JP2013132514A - 医用画像表示装置及び医用画像保管システム - Google Patents

医用画像表示装置及び医用画像保管システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアノテーションが付された医用画像の読影や診断の精度や効率の向上。
【解決手段】表示部12は、DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する。処理部13は、ユーザからの操作部14を介した指示に従って、医用画像に付された複数のアノテーションを複数のグループに配分する。記憶部11は、複数のグループの各々について、グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションの記憶データを医用画像のデータにグループ単位で関連付けて記憶する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像表示装置及び医用画像保管システムに関する。
医用画像の読影に有用なツールとしてアノテーションが利用されている。アノテーションは、後に医用画像を再び観察する時のために、あるいは、他人が観察する時のために、医用画像に付される図形や文字、記号の総称である。例えば、アノテーションは、関心領域や直線、矢印、計測結果である。またアノテーションのデータは、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠したオーバーレイデータとして医用画像と共に保管される。
DICOM規格に準拠した医用画像を表示するための医用画像表示装置(医用画像表示ソフト、単にビューワとも言う)では、医用画像に付されたアノテーションのデータはDICOMオーバーレイ形式で保存される。このとき、同一医用画像に複数のアノテーションが付された場合、DICOMオーバーレイにおいて単一のレイヤーにまとめて保存されるか、アノテーション毎(あるいはアノテーションの形状及び効果(影など)毎)に個別のレイヤーに保存される。例えば、同一画像内に影付きの矢印のアノテーションが2箇所に付された場合、2つの影付き矢印のアノテーションがまとめて1つのレイヤーに保存されるか、あるいは、2つの影付き矢印のアノテーションが4つのレイヤーに個別に保存される。その後、他のユーザ(例えば、診断医等)が医用画像を観察する場合、ビューワは、医用画像に付された全てのアノテーションを、この医用画像に重ねて表示している。
例えば、ある検査の読影時において、ユーザ(読影医等)が同一画像内で複数の異常陰影を発見し、これら異常陰影にアノテーションを付したとする。そのユーザは、各異常陰影に対する医学所見を読影レポートに記載し、複数のアノテーションが付された医用画像を、各医学所見に対するキー画像として保存したり、医学所見の文字列にハイパーリンクが埋め込まれたりする。後に、他のユーザ(診断医等)がその読影レポートを参照しながら当該医用画像を観察する場合がある。この場合、ビューワは医用画像に関連付けられた全てのアノテーションを医用画像に重ね合わせて表示してしまう。従って、他のユーザは表示された医用画像からは、各アノテーションが指し示す場所を明確に把握できず、読影レポートの内容を正確に把握できないことがある。この場合、他のユーザは、読影レポートの内容の正確な把握を行うために、読影レポートの作成者(前述の読影医)や他の有識者に読影レポートの各々の医学所見の根拠となる医用画像の関心領域を問合わせることになる。
特開2005−301453号公報
実施形態の目的は、複数のアノテーションが付された医用画像の読影や診断の精度や効率を向上することが可能な医用画像表示装置及び医用画像保管システムを提供することにある。
本実施形態に係る医用画像表示装置は、DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する表示部と、単一の医用画像に付された前記複数のアノテーションを複数のグループに配分する配分部と、前記複数のグループの各々について、前記グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションのデータを前記医用画像のデータにグループ単位で関連付けて記憶する記憶部と、を具備する。
第1実施形態に係る医用画像表示装置の構成を示す図。 図1の制御部による制御のもとに行われる前処理の典型的な流れを示す図。 図2のステップSA1において処理部により行われるアノテーションの抽出処理を説明するための図。 図2のステップSA2において処理部により行われる配分処理を説明するための図。 図2のステップSA4及びSA5において行われるDICOM・オーバーレイデータへの変換処理及び関連付け処理を説明するための図。 図1の制御部による制御のもとに行われる後処理の典型的な流れを示す図。 図6のステップSB1において操作部により行われる、表示対象のアノテーションが属するグループの選択処理を説明するための図。 図6のステップSB6及びSB7において行われる重ね合わせ画像データの生成処理及び重ね合わせ画像の表示処理を説明するための図。 第2実施形態に係る医用画像保管システムの構成を示す図。 第3実施形態に係る医用画像保管システムの構成を示す図。 図10の医用画像保管システムにより行わせる読影レポートの作成処理について説明するための図。 図10の医用画像保管システムにより行わせる読影レポートの参照処理について説明するための図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる医用画像表示装置及び医用画像保管システムを説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る医用画像表示装置1の構成を示す図である。医用画像表示装置1は、医用画像を表示するためのコンピュータ装置(いわゆるビューワ)であっても、医用画像のデータを保存・管理するためのコンピュータ装置(いわゆるサーバ)であってもよい。また医用画像表示装置1は、医用画像を撮像するための医用画像撮像装置に組み込まれていても良い。医用画像撮像装置としては、X線診断装置、X線コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴イメージング装置(MRI)、超音波診断装置、SPECT装置、及びPET装置等の既存のあらゆるモダリティが該当する。
図1に示すように、医用画像表示装置1は、記憶部11、表示部12、処理部13、操作部14、及び制御部15を有する。
記憶部11は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠したデータ形式のファイルを記憶する。このDICOM規格に準拠した形式のファイルとしては、具体的には、医用画像ファイルが挙げられる。医用画像ファイルは、互いに関連付けられた医用画像データと付帯情報とを有する。医用画像データは、患者に関する医用画像をDICOM規格に従って符号化したデータから成る。例えば、医用画像データは医用画像を構成する各画素に関する画素データの集合であり、画素データは医用画像を構成する各画素の座標と表示色に対応するグレー値またはカラー値を表現している。また付帯情報は、例えば、医用画像データが属する患者ID、検査ID、シリーズID、画像ID、画像サイズ、画像撮像日時等のDICOM規格において標準的に利用されている情報を含む。
また、記憶部11は、アノテーションのデータを医用画像のデータに関連づけて記憶する。本実施形態に係るアノテーションのデータの記憶形式には、DICOM・オーバーレイ形式とDICOM・GSPS(グレイスケールソフトコピー提示状態:Gray Scale Presentation State)形式とが挙げられる。DICOM・オーバーレイ形式の場合、アノテーションのデータは、DICOM・オーバーレイデータとして、医用画像ファイルに組み込まれる。DICOM・GSPS形式の場合、アノテーションのデータは、DICOM・GSPSデータとして、医用画像ファイルに組み込まれたり、医用画像ファイルとは別のファイルで管理されたりする。なお、アノテーションとは、後に医用画像を再び観察する時のために、あるいは、他人が観察する時のために、医用画像に付される図形や文字、記号の総称である。例えば、アノテーションは、関心領域や直線、矢印、計測結果(グラフ等)である。本実施形態に係る記憶部11は、複数のアノテーションのデータを、ユーザにより臨床的な意味づけがなされたグループ単位で医用画像のデータに関連付けて記憶する。また、記憶部11は、後述の前処理のためのプログラムと後処理のためのプログラムとを記憶している。
表示部12は、DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示機器に表示する。以下、医用画像にアノテーションが重ね合わされた表示画像を重ね合わせ画像と呼ぶことにする。この際、重ね合わせ画像は、表示部12によりRGBモード等のカラーモードで表示される。表示機器としては、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等が挙げられる。
処理部13は、制御部15による制御に従って処理を実行する。具体的には、処理部13は、アノテーション抽出機能、配分機能、記憶データ生成機能、記憶データ読出機能、及び表示データ生成機能を有している。アノテーション抽出機能により処理部13は、医用画像に付された複数のアノテーションを画像処理で抽出する。配分機能により処理部13は、ユーザによる操作部14を介した指示に従って、または、画像処理により自動的に、同一の医用画像に付された複数のアノテーションを複数のグループに配分する。各グループに属するアノテーションのデータは、医用画像データにグループ単位で関連付けて記憶部11に記憶される。記憶データ生成機能により処理部13は、各グループに属する少なくとも一つのアノテーションのデータを、記憶用のデータに変換する。具体的には、記憶用のデータは、前述のDICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータである。以下、記憶用のデータを単に記憶データと呼ぶことにする。記憶データ読出機能により処理部13は、ユーザにより操作部14を介して選択されたグループに属するアノテーションのデータを記憶部11から選択的に読み出す。表示データ生成機能により処理部13は、医用画像データと各グループに属するアノテーションの記憶データとを、表示用のデータに変換する。具体的には、表示用のデータは、医用画像とユーザにより操作部14を介して指定されたグループに属するアノテーションとの重ね合わせ画像のデータである。
操作部14は、ユーザからの各種命令や情報入力を、入力機器を介して受け付ける。入力機器としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、スイッチボタン等の選択デバイス、あるいはキーボード等が挙げられる。
制御部15は、医用画像表示装置1の中枢として機能し、記憶部11から前処理のためのプログラムと後処理のためのプログラムを呼び出して各部を制御する。前処理は、処理部12によるアノテーションの抽出処理、処理部13によるアノテーションの配分処理、処理部13による記憶データ生成処理、及び記憶部11によるアノテーションの記憶処理を含んでいる。後処理は、操作部14によるグループの選択処理、処理部13による記憶データの読出処理、処理部13による表示データ生成処理、及び表示部12による重ね合わせ画像の表示処理を含んでいる。
図2は、制御部15による制御のもとに行われる前処理の典型的な流れを示す図である。なお図2の開始時において、ユーザによる操作部14を介した指示に従って、複数のアノテーションが医用画像に付されているものとする。ユーザは、アノテーションの描画または入力が終了すると、医用画像及びアノテーションの保存の開始要求を操作部14を介して入力する。開始要求が入力されたことを契機として制御部15は、前処理のためのプログラムを記憶部11から読み出し、読み出されたプログラムに従って各部を制御する。
まず制御部15は、処理部13に抽出処理を行わせる(ステップSA1)。ステップSA1において処理部13は、まず、医用画像に描画または入力された複数のアノテーションデータを画像処理により抽出する。
図3は、処理部13によるアノテーションの抽出処理を説明するための図である。図3に示すように、医用画像IMには複数のアノテーションANが付されている。例えば、医用画像IMには、四角形枠のアノテーションAN1、直線のアノテーションAN2、矢印のアノテーションAN3、文字列(図3においては「3cmの腫瘍あり」)のアノテーションAN4が付されているものとする。処理部13は、既存の画像処理により複数のアノテーションANを個別に抽出する。例えば、画素値の連続性やアノテーションの種類等を利用して個別に抽出される。
ステップSA1が行われると制御部15は、処理部13に配分処理を行わせる(ステップSA2)。ステップSA2において処理部13は、ユーザからの操作部14を介した指示に従って、単一の医用画像に付された複数のアノテーションを複数のグループに配分する。各アノテーションは、指し示す解剖学的部位等に応じてユーザの判断により分類され、この解剖学的部位等に対応するグループに割り当てられる。例えば、一つのグループには、一つの医学所見について設定された少なくとも一つのアノテーションが割り当てられる。グループの数は、アノテーションの数よりも少なくなることがある。
図4は、処理部13による配分処理を説明するための図である。図4に示すように、医用画像には4つのアノテーション(アノテーションAN1、アノテーションAN2、アノテーションAN3、アノテーションAN4)が付されているとする。一般的にアノテーションANは、臨床的な関心部位に一つ付される場合もあれば、複数付される場合もある。ユーザは、操作部14を介してアノテーションANをグループDOに割り振っていく。例えば、アノテーションAN1が右肺上葉背側について、アノテーションAN2が左肺上葉背側、アノテーションAN3及び4が左肺上葉腹側について付されたものとする。この場合、アノテーションAN1はグループDO1に、アノテーションAN2はグループDO2に、アノテーションAN3及び4はグループDO3に割り当てられると良い。
なお、複数のアノテーションの複数のグループへの配分は、画像処理により自動的に行われても良い。例えば、アノテーションの入力順序、アノテーションの医用画像上の位置に応じて自動的にアノテーションがグループへ割り当てられても良い。画像処理による配分の場合、ユーザにより操作部14を介して確定指示がなされることにより、アノテーションのグループへの割り当てが確定されると良い。これにより画像処理による自動配分の妥当性をユーザがチェックすることができる。
ステップSA2が行われると制御部15は、第n(n≧1)グループに属するアノテーションの保存形式がDICOM・オーバーレイ形式またはDICOM・GSPS形式に指定されることを待機している(ステップSA3)。例えば、ユーザは、グループ毎にアノテーションをDICOM・オーバーレイ形式で保存させるか、DICOM・GSPS形式で保存させるかを操作部14を介して指定する。なお、保存形式の指定は、ユーザによる操作部14を介した指定のみに限定されない。例えば、制御部15は、第nグループに属するアノテーションの保存形式を、DICOM・オーバーレイ形式とDICOM・GSPS形式指定とのうちの予め設定された形式に自動的に指定しても良い。
DICOM・オーバーレイ形式で保存させると指定された場合(ステップSA3:DICOM・オーバーレイ)、制御部15は、処理部13にDICOM・オーバーレイデータへの変換処理を行わせる(ステップSA4)。ステップSA4において処理部13は、保存形式が指定された第nグループに属するアノテーションのデータを、DICOM・オーバーレイデータに変換する。
ステップSA4が行われると制御部15は、処理部13に関連付け処理を行わせる(ステップSA5)。ステップSA5は、第nグループに属するアノテーションのDICOM・オーバーレイデータを、DICOM規格に準拠した医用画像のデータに関連付ける。具体的には、医用画像ファイルに第nグループに属するアノテーションのDICOM・オーバーレイデータを組み込む。これにより、第nグループに属するアノテーションのDICOM・オーバーレイデータが医用画像のデータに関連付けられる。
図5は、処理部13によるDICOM・オーバーレイデータへの変換処理及び関連付け処理を説明するための図である。なお図5は、図4のグループDO3に属するアノテーションのデータについての変換処理及び関連付け処理の具体例を示しているが、他のグループについての変換処理及び関連付け処理も同様に行われる。
図5に示すように、アノテーションのデータをDICOM・オーバーレイデータとして保存する場合、処理部13は、アノテーションのデータをDICOM規格に準拠したDICOM・オーバーレイデータに変換し、医用画像ファイルFAに組み込む。図5に示すように、DICOM・オーバーレイ形式の医用画像ファイルFAは、互いに関連付けられたDICOM付帯情報D1、DICOM・オーバーレイデータD2、医用画像データD3のデータ項目を有している。このように医用画像ファイルFAには、DICOM・オーバーレイデータD2が組み込まれている。
図5に示すように、DICOM・オーバーレイデータD2は、処理部13により抽出されたアノテーションに基づいて生成される。DICOM・オーバーレイデータD2は、オーバーレイ付随情報D21とオーバーレイ画像データD22とを含む。オーバーレイ付随情報D21は、アノテーションの表示色のカラー値やマトリクスサイズ(XYサイズ)、基準位置等のアノテーションに関する付随情報を有している。オーバーレイ画像データD22は、画素毎に1ビットの情報で定義される。すなわち、オーバーレイ画像データD22は、画素毎にアノテーション画素であるか否かの情報を有している。オーバーレイデータ画像データD22は、アノテーションの空間分布を表現するビットマップデータまたは文字列データであり、DICOM規格に従って符号化され、DICOM規格において定義されているデータ要素タグ(60XX,3000)により管理されている。なお、ビットマップデータの場合、DICOM規格の値表現VR(Value Representation)のOB(Other Binary String)として、また文字列データの場合、VRのOW(Other Word String)として符号化される。
図5に示すように、オーバーレイ画像データD22は、グループ単位で管理される。グループ単位のオーバーレイ画像データの記憶領域をレイヤーDOと呼ぶことにする。例えば、同一のグループに属するアノテーションAN3及びAN4のオーバーレイ画像データは、レイヤーDO3に格納される。同様に、アノテーションAN1のオーバーレイ画像データは、レイヤーDO1に格納され、アノテーションAN2のオーバーレイ画像データは、レイヤーDO2に格納される。第nグループに属するレイヤーは、データ要素タグ(60Xn,3000)により管理されている。
ステップSA3において処理部13は、第nグループに属する全てのアノテーションのデータに基づいてDICOM・オーバーレイデータを生成する。ステップSA4において処理部13は、第nグループに属する全てのアノテーションのDICOM・オーバーレイデータを医用画像データに関連付ける。これにより、第nグループに属する全てのアノテーションのデータが医用画像データに関連付けられる。
このようにして処理部13は、複数のアノテーションのDICOM・オーバーレイデータを、前述のDICOM規格に準拠した形式で医用画像ファイルに、アノテーションをグループ単位で区別して階層的に組み込む。
なお、1つアノテーションを2つ以上のレイヤーに分割して組み込んでもよい。例えば、アノテーションAN1の形状に関する空間分布を表現するビットマップデータと、アノテーションAN1の影などの効果に関する空間分布を表現するビットマップデータとを分離して、異なる2つのレイヤーに組み込んでもよい。つまり、この場合、アノテーションAN1は、2つのレイヤーに組み込まれたオーバーレイ画像データD22の組み合わせによって表現される。またDICOM規格において定義・管理されているデータ要素タグ(60XX,3000)が付されたレイヤーに全てのアノテーションを組み込むことができない場合、DICOM規格において各種データの組み込みが予約されていない私的定義固有識別子(プライベートタグ)が付された記憶領域に、各々のアノテーションを組み込むことができる。特に、オーバーレイとしてDICOM規格上、16個より多いオーバーレイをDICOM・オーバーレイデータに組み込むことができないことがある。プライベートタグが付された記憶領域にアノテーションを組み込む場合、前述のDICOM規格において定義されているデータ要素タグ(60XX,3000)へアノテーションのデータを組み込むことと同様の方法により、プライベートタグが付された記憶領域にグループ単位で区別して組み込む。
一方、ステップSA3においてDICOM・GSPS形式で保存させると指定された場合(ステップSA3:DICOM・GSPS)、制御部15は、処理部13にDICOM・GSPSデータへの変換処理を行わせる(ステップSA6)。ステップSA6において処理部13は、保存形式が指定された第nグループに属するアノテーションのデータを、DICOM・GSPSデータに変換する。具体的には、処理部13は、まず、第nグループに属するアノテーションの形状と位置とを画像処理により特定する。アノテーションの位置は、アノテーションの形状に応じて予め決定される複数の特徴点の座標により規定される。例えば、アノテーションが四角形(図3のAN1)の場合、複数の特徴点の座標は4つの頂点の座標に規定される。次に、処理部13は、特定されたアノテーションの形状と位置とをDICOM・GSPSのデータ形式に従って符号化する。この符号化により生成されたデータがDICOM・GSPSデータとして扱われる。
ステップSA6が行われると制御部15は、処理部13に関連付け処理を行わせる(ステップSA7)。ステップSA7において処理部13は、第nグループに属するアノテーションのDICOM・GSPSデータを、DICOM規格に準拠した医用画像のデータに関連付ける。具体的には、医用画像ファイルに第nグループに属するアノテーションのDICOM・GSPSデータを組み込む。または、DICOM・GSPSデータを格納するファイルを医用画像ファイルに関連付ける。
ステップSA5またはSA7が行われると制御部15は、全てのグループまたはアノテーションについてデータ変換処理及び関連付け処理が行われたか否かを判定する(ステップSA8)。
全てのグループまたはアノテーションに対してデータ変換処理及び関連付け処理がなされていないと判定した場合(ステップSA8:NO)、制御部15は、ステップSA3に進み、他のグループについて保存形式が指定されることを待機する。そして前述したのと同様の方法により、ステップSA8において全てのアノテーションに対してデータ変換処理及び関連付け処理がなされたと判定されるまで、ステップSA3→SA4→SA5→SA8またはステップSA3→SA6→SA7→SA8が順番に行われる。
ステップSA8において全てのグループまたはアノテーションに対してデータ変換処理及び関連付け処理がなされたと判定された場合(ステップSA8:YES)、制御部15は、記憶部11に記憶処理を行わせる(ステップSA9)。ステップSA9において記憶部11は、グループ単位で関連付けられた複数のアノテーションの記憶データ(DICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータ)と医用画像データとを記憶する。
ステップSA9が行われると制御部15は前処理を終了する。
次に制御部15の制御のもとに行われる後処理について説明する。図6は、制御部15による制御のもとに行われる前処理の典型的な流れを示す図である。
図6に示すように、制御部15は、まず、第nグループが選択されることを待機している(ステップSB1)。ステップSB1においては、表示対象のアノテーションが属するグループが第nグループとして選択される。具体的には、ステップSB1の前段階において、ユーザは、操作部14を介して観察したい医用画像のデータが組み込まれた医用画像ファイルを指定する。そして表示部12は、指定された医用画像ファイルに組み込まれた医用画像のデータを読み出し、読み出されたデータに対応する医用画像を表示する。表示される医用画像には、アノテーションが付されていない。次に、ユーザは、表示したいアノテーションが属するグループを、操作部14を介して選択する。
図7は、表示対象のアノテーションが属するグループの選択を説明するための図である。図7に示すように、表示部12により医用画像IMを含む表示画面DIが表示されている。表示画面DIには、医用画像IMの他にグループ選択のためのプルダウンメニューPLが表示される。プルダウンメニューPLには、医用画像IMのデータに関連付けられているアノテーションのグループの識別子等の項目が一覧で表示される。また、プルダウンメニューPLには、全てのアノテーションを表示するための「全て」項目や医用画像に重ね合わせ合わされたアノテーションを消去するための「なし」項目等が表示されてもよい。ユーザは、操作部14を介してプルダウンメニューPLに表示されているグループの中から所望のグループの項目を選択する。なお、プルダウンメニューPLには、グループの番号が表示されるのみに限定されず、各グループに格納されるアノテーションが指し示す医学所見の内容を表現するタイトルが表示されてもよい。例えば、第1グループのアノテーションが右肺上葉背側の腫瘍(または異常陰影)についての医学所見について付されたものであるならば、「右上葉の腫瘍」等のタイトルが「第1グループ」に代えて表示されると良い。タイトルは、ユーザにより操作部14を介して任意に設定可能である。
ステップSB1が行われると制御部15は、処理部13に判別処理を行わせる(ステップSB2)。ステップSB2において処理部13は、ステップSB1において選択された第nグループのアノテーションの記憶データの保存形式を判別する。例えば、処理部13は、記憶部11に記憶されている第nグループのアノテーションの記憶データを解析し、記憶データがDICOM・オーバーレイデータである場合、保存形式がDICOM・オーバーレイ形式であると判別され、記憶データがDICOM・GSPSデータである場合、保存形式がDICOM・GSPS形式であると判別される。
ステップSB2において保存形式がDICOM・オーバーレイ形式であると判別された場合(ステップSB3:DICOM・オーバーレイ)、制御部15は、処理部13にDICOM・オーバーレイデータ読出処理を行わせる(ステップSB4)。ステップSB4において処理部13は、ステップSB1において選択された第nグループのアノテーションのDICOM・オーバーレイデータを記憶部11から読み出す。より具体的には、表示されている医用画像データが属する医用画像ファイルに組み込まれている、第nグループのアノテーションのレイヤーからDICOM・オーバーレイデータが読み出される。
一方、ステップSB2において保存形式がDICOM・GSPS形式であると判別された場合(ステップSB3:DICOM・GSPS)、制御部15は、処理部13にDICOM・GSPSデータ読出処理を行わせる(ステップSB5)。ステップSB5において処理部13は、ステップS1において選択された第nグループのアノテーションのDICOM・GSPSデータを記憶部11から読み出す。DICOM・GSPSデータが医用画像ファイルに組み込まれている場合、表示されている医用画像データが属する医用画像ファイルから、第nグループのアノテーションに関するDICOM・GSPSデータが読み出される。DICOM・GSPSデータが医用画像ファイルとは別ファイルで管理され保存されている場合、表示されている医用画像データが属する医用画像ファイルに関連付けられたDICOM・GSPSデータのファイルが記憶部11から読み出される。
ステップSB4またはSB5が行われると制御部15は、処理部13に重ね合わせ画像の生成処理を行わせる(ステップSB6)。ステップSB6において処理部13は、読み出されたアノテーションの記憶データ(DICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータ)と、医用画像のデータとに対して重ね合わせ処理を施し、重ね合わせ画像のデータを生成する。ステップSB6の処理については後述する。
ステップSB6が行われると制御部15は、表示部12に表示処理を行わせる(ステップSB7)。ステップSB7において表示部12は、ステップSB6において生成されたデータに対応する重ね合わせ画像を表示する。
図8は、重ね合わせ画像データの生成処理及び重ね合わせ画像の表示処理を説明するための図である。例えば、ユーザが第1グループDO1(アノテーションAN1)を操作部14を介して選択し、アノテーションAN1がDICOM・オーバーレイ形式で記憶されていた場合、処理部13は、医用画像ファイルからアノテーションAN1に関するDICOM・オーバーレイデータ(オーバーレイ付随情報D21及びオーバーレイ画像データD22)を取り出す。次に処理部13は、アノテーションAN1に関するオーバーレイ付随情報D21及びオーバーレイ画像データD22に従ってアノテーションAN1の表示データを生成する。そして処理部13は、アノテーションAN1の表示データと医用画像のデータとに基づいてアノテーションAN1と医用画像との重ね合わせ画像OM1のデータを生成する。図8に示すように、重ね合わせ画像OM1は、医用画像IMに、第1グループDO1に属するアノテーションAN1のみが選択的に重ね合わせられた表示画像である。重ね合わせ画像OM1は表示部12により表示される。
同様に、第2グループDO2、第3グループDO3、全グループDO1,DO2,DO3が選択された場合、ステップSB1→SB2→SB3→SB4→SB6→SB7、または、ステップSB1→SB2→SB3→SB5→SB6→SB7の順に処理を行うことにより、重ね合わせ画像OM2、重ね合わせ画像OM3、重ね合わせ画像OMAがそれぞれ表示される。なお、重ね合わせ画像OM2は医用画像IMと第2グループに属するアノテーションAN2とが選択的に重ね合わせられた表示画像であり、重ね合わせ画像OM3は医用画像IMと第3グループに属するアノテーションAN3及びAN4とが選択的に重ね合わせられた表示画像であり、重ね合わせ画像OMAは医用画像IMとアノテーションAN1,AN2,AN3及びAN4とが重ね合わせられた表示画像である。
なお、アノテーションの表示/非表示を、ユーザにより指定することができるとよい。例えば、表示画面にアノテーションの表示ボタンと非表示ボタンとが表示されるとよい。非表示ボタンが押された場合、医用画像に重ねられたアノテーションが画面上から消去され、オリジナルの医用画像が表示される。表示ボタンが押されると、ユーザにより選択されたグループに属するアノテーションが再び医用画像に重ねて表示される。これにより、ユーザによる医用画像の観察や読影、診断の利便性や精度が向上する。
ステップSB7が行われると制御部15は後処理を終了する。
なお、前述の後処理においては、アノテーションの記憶データの判別が行われてから、アノテーションの記憶データが読み出されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、まず、選択されたグループのアノテーションの記憶データを記憶部11から読み出し、次に、読み出された記憶データを解析することにより、記憶データがDICOM・オーバーレイ形式であるか、あるいは、DICOM・GSPS形式であるかを判別しても良い。
前述の説明の通り、第1実施形態に係る医用画像表示装置1は、表示部12、処理部13、及び記憶部11を有している。表示部12は、DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する。処理部13は、ユーザからの操作部14を介した指示に従って、医用画像に付された複数のアノテーションを複数のグループに配分する。記憶部11は、複数のグループの各々について、グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションの記憶データを医用画像のデータにグループ単位で関連付けて記憶する。
この構成により、第1実施形態に係る医用画像表示装置1は、複数のアノテーションを各々が臨床的に共通の性質を有する複数のグループに配分してグループ単位で記憶及び読み出し可能にすることが出来る。従って、ユーザが複数のグループのうちの関心のあるグループを選択することにより、医用画像表示装置1は、医用画像に関連付けられている複数のアノテーションのうちの、選択されたグループに属するアノテーションのみを記憶部11から選択的に抽出し、医用画像に重ねて表示することができる。従って、ユーザは、容易にアノテーションを区別し、それらが指し示す異常陰影等を容易に把握することができる。なお、本構成により作成されたアノテーションを含む医用画像は、DICOM規格に準拠した形式の医用画像ファイルであるため、従来のビューワのように、DICOM規格に準拠したシステムや装置に対して、DICOM規格に準拠した通信による医用画像ファイルの送信が可能であり、選択的なアノテーションの表示はできないものの、医用画像に付されたアノテーションを表示することが可能である。
かくして、第1実施形態によれば、複数のアノテーションが付された医用画像の読影や診断の精度や効率を向上することが可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、単一のコンピュータ装置により実現される医用画像表示装置について説明した。第2実施形態においては、医用画像表示装置と医用画像保管装置とにより構成される医用画像保管システムについて説明する。なお、第1実施形態と同一の機能を有する構成要素いついては、同一符号を付し、必要な場合のみ重複説明することとする。
図9は、第2実施形態に係る医用画像保管システム2の構成を示す図である。図9に示すように、医用画像保管システム2は、互いにネットワークを介して接続された医用画像表示装置3と医用画像保管装置4を有している。医用画像表示装置3は、いわゆるビューワに該当し、医用画像保管装置4は、いわゆるサーバに該当する。このように、医用画像表示装置3と医用画像保管装置4とは、PACS(Picture Archiving and Communication System)を構築している。なお、医用画像表示装置3は、医用画像を撮像するための医用画像撮像装置に組み込まれていても良い。医用画像撮像装置としてはX線診断装置、X線コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴イメージング装置(MRI)、超音波診断装置、SPECT装置装置、及びPET装置等の既存のあらゆるモダリティが該当する。
図9に示すように、医用画像表示装置3は、記憶部11、表示部12、処理部13、操作部14、制御部15、及び送受信部16を有する。
送受信部16は、医用画像のデータと医用画像に付されたアノテーションの記憶データ(DICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータ)とを、DICOM規格に準拠した通信方式によりネットワークを介して医用画像保管装置4に送信する。具体的には、送受信部16は、処理部13により複数のグループに配分された複数のアノテーションのデータをグルーブ単位で医用画像保管装置4に送信する。また、医用画像保管装置4から送信されるデータを受信する。送受信部16における各データの送受信は、制御部15によって制御される。
図9に示しように、医用画像保管装置4は、送受信部21、保存部22、及び制御部23を有している。
送受信部21は、医用画像表示装置3からネットワークを介して送信された医用画像のデータと医用画像に付されたアノテーションの記憶データ(DICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータ)と、DICOM規格に準拠した通信方式により受信する。また、送受信部21は、医用画像表示装置3の操作部14を介したユーザからの要求に従って、医用画像のデータとアノテーションの記憶データとを保存部22から読み出して医用画像表示装置3に送信する。具体的には、送受信部21は、操作部14を介してユーザにより第nグループの選択指示がなされた場合、送受信部21は、第nグループに属するアノテーションの記憶データを保存部22から読み出して医用画像表示装置3に送信する。送信された医用画像のデータとアノテーションの記憶データとに重ね合わせ画像のデータが生成され、生成されたデータに対応する重ね合わせ画像が表示部12により表示される。
保存部22は、受信された医用画像のデータと複数のアノテーションの記憶データとを関連付けて保存する。この際、保存部22は、複数のグループの各々について、グループ各々に属するアノテーションのデータを医用画像のデータにグループ単位で関連付けて保存する。
制御部23は、送受信部21と保管部22とを制御する。
第2実施形態に係る医用画像保管システム2は、第1実施形態と同様に前処理と後処理とを実行する。従って、前処理と後処理とについての詳細な説明は省略する。
かくして、第2実施形態によれば、複数のアノテーションが付された医用画像の読影や診断の精度や効率を向上することが可能となる。
[第3実施形態]
第2実施形態においては、医用画像表示装置と医用画像保管装置とにより構成される医用画像保管システムについて説明した。第3実施形態においては、読影レポートの作成機能が組み込まれた医用画像表示装置3について説明する。なお、第1及び第2実施形態と同一の機能を有する構成要素いついては、同一符号を付し、必要な場合のみ重複説明することとする。
図10は、第3実施形態に係る医用画像保管システム5の構成を示す図である。医用画像保管システム5は、医用画像表示装置6、医用画像保管装置4、及び読影レポート保管装置7を有している。医用画像表示装置6と読影レポート保管装置7とは互いにネットワークを介して接続されている。
第3実施形態に係る医用画像表示装置6は、記憶部11、表示部12、処理部13、操作部14、制御部15、及び送受信部16を有している。
記憶部11は、医用画像を操作するためのプログラムと重ね合わせ画像を作成するためのプログラム以外に、読影レポートを作成するためのプログラムを記憶する。
表示部12は、医用画像を表示するためのウィンドウの他に読影レポートを作成するためのウィンドウを表示機器に表示する。第3実施形態において表示機器は2以上設けられる。典型的には、表示部12は、医用画像を表示するためのウィンドウと読影レポートを作成するためのウィンドウとを異なる表示機器に表示する。これら複数の表示機器は、医用画像表示装置6に接続されている。また、表示部12は、完成された読影レポートを表示機器に表示することをできる。
処理部13は、さらに読影レポート作成機能を有している。読影レポート作成機能において処理部13は、ユーザからの操作部14を介した指示に従って、医用画像を対象とした読影レポートを作成する。例えば、処理部13は、グループ各々について、各グループに臨床的に対応するキー画像または医学所見の文字列に、医用画像と各グループに属するアノテーションとをグループ単位で関連付ける。互いに関連付けられた医用画像のデータとアノテーションのデータとは記憶部11において記憶される。
送受信部16は、処理部13により作成された読影レポートをネットワークを介して読影レポート保管装置7に送信する。また、送受信部16は、読影レポート保管装置7からの読影レポートを受信する。
制御部15は、医用画像表示装置6の中枢として機能し、記憶部11から医用画像を操作するためのプログラムと重ね合わせ画像を作成するためのプログラム、及び読影レポートを作成するためのプログラムを呼び出して各部を制御する。前述のプログラムの呼び出しにより、表示部12には、医用画像を表示するためのウィンドウ、読影レポートを作成するためのウィンドウが表示される。
次に第3実施形態に係る医用画像保管システム5の動作例について説明する。第3実施形態に係る処理は、読影レポートの作成処理と読影レポートの参照処理とに大別される。
まずは、図11を参照しながら、読影レポートの作成処理について説明する。図11に示すように、表示部12は、ユーザが操作部14を介して読影対象の検査を選択することを契機として、右側に医用画像IMを表示するためのウィンドウIMW、左側に読影レポートを作成するためのウィンドウREWを表示する。典型的には、ウィンドウIMWとウィンドウREWとは異なる表示機器に表示される。例えば、ユーザは、図11に示すように、医用画像IMの読影によって異常陰影を発見し、医用画像IMにアノテーションAN1を描画し、その異常陰影に対する医学所見(“胸部CT画像において、右肺上葉背側S3に大きな結節が認められる。”)を、操作部14を介して入力する。なお、読影レポートに対する医学所見は操作部14を介して入力され、処理部13により読影レポートに記入され、表示部12に表示される。
ユーザは、後に医用画像及び読影レポートを再び参照する時のために、あるいは、他人が参照する時のために、読影レポートに記載した医学所見の根拠となった医用画像を、読影レポートに記載の医学所見の文字列またはキー画像に関連付ける(ハイパーリンクする)操作を、操作部14を介して行う。例えば、ある医学所見に関するキー画像KEYについて操作部14により関連付け操作がなされたことを契機としては、制御部15は、処理部13に関連付け処理を行わせる。関連付け操作は、例えば、操作部14のマウスによって、アノテーションANをキー画像KEYにドラッグアンドドロップする操作に対応する。関連付け処理において処理部13は、医用画像のデータと、この医学所見に関する少なくとも一つのアノテーションANのデータと、関連付け操作がなされたキー画像とを関連付ける。具体的には、キー画像KEYに、医用画像IMを紐付けるハイパーリンクとアノテーションANを紐付けるハイパーリンクが関連付けられる。記憶部11は、医用画像IMのデータとアノテーションAN1のデータとキー画像KEYとを互いに関連付けて記憶する。医用画像IMのデータとアノテーションANのデータとの関連付けは、第1及び第2実施形態と同一である。なお、一つのキー画像KEYに関連付けられるアノテーションは、複数であっても良い。医用画像のデータと、この医学所見に関する少なくとも一つのアノテーションANのデータと、関連付け操作がなされたキー画像とを関連付けする処理は、第1及び第2実施形態における、複数のアノテーションを複数のグループに配分する処理に対応する。すなわち、一つの医学所見が第1及び第2実施形態におけるグループに相当する。
また、例えば、ある医学所見に関する文字列(例えば、“結節”や“網状影”という文字列)について操作部14により関連付け操作がなされたことを契機としては、制御部15は、処理部13に関連付け処理を行わせる。関連付け操作は、例えば、操作部14のマウスによって、アノテーションANを文字列にドラッグアンドドロップする操作に対応する。関連付け処理において処理部13は、医用画像のデータと、この医学所見に関する少なくとも一つのアノテーションANのデータと、関連付け操作がなされた文字列とを関連付ける。具体的には、文字列に、医用画像IMを紐付けるハイパーリンクとアノテーションANを紐付けるハイパーリンクが関連付けられる。記憶部11は、医用画像IMのデータとアノテーションAN1のデータと文字列とを互いに関連付けて記憶する。なお、一つの文字列に関連付けられるアノテーションは、複数であっても良い。医用画像のデータと、この医学所見に関する少なくとも一つのアノテーションANのデータと、関連付け操作がなされたキー画像とを関連付けする処理は、第1及び第2実施形態における、複数のアノテーションを複数のグループに配分する処理に対応する。すなわち、一つの医学所見が第1及び第2実施形態におけるグループに相当する。
なお、前述の医用画像を紐付けるハイパーリンクは、例えば、医用画像が保管されているファイルパスが採用される。アノテーションを紐付けるハイパーリンクは、アノテーションの保存形式がDICOM・オーバーレイ形式の場合、DICOM・オーバーレイデータにおける対象アノテーションのアドレス、または、ユーザによる対象アノテーションの添付順序、及びこれらの組合せである。アノテーションの保存形式がDICOM・GSPS形式の場合、アノテーションを紐付けるハイパーリンクは、DICOM・GSPSデータにおける対象アノテーションのアドレス、または、ユーザによる対象アノテーションの添付順序、及びこれらの組合せである。
ユーザは、当該検査の読影を完了すると、操作部14を介して読影レポートの確定操作を実行する。確定操作は、例えば、表示画面に表示された確定ボタンを操作部14を介して押す操作に対応する。読影レポートの確定操作がなされたことを契機として制御部15は、前述のステップSA3〜SA9を行わせる。具体的には、グループ(医学所見)毎にアノテーションの記憶データ(DICOM・オーバーレイデータまたはDICOM・GSPSデータ)が処理部13により生成され、生成されたアノテーションの記憶データが記憶部11によりグループ単位で医用画像のデータとキー画像のデータまたは文字列とに関連付けて記憶される。また、アノテーションの記憶データと医用画像のデータとキー画像のデータまたは文字列とは、医用画像保管装置4に保存要求とともに送受信部16により送信される。送信されたアノテーションの記憶データと医用画像のデータとキー画像のデータまたは文字列とは医用画像保管装置4の送受信部21により受信され、アノテーションの記憶データが記憶部11によりグループ単位で医用画像のデータとキー画像のデータまたは文字列とに関連付けて保存部22により保存される。また、完成された読影レポートのデータは、記憶部11及び読影レポート保管装置7に記憶される。
これにより第3実施形態に係る読影レポートの作成処理が終了する。
次に、図12を参照しながら、読影レポートの参照処理について説明する。読影レポートの参照処理においては、まずユーザが操作部14を介して読影レポートを選択する。制御部15は、読影レポートの選択操作がなされたことを契機として、選択された読影レポートの要求を送受信部16に行わせる。送受信部16は、選択された読影レポートの送信要求を読影レポート保管装置7に送信する。読影レポート保管装置7は、送信要求に応答して、該当する読影レポートを医用画像表示装置6に送信する。送信された読影レポートは、医用画像表示装置6の送受信部16により受信され、表示部12によりウィンドウRPWに表示される。
なお、読影レポートは、読影レポート保管装置7から取得されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、読影レポートは、医用画像表示装置5の記憶部11から読影レポートを読み出され、表示部12に表示されても良い。
読影レポートには、前述の読影レポートの作成処理において生成されたキー画像や医学所見が表示される。図12においては、アノテーションAN1に対応するキー画像KEY1、アノテーションAN2に対応するキー画像KEY2、アノテーションAN1に対応する文字列(図12における“結節”)HL1、アノテーションAN2に対応する文字列(図12における“網状影”)HL2が表示されている。文字列HL1には、医用画像のデータとアノテーションAN1の記憶データとを紐付けるハイパーリンクが埋め込まれている。同様に、文字列HL2には、医用画像のデータとアノテーションAN2の記憶データとを紐付けるハイパーリンクが埋め込まれている。
ユーザは、医学所見の根拠となった医用画像を確認するために、医用画像と対象医学所見に関するアノテーションとの表示操作を、操作部14を介して行う。表示操作は、例えば、対象医学所見に対応する文字列またはキー画像が操作部14のマウスによりクリックする操作に対応する。表示操作がなされることを契機として、送受信部7は、表示操作がなされた文字列に埋め込まれたハイパーリンクにおより紐付けられている医用画像のデータとアノテーションの記憶データとを医用画像保管装置4から取得する。例えば、文字列HL1がクリックされた場合、文字列HL1に埋め込まれたハイパーリンクに紐付けられた医用画像IMのデータとアノテーションAN1の記憶データとが医用画像保管装置4から取得される。同様に、キー画像KEY1がクリックされた場合、キー画像KEY1に埋め込まれたハイパーリンクに紐付けられた医用画像IMのデータとアノテーションAN1の記憶データとが医用画像保管装置4から取得される。なお、クリックされた文字列に埋め込まれたハイパーリンクに複数のアノテーションの記憶データが紐付けられている場合、これら複数のアノテーションの記憶データが医用画像保管装置4から取得される。
取得された医用画像のデータと各医学所見(グループ)に属するアノテーションの記憶データとに対して処理部13により重ね合わせ処理が施され、取得された医用画像のデータと各医学所見に属するアノテーションとの重ね合わせ画像のデータが生成される。生成されたデータに対応する重ね合わせ画像は、表示部12により表示される。例えば、文字列HL1がクリックされ、アノテーションAN1が取得された場合、図12に示すように、医用画像IMにアノテーションAN1が重ね合わせて表示される。また、文字列HL2がクリックされ、アノテーションAN2が取得された場合、図12に示すように、医用画像IMにアノテーションAN2が重ね合わせて表示される。また、複数のアノテーションの記憶データが紐付けられたハイパーリングが埋め込まれた文字列がクリックされ、これら複数のアノテーション1が取得された場合、取得された複数のアノテーションが医用画像に重ね合わせて表示される。表示部12により表示されている重ね合わせ画像は、ユーザにより参照される。
これにより第3実施形態に係る読影レポートの参照処理が終了する。
前述の説明によれば、第3実施形態に係る医用画像保管システム5は、表示部12、処理部13、及び記憶部11を有している。表示部12は、DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する。処理部13は、単一の医用画像に付された複数のアノテーションを複数のグループ(医学所見)に配分する。また、処理部13は、医用画像を対象とした読影レポートをユーザからの操作部14を介した指示に従って作成する。この際、処理部13は、グループ各々について、各グループに臨床的に対応するキー画像または医学所見の文字列に、医用画像のデータと各グループに属するアノテーションの記憶データとを関連付ける。記憶部11は、複数のグループの各々について、グループ各々に属するアノテーションの記憶データと医用画像のデータとキー画像または医学所見の文字列とをグループ単位で関連付けて記憶する。
この構成により、第3実施形態に係る医用画像保管システム5は、複数のアノテーションを各々が臨床的に共通の性質を有する複数のグループに配分してグループ単位で記憶及び読み出し可能にすることが出来る。また、医用画像保管システム5は、各グループに属するアノテーションのデータを読影レポートに所望の形式(キー画像またはハイパーリンク)で関連付け、保存することができる。従って、医用画像及び読影レポートを再び参照する時、あるいは、他人が参照する時に、ユーザが複数のグループのうちの関心のあるグループを選択(例えば、キー画像や文字列を選択)することにより、読影レポートに記載した医学所見の根拠となった医用画像とその医学所見が示すアノテーションとを同一医用画像上で区別された形で表示することができる。そのためユーザは、読影レポートの各々の医学所見が示す部位を容易且つ明確に把握することが可能となる。
なお、第3実施形態に関する医用画像保管システム5の構成は上記の構成のみに限定されない。例えば、医用画像保管システム5は、読影レポート保管装置7を有さなくても良い。この場合、読影レポートは、医用画像保管装置4の保存部22に保存されると良い。この場合、医用画像表示装置6の送受信部16は、医用画像保管装置4に読影レポートの送信要求を送信する。医用画像保管装置4の送受信部21は、医用画像表示装置6からの送信要求を受信する。送信要求に応答して送受信部21は、読影レポートを保存部22から読み出し、医用画像表示装置6に送信する。
かくして、第3実施形態によれば、複数のアノテーションが付された医用画像の読影や診断の精度や効率を向上することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用画像表示装置、11…記憶部、12…表示部、13…処理部、14…操作部、15…制御部

Claims (11)

  1. DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する表示部と、
    単一の医用画像に付された前記複数のアノテーションを複数のグループに配分する配分部と、
    前記複数のグループの各々について、前記グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションのデータを前記医用画像のデータにグループ単位で関連付けて記憶する記憶部と、
    を具備する医用画像表示装置。
  2. 前記表示部は、前記複数のグループのうちのユーザ所望のグループに属する少なくとも一つのアノテーションを前記記憶部から選択的に読み出して前記医用画像に重ねて表示する、請求項1記載の医用画像表示装置。
  3. 前記アノテーションのデータは、DICOMオーバーレイデータである、請求項1記載の医用画像表示装置。
  4. 前記記憶部は、前記グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションのデータをDICOMオーバーレイデータとして前記医用画像のデータを含む医用画像ファイルに組み込む、請求項3記載の医用画像表示装置。
  5. 前記アノテーションのデータは、DICOM・GSPS(Gray Scale Presentation State)データである、請求項1記載の医用画像表示装置。
  6. 前記記憶部は、前記グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションのデータをDICOM・GSPSデータとして前記医用画像のデータを含む医用画像ファイルに組み込む、または、前記医用画像ファイルに関連付けられた別のファイルに組み込む、請求項5記載の医用画像表示装置。
  7. 前記医用画像を対象とした読影レポートをユーザからの指示に従って作成する作成部であって、前記グループ各々について、前記グループに臨床的に対応するキー画像または医学所見の文字列に、前記医用画像のデータと前記グループに属する前記少なくとも一つのアノテーションとを関連付ける作成部と、をさらに備える請求項1記載の医用画像表示装置。
  8. 前記表示部は、前記読影レポートに記載された複数の文字列のうちのユーザ所望の文字列に関連付けられた医用画像のデータとアノテーションのデータとを前記記憶部から読み出し、前記医用画像に前記アノテーションを重ねて表示する、請求項7記載の医用画像表示装置。
  9. 前記表示部は、前記読影レポートに貼り付けられた複数のキー画像のうちのユーザ所望のキー画像に関連付けられた医用画像のデータとアノテーションのデータとを前記記憶部から読み出し、前記医用画像に前記アノテーションを重ねて表示する、請求項7記載の医用画像表示装置。
  10. DICOM規格に準拠した医用画像を表示するための医用画像表示装置と、前記医用画像表示装置にネットワークを介して接続された医用画像保管装置とを具備する医用画像保管システムであって、
    前記医用画像表示装置は、
    DICOM規格に準拠した複数のアノテーションが重ねられた、DICOM規格に準拠した医用画像を表示する表示部と、
    単一の医用画像に付された前記複数のアノテーションを複数のグループに配分する配分部と、
    前記医用画像のデータと前記複数のグループに区分された前記複数のアノテーションのデータとを前記医用画像保管装置に送信する送信部と、を具備し、
    前記医用画像保管装置は、
    前記医用画像表示装置からの前記医用画像のデータと前記複数のアノテーションのデータとを受信する受信部と、
    前記複数のグループの各々について、前記グループ各々に属する少なくとも一つのアノテーションのデータを前記医用画像のデータに前記グループ単位で関連付けて記憶する記憶部と、を備える、
    ことを特徴とする医用画像保管システム。
  11. 前記医用画像表示装置は、前記医用画像を対象とした読影レポートをユーザからの指示に従って作成する作成部をさらに備え、前記作成部は、前記グループ各々について、前記グループに臨床的に対応するキー画像または医学所見の文字列に、前記医用画像のデータと前記グループに属する前記少なくとも一つのアノテーションとを関連付ける、請求項10記載の医用画像保管システム。
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