JP2013130152A - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミック系材料を用いて燃焼器を製作した場合であっても、好適に金属製のケーシングに固定して支持させることが可能なガスタービンの燃焼器を提供する。
【解決手段】セラミック系材料からなり、燃焼室2aを形成する筒体2と、筒体2の外周面2dに外嵌される金属製の治具23、31(24、32)とを備え、治具23、31を介して筒体2と筒体2を内包する金属製のケーシング8とを接続し、ケーシング8内で筒体2を固定して支持するように構成する。また、筒体2の外周面2dに、外周面2dから内側に凹み、周方向に繋がる環状の溝部22、30を設け、溝部22、30に嵌合させて治具23、31を筒体2の外周面2dに外嵌する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスタービンの燃焼器に関する。
従来、ガスタービンは、外気を取り込んで圧縮空気を生成する圧縮機と、燃料を圧縮空気に混合して燃焼させ、高温、高圧の燃焼ガスを生成する複数の燃焼器と、各燃焼器で生成した燃焼ガスのエネルギーを回転動力に変換して駆動するタービンとを備えて構成されている。
また、燃焼器1は、図11に示すように、内部が燃焼室2aとされ、燃焼ガスをタービンのガス供給口からガス流路内の動翼及び静翼に向けて給送するための金属製の尾筒2と、尾筒2に繋がる内筒3内に設けられ、尾筒2内に燃料及び圧縮空気を供給する燃料供給器4とを備えて構成されている。さらに、燃料供給器4は、パイロット燃料を供給して燃焼室2aに拡散火炎を形成するパイロットバーナ5と、メイン燃料及び圧縮空気を予混合するとともに供給して燃焼室2aに予混合火炎を形成する複数のメインノズル6とを備えている。そして、燃焼器1は、金属製のケーシング8に固定して支持されるとともに、タービンロータの回転軸線を中心として周方向に等間隔で複数配設されている。
このように構成したガスタービンでは、燃焼器1のパイロットバーナ5やメインノズル6で燃料を燃焼して尾筒2の燃焼室2aで高温、高圧の燃焼ガスを生成し、尾筒2を通じてタービン室に送る。これにより、動翼及び静翼が燃焼ガスを受け、タービンロータが回転する。
一方、ガスタービンを高効率化するためには、燃焼器で生成する燃焼ガスの温度を上げることが必要になるが、これに伴い尾筒や内筒の筒体内の温度が上がるため、最大限有効に冷却を行なったとしても、金属製の尾筒や内筒を用いた場合には、耐熱性の点で限界があり、十分にガスタービンの高効率化を図ることが困難であった。
これに対し、優れた高温耐性や強度特性を有するファインセラミックやセラミック基質複合材料(CMC:Ceramic Matrix Composites)のセラミック系材料を用いて燃焼器の尾筒や内筒の筒体を製作し、この無冷却で焼損が生じない筒体を備えることによって、ガスタービンの高効率化を図り、無冷化することでNOxなどの有害物質の排出量の低減を図ることが提案、実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−3072号公報
しかしながら、CMCなどのセラミック系材料を用いて燃焼器の筒体(尾筒や内筒)を形成した場合には、従来のように筒体をケーシングに溶接することができない。また、セラミック系材料と金属では熱膨張率が大きく異なるため、ボルトを筒体に螺合させるボルト接合を用いて筒体とケーシングを接続すると、互いの熱膨張率の違いによって筒体のボルト接合部分に大きな応力が発生して燃焼器の筒体に損傷が生じるおそれがあった。また、セラミック系材料と金属の熱膨張率の違いによって、筒体のボルト接合部分に大きなクリアランスが生じ、これに伴い燃焼時に大きな振動が発生して筒体に損傷が生じるおそれもある。
参考として、例えば40〜400℃の温度範囲での熱膨張率がステンレス鋼で18.0×10−6/℃であるのに対し、ファインセラミックの熱膨張率は、ジルコニアで10.5×10−6/℃、アルミナで7.2×10−6/℃、炭化ケイ素で4.4×10−6/℃、窒化ケイ素で12.6×10−6/℃であり、セラミック系材料と金属の熱膨張率は大きく異なる。
このため、高温の燃焼ガスを生成するためにセラミック系材料を用いて製作した尾筒(筒体)を、好適に金属製のケーシングに固定して支持できるようにする手法が強く望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑み、セラミック系材料を用いて燃焼器を製作した場合であっても、好適に金属製のケーシングに固定して支持させることが可能なガスタービンの燃焼器を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のガスタービンの燃焼器は、セラミック系材料からなり、燃焼室を形成する筒体と、該筒体の外周面に外嵌される金属製の治具とを備え、前記治具を介して前記筒体と該筒体を内包する金属製のケーシングとを接続し、前記ケーシング内で前記筒体を固定して支持するように構成されていることを特徴とする。
この発明においては、燃焼器の尾筒などの筒体の外周面に治具を外嵌し、この治具を介して筒体とケーシングを接続することで、筒体をケーシング内で固定して支持することが可能になる。すなわち、セラミック系材料からなる筒体をボルト接合することなく、金属製のケーシングに繋げて所定位置に配設することができる。
そして、熱膨張率が大きく異なる金属製の治具(及びケーシング)とセラミック系材料の筒体との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、外周面に金属製の治具を外嵌して筒体を支持するようにしているため、筒体と治具との間に熱伸び差を吸収するように相対変位を生じさせることができる。これにより、従来のボルトを筒体に螺合させるボルト接合を用いて金属製のケーシングとセラミック系材料の筒体を接続する場合のように、熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して筒体に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、本発明のガスタービンの燃焼器においては、前記筒体の外周面に、該外周面から内側に凹み、周方向に繋がる環状の溝部が設けられ、前記溝部に嵌合させて前記治具が前記筒体の外周面に外嵌されていることが望ましい。
この発明においては、筒体の外周面に形成した環状の溝部に嵌合させて、治具を筒体の外周面に外嵌するようにしたことで、筒体の所定位置に治具を配置し、この治具を介して安定した状態で好適に筒体をケーシングに固定して支持させることができる。
さらに、本発明のガスタービンの燃焼器においては、前記治具と前記筒体の外周面との間に弾性体が介設されていることがより望ましい。
この発明においては、金属製の治具とセラミック系材料の筒体との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、筒体と治具との間に生じるこの熱伸び差を弾性体の弾性変形によって吸収し、筒体と治具との間に相対的な変位を生じさせることができる。これにより、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して筒体に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、本発明のガスタービンの燃焼器においては、前記治具が複数に分割可能に形成され、前記治具の分割片同士を連結手段で連結するとともに前記筒体の外周面に外嵌されていてもよい。
この発明においては、金属製の治具とセラミック系材料の筒体との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、連結手段による治具の分割片同士の連結部分で、筒体と治具との間に生じる熱伸び差を吸収し、筒体と治具との間に相対的な変位を生じさせるように構成することが可能になる。これにより、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して筒体に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
さらに、本発明のガスタービンの燃焼器においては、前記連結手段が弾性体を備え、該弾性体の弾性力によって前記治具の分割片同士を変位可能に連結するとともに前記筒体を複数の分割片でクランプ保持するように前記治具が構成されていることが望ましい。
この発明においては、金属製の治具とセラミック系材料の筒体との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、筒体と治具との間に生じるこの熱伸び差を、治具の分割片同士を連結する連結手段が具備する弾性体の弾性変形によって吸収して、筒体と治具との間に相対的な変位を生じさせることができる。これにより、確実に、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して筒体に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、このとき、連結手段の弾性体の弾性力(付勢力)で分割片同士を変位可能に連結し、且つ筒体が連結手段の複数の分割片でクランプ保持されるため、筒体と治具との間に生じる熱伸び差を吸収するように弾性体が弾性変形して分割片が変位しても、各分割片によって筒体をクランプ保持した状態を維持することができる。これにより、治具の分割片と筒体の外周面とが常に密着し、筒体と治具との間に相対的な変位を生じても大きなクリアランスが生じることを防止でき、燃焼時にクリアランスに起因して振動が生じることを防止できる。
また、本発明のガスタービンの燃焼器においては、前記筒体の外周面に、該外周面から外側に突出するとともに前記筒体の軸線中心の周方向に所定の間隔をあけて複数の突起部が設けられ、該突起部に当接させて前記治具が前記筒体の外周面に外嵌されていてもよい。
この発明においては、筒体の外周面に突設した複数の突起部を治具に当接させて筒体の外周面に治具を外嵌するようにしたことで、治具を介して、ケーシングに筒体を安定した状態で固定支持させることが可能になる。
さらに、本発明のガスタービンの燃焼器において、前記治具には、該治具を前記筒体の外周面に外嵌した状態で前記各突起部の先端面が面接触する当接面が形成されていることが望ましい。
この発明においては、筒体の外周面に突設した複数の突起部を治具に当接させるとともに、突起部の先端面が治具の当接面に面接触することで、治具を介して、ケーシングに筒体をさらに安定した状態で固定支持させることが可能になる。
本発明のガスタービンの燃焼器においては、熱膨張率が大きく異なる金属製の治具(及びケーシング)とセラミック系材料の筒体との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、外周面に金属製の治具を外嵌して筒体を支持するようにしているため、筒体と治具との間に熱伸び差を吸収するように相対変位を生じさせることができる。
これにより、従来のボルトを筒体に螺合させるボルト接合を用いて金属製のケーシングとセラミック系材料の筒体を接続する場合のように、熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して筒体に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
本発明の一実施形態にかかるガスタービンを示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の尾筒(筒体)を示す図である。 図2のX1−X1線矢視図(a)、X2−X2線矢視図(b)を示す図であり、本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態のガスタービンの燃焼器の治具の変形例を示す図である。 従来のガスタービンの燃焼器を示す図である。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係るガスタービンの燃焼器について説明する。
はじめに、本実施形態のガスタービンAは、図1に示すように、外気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機10と、燃料供給源から供給した燃料を圧縮空気と混合して燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の燃焼器Bと、燃焼器Bで生成した高温・高圧の燃焼ガスが送られて駆動するタービン11とを備えて構成されている。
また、タービン11は、金属製のケーシング8と、ケーシング8内で回転するタービンロータ12とを備え、このタービンロータ12は、例えばタービンロータ12の回転で発電する発電機(不図示)に接続されている。さらに、本実施形態のタービンロータ12は、多段動翼型のタービンロータであり、複数のロータディスクを積層してなるロータ本体13と、各ロータディスクから放射方向に延びる複数の動翼14とを備えている。また、各段の動翼14の各上流側には、ケーシング8の内周面からロータ本体13に近づく方向に延びる複数の静翼15が固設されている。
一方、複数の燃焼器Bは、タービン11の金属製のケーシング8内に配設されるとともに、タービンロータ12の回転軸線O1中心の周方向に互いに等間隔で配設されている。
また、本実施形態の燃焼器Bは、図2に示すように、高温・高圧の燃焼ガスをタービン室(タービン11のガス入口からタービン11のガス流路内)に送る尾筒(筒体)2と、この尾筒2の内部の燃焼室2aに燃料及び圧縮空気を供給する燃料供給器4とを備えて構成されている。さらに、燃料供給器4は、パイロット燃料を燃焼室2aに供給して拡散火炎を形成するパイロットバーナ5と、メイン燃料及び圧縮空気を混合した予混合気体を燃焼室2aに供給して予混合火炎を形成する複数のメインノズル6と、パイロットバーナ5とメインノズル6を内包しつつ尾筒2に一体に繋がる内筒(筒体)3とを備えている。
また、尾筒2は、略円筒状に形成され、図2及び図3に示すように、軸線O2方向一端側の上流端部2bを燃料供給器11に繋げて配設される胴体部16と、胴体部16の軸線O2方向他端側の下流端部2c側に一体に設けられ、軸線O2方向一端側から他端に向かうに従って漸次横方向に拡幅してなる略矩形筒状のタービン導入部17とを備えて形成されている。
そして、本実施形態の燃焼器Bにおいては、尾筒2と燃料供給器4の内筒3の筒体が、優れた高温耐性や強度特性を有するファインセラミックやセラミック基質複合材料(CMC)のセラミック系材料を用いて形成され、金属製の筒体を用いた場合と比較し、燃焼器Bで生成する燃焼ガスの温度を高めることができるように構成されている。すなわち、この燃焼器Bは、セラミック系材料からなる筒体2、3を備えることで、ガスタービンAを高効率化したり、無冷化することでNOxなどの有害物質の排出量を低減できるように構成されている。
また、本実施形態の燃焼器Bは、図2に示すように、金属製のケーシング8内の所定位置に、支持構造20、21によって固定支持して配設されている。また、燃焼器Bは、第1支持構造20を介して尾筒2の胴体部16の上流端部2b側を、第2支持構造21を介してタービン導入部17をそれぞれ、ケーシング8に繋げて固定支持されている。
第1支持構造20は、図2、図3、図4(a)に示すように、尾筒2の胴体部16の外周面2dから径方向内側に凹み、尾筒2の軸線O2中心の周方向に延びて環状に形成されたサポート治具設置用溝部(溝部)22と、胴体部16の外周面2dに外嵌されるとともにケーシング8に繋げて配設されるサポート治具23とで構成されている。
また、サポート治具23は、金属製の治具であり、尾筒2の胴体部16に形成されたサポート治具設置用溝部22に嵌合して配設される環状の外嵌部材24と、一端をケーシング8の内面に溶接するなどして固設される支持部材25とを備えている。
外嵌部材24は、例えば2分割して形成され、サポート治具設置用溝部22に各分割片24a、24bを嵌合するとともに分割片24a、24bの端部24c同士を溶接するなどして環状を呈するように形成されている。また、外嵌部材24は、分割片24a、24bの端部24c同士を溶接するなどして環状を呈するように形成しつつ、尾筒2の胴体部16の外周面2dに外嵌設置される。さらに、この外嵌部材24には、外周面2dから径方向外側に突出し、周方向に所定の間隔をあけて配設された同形同大の2つのサポート座26が設けられている。
支持部材25は、一端をケーシング8に溶接するなどして突設される軸部27と、軸部27の他端に一体に設けられた円弧状の受部28とを備えて略Y字状に形成されている。
このように構成した第1支持構造20においては、尾筒2の胴体部16の外周面2dのサポート治具設置用溝部22に、サポート治具23の外嵌部材24を嵌合して取り付け、外嵌部材24の2つのサポート座26を受部26に当接させて支持部材25に載置するように配設することで、尾筒2をケーシング8に固定して支持する。
一方、第2支持構造21は、図2、図3、図4(b)に示すように、尾筒2のタービン導入部17の外周面2dから径方向内側に凹み、尾筒2の軸線O2中心の周方向に延びて環状に形成されたガセット治具設置用溝部(溝部)30と、タービン導入部17の外周面2dに外嵌されるとともにケーシングに繋げて配設されるガセット治具31とで構成されている。
また、ガセット治具31は、金属製の治具であり、尾筒2のタービン導入部17に形成されたガセット治具設置用溝部30に嵌合して配設される環状の外嵌部32と、外嵌部32と一体に形成され、ケーシング8に固着する固定板部34とを備えて形成されている。
外嵌部32は、例えば2分割して形成され、ガセット治具設置用溝部30に各分割片32a、32bを嵌合するとともに分割片32a、32bの端部32c同士を溶接するなどして環状を呈するように形成されている。また、外嵌部32は、分割片32a、32bの端部32c同士を溶接するなどして環状を呈するように形成しつつ、尾筒2のタービン導入部17の外周面2dに外嵌設置される。
固定板部34は、その一面から他面に貫通してボルト挿通孔34sが形成され、このボルト挿通孔34aにボルト33を挿通しケーシング8に螺着することによって、ケーシング8に固着される。
このように構成した第2支持構造21においては、尾筒2のタービン導入部17の外周面2dのガセット治具設置用溝部30に外嵌部32を嵌合してガセット治具31を取り付け、固定板部34をボルト33でケーシング8に固着することで、尾筒2をケーシング8に固定して支持する。
上記構成からなる本実施形態の燃焼器Bにおいては、燃焼器Bの尾筒2や内筒3の筒体がセラミック系材料を用いて製作され、この燃焼器Bを固定して支持するケーシング8が金属製であるため、燃焼ガスを生成する際に、これらセラミック系材料と金属の熱膨張率の違いによって、大きな熱伸び差が発生する。
そして、従来のようにセラミック系材料の燃焼器Bの筒体(尾筒2)と金属製のケーシング8は、溶接することができず、また、筒体2にボルトを螺着するボルト接合を用いると、熱伸び差によって筒体2に大きな応力が発生し、筒体2(燃焼器B)の接合部分に損傷が発生する。さらに、熱伸び差によって接合部分にクリアランスが生じ、燃焼時に大きな振動が発生する。
これに対し、本実施形態の燃焼器Bでは、燃焼器Bの尾筒2の外周面2dに治具23、31を外嵌し、この治具23、31を介して尾筒2とケーシング8が接続されている。すなわち、セラミック系材料からなる筒体2がボルト接合することなく、金属製のケーシング8に繋げて配設されている。
このため、熱膨張率が大きく異なる金属製の治具23、31(ケーシング8)とセラミック系材料の尾筒2との間に大きな熱伸び差が生じた場合であっても、単に治具23、31を外嵌して尾筒2が支持されているため、尾筒2と治具23、31との間に熱伸び差を吸収するように相対的な変位が生じる。これにより、従来のボルト接合によって金属製のケーシング8とセラミック系材料の尾筒2を接合した場合のように、熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して尾筒2に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することが防止される。
したがって、本実施形態のガスタービンの燃焼器においては、燃焼器Bの尾筒(筒体)2の外周面2dに治具23、31を外嵌し、この治具23、31を介して尾筒2とケーシング8を接続することで、尾筒2をケーシング8内で固定して支持することが可能になる。すなわち、セラミック系材料からなる筒体2をボルト接合することなく、金属製のケーシング8に繋げて所定位置に配設することができる。
そして、熱膨張率が大きく異なる金属製の治具23、31(及びケーシング8)とセラミック系材料の尾筒2との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、外周面2dに金属製の治具23、31を外嵌して尾筒2を支持するようにしているため、尾筒2と治具23、31との間に熱伸び差を吸収するように相対変位を生じさせることができる。
これにより、従来のボルトを尾筒2に螺合させるボルト接合を用いて金属製のケーシング8とセラミック系材料の尾筒2を接続する場合のように、熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して尾筒2に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、本実施形態のガスタービンの燃焼器Bにおいては、尾筒2の外周面2dに形成した環状の溝部22、30に嵌合させて、治具23、31を尾筒2の外周面2dに外嵌するようにしたことで、尾筒2の所定位置に治具23、31を配置し、この治具23、31を介して安定した状態で好適に尾筒2をケーシング8に固定して支持させることができる。
以上、本発明に係るガスタービンの燃焼器の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば図5に示すように、治具23、31(外嵌部材24、外嵌部32)が複数に分割可能に形成され、各分割片24a、24b、32a、32bの端部24c、32cに設けたフランジ部35同士を、これらフランジ部35に形成したネジ孔に螺合しつつボルト(連結手段)36で連結して、筒体2の外周面2dに治具23、31を外嵌するように構成してもよい。この場合には、金属製の治具23、31とセラミック系材料の尾筒(筒体)2との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、連結手段36による治具23、31の分割片24a、24b、32a、32b同士の連結部分で、尾筒2と治具23、31との間に生じる熱伸び差を吸収し、尾筒2と治具23、31との間に相対的な変位を生じさせるように構成することが可能になる。これにより、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して尾筒2に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、例えば図6に示すように、治具23、31(外嵌部材24、外嵌部32)と尾筒(筒体)2の外周面2dとの間に板バネなどの弾性体40を介設して、治具23、31が尾筒2の外周面2dに外嵌されていてもよい。この場合には、金属製の治具23、31とセラミック系材料の尾筒2との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、尾筒2と治具23、31との間に生じるこの熱伸び差を弾性体40の弾性変形によって吸収し、尾筒2と治具23、31との間に相対的な変位を生じさせることができる。これにより、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して尾筒2に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
さらに、例えば図7及び図8に示すように、複数に分割可能に形成した治具23、31(外嵌部材24、外嵌部32)の各分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gの端部24c、32cに設けたフランジ部35同士を、これらフランジ部35に形成した挿通孔にボルト(連結手段)36を挿通しつつボルト36の端部にナット(連結手段)41を螺着して連結するようにしてもよい。そして、このとき、ボルト36の頭部及びナット41と治具23、31の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gのフランジ部35の間にバネなどの弾性体42を設け、この弾性体42の弾性力(付勢力)で治具23、31の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32g同士を変位可能に連結するとともに、尾筒(筒体)2を複数の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gでクランプ保持するようにしてもよい。
この場合には、金属製の治具23、31とセラミック系材料の尾筒2との間に、高温になって大きな熱伸び差が生じた場合であっても、尾筒2と治具23、31との間に生じるこの熱伸び差を、治具23、31の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32g同士を連結する連結手段が具備する弾性体42の弾性変形によって吸収して、尾筒2と治具23、31との間に相対的な変位を生じさせることができる。これにより、確実に、従来のように熱伸び差に伴って接合部分に大きな応力が発生して尾筒2に破損が生じたり、接合部分に大きなクリアランスが生じて燃焼時に大きな振動が発生することを防止できる。
また、このとき、連結手段の弾性体42の弾性力で分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32g同士を変位可能に連結し、且つ尾筒2が連結手段の複数の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gでクランプ保持されるため、尾筒2と治具23、31との間に生じる熱伸び差を吸収するように弾性体42が弾性変形して分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gが変位しても、各分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gによって尾筒2をクランプ保持した状態を維持することができる。これにより、治具23、31の分割片24a、24b、24d、24e、32a、32b、32d、32e、32f、32gと尾筒2の外周面2dとが常に密着し、尾筒2と治具23、31との間に相対的な変位を生じても大きなクリアランスが生じることを防止でき、燃焼時にクリアランスに起因して振動が生じることを防止できる。
さらに、例えば図9に示すように、尾筒(筒体)2の外周面2dに、外周面2dから外側に突出するとともに尾筒2の軸線O2中心の周方向に所定の間隔をあけて複数の突起部43を設け、この突起部43に当接させて治具23、31(外嵌部材24、外嵌部32)を尾筒2の外周面2dに外嵌するようにしてもよい。この場合には、治具23、31を介して、ケーシング8に尾筒2を安定した状態で固定支持させることが可能になる。
さらに、例えば図10に示すように、治具23、31(外嵌部材24、外嵌部32)に、この治具23、31を尾筒(筒体)2の外周面2dに外嵌した状態で各突起部43の先端面43aが面接触する当接面44を形成するようにしてもよい。この場合には、尾筒2の外周面2dに突設した複数の突起部43を治具23、31に当接させるとともに、突起部43の先端面43aが治具23、31の当接面44に面接触することで、治具23、31を介して、ケーシング8に尾筒2をさらに安定した状態で固定支持させることが可能になる。
1 従来の燃焼器
2 尾筒(筒体)
2a 燃焼室
2b 上流端部
2c 下流端部
2d 外周面
3 内筒(筒体)
4 燃料供給器
5 パイロットバーナ
6 メインノズル
8 ケーシング
10 圧縮機
11 タービン
12 タービンロータ
13 ロータ本体
14 動翼
15 静翼
16 胴体部
17 タービン導入部
20 第1支持構造
21 第2支持構造
22 サポート治具設置用溝部(溝部)
23 サポート治具
24 外嵌部材
25 支持部材
26 サポート座
27 軸部
28 受部
30 ガセット治具設置用溝部(溝部)
31 ガセット治具
32 外嵌部
33 ボルト
34 固定板部
34a ボルト挿通孔
35 フランジ部
36 ボルト(連結手段)
40 弾性体(板バネ)
41 ナット(連結手段)
42 弾性体(連結手段)
43 突起部
43a 先端面
44 当接面
A ガスタービン
B 燃焼器
O1 回転軸線
O2 尾筒の軸線

Claims (7)

  1. セラミック系材料からなり、燃焼室を形成する筒体と、
    該筒体の外周面に外嵌される金属製の治具とを備え、
    前記治具を介して前記筒体と該筒体を内包する金属製のケーシングとを接続し、前記ケーシング内で前記筒体を固定して支持するように構成されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  2. 請求項1記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記筒体の外周面に、該外周面から内側に凹み、周方向に繋がる環状の溝部が設けられ、前記溝部に嵌合させて前記治具が前記筒体の外周面に外嵌されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記治具と前記筒体の外周面との間に弾性体が介設されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記治具が複数に分割可能に形成され、前記治具の分割片同士を連結手段で連結するとともに前記筒体の外周面に外嵌されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  5. 請求項4記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記連結手段が弾性体を備え、該弾性体の弾性力によって前記治具の分割片同士を変位可能に連結するとともに前記筒体を複数の分割片でクランプ保持するように前記治具が構成されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記筒体の外周面に、該外周面から外側に突出するとともに前記筒体の軸線中心の周方向に所定の間隔をあけて複数の突起部が設けられ、該突起部に当接させて前記治具が前記筒体の外周面に外嵌されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  7. 請求項6記載のガスタービンの燃焼器において、
    前記治具には、該治具を前記筒体の外周面に外嵌した状態で前記各突起部の先端面が面接触する当接面が形成されていることを特徴とするガスタービンの燃焼器。
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