JP2013131402A - 二次電池及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池ケース内に集電タブを配置するためのスペースを確保しつつ、エネルギ密度の向上を図ることができる二次電池及びその二次電池が搭載された車両を提供すること。
【解決手段】二次電池10は、電池ケース11と、当該電池ケース11内に収容される電極体14と、を備えている。電極体14には、正極シートの一端部に形成された複数の正極集電タブ41を集めてなる正極側集合部51が設けられている。そして、正極側集合部51の内側面により区画形成された正極側収容空間61には過電流遮断装置81が収容されている。
【選択図】図1

Description

本発明は二次電池及び車両に関する。
特許文献1には、正極シートと負極シートとをセパレータを介して重ねて捲回し、扁平状に圧縮した電極体を備えた二次電池が記載されている。電極体は、横倒しにした状態で電池ケース内に収容されており、この電極体の捲回軸方向の両側には、正極電極端子部材と負極電極端子部材とが設けられている。
特開2011−23142号公報
特許文献1においては、電極体の捲回軸方向の両側と、電極体及び電池ケースの蓋間に、各電極端子部材を配置するためのスペースが確保されており、充放電に寄与しないスペースが形成されてしまっている。また、各電極端子部材と各電極シートとを接続するために、正極シート及び負極シートに集電タブを設ける場合、その集電タブの配置スペースの分だけ、充放電に寄与しないスペースが形成される。さらに、電池ケース内に過電流遮断装置を設ける場合、上記過電流遮断装置を設置するためのスペースを確保する分、充放電に寄与しないスペースが大きくなるおそれがある。このような充放電に寄与しないスペースは、二次電池のエネルギ密度の低下を招く。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、電池ケース内に集電タブを配置するためのスペースを確保しつつ、エネルギ密度の向上を図ることができる二次電池を提供することを目的とする。また、本発明は、その二次電池が搭載された車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電池ケースと、当該電池ケース内に収容され、正極シート、負極シート及びセパレータを少なくとも有する電極体と、を備えた二次電池において、前記正極シートと前記負極シートの少なくとも一方の一端部に形成された集電タブを複数集めてなる集合部を備え、前記集合部の内側面により区画形成された収容空間内に過電流遮断装置の少なくとも一部が収容されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、集合部の内側面により区画形成された収容空間内に過電流遮断装置の少なくとも一部が収容される。これにより、電池ケース内にて、集合部を配置するためのスペースとは別に確保する必要がある、過電流遮断装置を配置するためのスペースが小さくなる。よって、電池ケース内で過電流遮断装置を配置するのに必要としていたスペースを、電極体を配置するためのスペースとして利用することができる。したがって、電池ケース内において電極体が占める割合を大きくすることができ、エネルギ密度の向上を図ることができる。
なお、「前記正極シートと前記負極シートの少なくとも一方の一端部に形成された集電タブを複数集めてなる集合部」には、例えば1の正極シートの一端部に複数の正極集電タブが形成されている構成においてその各正極集電タブを集めてなる捲回型のものや、正極集電タブが形成された正極シートを複数設け、その各正極集電タブを集めてなる積層型のものが含まれる。
また、前記電池ケースには端子が設けられており、前記収容空間内には、前記過電流遮断装置を介して前記集合部と前記端子とを接続する電極が収容されていてもよい。これによれば、収容空間内に、電極及び過電流遮断装置が収容されている。これにより、電池ケース内にて、電極を配置するためのスペースを、集合部を配置するためのスペースと別に確保する必要がない。よって、電池ケース内で、電極を配置するために必要としていたスペースを、電極体を配置するためのスペースとして利用することができ、エネルギ密度の更なる向上を図ることができる。
また、前記電極は、前記過電流遮断装置を介して対向する対向部を備え、前記対向部は、前記集合部と溶接されていてもよい。これによれば、過電流遮断装置と電極との干渉を回避しつつ、対向部と集合部との溶接を通じて両者の電気的な接続を好適に行うことができる。
また、上述した二次電池は車両に搭載されているとよい。これにより、二次電池の電力を走行モータの駆動に用いる場合には、車両の走行距離の向上を図ることができ、充電回数の削減を図ることができる。
本発明によれば、電池ケース内に集電タブを配置するためのスペースを確保しつつ、エネルギ密度の向上を図ることができる。
本発明に係る二次電池の内部構成を示す断面図である。 電極体を構成する各電極シート及びセパレータを示す斜視図である。 二次電池の分解斜視図である。 各電極が取り付けられた電極体及び容器の平面図である。 (a)は蓋等を合わせて示す図4のA−A線断面図であり、(b)は図4のB−B線断面図である。
以下、本発明に係る二次電池の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。なお、本二次電池は、車両に搭載され、走行モータを駆動するために用いられる。また、図1において、電極体14については断面図ではなく正面図として図示する。
図1に示すように、二次電池10の外形を構成する電池ケース11は、上方に開口した容器12と、当該容器12の開口を塞ぐ蓋13とからなる。電池ケース11(容器12)内には、充放電要素としての電極体14が収容されている。
図2に示すように、電極体14は、表面に活物質層が形成され、矩形状をなした電極シートとしての正極シート21及び負極シート22と、各電極シート21,22の間に配置されるセパレータ23とから構成されている。電極体14は、各電極シート21,22がセパレータ23を介して積層された状態(重なり合った状態)で長手方向に捲回し加圧されることによって形成される。
図3に示すように、電極体14は、捲回軸方向から見てトラック形状をなした扁平形状となっている。また、図1に示すように、電極体14は、電池ケース11に収容可能な大きさに形成されている。具体的には、電極体14は、容器12の側壁部と干渉しない範囲で大きく形成されているとともに、容器12に収容された場合に、蓋13との間に所定の隙間が形成されるよう形成されている。電極体14は、捲回軸方向と容器12の深さ方向とが一致するように容器12内に収容されている。
蓋13は、例えば銅やアルミ等といった導電性材料で構成されている。図1及び図3に示すように、蓋13には、端子として正極端子31及び負極端子32が設けられている。正極端子31は、蓋13の一部を構成する正極側ベース部31aを備え、負極端子32は、蓋13の一部を構成する負極側ベース部32aを備えている。図1に示すように、各ベース部31a,32aには、電池ケース11の外側に突出した突起部31b,32bが設けられている。
なお、図3に示すように、各端子31,32と蓋13とが短絡しないように、正極側ベース部31aの周縁部には正極側絶縁部33が設けられており、負極側ベース部32aの周縁部には負極側絶縁部34が設けられている。正極側絶縁部33は、正極側ベース部31aを囲むように形成されており、負極側絶縁部34は、負極側ベース部32aを囲むように形成されている。この場合、各ベース部31a,32aは、各絶縁部33,34によって区画形成された蓋13の一部と言える。
図2に示すように、各電極シート21,22における長手方向に延びる一端部には、それぞれ各電極シート21,22の短手方向に延出し、短冊状をなした複数の集電タブ41,42が形成されている。詳細には、正極シート21の長手方向に延びる一端部には、複数の正極集電タブ41が正極シート21の長手方向に所定の間隔を隔てて形成されており、負極シート22の長手方向に延びる一端部には、複数の負極集電タブ42が負極シート22の長手方向に所定の間隔を隔てて形成されている。
ここで、各電極シート21,22を捲回させた場合に、複数の正極集電タブ41が、トラック形状の電極体14における一方の湾曲側に集合し、複数の負極集電タブ42が電極体14の他方の湾曲側に集合するように構成されている。具体的には、図2に示すように、各電極シート21,22を重ね合わせた状態において、正極集電タブ41と負極集電タブ42とが各電極シート21,22の長手方向に沿って交互に配置されるように、各集電タブ41,42の相対位置関係が設定されている。これにより、各電極シート21,22を捲回して電極体14を形成した場合に、電極体14の捲回軸方向の(上)端部における一方の湾曲側には正極集電タブ41が集合し、正極集電タブ41と対向する他方の湾曲側には負極集電タブ42が集合する。そして、図3及び図4に示すように、各集電タブ41,42の集合体を、その内側に空間が形成されるよう積層方向の内側から外側に向けて加圧(圧接)することにより、複数の正極集電タブ41からなる正極側集合部51、及び負極集電タブ42からなる負極側集合部52が形成される。
図3に示すように、各集合部51,52は、電極体14において各端子31,32が設けられている側の端部(上端部)にまとめて配置されており、電極体14から上方に突出している一方、側方には突出していない。各集合部51,52は、電極体14のトラックの長手方向の両側に対向配置されており、その方向に対称に形成されている。
図3及び図4に示すように、正極側集合部51は、全体として捲回軸方向から見てU字状をなしており、トラックの短手方向に対向する正極側壁部51a,51bと、各正極側壁部51a,51bを連結するように形成された正極側湾曲部51cとからなる。各正極側壁部51a,51bの内側面51aa,51bbと正極側湾曲部51cの内側面51ccとによって、正極側収容空間61が区画形成されている。
なお、負極側集合部52についても同様に、負極側壁部52a,52b及び負極側湾曲部52cからなり、これらの各内側面52aa〜52ccによって負極側収容空間62が区画形成されている。
なお、各集電タブ41,42の長手方向の長さ寸法L1(図2参照)は、トラック形状の電極体14における湾曲部分の長さよりも大きく設定されている。これにより、各電極シート21,22を捲回及び加圧した場合、図3及び図4に示すように、各集電タブ41,42によって各壁部51a,51b,52a,52bが形成されるようになっている。
また、図2に示すように、正極集電タブ41のピッチL2よりも負極集電タブ42の長手方向の長さ寸法L1が小さく設定されており、負極集電タブ42のピッチL2よりも正極集電タブ41の長手方向の長さ寸法L1が小さく設定されている。これにより、図3に示すように、正極側集合部51及び負極側集合部52が重ならないようになっている。
ここで、図1に示すように、各集電タブ41,42の電極体14からの延出寸法(短手方向の長さ寸法)L3は、容器12の深さ寸法L4から電極体14における捲回軸方向の長さ寸法(各電極シート21,22の短手方向の長さ寸法)L5を差し引いた寸法よりも小さく設定されている。これにより、図1に示すように、各集合部51,52と各端子31,32の各ベース部31a,32aとは離間している。
正極側収容空間61には、正極側集合部51と正極側ベース部31aとを接続するのに用いられる正極電極71が収容されており、負極側収容空間62には、負極側集合部52と負極側ベース部32aとを接続するのに用いられる負極電極72が収容されている。
先ず、正極電極71、及び正極側集合部51と正極側ベース部31aとの接続態様について説明する。
図4に示すように、正極電極71は、捲回軸方向から見てT字状に形成された底部71aと、当該底部71aの各端部から起立した複数の起立部71b〜71dとから構成されている。
各起立部71b〜71dは、正極側集合部51と面接触するように溶接されている。詳細には、第1起立部71bは、正極側集合部51の正極側湾曲部51cの内側面51ccと面接触するように湾曲させて形成されている。そして、第2起立部71c及び第3起立部71dは、各正極側壁部51a,51bの内側面51aa,51bbと面接触するように所定の間隔L6を隔てて対向配置されている。そして、正極側集合部51と正極電極71とは、上記各面接触箇所が溶接されて、一体化されている。換言すれば、正極電極71は、正極側集合部51の各内側面51aa〜51ccに対して面接触する複数の起立部71b〜71dと、これら各起立部71b〜71dの相対位置を規定する底部71aとを備えているとも言える。なお、正極電極71において、第2起立部71c及び第3起立部71dが対向部に対応する。
ちなみに、図5(a)に示すように、正極電極71の各起立部71b〜71dの上端は同一高さ位置に設定されており、各起立部71b〜71dと、正極側ベース部31aとは所定の間隔を隔てて配置されている。このため、正極電極71と、正極側ベース部31aとは、直接接続されていない。
ここで、図1に示すように、二次電池10は、過電流遮断装置(CID)81を備えている。過電流遮断装置81は、蓋13における内面(下面)であって、正極側収容空間61と対向する部位、すなわち正極側ベース部31aの内面に取り付けられているとともに、正極電極71の底部71aに取り付けられている。そして、正極電極71と正極端子31とは、過電流遮断装置81を介して、電気的に接続されている。過電流遮断装置81は、電極体14等の異常に起因して異常な過電流が流れる場合にその電流を遮断する。
図5(a)に示すように、正極電極71は過電流遮断装置81を囲む(覆う)ように形成されている。詳細には、正極電極71における第2起立部71cと第3起立部71dとの間隔L6は過電流遮断装置81の幅寸法L7よりも大きく設定されている。また、正極電極71の底部71aは、正極側ベース部31aと協働して過電流遮断装置81を挟んでいる。つまり、過電流遮断装置81は、正極側収容空間61に収容されている正極電極71によって区画形成された領域に収容されている。
次に、負極電極72、及び負極側集合部52と負極側ベース部32aとの接続態様について説明する。図3に示すように、負極電極72は、正極電極71と同様に、底部72aと起立部72b〜72dとから構成されており、各起立部72b〜72dは負極側集合部52の各内側面52aa〜52ccと溶接されている。
ここで、負極電極72の第1起立部72bは、第2起立部72c及び第3起立部72dよりも起立(突出)して形成されている。このため、第2起立部72c及び第3起立部72dの上端と負極側集合部52の上端とが面一となるように溶接すると、第1起立部72bが負極側集合部52から蓋13側に突出する。そして、図1に示すように、負極側ベース部32a(負極側絶縁部34)は、蓋13において第1起立部72bと対向する部位が負極側ベース部32aに含まれるように形成されている。これにより、第1起立部72bの上端部と、負極側ベース部32aの内面とが接触する。そして、その接触箇所が溶接されることにより、負極電極72を介して負極側集合部52と負極端子32とが電気的に接続されている。
図5(b)に示すように、電池ケース11の蓋13には、電解質としての電解液を注入するための注入口82が形成されている。注入口82には、注入された電解液が電池ケース11外に漏れることを規制する逆止弁83が設けられている。逆止弁83は、注入口82における内側の周縁部に取り付けられており、電池ケース11の内側に向けて突出している。
図1に示すように、注入口82は、蓋13において負極側収容空間62と対向する部位に形成されており、具体的には負極側収容空間62の上方に形成されている。図4に示すように、注入口82は、各負極側壁部52a,52b間の間隔L8よりも小さく形成されている。そして、上方から見て注入口82と重ならないように負極電極72が形成されている。
次に、本実施形態の二次電池10の作用を説明する。
図1に示すように、電極体14の上端部に各集合部51,52が配置されており、各集合部51,52は電極体14の側方には突出していない。このため、電極体14と電池ケース11(容器12)の側壁部との間に各集合部51,52を配置するためのスペースを確保することなく、電極体14がその長手方向に大きく形成されている。
また、図3に示すように、各集合部51,52が電極体14の捲回軸方向に見てU字状に形成されており、各集合部51,52の各内側面51aa〜51cc,52aa〜52ccによって各収容空間61,62が形成されている。そして、図1に示すように、正極側収容空間61には、正極電極71が正極側集合部51と溶接された状態で収容されているとともに、過電流遮断装置81が正極電極71及び正極端子31に接合された状態で収容されている。また、負極側収容空間62には、負極電極72が負極側集合部52と溶接された状態で収容されている。すなわち、電極体14の上端部と蓋13との間のスペースは、電極体14と各端子31,32との電気的接続を行うためのスペースであり、当該スペースに、電気的接続を行うための構成、詳細には各集合部51,52、各電極71,72及び過電流遮断装置81がまとめて配置されている。
ここで、正極電極71は過電流遮断装置81を囲むよう形成されているため、図5(a)に示すように、過電流遮断装置81は、正極電極71と干渉することなく正極側収容空間61、詳細には正極電極71によって囲まれた空間内に収容されている。
なお、過電流遮断装置81の上端から正極側集合部51の上端と同一高さ位置までの部位は、正極側収容空間61内に収容されていない。このため、厳密に言えば、正極側収容空間61内には、過電流遮断装置81の一部が収容されているとも言える。
また、図1に示すように、逆止弁83は、蓋13における負極側収容空間62と対向する部位に設けられているため、蓋13が取り付けられた状態において、逆止弁83(厳密に言えば、逆止弁83の一部)は負極側収容空間62内に入り込んでいる(収容されている)。この場合、上方から見て注入口82と負極電極72とが重なり合わないため、注入口82を介して電解液を上方から注入する場合に、負極電極72が邪魔になりにくい。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)正極集電タブ41を集めて正極側集合部51を形成し、その内側面51aa〜51ccによって形成される正極側収容空間61に、過電流遮断装置81を収容した。これにより、電池ケース11内には、正極側集合部51を配置するためのスペース以外に、過電流遮断装置81を配置するための専用スペースを別途確保する必要がない。よって、電池ケース11内で、過電流遮断装置81を配置するのに必要としていたスペースを、電極体14を配置するためのスペースとして利用することができる。したがって、電池ケース11内において電極体14が占める割合を大きくすることができ、エネルギ密度の向上を図ることができる。
特に、正極側集合部51を配置するためのスペースは充放電に寄与しないものである。そして、上記充放電に寄与しないスペースを利用して過電流遮断装置81が配置されている。これにより、充放電に寄与しないスペースの有効活用を図ることができる。また、各電極シート21,22を捲回することによって、自ずと複数の正極集電タブ41が集合するため、正極側集合部51を容易に形成することができる。
ここで、各集合部51,52の間に過電流遮断装置81を配置する構成も考えられる。しかしながら、二次電池10の内部抵抗を小さくする観点に着目すれば、各集合部51,52が短絡しない範囲内で各集電タブ41,42の長手方向の長さ寸法L1を大きく設定するのが好ましい。この場合、各集合部51,52が近づき、過電流遮断装置81を配置するためのスペース確保が困難となる。
これに対して、本実施形態によれば、正極側収容空間61に過電流遮断装置81を収容することにより、各集合部51,52が近づいている場合であっても、過電流遮断装置81を好適に配置することができる。これにより、二次電池10の内部抵抗の低減を図りつつ、エネルギ密度の向上を図ることができる。
(2)正極側収容空間61に、過電流遮断装置81を介して正極側集合部51と正極端子31とを電気的に接続する正極電極71を収容した。そして、過電流遮断装置81を囲むように正極電極71を形成した。これにより、正極側収容空間61内に、正極電極71及び過電流遮断装置81双方を互いに干渉することなく収容することができる。
(3)負極側収容空間62に逆止弁83を収容するとともに、負極側集合部52と負極端子32とを電気的に接続する負極電極72を収容した。そして、負極電極72と、逆止弁83(注入口82)とが上方から見て重ならないように負極電極72を形成した。これにより、負極側収容空間62内に、負極電極72及び逆止弁83双方を互いに干渉することなく収容することができるとともに、注入口82を介して電解液を注入する場合に、負極電極72が邪魔になることを回避することができる。
なお、上記実施形態に限られず、例えば以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、電極体14は捲回軸方向が容器12の深さ方向と一致する所謂縦置き(横巻き配置)であったが、これに限られず、捲回軸方向が容器12の深さ方向と直交する方向と一致する所謂横置き(縦巻き配置)であってもよい。この場合、各集合部51,52の位置に合わせて、容器12における各集合部51,52と対向する壁部に各端子31,32を設けてもよい。
○ 実施形態では、電極体14の上端部に、正極側集合部51及び負極側集合部52が形成されている構成であったが、これに限られず、例えば電極体14の捲回軸方向の一方に正極側集合部51を形成し、他方に負極側集合部52を形成してもよい。
○ 実施形態では、電極体14は、1の正極シート及び1の負極シートがセパレータを介して捲回された捲回型であったが、これに限られず、複数の正極シートと複数の負極シートとがセパレータを介して交互に積層されている積層型を採用してもよい。この場合、正極シートにおける一端部のうち一方側に正極集電タブを設け、負極シート22における一端部のうち正極集電タブとは反対側の他方側に負極集電タブを設ける。そして、各集電タブを集めてなる集合部の内側面によって収容空間ができるように(例えば積層方向の両端側に集電タブが集まるように)各集電タブを加圧(圧接)する。
つまり、集合部は、実施形態のように1の電極シートに複数の集電タブが形成されている構成においてこれらを集めて形成されるものであってもよく、上記構成のように複数の電極シートにそれぞれ集電タブを設け、それらを集めて形成されるものであってもよい。
○ 正極電極71は、過電流遮断装置81を介して、正極側集合部51と正極端子31とを電気的に接続することができればよく、その具体的な形状は任意である。例えば、底部71aを削除して、捲回軸方向から見てU字状又はコの字状に形成してもよい。この場合、第2起立部71c及び第3起立部71dによって過電流遮断装置81を挟むとよい。
○ 各電極シート21,22の一方(例えば正極シート21)に集電タブを設け、他方(例えば負極シート22)には集電タブを設けない構成としてもよい。この場合、他方の電極シートを容器12に電気的に接続してもよい。かかる構成であっても、一方の電極シートに設けられた集電タブを集めて集合部を形成し、その集合部の内側面にて区画形成される収容空間内に過電流遮断装置81を配置すればよい。
○ 正極側集合部51と過電流遮断装置81とを直接接続してもよい。この場合、正極電極71を省略することができ、構成の簡素化を図ることができる。
○ 正極側ベース部31aと正極側集合部51との接触を抑制するために、正極集電タブ41の電極体14からの延出寸法L3を小さくしてもよい。この場合であっても、過電流遮断装置81の一部が正極側収容空間61に収容される。
○ また、電気的に絶縁した状態で正極側集合部51の上端部と蓋13の内面とを接合したり、過電流遮断装置81と正極側ベース部31aとの間に両者を電気的に接続する接続体を別途設けたりすることにより、厳密に過電流遮断装置81全体が正極側収容空間61内に収容される構成としてもよい。要は、正極側収容空間61内に、過電流遮断装置81の少なくとも一部が収容されていればよい。
○ 実施形態では、正極側収容空間61内に過電流遮断装置81が収容されていたが、これに限られず、負極側収容空間62内に過電流遮断装置81が収容される構成としてもよい。同様に、正極側収容空間61内に逆止弁83を収容する構成としてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術思想について以下に記載する。
(イ)前記電池ケースには、
電解液を注入するための注入口と、
前記電池ケースの内側に向けて突出して形成され、前記注入口から前記電池ケース内への前記電解液の注入を許容する一方、前記注入口から前記電池ケース外への前記電解液の流出を規制する弁と、
が設けられており、
前記集合部として、前記正極シートの一端部に形成された正極集電タブを複数集めてなる正極側集合部と、前記負極シートの一端部に形成された負極集電タブを複数集めてなる負極側集合部と、を備え、
前記収容空間として、前記正極側集合部の内側面により区画形成された正極側収容空間と前記負極側集合部の内側面により区画形成された負極側収容空間とが形成されており、
前記各収容空間のうち一方には前記過電流遮断装置の少なくとも一部が収容されており、他方には前記弁の少なくとも一部が収容されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の二次電池。
(ロ)前記電池ケースには正極端子及び負極端子が設けられており、
前記各収容空間のうち前記弁の少なくとも一部が収容されている収容空間には、同一極性の集合部と端子とを接続する電極が収容されており、
前記電極は、前記注入口の下方を避けて形成されていることを特徴とする技術思想(イ)に記載の二次電池。
10…二次電池、11…電池ケース、14…電極体、21…正極シート、22…負極シート、41…正極集電タブ、42…負極集電タブ、51…正極側集合部、51aa〜51cc…正極側集合部の内側面、52…負極側集合部、52aa〜52cc…負極側集合部の内側面、61…正極側収容空間、62…負極側収容空間、71…正極電極、72…負極電極、81…過電流遮断装置。

Claims (4)

  1. 電池ケースと、
    当該電池ケース内に収容され、正極シート、負極シート及びセパレータを少なくとも有する電極体と、
    を備えた二次電池において、
    前記正極シートと前記負極シートの少なくとも一方の一端部に形成された集電タブを複数集めてなる集合部を備え、
    前記集合部の内側面により区画形成された収容空間内に過電流遮断装置の少なくとも一部が収容されていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記電池ケースには端子が設けられており、
    前記収容空間内には、前記過電流遮断装置を介して前記集合部と前記端子とを接続する電極が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記電極は、前記過電流遮断装置を介して対向する対向部を備え、
    前記対向部は、前記集合部と溶接されていることを特徴とする請求項2に記載の二次電池。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の二次電池が搭載されたことを特徴とする車両。
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