JP2013132185A - 充電回路およびそれを利用した電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャットダウンしたシステムにおいて、電池を短時間で充電する。
【解決手段】レジスタ66は、ホストアダプタ62の種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納する。充電部64は、直流電圧VBUSにもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池2を充電する。充電部64は、電池電圧VBATが所定レベルVTHより低いとき、電池2をプリチャージし、電池電圧VBATが所定レベルVTHより高いとき、電池2を急速充電する。充電部64の入力電流IVBUSは、レジスタ66に格納されるデータが示す電流制限値以下に制限される。起動指示回路70は、充電部64がプリチャージ状態から急速充電状態に遷移すると、外部の起動管理IC7に対して、電子機器1の起動の契機となる起動信号XPWR_ONを出力する。
【選択図】図7

Description

本発明は、2次電池を充電する充電回路に関する。
携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、ポータブルオーディオプレイヤをはじめとする電池駆動デバイスは、充電可能な2次電池とともに、それを充電するための充電回路を内蔵する。充電回路には、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからUSBケーブルを介して供給された直流電圧にもとづいて2次電池を充電するものが存在する。
図1は、本発明者らが検討したUSBホストアダプタからの直流電圧によって充電可能な電子機器の構成を示すブロック図である。電子機器1rは、ホストアダプタ102とUSBケーブル104を介して接続される。電子機器1rは、電池2、マイコン4、起動管理IC7、USBチャージャ検出IC(Integrated Circuit)6r、システム電源5、充電回路100を備える。
マイコン4は、電子機器1r全体を制御するホストプロセッサである。システム電源5は、電池電圧Vbatを昇圧、または降圧し、電子機器1rの各ブロックに対する複数の電源電圧を生成する。マイコン4には、システム電源5により生成される電源電圧VDDが供給される。
起動管理IC7は、電子機器1rがシャットダウンした状態において、起動の契機となるイベントを検出すると、所定のシーケンスにしたがってシステム電源5に各ブロックに対する電源電圧VDDを生成させ、またマイコン4に所定の処理を実行させる。起動管理IC7の機能はマイコン4に実装される場合もある。
充電回路100rは、USBホストアダプタ(ホストバスアダプタ、ホストコントローラともいう)102から供給される直流電圧VBUSにもとづいて電池2を充電する。
ホストアダプタ102には、いくつかの種類が存在する。USBのBattery Charging Specification Rev. 1.2では、チャージャの種類として、SDP(Standard Downstream Port)、DCP(Dedicated Charging Port)、CDP(Charging Downstream Port)が定義されている。そしてホストアダプタ102が供給できる電流(電流容量)は、チャージャの種類に応じて規定されている。具体的には、DCP、CDPでは1500mA、SDPでは、USBのバージョンに応じて100mA、500mA、900mAのように規定されている。
充電回路100rが電池2を充電する際に、電池2に供給される充電電流ICHGが増大し、充電回路100rの入力電流IVBUSがホストアダプタ102の電流容量を超えると、ホストアダプタ102から供給される直流電圧VBUSがドロップする。そこで充電回路100rは、その入力電流IVBUSを、ホストアダプタ102の種類に応じて所定値以下に制限可能に構成される。
ホストアダプタの種類は、USBポートのうち信号ラインD+、D−の状態(プルアップ、プルダウン、オープンの組み合わせ)に応じて判定可能となっている。USBチャージャ検出IC6rは、ホストアダプタ102が接続されると、信号ラインD+、D−の電気的状態に応じてホストアダプタ102の種類を判定する。
マイコン4、USBチャージャ検出IC6r、充電回路100rは、IC(Inter IC)バスなどの内部バス8を介して接続されている。マイコン4は、USBチャージャ検出IC6rからホストアダプタ102の種類を示すデータD1を読み出し、充電回路100rの内部レジスタR1に、データD1と、ホストアダプタ102の種類に応じた電流の制限値を示すデータD2を書き込む。
フェイルセーフのために、レジスタR1には、初期値として最小の100mAに対応するデータが格納される。したがってホストアダプタ102が接続された直後、充電回路100は100mAをその入力の上限値として電池2を充電する。その後、ホストアダプタ102の種類の判定が完了し、レジスタR1のデータD2が更新されると、入力電流の制限値が高められ、より高速な充電が可能となる。
特開2006−60977号公報 特開2006−304500号公報
いま、電池2が深く放電された状態を考える。この状態では電子機器1rがシャットダウンしており、すべての回路ブロックが動作を停止している。つまりマイコン4やUSBチャージャ検出IC6rは動作不能である。
シャットダウン状態において、充電回路100rにホストアダプタ102が接続されたとする。この場合、USBチャージャ検出IC6rによるホストアダプタ102の種類が判定できず、あるいは判定できたとしてもマイコン4が動作しないため、データD1、D2が充電回路100rの内部レジスタに書き込まれない。したがって充電回路100rは、入力電流がその初期値である最小値に制限された状態で電池2を低速で充電する。
その後、電池2の充電が進み、電池電圧VBATがシステムを起動可能なレベルまで上昇したとしても、ユーザが電子機器1の電源ボタンを押すなど、何らかのイベントを発生させない限り、起動管理IC6は起動シーケンスを開始しない。つまり、電池2が満充電状態となるまで、入力電流IVBUSが100mAに制限され続けるため、充電時間が非常に長くなってしまう。
このように、図1の電子機器1rでは、電池2が深く放電されると、電池2の充電に非常に長い時間を要するという問題がある。なお以上の考察を本発明の分野における共通の一般知識の範囲として捉えてはならない。さらに言えば、上記考察自体が、本出願人がはじめて想到したものである。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、シャットダウンしたシステムにおいて電池を短時間で充電可能な充電回路の提供にある。
本発明のある態様は、充電回路に関する。充電回路は、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、電池の電圧が所定レベルより低いとき、電池に供給される充電電流が第1レベルとなるように電池をプリチャージし、電池の電圧が所定レベルより高いとき、充電電流が第1レベルより大きな第2レベルとなるように電池を急速充電するよう構成され、かつその入力電流が、レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、充電部がプリチャージ状態から急速充電状態に遷移すると、外部の起動管理回路に対して、本充電回路が搭載される機器の起動の契機となる起動信号を出力する起動指示回路と、を備える。
一般的に充電回路は、電池電圧が低い状態においては、小さな電流で電池をプリチャージし、電池電圧が高くなると充電電流を大きくし、急速充電を行う。そして、電池電圧がプリチャージすべき範囲であるとき、電池は定電圧源としては動作せず、負荷電流によって電池電圧が低下する。反対に電池電圧が急速充電すべき範囲では、電池の出力インピーダンスが小さくなり、負荷電流によって電池電圧は低下しなくなる。そこで、プリチャージから急速充電に切りかわったことを契機として、起動管理回路に対して起動信号を出力することにより、起動管理回路は、電池電圧をドロップさせることなくシステムを確実に起動できる。
USBチャージャの種類(SDP、CDP、DCP)を判定するUSBチャージャ検出部が充電回路の外部に設けられる場合には、起動信号によってシステムが起動することにより、USBチャージャ検出部が動作可能となり、USBチャージャがCDPあるいはDCPである場合に、充電部の入力電流の制限値を高めることができ、充電時間を短縮できる。
また、USBチャージャ検出部が充電回路に内蔵されているか否かにかかわらず、システムが起動することにより、USBトランシーバが動作可能となるため、USBチャージャがSDPである場合にUSBのバージョンを判定でき、バージョンが2.0あるいは3.0である場合には、充電部の入力電流の制限値を高め、充電時間を短縮することができる。
本発明の別の態様もまた、充電回路である。この充電回路は、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、その入力電流が、レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、電池の電圧が所定のしきい値電圧に達すると、外部の起動管理回路に対して、本充電回路が搭載される機器の起動の契機となる起動信号を出力する起動指示回路と、を備える。
この態様によると、電池から負荷電流が引かれても電池電圧がドロップしない値にしきい値電圧を選択することにより、起動管理回路は、電池電圧をドロップさせることなくシステムを確実に起動できる。その結果、充電時間を短縮できる。
ある態様の充電回路は、機器に電池が装着されているか否かを判定する電池検出回路をさらに備えてもよい。起動指示回路は、所期の電池が装着されていないときに、起動信号を生成しない。
所期の電池が接続されていない場合、たとえば、1次電池が接続されていたり、所期の電池とは特性が全く異なる2次電池が接続される場合、あるいは2次電池が装着されるべき箇所に、ACアダプタからの直流電圧を受けるアクセサリが接続されるような場合、充電部を動作させる必要がなく、あるいは動作させるべきではない。このような場合にシステムを起動すると消費電力が無駄となる。この態様によれば、電池を充電する状況においてのみ、システムを起動することができる。
電池はサーミスタを内蔵してもよい。電池検出回路は、サーミスタが接続されるべき端子の状態に応じて、電池の有無を判定してもよい。
ある態様の充電回路は、USBポートにホストアダプタが接続されると、USBポートの電気的状態にもとづきホストアダプタの種類を判定するUSBチャージャ検出器をさらに備えてもよい。レジスタには、USBチャージャ検出器により判定されたホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータが格納されてもよい。充電回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
USBチャージャ検出器を充電回路に内蔵することにより、システム起動前であっても、USBチャージャがCDPあるいはDCPである場合に、電流制限値を高めることができる。
ある態様の充電回路は、レジスタに格納されるデータに、外部のプロセッサがアクセスするためのインタフェース回路をさらに備えてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、電池と、起動の契機となるイベントを検出すると、電子機器の起動を開始する起動管理回路と、ホストアダプタとの間でデータ伝送を行うUSBトランシーバと、電池を充電する上述のいずれかの充電回路と、を備えてもよい。充電回路は、システムがシャットダウンした状態において、ホストアダプタが接続されると電池の充電を開始するよう構成される。起動管理回路は、充電回路から起動信号が出力されると、本電子機器の各ブロックを起動するよう構成される。USBトランシーバは、起動後に、ホストアダプタの種類がSDP(Standard Downstream Port)である場合に、ホストアダプタのバージョンを判定するよう構成される。電子機器は、判定結果に応じた電流制限値が充電回路のレジスタに書き込まれるように構成される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、深く放電された電池を短時間で充電できる。
本発明者らが検討したUSBホストアダプタからの直流電圧によって充電可能な電子機器の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る充電回路を備える電子機器の構成を示す回路図である。 電池電圧VBATとDC/DCコンバータが生成するシステム電圧VSYSの関係を示す図である。 PWMコントローラの構成例を示す回路図である。 図2の充電回路の動作を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態に係る充電回路の動作を示すタイムチャートである。 第3の実施の形態に係る充電回路の構成を示す回路図である。 図7の充電回路の動作を示すタイムチャートである。 図7の充電回路の第1の変形例の構成を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係る充電回路100を備える電子機器1の構成を示す回路図である。電子機器1は、たとえば携帯電話端末や、PDA、ノート型PCなどの電池駆動型の情報端末機器である。電子機器1は、充電回路100、電池2、マイコン4、システム電源5、起動管理IC7、USBトランシーバ9、を備える。
電池2は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの2次電池であり電池電圧VBATを出力する。電池電圧VBATは、満充電状態で4.2V程度となる。電子機器1には、USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタ102がUSBケーブル104を介して着脱可能となっている。充電回路100は、直流電圧VBUSを受け、それにもとづいて電池2を充電する。直流電圧VBUSは、定格5Vである。
マイコン4は、電子機器1全体を制御するホストプロセッサである。システム電源5は、電池電圧Vbatを昇圧、または降圧し、電子機器1の各ブロックに対する複数の電源電圧を生成する。マイコン4には、システム電源5により生成される電源電圧VDDが供給される。
起動管理IC7は、電子機器1がシャットダウンした状態において、起動の契機となるイベントを検出すると、所定のシーケンスにしたがってシステム電源5に各ブロックに対する電源電圧VDDを生成させ、またマイコン4に所定の処理を実行させる。
USBトランシーバ9は、ホストアダプタ102との間で、信号線D+、D−を介してデータの送受信を行う。
充電回路100は、USBケーブル104と接続されるUSBポート(VBUS、DP、DM、ID、GND)と、USBチャージャ検出器60、コントロールロジック62、充電部64、レジスタ66、インタフェース回路68、OVP(Over Voltage Protection)回路14、UVLO(Under Voltage LockOut)回路18、レギュレータ38を備え、ひとつの半導体チップに一体集積化されている。また充電回路100は、USBポートの直流電圧VBUSを電源として動作可能に構成される。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部のインダクタやキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
USBポートのVBUS端子には、ホストアダプタ102からの直流電圧(バス電圧、バスパワーともいう)VBUSが供給される。DP端子、DM端子は、USBケーブルの信号ラインD+、D−と接続される。ID端子は本実施の形態では使用されない。GND端子は、GNDラインと接続される。
USBチャージャ検出器60は、USBポートにホストアダプタ102が接続されると、USBポートの信号ラインD+、D−の電気的状態にもとづき、ホストアダプタ102の種類を判定し、判定結果を示すデータS1をコントロールロジック62に送信する。
UVLO回路18は、直流電圧VBUSが、充電回路100が動作可能なしきい値電圧VUVLO以上か否かを判定する。トランジスタM12のドレインは、ステータス端子USBOKと接続され、そのゲートには、UVLO回路18による判定結果に応じた電圧が入力される。USBOK端子は、直流電圧VUSBが正常であるときローレベル、過電圧状態または低電圧状態においてハイインピーダンスとなる。充電回路100の外部に設けられるマイコン4は、ステータス端子USBOKの状態を参照することにより、直流電圧VUSBが電子機器1に供給されているか否かを判定できる。
OVP回路14は、直流電圧VBUSが所定のしきい値電圧VOVP以下か否かを判定する。VBUS>VOVPのとき過電圧保護がかかり、トランジスタM13がオフする。
レギュレータ38は、VIN端子の電圧VINを受け、所定レベルに安定化された電圧VREGを生成する。電圧VREGは、充電回路100の内部のいくつかのブロック、たとえばコントロールロジック62に供給される。
コントロールロジック62は、充電回路100を制御するロジック回路である。コントロールロジック62には、レジスタ66が設けられる。レジスタ66は充電回路100の動作に必要な種々のデータが格納される。本実施の形態において、レジスタ66は少なくとも、(1)USBチャージャ検出器60により判定されたホストアダプタ102の種類を示すデータ(USBCHGDET[2:0])と、(2)判定されたホストアダプタ102の種類に応じて設定される電流制限値を示すデータ(IUSSET[1:0])と、を格納する。たとえば電流制限値IMAXと、それに対応するデータIUSSET[1:0]は以下のように対応付けられる。
IMAX=100mAのとき、IUSSET[1:0]=00h
IMAX=500mAのとき、IUSSET[1:0]=01h
IMAX=900mAのとき、IUSSET[1:0]=02h
IMAX=1500mAのとき、IUSSET[1:0]=03h
充電回路100の起動、再起動時には、IUSSET[1:0]は初期値"00h"にセットされる。
充電部64は、バス電圧VBUSにもとづいて、定電流モードまたは定電圧モードで電池2を充電する。充電部64は、その入力電流IVBUSが、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]が示す電流制限値IMAXを超えないように構成される。
インタフェース回路68は、レジスタ66に格納されるデータに、外部のプロセッサ4がアクセスするために設けられる。たとえば充電回路100とマイコン4はICバスで接続される。
本実施の形態において、充電部64は、DC/DCコンバータ30およびリニアチャージャ50を備える。VIN端子に外付けされる平滑用キャパシタは、充電部64への入力電圧VINを安定化する。降圧DC/DCコンバータ30は、入力電圧VINを降圧し、システム電圧VSYSを生成する。
DC/DCコンバータ30は、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1、PWM(Pulse Width Modulation)コントローラ32、入力電流制限回路34、バックゲートコントローラ36を備える。
スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1の構成は、一般的であるため説明を省略する。バックゲートコントローラ36は、電池からUSBポートに向かって電流が逆流しないように、スイッチングトランジスタM1のバックゲートの接続先を制御する。
PWMコントローラ32は、システム電圧VSYSが目標電圧と一致するようにデューティ比が調節されるパルス信号を生成し、当該パルス信号にもとづいて、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2を相補的にスイッチングする。PWMコントローラ32は、電圧モード、平均電流モード、ピーク電流モード、ヒステリシス制御など、公知の回路を利用すればよく、その構成は限定されない。DC/DCコンバータ30が生成したシステム電圧VSYSは、後段のリニアチャージャ50に供給される。システム電圧VSYSは、図示しないその他の負荷へと供給されてもよい。
DC/DCコンバータ30は、システム電圧VSYSの目標電圧を、電池2の電圧VBATに応じて変化させる。図3は、電池電圧VBATとDC/DCコンバータ30が生成するシステム電圧VSYSの関係を示す図である。具体的には、電池電圧VBATが所定のしきい値Vx(たとえば3V)より低いとき、システム電圧VSYSの目標値を、しきい値電圧Vxより所定の電圧幅ΔV(100mV)高い値(Vx+ΔV)に設定する。また、電池電圧VBATが所定のしきい値(3V)より高いとき、システム電圧VSYSの目標値を、電池電圧VBATより所定の電圧幅ΔV(100mV)高い値(VBAT+ΔV)に設定する。
入力電流制限回路34は、入力電流IVBUSが電流制限値IMAXを超えないように、PWMコントローラ32が生成するパルス信号のデューティ比を調節する。たとえばトランジスタM13には、入力電流IVBUSに比例した電圧降下Vsが発生する。入力電流制限回路34は、この電圧降下Vsが、電流制限値IMAXに応じた制限値VIMAXを超えないように、パルス信号のデューティ比を調節する。なお、入力電流制限回路34の構成は特に限定されず、公知のDC/DCコンバータやリニアレギュレータにおける入力電流の制限回路を用いればよい。
図4は、PWMコントローラ32の構成例を示す回路図である。
図4のPWMコントローラ32は、電圧モードの変調器を有する。充電回路100のREGINV端子には、システム電圧VSYSがフィードバックされる。ERRINV端子には、システム電圧VSYSを分圧した電圧VSYS’がフィードバックされる。
PWMコントローラ32は、出力が共通にカップリングされた誤差増幅器EA1、EA2を備える。誤差増幅器EA1は、システム電圧VSYS’と、所定の基準電圧VREFの誤差を増幅する。電圧源40は、システム電圧VSYSを電圧幅ΔV低い電圧にシフトする。誤差増幅器EA2は、シフトされた電圧VSYS−ΔVと、電池電圧VBATの誤差を増幅する。電池電圧VBATがしきい値Vxより低い領域では、誤差増幅器EA1が支配的となり、電池電圧VBATがしきい値Vxより高い領域では、誤差増幅器EA2が支配的となる。したがって、誤差増幅器EA1、EA2により生成されるフィードバック電圧VFBは、VBAT>Vxの領域では、電圧VSYS−ΔVが電池電圧VBATと近づくように調節され、VBAT<Vxの領域では、電圧VSYS’が基準電圧VREFと近づくように調節される。オシレータ42は、所定の周波数の三角波またはのこぎり波の周期電圧VOSCを生成する。PWMコンパレータ44は、周期電圧VOSCとフィードバック電圧VFBを比較し、パルス幅変調(PWM)信号を生成する。ドライバ46は、PWM信号にもとづいて、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2をスイッチングする。
このPWMコントローラ32によれば、電池電圧VBATとシステム電圧VSYSを、図3に示す関係に保つことができる。なお上述したように、PWMコントローラ32の構成は図4の電圧モードの変調器には限定されず、平均電流モード、ピーク電流モードなどを採用してもよい。
入力電流制限回路34は、たとえば誤差増幅器EA3で構成される。誤差増幅器EA3には、入力電流IVBUSに応じた検出電圧Vsと、電流制限値IMAXに応じた電圧VIMAXの誤差を増幅する。誤差増幅器EA3の出力端子は、誤差増幅器EA1、EA2の出力端子と共通に接続される。この構成では、VsがVIMAXより十分低い領域では、誤差増幅器EA3はフィードバック電圧VFBに影響を及ぼさない。VsがVIMAXに近づくと、VsがVIMAXを超えないように、フィードバック電圧VFBが調節される。
図2に戻る。リニアチャージャ50は、DC/DCコンバータ30により生成されたシステム電圧VSYSを受け、電池2を充電する。リニアチャージャ50は、出力トランジスタM3、リニアチャージャ52、バックゲートコントローラ54を備える。出力トランジスタM3は、SYSTEM端子と、VBAT端子の間に設けられる。リニアチャージャ52は、出力トランジスタM3のゲート電圧を制御することにより、出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。具体的にはリニアチャージャ52は、電池電圧VBATが低い状態では、定電流モードで動作し、充電電流が一定となるように出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。電池電圧VBATが満充電レベルに近づくと定電圧モードで動作し、電池電圧VBATが一定となるように出力トランジスタM3のインピーダンスを調節する。
バックゲートコントローラ54は、出力トランジスタM3のバックゲートを介して、電池2から電流が逆流しないように、出力トランジスタM3のバックゲートの接続先を制御する。バックゲートコントローラ54は公知の技術を用いればよく、その構成は特に限定されない。
以上が充電回路100の構成である。続いてその動作を説明する。
図5は、図2の充電回路100の動作を示すタイムチャートである。初期状態(t<t0)において電池2は、システムが動作不能なレベルまで深く放電しており、電子機器1はシャットダウンしている。時刻t0に、電子機器1にホストアダプタ102が接続されると、バス電圧VBUSが供給される。
バス電圧VBUSが供給されることにより、充電回路100の内部の回路ブロックはすべて動作可能となる。そしてUSBチャージャ検出器60は直ちにホストアダプタ102の種類を判定し、種類を示すデータUSBCHGDET[2:0]と、その種類に応じて規定される電流制限値IMAXを示すデータIUSSET[1:0]をレジスタ66に格納する。
電流制限値IMAXが更新されず、初期値100mAを持続する場合、破線で示すように電池電圧VBATの充電速度は遅くなる。これに対して充電回路100では、ホストアダプタ102が、DCPあるいはCDPである場合、システム全体がシャットダウンしていても、電流制限値IMAXは、初期値の100mAから、より大きな値、たとえば1500mAに高められる。その結果、充電部64による急速充電が可能となり、電池電圧VBATが短時間でシステムの起動可能電圧(VUVLO_BAT)に達する(時刻t2)。
その後、起動管理IC7が起動の契機となるイベント(たとえば電子機器1の電源オン)を検出すると、システムが起動し、時刻t3にシステムの起動が完了すると、マイコン4が動作可能になる。
上述のようにレジスタ66に格納されるデータは、マイコン4から参照可能となっている。したがってマイコン4は、USBポートに接続されるホストアダプタ102の種類を知ることができる。マイコン4は、ホストアダプタ102がSDPである場合には、USBトランシーバ9に対して、ホストアダプタ102との通信を指示する。これにより、ホストアダプタ102のバージョンが、USB1.2、USB2.0、USB3.0のいずれであるかを判定できる。SDPの場合、USB1.2、USB2.0、USB3.0それぞれで、電流制限値IMAXは、100mA、500mA、900mAと規定される。マイコン4は、USBのバージョンに応じた電流制限値IUSSET[1:0]をレジスタ66に書き込むことができる。
また、充電回路100は以下の利点も有する。
もしDC/DCコンバータ30を省略して、入力電圧VINがリニアチャージャ50に供給されるとする。この場合、VIN=5V、VBAT=4.2Vとすれば、出力トランジスタM3において0.8Vもの電圧降下が発生し、電力損失が大きくなる。これに対して、充電回路100によれば、第1直流電圧VDC、第2直流電圧VUSBのいずれが供給される場合であっても、それをシステム電圧VSYSに降圧して、リニアチャージャ50に供給するため、高効率で電池2を充電することができる。具体的には、VIN=5V、VSYS=4.3Vとすれば、出力トランジスタM3の電圧降下は0.1Vとなり、電力損失を低減することができる。
さらに、図3に示すように、電池電圧VBATがしきい値電圧Vxより高い領域では、システム電圧VSYSを電池電圧VBATに追従させることにより、出力トランジスタM3の電圧降下を、電圧幅ΔVに保つことができる。その結果、電池2を高効率で充電することができる。
充電回路100の別の利点は、比較技術との対比によって明確となる。比較技術においては、リニアチャージャ50を省略し、DC/DCコンバータ30によって直接電池2を充電する。比較技術では、出力トランジスタM3における電力損失が存在しないため、効率の観点で優れている。ところが、DC/DCコンバータ30の出力であるシステム電圧VSYSが電池電圧VBATと等しくなるため、電池電圧VBATが非常に低い状況(たとえば1.5V)において、DC/DCコンバータ30が生成するシステム電圧VSYSも低くなる。つまり、高効率充電と引き換えに、負荷に十分な電源電圧を供給できなくなる。
これに対して、実施の形態に係る充電回路100では、電池電圧VBATがしきい値Vxより低い領域においては、システム電圧VSYSを(Vx+ΔV)に安定化する。これにより、電池2を充電しつつも、負荷に十分な電源電圧を供給することができる。
以上、本発明のある態様について、第1の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
実施の形態では、充電部64を、DC/DCコンバータ30とリニアチャージャ50で構成したが、本発明はそれに限定されない。たとえばリニアチャージャ50を省略してDC/DCコンバータ30によって直接電池2を充電してもよい。この場合、システム電圧VSYSを負荷に供給できなくなるが、電池2を急速充電可能という利点は享受できる。
またDC/DCコンバータ30を省略して、リニアチャージャ50はバス電圧VBUSにもとづいて電池2を充電してもよい。この場合、効率は悪化するが、電池2を急速充電可能という利点は享受できる。
(第2の実施の形態)
続いて、第2の実施の形態に係る充電回路100を説明する。第2の実施の形態では、ホストアダプタ102の電流容量がその仕様よりも小さい場合においても、電池2を確実に充電する技術が提供される。第2の実施の形態に係る充電回路100は、図2の充電回路100と同様に構成され、第1の実施の形態の特徴も有している。
上述のように、UVLO回路18は、バス電圧VBUSを所定の下限しきい値電圧VUVLOと比較する。UVLO回路18は、バス電圧VBUSが下限しきい値電圧VUVLOを下回るとアサートされる低電圧検出信号S2を生成する。つまり低電圧検出信号S2は、ホストアダプタ102の電流容量が小さいときに、バス電圧VBUSがドロップしたことを検出する。ホストアダプタ102の電流容量不足に起因するバス電圧VBUSのドロップの検出は、UVLO回路18とは別に設けられたコンパレータによって検出してもよい。コントロールロジック62は、低電圧検出信号S2がアサートされると、レジスタ66のデータUVLO_DETに、電圧ドロップが発生したことを示す値"1"を格納する。低電圧検出信号S2がアサートされないときには、データUVLO_DETには"0"が格納される。
本実施の形態において、レジスタ66には、現在の電流制限値を示すデータIUSSET[1:0]に加えて、直前の電流制限値を示すデータLAST_IUSSET[1:0]が格納される。
充電回路100は、低電圧検出信号S2がアサートされると、一旦リセットされ、再起動される。充電回路100の各ブロックは、再起動後に、予め定められた所定のシーケンスを実行する。つまりUSBチャージャ検出器60は、低電圧検出信号S2がアサートされるたびに、ホストアダプタ102の種類を再判定することになる。ただし、レギュレータ38のみは動作状態を持続し、したがって電圧VREGはもとの電圧レベルを維持し続け、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]、LAST_IUSSET[1:0]、USBCHGDET[2:0]、UVLO_DETは再起動後も維持される。
再起動後におけるデータUVLO_DETが"1"であることは、再起動前において、入力電流の超過によるバス電圧VBUSのドロップが発生したことを示す。このときコントロールロジック62は、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]を、データLAST_IUSSET[1:0]が示す直前の電流制限値よりも低い新たな電流制限値に更新する。
本実施の形態では、制限電流値IMAXは、100mA、500mA、900mA、1500mAの4ステップで切換可能となっている。コントロールロジック62は、低電圧検出信号S2がアサートされると、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]に、LAST_IUSSET[1:0]−1を格納する。これにより、新たな電流制限値IMAXは、直前の電流制限値IMAXよりも1段階低い値に更新される。
ホストアダプタ102の電流容量が仕様より小さい場合、レジスタ66に格納される電流制限値は徐々に低下していく。ホストアダプタの種類に応じた初期状態の電流制限値IMAXが、電流制限値IMAXの最小値(100mA)より高い場合、つまり、コントロールロジック62がDCPあるいはCDPである場合に、レジスタ66に格納されるデータIUSSET[1:0]が最小値100mAまで低下すると、そしてコントロールロジック62は、ホストアダプタ102にもとづく充電を停止する。DCPあるいはCDPのホストアダプタ102であるにもかかわらず、その電流容量が100mA程度である場合は、故障あるいは不良が疑われるため、充電を停止することにより、充電回路100やその他の部品が保護される。
以上が第2の実施の形態に係る充電回路100の構成である。続いてその動作を説明する。図6は、第2の実施の形態に係る充電回路100の動作を示すタイムチャートである。時刻t0に、電子機器1にホストアダプタ102が接続されると、バス電圧VBUSが供給され、VIN端子の電圧が上昇する。またレギュレータ38によって電圧VREGが生成される。
時刻t1にはUSBチャージャ検出器60がホストアダプタ102の種類の判定を開始する。判定期間中は、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]は初期値の00hに設定される。また入力電圧VINが所定レベルに上昇した後、コントロールロジック62は時刻t2にDCDC_CTRL信号をアサートし、PWMコントローラ32が動作を開始する。
DC/DCコンバータ30が昇圧動作を開始すると、システム電圧VSYSが上昇し、それとともに入力電流IVBUSが流れ始める。このとき入力電流IVBUSは、電流制限値IMAXの初期値100mAに制限される。時刻t3にUSBチャージャ検出器60によってホストアダプタ102の種類が判定される。ホストアダプタ102がDCPあるいはCDPであるとき、レジスタ66のデータIUSSET[1:0]は1500mAに対応する03hとなる。あわせてデータLAST_IUSSET[1:0]にも03hが書き込まれる。
そうすると入力電流IVBUSの制限値が1500mAとなり、入力電流IVBUSが増大する。このとき、ホストアダプタ102の電流容量が1500mAよりも小さいと、バス電圧VBUSがドロップする。バス電圧VBUSがしきい値電圧VUVLO以下にドロップすると、低電圧検出信号S2がアサートされ、充電回路100が一旦リセットされる。レジスタ66のUVLO_DETには1が格納される。
充電回路100がリセットされるとDCDC_CTRL信号がネゲートされ、PWMコントローラ32が停止し、入力電流IVBUSはゼロとなる。するとバス電圧VBUSはもとのレベルに戻り、低電圧検出信号S2は再びネゲートされる(時刻t4)。
低電圧検出信号S2がネゲートされると、充電回路100の起動シーケンスが開始する。すなわち、コントロールロジック62は、USBチャージャ検出器60に、ホストアダプタ102の種類の再判定を指示する。また所定時間経過後の時刻t5にコントロールロジック62がDCDC_CTRL信号をアサートすると、DC/DCコンバータ30の昇圧動作が開始し、入力電流IVBUSが流れ始める。このときUSBチャージャ検出器60は判定中であるため、入力電流IVBUSの制限値は100mAである。
時刻t6にUSBチャージャ検出器60によりホストアダプタ102の種類が判定される。判定された種類がDCPあるいはCDPである場合、レジスタ66のデータUVLO_DETが1であれば、今回の電流制限値IMAXは、前回の電流制限値1500mAより1段階小さい900mAに設定される。これは、IUSSET[1:0]にLAST_IUSSET[1:0]−1=02hを格納することで実現される。
電流制限値の更新により、入力電流IVBUSが900mAまで増大する。このとき、ホストアダプタ102の電流容量が900mA以上であれば、それ以降、バス電圧VBUSの大きなドロップは生じなくなり、安定して電池2を充電することができる。
もし、ホストアダプタ102の電流容量が900mAよりも小さければ、同じシーケンスを繰り返し、電流制限値が500mAに低減される。500mAでもバス電圧VBUSが低下する場合、充電回路100は充電を停止する。
このように、第2の実施の形態に係る充電回路100によれば、仕様よりも電流容量が小さいホストアダプタが接続された場合に、充電とシャットダウンを繰り返すループを抑制でき、可能な限り大きな入力電流で、電池を安定かつ継続的に充電することができる。
以上、本発明のある態様について、第2の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
第2の実施の形態の電流制限値の更新の技術は、第1の実施の形態とは別の技術、たとえば図1の充電回路100rと組み合わせてもよい。
また第2の実施の形態においても、充電部64の構成は限定されず、DC/DCコンバータ30のみ、あるいはリニアチャージャ50のみとしてもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る充電回路100を説明する。第3の実施の形態は、第1、第2の実施の形態あるいは図1の充電回路と組み合わせることが可能である。ここでは、第1の実施の形態と組み合わせた場合を説明する。
第1の実施の形態では、USBチャージャ検出器60を充電回路100に内蔵することにより、システムがシャットダウンしていても、ホストアダプタ102がCDPあるいはDCPである場合に、充電部64の入力電流IVBUSの制限値IMAXを高め、電池2を短時間で充電することができる。
ところが、システムがシャットダウンしていると、USBトランシーバ9が動作しないため、ホストアダプタ102がSDPである場合に、USBのバージョンが判定されない。つまりホストアダプタ102がUSB2.0あるいはUSB3.0に準拠していたとしても充電速度を速めることができない。第3の実施の形態では、ホストアダプタ102がSDPである場合に、短時間で電池を充電する技術が提供される。
図7は、第3の実施の形態に係る充電回路100aの構成を示す回路図である。充電回路100aは、図2の充電回路100に加えて、起動指示回路70、温度モニタ回路72、電池検出回路74、を備える。
充電部64は、電池2の電圧VBATが所定レベルVTHより低いとき、電池2に供給される充電電流ICHGが第1レベル(たとえば80mA)となるように電池2を充電(プリチャージという)し、電池電圧VBATが所定レベルVTHより高いとき、充電電流ICHGが第1レベルより大きな第2レベル(たとえば400mA)となるように電池2を充電する(急速充電という)。充電部64の入力電流IVBUSが、レジスタ66に格納されるデータが示す電流制限値IMAX以下に制限される点は第1、第2の実施の形態と同様である。
コントロールロジック62aは、リニアチャージャ52を制御することにより、定電流充電の際の充電電流ICHGの目標値を切り換える。コントロールロジック62にはいわゆるステートマシンが内蔵されており、電池電圧VBATと所定レベルVTHの比較結果に応じて、プリジャージ状態と急速充電状態が遷移する。
起動指示回路70は、コントロールロジック62のステートマシンの状態を監視し、充電部64がプリチャージ状態から急速充電状態に遷移すると、外部の起動管理IC7に対して、電子機器1aの起動の契機となる起動信号XPWR_ONを出力する。
起動管理IC7は、充電回路100aから起動信号XPWR_ONが出力されると、それを電子機器1aの起動の契機となるイベントとして、電子機器1aの各ブロックを所定のシーケンスで起動する。
電池2は、内部セルの温度に応じた抵抗値を有するサーミスタRTHを内蔵する。サーミスタRTHは、外部の抵抗R11によって所定の電圧レベルVREGにプルアップされる。充電回路100のサーミスタ端子THは、サーミスタRTHと抵抗R11の接続点と結線される。サーミスタ端子THには、温度に応じた電圧が入力される。温度モニタ回路72は、サーミスタ端子THの電圧を監視し、温度が所定のしきい値以上になると、充電回路100をシャットダウンさせる(サーマルシャットダウン)。
電池検出回路74は、VBAT端子に、所期の電池2が装着されているか否かを判定する。
所期の電池2が接続されている場合、サーミスタ端子THの電圧は、電圧VREGを、抵抗R11、RTHによって分圧した電圧となる。一方、所期の電池2が接続されない場合、サーミスタ端子THの電圧は、電圧VREGにプルアップされる。そこで電池検出回路74はサーミスタ端子THの電圧にもとづいて、電池2の有無を判定してもよい。もっとも電池2の有無の判定手法はそれには限定されない。電池2の有無を示す検出信号S3は、起動指示回路70に入力される。
起動指示回路70は、検出信号S3を参照し、所期の電池2が装着されていない場合には、起動信号XPWR_ONを生成しない。
以上が充電回路100aの構成である。続いてその動作を説明する。図8は、図7の充電回路100aの動作を示すタイムチャートである。初期状態(t<t0)において電池2は、システムが動作不能なレベルまで深く放電しており、電子機器1はシャットダウンしている。時刻t0に、電子機器1にホストアダプタ102が接続されると、バス電圧VBUSが供給される。
バス電圧VBUSが供給されることにより、充電回路100の内部の回路ブロックはすべて動作可能となる。そしてUSBチャージャ検出器60は直ちにホストアダプタ102の種類を判定し、種類を示すデータUSBCHGDET[2:0]と、その種類に応じて規定される電流制限値IMAXを示すデータIUSSET[1:0]をレジスタ66に格納する。ホストアダプタ102の種類がSDPである場合、IUSSET[1:0]には初期値と同じ00h(100mA)が格納される。
電池電圧VBATが低いため、充電部64は、ICHG=40mAのプリジャージを行う。その後、時刻t1に電池電圧VBATが所定レベルVTHに達すると、充電部64はICHG=400mAの急速充電に移行する。ところが、このときには入力電流IVBUSは100mAに制限されているため、実際の充電電流ICHGは400mAより低いレベルに制限されるであろう。
時刻t1にプリチャージから急速充電に移行すると、起動指示回路70は起動信号XPWR_ONを出力する。これを受けて起動管理IC7はシステムを起動し、時刻t2にはUSBトランシーバ9が動作可能となる。USBトランシーバ9がホストアダプタ102との間でデータ伝送を行うことにより、USBのバージョンが判定される。そして、USB2.0である場合には、IUSSET[1:0]=01h(IMAX=500mA)、USB3.0である場合には、IUSSET[1:0]=02h(IMAX=900mA)となり、入力電流IVBUSの制限値が高められる。
従来の構成では、ユーザによって電子機器1aの電源ボタンが押されるなどのイベントが発生しない限りシステムは起動しない。したがってUSBトランシーバ9によるバージョンの判定は行われず、充電部64の入力電流IVBUSは初期値の100mA以下に制限され続け、ICHG=400mAの急速充電を行うことができない。これに対して、図7の充電回路100aによれば、電池電圧VBATがある程度高くなると、ユーザによる電源オンなどのアクションが無くてもシステムが自動的に起動し、急速充電が可能となる。
電池電圧VBATがしきい値電圧VTHより高い範囲では、電池2の出力インピーダンスが小さくなり、負荷電流によって電池電圧VBATは低下しなくなる。図7の充電回路100aでは、プリチャージから急速充電への遷移を契機として起動信号XPWR_ONの生成するため、電池電圧VBATをドロップさせることなくシステムを確実に起動できる。
起動指示回路70は、電子機器1に所期の電池2が装着されていない場合には、起動信号XPWR_ONを生成しない。
所期の電池が接続されていない場合、たとえば、1次電池が接続されていたり、所期の電池とは特性が全く異なる2次電池が接続される場合、あるいは2次電池が装着されるべき箇所に、ACアダプタからの直流電圧を受けるアクセサリが接続されるような場合、充電部64を動作させる必要がなく、あるいは動作させるべきでなはい。図7の充電回路100aによれば、所期の電池2が接続されていない場合には、システムが起動しないため、無駄な消費電力を低減できる。
以上、本発明のある態様について、第3の実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
図9は、図7の充電回路の第1の変形例の構成を示す回路図である。
図7の充電回路100bでは、起動指示回路70はコントロールロジック62のステートマシンを監視し、プリチャージから急速充電への遷移を契機として起動信号XPWR_ONを生成した。これに対して図9の充電回路100bでは、起動指示回路70bは、電池電圧VBATを所定のしきい値電圧VTHと比較した結果に応じて、起動信号XPWR_ONを生成する。このしきい値電圧VTHは、プリチャージと急速充電のしきい値電圧であってもよいし、別の電圧であってもよい。たとえば起動指示回路70bは、抵抗R21、R22によって分圧された電池電圧VBATを、しきい値電圧VTH’と比較するコンパレータを含む。この変形例によっても、図7の充電回路100aと同様の効果を得ることができる。
(第2の変形例)
図7、図9の充電回路は、USBチャージャ検出器60を内蔵し、電子機器がシャットダウンした状態でも、ホストアダプタ102の種類を判定可能であるが、本発明はそれには限定されず、図1に示すようにUSBチャージャ検出IC6rが充電回路の外部に設けられ、システムの起動後にのみUSBチャージャ検出IC6rが動作可能なアプリケーションにも適用可能である。すなわち図1の電子機器1rにおいて、充電回路100rの内部に起動指示回路70を設け、起動管理IC7に対して起動信号XPWR_ONを出力するようにしてもよい。
この場合、システムがシャットダウンした状態において、ホストアダプタ102が接続されると、充電回路100によって電池2がプリチャージされる。このときホストアダプタ102の種類は未判定であるから、充電部64の入力電流IVBUSは初期値の100mAに制限される。
そして電池電圧VBATが上昇し、起動信号XPWR_ONが生成される。これによりシステムが起動し、USBチャージャ検出IC6rが動作すると、ホストアダプタ102の種類が判定され、DCPあるいはCDPであれば、マイコン4が充電回路100のレジスタにアクセスし、入力電流IVBUSの制限値が高められる。また、ホストアダプタ102の種類がSDPであれば、USBトランシーバ(図1には不図示)によってUSBのバージョンが判定され、2.0あるいは3.0である場合、入力電流IVBUSの制限値が高められる。
このように、第2の変形例によっても、電池2の充電時間を短縮できる。
第1から第3の実施の形態では、充電回路100が電子機器に内蔵される場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。たとえば充電回路100は、電池が内蔵される電子機器とは別の筐体にパッケージングされたUSB充電器に搭載されてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…電子機器、2…電池、4…マイコン、5…システム電源、6…USBチャージャ検出IC、7…起動管理IC、100…充電回路、102…ホストアダプタ、14…OVP回路、18…UVLO回路、30…DC/DCコンバータ、32…PWMコントローラ、34…入力電流制限回路、36…バックゲートコントローラ、50…リニアチャージャ、60…USBチャージャ検出器、62…コントロールロジック、64…充電部、66…レジスタ、68…インタフェース回路、70…起動指示回路、72…電池検出回路、74…温度モニタ回路。

Claims (7)

  1. USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、
    前記ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、
    前記直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、前記電池の電圧が所定レベルより低いとき、前記電池に供給される充電電流が第1レベルとなるように前記電池をプリチャージし、前記電池の電圧が所定レベルより高いとき、前記充電電流が前記第1レベルより大きな第2レベルとなるように前記電池を急速充電するよう構成され、かつその入力電流が、前記レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、
    前記充電部がプリチャージ状態から急速充電状態に遷移すると、外部の起動管理回路に対して、本充電回路が搭載される機器の起動の契機となる起動信号を出力する起動指示回路と、
    を備えることを特徴とする充電回路。
  2. USB(Universal Serial Bus)ホストアダプタからの直流電圧を受けるUSBポートと、
    前記ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータを格納するレジスタと、
    前記直流電圧にもとづいて定電流モードまたは定電圧モードで電池を充電する充電部であって、その入力電流が、前記レジスタに格納されるデータが示す電流制限値以下に制限されるように構成された充電部と、
    前記電池の電圧が所定レベルに達すると、外部の起動管理回路に対して、本充電回路が搭載される機器の起動の契機となる起動信号を出力する起動指示回路と、
    を備えることを特徴とする充電回路。
  3. 前記機器に所期の電池が装着されているか否かを判定する電池検出回路をさらに備え、
    前記起動指示回路は、前記所期の電池が装着されていないときに、前記起動信号を生成しないことを特徴とする請求項1または2に記載の充電回路。
  4. 前記所期の電池はサーミスタを内蔵しており、
    前記電池検出回路は、前記サーミスタが接続されるべき端子の状態に応じて、前記所期の電池の有無を判定することを特徴とする請求項3に記載の充電回路。
  5. 前記USBポートにホストアダプタが接続されると、前記USBポートの電気的状態にもとづき前記ホストアダプタの種類を判定するUSBチャージャ検出器をさらに備え、
    前記レジスタには、前記USBチャージャ検出器により判定された前記ホストアダプタの種類に応じて設定される電流制限値を示すデータが格納され、
    ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の充電回路。
  6. 前記レジスタに格納されるデータに、外部のプロセッサがアクセスするためのインタフェース回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の充電回路。
  7. 電池と、
    起動の契機となるイベントを検出すると、本電子機器の起動を開始する起動管理回路と、
    ホストアダプタとの間でデータ伝送を行うUSBトランシーバと、
    前記電池を充電する請求項1から6のいずれかに記載の充電回路と、
    を備え、
    前記充電回路は、システムがシャットダウンした状態において、ホストアダプタが接続されると前記電池の充電を開始し、
    前記起動管理回路は、前記充電回路から起動信号が出力されると、本電子機器の各ブロックを起動し、
    起動した前記USBトランシーバは、前記ホストアダプタの種類がSDP(Standard Downstream Port)である場合に、前記ホストアダプタのバージョンを判定し、
    判定結果に応じた電流制限値が、前記充電回路の前記レジスタに書き込むまれる
    ように構成されることを特徴とする電子機器。
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