JP2013134002A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯切れの発生を低減できる給湯器を提供する。
【解決手段】電力を用いて湯水を加熱可能なヒートポンプサイクルと、ヒートポンプサイクルにより加熱された湯水を溜める貯湯タンクとを有する給湯器本体と、給湯器本体を制御可能な制御装置と、を備え、制御装置は、標準的な設置条件で設置された給湯器本体を運転させたときの運転データである基準運転データと、実設置条件で設置された給湯器本体を試運転させたときの運転データである試運転データとを記憶する記憶部と、基準運転データと試運転データとの第1差分「ΔT12」に基づいて、実設置条件で設置された給湯器本体の運転を第1補正処理する制御部と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力を用いて湯水を加熱するヒートポンプ式の給湯器に関するものである。
従来、ヒートポンプ式の給湯器は、夜間電力によって湯水を加熱し、加熱した湯水を貯湯タンクに溜め、貯湯タンクに溜めた湯水を昼間に使用している。このような、ヒートポンプ式の給湯器として、貯湯タンクと、貯湯タンクの湯水を沸き上げる熱源部とを備えた貯湯式給湯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この貯湯式給湯機は、貯湯タンク内の湯水を利用して暖房運転を行っており、所定期間内に暖房運転を行った実績がある場合、通常の湯切れ判定より早めに沸き上げを開始する。これにより、貯湯式給湯機は、暖房運転に対して予め十分な湯量を貯湯タンクに確保することで、湯切れを防止している。
特開2007−85651号公報
ところで、給湯器は、実際に設置される実設置条件がそれぞれ異なる。このため、例えば、取り回しされる配管の長さが長い場合、配管の熱ロス(熱量損失)によって、貯湯タンクの湯水の貯湯量が溜まり難くなったり、または貯湯タンクの湯水の湯温が高くなり難くなったりする。また、給湯機は、使用期間が長くなるにつれて、各部が経年劣化するため、貯湯タンクの湯水の貯湯量が溜まり難くなったり、または貯湯タンクの湯水の湯温が高くなり難くなったりする。
このとき、従来の貯湯式給湯機では、所定期間内に暖房運転を行った実績があるか否かによって、湯切れ判定を行っていることから、実配置条件や経年劣化による給湯能力の低下に伴う湯切れの発生を抑制することは困難である。
そこで、本発明は、湯切れの発生を低減できる給湯器を提供することを課題とする。
本発明の給湯器は、電力を用いて湯水を加熱可能なヒートポンプ式の加熱装置と、加熱装置により加熱された湯水を溜める貯湯タンクとを有する給湯器本体と、給湯器本体を制御可能な制御装置と、を備え、制御装置は、標準的な設置条件で設置された給湯器本体を運転させたときの運転データである基準運転データと、実設置条件で設置された給湯器本体を試運転させたときの運転データである試運転データとを記憶する記憶部と、基準運転データと試運転データとの第1差分に基づいて、実設置条件で設置された給湯器本体の運転を補正制御する制御部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、制御部は、基準運転データと試運転データとの第1差分に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することができる。これにより、実設置条件で設置された給湯器本体の運転を好適に補正することができるため、貯湯タンクに湯水を適切に溜めることができ、設置条件の違いによる湯切れ発生を低減することができる。
この場合、基準運転データは、標準的な設置条件で設置された給湯器本体において、外気温および給湯器本体への給水温度に応じて変化する、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する基準時間を有し、試運転データは、実設置条件で設置された給湯器本体において、試運転時の外気温および給水温度で、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する第1時間を有し、第1差分は、第1時間から、試運転時の外気温および給水温度に基づく基準時間を引いたものであることが好ましい。
この構成によれば、第1差分が大きければ大きいほど、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでの時間が、基準時間と比べて長いことになる。このため、制御部は、第1差分が大きければ湯切れの可能性が高いとして、給湯器本体の運転を好適に補正することで、湯水を貯湯タンクに適切に溜めることができる。
この場合、記憶部は、第1差分の上限となる第1差分上限値と、第1差分の下限となる第1差分下限値とを記憶しており、制御部は、第1差分が第1差分上限値よりも大きい場合、または第1差分が第1差分下限値よりも小さい場合、給湯器本体の設置に異常があると判定することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、給湯器本体の設置に異常があると判定することができるため、給湯器本体の設置異常により、給湯器本体の給湯能力が低下することによる、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。
この場合、記憶部は、第1差分下限値と第1差分上限値との間に設定された第1差分中間値をさらに記憶しており、制御部は、第1差分が第1差分中間値以上で第1差分上限値以下である場合は、補正制御を実行し、第1差分が第1差分下限値以上で第1差分中間値よりも小さい場合は、補正制御を実行せず、補正制御は、貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、標準的な設置条件よりも大きくなるように給湯器本体を運転させる制御、または貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、標準的な設置条件よりも小さくなるように給湯器本体を運転させる制御であることが好ましい。
この構成によれば、第1差分が第1差分中間値以上で第1差分上限値以下である場合、補正制御を実行することで、標準的な設置条件よりも貯湯タンクに溜められる湯水の熱量を大きくしたり、標準的な設置条件よりも貯湯タンクから給湯される湯水の熱量を小さくしたりすることができる。これにより、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れ発生を低減することができる。なお、貯湯タンクに溜められる湯水の熱量を大きくする場合、例えば、貯湯タンクに溜める湯水の湯温を高くしたり、貯湯タンクに溜める湯水の湯量を多くしたりすることで実現できる。また、貯湯タンクから給湯される湯水の熱量を小さくする場合、例えば、貯湯タンクから給湯される湯水の湯温を低くしたり、貯湯タンクから給湯される湯水の湯量を少なくしたりすることで実現できる。
この場合、記憶部は、給湯器本体を運転させたときの所定期間毎の運転データである期間毎運転データをさらに記憶しており、基準運転データは、新たな給湯器本体を運転させたときの運転データであり、制御部は、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することができる。これにより、給湯器本体の使用期間に応じて、給湯器本体の運転を好適に補正することができるため、湯水を貯湯タンクに適切に溜めることができ、使用の経過(経年劣化)による湯切れ発生を低減することができる。
この場合、基準運転データは、新たな給湯器本体において、外気温および給湯器本体への給水温度に応じて変化する、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する基準時間を有し、期間毎運転データは、所定期間の運転時の外気温および給水温度で、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する第2時間を有し、第2差分は、第2時間から、所定期間の運転時の外気温および給水温度に基づく基準時間を引いたものであることが好ましい。
この構成によれば、第2差分が大きければ大きいほど、貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでの時間が、基準時間と比べて長いことになる。このため、制御部は、第2差分が大きければ湯切れの可能性が高いとして、給湯器本体の運転を好適に補正することで、貯湯タンクに湯水を適切に溜めることができる。
この場合、記憶部は、第2差分の上限となる第2差分上限値と、第2差分の下限となる第2差分下限値とを記憶しており、制御部は、第2差分が第2差分上限値よりも大きい場合、または第2差分が第2差分下限値よりも小さい場合、給湯器本体の運転に異常があると判定することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、給湯器本体の運転に異常があると判定することができるため、給湯器本体の運転異常により、給湯器本体の給湯能力が低下して、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。
この場合、記憶部は、第2差分下限値と第2差分上限値との間に設定された第2差分中間値をさらに記憶しており、制御部は、第2差分が第2差分中間値以上で第2差分上限値以下である場合は、補正制御を実行し、第2差分が第2差分下限値以上で第2差分中間値よりも小さい場合は、補正制御を実行せず、補正制御は、貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、新たな給湯器本体よりも大きくなるように給湯器本体を運転させる制御、または貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、新たな給湯器本体よりも小さくなるように給湯器本体を運転させる制御であることが好ましい。
この構成によれば、第2差分が第2差分中間値以上で第2差分上限値以下である場合、補正制御を実行することで、経年劣化前の新たな給湯器本体よりも貯湯タンクに溜められる湯水の熱量を大きくしたり、経年劣化前の新たな給湯器本体よりも貯湯タンクから給湯される湯水の熱量を小さくしたりすることができる。これにより、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れ発生を低減することができる。
この場合、記憶部は、給湯器本体を追い炊き運転させたときの運転データである追い炊き運転データをさらに記憶しており、制御部は、追い炊き運転データに基づいて、所定期間毎の追い炊き運転の積算時間を導出し、導出した積算時間に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、追い炊き運転の積算時間に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することができる。これにより、給湯器本体の運転を好適に補正することができるため、貯湯タンクに湯水を適切に溜めることができ、湯切れ発生を低減することができる。例えば、制御部は、積算時間が多ければ、貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が大きくなるように、給湯器本体を運転させる。
この場合、記憶部は、積算時間の上限となる積算時間上限値を記憶しており、制御部は、積算時間が積算時間上限値よりも大きい場合は、給湯器本体の運転に異常があると判定し、積算時間が積算時間上限値以下である場合は、補正制御を実行し、補正制御は、貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、前回の所定期間に溜められた湯水の熱量よりも大きくなるように給湯器本体を運転させる制御、または貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、前回の所定期間に給湯された湯水の熱量よりも小さくなるように給湯器本体を運転させる制御であることが好ましい。
この構成によれば、積算時間が積算時間上限値よりも大きい場合、給湯器本体の運転に異常があると判定することができるため、給湯器本体の運転異常により、給湯器本体の給湯能力が低下して、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。また、積算時間が積算時間上限値以下である場合、補正制御を実行することで、前回の所定期間に溜められた湯水の熱量よりも貯湯タンクに溜められる湯水の熱量を大きくしたり、前回の所定期間に給湯された湯水の熱量よりも貯湯タンクから給湯される湯水の熱量を小さくしたりすることができる。これにより、貯湯タンクから給湯される湯水の湯切れ発生を低減することができる。
この場合、給湯器本体の異常を報知する報知装置をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、給湯器を使用するユーザに対し、給湯器本体が異常である旨を報知することができる。
本発明の他の給湯器は、電力を用いて湯水を加熱可能なヒートポンプ式の加熱装置と、加熱装置により加熱された湯水を溜める貯湯タンクとを有する給湯器本体と、給湯器本体を制御可能な制御装置と、を備え、制御装置は、新たな給湯器本体を運転させたときの運転データである基準運転データと、給湯器本体を運転させたときの所定期間毎の運転データである期間毎運転データとを記憶する記憶部と、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御する制御部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、制御部は、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分に基づいて、給湯器本体の運転を補正制御することができる。これにより、給湯器本体の使用期間に応じて、給湯器本体の運転を好適に補正することができるため、湯水を貯湯タンクに適切に溜めることができ、使用の経過による湯切れ発生を低減することができる。
本発明の給湯器によれば、実設置条件や経年劣化による湯切れの発生を低減できる。
図1は、本実施例に係る給湯器の概略構成図である。 図2は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。 図3は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。 図4は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る給湯器について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施例に係る給湯器の概略構成図である。給湯器5は、電力を用いて湯水を加熱する電気式の給湯器であり、例えば、空気熱を利用したヒートポンプ式のものである。図1を参照して、給湯器5について説明する。
給湯器5は、室外に設けられた給湯器本体8と、給湯器本体8を制御する制御装置9と、給湯器本体8を操作する室内に設けられたリモコン10と、を備えている。給湯器本体8は、空気熱により温めた冷媒を圧縮するヒートポンプサイクル(加熱装置)11と、ヒートポンプサイクル11によって加熱された冷媒により湯水を加熱する湯水加熱サイクル12とを備えている。
ヒートポンプサイクル11は、圧縮機15と、熱交換器16と、流量調整弁17と、蒸発器18と、アキュムレータ19とを有し、これらの間を冷媒配管21により接続することで、冷媒の循環流路を形成している。
圧縮機15は、冷媒として、二酸化炭素(CO)が用いられ、例えば、スクロール圧縮機またはロータリー圧縮機等で構成されている。冷媒が圧縮機15に供給されると、圧縮機15は、供給された冷媒を高温・高圧となるように圧縮する。そして、圧縮されることで高温・高圧となった冷媒は、熱交換器16へ向けて供給される。
熱交換器16は、圧縮機15で圧縮することにより昇温させた冷媒と、湯水加熱サイクル12を循環する湯水との間で熱交換を行っている。このため、圧縮機15から熱交換器16に冷媒が供給されると、供給された冷媒は、湯水加熱サイクル12の湯水との間で熱交換を行う。これにより、冷媒は、湯水によって冷却され、湯水は、冷媒によって加熱される。そして、熱交換により冷却された冷媒は、流量調整弁17を通過することで減圧され、低圧となった冷媒が蒸発器18に供給される。
蒸発器18は、通風ファン25を有しており、通風ファン25によって空気を流通させることで、熱交換器16から供給された冷却された冷媒と、空気(大気)との間で熱交換を行っている。このため、熱交換器16から蒸発器18に冷媒が供給されると、供給された冷媒は、空気との間で熱交換を行うことで、空気から吸熱する。これにより、冷媒は、空気によって温められる。そして、熱交換により温められた冷媒は、アキュムレータ19に供給される。アキュムレータ19は、蒸発器18から供給された冷媒を気液分離しており、気相となった冷媒を、圧縮機15へ向けて供給している。
湯水加熱サイクル12は、貯湯タンク31と、上記の熱交換器16と、給水ポンプ32とを有し、これらの間を湯水配管33により接続することで、湯水の循環流路を形成している。
貯湯タンク31は、熱交換器16によって加熱された湯水を溜めている。この貯湯タンク31の内部には、貯湯タンク31に溜まっている湯水の温度を検出する湯温センサ35が設けられている。湯温センサ35は、制御装置9に接続されており、制御装置9は、湯温センサ35によって検出された湯温に基づいて、貯湯タンク31に溜める湯水の温度を調整している。また、湯温センサ35は、貯湯タンク31の内部に鉛直方向に亘って複数設けられており、制御装置9は、湯温センサ35の検出位置に基づいて、残湯量を検出可能となっている。そして、制御装置9は、複数の湯温センサ35によって検出された残湯量に基づいて、貯湯タンク31に溜める湯水の湯量を調整している。
また、貯湯タンク31には、上水道に接続される給水管41と、湯水を供給する給湯管42とがそれぞれ接続されている。給水管41には、流量調整弁43が介設されており、流量調整弁43は、貯湯タンク31に給水される水の流量を調整する。また、給水管41には、給水温度センサ46が介設され、給水される水の温度を検出している。また、給湯管42には、給水管41と同様に、流量調整弁44が介設されており、流量調整弁44は、貯湯タンク31から供給される湯水の流量を調整する。
給水ポンプ32は、貯湯タンク31から熱交換器16へ向けて、貯湯タンク31に溜まった湯水を供給している。このため、給水ポンプ32から熱交換器16へ向けて湯水が供給されると、供給された湯水は、熱交換器16において加熱される。そして、熱交換により加熱された湯水は、貯湯タンク31に溜められる。貯湯タンク31に溜められた湯水は、給湯管42を介して給湯される。また、貯湯タンク31に溜められた湯水の残湯量が少なくなった場合には、給水管41を介して給水される。
このように構成された給湯器本体8は、通常、電気使用料金の安い夜間に運転される。つまり、給湯器本体8は、電力を用いて夜間運転を行うことにより、貯湯タンク31に加熱した湯水を溜め、貯湯タンク31に溜めた湯水を昼間に使用している。また、給湯器本体8は、実際に設置される設置条件に応じて、冷媒配管21または湯水配管33の配管の取り回しが適宜変更される。このため、給湯器本体8は、標準的な設置条件よりも、冷媒配管21または湯水配管33の配管長が長くなった状態で設置される場合がある。
再び、図1を参照し、リモコン10について説明する。リモコン10は、室外の給湯器本体8の運転を操作したり、制御装置9に各種情報を登録したりするときに用いられ、また、ユーザに対し情報を報知することが可能となっている。リモコン10は、ユーザによって操作される操作部51と、各種情報を表示可能な表示部52と、警報音等の音を出力可能なスピーカ53とを有し、制御装置9に接続されている。制御装置9は、リモコン10の操作部51からの入力操作に基づいて、各種情報を取得したり、取得した各種情報を表示部52に表示したり、スピーカ53から警報音を発したりする。
続いて、制御装置9について説明する。制御装置9は、給湯器本体8と、リモコン10とにそれぞれ接続され、給湯器本体8を制御可能となっている。また、制御装置9には、外気温を検出する外気温センサ55が接続されており、外気温センサ55は、検出した外気温を制御装置9に出力する。なお、制御装置9は、給湯器本体8と一体に設けられてもよいし、給湯器本体8と別体に設けられてもよい。制御装置9は、制御部61と記憶部62とを有している。
記憶部62は、給湯器本体8を制御する制御プログラムの他、給湯器本体8の各種運転データ等が記憶されている。ここで、記憶部62に記憶されている各種運転データについて説明する。記憶部62は、運転データとして、基準運転データと、試運転データと、期間毎運転データと、追い炊き運転データと、を記憶している。
基準運転データは、標準的な設置条件で設置されたときの新たな(経年劣化する前の)給湯器本体8を運転させたときの運転データである。この基準運転データは、給湯器5の出荷時に記憶部62に記憶させられている。基準運転データは、例えば、基準時間を有し、基準時間は、標準的な設置条件で設置された給湯器本体8において、貯湯タンク31に所定の貯湯量が溜まるまでに要する時間であり、外気温および給水温度に応じて変化する時間となっている。この基準時間は、外気温および給水温度が低くなればなるほど、時間が長くなる一方で、外気温および給水温度が高くなればなるほど、時間が短くなっている。
試運転データは、実際に設置される実設置条件で設置されたときに、給湯器本体8を最初に運転させたときに取得される運転データである。試運転データは、例えば、第1時間を有し、第1時間は、実設置条件で設置された給湯器本体8において、貯湯タンク31に所定の貯湯量が溜まるまでに要する時間であり、所定の外気温および給水温度のときの時間となっている。
期間毎運転データは、実設置条件で給湯器本体8を運転させたときに、所定期間毎に取得される運転データである。所定期間としては、例えば、夜間運転時における1日分の運転データであり、期間毎運転データは、1日毎に取得される。期間毎運転データは、例えば、第2時間を有し、第2時間は、実設置条件で設置された給湯器本体8において貯湯タンク31に所定の貯湯量が溜まるまでに要する時間であり、所定の外気温および給水温度のときの時間となっている。なお、期間毎運転データの第2時間は、所定期間毎に(毎日)取得されるものであるのに対し、試運転データの第1時間は、試運転時のみに取得されるものである。
追い炊き運転データは、実設置条件で給湯器本体8を追い炊き運転させたときの運転データである。つまり、追い炊き運転データは、夜間運転時以外のときの運転、つまり、貯湯タンク31に湯水がなくなって、昼間運転を行ったときの運転データである。追い炊き運転データは、追い炊き運転時間を有し、追い炊き運転時間は、追い炊き運転を行ったときの運転時間となっている。
ここで、制御装置9が実行する各種処理について説明する。制御装置9は、基準運転データと試運転データとに基づいて、実設置条件で設置された給湯器本体8の運転を補正する第1補正処理を実行可能となっている。また、制御装置9は、第1補正処理を実行する前に、第1補正処理を実行するか否かを判定する第1補正判定処理を実行している。
第1補正判定処理は、基準運転データと試運転データとの第1差分に基づいて実行される。具体的に、第1差分は、試運転データの第1時間から、試運転時の外気温および給水温度に基づく基準運転データの基準時間を引いたものである。すなわち、第1差分を「ΔT12」とし、第1時間を「T2」とし、試運転時の外気温および給水温度に基づく基準運転データの基準時間を「T1A」とすると、第1差分は、「ΔT12=T2−T1A」で表される。つまり、第1差分は、その値が大きければ大きいほど、貯湯タンク31に所定の湯量を溜めるまでに要する時間が、標準的な設置条件に比して長くなることを表す。
このとき、記憶部62には、第1差分の上限のしきい値となる第1差分上限値と、第1差分の下限のしきい値となる第1差分下限値と、第1差分下限値と第1差分上限値との間に設定されたしきい値となる第1差分中間値とが記憶されている。そして、第1補正判定処理は、第1差分が、上記の第1差分上限値、第1差分中間値および第1差分下限値で区切られた所定の範囲にあるか否かで、第1補正処理を行うか否かを判定する。以下の第1補正判定処理では、第1差分を「ΔT12」とし、第1差分上限値を「T12max」とし、第1差分中間値を「T12mid」とし、第1差分下限値を「T12min」として説明する。
制御部61は、第1差分が第1差分上限値よりも大きい場合、すなわち、「ΔT12>T12max」である場合、実設置条件で設置された給湯器本体8の設置に異常があると判定する。給湯器本体8の設置の異常とは、例えば、配管の接続不良であったり、配管の断熱不良であったりする。また、制御部61は、第1差分が第1差分下限値よりも小さい場合、すなわち、「ΔT12<T12min」である場合、上記と同様に、実設置条件で設置された給湯器本体8の設置に異常があると判定する。制御部61は、給湯器本体8の設置に異常があると判定すると、リモコン10の表示部52に給湯器本体8が設置異常である旨の情報を表示したり、リモコン10のスピーカ53から給湯器本体8が設置異常である旨の警告音をユーザへ向けて発したりする。つまり、表示部52およびスピーカ53が報知装置として機能する。
制御部61は、第1差分が第1差分中間値以上で第1差分上限値以下である場合、すなわち、「T12mid≦ΔT12≦T12max」である場合、後述する第1補正処理を実行する。つまり、第1差分が第1差分中間値以上で第1差分上限値以下である場合、給湯器本体8が、実設置条件での設置に異常はないものの、熱損失が発生している状態であることを示している。熱損失が発生している状態としては、例えば、冷媒配管21または湯水配管33の長配管等である。
制御部61は、第1差分が第1差分下限値以上で第1差分中間値よりも小さい場合、すなわち、「T12min≦ΔT12<T12mid」である場合、後述する第1補正処理を実行しない。つまり、第1差分が第1差分下限値以上で第1差分中間値よりも小さい場合、給湯器本体8が、実設置条件での設置に異常はなく、また、熱損失も発生していない状態であることを示している。
制御部61は、上記の第1補正判定処理において第1補正処理を実行すると判定されると、下記する第1補正処理を実行する。第1補正処理は、給湯器本体8の夜間運転時において、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量が標準的な設置条件の場合に比して大きくなるように給湯器本体8を運転させる処理である。
ここで、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量が大きくなる運転とは、例えば、貯湯タンク31に溜める湯水の湯量を多くする運転であったり、貯湯タンク31に溜める湯水の温度を高くする運転であったりする。具体的に、制御装置9は、夜間運転の運転時間を長くすることで、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量を大きくする。
従って、制御部61は、第1補正判定処理を実行することで、給湯器本体8が、設置異常であるか、第1補正処理を実行するか、第1補正処理を実行しないかを判定する。そして、制御部61は、第1補正処理を実行することで、実設置条件が熱損失の大きい設置条件であっても、貯湯タンク31に溜める湯水の熱量を、標準的な設置条件に比して大きくすることで、貯湯タンク31の湯切れ発生を低減することが可能となる。
次に、制御装置9が実行する第2補正処理について説明する。制御装置9は、基準運転データと期間毎運転データとに基づいて、給湯器本体8の運転を補正する第2補正処理を実行可能となっている。また、制御装置9は、第2補正処理を実行する前に、第2補正処理を実行するか否かを判定する第2補正判定処理を実行している。
第2補正判定処理は、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分に基づいて実行される。具体的に、第2差分は、期間毎運転データの第2時間から、所定期間の運転時(夜間運転時)の外気温および給水温度に基づく基準運転データの基準時間を引いたものである。すなわち、第2差分を「ΔT13」とし、第2時間を「T3」とし、所定期間の運転時の外気温および給水温度に基づく基準運転データの基準時間を「T1B」とすると、第2差分は、「ΔT13=T3−T1B」で表される。つまり、第2差分は、第1差分と同様に、その値が大きければ大きいほど、貯湯タンク31に所定の湯量を溜めるまでに要する時間が、経年劣化前の給湯器本体8に比して長くなることを表す。
このとき、記憶部62には、第2差分の上限のしきい値となる第2差分上限値と、第2差分の下限のしきい値となる第2差分下限値と、第2差分下限値と第2差分上限値との間に設定されたしきい値となる第2差分中間値とが記憶されている。そして、第2補正判定処理は、第2差分が、上記の第2差分上限値、第2差分中間値および第2差分下限値で区切られた所定の範囲にあるか否かで、第2補正処理を行うか否かを判定する。以下の第2補正判定処理では、第2差分を「ΔT13」とし、第2差分上限値を「T13max」とし、第2差分中間値を「T13mid」とし、第2差分下限値を「T13min」として説明する。
制御部61は、第2差分が第2差分上限値よりも大きい場合、すなわち、「ΔT13>T13max」である場合、給湯器本体8の運転に異常があると判定する。給湯器本体8の運転の異常とは、例えば、各部の経年劣化による運転不良であり、具体的に、貯湯タンク31または配管の断熱材の経年劣化による断熱機能の喪失等である。また、制御部61は、第2差分が第2差分下限値よりも小さい場合、すなわち、「ΔT13<T13min」である場合、上記と同様に、給湯器本体8の運転に異常があると判定する。制御部61は、給湯器本体8の運転に異常があると判定すると、リモコン10の表示部52に給湯器本体8が運転異常である旨の情報を表示したり、リモコン10のスピーカ53から給湯器本体8が運転異常である旨の警告音をユーザへ向けて発したりする。
制御部61は、第2差分が第2差分中間値以上で第2差分上限値以下である場合、すなわち、「T13mid≦ΔT13≦T13max」である場合、後述する第2補正処理を実行する。つまり、第2差分が第2差分中間値以上で第2差分上限値以下である場合、給湯器本体8が、経年劣化による異常ではないものの、熱損失が発生している状態であることを示している。熱損失が発生している状態としては、例えば、冷媒配管21または湯水配管33の断熱機能の低下等である。
制御部61は、第2差分が第2差分下限値以上で第2差分中間値よりも小さい場合、すなわち、「T13min≦ΔT13<T13mid」である場合、後述する第2補正処理を実行しない。つまり、第2差分が第2差分下限値以上で第2差分中間値よりも小さい場合、給湯器本体8が、経年劣化による異常はなく、また、熱損失も発生していない状態であることを示している。
制御部61は、上記の第2補正判定処理において第2補正処理を実行すると判定されると、下記する第2補正処理を実行する。第2補正処理は、給湯器本体8の夜間運転時において、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量が、経年劣化前の給湯器本体8に比して大きくなるように給湯器本体8を運転させる処理、または、貯湯タンク31から給湯される湯水の熱量が、経年劣化前の給湯器本体8に比して小さくなるように給湯器本体8を運転させる処理である。
従って、制御部61は、第2補正判定処理を実行することで、給湯器本体8が、運転異常であるか、第2補正処理を実行するか、第2補正処理を実行しないかを判定する。そして、制御部61は、第2補正処理を実行することで、経年劣化による熱損失が大きい場合であっても、貯湯タンク31に溜める湯水の熱量を、経年劣化前の給湯器本体8に比して大きくしたり、貯湯タンク31から給湯される湯水の熱量を、経年劣化前の給湯器本体8に比して小さくしたりすることで、貯湯タンク31の湯切れ発生を低減することが可能となる。
次に、制御装置9が実行する第3補正処理について説明する。制御装置9は、追い炊き運転データに基づいて、給湯器本体8の運転を補正する第3補正処理を実行可能となっている。また、制御装置9は、第3補正処理を実行する前に、第3補正処理を実行するか、給湯器本体8の運転に異常があるかを判定する第3補正判定処理を実行している。
第3補正判定処理は、追い炊き運転データの追い炊き運転時間を積算した積算時間に基づいて実行される。具体的に、積算時間は、所定期間毎(例えば、日毎)に、追い炊き運転時間を積算したものである。つまり、積算時間は、その時間が長ければ長いほど、昼間の追い炊き運転時間が長いことを表す。
このとき、記憶部62には、積算時間の上限のしきい値となる積算時間上限値が記憶されている。以下の第3補正判定処理では、積算時間を「T4」とし、積算時間上限値を「T4max」として説明する。
制御部61は、積算時間が積算時間上限値よりも大きい場合、すなわち、「T4>T4max」である場合、給湯器本体8の運転に異常があると判定する、または給湯使用量が大幅に増加したと判定する。制御部61は、「T4>T4max」であると判定すると、リモコン10の表示部52に、給湯器本体8の運転状態に関する情報を表示したり、リモコン10のスピーカ53から給湯器本体8の運転状態に対応する音をユーザへ向けて発したりする。
制御部61は、積算時間が積算時間上限値以下である場合、すなわち、「T4≦T4max」である場合、後述する第3補正処理を実行する。つまり、積算時間が積算時間上限値以下である場合、給湯器本体8が、運転の異常または給湯使用量の増大ではないものの、熱損失が発生している状態であることを示している。
制御部61は、上記の第3補正判定処理において第3補正処理を実行すると判定されると、下記する第3補正処理を実行する。第3補正処理は、給湯器本体8の夜間運転時において、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量が、前回の所定期間(前日の夜間)に溜められた湯水の熱量に比して大きくなるように給湯器本体8を運転させる処理である。また、第3補正処理は、積算時間の長さに応じて、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量を変化させる。つまり、第3補正処理は、積算時間が長ければ長いほど、貯湯タンク31に溜められる湯水の熱量を大きくする。
従って、制御部61は、第3補正判定処理を実行することで、給湯器本体8が、運転異常であるか、第3補正処理を実行するかを判定する。そして、制御部61は、第3補正処理を実行することで、昼間の追い炊き運転が多い場合であっても、貯湯タンク31に溜める湯水の熱量を、前回の所定期間に溜められた湯水の熱量に比して大きくすることで、貯湯タンク31の湯切れ発生を低減することが可能となる。
続いて、図2を参照し、給湯器5による第1補正処理を実行するフローの一例について説明する。図2は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。なお、第1補正処理は、給湯器5の設置直後にのみ行われる処理である。
先ず、実際の設置条件となる実設置条件で給湯器5(給湯器本体8)が設置される(ステップS1)。給湯器5の設置が完了すると、給湯器5の試運転を開始する(ステップS2)。制御部61は、給湯器5の試運転時における試運転データを、記憶部62に記憶する(ステップS3)。このとき、制御部61は、給湯器5の試運転時における試運転データとして、給水温度センサ46による給水温度を取得すると共に、外気温センサ55による外気温を取得する。
試運転の終了後、制御部61は、出荷時に記憶部62に記憶されている基準運転データの基準時間から、試運転時に取得した給水温度および外気温に基づいて、基準時間「T1A」を導出する(ステップS4)。続いて、制御部61は、試運転時に取得した第1時間「T2」と導出した基準時間「T1A」とから、第1差分「ΔT12」を導出する(ステップS5)。
そして、制御部61は、導出した第1差分「ΔT12」に基づいて、第1補正判定処理を実行する。すなわち、制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分上限値「T12max」よりも大きいか否かを判定する(ステップS6)。制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分上限値「T12max」よりも大きいと判定する(ステップS6:Yes)と、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器本体8の設置異常である旨をユーザへ向けて報知して(ステップS7)、処理を終了する。一方で、制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分上限値「T12max」よりも大きくないと判定する(ステップS6:No)と、第1差分「ΔT12」が、第1差分中間値「T12mid」以上で第1差分上限値「T12max」以下であるか否かを判定する(ステップS8)。
制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分中間値「T12mid」以上で第1差分上限値「T12max」以下であると判定する(ステップS8:Yes)と、第1補正処理を実行し(ステップS9)、この後、処理を終了する。一方で、制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分中間値「T12mid」以上で第1差分上限値「T12max」以下でないと判定する(ステップS8:No)と、第1差分「ΔT12」が、第1差分下限値「T12min」以上で第1差分中間値「T12mid」よりも小さいか否かを判定する(ステップS10)。制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分下限値「T12min」以上で第1差分中間値「T12mid」よりも小さいと判定する(ステップS10:Yes)と、第1補正処理を実行せず(ステップS11)、処理を終了する。一方で、制御部61は、第1差分「ΔT12」が、第1差分下限値「T12min」以上で第1差分中間値「T12mid」よりも小さくないと判定する(ステップS10:No)と、第1差分「ΔT12」が第1差分下限値「T12min」よりも小さいと判定し、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器本体8の設置異常である旨をユーザへ向けて報知して(ステップS12)、処理を終了する。
続いて、図3を参照し、給湯器5による第2補正処理を実行するフローの一例について説明する。図3は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。なお、第2補正処理は、給湯器5の夜間運転毎に行われる処理である。
給湯器5が夜間運転を開始する(ステップS31)。制御部61は、給湯器5の夜間運転時における期間毎運転データを、記憶部62に記憶する(ステップS32)。このとき、制御部61は、給湯器5の夜間運転時における期間毎運転データとして、給水温度センサ46による給水温度を取得すると共に、外気温センサ55による外気温を取得する。
夜間運転の終了後、制御部61は、出荷時に記憶部62に記憶されている基準運転データの基準時間から、夜間運転時に取得した給水温度および外気温に基づいて、基準時間「T1B」を導出する(ステップS33)。続いて、制御部61は、夜間運転時に取得した第2時間「T3」と導出した基準時間「T1B」とから、第2差分「ΔT13」を導出する(ステップS34)。
そして、制御部61は、導出した第2差分「ΔT13」に基づいて、第2補正判定処理を実行する。すなわち、制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分上限値「T13max」よりも大きいか否かを判定する(ステップS35)。制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分上限値「T13max」よりも大きいと判定する(ステップS35:Yes)と、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器本体8の運転異常である旨をユーザへ向けて報知して(ステップS36)、処理を終了する。一方で、制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分上限値「T13max」よりも大きくないと判定する(ステップS35:No)と、第2差分「ΔT13」が、第2差分中間値「T13mid」以上で第2差分上限値「T13max」以下であるか否かを判定する(ステップS37)。
制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分中間値「T13mid」以上で第2差分上限値「T13max」以下であると判定する(ステップS37:Yes)と、第2補正処理を実行し(ステップS38)、この後、処理を終了する。一方で、制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分中間値「T13mid」以上で第2差分上限値「T13max」以下でないと判定する(ステップS37:No)と、第2差分「ΔT13」が、第2差分下限値「T13min」以上で第2差分中間値「T13mid」よりも小さいか否かを判定する(ステップS39)。制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分下限値「T13min」以上で第2差分中間値「T13mid」よりも小さいと判定する(ステップS39:Yes)と、第2補正処理を実行せず(ステップS40)、処理を終了する。一方で、制御部61は、第2差分「ΔT13」が、第2差分下限値「T13min」以上で第2差分中間値「T13mid」よりも小さくないと判定する(ステップS39:No)と、第2差分「ΔT13」が第2差分下限値「T13min」よりも小さいと判定し、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器本体8の運転異常である旨をユーザへ向けて報知して(ステップS41)、処理を終了する。
続いて、図4を参照し、給湯器5による第3補正処理を実行するフローの一例について説明する。図4は、給湯器の補正処理に関する一例のフローチャートである。なお、第3補正処理は、給湯器5の昼間運転毎に行われる処理である。
給湯器5により昼間に追い炊き運転が実行される(ステップS51)。すると、制御部61は、給湯器5の追い炊き運転時における追い炊き運転データを、記憶部62に記憶する(ステップS52)。そして、制御部61は、夜間運転の開始前に、追い炊き運転データに基づいて、追い炊き運転時間を積算し、積算時間「T4」を導出する(ステップS53)。
そして、制御部61は、導出した積算時間「T4」に基づいて、第3補正判定処理を実行する。すなわち、制御部61は、積算時間「T4」が、積算時間上限値「T4max」よりも大きいか否かを判定する(ステップS54)。制御部61は、積算時間「T4」が、積算時間上限値「T4max」よりも大きいと判定する(ステップS54:Yes)と、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器本体8の運転異常または給湯使用量の大幅な増大である旨をユーザへ向けて報知して(ステップS55)、処理を終了する。一方で、制御部61は、積算時間「T4」が、積算時間上限値「T4max」よりも大きくないと判定する(ステップS54:No)と、第3補正処理を実行し(ステップS56)、この後、処理を終了する。
以上のように、本実施例の構成によれば、制御部61は、基準運転データと試運転データとの第1差分が第1差分中間値以上で第1差分上限値以下である場合、給湯器本体8の運転を第1補正処理することができる。これにより、実設置条件で設置された給湯器本体8の運転を好適に補正することができるため、貯湯タンク31に湯水を適切に溜めることができ、設置条件の違いによる湯切れ発生を低減することができる。
また、本実施例の構成によれば、第1差分が長いほど、貯湯タンク31に所定の貯湯量が溜まるまでの時間が、標準的な設置条件で設置された給湯器本体8と比べて長くなることが判定できる。このため、制御部61は、第1差分が長ければ湯切れの可能性が高いとして、給湯器本体8の運転を補正することで、貯湯タンク31に湯水を適切に溜めることができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、第1補正判定処理を実行することで、給湯器本体8の設置に異常があると判定することができるため、給湯器本体8の設置異常により、給湯器本体8の給湯能力が低下することによる、貯湯タンク31から給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、基準運転データと期間毎運転データとの第2差分が第2差分中間値以上で第2差分上限値以下である場合、給湯器本体8の運転を第2補正処理することができる。これにより、給湯器本体8の使用期間に応じて、給湯器本体8の運転を好適に補正することができるため、貯湯タンク31に湯水を適切に溜めることができ、使用の経過(経年劣化)による湯切れ発生を低減することができる。
また、本実施例の構成によれば、第2差分が長いほど、貯湯タンク31に所定の貯湯量が溜まるまでの時間が、経年劣化前の新たな給湯器本体8と比べて長いことになる。このため、制御部61は、第2差分が長ければ湯切れの可能性が高いとして、給湯器本体8の運転を好適に補正することで、貯湯タンク31に湯水を適切に溜めることができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、第2補正判定処理を実行することで、給湯器本体8の運転に異常があると判定することができるため、給湯器本体8の運転異常により、給湯器本体8の給湯能力が低下することによる、貯湯タンク31から給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、追い炊き運転の積算時間に基づいて、給湯器本体8の運転を第3補正処理することができる。これにより、給湯器本体8の追い炊き運転の積算時間に応じて、給湯器本体8の運転を好適に補正することができるため、貯湯タンク31に湯水を適切に溜めることができ、湯切れ発生を低減することができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、第3補正判定処理を実行することで、給湯器本体8の運転に異常があると判定することができるため、給湯器本体8の運転異常により、給湯器本体8の給湯能力が低下することによる、貯湯タンク31から給湯される湯水の湯切れの発生を抑制することができる。
また、本実施例の構成によれば、制御部61は、給湯器本体8が異常である場合、リモコン10の表示部52およびスピーカ53から、給湯器5を使用するユーザに対し、給湯器本体8が異常である旨を報知することができる。
なお、本実施例の給湯器5では、第1補正処理、第2補正処理および第3補正処理をそれぞれ行ったが、少なくともいずれか1つの補正処理を行う構成としてもよい。
5 給湯器
8 給湯器本体
9 制御装置
10 リモコン
11 ヒートポンプサイクル
12 湯水加熱サイクル
15 圧縮機
16 熱交換器
17 ヒートポンプサイクルの流量調整弁
18 蒸発器
19 アキュムレータ
21 冷媒配管
25 通風ファン
31 貯湯タンク
32 給水ポンプ
33 湯水配管
35 湯温センサ
41 給水管
42 給湯管
43 給水管の流量調整弁
44 給湯管の流量調整弁
46 給水温度センサ
51 操作部
52 表示部
53 スピーカ
55 外気温センサ
61 制御部
62 記憶部

Claims (12)

  1. 電力を用いて湯水を加熱可能なヒートポンプ式の加熱装置と、前記加熱装置により加熱された湯水を溜める貯湯タンクとを有する給湯器本体と、
    前記給湯器本体を制御可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    標準的な設置条件で設置された前記給湯器本体を運転させたときの運転データである基準運転データと、実設置条件で設置された前記給湯器本体を試運転させたときの運転データである試運転データとを記憶する記憶部と、
    前記基準運転データと前記試運転データとの第1差分に基づいて、前記実設置条件で設置された前記給湯器本体の運転を補正制御する制御部と、を有していることを特徴とする給湯器。
  2. 前記基準運転データは、標準的な設置条件で設置された前記給湯器本体において、外気温および前記給湯器本体への給水温度に応じて変化する、前記貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する基準時間を有し、
    前記試運転データは、実設置条件で設置された前記給湯器本体において、試運転時の前記外気温および前記給水温度で、前記貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する第1時間を有し、
    前記第1差分は、前記第1時間から、試運転時の前記外気温および前記給水温度に基づく前記基準時間を引いたものであることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記記憶部は、前記第1差分の上限となる第1差分上限値と、前記第1差分の下限となる第1差分下限値とを記憶しており、
    前記制御部は、前記第1差分が前記第1差分上限値よりも大きい場合、または前記第1差分が前記第1差分下限値よりも小さい場合、前記給湯器本体の設置に異常があると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の給湯器。
  4. 前記記憶部は、前記第1差分下限値と前記第1差分上限値との間に設定された第1差分中間値をさらに記憶しており、
    前記制御部は、前記第1差分が前記第1差分中間値以上で前記第1差分上限値以下である場合は、前記補正制御を実行し、前記第1差分が前記第1差分下限値以上で前記第1差分中間値よりも小さい場合は、前記補正制御を実行せず、
    前記補正制御は、前記貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、標準的な設置条件よりも大きくなるように前記給湯器本体を運転させる制御、または前記貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、標準的な設置条件よりも小さくなるように前記給湯器本体を運転させる制御であることを特徴とする請求項3に記載の給湯器。
  5. 前記記憶部は、前記給湯器本体を運転させたときの所定期間毎の運転データである期間毎運転データをさらに記憶しており、
    前記基準運転データは、新たな前記給湯器本体を運転させたときの運転データであり、
    前記制御部は、前記基準運転データと前記期間毎運転データとの第2差分に基づいて、前記給湯器本体の運転を補正制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の給湯器。
  6. 前記基準運転データは、新たな前記給湯器本体において、前記外気温および前記給湯器本体への給水温度に応じて変化する、前記貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する基準時間を有し、
    前記期間毎運転データは、所定期間の運転時の前記外気温および前記給水温度で、前記貯湯タンクに所定の貯湯量が溜まるまでに要する第2時間を有し、
    前記第2差分は、前記第2時間から、所定期間の運転時の外気温および前記給水温度に基づく前記基準時間を引いたものであることを特徴とする請求項5に記載の給湯器。
  7. 前記記憶部は、前記第2差分の上限となる第2差分上限値と、前記第2差分の下限となる第2差分下限値とを記憶しており、
    前記制御部は、前記第2差分が前記第2差分上限値よりも大きい場合、または前記第2差分が前記第2差分下限値よりも小さい場合、前記給湯器本体の運転に異常があると判定することを特徴とする請求項5または6に記載の給湯器。
  8. 前記記憶部は、前記第2差分下限値と前記第2差分上限値との間に設定された第2差分中間値をさらに記憶しており、
    前記制御部は、前記第2差分が前記第2差分中間値以上で前記第2差分上限値以下である場合は、前記補正制御を実行し、前記第2差分が前記第2差分下限値以上で前記第2差分中間値よりも小さい場合は、前記補正制御を実行せず、
    前記補正制御は、前記貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、新たな前記給湯器本体よりも大きくなるように前記給湯器本体を運転させる制御、または前記貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、新たな前記給湯器本体よりも小さくなるように前記給湯器本体を運転させる制御であることを特徴とする請求項7に記載の給湯器。
  9. 前記記憶部は、前記給湯器本体を追い炊き運転させたときの運転データである追い炊き運転データをさらに記憶しており、
    前記制御部は、前記追い炊き運転データに基づいて、所定期間毎の追い炊き運転の積算時間を導出し、導出した前記積算時間に基づいて、前記給湯器本体の運転を補正制御することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の給湯器。
  10. 前記記憶部は、前記積算時間の上限となる積算時間上限値を記憶しており、
    前記制御部は、前記積算時間が前記積算時間上限値よりも大きい場合は、前記給湯器本体の運転に異常があると判定し、前記積算時間が前記積算時間上限値以下である場合は、前記補正制御を実行し、
    前記補正制御は、前記貯湯タンクに溜められる湯水の熱量が、前回の所定期間に溜められた湯水の熱量よりも大きくなるように前記給湯器本体を運転させる制御、または前記貯湯タンクから給湯される湯水の熱量が、前回の所定期間に給湯された湯水の熱量よりも小さくなるように前記給湯器本体を運転させる制御であることを特徴とする請求項9に記載の給湯器。
  11. 前記給湯器本体の異常を報知する報知装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の給湯器。
  12. 電力を用いて湯水を加熱可能なヒートポンプ式の加熱装置と、前記加熱装置により加熱された湯水を溜める貯湯タンクとを有する給湯器本体と、
    前記給湯器本体を制御可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    新たな前記給湯器本体を運転させたときの運転データである基準運転データと、前記給湯器本体を運転させたときの所定期間毎の運転データである期間毎運転データとを記憶する記憶部と、
    前記基準運転データと前記期間毎運転データとの第2差分に基づいて、前記給湯器本体の運転を補正制御する制御部と、を有していることを特徴とする給湯器。
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