JP2013132893A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置を操作するユーザが、プリントサービスシステムに登録された画像形成装置のリストから当該画像形成装置を選択する際の操作負担を軽減する。
【解決手段】画像形成装置10には、管理者が登録した当該装置10の名称が記憶されている。ユーザ認証に成功すると、画像形成装置10のサービス制御部106は、プリントサービス20から、当該ユーザが利用するものとして登録したプリンタのリスト(登録プリンタリスト)を取得する。このリストには、当該ユーザが登録した各プリンタの名称及びそれら各プリンタに対応するプリンタオブジェクト22の識別情報のリストが含まれる。サービス制御部106は、登録プリンタリストの中に、当該画像形成装置10内に記憶した名称と一致するものがあれば、プリンタ選択のためのユーザインタフェースにおいて、当該一致する名称に対応するプリンタ(当該画像形成装置10自身)を選択状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
オンデマンドプリントシステムとは、ユーザがプリントサービス(サーバ)に蓄積した印刷ジョブを、プリントサービスに登録された任意の画像形成装置から出力できるシステムである。ユーザはプリントサービスに印刷ジョブを送信して登録する。そして、印刷したい画像形成装置の操作画面からプリントサービス上の印刷ジョブを選択し、印刷を指示する。
従来、オンデマンドプリントシステムを構築するには、プリントサービスと、ユーザが利用する可能性があるすべての画像形成装置とを、ユーザ又はシステム管理者が事前に関連付けておく必要があった。また、従来のプリントサービスはユーザサイト(企業・学校など)内に設置され、画像形成装置の登録や印刷ジョブの出力はユーザサイトで閉じていた。
特許文献1に記載のシステムでは、機種共通のプリンタドライバを実装するクライアント装置からプリントサーバへ印刷ジョブが投入された場合、プリントサーバはその印刷ジョブを蓄積する。ユーザは、自分の利用したい画像形成装置まで出向き、その画像形成装置において、プリンタサーバ上の自分の印刷ジョブの中から、印刷するものを選択する。このとき、画像形成装置は、当該装置自身が持つ印刷機能の情報から、印刷条件の設定画面を作成して提示し、ユーザに印刷条件の設定をさせる。画像形成装置は、ユーザからの印刷条件の設定を受け付け、その印刷条件を、選択されたジョブとともにプリントサーバへ通知する。プリントサーバがその設定された印刷条件を基にその印刷ジョブを加工する。その後、プリントサーバは、加工した印刷ジョブを画像形成装置へ送り、印刷出力させる。
一方、近年、Google社が構想しているGoogle Cloud Printのように、インターネット上に設置されたプリントサービス(以下、従来のプリントサービスと区別するために「クラウドプリントサービス」と呼ぶ)が提供又は提案されている。
クラウドプリントサービスにはユーザが自分の利用するプリンタを登録し、印刷を指示する場合には、ユーザは登録したプリンタの中から出力先を選択する。このような印刷指示操作により、ユーザが指示した印刷ジョブは、クラウドプリントサービス内に作成されている、印刷先のプリンタに対応したキューに入れられる。ユーザがプリンタまで出向き、そのプリンタからクラウドプリントサービスにアクセスすると、そのユーザがそのサービスに登録したプリンタのリストが提供される。ユーザが、そのリストの中から当該プリンタを選択すると、当該プリンタ宛のキューに入っている印刷ジョブの情報がサービスからプリンタへと提供され、印刷が実行される。
特開2010−146353号公報
本発明は、画像形成装置からネットワーク上のプリントサービスシステムにアクセスして当該画像形成装置宛の印刷データを取得するに際し、プリントサービスシステムに登録された当該ユーザに対応づけられた画像形成装置のリストからユーザが当該画像形成装置を選択する必要があるプリントサービスシステムにおいて、本発明を用いない場合と比較して、その選択のためのユーザの操作負担を軽減することを目的とする。
請求項1に係る発明は、画像形成装置であって、当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段と、ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段と、前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段と、前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、当該リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する登録名称に対応する画像形成装置が前記印刷出力先として選択された状態とする出力先選択受付手段と、を備える画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記出力先選択受付手段は、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記出力先選択受付手段は、前記リスト取得手段が取得した前記リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する名称以外の登録名称を、前記ユーザの選択の対象から削除する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、画像形成装置を制御するための制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段、ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段、前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段、前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、当該リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する登録名称に対応する画像形成装置が前記印刷出力先として選択された状態とする出力先選択受付手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項5に係る発明は、画像形成装置であって、当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段と、ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段と、前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段と、前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する出力先選択受付手段と、を備える画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、画像形成装置を制御するための制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段、ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段、前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段、前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する出力先選択受付手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1又は4に係る発明によれば、画像形成装置を操作するユーザがプリントサービスシステムに登録された当該ユーザに対応づけられた画像形成装置のリストから当該画像形成装置を選択する際の操作負担を、本発明を用いない場合と比較して、軽減できる。
請求項2に係る発明によれば、名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称がプリントサービスシステムに登録された登録名称と異なる場合に、出力先選択受付手段が表示するリストからユーザが当該画像形成装置を選択する際に、ユーザの参考となる情報を提供できる。
請求項3に係る発明によれば、名称の一致が検出されて折角当該画像形成装置が選択された状態となったものが、ユーザの誤操作等により変更されてしまうことを防止することができる。
請求項5又は6に係る発明によれば、出力先選択受付手段が表示するリストからユーザが当該画像形成装置を選択する際に、ユーザの参考となる情報を提供できる。
実施形態のシステム構成の一例を示す図である。 プリントサービスに登録される画像形成装置の情報の例を示す図である。 画像形成装置の内部構成の一例を示す図である。 印刷文書の選択等のためのユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。
図1に、この実施形態のシステム構成の一例を示す。図1に例示するシステムは、画像形成装置10と、プリントサービス20と、文書ストレージ30と、を含んでいる。画像形成装置10と、プリントサービス20と、文書ストレージ30とは、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能となっている。
画像形成装置10は、入力される印刷データを用紙に印刷する装置である。画像形成装置10は、印刷機能以外の機能を備えていてもよい。すなわち、例えば、画像形成装置10は、印刷機能の他にスキャン機能、複写機能、ファックス送信機能、電子メール送信機能を備える、いわゆるデジタル複合機であってもよい。図には画像形成装置10を1つしか示していないが、もっと多数の画像形成装置10がシステムに含まれていてもよい。
プリントサービス20は、インターネット等のネットワーク上で、ユーザに対してプリントサービスを提供するシステムである。プリントサービス20は、単一のサーバにより構成されていてもよいし、クラウドなどのように複数のコンピュータからなるシステムであってもよい。例えばGoogle Cloud Printがプリントサービス20の一例である。
ユーザは、プリントサービス20に自分のアカウントを登録する。プリントサービス20は、ユーザから指示に応じて、当該ユーザのアカウントに対応づけて、そのユーザが利用する可能性のある画像形成装置10を登録する。プリントサービス20内には、登録された画像形成装置10を管理するためのオブジェクトであるプリンタオブジェクト22が作成される。プリンタオブジェクト22は、ユーザが登録した画像形成装置10ごとに作成される。
プリンタオブジェクト22には、管理対象の画像形成装置10についての各種の管理情報が保持される。管理情報には、例えば、画像形成装置10の識別情報(例えばプリンタ名)、画像形成装置10が有する能力(機能)を示す能力情報、画像形成装置10を登録したユーザの識別情報(ユーザID)等が含まれる。能力情報には、例えば、両面印刷が可能か否か、フルカラー印刷が可能か否かなどの情報が含まれる。また、画像形成装置10が、後処理装置を備えている場合、その後処理装置が有する能力(例えばステープル留め、パンチ穴開け、折り機能等)についての情報も含まれる。
また、プリンタオブジェクト22は、対応する画像形成装置10を出力先に指定した当該ユーザからの印刷ジョブのキュー(待ち行列)を有する。また、プリンタオブジェクト22は、対応する画像形成装置10と通信して当該画像形成装置10に送った印刷ジョブの実行状態(例えば「実行中」、「実行完了」等といった状態)の情報を逐次入手し、印刷ジョブの実行状態を管理する。また、プリンタオブジェクト22は、当該画像形成装置10の状態である「電源断」、「紙切れ」、「印刷処理中」といった状態情報を画像形成装置10から取得して管理するように構成してもよい。
プリントサービス20は、ユーザごとに、当該ユーザが登録した画像形成装置10を管理するプリンタオブジェクト22のリストを有している。ユーザが操作するPC(パーソナルコンピュータ)、プリンタ等のクライアント装置からの要求に応じ、プリントサービス20はそのリストを提供する。ユーザは、そのリストの中から、出力先の画像形成装置10を選択する。例えば、Google Cloud Printは、「/list」API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を用いたクライアント装置からのリスト要求に応じて、登録された画像形成装置10のリストを提供する。
文書ストレージ30は、各ユーザの電子文書を記憶するデータベースである。各ユーザは、自分のPC等から文書ストレージ30にアクセスし、電子文書を登録する。登録された電子文書は、当該ユーザに対応づけて保存される。また、文書ストレージ30は、登録された各電子文書に対する各ユーザのアクセス権が設定可能なものであってもよい。この場合、ユーザ自身が登録した文書でなくても、印刷を許可するアクセス権がそのユーザに与えられていれば、ユーザにはその電子文書の印刷指示が認められる。
ここで、プリントサービス20の中には、ユーザが画像形成装置10からプリントサービス20にアクセスして印刷を行おうとする場合に、プリントサービス20に登録された当該ユーザの登録プリンタの中からその画像形成装置10自身をユーザが選択する必要があるものがある。例えば、Google Cloud Printがその一例である。
Google Cloud Printでは、クラウドはユーザから印刷ジョブが到来した場合、その印刷ジョブを宛先の画像形成装置10に対してプッシュ方式で送信するのではなく、当該画像形成装置10に対応するプリンタオブジェクト22内のキューにその印刷ジョブを保持しておき、画像形成装置10が、自分宛に登録された印刷ジョブを、クラウドから、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いてプル方式で取得して印刷する。したがって、Google Cloud Print(クラウド)は、個々の物理的な画像形成装置10の持つIPアドレスやMACアドレス、機械シリアル番号等の識別情報を知らなくてよい。クラウドは、個々の画像形成装置10に対応する個々のプリンタオブジェクト22の識別情報(これはクラウド自身が付与する)を、対応する画像形成装置10側に通知しておけばよい。
Google Cloud Printは、このように、個々の画像形成装置が持つIPアドレス等の客観的に一意な識別情報を記憶している必要が無く、実際に記憶していない場合もある。Google Cloud Printが個々の物理的な画像形成装置10について管理している情報は、当該画像形成装置10の登録名称、当該画像形成装置10に対応するプリンタオブジェクト22の識別情報(プリンタID)、当該画像形成装置10の能力情報(当該装置が持つ印刷や後処理の機能を表す情報)等である。
図2に、画像形成装置10をプリントサービス20に登録する際に、登録元のクライアント装置(当該画像形成装置10又はPC等)からプリントサービス20に送られる登録情報の一例を示す。この例では、登録情報には、当該画像形成装置10の登録名称である「プリンタ名」、当該画像形成装置10を利用対象として登録するユーザの識別情報であるユーザID、及び当該画像形成装置10の能力を示すプリンタ能力情報が含まれる。図2の例では、画像形成装置10は、カラー…白黒の両方で印刷可能、両面印刷は不可、ステープルは用紙の「左」、「上」、「左上」の各位置で可能、パンチ穴開けは用紙の「左」、「右」、「上」、「下」の各位置で可能、紙折りは「二つ折り」又は「Z折り」が可能である。このようなプリンタ能力情報は、画像形成装置10内に記憶される能力情報110に対応するものである。
能力情報110は、当該画像形成装置10が備える処理能力を表す情報であり、例えば、カラーモード(フルカラー印刷可能か白黒印刷のみ可能か)、両面印刷能力の有無、ステープル留め能力の有無(及び能力有りの場合は、実行可能なステープル留めの種類)、パンチ穴開け能力の有無(及び能力有りの場合は、実行可能なパンチ穴開けの種類)、紙折り機能の有無(及び能力有りの場合は、実行可能な紙折りの種類)等のうちの一以上の項目を含んでいる。また、能力情報110には、当該画像形成装置10の名称が含まれている。この名称は、画像形成装置10の管理者が付けたものである。
さて、プリントサービス20に登録される個々の画像形成装置10の登録情報のうち、画像形成装置10の登録名称は、当該画像形成装置10を登録したユーザがその画像形成装置10を認識するために付ける名前であり、そのユーザが認識できればよいので、一意性は要求されない。なお、プリントサービス20に画像形成装置10を登録するユーザは、個々のエンドユーザの場合もあるし、プリントサービス20に対して画像形成装置10の登録を行う役割を持ったある種管理者の場合もある。この管理者は、個々の画像形成装置10の管理者とは必ずしも一致しない。一方、プリンタオブジェクト22の識別情報は、一意な値ではあるが、個々の画像形成装置が元々持っているIPアドレス等の識別情報とは無関係にGoogle Cloud Printが自動的に付与する値である。IPアドレスのような画像形成装置10が元々持っている一意な識別情報は、プリントサービス20内に記憶されるその画像形成装置10の管理情報には必ずしも含まれない。
このため、ユーザがある画像形成装置10からGoogle Cloud Printにアクセスした場合に、仮にGoogle Cloud Printがその画像形成装置10のIPアドレス等の識別情報を知ることができたとしても、Google Cloud Printがその識別情報を記憶していない場合には、その画像形成装置10が自分の管理しているどのプリンタオブジェクト22に対応しているのか識別できない。このようなことから、ユーザ自身が、Google Cloud Printに対して自分に関連づけて登録したプリンタのリストの中から、登録名称を手がかりにその画像形成装置10を選択する必要が出てくる。
ところが、ユーザがプリントサービス20に登録しているプリンタの数が多いと、画像形成装置10のユーザインタフェース画面に表示される多数のプリンタの登録名称の中からその画像形成装置10を選ぶこととなり、煩わしい作業となる。また、ユーザがその画像形成装置10の登録名称に馴染んでいればまだしも、そうでない場合には、表示される登録名称のうちのどれがその画像形成装置10を示しているのか判断がつきにくい場合もある。
このような事態に対処するために、この実施形態では、画像形成装置10に対し、その画像形成装置10自体の名称を記憶させておき、プリントサービス20から取得したユーザの登録プリンタのリストの中に、その名称に一致する登録名称があれば、その一致する登録名称に対応するプリンタを画像形成装置10が自動的に選択する。したがって、画像形成装置10に記憶されている名称に一致する登録名称がリスト内にある場合には、操作しているユーザは、リストからその画像形成装置10を選択する操作をしなくてよい。
図1に示される(1)〜(6)は、ユーザが、画像形成装置10を用いて印刷を行う場合の処理の流れの例を示している。
すなわち、この実施形態では、(1)ユーザが画像形成装置10に対してユーザ認証を行うと、(2)画像形成装置10はプリントサービス20にアクセスし、当該ユーザに関連づけて登録されたプリンタオブジェクト22のリスト(一覧)を取得する。このリストのことは、以下では登録プリンタリストと呼ぶ。(3)ここで、画像形成装置10は、自分が記憶している当該画像形成装置10の名称に一致する登録名称を登録プリンタリストの中から探し、一致する登録名称が見つかった場合は、その一致する登録名称に対応するプリンタオブジェクト22を選択する。選択されたプリンタオブジェクト22は、当該画像形成装置10に対応している。一つの例では、画像形成装置10は、プリンタオブジェクト22の選択結果をプリントサービス20に伝え、そのプリンタオブジェクト22のキューに入っている印刷ジョブを取得して印刷する。また、別の例では、(4)ユーザは、画像形成装置10から文書ストレージ30にアクセスし、自分が事前に文書ストレージ30に登録した電子文書(又は自分に出力権限が付与されているその文書ストレージ30内の電子文書)のリストを取得し、そのリストの中から今回印刷する電子文書を選択する。(5)この選択を受け付けた文書ストレージ30は、その電子文書と電子文書の印刷指示を、プリントサービス20内の先ほど選択されたプリンタオブジェクト22に送る。プリンタオブジェクト22は、電子文書とこの電子文書の印刷指示とを受け取ると、印刷ジョブを生成し、印刷ジョブが生成された旨を画像形成装置10に通知する。(6)画像形成装置10は、プリントサービス20にアクセスして、先ほど選択されたプリンタオブジェクト22からその印刷ジョブを取得し、取得した印刷ジョブを実行する。これにより、ユーザが選択した電子文書が画像形成装置10にて印刷出力される。
ここで、プリントサービス20に登録された画像形成装置10の登録名称が、その画像形成装置10に記憶される名称と一致するとは限らない。なぜなら、画像形成装置10の登録名称は、その画像形成装置10をプリントサービス20に登録する個々のユーザがそれぞれ自分に分かりやすいように自由に名付ける可能性があるからである。プリントサービス20から取得したユーザの登録プリンタリスト内の画像形成装置10の登録名称がその画像形成装置10に記憶された名称と一致しない場合、文字列一致に基づく検索では、登録プリンタリストから当該画像形成装置10の登録名称を突き止めることはできない。
このように文字列検索では当該画像形成装置10を自動的に特定できない場合、ユーザが登録プリンタリストから当該画像形成装置10を選択する必要が出てくる。このユーザの選択作業を補助するために、一つの例として、画像形成装置10が提供する、登録プリンタリストから出力先プリンタを選択するための選択画面において、画像形成装置10に記憶された当該装置10の名称を参考情報として表示する。ユーザは、この参考情報を参考にしながら、登録プリンタリスト内の各プリンタの登録名称の中から、当該画像形成装置10の登録名称を特定する。ユーザがプリンタの登録名称を自由に付けるといっても、たまにしか使わないものも含めて多数のプリンタをユーザが識別するには、現実的には、そのプリンタの設置場所の名称等のようにそのプリンタを識別するための手がかりとなる客観情報を含んだ名称を付ける場合が多い。画像形成装置10に記憶させる名称も、システム管理者がこのような観点で名付ける場合が多いので、その名称を出力先の選択画面にて表示すれば、ユーザの選択の際の参考となり得る。
以上のような処理を実現するための画像形成装置10の内部構成の一例を図3に示す。例示する画像形成装置10は、認証処理部102、サービス制御部106、能力取得部108、文書選択部112、画面制御部114、ジョブ受信部116、画像形成部118を有する。
認証処理部102は、ユーザから認証要求を受け付け、ユーザ認証のための処理を実行する。例えばユーザ認証の方式としてICカード認証方式を用いる場合、認証処理部102は、画像形成装置10に付属するICカードリーダを介してユーザのICカードと通信することで、ICカード内のユーザ固有の情報がシステム側に登録された情報と一致しているかを判定することにより、ユーザ認証を行う。また、パスワード認証方式の場合は、画像形成装置10が備えるキーパッドやタッチパネル等の入力装置を介してユーザIDとパスワードの入力を受け付け、それら入力情報が登録された情報と一致しているか否かを判定することでユーザ認証を行う。なお、認証処理部102は、自分自身でユーザ認証を行うものであってもよいが、外部の認証サーバによる外部認証を利用するものであってもよい。ユーザ認証が成功した場合、認証を要求したユーザについて、ユーザID等の認証情報104が判明する。認証処理部102は、ユーザが当該画像形成装置10を使用しなくなったと判定されるまで(すなわちそのユーザの認証状態が解除されるまで)、その認証情報104を保持する。この場合、例えば、ユーザが明示的に認証解除(ログアウト)操作を行った場合や、そのユーザの指示に応じて実行中の印刷ジョブが完了した後もあらかじめ定められた時間にわたって画像形成装置10の入力装置に対してユーザの操作が行われなかった場合に、そのユーザの認証状態を解除すればよい。
なお、画像形成装置10、プリントサービス20、及び文書ストレージ30はシングルサインオン可能に構成しておいてもよい。この場合、ユーザは、画像形成装置10の認証処理部102にてユーザ認証が成功すると、プリントサービス20にも、文書ストレージ30にも、認証操作なしでアクセスし、指示等を行うことができる。なお、シングルサインオン構成をとらない場合、画像形成装置10にてユーザ認証したユーザは、画像形成装置10のユーザインタフェースを介してプリントサービス20及び文書ストレージ30にアクセスする際に、プリントサービス20及び文書ストレージ30に対してログイン認証の操作を行えばよい。
サービス制御部106は、ユーザ認証が成功したユーザの登録プリンタリストをプリントサービス20から取得し、その登録プリンタリストの中から当該画像形成装置10を選択する処理を行う。
サービス制御部106は、認証処理部102によるユーザ認証が成功した場合、プリントサービス20が公開しているプリンタ登録用のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)(例えばプリントサービス20がGoogle Cloud Printの場合、「/list」インタフェース )を用いて、プリントサービス20から当該ユーザの登録プリンタリストを取得する。この取得操作では、サービス制御部106は、ユーザ認証成功により得られたユーザの認証情報104に含まれるユーザID等のパラメータを含む登録プリンタリスト要求をプリントサービス20に送る。
サービス制御部106から登録プリンタリスト要求を受け取ったプリントサービス20は、その要求に含まれるユーザIDに関連づけて保持している各プリンタオブジェクト22の情報から、登録プリンタリストを作成する。この登録プリンタリストには、それらプリンタオブジェクト22ごとに、当該プリンタオブジェクト22の識別情報(プリンタID)と登録名称(これは、対応する画像形成装置10の登録名称でもある)の情報が含まれる。プリントサービス20は、リスト要求に対する応答として、作成した登録プリンタリストをサービス制御部106に返す。
登録プリンタリストを受け取ったサービス制御部106は、その登録プリンタリストに基づき、出力先プリンタの選択画面を生成する。この選択画面の生成において、サービス制御部106は、能力情報110に含まれる当該画像形成装置10の名称(システム管理者等が画像形成装置10に記憶させた名称)を、能力取得部108を介して取得する(能力情報110の詳細については後述)。そして、取得した名称に一致する登録名称を登録プリンタリストの中から検索する。この検索により、取得した名称に一致する登録名称が見つかった場合、一つの例では、サービス制御部106は、生成した選択画面において、その一致する登録名称のプリンタオブジェクト22を選択状態とする。別の例では、その一致する登録名称のプリンタオブジェクト22のみを選択肢とする選択画面を生成する(すなわち、登録プリンタリスト中の他のプリンタオブジェクトは、選択画面からは削除する)。なお、記憶している名称に一致する登録名称が見つからない場合、サービス制御部106は、登録プリンタリストに含まれるすべてのプリンタオブジェクト22を選択肢として示した選択画面を生成する。いずれの場合も、選択画面には、能力情報110内に含まれる画像形成装置10の名称が参考情報として表示される。選択画面の例は、後で図4を参照して説明する。生成された選択画面は、画面制御部114を介して、画像形成装置10の表示装置(例えばタッチパネル画面)に表示される。
文書選択部112は、文書ストレージ30に対して、認証情報104に含まれる現在認証状態にあるユーザのユーザIDを含んだ文書リスト要求を送る。この要求に応じて、文書ストレージ30は、そのユーザIDに対応づけて保存している電子文書群(例えば、当該ユーザが登録した電子文書群、又は、印刷可能なアクセス権が当該ユーザに設定されている電子文書群)を検索し、検索結果として得られた電子文書のリストを文書選択部112に返す。文書選択部112は、そのリストをもとに文書選択用のユーザインタフェース画面を生成し、その画面を画面制御部114に渡す。画面制御部114は、その画面を、画像形成装置10が備える表示装置に表示する。
この文書選択用画面400の一例を図4に示す。例示の画面400は、プリンタ選択欄410と文書選択欄420とを含んでいる。プリンタ選択欄410が、上述した出力先プリンタの選択画面の一例である。
プリンタ選択欄410には、出力先プリンタの選択のための欄であり、現在選択中のプリンタ(画像形成装置10)の登録名称(この例では「横浜事業所 17F 北」)を表示するためのプリンタ名表示欄412が表示される。このプリンタ名「横浜事業所 17F 北」は、プリントサービス20に対する当該画像形成装置10(及びこれに対応するプリンタオブジェクト22)の登録名称である。表示欄412はドロップダウンリストとなっており、ユーザが画像形成装置10の入力装置(例えば方向キーやタッチパネル)を操作して、この表示欄412の右端に表示された下向き三角形のアイコンを選択すると、出力先として選択可能なプリンタオブジェクト22の登録名称の一覧がドロップダウン形式でリスト表示される。上述のように、サービス制御部106が、プリントサービス20から取得した当該ユーザの登録プリンタリストの中から、画像形成装置10自身に記憶した名称と一致するものを見つけた場合は、そのリストのうち当該画像形成装置10(「横浜事業所 17F 北」)が選択状態となり、プリンタ名表示欄412には当該画像形成装置10の登録名称が表示される。したがって、ユーザはドロップダウンリストから当該画像形成装置10を選択しなくてよい。また、サービス制御部106が画像形成装置10自身に記憶した名称と一致する登録名称以外を削除する例では、ドロップダウンリストには当該画像形成装置10しか含まれないので、ユーザの誤操作等で他のプリンタが選択されてしまう自体も防がれる。
また、登録プリンタリストの中から、画像形成装置10自身に記憶した名称と一致するものが見つからなかった場合は、サービス制御部106は、登録プリンタリストに含まれるすべての登録プリンタ名称のリストを含んだドロップダウンリストを生成し、そのドロップダウンリストに対応づけたプリンタ名表示欄412を表示する。
また、サービス制御部106が生成するプリンタ選択欄410には、プリンタ名表示欄412の下にメッセージ414『このプリンタは「横浜事業所 17F 北」です。』が表示される。このメッセージ414は、当該画像形成装置10内に記憶した当該画像形成装置10の名称を示すメッセージである。この例では、この画像形成装置10内に記憶した名称「横浜事業所 17F 北」(すなわちこの装置10の管理者がこの装置10に登録した名称)は、この画像形成装置10を操作しているユーザ(あるいはこのユーザが属するグループの中の担当者)がプリントサービス20に登録したこの装置10の名称「横浜事業所 17F 北」と一致している。しかし、両者が常に一致するとは限らない。このメッセージ414は、例えば、プリントサービス20から取得した登録プリンタリスト内に画像形成装置10自身に記憶した名称と一致するものがない場合に、ユーザがプリンタ名表示欄412のドロップダウンリストから当該画像形成装置10の名称を探し出す際の参考情報となる。
ユーザが、プリンタ選択欄410の印刷設定ボタン416を選択すると、文書選択部112は、印刷条件の設定画面を生成し、生成した設定画面を、画像制御部114経由で当該画像形成装置10の表示装置に表示する。この設定画面の一例を図5に示す。
図5の印刷設定画面500は、図2に例示した当該画像形成装置10のプリンタ能力情報に対応したものである。この設定画面500には、その能力情報に示される個々の能力項目「カラーモード」、「両面」、「ステープル」、「パンチ」、「紙折り」の各項目について、選択欄510a〜510eが設けられている。各選択欄510a〜510eは、それぞれ当該能力項目についての選択肢(例えば、カラーモードについて「カラー」又は「白黒」)がドロップダウンリストとして表示可能となっており、そのリストからユーザは所望の選択肢を選ぶ。各項目について選択を行った後、ユーザが画面500上の決定ボタン520を選択すると、各項目の選択結果の組合せが、ユーザの指定した印刷条件として記憶される。この印刷設定画面500は、文書選択部112が能力情報110を参照して作成してもよいし、プリントサービス20内のプリンタオブジェクト22が画像形成装置10側から登録された能力情報を参照して作成し、文書選択部112に提供してもよい。
再び図4の説明に戻ると、文書選択欄420には、文書リスト要求に応じて文書ストレージ30から送られてきた、当該ユーザの電子文書(例えば印刷可能なアクセス権が当該ユーザに設定されている電子文書)の文書名422がリスト表示される。各文書名422の表示欄には、チェック欄424(図では丸印で示した)が設けられており、ユーザが入力装置を操作して、各文書のチェック欄424の選択又は非選択を切り換える。黒丸が選択状態、白丸が非選択状態を示す。この例では、「事業計画書.xls」、「2011年度活動報告書.doc」の2つの文書が選択状態となっている。この状態で、ユーザが印刷開始ボタン426を選択すると、文書選択部112は、印刷対象に選択された各電子文書の識別情報と、印刷設定画面500にて設定された印刷条件の情報と、プリンタ名表示欄412に表示された印刷出力先のプリンタに対応するプリンタオブジェクト22の識別情報と、を含んだ印刷指示を文書ストレージ30に送る。
この指示を受けた文書ストレージ30は、印刷対象に選択された各電子文書の印刷データ(例えばPDF形式のデータ)を作成し、その印刷データと、その指示に含まれる印刷条件の情報と、を含む印刷ジョブを作成する。そして、その印刷ジョブを、宛先として、画像形成装置10からの印刷指示に示されるプリンタオブジェクト22の識別情報を指定して、プリントサービス20に送信する。印刷ジョブを受け取ったプリントサービス20は、その印刷ジョブを宛先として指定されたプリンタオブジェクト22のキューに追加する。これに応じ、プリンタオブジェクト22は、その印刷ジョブ(すなわち印刷データと印刷条件)を、対応する画像形成装置10に対して送信する。
画像形成装置10のジョブ受信部116は、プリンタオブジェクト22から送られてきた印刷ジョブを受信し、画像形成部118に、その印刷ジョブに含まれる印刷条件に従って印刷データの印刷を行わせる。
なお、プリンタオブジェクト22からジョブ受信部116は、印刷データ及び印刷条件そのものを送る代わりに、印刷データ及び印刷条件の各ファイルの格納場所を示す情報(例えばURL:Uniform Resource Locator)を送り、ジョブ受信部116がその格納場諸情報から印刷データ及び印刷条件をダウンロードしてもよい。
画像形成装置10は、プリンタオブジェクト22から受け取った印刷ジョブの実行開始や、実行完了、あるいは当該印刷ジョブの実行中のエラー発生などといった状態(ステータス)情報を、プリンタオブジェクト22に通知する。これにより、プリンタオブジェクト22は、画像形成装置10の現在状態を管理する。
印刷ジョブの実行が完了した後、ユーザが画像形成装置10に対して明示的に認証解除操作を行った場合、又は画像形成装置10に対して一定時間以上何らの操作も行わなかった場合は、画像形成装置10における当該ユーザの認証状態は解除される。
以上の例では文書ストレージ30が存在したが、文書ストレージ30のないシステム構成も考えられる。この場合、画像形成装置10の文書選択用画面400のプリンタ選択欄410にて当該画像形成装置10が選択されている状態では、文書選択欄420には、プリントサービス20内の、当該ユーザと当該画像形成装置10との組合せに対応するプリンタオブジェクト22のキューに入っている印刷ジョブの一覧が表示される。ユーザは、この一覧の中から、今回出力したい印刷ジョブを選択する。
なお、文書ストレージ30が存在するシステム構成でも、文書選択欄420に、対応するプリンタオブジェクト22のキューに入っている印刷ジョブを一覧表示してもよい。この場合、文書選択欄420には、それらキュー内のジョブと、文書ストレージ30内の当該ユーザの電子文書とを併せて表示してもよい。
以上の例では、文書選択部112に対してユーザが指定した印刷条件の情報を、選択された文書の情報と共に文書ストレージ30に送信し、文書ストレージ30がその印刷条件をプリンタオブジェクト22に伝えたが、これは一例に過ぎない。この代わりに、ユーザが指定した印刷条件の情報を文書選択部112から直接プリンタオブジェクト22に送信してもよい。
また、以上に説明した図1のシステム構成では、画像形成装置10が文書ストレージ30と直接通信して、ユーザに対応する電子文書のリストを取得し、その中から印刷したい文書の選択を受け付けたが、この構成は一例に過ぎない。この代わりに、文書選択部112からのリスト要求をプリントサービス20が受け取り、プリントサービス20が文書ストレージ30から当該ユーザの電子文書のリストを受け取って文書選択部112に提供してもよい。この例では、画像形成装置10は、プリントサービス20と通信すればよく、文書ストレージ30とは通信しなくてよい。
また、以上の例では、画像形成装置10は、プリントサービス20から取得した登録プリンタリストの中に、自身が記憶している自身の名称と一致するものがないか探し、一致するものがあればそれを選択状態とする機能を備えていたが、これは一例に過ぎない。そのような機能なしで、単に自身が記憶している自身の名称を例えばメッセージ414としてプリンタ名表示欄412のドロップダウンリストの近傍に表示しておくだけでも、そのドロップダウンリストから当該画像形成装置10を選択する際のユーザの助けとなる。
以上に例示した画像形成装置10の情報処理部(図3の例では画像形成部118以外の機能モジュール群を実行する部分)は、例えば、汎用のコンピュータにそれら機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)を制御するHDDコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカル・エリア・ネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
10 画像形成装置、20 プリントサービス、22 プリンタオブジェクト、30 文書ストレージ、102 認証処理部、104 認証情報、106 サービス制御部、108 能力取得部、110 能力情報、112 文書選択部、114 画面制御部、116 ジョブ受信部、118 画像形成部。

Claims (6)

  1. 画像形成装置であって、
    当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段と、
    ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段と、
    前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段と、
    前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、当該リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する登録名称に対応する画像形成装置が前記印刷出力先として選択された状態とする出力先選択受付手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記出力先選択受付手段は、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力先選択受付手段は、前記リスト取得手段が取得した前記リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する名称以外の登録名称を、前記ユーザの選択の対象から削除する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置を制御するための制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
    当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段、
    ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段、
    前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段、
    前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、当該リストの中に前記名称記憶手段に記憶された名称に一致するものがある場合に、当該一致する登録名称に対応する画像形成装置が前記印刷出力先として選択された状態とする出力先選択受付手段、
    として機能させるためのプログラム。
  5. 画像形成装置であって、
    当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段と、
    ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段と、
    前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段と、
    前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する出力先選択受付手段と、
    を備える画像形成装置。
  6. 画像形成装置を制御するための制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
    当該画像形成装置の名称を記憶する名称記憶手段、
    ユーザからの認証要求に応じて、前記ユーザについてのユーザ認証のための処理を行う認証処理手段、
    前記ユーザ認証が成功した場合に、ネットワーク上のプリントサービスシステムから、前記ユーザが使用する画像形成装置として前記プリントサービスシステムに登録されている各画像形成装置の登録名称のリストを取得するリスト取得手段、
    前記リスト取得手段が取得した前記リストを表示し、当該リストの中から印刷出力先の画像形成装置の選択を受け付ける出力先選択受付手段であって、前記リストの表示の近傍に、前記名称記憶手段に記憶された当該画像形成装置の名称を表示する出力先選択受付手段、
    として機能させるためのプログラム。
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