JP2013133217A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】停止時に運転方向を簡単に把握できる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】エスカレータ10を操作するための操作盤28と、操作盤28に設けられ、エスカレータ10の運転方向を表示する表示灯40,42と、運転方向が予め記憶され、エスカレータ10の停止時に運転方向を表示灯40,42に表示させる制御装置26とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】エスカレータ10を操作するための操作盤28と、操作盤28に設けられ、エスカレータ10の運転方向を表示する表示灯40,42と、運転方向が予め記憶され、エスカレータ10の停止時に運転方向を表示灯40,42に表示させる制御装置26とを有する。
【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアに関するものである。
スーパーマーケットや百貨店などの商業施設などの複数台の乗客コンベアは、その運転方向(上昇又は下降)が固定されて運用されていることが多く、乗客コンベアの管理者は、運転方向を常時間違えないようにする注意する必要がある。また、保守員も同様に保守点検、故障停止時の運転再開時には、その運転方向を間違えないように起動する必要がある。
従来、このような運転方向の間違いを防止するため、操作盤の起動キースイッチの近傍に運転方向を表すシールを貼っていた。
しかし、上記のような運転方向を表すシールを貼ると、経年変化によってそのシールが剥がれるたびに貼り直す必要があり、また、意匠面において剥がれかけたシールは見た目にも悪いという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、乗客コンベアの停止時に運転方向を簡単に把握できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本実施形態は、乗客コンベアを操作するためのた操作盤と、前記操作盤に設けられ、前記乗客コンベアの運転方向を表示する表示部と、前記乗客コンベアの運転方向が予め記憶され、前記乗客コンベアの停止時に前記運転方向を前記表示部に表示させる制御部と、を有する乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて説明する。本実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10に関して、図1〜図4に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10の構造
エスカレータ10の構造について図1に基づいて説明する。
エスカレータ10の構造について図1に基づいて説明する。
図1に示すように、エスカレータ10の本体を構成するトラス12が、建屋の上階側と下階側に配置されている。このトラス12には、無端状に複数連結された踏段16が循環移動する。なお、本明細書では、踏段16が上昇するときを「上昇運転」といい、下降するときを「下降運転」という。
踏段16の左右両側におけるトラス12の上面には左右一対のスカートガード18が設けられ、各スカートガード18から欄干20がそれぞれ立設されている。欄干20の周縁部には、移動手すり22が設けられている。
トラス12の上階側の端部には、機械室14が設けられ、この機械室14内部には、踏段16及び移動手すり22を同期して駆動させるためのモータ24が設けられている。また、この機械室14内部には、モータ24を制御するための制御装置26が設けられている。さらに、このエスカレータ10には、利用客の安全を確保するための安全装置52が設けられている(図4参照)。
図1に示すように、上階側のスカートガード18の乗降口付近には、上階側の操作盤28、照明装置30、スピーカ32が設けられている。下階側のスカートガード18の乗降口付近にも、同様に操作盤28、照明装置30、スピーカ32が設けられている。
(2)操作盤28の構成
操作盤28の構成について、図2及び図3に基づいて説明する。
操作盤28の構成について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は下階側の操作盤28の拡大図であり、図3は上階側の操作盤28の拡大図である。
図2に示すように、下階側の操作盤28には、非常停止ボタン34、上昇運転又は下降運転を行うための起動キースイッチ36、その起動前にブザーを発生させる場合とエスカレータ10を停止させる場合の選択を行う操作キースイッチ38とが設けられている。起動キースイッチ36の周囲には、上昇運転又は下降運転を表わすための表示灯40,42が設けられている。ここで、表示灯40は上昇運転を行う場合に点灯するものであり、表示灯42は下降運転を行う場合に点灯するものである。
図3に示すように、上階側の操作盤28も、下階側の操作盤28と同様の構成を有している。
(3)制御装置26の構成
次に制御装置26の構成について図4のブロック図に基づいて説明する。
次に制御装置26の構成について図4のブロック図に基づいて説明する。
制御装置26は、制御盤内部に収納され、入力部44、演算部46、出力部48、記憶部50を有している。
入力部44には、上階側と下階側の非常停止ボタン34、起動キースイッチ36、操作キースイッチ38及び安全装置52が接続されている。
出力部48には、上階側と下階側の表示灯40,42、照明装置30、スピーカ32が接続されている。
記憶部50には、このエスカレータ10の運転方向(すなわち、上昇又は下降)が入力されている。この運転方向は、エスカレータ10を設置した時点で保守員が予め入力する。
非常停止ボタン34は、エスカレータ10に異常が発生した場合に利用客が押してエスカレータ10を非常停止させるものである。
起動キースイッチ36は、管理者又は保守員がキーを差し込み、右側に回すと上昇運転、左側に回すと下降運転を開始する。
操作キースイッチ38は、管理者又は保守員がキーを差し込み、起動させる場合には右側に回してブザーが鳴らし、停止させる場合には左側に回してエスカレータ10を停止させる。
(4)エスカレータ10の起動
エスカレータ10が、保守点検などの理由で停止した場合、又は、安全装置52が動作してエスカレータ10が停止した後に、管理者又は保守員がエスカレータ10を起動させる場合について説明する。
エスカレータ10が、保守点検などの理由で停止した場合、又は、安全装置52が動作してエスカレータ10が停止した後に、管理者又は保守員がエスカレータ10を起動させる場合について説明する。
エスカレータ10が停止すると、制御装置26の記憶部50に予め記憶されている運転方向(上昇又は下降)の情報に基づいて、上階側と下階側の操作盤28,28の表示灯40又は表示灯42を点灯させる。上昇の場合には表示灯40を点灯させ、下降の場合には表示灯42を点灯させる。
次に、管理者又は保守員が、操作キースイッチ38にキーを差し込み、右側にキーを回転させると、スピーカ32からブザーが鳴り、回りの人にエスカレータ10が起動することを周知する。
次に、管理者又は保守員が、起動キースイッチ36にキーを差し込み、点灯している表示灯40又は表示灯42の方向にキーを回転させる。これによって、エスカレータ10の踏段16が予め決められた方向(上昇又は下降)に動き始める。
(5)効果
上記実施形態によれば、エスカレータ10の停止時に表示灯40又は表示灯42が点灯するため、この表示灯40,42の点灯している方向にキーを回転させれば、予め決められている方向(上昇又は下降)にエスカレータ10を運転させることができる。そのため、従来のように起動キースイッチの回りにシールを貼る必要がない。
上記実施形態によれば、エスカレータ10の停止時に表示灯40又は表示灯42が点灯するため、この表示灯40,42の点灯している方向にキーを回転させれば、予め決められている方向(上昇又は下降)にエスカレータ10を運転させることができる。そのため、従来のように起動キースイッチの回りにシールを貼る必要がない。
(6)変更例
上記実施形態では、表示灯40又は42のみを点灯させたが、これに加えて、上昇運転する場合には、上階側の照明装置30を点灯させ、下階側の照明装置30を消灯する。逆に、下降運転する場合には、上階側の照明装置30を消灯し、下階側の照明装置30を点灯させる。
上記実施形態では、表示灯40又は42のみを点灯させたが、これに加えて、上昇運転する場合には、上階側の照明装置30を点灯させ、下階側の照明装置30を消灯する。逆に、下降運転する場合には、上階側の照明装置30を消灯し、下階側の照明装置30を点灯させる。
また、スピーカ32によって運転方向を放送してもよい。例えば「このエスカレータは上り運転です」と放送する。
また、制御装置26内部にタイマーを設けて予め決められた時間帯のみ表示灯40,42による運転方向を表してもよい。すなわち、利用客の多い時間帯のみ本制御を行う。照明装置30、スピーカ32を利用したときも同様である。
また、上記実施形態では、表示灯40,42を点灯させたが、これに代えて点滅させてもよい。
また、上記実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、26・・・制御装置、28・・・操作盤、30・・・照明装置、32・・・スピーカ、34・・・起動キースイッチ、36・・・操作キースイッチ、40・・・表示灯、42・・・表示灯
Claims (5)
- 乗客コンベアを操作するためのた操作盤と、
前記操作盤に設けられ、前記乗客コンベアの運転方向を表示する表示部と、
前記乗客コンベアの運転方向が予め記憶され、前記乗客コンベアの停止時に前記運転方向を前記表示部に表示させる制御部と、
を有する乗客コンベア。 - 前記乗客コンベアの上階側に設けられた上階側照明部と、
前記乗客コンベアの下階側に設けられた下階側照明部と、
をさらに有し、
前記制御部は、前記乗客コンベアの停止時に前記運転方向に対応した前記上階側照明部、又は、前記下階側照明部を点灯、又は、点滅させる、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - スピーカをさらに有し、
前記制御部は、前記乗客コンベアの停止時に前記運転方向を、前記スピーカから音声によって案内する、
請求項1又は2に記載の乗客コンベア。 - ブザーをさらに有し、
前記制御部は、前記ブザーを鳴動させた後に、(1)前記運転方向を前記表示部に表示させるか、(2)前記運転方向に対応した前記上階側照明部、又は、前記下階側照明部を点灯、又は、点滅させるか、又は、(3)前記運転方向を前記スピーカから音声によって案内する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 時間を計測するタイマーをさらに有し、
前記制御部は、前記タイマーを用いて予め決められた時間帯のみ、前記ブザーを鳴動させる、
請求項4に記載の乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011286251A JP2013133217A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011286251A JP2013133217A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 乗客コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013133217A true JP2013133217A (ja) | 2013-07-08 |
Family
ID=48910172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011286251A Pending JP2013133217A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013133217A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020196565A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | ポータブル運転装置 |
JP2021008359A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-01-28 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
JP7387857B1 (ja) | 2022-11-22 | 2023-11-28 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの制御装置 |
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2011
- 2011-12-27 JP JP2011286251A patent/JP2013133217A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7275869B2 (ja) | 2019-05-31 | 2023-05-18 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | ポータブル運転装置 |
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