JP2013132208A - 配線・配管用ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性能を向上させてボックス本体内に結露が生じることを防止することができる配線・配管用ボックスを提供する。
【解決手段】配線・配管用ボックス50は、底壁12を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体Bと、前記底壁12に設けられる真空断熱材30とからなる。ボックス本体Bの底壁12の裏面側には、固定部44が固定され、該固定部と底壁との間に形成された収容空間に真空断熱材30が収容支持される。固定部44は、構造壁Waの内面に当接される当接面44bを備え、該当接面44bを前記内面に当接させることにより真空断熱材30が内面から離間した状態で底壁12に設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、建築物を構築する外壁に設置される配線・配管用ボックスに関する。
例えば、コンクリート壁に配線器具を設置する場合、配線用ボックスは、室外側に立設された構造壁(外壁)と、室内側に立設された仕上げ壁(内壁)との間に配置される。また、コンクリート壁においては、室外側から室内側への熱移動を遮断するための断熱構造が設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、構造壁たる奥壁の前面には取付用台部材が取り付けられ、この取付用台部材を取り付けた奥壁の前面には発泡性樹脂層が形成されている。この発泡性樹脂層を除去して露出した取付用台部材には配線用ボックスの背面板部が固定されている。また、取付用台部材の背面側には、ウレタン等の発泡性樹脂よりなる断熱材が配置されている。そして、特許文献1によれば、配線用ボックスの背面板部と奥壁との間に断熱材が配置されることで、配線用ボックス内が奥壁に熱的に直接結合することが回避される。よって、配線用ボックス内の高温多湿な空気が奥壁によって冷やされることが抑制され、配線用ボックス内に結露が生じることを抑制することができる。
特開2002−315145号公報
ところが、特許文献1のように奥壁の前面に発泡性樹脂層が設けられ、さらに、取付用台部材の背面側に断熱材が設けられていても、断熱が不十分であり配線用ボックス内に結露が生じてしまうことがあった。
本発明は、断熱性能を向上させてボックス本体内に結露が生じることを防止することができる配線・配管用ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、建築物を構築する外壁に設置される配線・配管用ボックスであって、底壁を有する有底箱状に形成されたボックス本体と、前記底壁に設けられる真空断熱材とからなり、前記ボックス本体の底壁の裏面側に固定部が固定され、該固定部と前記底壁との間に形成された収容空間に前記真空断熱材が収容支持され、前記固定部は、前記外壁の内面に当接される当接面を備え、該当接面を前記内面に当接させることにより前記真空断熱材が前記内面から離間した状態で前記底壁に設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、建築物を構築する外壁に設置される配線・配管用ボックスであって、底壁を有する有底箱状に形成されたボックス本体と、前記底壁に設けられる真空断熱材とからなり、前記ボックス本体内に前記真空断熱材を収容し、該真空断熱材のボックス本体内からの脱落を防止可能とする板状をなす蓋部材が前記ボックス本体内に取り付けられていることを要旨とする。
本発明によれば、断熱性能を向上させてボックス本体内に結露が生じることを防止することができる。
参考例の配線用ボックスを示す分解斜視図。 参考例の配線用ボックスを示す斜視図。 配線用ボックスを構造壁に固定した状態を示す断面図。 配線用ボックスをコンクリート壁に設置した状態を示す断面図。 第1の実施形態の配線用ボックスを示す斜視図。 第1の実施形態の配線用ボックスを構造壁に固定した状態を示す断面図。 第2の実施形態の配線用ボックスを示す断面図。
以下、本発明の配線・配管用ボックスに係る参考例を図1〜図4にしたがって説明する。以下の説明において配線用ボックスの「上」「下」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、「左」「右」は、図1に示す矢印Y2の方向を左右方向とし、「前」「後」は、図1に示す矢印Y3の方向を前後方向とする。
図1に示すように、合成樹脂製のボックス本体Bは、前面(一面)に開口する有底四角箱状に形成されている。ボックス本体Bは、矩形板状をなす底壁12と、底壁12の周縁から立設された側壁としての、上側壁13、下側壁14、左側壁15、及び右側壁16とから形成されている。底壁12には、取付ビス23を挿通可能な挿通孔12aが複数箇所に形成されている。上側壁13及び下側壁14には、電線引き込み用孔13a,14aが形成されるとともに、上側壁13及び下側壁14の内面には、内方に突出したボス部21が設けられている。ボス部21の前面には、ビス22(図3参照)を挿通可能なビス孔21aが形成されている。
次に、上記ボックス本体Bが設置されるコンクリート壁Wについて説明する。図4に示すように、コンクリート壁Wは、建築物の室外側に立設される外壁としてのコンクリート製の構造壁Waと、この構造壁Waより室内側に立設される内壁としての仕上げ壁Wbとから構築されている。
次に、図1に示すように、ボックス本体Bの底壁12に固定されるとともに真空断熱材30を収容支持する収容部材31について説明する。なお、真空断熱材30は、多孔質の心材をラップ材で包み、内部を1〜200Paまで減圧したものである。真空断熱材30は、上下方向へ縦長の直方体状をなす。真空断熱材30の心材は、熱伝導率の低いもの(例えば、ウレタン、粉末シリカ、繊維等)が使用され、ラップ材はアルミニウム等が使用される。
収容部材31は、薄板状をなす基板32と、基板32の前面下部に立設された底板33と、基板32の前面において上下方向に延びる両側縁から立設されるとともに底板33の上面両側縁に繋がる側板34と、両側板34の前端同士を繋ぐ一対の固定板35とから箱状に形成されている。図3に示すように、基板32の前面と固定板35の後面との間の幅は、真空断熱材30の厚みより長くなっている。また、底板33の上面の大きさは、真空断熱材30の下端面より大きくなっている。そして、基板32の前面と、一対の側板34の内面と、一対の固定板35の後面(裏面)と、底板33の上面とによって収容空間36が形成されるとともに、この収容空間36には真空断熱材30を収容し、支持可能になっている。収容空間36は、一対の固定板35以外の部位から前方に開放されるとともに、上方に開放されている。
また、一対の側板34の上下方向(長辺方向)への長さは、左側壁15及び右側壁16の上下方向(長辺方向)への長さとほぼ同じになっており、底板33及び固定板35の左右方向(長辺方向)への長さは、底壁12の左右方向(短辺方向)への長さとほぼ同じになっている。
図1に示すように、基板32において、一対の側板34の上下両端より上側及び下側それぞれであり、収容空間36よりも上側及び下側には、固定部37が設けられている。各固定部37それぞれには固定ビス38(図3参照)が挿通可能な固定孔37aが形成されている。図3に示すように、各固定部37の後面(裏面)は、平滑面状をなし構造壁Waの前面に当接される当接面37bを形成している。また、基板32は、構造壁Waから真空断熱材30を保護する保護壁を形成している。
そして、図2及び図3に示すように、収容部材31における一対の固定板35の前面にボックス本体Bの底壁12を当接させるとともに、一対の側板34より内側にボックス本体Bの左側壁15及び右側壁16が位置し、底板33より上側にボックス本体Bの下側壁14が位置するようにボックス本体Bを配置する。その後、底壁12の挿通孔12aから一対の固定板35に取付ビス23を強制螺入してボックス本体Bを収容部材31に固定する。このとき、取付ビス23は、固定板35の後面から収容空間36に突出しないように固定板35の厚み内に螺入される。さらに、収容空間36に真空断熱材30を収容し、真空断熱材30の下端面を底板33に支持させるととともに真空断熱材30の後面(背面)を基板32に支持させると、ボックス本体Bと、固定部37と、収容部材31とからなる配線用ボックス40が形成される。
次に、上記配線用ボックス40をコンクリート壁Wに設置し、配線用ボックス40を用いてコンクリート壁Wに配線器具を設置する方法について説明する。
まず、図3に示すように、両固定部37の当接面37bを、構造壁Waの前面における配線用ボックス40の固定位置に当接させる。次に、両固定部37の固定孔37aそれぞれに固定ビス38を挿通するとともに、固定ビス38を構造壁Waに螺入し、配線用ボックス40を構造壁Waに固定(設置)する。このとき、固定ビス38は、ボックス本体Bの底壁12を貫通することなく構造壁Waに螺入される。また、収容部材31の基板32が、構造壁Waの前面と真空断熱材30の後面との間に介在される。そして、当接面37bと底壁12の後面(背面)との間に真空断熱材30が配設され、基板32により真空断熱材30が構造壁Waの前面(内面)から離間されるとともに保護される。
次に、ボックス本体Bの周面及び収容部材31の周囲に養生テープ(図示せず)を設けた状態で、構造壁Waの前面に発泡樹脂を吹き付け、図4に示すように、構造壁Waの前面側に発泡樹脂層Wcを形成する。すると、配線用ボックス40が発泡樹脂層Wcに埋設される。次に、ボックス本体Bの前面側に仕上げ壁Wbを立設し、コンクリート壁Wを構築する。すると、コンクリート壁Wに配線用ボックス40の設置構造が構築される。
続いて、仕上げ壁Wbの前面側から仕上げ壁Wbに透孔Wdを穿設し、ボックス本体Bの開口をコンクリート壁Wの表側に臨ませる。続いて、配線器具としてのコンセント41に、電線引き込み用孔13aからボックス本体B内に引き込んだケーブル(図示せず)を接続するとともに、コンセント41を保持した取付枠42の上下両部に挿通したビス22を、上下両ボス部21に螺合して取付枠42をボックス本体Bに取り付ける。すると、ボックス本体Bにコンセント41が取り付けられるとともに、コンセント41がコンクリート壁Wに設置される。
このコンクリート壁Wにおいて、室外の熱が室内側に伝わった際、真空断熱材30の内部(減圧された空間)によって熱のボックス本体Bへの伝達が抑制される。すなわち、真空断熱材30によって構造壁Waとボックス本体Bとの間が断熱される。このため、室外の熱により、ボックス本体B内の空気が冷やされにくくなる。
上記参考例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配線用ボックス40がコンクリート壁Wに設置された状態において、構造壁Waの前面(内面)とボックス本体Bにおける底壁12の後面(背面)との間に真空断熱材30が介在されている。真空断熱材30は、発泡系の断熱材や無機系の断熱材に比べて熱伝導率が小さい。このため、ボックス本体Bの底壁12と構造壁Waとの間に真空断熱材30が配置されることで、真空断熱材30によって構造壁Waからボックス本体Bへの熱伝達を効果的に抑えることができる。その結果として、ボックス本体B内の高温多湿な空気が構造壁Waによって冷やされることが抑制され、ボックス本体B内に結露が生じることを抑制することができる。
(2)真空断熱材30は、発泡系の断熱材や無機系の断熱材に比べて厚みが薄くなっている。よって、発泡系や無機系の断熱材を用いる場合と比べて、構造壁Waとボックス本体Bの間に真空断熱材30を介在させるための隙間を狭くすることができ、コンクリート壁Wの厚みを薄くすることができる。
(3)配線用ボックス40は、ボックス本体Bに収容部材31を固定して形成されるととともに、収容部材31に設けられた固定部37の固定孔37aから固定ビス38を構造壁Waに固定することで構造壁Waに固定される。固定部37は、収容部材31において真空断熱材30を収容する収容空間36より上側及び下側に延設されている。このため、配線用ボックス40を構造壁Waに固定する固定ビス38は、ボックス本体Bの底壁12を貫通することがないため、配線用ボックス40を構造壁Waに固定する際、固定ビス38によって真空断熱材30が損傷を受けることを無くすことができる。
(4)配線用ボックス40は、ボックス本体Bに収容部材31を固定して形成され、底壁12と構造壁Waの前面との間には、収容部材31の基板32が介在される。そして、この基板32が構造壁Waの前面に当接することにより、基板32によって真空断熱材30を構造壁Waから離間させることができる。このため、配線用ボックス40を構造壁Waに固定した状態では、構造壁Waの前面に対し真空断熱材30は離間している。よって、配線用ボックス40を構造壁Waの前面に固定する際、構造壁Waの前面から突起等が突出していても、基板32により突起等によって真空断熱材30が損傷を受けることを防止し、真空断熱材30を保護することができる。また、底壁12と構造壁Waの前面との間に、収容部材31の基板32が介在されているため、真空断熱材30が構造壁Waの前面に対し直接熱的に結合されることがない。よって、真空断熱材30によって構造壁Waからボックス本体Bへの熱伝達を効果的に抑えることができる。
(5)収容部材31の収容空間36は、基板32と、一対の側板34と、一対の固定板35によって囲み形成されている。そして、収容空間36に真空断熱材30を収容支持させた状態では、真空断熱材30の後側に基板32が位置している。このため、配線用ボックス40を構造壁Waに固定した状態では、真空断熱材30の後面と構造壁Waの前面との間には、基板32が介在している。よって、配線用ボックス40を構造壁Waの前面に固定する際、構造壁Waの前面から突起等が突出していても、基板32により突起等によって真空断熱材30が損傷を受けることを防止し、真空断熱材30を保護することができる。
(6)ボックス本体Bに収容部材31を固定することにより、配線用ボックス40に固定部37を設けることができるとともに真空断熱材30をボックス本体Bに一体化することができる。よって、収容部材31を用いることで、既存のボックス本体Bに固定部37を設け、真空断熱材30を一体化することができる。
(7)真空断熱材30はラップ材を熱が伝わる熱橋が発生するが、真空断熱材30は構造壁Waの前面との間に底壁12が介在しており、真空断熱材30と構造壁Waとは離れている。このため、構造壁Waの熱が真空断熱材30のラップ材に直接伝わることがなく、ラップ材の熱橋によってボックス本体B内の空気が冷やされることが防止できる。
○ 本発明の配線・配管用ボックスに具体化した第1の実施形態を図5、図6にしたがって説明する。ボックス本体Bの左側壁15及び右側壁16に、底壁12の後面(裏面)側に延びる延設片43を形成するとともに、各延設片43の先端部を外方へ向けて延びるように曲げ形成し、その曲げ形成した部位に固定部44を形成する。固定部44には固定ビス38を挿通可能な固定孔44aが形成されている。固定部44の後面は、構造壁Waの前面に当接される当接面44bを形成している。また、ボックス本体Bの下側壁14に、底壁12の後面(裏面)側に延びる支持片45を形成する。そして、図6に示すように、底壁12の後面(背面)と、一対の延設片43の内面と、支持片45の上面とによって囲み形成された収容空間46に真空断熱材30を収容支持させると、ボックス本体Bと固定部44とが一体化された配線用ボックス50が形成される。
この配線用ボックス50が構造壁Waに固定された状態では、固定ビス38は底壁12を貫通することなく構造壁Waに固定される。また、当接面44bが構造壁Waの前面(内面)に当接した状態において、真空断熱材30は構造壁Waの前面との間に空間Sが空くように底壁12の後面に接着される。
なお、図5に示す配線用ボックス50において、延設片43の延設長さを短くし、当接面44bが構造壁Waの前面(内面)に当接した状態において、真空断熱材30が構造壁Waの前面に接触していてもよい。この場合も、延設片43の固定部44に固定孔44aが形成されているため、固定孔44aにより底壁12を貫通することなく固定ビス38を構造壁Waに固定することができる。
○ ボックス本体B内に真空断熱材30を収容し、ボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックスを形成してもよい。なお、真空断熱材30は接着剤によってボックス本体Bに接着されたり貼着テープによってボックス本体Bに貼着されるのが好ましい。この場合、底壁12の挿通孔12aから構造壁Waに取付ビス23を固定してボックス本体Bを構造壁Waに固定した後、ボックス本体B内に真空断熱材30が収容される。真空断熱材30は内部の圧力が大気圧に近づき断熱効果が低減する場合がある。この場合、仕上げ壁Wbの表側から真空断熱材30を取り替えることで、真空断熱材30による断熱効果を維持することができる。
また、構造壁Waの前面と真空断熱材30の後面との間に底壁12が介在されるため、底壁12によって真空断熱材30を構造壁Waから離間させることができる。よって、底壁12の後面が当接面を形成している。そして、底壁12により、ボックス本体Bを構造壁Waに固定した状態では、構造壁Waの前面から真空断熱材30が離間している。よって、ボックス本体Bを構造壁Waの前面に固定する際、構造壁Waの前面から突起等が突出していても、底壁12により突起等によって真空断熱材30が損傷を受けることを防止し、真空断熱材30を保護することができる。したがって、底壁12が保護壁を兼用している。
○ ボックス本体B内に真空断熱材30を収容し、ボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックスを形成した場合において、真空断熱材30のラップ材に係止部を設けるとともに、ボックス本体Bの内面に、真空断熱材30の係止部が係止可能な被係止部を設けてもよい。そして、係止部と被係止部との係止により真空断熱材30のボックス本体B内からの脱落を防止するようにしてもよい。
○ 本発明の配線・配管用ボックスに具体化した第2の実施形態を図7にしたがって説明する。図7に示すように、ボックス本体B内に真空断熱材30を収容し、ボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックス70を形成してもよい。この場合、ボックス本体B内に板状をなす蓋部材60を取り付け、この蓋部材60によって真空断熱材30のボックス本体B内からの脱落を防止するようにしてもよい。蓋部材60の側端(図7では上端及び下端)には、係止突起61が形成されている。一方、ボックス本体Bの上側壁13及び下側壁14には、係止突起61が係止可能な係止溝13c,14cが形成されている。そして、ボックス本体B内に真空断熱材30を収容した後、蓋部材60をボックス本体B内に収容するとともに、各係止突起61を係止溝13c,14cに係止させて蓋部材60をボックス本体B内に位置決めした状態に取り付ける。
○ 収容部材31において、固定部37を削除して基板32を四角板状に形成するとともに、基板32に固定孔を形成してもよい。なお、基板32には収容部材31に収容された真空断熱材30を構造壁Waの前面に接触可能とする孔が形成されていてもよい。
○ 収容部材31において、固定部37を削除して基板32を四角板状に形成するとともに、基板32に固定孔を形成してもよい。この場合、基板32によって保護壁が形成される。又は、基板32には収容部材31に収容された真空断熱材30を構造壁Waの前面に接触可能とする孔が形成されていてもよい。
○ ボックス本体Bにおける底壁12の後面(背面)に真空断熱材30を接着又は貼着テープによって貼着してボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックスを形成してもよい。この場合、真空断熱材30を構造壁Waの前面に当接させるとともに底壁12を貫通した固定ビス38によって配線用ボックスが構造壁Waに固定される。よって、この配線用ボックスにおいては、当接面、固定部、収容部材(収容空間)、及び保護壁を備えていない。
○ ボックス本体Bにおける底壁12の後面(背面)に真空断熱材30を接着又は貼着テープによって貼着してボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックスを形成してもよい。この場合、構造壁Waの前面と真空断熱材30の後面との間に、ボックス本体Bとは別体の保護壁としての保護板を介装させてもよい。
○ ボックス本体Bにおける底壁12の後面(背面)に真空断熱材30を接着又は貼着テープによって貼着してボックス本体Bと真空断熱材30とから配線用ボックスを形成するとともに、ボックス本体Bの後面に箱状の収容部材を固定して収容部材の収容空間に真空断熱材30を収容支持させてもよい。さらに、この収容部材に実施形態の固定部37を形成するとともに、当接面37bを形成してもよい。加えて、収容部材によって保護壁を形成していもよい。
○ 外壁としての構造壁Waはコンクリート壁でなく、石膏ボードや土壁でもよい。
○ 外壁としてのコンクリート壁に配線用ボックス40を埋設してもよい。この場合、ボックス本体B内に真空断熱材30が収容される。
○ 液体(例えば湯水)が流れる通水管同士の接続部を収容する配管用ボックスを、底壁を有する有底箱状に形成されたボックス本体と、このボックス本体の底壁に設けられる真空断熱材とから形成してもよい。さらに、配管用ボックスは、構造壁に当接される当接面を備えるとともに底壁を貫通することなく構造壁に固定ビスを固定可能とする固定孔を備える固定部とを備えていてもよい。
○ ボックス本体Bの底壁12に真空断熱材30を圧入可能な圧入孔を形成し、この圧入孔に真空断熱材30を圧入して真空断熱材30を底壁12に設けてもよい。
B…ボックス本体、Wa…外壁としての構造壁、12…底壁、30…真空断熱材、38…固定ビス、44…固定部、44a…固定孔、44b…当接面、50,70…配線・配管用ボックスとしての配線用ボックス、60…蓋部材。

Claims (2)

  1. 建築物を構築する外壁に設置される配線・配管用ボックスであって、
    底壁を有する有底箱状に形成されたボックス本体と、
    前記底壁に設けられる真空断熱材とからなり、
    前記ボックス本体の底壁の裏面側に固定部が固定され、該固定部と前記底壁との間に形成された収容空間に前記真空断熱材が収容支持され、
    前記固定部は、前記外壁の内面に当接される当接面を備え、該当接面を前記内面に当接させることにより前記真空断熱材が前記内面から離間した状態で前記底壁に設けられている配線・配管用ボックス。
  2. 建築物を構築する外壁に設置される配線・配管用ボックスであって、
    底壁を有する有底箱状に形成されたボックス本体と、
    前記底壁に設けられる真空断熱材とからなり、
    前記ボックス本体内に前記真空断熱材を収容し、該真空断熱材のボックス本体内からの脱落を防止可能とする板状をなす蓋部材が前記ボックス本体内に取り付けられている配線・配管用ボックス。
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