に接続された第四電池ユニット14から、負荷LDに対して通常の放電を開始する工程とを含むことができる。
これにより、第三電池ユニットにも何らかの異常が生じたとしても、この第三電池ユニットで通常放電する前にさらに別の電池ユニットで給電できるため、負荷の動作を確実に維持できる。
さらにまた、第13の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、前記予備的な放電が、電池ユニット10から負荷LDへの放電経路上に配置された放電スイッチと、並列に接続された放電ダイオードを介した放電とできる。
これにより、他の電池ユニットと負荷との接続を維持したままで、放電を一時的に行うことが可能となる。
さらにまた、第14の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、前記通常放電が、前記放電ダイオードを介さない放電とできる。
これにより、放電ダイオードを通じた電圧降下のない、高効率な放電が可能となる。
さらにまた、第15の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、複数の二次電池セルを直列及び/又は並列に接続した、第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13と、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13を充電するための電力を生成する発電ユニット81と、前記発電ユニット81で発電された電力を、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13を充電する電力に変換するための充電用電源ユニット83と、前記充電用電源ユニット83と前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13とをそれぞれ電気的に接続する第一充電経路61、第二充電経路62、第三充電経路63上に配置された第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73と、負荷LDと接続するための出力線86と、前記出力線86と、前記第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13とをそれぞれ電気的に接続する、第一放電経路51、第二放電経路52、第三放電経路53上に配置された第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23と、前記第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三の充電スイッチ73及び第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23のON/OFFを制御する制御ユニット84と、を備える蓄電システムにおいて、前記出力線86との接続を第一電池ユニット11から他の電池ユニットに切り替えるための切り替え方法であって、前記第一電池ユニット11が、前記第一放電スイッチ21を介して前記出力線86と接続された状態で、前記制御ユニット84が、前記第二放電スイッチ22をOFFからONに切り替えると共に、前記第三放電スイッチ23をOFFからONに切り替える工程と、前記制御ユニット84が、前記第一放電スイッチ21を、ONからOFFに切り替える工程と、を含むことができる。
上記構成により、仮に切り替えようとされる電池ユニットに何らかの異常があっても、複数の電池ユニットと切り替えることで、別の電池ユニットからの給電を可能として、電池ユニットの切り替え時に蓄電システムの給電が完全に断たれるリスクを軽減できる。
さらにまた、第16の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、さらに、前記制御ユニット84が前記前記第一放電スイッチ21をONからOFFに切り替える前に、前記第二電池ユニット12が放電可能かどうかを判定し、前記第二電池ユニット12が放電可能と判定された場合は、前記第二電池ユニット12の通常放電を許容し、前記第二電池ユニット12が放電不能と判定された場合は、前記第二電池ユニット12の放電を禁止し、第三電池ユニット13の放電を許容する工程を含むことができる。
上記構成により、第二電池ユニットの放電に切り替える前に、予めこの第二電池ユニットが放電可能かどうかを判定することで、放電不能の場合にはこの第二電池ユニットを使用しないように適切な処置が可能となり、放電すべき電池ユニットを正しく選択できる利点が得られる。
さらにまた、第17の側面に係る蓄電システムにおける給電方法によれば、前記制御ユニット84は、電池ユニット10の切り替え時において放電が完了していないすべての電池ユニット10の放電スイッチをONにするよう制御することができる。
本発明の一実施の形態に係る蓄電システムを示す概略図である。 蓄電システムにおいて正常な電池ユニットを切り替える従来の手順を示す模式図である。 蓄電システムにおいて異常のある電池ユニットを切り替える従来の手順を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る蓄電システムにおいて、正常な電池ユニットを切り替える手順を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る蓄電システムにおいて、切り替え先の電池ユニットに異常が検出された場合の切り替え手順を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る蓄電システムにおいて、電池ユニットを切り替える手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る蓄電システムにおいて、電池ユニットを切り替える手順を示すフローチャートである。 独立系の蓄電システムの構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法を例示するものであって、本発明は蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法を以下のものに特定しない。さらに、本明細書においては、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。特に実施例に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(蓄電システム100)
図1に、本発明の一実施の形態に係る蓄電システム100を示す。この図に示す蓄電システム100は、山間部など、商用電源を引くことができない遠隔地に設置される携帯電話の基地局(負荷LD)に対して、電力を供給するための独立駆動システムを構成している。この蓄電システム100は、複数の電池ユニット10と、発電ユニット81と、電力変換ユニット82と、充電用電源ユニット83と、制御ユニット84とを備えている。
(電池ユニット10)
各電池ユニット10は、充電可能な二次電池セルを複数、直列及び/又は並列に接続しており、蓄電が可能である。図1の例では、第一電池ユニット11、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13、第四電池ユニット14の4台の電池ユニットを接続している。また、各電池ユニット11、12、13、14は、複数台の電池モジュール11a、12a、13a、14aをそれぞれ並列に接続して、一の電池ユニットを構成している。すなわち、複数台の第一電池モジュール11aで第一電池ユニット11を、複数台の第二電池モジュール12aで第二電池ユニット12を、複数台の第三電池モジュール13aで第三電池ユニット13を、複数台の第四電池モジュール14aで第四電池ユニット14を、それぞれ構成している。さらに各電池モジュールには、複数の二次電池セルを直列及び並列に接続している。この例では、一台の電池モジュールを、13直列×24並列の、計312本の二次電池セルで構成している。この例では、二次電池セルを直列・並列に組み合わせて構成した電池モジュールを、さらに3台並列接続して、一の電池ユニットを構成し、定格出力を48Vとしている。なお二次電池セルには、リチウムイオン二次電池の他、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等が利用できる。
(発電ユニット81)
発電ユニット81には、好ましくは太陽電池パネルや風力発電機、潮力発電機、あるいは地熱発電機等の自然エネルギーを利用した自然エネルギー発電機が利用できる。図1の例においては、発電ユニット81として太陽電池パネルを使用している。なお、電力源として、このような発電ユニットに代えて、UPS等のバックアップ電源を利用することもできる。
(充電用電源ユニット83)
発電ユニット81は、充電用電源ユニット83の入力側と接続されている。充電用電源ユニット83は、発電ユニット81で発電された電力を、電池ユニット10を充電する充電電力に変換する。また充電用電源ユニット83の出力側は、充電線87に接続される。充電線87は、充電経路を介して、各電池ユニット10と接続されている。これにより、充電用電源ユニット83から出力された充電電力は、充電線87及び各充電経路を介して、電池ユニット10に供給されて、これを充電する。充電経路は、第一電池ユニット11に接続された第一充電経路61、第二電池ユニット12に接続された第二充電経路62、第三電池ユニット13に接続された第三充電経路63、第四電池ユニット14に接続された第四充電経路64で構成される。また、これらの充電経路にはそれぞれ、第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73、第四充電スイッチ74が設けられる。
(充電スイッチ)
このような充電スイッチには、例えば半導体スイッチング素子やリレーなどが利用できる。各充電スイッチは、充電対象の電池ユニット10を選択するためにON/OFFされる。すなわち、充電対象の電池ユニットと接続された充電経路上にある充電スイッチをONとし、他の充電しない電池ユニットと接続された充電経路上にある充電スイッチはOFFとすることで、選択した電池ユニットのみが充電されるように構成できる。この例では、選択した一の電池ユニット10のみを充電し、この電池ユニットの充電が完了すると、他の電池ユニットの充電を行うように、充電済みの電池ユニット10と接続された充電スイッチをOFFとして充電用電源ユニット83から接続を切り離し、改めて次の充電対象の電池ユニットの充電スイッチがOFFからONに切り替えられる。なお、同時に二以上の電池ユニットを充電可能に構成することもできる。
(電力変換ユニット82)
また、発電ユニット81は、電力変換ユニット82を介して負荷LDと接続される。電力変換ユニット82は、例えば太陽電池パネルで発電された直流を交流に変換するインバータなどで構成される。また電力変換ユニット82と負荷LDとは、出力線86で接続されている。一方で負荷LDと各電池ユニット10とは、それぞれ放電経路を介して並列に接続されている。このため各放電経路は、出力線86と接続される。図1の例では、放電経路として、第一電池ユニット11と接続される第一放電経路51と、第二電池ユニット12と接続される第二放電経路52と、第三電池ユニット13と接続される第三放電経路53と、第四電池ユニット14と接続される第四放電経路54とを備えている。また各放電経路には、放電スイッチが設けられる。
(放電スイッチ)
放電スイッチも、放電対象の電池ユニット10を選択するためにON/OFFを制御される。これらの放電スイッチも、充電スイッチと同様、例えば半導体スイッチング素子やリレーなどで構成される。また充電スイッチや放電スイッチは、制御ユニット84でON/OFFを制御される。図1の例では、第一放電経路51に設けられた第一放電スイッチ21、第二放電経路52に設けられた第二放電スイッチ22、第三放電経路53に設けられた第三放電スイッチ23、第四放電経路54に設けられた第四放電スイッチ24で構成される。
(予備放電切替スイッチ)
加えて、各放電経路には、放電スイッチと直列に予備放電切替スイッチが接続されている。具体的には、第一放電経路51には第一予備放電切替スイッチ31が、第二放電経路52には第二予備放電切替スイッチ32が、第三放電経路53には第三予備放電切替スイッチ33が、第四放電経路54には第四予備放電切替スイッチ34が、それぞれ設けられている。
(放電ダイオード)
さらに、各予備放電切替スイッチには、これと並列に放電ダイオードがそれぞれ接続されている。放電ダイオードは、第一予備放電切替スイッチ31と並列に接続された第一放電ダイオード41と、第二予備放電切替スイッチ32と並列に接続された第二放電ダイオード42と、第三予備放電切替スイッチ33と並列に接続された第三放電ダイオード43と、第四予備放電切替スイッチ34と並列に接続された第四放電ダイオード44とで構成される。また放電ダイオード及び予備放電切替スイッチは、放電経路上で、放電スイッチと出力線86との間に接続されている。さらに各放電ダイオードは、各放電経路において、電池ユニット10からの放電が許容される姿勢で接続される。これにより、放電スイッチをONし、かつ予備放電切替スイッチをOFFすることで、電池ユニット10から放電ダイオードを通じて放電電流を負荷LD側に供給でき、予備的な放電を行うことができる。またこの放電ダイオードを通じて放電電流が通電されているかどうかを確認すれば、電池ユニット10からの放電が正常に行えるかどうかも確認できる。
このような放電ダイオードは、例えば放電スイッチにFET等の半導体スイッチング素子を用いる場合、FETが備える寄生ダイオードを利用することもできる。この方法であれば、別途ダイオードを追加する必要がなく、コストを削減できる。
(放電可否判定手段85)
さらに、電池ユニット10が放電可能かどうかを判定する放電可否判定手段85を備えてもよい。図1の例では、制御ユニット84に放電可否判定手段85を設けている。放電可否判定手段85を用いて、電池ユニット10が放電スイッチをOFFして負荷LDへの電力供給を停止するに先立ち、切り替え先の電池ユニット10が正常に放電できることを確認でき、切り替え動作の信頼性を増すことが可能となる。このような放電可否判定手段85には、例えば放電ダイオードの両端の電圧降下を検出する電圧センサが利用できる。この場合、電圧降下が発生していれば、放電電流が通電されていることとなって、放電が行われていると判定でできる。逆に電圧降下が生じていない場合は、通電が行われておらず、放電電流が流れていないと判定できる。また、通常の電流センサなどで放電可否判定手段85を構成することも可能である。
さらに、電池ユニットの切り替え動作時に限らず、切り替え動作に先立ち、予め電池ユニットが正常かどうかを事前にチェックすることで、放電できない電池ユニットを避けて、正常な電池ユニットを放電先の電池ユニットとして正しく選択できる。この場合は、切り替え動作時に放電できない電池ユニットを選択しないため、従来と同様の切り替え動作を採用しても、電力供給先の切り替え動作を高い信頼性でもって行える利点が得られる。
図1に示す蓄電システム100は、発電ユニット81として太陽光発電装置を利用しており、日中に発電して負荷LDを駆動する一方、電池ユニット10に蓄電を行う。電池ユニット10は複数用意されているので、これらを切り替えながら、順次充電していく。このため充電対象の電池ユニット10は、この電池ユニット10と接続された充電経路上の第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73を順次ONに切り替えることで、充電用電源ユニット83から充電される。例えば第一電池ユニット11が満充電されると、この第一電池ユニット11と接続された第一充電スイッチ71をOFFに切り替える一方、他の未充電の第二電池ユニット12の第二充電スイッチ72をONに切り替えて、充電を継続する。このようにして、各電池ユニットを順次、満充電とするように制御する。
一方で、夜間や、曇天や雨天等によって太陽光発電システムが利用できない、あるいは供給電力量が不足する場合は、電池ユニットを放電させて、負荷LDの駆動電力を供給する。このため、充電スイッチをOFFにすると共に、残容量のある電池ユニットに接続された放電スイッチをONに切り替える。また、この電池ユニットが放電されて残容量が不足すると、残容量のある他の電池ユニットの放電スイッチをONにすると共に、放電した電池ユニットの放電スイッチをOFFとしてこの電池ユニットを切り離す。これによって、充電済みの電池ユニットの放電を切り替えながら電力を供給することで、発電ユニット81が発電できない期間も継続して負荷LDを駆動できる。
(制御ユニット84)
以上のような第一充電スイッチ71、第二充電スイッチ72、第三充電スイッチ73及び第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22、第三放電スイッチ23のON/OFFは、制御ユニット84によって行われる。制御ユニット84は、各電池ユニット10の残容量を監視しており、各電池ユニット10の充電の状態に応じて適宜、日中の充電スイッチのON/OFFを切り替えて、適宜充電を行う。これによって、充電可能な期間中に電池ユニット10の充電を順次行える。また、夜間においては、放電を行う電池ユニット10の切り替えも行う。これにより、商用電源等の電源がない場所での、電池ユニット10の切り替えによる連続的な負荷LDの駆動環境が実現される。日中と夜間、及び日中においても曇天や雨によって発電ができない場合も考慮した、制御ユニット84による各電池ユニット10の動作切り替え例を、表1に示す。なお、ここでは図1に示すように電池ユニット10を4台接続した独立駆動システムにおける第一電池ユニット11〜第四電池ユニット14の動作モードを示している。
Figure 2013135533
(独立駆動システムのダウン)
一方、このように複数の電池ユニットを切り替える際、切り替えた先の電池ユニットに何らかの異常がある場合は、切り替え後に負荷LDを駆動することができなくなって独立駆動システムが停止する。また独立駆動システムが停止すると、異常の発生を告知することもできなくなってしまい。復旧に時間がかかるという問題もある。このようなシステム停止が発生するメカニズムについて、図2及び図3に基づいて説明する。
まず図2は、放電に使用する電池ユニットの切り替えが正常に行われる場合の手順を示している。ここでは、第一電池ユニット11の放電が修了して、第二電池ユニット12に切り替える際の動作を説明している。まず図2(a)に示すように、第一電池ユニット11に接続された第一放電スイッチ21及び第二予備放電切替スイッチ32をONする。一方、第二電池ユニット12の第二放電スイッチ22と第二予備放電切替スイッチ32は、共にOFFとされる。この状態では、第一電池ユニット11のみから放電されて、出力線86を通じて負荷LDに対して電力が供給される。
その後、第一電池ユニット11の残容量が低下して、第二電池ユニット12への切り替えが必要であることを検知すると、図2(b)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをONしたまま、すなわち第一電池ユニット11からの電力供給を維持したまま、第二電池ユニット12の第二放電スイッチ22をONする。この状態では、第二放電ダイオード42を介して第二電池ユニット12からも負荷LDへの放電が開始される。このとき、第一電池ユニット11と第二電池ユニット12とは、放電ダイオードのみを介して接続されるため、第一電池ユニット11から第二電池ユニット12への充電は、放電ダイオードによって阻止される。なお、第一電池ユニット11の残容量の監視や、各放電スイッチ、予備放電切替スイッチのON/OFF制御は、制御ユニット84が行う。
そして、図2(c)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをOFFに切り替える。この状態では、第一電池ユニット11の放電は停止され、第二電池ユニット12から放電ダイオードを介して、負荷LDに対して電力が供給される。さらに図2(d)に示すように、第二電池ユニット12の予備放電切替スイッチをONに切り替えて、第二放電経路52を介して第二電池ユニット12から負荷LDへの電力供給が継続される。この状態では、放電ダイオードには通電されないので、放電ダイオードによる電圧降下は生じず、損失が低減される。
以上のような各放電スイッチ及び予備放電切替スイッチの切り替え動作によって、第一電池ユニット11から第二電池ユニット12への切り替えが正常に行われ、負荷LDに対する電力供給は、このような切り替え時においても継続され、負荷LDの動作が遮断されることはない。
一方で、第二電池ユニット12に何らかの異常(例えば、内部でヒューズ切れが発生している等)が発生しており、放電ができない場合には、このような電力供給元の切り替えを行うと負荷LDへの電力供給が絶たれてしまい、独立駆動システムが停止するという問題が生じる。この様子を図3に基づいて説明する。ここでは、第一電池ユニット11は正常であるものの、第二電池ユニット12に異常が発生して放電ができない例を示している。
まず図3(a)は、図2(a)と同様、第一電池ユニット11から負荷LDに電力を供給している様子を示している。この状態では、第一電池ユニット11からの電力供給によって負荷LDは動作できる。また、第二電池ユニット12の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチはOFFされているが、この第二電池ユニット12は放電不可能である。
この状態から、第一電池ユニット11の残容量低下によって第二電池ユニット12への切り替えを行おうとする様子を、図3(b)に示す。ここでは図2(b)と同様に、第二電池ユニット12の放電スイッチをOFFからONに切り替えているが、第二電池ユニット12からは放電されず、よって負荷LDへの電力供給は依然として第一電池ユニット11からのみとなる。
そして、図3(c)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをOFFすると、第一電池ユニット11からの放電が停止されるため、負荷LDへの電力供給は遮断されてしまい、負荷LDの機能が停止する。この状態では、負荷LDが駆動できないばかりか、負荷LDの動作ができなくなったことを外部に警告しようとしても、負荷LDの動作ができない以上、このような外部への発信もできなくなってしまう。
そこで本実施の形態では、電池ユニットを切り替える際に、別の電池ユニットも放電させることでバックアップすることができ、万一切り替え先の電池ユニットに何らかの異常があって放電ができない事態が生じても、バックアップした電池ユニットからの電力供給が継続されるため、負荷LDの動作が遮断されることがない。これによって、電力供給元の切り替え動作の信頼性を高めることができ、安定した電力供給が実現される。この様子を、図4〜図5に基づいて説明する。ここでは、3つの第一電池ユニット11〜第三電池ユニット13を用いて、電力供給元の切り替え動作を行う。具体的には、放電される電池ユニットを第一電池ユニット11から第二電池ユニット12に切り替える際、第三電池ユニット13でバックアップを行い、万一第二電池ユニット12からの放電に失敗しても、第三電池ユニット13から電力供給することで、負荷LDの動作停止を回避している。
図4は、切り替え対象の第二電池ユニット12が正常な場合の、本実施の形態に係る電池ユニットの切り替え手順を示している。まず、図4(a)は、第一電池ユニット11を放電して負荷LDに電力供給する様子を示している。この状態では、第一電池ユニット11に接続された放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをONし、第二電池ユニット12に接続された放電スイッチ及び予備放電切替スイッチ、並びに第三電池ユニット13に接続された放電スイッチ及び予備放電切替スイッチを、それぞれOFFとしている。
そして、第一電池ユニット11の残容量が低下して、第二電池ユニット12への切り替えを行う際には、図4(b)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをONしたまま、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13の放電スイッチをONする。これによって、第一電池ユニット11に加えて、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13からも、第二放電ダイオード42及び第三放電ダイオード43を介して、それぞれ放電されて負荷LDに対する電力が供給される。このとき、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13の予備放電切替スイッチはOFFとすることで、第二電池ユニット12や第三電池ユニット13が、他の電池ユニットの電力で充電される事態を回避できる。
次に、図4(c)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをOFFする。これによって第一電池ユニット11から負荷LDへの電力供給は停止され、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13から負荷LDへの電力供給が継続される。そして、図4(d)に示すように、第三電池ユニット13の放電スイッチがOFFされて、第三電池ユニット13からの電力供給も遮断される。この状態では、第二電池ユニット12のみが負荷LDに対して電力供給を行う。そして第二電池ユニット12の予備放電切替スイッチをONに切り替えて、放電ダイオードを経由しないで電池ユニットから負荷LDへの電力供給が開始される。
この方法であれば、万一第二電池ユニット12が何らかの原因で正常に放電できない場合でも、第三電池ユニット13が放電スイッチを介して負荷LDと接続されているため、電力供給がバックアップされて、負荷LDの動作が停止されることがない。よって、電力供給先の切り替え動作時における信頼性を高めることができる。
また、第三電池ユニット13が放電スイッチをOFFして負荷LDへの電力供給を停止するに先立ち、第二電池ユニット12が正常に放電していることを放電可否判定手段85で確認する。例えば、第二放電スイッチ22がONされたことで放電電流が通電されていることを制御ユニット84で確認して、第二電池ユニット12が正常であると判定する。このように第二電池ユニット12の放電を確認した上で、第三電池ユニット13を切り離すように制御することで、確実な切り替え動作が実現される。
ここで、第二電池ユニット12が放電できなかった場合の動作を、図5に基づいて説明する。まず図5(a)に示すように、第一電池ユニット11のみを負荷LDに接続して放電を行う。この状態では、図4(a)と同様、第二電池ユニット12、第三電池ユニット13は負荷LDと切り離されている。ここでは、第一電池ユニット11、第三電池ユニット13は正常であり、第二電池ユニット12のみが放電できない状態であるとする。
そして第一電池ユニット11の残容量が低下して、第二電池ユニット12に切り替えようとする段階で、図5(b)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをONとしたまま、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13の第一放電スイッチ21、第二放電スイッチ22をそれぞれOFFからONに切り替える。これによって第一電池ユニット11に加えて、第三電池ユニット13からも負荷LDへの電力供給が開始されるが、第二電池ユニット12は放電できない。この段階で、第二電池ユニット12からの放電電流が流れていないことを、制御ユニット84は確認し、第二電池ユニット12でなく第三電池ユニット13への切り替えが必要と判断する。
そして、図5(c)に示すように、第一電池ユニット11の放電スイッチ及び予備放電切替スイッチをOFFに切り替えて、第一電池ユニット11を切り離す。この状態では、第三電池ユニット13のみから、負荷LDに給電される状態となる。そして図5(d)に示すように、第三電池ユニット13の第二充電スイッチ72をOFFからONに切り替えて、放電ダイオードを介しない、負荷LDへの給電に切り替えられる。
また、第二電池ユニット12の第二放電スイッチ22もOFFに切り替えられる。なお、この例では図5(d)の段階で第二電池ユニット12の第二放電スイッチ22をONからOFFに切り替えているが、図5(c)の段階で切り替えてもよい。このような第二電池ユニット12の切り離し動作は、上述した第二電池ユニット12の異常を検出した後に実行する。
このような動作は、制御ユニット84によって行われる。ここで図4、図5で示した、第一電池ユニット11から第二電池ユニット12の切り替える際の制御ユニット84の動作例を、図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、第一電池ユニット11〜第三電池ユニット13が待機状態にある状態から、ステップS1において、第一電池ユニット11の放電を開始する。ここでは、図4(a)や図5(a)に示すように、第一放電スイッチ21をONとし、第二放電スイッチ22と第三放電スイッチ23をOFFとする。そしてステップS2において、第一電池ユニット11の放電が終了したかどうかを検出する。放電が終了しない間は、ステップS2をループする。そして、第一電池ユニット11の放電が終了すると、ステップS3に進む。なお、ステップS2においては、第一電池ユニット11の放電の終了とは、必ずしも第一電池ユニット11の残容量がなくなった場合に限らず、例えば残容量が10%等、所定の閾値に達した時点で終了と判定することができる。このように余裕を残すことで、電池ユニットを切り替える前に放電できなくなる事態を回避し、また第一電池ユニット11の過放電を防止して電池寿命の長寿命化にも有利となる。
ステップS3においては、第二電池ユニット12及び第三電池ユニット13の放電を行う。ここでは、図4(b)や図5(b)に示すように、第二放電スイッチ22及び第三放電スイッチ23をOFFからONに切り替え、かつ第二予備放電切替スイッチ32及び第三予備放電切替スイッチ33はOFFのままとして、第二放電ダイオード42及び第三放電ダイオード43からの放電を許容する。
そして、ステップS4に進み、第二電池ユニット12からの放電が可能かどうかを判定する。例えば、放電可否判定手段85でもって、第二放電ダイオード42が通電されているかどうかを、電圧降下などにより検出する。そして、放電可能と判断されれば、ステップS5に進み、第二電池ユニット12からの通常放電を行う。すなわち、まず図4(c)に示すように、第一放電スイッチ21をONからOFFに切り替えて、第一電池ユニット11から負荷LDへの給電を停止する。次に図4(c)に示すように、第二放電スイッチ22をOFFからONに切り替えて、第二放電ダイオード42を介さない通常の放電を行う。併せて、第三放電スイッチ23はONからOFFに切り替え、第三放電ダイオード43を介した第三電池ユニット13の予備的な放電は停止される。このようにして、負荷LDへの給電が途絶えることなく、給電元が第一電池ユニット11から第二電池ユニット12に、スムーズに切り替えられる。
一方、ステップS4において、第二電池ユニット12の放電が不能と判定された場合は、ステップS6に進む。ここでは、第三電池ユニット13が放電可能かどうかを判定する。この判定も、放電可否判定手段85によって行われる。そして放電可能と判定された場合は、ステップS7に進み、第三電池ユニット13からの通常放電を開始する。すなわち、まず図5(c)に示すように、第一放電スイッチ21をONからOFFに切り替えて第一電池ユニット11を切り離し、続いて図5(d)に示すように、第三予備放電切替スイッチ33をOFFからONに切り替えて、第三放電ダイオード43を介さない通常の放電に切り替える。なお放電不能と判定された第二電池ユニット12を切り離すために、図5(d)に示すように、第二放電スイッチ22をONからOFFに切り替える。
その一方で、ステップS6において第三電池ユニット13も放電不能と判定された場合は、放電を停止する。ただ、この場合は負荷LDへの給電が途絶えてしまう。そこで、第一電池ユニット11〜第三電池ユニット13以外にも電池ユニットが接続されている場合は、同様にこの電池ユニットに対して予備的放電を試み、放電可能かどうかの判定を行った上で、通常放電に切り替えるように制御できる。例えば、図7のフローチャートに示す変形例においては、ステップS6でNOの場合はさらにステップS7に進み、図1に示すように第一電池ユニット11〜第三電池ユニット13と同様、負荷LDに対して並列に接続された第四電池ユニット14に対して、放電可能かどうかの判定を行う。すなわち、先に第四放電スイッチ24をONとして予備的放電を行い、放電電流が流れているかどうかを放電可否判定手段85で判定する。この結果、放電が可能であると判定された場合は、ステップS8に進み、第四電池ユニット14の通常放電を開始する。すなわち、上記ステップS7などと同様に、第一電池ユニット11を切り離した上で、第四予備放電切替スイッチ34をOFFからONに切り替えて、第四放電ダイオード44を介さない通常充電を行う。さらに一方で、ステップS7において第四電池ユニット14も放電不能と判定された場合は、放電を停止する。あるいは、さらに別の電池ユニットが負荷LDと接続されているシステムにおいては、以下同様に、この電池ユニットに対して予備放電と放電可否の判定、並びに通常放電への切り替え動作を繰り返す。
なお、このように、バックアップとして用いる電池ユニットが複数存在する場合、これらの電池ユニットの予備放電を開始するタイミング、すなわち予備放電切替スイッチをONするタイミングについては、任意に設定できる。例えば、放電可否の判定を行う前に予備放電切替スイッチをONしてもよいし、あるいは、電池ユニットの切り替えを行う際に、すべての予備放電切替スイッチをONすることも可能である。
以上のようにして、切り替え対象の第二電池ユニットに仮に何らかの問題があって放電ができない場合であっても、この第二電池ユニットに切り替わってシステムダウンとなる事態を回避することができる。すなわち、電力供給源の切り替え時においても電力供給をバックアップすることで、完全に負荷LDの動作が途絶えてしまう事態が回避されて、安定した独立駆動システムの運用が実現でき、長期間にわたって信頼性高く動作可能な独立型電力供給システムが構築される。
なお、上記の例では第一電池ユニットの残容量が低下した場合に、電力供給先の切り替えを行う例を説明したが、切り替え動作の原因は第一電池ユニットの残容量に限られず、例えば第一電池ユニットのセル温度が規定値より高くなった場合など、何らかの異常によって第一電池ユニットを切り離す必要が生じた場合でも、同様の手順で切り替え動作を行うことが可能であることは、いうまでもない。
また、以上の例では切り替え動作時にバックアップする電池ユニットを1個としているが、2個以上の電池ユニットでバックアップすることも可能であることはいうまでもない。これにより冗長性を一層高めて、バックアップした電池ユニットにも異常が発生した場合に負荷LDの駆動が停止される事態を回避でき、信頼性を一層高めることができる。例えば、電池ユニットの切り替え時には、放電が完了していない残りのすべての電池ユニットの放電スイッチを一時的にONすることで、電池ユニットの残容量が続く限り、切り替え時の接続先電池ユニットのミスによって独立駆動システムがダウンする事態を回避できる。すなわち、正常に動作する電池ユニットのいずれかを少なくとも一選択することより、放電電力を供給することができる。
以上のようにして、仮に電池ユニットに異常が発生しても、電池ユニットの切り替え時に負荷LDへの電力供給が絶たれて独立駆動システムがダウンしてしまう事態を回避できる。また、電池ユニット自体は正常であっても、既に放電が完了して残容量のない電池ユニットが誤って切り替え先の電池ユニットとして選択された場合でも、同様の問題が生じるところ、上記の方法によれば、このような残容量のない電池ユニットに接続されて負荷LDの動作が停止される事態を回避でき、電力供給元の切り替え動作の信頼性を高めることができる。
本発明に係る蓄電システム及び蓄電システムにおける給電方法は、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置の他、コンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、家庭内用、工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機等のバックアップ電源用等の用途に、好適に利用できる。
100…蓄電システム
10…電池ユニット
11…第一電池ユニット;11a…第一電池モジュール
12…第二電池ユニット;12a…第二電池モジュール
13…第三電池ユニット;13a…第三電池モジュール
14…第四電池ユニット;14a…第四電池モジュール
21…第一放電スイッチ
22…第二放電スイッチ
23…第三放電スイッチ
24…第四放電スイッチ
31…第一予備放電切替スイッチ
32…第二予備放電切替スイッチ
33…第三予備放電切替スイッチ
34…第四予備放電切替スイッチ
41…第一放電ダイオード
42…第二放電ダイオード
43…第三放電ダイオード
44…第四放電ダイオード
51…第一放電経路
52…第二放電経路
53…第三放電経路
54…第四放電経路
61…第一充電経路
62…第二充電経路
63…第三充電経路
64…第四充電経路
71…第一充電スイッチ
72…第二充電スイッチ
73…第三充電スイッチ
74…第四充電スイッチ
81…発電ユニット
82…電力変換ユニット
83…充電用電源ユニット
84…制御ユニット
85…放電可否判定手段
86…出力線
87…充電線
LD…負荷

Claims (17)

  1. 複数の二次電池セルを直列及び/又は並列にそれぞれ接続した、第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)と、
    電力源の電力を、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)を充電する電力に変換するための充電用電源ユニット(83)と、
    前記充電用電源ユニット(83)と前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)とを、それぞれ電気的に接続する第一充電経路(61)、第二充電経路(62)、第三充電経路(63)上に配置された第一充電スイッチ(71)、第二充電スイッチ(72)、第三充電スイッチ(73)と、
    負荷(LD)と接続するための出力線(86)と、
    前記出力線(86)と、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)とを電気的に接続する第一放電経路(51)、第二放電経路(52)、第三放電経路(53)上にそれぞれ配置された、第一放電スイッチ(21)、第二放電スイッチ(22)、第三放電スイッチ(23)と、
    前記第一充電スイッチ(71)、第二充電スイッチ(72)、第三充電スイッチ(73)及び第一放電スイッチ(21)、第二放電スイッチ(22)、第三放電スイッチ(23)のON/OFFを制御する制御ユニット(84)と、
    を備える蓄電システムであって、
    前記制御ユニット(84)は、前記第一放電スイッチ(21)をONさせ、前記第一電池ユニット(11)から前記出力線(86)を介して負荷(LD)に対して電力供給する状態から、前記第二放電スイッチ(22)をONさせて前記第二電池ユニット(12)からの電力供給に切り替える際に、前記第三放電スイッチ(23)もONさせて前記第三電池ユニット(13)からの電力供給も行わせるように制御可能に構成してなることを特徴とする蓄電システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電システムであって、さらに、
    前記第二電池ユニット(12)が放電可能かどうかを判定する放電可否判定手段(85)を備えることを特徴とする蓄電システム。
  3. 請求項2に記載の蓄電システムであって、
    前記放電可否判定手段(85)は、前記第二電池ユニット(12)を予備的に放電可能な状態として、放電電流が流れるかどうかでもって充電可能かどうかを判定してなることを特徴とする蓄電システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の蓄電システムであって、
    前記制御ユニット(84)は、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)のいずれかが異常であることを検出すると、警告を発するよう構成してなることを特徴とする蓄電システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の蓄電システムであって、さらに、
    前記第一放電スイッチ(21)、第二放電スイッチ(22)、第三放電スイッチ(23)と、それぞれ直列に接続された第一予備放電切替スイッチ(31)、第二予備放電切替スイッチ(32)、第三予備放電切替スイッチ(33)を備えており、
    前記第一予備放電切替スイッチ(31)、第二予備放電切替スイッチ(32)、第三予備放電切替スイッチ(33)は、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)から放電される向きに通電可能な、第一放電ダイオード(41)、第二放電ダイオード(42)、第三放電ダイオード(43)を、それぞれ並列に接続してなることを特徴とする蓄電システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の蓄電システムであって、さらに、
    電力源として、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)を充電するための電力を生成する発電ユニット(81)を備えることを特徴とする蓄電システム。
  7. 請求項6に記載の蓄電システムであって、
    前記発電ユニット(81)が、太陽光発電装置を備えることを特徴とする蓄電システム。
  8. 請求項6又は7に記載の蓄電システムであって、さらに、
    前記充電用電源ユニット(83)と前記発電ユニット(81)との間に、電力変換可能な電力変換ユニット(82)を備えてなることを特徴とする蓄電システム。
  9. 請求項1から8のいずれか一に記載の蓄電システムであって、
    前記制御ユニット(84)は、電池ユニット(10)の切り替え時において放電が完了していないすべての電池ユニット(10)の前記放電スイッチをONにするよう制御することを特徴とする蓄電システム。
  10. 負荷(LD)に対して並列に接続された第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)を備える蓄電システムを用いて、負荷(LD)を給電する給電方法において、
    前記第一電池ユニット(11)を負荷(LD)と接続して、該第一電池ユニット(11)を放電して負荷(LD)に給電する工程と、
    前記第一電池ユニット(11)が、放電の終了条件に至ったことを契機として、該第一電池ユニット(11)の給電を維持したまま、
    前記第二電池ユニット(12)から負荷(LD)に対して、予備的な放電が可能となるように該第二電池ユニット(12)を負荷(LD)に接続すると共に、
    前記第三電池ユニット(13)からも負荷(LD)に対して、予備的な放電が可能となるように該第三電池ユニット(13)を負荷(LD)に接続する工程と、
    前記第二電池ユニット(12)から負荷(LD)側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、
    正常に行われている場合は、該第二電池ユニット(12)から負荷(LD)に対して通常の放電を開始し、
    正常に行われていない場合は、該第二電池ユニット(12)と負荷(LD)との接続を遮断すると共に、前記第三電池ユニット(13)から負荷(LD)に対して通常の放電を開始する工程と、
    を含むことを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  11. 負荷(LD)に対して並列に接続された第一電池ユニット(11)、複数のその他の電池ユニットを備える蓄電システムを用いて、負荷(LD)を給電する給電方法において、
    前記第一電池ユニット(11)を負荷(LD)と接続して、該第一電池ユニット(11)を放電して負荷(LD)に給電する工程と、
    前記第一電池ユニット(11)が、放電の終了条件に至ったことを契機として、該第一電池ユニット(11)の給電を維持したまま、
    前記複数のその他の電池ユニットから負荷(LD)に対して、予備的な放電が可能となるように該複数のその他の電池ユニットを負荷(LD)に接続すると共に、
    前記複数のその他の電池ユニットから負荷(LD)側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、
    前記複数のその他の電池ユニットから正常に行われているものを選択して、負荷(LD)に対して通常の放電を開始する一方、
    前記複数のその他の電池ユニットから正常に行われていないものについては、負荷(LD)との接続を遮断する工程と、
    を含むことを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  12. 請求項10に記載の蓄電システムにおける給電方法であって、さらに、
    前記第三電池ユニット(13)から負荷(LD)に対する通常の放電を開始する前に、
    前記第三電池ユニット(13)から負荷(LD)側への予備的な放電が正常に行われているかどうかを判定し、
    正常に行われている場合は、該第三電池ユニット(13)から負荷(LD)に対して通常の放電を開始し、
    正常に行われていない場合は、該第三電池ユニット(13)と負荷(LD)との接続を遮断すると共に負荷(LD)に対して並列に接続された第四電池ユニット(14)から、負荷(LD)に対して通常の放電を開始する工程と、
    を含むことを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  13. 請求項10から11のいずれか一に記載の蓄電システムにおける給電方法であって、
    前記予備的な放電が、電池ユニット(10)から負荷(LD)への放電経路上に配置された放電スイッチと、並列に接続された放電ダイオードを介した放電であることを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  14. 請求項13に記載の蓄電システムにおける給電方法であって、
    前記通常放電が、前記放電ダイオードを介さない放電であることを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  15. 複数の二次電池セルを直列及び/又は並列に接続した、第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)と、
    前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)を充電するための電力を生成する発電ユニット(81)と、
    前記発電ユニット(81)で発電された電力を、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)を充電する電力に変換するための充電用電源ユニット(83)と、
    前記充電用電源ユニット(83)と前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)とをそれぞれ電気的に接続する第一充電経路(61)、第二充電経路(62)、第三充電経路(63)上に配置された第一充電スイッチ(71)、第二充電スイッチ(72)、第三充電スイッチ(73)と、
    負荷(LD)と接続するための出力線(86)と、
    前記出力線(86)と、前記第一電池ユニット(11)、第二電池ユニット(12)、第三電池ユニット(13)とをそれぞれ電気的に接続する、第一放電経路(51)、第二放電経路(52)、第三放電経路(53)上に配置された第一放電スイッチ(21)、第二放電スイッチ(22)、第三放電スイッチ(23)と、
    前記第一充電スイッチ(71)、第二充電スイッチ(72)、第三の充電スイッチ(73)及び第一放電スイッチ(21)、第二放電スイッチ(22)、第三放電スイッチ(23)のON/OFFを制御する制御ユニット(84)と、
    を備える蓄電システムにおいて、前記出力線(86)との接続を第一電池ユニット(11)から他の電池ユニットに切り替えるための切り替え方法であって、
    前記第一電池ユニット(11)が、前記第一放電スイッチ(21)を介して前記出力線(86)と接続された状態で、前記制御ユニット(84)が、
    前記第二放電スイッチ(22)をOFFからONに切り替えると共に、
    前記第三放電スイッチ(23)をOFFからONに切り替える工程と、
    前記制御ユニット(84)が、前記第一放電スイッチ(21)を、ONからOFFに切り替える工程と、
    を含むことを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  16. 請求項15に記載の蓄電システムにおける給電方法であって、さらに、
    前記制御ユニット(84)が前記前記第一放電スイッチ(21)をONからOFFに切り替える前に、前記第二電池ユニット(12)が放電可能かどうかを判定し、
    前記第二電池ユニット(12)が放電可能と判定された場合は、前記第二電池ユニット(12)の通常放電を許容し、
    前記第二電池ユニット(12)が放電不能と判定された場合は、前記第二電池ユニット(12)の放電を禁止し、第三電池ユニット(13)の放電を許容する工程と、
    を含むことを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
  17. 請求項15又は16に記載の蓄電システムにおける給電方法であって、
    前記制御ユニット(84)は、電池ユニット(10)の切り替え時において放電が完了していないすべての電池ユニット(10)の放電スイッチをONにするよう制御することを特徴とする蓄電システムにおける給電方法。
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