JP2013134119A - 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、同期伝送システム、同期伝送方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ビデオ信号などのマルチメディアデータを非同期パケット伝送網を介して同期伝送する。
【解決手段】本開示の第1の側面である送信装置は、非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、前記伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部とを備える。本開示は、ビデオカメラとCCUから成るシステムに適用できる。
【選択図】図1
【解決手段】本開示の第1の側面である送信装置は、非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、前記伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部とを備える。本開示は、ビデオカメラとCCUから成るシステムに適用できる。
【選択図】図1
Description
本開示は、送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、同期伝送システム、同期伝送方法、およびプログラムに関し、特に、インターネットに代表される非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを同期伝送する場合に用いて好適な送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、同期伝送システム、同期伝送方法、およびプログラムに関する。
従来、放送局などで使用されるビデオカメラとカメラコントロールユニット(以下、CCUと称する)とはHD-SDIケーブルによって接続されており、このHD-SDIケーブルを介してビデオ信号が非圧縮で同期伝送されていた。そして近年、このHD-SDIケーブルがEthernet(登録商標)ケーブルに置き換えられつつある。この場合、HD-SDIケーブルを用いていたときと同様に、ビデオカメラとCCUそれぞれの基準信号を高精度で同期させること、ビデオ信号の伝送遅延をビデオフレーム間隔以下とすることが要求される。
Ethernet(登録商標)ケーブルで接続されたビデオカメラとCCUそれぞれの基準信号を高精度で同期させることについては、IEEE1588 PTP(Precision Time Protocol)を用いることにより実現できる(例えば、特許文献1参照)。
伝送遅延をビデオフレーム間隔以下とすることについても、HD-SDIケーブルにて接続できていた程度の短距離であればEthernet(登録商標)ケーブルに置き換えても支障はない。
さらに昨今、ビデオカメラとCCUをそれぞれインターネット(WAN(wide area network)、LAN(local area network)を含む)に代表される非同期パケット伝送網に接続し、この非同期パケット伝送網を介してビデオ信号を伝送する需要が高まっている。
この場合においても、ビデオカメラとCCUそれぞれの基準信号を高精度で同期させることはIEEE1588 PTPを用いることにより可能である。しかしながら、ビデオ信号の伝送遅延をビデオフレーム間隔以下とすることについては保障し難い。
ビデオ信号の伝送遅延が大きくなると、送信側が自身の基準信号に合わせたメディア位相(ビデオ信号の場合にはフレーム位相)のビデオデータを送信し、それを受信側が受信した時には、そのメディア位相と受信側の基準信号との間にずれが生じてしまう。この結果、受信側で受信したビデオ信号を処理する際に映像や音声に乱れが生じてしまうことになる。
なお、メディア位相とは、所定の基準信号に対するマルチメディアデータのフレーム再生タイミング(ビデオ信号の場合にはFSYNCなど)のオフセット量である。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ビデオ信号などのマルチメディアデータを非同期パケット伝送網を介して同期伝送できるようにするものである。
本開示の第1の側面である送信装置は、非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信する送信装置において、前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部とを備える。
前記メディア位相制御部は、前記基準信号の位相を前記メディア位相補正量まで徐々に調整し、前記タイムスタンプ制御部は、前記タイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量まで徐々に変更することができる。
前記メディア位相制御部は、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいて前記メディア位相補正量を決定し、前記タイムスタンプ制御部は、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいて前記タイムスタンプ補正量を決定することができる。
前記メディア位相制御部は、さらに前記受信装置における前記パケットの処理時間にも基づいて前記メディア位相補正量を決定し、前記タイムスタンプ制御部は、さらに前記受信装置における前記パケットの処理時間にも基づいて前記タイムスタンプ補正量を決定することができる。
本開示の第1の側面である送信装置は、パケット化される前の前記マルチメディアデータを冗長符号化するとともに、前記受信装置で計測されたパケット損失率に応じて冗長符号化単位を変更する冗長符号化部をさらに備えることができ、前記メディア位相制御部は、さらに前記冗長符号化単位の変更に応じて前記メディア位相補正量を変更し、前記タイムスタンプ制御部は、さらに前記冗長符号化単位の変更に応じて前記タイムスタンプ補正量を変更することができる。
本開示の第1の側面である送信装置は、決定された前記タイムスタンプ補正量を前記受信装置に通知する通知部をさらに備えることができる。
本開示の第1の側面である送信方法は、非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信する送信装置の送信方法において、前記送信装置による、前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成ステップと、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御ステップと、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御ステップと、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生ステップと、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化ステップと、前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信ステップとを含む。
本開示の第1の側面であるプログラムは、非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信するコンピュータを、前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部として機能させる。
本開示の第1の側面においては、非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量およびタイムスタンプ補正量が決定され、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値が前記タイムスタンプ補正量だけずらされることによりタイムスタンプが発生され、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した基準信号に同期させたマルチメディアデータがパケット化され、各パケットに前記タイムスタンプが付加され、前記タイムスタンプが付加された前記パケットが前記非同期パケット通信網を介して受信装置に送信される。
本開示の第2の側面である受信装置は、送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信する受信装置において、システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部とを備える。
本開示の第2の側面である受信装置は、受信された前記パケットに付加されているタイムスタンプと、前記送信装置から通知された前記タイムスタンプ補正量と、発生されたタイムスタンプに基づいて、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値を計測する計測部と、計測された前記伝送遅延値を前記送信装置に通知する通知部とをさらに備えることができる。
本開示の第2の側面である受信装置は、前記非同期パケット伝送網のジッタ量を測定する測定部をさらに備えることができ、前記バッファリング部は、測定された前記ジッタ量に応じて前記パケットのバッファリング時間を変更することができる。
本開示の第2の側面である受信方法は、送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信する受信装置の受信方法において、前記受信装置による、システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生ステップと、前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信ステップと、受信された前記パケットをバッファリングするバッファリングステップと、バッファリングされた前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力する出力ステップとを含む。
本開示の第2の側面であるプログラムは、送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信するコンピュータを、システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部として機能させる。
本開示の第2の側面においては、システム時刻を表すタイムスタンプが発生され、送信装置から送信されたパケットが受信され、受信された前記パケットがバッファリングされ、バッファリングされた前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものが出力される。
本開示の第3の側面である同期伝送システムは、非同期パケット伝送網を介して接続された送信装置と受信装置から成る同期伝送システムにおいて、前記送信装置が、前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことにより第1のタイムスタンプを発生する第1のタイムスタンプ発生部と、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記第1のタイムスタンプを付加するパケット化部と、前記第1のタイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部とを備える。また、前記受信装置が、前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、システム時刻を表す第2のタイムスタンプを発生する第2のタイムスタンプ発生部と、受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されている前記第1のタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部とを備える。
本開示の第3の側面である同期伝送方法は、非同期パケット伝送網を介して接続された送信装置と受信装置から成る同期伝送システムの同期伝送方法において、前記送信装置による、前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成ステップと、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御ステップと、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御ステップと、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことにより第1のタイムスタンプを発生する第1のタイムスタンプ発生ステップと、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記第1のタイムスタンプを付加するパケット化ステップと、前記第1のタイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信ステップとを含む。また、前記受信装置による、前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信ステップと、システム時刻を表す第2のタイムスタンプを発生する第2のタイムスタンプ発生ステップと、受信された前記パケットをバッファリングするバッファリングステップと、バッファリングした前記パケットのうち、付加されている前記第1のタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプと一致するものを出力する出力ステップとを含む。
本開示の第3の側面においては、送信装置により、受信装置から通知された非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量およびタイムスタンプ補正量が決定され、システム時刻を表すタイムスタンプカウント値が前記タイムスタンプ補正量だけずらされることにより第1のタイムスタンプが発生され、前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータがパケット化され、各パケットに前記第1のタイムスタンプが付加されて、前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信される。また、前記受信装置により、システム時刻を表す第2のタイムスタンプが発生され、前記送信装置から送信された前記パケットが受信されてバッファリングされ、バッファリングされた前記パケットのうち、付加されている前記第1のタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプと一致するものが出力される。
本開示の第1の側面によれば、ビデオ信号などのマルチメディアデータを非同期パケット伝送網を介して位相ずれなく送信することができる。
本開示の第2の側面によれば、ビデオ信号などのマルチメディアデータを非同期パケット伝送網を介して位相ずれなく受信することができる。
本開示の第3の側面によれば、ビデオ信号などのマルチメディアデータを非同期パケット伝送網を介して同期伝送することができる。
以下、本開示を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.実施の形態>
[同期伝送システムの構成例]
図1は、本実施の形態である同期伝送システムの構成例を示している。この同期伝送システム10は、カメラ11、送信装置12、および受信装置13により構成される。
[同期伝送システムの構成例]
図1は、本実施の形態である同期伝送システムの構成例を示している。この同期伝送システム10は、カメラ11、送信装置12、および受信装置13により構成される。
カメラ11は、送信装置12のメディア位相制御部28から供給されるSMPTE-274Mに従う基準信号に同期してビデオ撮影を行い、その結果得られるビデオ信号をHD-SDI I/Fを介して送信装置12に出力する。
送信装置12は、ネットワーク14を介して接続される受信装置13と基準信号とシステム時刻を同期させつつ、カメラ11から入力されるビデオ信号を圧縮符号化してパケット化し、ネットワーク14を介して受信装置13に同期伝送する。受信装置13は、送信装置12からの圧縮符号化され、パケット化された状態で送信されるビデオ信号を受信、復号する。ネットワーク14は、インターネットに代表される非同期パケット伝送網である。
[送信装置12の構成例]
送信装置12は、エンコーダ21、FEC処理部22、RTP処理部23、平滑化部24、通信部25、高精度時刻同期部26、基準信号生成部27、メディア位相制御部28、タイムスタンプ制御部29、タイムスタンプカウンタ30、およびRTCP処理部31から構成される。
送信装置12は、エンコーダ21、FEC処理部22、RTP処理部23、平滑化部24、通信部25、高精度時刻同期部26、基準信号生成部27、メディア位相制御部28、タイムスタンプ制御部29、タイムスタンプカウンタ30、およびRTCP処理部31から構成される。
エンコーダ21は、カメラ11から入力されるビデオ信号を圧縮符号化し、その結果得られる符号化データをFEC処理部22に出力する。FEC(forward error correction)処理部22は、入力される符号化データに冗長符号化処理を行うことにより、リードソロモン符号などの誤り訂正符号を付加してRTP処理部23に出力する。
RTP(real-time transport protocol)処理部23は、誤り訂正符号が付加された符号化データを、IETF RFC3550 RTPに準拠したRTPパケットにパケット化する。また、RTP処理部23は、パケット化したタイミングでタイムスタンプカウンタ48から通知されている、タイムスタンプ補正量TS_OFFSETが加算されているタイムスタンプS_TSを各RTPパケットに付加して平滑化部24に出力する。なお、RTPパケットに付加するタイムスタンプS_TSは、パケット化したタイミングの他、ビデオ信号がエンコーダ21に入力されたタイミングに対応するものであってもよいし、送信装置12から送信されるタイミングに対応するものであってもよい。
平滑化部24は、RTP処理部23から順次入力されるRTPパケットを平滑化して通信部25に出力する。
通信部25は、平滑化されたRTPパケットを、ネットワーク14を介して受信装置13に送信する。また、通信部25は、高精度時刻同期部26と受信装置13の高精度時刻同期部47との間で通信される、IEEE1588PTPに基づく基準信号同期用のPTPメッセージをネットワーク14を介して送受信する。さらに、通信部25は、RTCP処理部31と受信装置13のRTCP処理部50との間で通信される、ネットワーク14を介してRTCPパケットを送受信する。
高精度時刻同期部26は、受信装置13の高精度時刻同期部47との間で通信されるPTPメッセージに基づいて、送信装置12と受信装置13それぞれの基準信号とシステム時刻を高精度で同期させるように基準信号生成部27を制御する。基準信号生成部27は、高精度時刻同期部26からの制御に従い、受信装置13の基準信号と同期した基準信号を生成してメディア位相制御部28とその他の各部に出力する。
メディア位相制御部28は、RTCP処理部31から入力される伝送遅延情報D_OFFSETに基づいてメディア位相補正量M_OFFSETを決定し、基準信号生成部27から入力される基準信号の位相をメディア位相補正量M_OFFSETだけ進めてカメラ11に供給する。これにより、カメラ11は、メディア位相制御部28から供給される、受信装置13の基準信号よりもメディア位相補正量M_OFFSETだけ位相が進められた基準信号に従って動作することになる。
タイムスタンプ制御部29は、RTCP処理部31から入力される伝送遅延情報D_OFFSETに基づいてタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを決定し、決定したタイムスタンプ補正量TS_OFFSETをタイムスタンプカウンタ30に通知する。
タイムスタンプカウンタ30は、基準信号生成部27により生成された基準信号に基づくシステム時刻を示すタイムスタンプTSに、メディア位相制御部28から通知されるタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを加算することにより補正済みのタイムスタンプS_TSを生成してRTP処理部23に通知する。また、タイムスタンプカウンタ30は、タイムスタンプ補正量TS_OFFSETをRTCP処理部31に通知する。
RTCP(RTP control protocol)処理部31は、タイムスタンプカウンタ30から通知されるタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを格納したRTCPパケットを周期的に生成して通信部25に出力する。また、RTCP処理部31は、受信装置13のRTCP処理部50から送信されるRTCPパケットに格納された平均伝送遅延値Daに基づき、伝送遅延情報D_OFFSETを生成してメディア位相制御部28およびタイムスタンプ制御部29に出力する。
なお、メディア位相制御部28におけるメディア位相の補正は、基本的にはネットワーク14の伝送遅延に対処するためのものであるので、基準信号の位相を進めることになるが、その進み具合を調整するために位相を戻すこともできる。その場合、メディア位相補正量M_OFFSETとして負の値を発生することができる。同様に、タイムスタンプ制御部29も、タイムスタンプカウンタ30のタイムスタンプTSを進めるだけでなくもどすことができる。その場合、タイムスタンプ補正量TS_OFFSETとして負の値を発生することができる。
[受信装置13の構成例]
受信装置13は、通信部41、RTP処理部42、ジッタ吸収バッファ43、FEC処理部44、デコーダ45、基準信号生成部46、高精度時刻同期部47、タイムスタンプカウンタ48、遅延計測部49、およびRTCP処理部50から構成される。
受信装置13は、通信部41、RTP処理部42、ジッタ吸収バッファ43、FEC処理部44、デコーダ45、基準信号生成部46、高精度時刻同期部47、タイムスタンプカウンタ48、遅延計測部49、およびRTCP処理部50から構成される。
通信部41は、送信装置12からネットワーク14を介して送信される、圧縮符号化されているビデオ信号が格納されたRTPパケットを受信してRTP処理部42に出力する。また、通信部41は、高精度時刻同期部47と送信装置12の高精度時刻同期部26との間で通信される、基準信号同期のためのPTPメッセージを送受信する。さらに、通信部41は、RTCP処理部50と送信装置12のRTCP処理部31との間で通信されるRTCPパケットを送受信する。
RTP処理部42は、通信部41から入力されるRTPパケットを再構成してジッタ吸収バッファ43に出力する。ジッタ吸収バッファ43は、再構成されたRTPパケットをバッファリングし、バッファリングしたRTPパケットに付加されているタイムスタンプS_TSが、タイムスタンプカウンタ48にてカウントされるタイムスタンプR_TSと一致するものからFEC処理部44に出力する。
FEC処理部44は、ジッタ吸収バッファ43から出力されるRTPパケットに格納された符号化データに誤りや欠損が生じている場合、それを訂正してデコーダ45に出力する。デコーダ45は、符号化データを復号し、その結果得られるビデオ信号を基準信号生成部46により生成される基準信号に同期して後段に出力する。
基準信号生成部46は、受信装置13の各部の動作タイミングの基準となる基準信号を生成する。なお、基準信号生成部46にて生成された基準信号に対して、送信装置12の基準信号生成部27にて生成される基準信号も同期される。すなわち、基準信号については、受信装置13側がマスタとなり、送信装置12側がスレーブとなる。
高精度時刻同期部47は、送信装置12の高精度時刻同期部26との間で基準信号同期のためのPTPメッセージを通信する。タイムスタンプカウンタ48は、基準信号生成部46により生成された基準信号に基づくシステム時刻を示すタイムスタンプR_TSをジッタ吸収バッファ43に通知する。
遅延計測部49は、受信されたRTPパケットに付加されているタイムスタンプS_TS、タイムスタンプカウンタ48がカウントアップするタイムスタンプR_TS、および、RTCP処理部50から通知される、送信装置12におけるタイムスタンプ補正量TS_OFFSETに基づいて瞬間伝送遅延値Dcを算出する。さらに、遅延計測部49は、瞬間伝送遅延値Dcに基づいて平均伝送遅延値Daを算出してRTCP処理部50に出力する。
RTCP処理部50は、送信装置12のRTCP処理部31から送信され、通信部41により受信されるRTCPパケットに格納されているタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを遅延計測部49に通知する。また、RTCP処理部50は、遅延計測部49から入力される平均伝送遅延値DaをRTCP処理部31に送信するためのRTCPパケットに格納して通信部25に出力する。
[伝送タイミングの概要]
図2は、カメラ11により撮影されたビデオ信号の1フレームの先頭ラインブロックが、送信装置12および受信装置13の各部に順次伝送されて処理されるタイミングを示している。
図2は、カメラ11により撮影されたビデオ信号の1フレームの先頭ラインブロックが、送信装置12および受信装置13の各部に順次伝送されて処理されるタイミングを示している。
同図Aに示すタイミングでカメラ11から送信装置12に入力されたビデオ信号は、同図Bに示すタイミングで圧縮符号化され、同図Cに示すタイミングで、RTPパケットにパケット化され、タイムスタンプS_TSが付加され、平滑化され、送信装置12からネットワーク14を介して受信装置13に送信される。
受信装置13で受信されたRTPパケットは、同図Dに示すタイミングでジッタ吸収バッファ43から出力され、同図Eに示されるタイミングでエラー訂正が行われ、同図Fに示すタイミングでビデオ信号に復号される。そして、同図Gに示すタイミングで受信装置13から後段に出力される。
上述した伝送遅延情報D_OFFSETは、同図Cに示された送信装置12からの送信タイミングと、同図Dに示されたジッタ吸収バッファ43からの出力タイミングとの時間差である。
また、同図Iに示されるように、メディア位相補正量M_OFFSETは、同図Aに示された送信装置12に対するビデオ信号の入力タイミングと、同図Gに示された受信装置13からのビデオ信号の出力タイミングとの時間差である。
同図から明らかなように、メディア位相補正量M_OFFSETは、送信装置12における各種の処理時間と、伝送遅延情報D_OFFSETと、受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43よりも後段の処理時間の和である。ここで、送信装置12における各種の処理時間と、受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43よりも後段の処理時間は、ほぼ一定であり、予め測定して設定しておくことができる。これに対して、伝送遅延情報D_OFFSETは、ネットワーク14の状況によって変化するので、メディア位相補正量M_OFFSETは、伝送遅延情報D_OFFSETに変化に応じて変更するようにする。
同図Jは、送信装置12のタイムスタンプカウンタ30からRTP処理部23に通知されるタイムスタンプS_TSが時間の経過とともにカウントアップされる様子を示している。同図Kは、受信装置13のタイムスタンプカウンタ48からジッタ吸収バッファ43および遅延計測部49に通知されるタイムスタンプR_TSが時間の経過とともにカウントアップされる様子を示している。同図Jおよび同図Kから明らかなように、タイムスタンプS_TSは、タイムスタンプR_TSよりも伝送遅延情報D_OFFSET分だけ進めた値とされる。
[同期伝送システム10の動作説明]
図3は、同期伝送システム10によるビデオ信号伝送処理を説明するフローチャートである。
図3は、同期伝送システム10によるビデオ信号伝送処理を説明するフローチャートである。
このビデオ信号伝送処理の前提として、カメラ11に対しては、受信装置13の基準信号と同期されている状態からメディア位相補正量M_OFFSETだけ進められた基準信号が受信装置12のメディア位相制御部28から供給されているものとする。
ステップS1において、カメラ11は、メディア位相制御部28から供給される基準信号に同期してビデオ撮影を行い、その結果得られるビデオ信号をHD-SDI I/Fを介して送信装置12に入力する。ステップS2おいて、エンコーダ21は、カメラ11から入力されたビデオ信号を圧縮符号化し、その結果得られる符号化データをFEC処理部22に出力する。ステップS3において、FEC処理部22は、入力された符号化データに冗長符号化処理を行うことによって前方誤り訂正符号を付加してRTP処理部23に出力する。
ステップS4において、RTP処理部23は、誤り訂正符号が付加された符号化データをRTPパケットにパケット化し、各RTPパケットにタイムスタンプカウンタ48から通知されるタイムスタンプS_TSを付加して平滑化部24に出力する。ステップS5において、平滑化部24は、RTP処理部23から順次入力されるRTPパケットを平滑化して通信部25に出力する。ステップS6において、通信部25は、平滑化されたRTPパケットを、ネットワーク14を介して受信装置13に送信する。なお、ステップS1乃至S6の処理は、ビデオ信号伝送処理が終了されるまで繰り返し実行される。
一方、受信装置13では、ステップS11において、通信部41が送信装置12からネットワーク14を介して送信された、圧縮符号化されているビデオ信号が格納されたRTPパケットを受信してRTP処理部42に出力する。ステップS12において、RTP処理部42は、通信部41から入力されたRTPパケットを再構成してジッタ吸収バッファ43に出力する。ステップS13において、ジッタ吸収バッファ43は、再構成されたRTPパケットをバッファリングする。
ステップS14において、ジッタ吸収バッファ43は、バッファリングしているRTPパケットに付加されているタイムスタンプS_TSが、タイムスタンプカウンタ48から通知されるタイムスタンプR_TSと一致するか否かを判断し、判断結果が肯定となるまで待機する。
なお、送信装置12のタイムスタンプカウンタ30の出力するカウント値TSの初期値がIETF RFC3550に準拠してランダムに設定される場合、ランダムに設定されるカウント値TSの初期値とシステム時刻(すなわち、受信装置13のタイムスタンプカウント48のカウント値)とのオフセット値についても、送信装置12のRTCP処理部31から受信装置13のRTCP処理部50に対してRTCPパケットを用いて通知するようにし、タイムスタンプS_TSをこのオフセット値だけずらした値と、タイムスタンプR_TSとの一致を判断するようにする。
ステップS14において、判断結果が肯定である場合、処理はステップS15に進められる。ステップS15において、ジッタ吸収バッファ43は、タイムスタンプR_TSと一致するタイムスタンプS_TSが付加されているRTPパケットをFEC処理部44に出力する。
ステップS16において、FEC処理部44は、ジッタ吸収バッファ43から入力されたRTPパケットに格納された符号化データの誤り訂正処理を行ってデコーダ45に出力する。ステップS17において、デコーダ45は、符号化データを復号し、その結果得られるビデオ信号を基準信号生成部46により生成される基準信号に同期して後段に出力する。なお、ステップS11乃至S17の処理は、ビデオ信号伝送処理が終了されるまで繰り返し実行される。以上でビデオ信号伝送処理の説明を終了する。
次に、図4は上述したビデオ信号伝送処理と並行して実行される、受信装置13による遅延計測処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、受信装置13の遅延計測部49は、通信部41で受信され、RTP処理部42に入力されたRTPパケットに付加されているタイムスタンプS_TSを取得するとともに、タイムスタンプカウンタ48がカウントアップするタイムスタンプR_TSを取得する。ステップS22において、遅延計測部49は、次式(1)に従い、ネットワーク14におけるRTPパケットの瞬間伝送遅延値Dcを算出する。
瞬間伝送遅延値Dc
=タイムスタンプR_TS−タイムスタンプS_TS+タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
・・・(1)
瞬間伝送遅延値Dc
=タイムスタンプR_TS−タイムスタンプS_TS+タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
・・・(1)
なお、現段階において送信装置12からタイムスタンプ補正量TS_OFFSETが通知されていない場合、タイムスタンプ補正量TS_OFFSETの代わりに所定の初期値を採用するようにする。
ステップS23において、遅延計測部49は、算出した瞬間伝送遅延値Dcに基づいて平均伝送遅延値Daを更新してRTCP処理部50に出力する。ステップS24において、RTCP処理部50は、送信装置12のRTCP処理部31に対してRTCPパケットを前回送信してから所定の時間が経過していれば、遅延計測部49からの平均伝送遅延値DaをRTCPパケットに格納して通信部25に出力し、送信装置12のRTCP処理部31に送信させる。この平均伝送遅延値Daは、送信装置12にて伝送遅延情報D_OFFSETとして利用される。
ステップS25において、RTCP処理部50は、送信装置12のRTCP処理部31から送信された、タイムスタンプ補正量TS_OFFSETが格納されているRTCPパケットが通信部41により受信されたか否かを判定する。この判定結果が否定である場合、処理はステップS21に戻されて、それ以降が繰り返される。
ステップS25の判定結果が肯定である場合、処理はステップS26に進められる。ステップS26において、RTCP処理部50は、受信されたRTCPパケットに格納されているタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを遅延計測部49に通知する。これに応じ、遅延計測部49は、これ以降にステップS22の処理を実行する際のタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを通知されたものによって更新する。なお、ステップS21乃至S26の処理は、上述したビデオ信号伝送処理が終了されるまで繰り返し実行される。以上で受信装置13による遅延計測処理の説明を終了する。
次に、図5は上述したビデオ信号伝送処理と並行して実行される、送信装置12による補正処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、RTCP処理部31は、受信装置13のRTCP処理部50が上述したステップS24の処理として送信したRTCPパケットが通信部25にて受信されたか否かを判定する。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS32に進められる。
ステップS32において、RTCP処理部31は、受信されたRTCPパケットに格納されている平均遅延値Daと現在の伝送遅延情報D_OFFSETを比較し、その差が所定の閾値以上であるか否かを判定する。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS33に進められる。ステップS33において、RTCP処理部31は、その平均遅延値Daを新たな伝送遅延情報D_OFFSETとしてメディア位相制御部28およびタイムスタンプ制御部29に通知する。この後、処理はステップS34に進められる。
ステップS34において、メディア位相制御部28は、RTCP処理部31から通知された伝送遅延情報D_OFFSETを用い、次式(2)に従ってメディア位相補正量M_OFFSETを決定する。
メディア位相補正量M_OFFSET
=伝送遅延情報D_OFFSET+送信装置12の各部の処理時間(既知)+受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43よりも後段の処理時間(既知)
・・・(2)
メディア位相補正量M_OFFSET
=伝送遅延情報D_OFFSET+送信装置12の各部の処理時間(既知)+受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43よりも後段の処理時間(既知)
・・・(2)
ただし、送信装置12の各部の処理時間(既知)と、受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43よりも後段の処理時間(既知)については、予め測定し、メディア位相制御部28に設定しておく必要がある。
さらに、メディア位相制御部28は、基準信号生成部27から入力される基準信号の位相を徐々にメディア位相補正量M_OFFSETまで進めてカメラ11に供給する。このように、基準信号の位相を徐々に調整することにより、補正している期間のビデオ信号に生じ得る映像乱れなどを減少させることができる。
一方、タイムスタンプ制御部29は、RTCP処理部31から通知された伝送遅延情報D_OFFSETを用い、次式(3)に従ってタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを決定する。
タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
=伝送遅延情報D_OFFSET×タイムスタンプ周波数
・・・(3)
タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
=伝送遅延情報D_OFFSET×タイムスタンプ周波数
・・・(3)
さらに、タイムスタンプ制御部29は、メディア位相制御部28と同様、タイムスタンプカウンタ30を制御して、基準信号生成部27により生成された基準信号に基づくシステム時刻を示すタイムスタンプTSに加算する値をタイムスタンプ補正量TS_OFFSETまで徐々に増加させて、補正済みのタイムスタンプS_TSをRTP処理部23に通知させる。ただし、タイムスタンプTSに加算する値の変化は、ビデオ信号のフレーム内のライン単位で行うようにし、同一ラインにおいてタイムスタンプTSに加算する値が変化しないようにする。このように、タイムスタンプS_TSを徐々に補正させることにより、補正している期間のビデオ信号に生じ得る映像乱れなどを減少させることができる。
この後、処理はステップS35に進められる。なお、ステップS31における判定結果が否定である場合、ステップS32乃至S34はスキップされて処理はステップS35に進められる。同様に、ステップS32における判定結果が否定である場合、ステップS33およびS34はスキップされて処理はステップS35に進められる。
ステップS35において、RTCP処理部31は、伝送遅延情報D_OFFSETを格納したRTCPパケットを前回送信してから所定の時間が経過していれば、最新の伝送遅延情報D_OFFSETを格納したRTCPパケットを生成して通信部25から受信装置13のRTCP処理部50に送信させる。
ステップS31乃至S35の処理は、上述したビデオ信号伝送処理が終了されるまで繰り返し実行される。以上で送信装置12による補正処理の説明を終了する。
以上説明した同期伝送システム10の動作によれば、ネットワーク14における伝送遅延を考慮して、送信装置12から送信するビデオ信号の位相と、タイムスタンプをオフセットした。これにより、伝送されたビデオ信号を受信装置13にて再生する際の映像乱れを抑止できる。
[変形例]
図6は、受信装置13の他の構成例を示している。同図に示される受信装置13は、図1に示された受信装置13と構成要素は共通であって、ジッタ吸収バッファ43の配置が変更されたものである。
図6は、受信装置13の他の構成例を示している。同図に示される受信装置13は、図1に示された受信装置13と構成要素は共通であって、ジッタ吸収バッファ43の配置が変更されたものである。
この場合、送信装置12のタイムスタンプ制御部29においては、次式(4)に従ってタイムスタンプ補正量TS_OFFSETを決定するようにする。
タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
=(伝送遅延情報D_OFFSET+送信装置12の各部の処理時間(既知)+受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43の前段の処理時間(既知))×タイムスタンプ周波数
・・・(4)
タイムスタンプ補正量TS_OFFSET
=(伝送遅延情報D_OFFSET+送信装置12の各部の処理時間(既知)+受信装置13におけるジッタ吸収バッファ43の前段の処理時間(既知))×タイムスタンプ周波数
・・・(4)
また、RTP処理部42とRTCP処理部50によりパケット損失率、バーストパケット損失率の計測を行い、これらの計測結果を送信装置12に通知するようにし、計測結果に応じてFEC処理部22による冗長符号化の単位を変更するようにしてもよい。これにより、バーストパケット損失耐性をネットワーク環境に適応させることができる。ただし、この場合、FEC処理時間が変更されるので、式(2)および式(4)における既知の値を変更する必要がある。
さらに、RTP処理部42とRTCP処理部50により、ネットワークジッタの計測を行うようにし、これらの計測結果に応じて、ジッタ吸収バッファ43でのデータ保持時間を変更すし、変更結果を送信装置12に通知するようにしてもよい。これより、ジッタ耐性を向上させることができる。ただし、この場合、ジッタ吸収バッファでの処理時間が変更されるので、式(2)および式(4)における既知の値を変更する必要がある。
なお、本開示は、ビデオ信号の他、オーディオ信号などのマルチメディアデータを伝送する場合にも適用することが可能である。
ところで、上述した送信装置12または受信装置13による一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ100において、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、およびドライブ110が接続されている。
入力部106は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部107は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部109は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ100では、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105およびバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
なお、コンピュータ100が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 同期伝送システム, 11 カメラ, 12 送信装置, 13 受信装置, 14 ネットワーク, 21 エンコーダ, 22 FEC処理部, 23 RTP処理部, 24 平滑化部, 25 通信部, 26 高精度時刻同期部, 27 基準信号生成部, 28 メディア位相制御部, 29 タイムスタンプ制御部, 30 タイムスタンプカウンタ, 41 通信部, 42 RTP処理部, 43 ジッタ吸収バッファ, 44 FEC処理部, 45 デコーダ, 46 基準信号生成部, 47 高精度時刻同期部, 48 タイムスタンプカウンタ, 49 遅延計測部, 50 RTCP処理部
Claims (15)
- 非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信する送信装置において、
前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、
システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、
前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、
前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部と
を備える送信装置。 - 前記メディア位相制御部は、前記基準信号の位相を前記メディア位相補正量まで徐々に調整し、
前記タイムスタンプ制御部は、前記タイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量まで徐々に変更する
請求項1に記載の送信装置。 - 前記メディア位相制御部は、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいて前記メディア位相補正量を決定し、
前記タイムスタンプ制御部は、前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいて前記タイムスタンプ補正量を決定する
請求項2に記載の送信装置。 - 前記メディア位相制御部は、さらに前記受信装置における前記パケットの処理時間にも基づいて前記メディア位相補正量を決定し、
前記タイムスタンプ制御部は、さらに前記受信装置における前記パケットの処理時間にも基づいて前記タイムスタンプ補正量を決定する
請求項3に記載の送信装置。 - パケット化される前の前記マルチメディアデータを冗長符号化するとともに、前記受信装置で計測されたパケット損失率に応じて冗長符号化単位を変更する冗長符号化部を
さらに備え、
前記メディア位相制御部は、さらに前記冗長符号化単位の変更に応じて前記メディア位相補正量を変更し、
前記タイムスタンプ制御部は、さらに前記冗長符号化単位の変更に応じて前記タイムスタンプ補正量を変更する
請求項4に記載の送信装置。 - 決定された前記タイムスタンプ補正量を前記受信装置に通知する通知部を
さらに備える請求項2に記載の送信装置。 - 非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信する送信装置の送信方法において、
前記送信装置による、
前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成ステップと、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御ステップと、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御ステップと、
システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生ステップと、
前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化ステップと、
前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信ステップと
を含む送信方法。 - 非同期パケット伝送網を介してマルチメディアデータを受信装置に送信するコンピュータを、
前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、
前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、
システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことによりタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、
前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記タイムスタンプを付加するパケット化部と、
前記タイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部と
して機能させるプログラム。 - 送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信する受信装置において、
システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、
前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、
受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部と
を備える受信装置。 - 受信された前記パケットに付加されているタイムスタンプと、前記送信装置から通知された前記タイムスタンプ補正量と、発生されたタイムスタンプに基づいて、前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値を計測する計測部と、
計測された前記伝送遅延値を前記送信装置に通知する通知部と
をさらに備える請求項9に記載の受信装置。 - 前記非同期パケット伝送網のジッタ量を測定する測定部を
さらに備え、
前記バッファリング部は、測定された前記ジッタ量に応じて前記パケットのバッファリング時間を変更する
請求項9に記載の受信装置。 - 送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信する受信装置の受信方法において、
前記受信装置による、
システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生ステップと、
前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信ステップと、
受信された前記パケットをバッファリングするバッファリングステップと、
バッファリングされた前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力する出力ステップと
を含む受信方法。 - 送信装置から非同期パケット伝送網を介して送信されたマルチメディアデータを受信するコンピュータを、
システム時刻を表すタイムスタンプを発生するタイムスタンプ発生部と、
前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、
受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されているタイムスタンプが、発生されたタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部と
して機能させるプログラム。 - 非同期パケット伝送網を介して接続された送信装置と受信装置から成る同期伝送システムにおいて、
前記送信装置は、
前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成部と、
前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御部と、
前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御部と、
システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことにより第1のタイムスタンプを発生する第1のタイムスタンプ発生部と、
前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記第1のタイムスタンプを付加するパケット化部と、
前記第1のタイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信部と
を備え、
前記受信装置は、
システム時刻を表す第2のタイムスタンプを発生する第2のタイムスタンプ発生部と、
前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信部と、
受信された前記パケットをバッファリングし、バッファリングした前記パケットのうち、付加されている前記第1のタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプと一致するものを出力するバッファリング部と
を備える
同期伝送システム。 - 非同期パケット伝送網を介して接続された送信装置と受信装置から成る同期伝送システムの同期伝送方法において、
前記送信装置による、
前記受信装置と同期した基準信号を生成する基準信号生成ステップと、
前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてメディア位相補正量を決定するメディア位相制御ステップと、
前記受信装置から通知された前記非同期パケット伝送網における伝送遅延値に基づいてタイムスタンプ補正量を決定するタイムスタンプ制御ステップと、
システム時刻を表すタイムスタンプカウント値を前記タイムスタンプ補正量だけずらすことにより第1のタイムスタンプを発生する第1のタイムスタンプ発生ステップと、
前記メディア位相補正量だけ位相を調整した前記基準信号に同期させたマルチメディアデータをパケット化し、各パケットに前記第1のタイムスタンプを付加するパケット化ステップと、
前記第1のタイムスタンプが付加された前記パケットを前記非同期パケット通信網を介して前記受信装置に送信する送信ステップと
を含み、
前記受信装置による、
システム時刻を表す第2のタイムスタンプを発生する第2のタイムスタンプ発生ステップと、
前記送信装置から送信された前記パケットを受信する受信ステップと、
受信された前記パケットをバッファリングするバッファリングステップと、
バッファリングされた前記パケットのうち、付加されている前記第1のタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプと一致するものを出力する出力ステップと
を含む
同期伝送方法。
Priority Applications (7)
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