JP2013126853A - ラッププリテンショナ - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス発生剤の燃えカス等を消火した状態でガスと共に外部に放出できるラッププリテンショナを得る。
【解決手段】プリテンショナ10のプリテンショナ本体12を構成するシリンダ14の一端には消火部110が取り付けられている。消火部110のケース112内には消火剤122が密封された袋120が設けられており、ガスジェネレータ72にて発生したガスの圧力でピストン16と共にワイヤ30がプリテンショナ本体12の一端側へ移動すると、袋120が刺突部136によって突き破られる。この状態で、ガスと共にガス発生剤等の燃えカスが消火剤122の間を通過すると、ガス発生剤等の燃えカスに消火剤122が付着して消火する。
【選択図】図1
【解決手段】プリテンショナ10のプリテンショナ本体12を構成するシリンダ14の一端には消火部110が取り付けられている。消火部110のケース112内には消火剤122が密封された袋120が設けられており、ガスジェネレータ72にて発生したガスの圧力でピストン16と共にワイヤ30がプリテンショナ本体12の一端側へ移動すると、袋120が刺突部136によって突き破られる。この状態で、ガスと共にガス発生剤等の燃えカスが消火剤122の間を通過すると、ガス発生剤等の燃えカスに消火剤122が付着して消火する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のシートベルト装置を構成するラッププリテンショナに関する。
下記特許文献1に開示されているラッププリテンショナはガスジェネレータと称されるガス発生装置内のガス発生剤を燃焼させることで生じたガスの圧力でシリンダ内のピストンを摺動させる。これにより、シートベルト装置のバックルやアンカを引張り、車両急減速時等においてウェビングの張力を増加させている。
ガス発生装置にて発生したガスの一部やガス発生剤の燃えカス等が、シリンダの一端からシリンダの外部に抜け出る。
本発明は、上記事実を考慮して、ガス発生剤の燃えカス等を消火した状態でガスと共に外部に放出できるラッププリテンショナを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るラッププリテンショナは、車両のシートの下部近傍に設けられて、一端が開口したプリテンショナ本体と、前記プリテンショナ本体の内側に設けられて、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動することでウェビングにおいて乗員の腰部を拘束するラップウェビングを間接的にシート下方へ引張るピストンと、前記プリテンショナ本体に設けられて、作動することで発生したガスの圧力で前記ピストンを前記プリテンショナ本体の一端側へ移動させるガス発生装置と、前記プリテンショナ本体に設けられると共に消火剤を有して、前記ガス発生装置から前記プリテンショナ本体内に供給された前記ガスが前記消火剤を通過する消火部と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、車両のシートの下部近傍にプリテンショナ本体が設けられる。このプリテンショナ本体にはガス発生装置が設けられており、このガス発生装置が作動すると、ガス発生装置にて発生したガスがプリテンショナ本体内に供給される。プリテンショナ本体にガスが供給されると、このガスの圧力よりピストンがプリテンショナ本体の一端側へ移動する。このようにピストンがプリテンショナ本体の一端側へ移動するとウェビングにおいて乗員の腰部を拘束する部分、所謂「ラップウェビング」が間接的にシート下方へ引張られ、これにより、ウェビングにより乗員の腰部が強く拘束される。
一方、ガス発生装置にて発生してプリテンショナ本体に供給されたガスがプリテンショナ本体の外部に放出される際には消火部に設けられた消火剤を通過する。このため、ガスと共にプリテンショナ本体の外部へ向かうガス発生剤の燃えカス等が消火剤を通過するので、ガス発生剤の燃えカス等が未だ燃え残っていても消火剤を通過することによって消火される。
請求項2に記載の本発明に係るラッププリテンショナは、請求項1に記載の本発明において、前記ガスの圧力で前記消火剤の少なくとも一部を前記プリテンショナ本体の外部へ放出可能に構成している。
請求項2に記載の本発明に係るラッププリテンショナによれば、ガス発生装置にて発生したガスが消火部の消火剤を通過する際のガスの圧力で消火剤の少なくとも一部がガスと共にプリテンショナ本体の外部に放出される。これによりプリテンショナ本体の近傍に消火剤を付着させることができる。
請求項3に記載の本発明に係るラッププリテンショナは、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記消火剤を封入する袋を含めて前記消火部を構成すると共に、前記ガスが前記消火部へ向かう際に前記袋を突き破る刺突部材を備えている。
請求項3に記載の本発明に係るラッププリテンショナによれば、消火部の消火剤は袋に封入され、ガス発生装置にて発生したガスが消火部へ向かうと、この袋が刺突部材によって突き破られる。これにより、袋内の消火剤をガスやガス発生剤の燃えカス等が通過できる。
このように、消火剤が袋に封入されることで、消火剤を粉体や粒体で構成しても、一定量の消火剤を容易にプリテンショナ本体に設けることができる。
なお、本発明において刺突部材は他とは独立した部材であってもよいし、刺突部材とは異なる機能を有する他の部材の一部であってもよい。
請求項4に記載の本発明に係るラッププリテンショナは、請求項3に記載の本発明において、前記消火部を前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側に設けると共に、先端側が前記ラップウェビングに直接又は間接的に繋げられて基端側が前記ピストンを貫通して前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側へ突出し、前記ピストンと共に前記プリテンショナ本体の一端側へ移動して前記ラップウェビングを間接的にシート下方へ引張る連結部材を設け、前記連結部材における前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側へ突出した部分を前記刺突部材とし、前記ピストンと共に前記連結部材が前記プリテンショナ本体の一端側へ移動することで前記刺突部材である前記連結部材の一端側が前記袋を突き破るように構成している。
請求項4に記載の本発明に係るラッププリテンショナによれば、ガス発生装置にて発生したガスの圧力でピストンが移動し、これにより、連結部材が移動すると、この連結部材におけるプリテンショナ本体の一端側に設けられた刺突部材がプリテンショナ本体の一端側へ向かう。本発明に係るラッププリテンショナでは、プリテンショナ本体の一端側に消火部が設けられるため、プリテンショナ本体の一端側へ向かった刺突部材は消火部へ向かい、消火部の袋が刺突部材によって突き破られる。
このように本発明に係るラッププリテンショナはガス発生装置のガスの圧力で移動する連結部材に刺突部材を設け、この刺突部材の移動方向側に消火部を設けているので、刺突部材を消火部側へ移動させるための構成が実質的に不要となり、構成を簡素化できる。
請求項5に記載の本発明に係るラッププリテンショナは、請求項3に記載の本発明において、前記消火部の前記袋は前記プリテンショナ本体の一端側へ移動する前記ピストンによって直接又は間接的に押圧されることにより前記プリテンショナ本体の一端側へ移動可能に設けられ、前記刺突部材は前記袋よりも前記プリテンショナ本体の一端側に設けられて、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動した前記袋を突き破ると共に、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動する前記ピストンによって直接又は間接的に押圧されることにより前記プリテンショナ本体の一端側へ移動可能に設けられている。
請求項5に記載の本発明に係るラッププリテンショナによれば、ガス発生装置にて発生したガスの圧力でピストンがプリテンショナ本体の一端側へ移動すると、消火部の袋がピストンに直接又は間接的に押圧されてプリテンショナ本体の一端側へ移動する。消火部の袋よりもプリテンショナ本体の一端側には刺突部材が設けられており、消火部の袋がプリテンショナ本体の一端側へ移動して刺突部材に袋が衝突すると袋が刺突部材によって突き破られる。さらに、袋が突き破られた状態で刺突部材がピストンに直接又は間接的に押圧されると刺突部材がプリテンショナ本体の一端側へ移動する。
このように本発明に係るラッププリテンショナは、刺突部材がピストンに直接又は間接的に押圧されることによってプリテンショナ本体の一端側へ移動するため、刺突部材が袋を突き破った後もピストンはプリテンショナ本体の一端側へ移動できる。このような構成では、消火部の袋の近傍に刺突部材を設けることができる。これにより、ピストンがプリテンショナ本体の一端側へ移動してすぐに消火部の袋を刺突部材に突き破らせることができる。このため、例えば、ガスの圧力によるピストンの移動量が小さくても消火部の袋を刺突部材で突き破ることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、ガス発生装置にて発生したガスと共にプリテンショナ本体の外部へ向かうガス発生剤の燃えカス等を消火した状態でプリテンショナ本体の外部へ放出できる。
請求項2に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、プリテンショナ本体の近傍に消火剤を付着させることができる。
請求項3に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、一定量の消火剤をプリテンショナ本体に容易に取り付けることができ、消火部のプリテンショナ本体への組み付けが容易になる。
請求項4に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、刺突部材を消火部側へ移動させるための構成が実質的に不要となり、構成を簡素化できる。
請求項5に記載の本発明に係るラッププリテンショナでは、ガスの圧力によるピストンの移動量が小さくても消火部の袋を刺突部材で突き破ることができる。
次に、本発明の各実施の形態を図1から図5の各図に基づいて説明する。なお、各実施の形態を説明するにあたり、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1には第1の実施の形態に係るラッププリテンショナ10の構成が断面図により示されている。
図1には第1の実施の形態に係るラッププリテンショナ10の構成が断面図により示されている。
この図に示されるようにラッププリテンショナ10はプリテンショナ本体12を備えている。このプリテンショナ本体12はシリンダ14を備えている。シリンダ14は軸方向両端が開口した円筒形状に形成されている。シリンダ14の内側にはピストン16が収容されている。ピストン16はピストン本体18を備えている。ピストン本体18はシリンダ14の一端側(図1の矢印A方向の側)へ向けて漸次外径寸法が大きくなり、少なくとも、シリンダ14の一端側におけるピストン本体18の端部の外周形状はシリンダ14の内周形状に略等しい錐台形状とされている。
ピストン本体18におけるシリンダ14の他端側(図1の矢印B方向の側)の端部にはフランジ部20が形成されている。フランジ部20は外周形状がシリンダ14の内周形状に略等しく設定されていると共に、ピストン本体18に対して略同軸に形成されている。このフランジ部20とピストン本体18におけるシリンダ14の一端側の端部とがシリンダ14の内周部に摺接しており、ピストン16はシリンダ14の一端と他端との間を摺動できる。また、フランジ部20の軸方向中間部にはフランジ部20の外周面にて開口したリング状の溝部22が形成されている。この溝部22にはゴム材やゴム材程度の弾性を有する合成樹脂材によりリング状に形成されたOリング(オーリング)24が嵌め込まれている。Oリング24はシリンダ14の内周部に接しており、Oリング24を境とするシリンダ14の先端側と他端側との間がOリング24により封止されている。
一方、シリンダ14の一端側におけるフランジ部20の側方には複数のクラッチ球26がピストン本体18の外周方向に適宜な間隔をおいて配置されている。各クラッチ球26の直径寸法は、シリンダ14の内径寸法とピストン本体18のフランジ部20側の端部近傍におけるピストン本体18の外径寸法との差の1/2以下に設定されており、シリンダ14の一端側から他端側へピストン16が移動した際(すなわち、シリンダ14内を図1の矢印B方向にピストン16が摺動した際)に、各クラッチ球26が慣性でピストン本体18の外周面(斜面)を移動すると、ピストン本体18の外周部とシリンダ14の内周部とにクラッチ球26が挟まれる。
この状態で更にピストン16がシリンダ14の他端側へ移動すると、ピストン16に伴われてシリンダ14の他端側へ移動するクラッチ球26がシリンダ14の内周側から変形させ、又は、シリンダ14の内周部を削る。このクラッチ球26によるシリンダ14の変形又は切削の際の摩擦がシリンダ14の他端側へのピストン16の摺動を規制する。
ピストン16にはピストン16の軸方向両端にて開口した貫通孔28がピストン16に対して略同軸的に形成されており、この貫通孔28を連結部材としてのワイヤ30が通過している。また、ピストン16の一端側にはピース32が設けられている。ピース32には貫通孔34が形成されており、この貫通孔34をワイヤ30が通過している。ピース32のピストン16とは反対側まで貫通孔34を通過したワイヤ30に対しては抜け止めが施されており、ワイヤ30は貫通孔34を通過してピース32のピストン16側へ抜け出ることができない。したがって、ワイヤ30が貫通孔28を通過してピストン16のピース32とは反対側へ抜け出ることが規制されている。
このワイヤ30のピース32が設けられた側とは反対側の端部は、例えば、図4に示される車両のシートベルト装置の一態様である三点式のシートベルト装置36を構成するアンカ部材であり、また、特許請求の範囲で言う支持部材としてのアンカプレート38や、シートベルト装置36を構成するバックル40の各々に形成された筒状の基部42に係止されている。
図4に示されるように、アンカプレート38は車両室内に設置されたシート44を構成するシートクッション46の幅方向一方の側に設けられている。このアンカプレート38にはシートベルト装置36を構成する長尺帯状のウェビング48の先端部が係止されている。ウェビング48の基端側はシート44の幅方向一方の側で車両の天井部近傍に設けられたスルーアンカ50を通過した状態で下方へ折り返されており、シート44の幅方向一方の側で車両の床部近傍に設けられたシートベルトリトラクタ52のスプールに基端側が係止されている。
上記のスルーアンカ50とアンカプレート38との間でウェビング48はタング54を通過している。シート44に着座した乗員56がタング54と共にウェビング48を引っ張ってシートベルトリトラクタ52のスプールからウェビング48を引き出しつつ身体の前方にウェビング48を掛け回し、この状態でシート44の幅方向他方の側に設けられたバックル40にタング54を装着することで乗員56の身体に対するウェビング48の装着状態になる。
この装着状態で、ウェビング48のタング54とスルーアンカ50との間の部分はショルダウェビング48Aとされて乗員56の肩部や胸部を拘束する。これに対して、ウェビング48のタング54よりも先端側(スルーアンカ50とは反対側)はラップウェビング48Bとされて乗員56の腰部を拘束する。
また、図1に示されるように、ラッププリテンショナ10はシリンダ14と共にプリテンショナ本体12を構成するベースカートリッジ60を備えている。ベースカートリッジ60はカートリッジ本体62を備えている。カートリッジ本体62にはシリンダ装着部64が形成されている。シリンダ装着部64には有底のシリンダ装着孔66が形成されている。シリンダ装着孔66はシリンダ装着部64の外面にて開口しており、このシリンダ装着孔66の開口端からシリンダ14がその他端(図1の矢印B方向側の端部)から嵌挿されてベースカートリッジ60にシリンダ14が装着される。
さらに、カートリッジ本体62にはガスジェネレータ装着部68が形成されている。ガスジェネレータ装着部68には有底のガスジェネレータ装着孔70が形成されている。ガスジェネレータ装着孔70はガスジェネレータ装着部68の外面にて開口しており、底部から開口端への向きはシリンダ装着部64におけるシリンダ装着孔66の底部から開口端への向きに対して交差(特に本実施の形態では略直交)している。
このガスジェネレータ装着孔70にはガス発生装置としてのガスジェネレータ72が嵌挿されている。ガスジェネレータ72の内部には着火されることで燃焼して瞬時にガスを発生させるガス発生剤が収容されている。また、カートリッジ本体62にはガス通過部74が形成されている。ガス通過部74は上述したシリンダ装着孔66の底部にて開口していると共にガスジェネレータ装着孔70の底部にて開口している。したがって、シリンダ装着部64のシリンダ装着孔66はガス通過部74を介してガスジェネレータ装着部68のガスジェネレータ装着孔70に繋がっている。
また、上記のガス通過部74の内側には保護筒82が設けられており、ガス通過部74内においてワイヤ30は保護筒82内を通過している。これにより、ガスジェネレータ72にて発生したガスの熱からワイヤ30が保護されている。この保護筒82にはフランジ部84が形成されている。フランジ部84は保護筒82の本体部分よりも外周形状が大きな板状(例えば円板状)とされており、ガス通過部74内に保護筒82の本体部分が設けられた状態でシリンダ装着孔66の底部と対向している。このフランジ部84にはその厚さ方向に貫通したガス通過孔が形成されており、例えば、フランジ部84がシリンダ装着孔66とガス通過部74とを仕切った状態であっても、フランジ部84に形成されているガス通過孔を介してシリンダ装着孔66とガス通過部74とが繋がっている。
一方、カートリッジ本体62のシリンダ装着部64においてガス通過部74を介してシリンダ装着孔66とは反対側には連結部材通過孔としてのワイヤ通過孔92が形成されている。ワイヤ通過孔92は一端がカートリッジ本体62の内側でガス通過部74に繋がっており、他端がカートリッジ本体62の外面にて開口している。このワイヤ通過孔92の他端の側方にはワイヤガイド部94が設けられている。ワイヤ30はワイヤガイド部94に倣って湾曲してワイヤ通過孔92の他端からワイヤ通過孔92を通過して、ガス通過部74内の保護筒82に入り込んでいる。
また、本ラッププリテンショナ10は消火部110を備えている。図1に示されるように、消火部110はケース112を備えている。ケース112は、そのシリンダ14の一端側の端部が底部により閉止された有底円筒形状に形成されている。ケース112の外径寸法はシリンダ14の内径寸法に略等しく(厳密には僅かに小さく)設定されており、シリンダ14の一端側でシリンダ14に嵌挿されている。シリンダ14の他端側にはかしめ部114が形成されており、かしめ部114と共にケース112が変形されることでシリンダ14の軸方向へのケース112の変位が規制されている。
かしめ部114よりもプリテンショナ本体12の他端側(矢印B方向側)ではケース112にリング状の溝部116が形成されている。この溝部116はケース112の外周面にて開口している。この溝部116にはOリング(オーリング)118が嵌め込まれている。ケース112をシリンダ14に嵌挿した状態でOリング118は溝部116の底部に密着していると共にプリテンショナ本体12の内周面に密着し、このピストン本体18を介してプリテンショナ本体12の一端側と他端側との間を封止している。
一方、ケース112の内側には袋120が収容されている。この袋120の内側には消火剤122が密封された状態で封入されている。この消火剤122は炭酸水素ナトリウムやリン酸二水素アンモニウム等を粉末状又は粒状にすることで形成されている。ケース112におけるシリンダ14の他端側(図1の矢印B方向の側)にはメッシュシート132が設けられている。メッシュシート132の略中央には内径寸法がワイヤ30の外径寸法以上の孔134が形成されている。
ワイヤ30においてピース32よりもシリンダ14の一端側(図1の矢印A方向の側)の部分は刺突部材としての刺突部136とされている。シリンダ14の一端側へ摺動するピストン16と共にワイヤ30がシリンダ14の一端側へ移動すると、刺突部136はメッシュシート132の孔134を通過してケース112の内側に入り込み、袋120を突き破る。
また、上述したケース112の底部には複数の透孔138が形成され、この透孔138及びシリンダ14の一端の開口を介してケース112の内側とシリンダ14の外側とが連通している。さらに、ケース112の周壁には複数の透孔140が形成されている。このケース112の透孔140に対向するようにシリンダ14には複数の透孔142が形成されている。このため、ケース112の内側とシリンダ14の外側とがケース112の透孔140及びシリンダ14の透孔142を介して連通している。
これにより、上記のように袋120がワイヤ30の刺突部136によって突き破られると、消火剤122がケース112の底部の透孔138や、ケース112の周壁の透孔140及びシリンダ14の透孔142を通過してシリンダ14の外側へ出ることができる。
一方、図1に示されるように、本ラッププリテンショナ10はブーツとしての蛇腹ブーツ190を備えている。蛇腹ブーツ190は基端側装着部192を備えている。基端側装着部192は円筒形状に形成されている。基端側装着部192はワイヤガイド部94に倣って湾曲し、ワイヤ通過孔92の開口端からワイヤ通過孔92に嵌挿されている。更に基端側装着部192の基端側はワイヤ通過孔92を通過して、保護筒82のフランジ部84とは反対側の端部から保護筒82に嵌挿されている。
また、ガス通過部74とワイヤ通過孔92との間にはパッキン収容部194が介在している。このパッキン収容部194にはパッキン196が設けられている。パッキン196は外周形状がパッキン収容部194の内周形状に略等しく、内周形状が蛇腹ブーツ190における基端側装着部192の外周形状に略等しい筒形状に形成されている。パッキン196の外周部はパッキン収容部194の内周部に接しており、また、パッキン196の内周部は蛇腹ブーツ190の基端側装着部192の外周部に接している。これにより、ガス通過部74とワイヤ通過孔92との間が封止されている。
また、蛇腹ブーツ190は先端側装着部198を備えている。先端側装着部198は円筒形状に形成されており、アンカプレート38の基部42(ワイヤ30がバックル40の基部42に係止されているのであれば、バックル40の基部42)に嵌挿されている。
これらの基端側装着部192と先端側装着部198との間には筒状の蛇腹部200が形成されている。蛇腹部200は内径寸法及び外径寸法が長い部位と短い部位とが交互に形成された蛇腹の筒形状に形成されており、その一端から基端側装着部192が連続し、他端から先端側装着部198が連続している。図2に示されるように、基端側装着部192が先端側装着部198に接近すると、蛇腹部200はその一端と他端との間が畳まれるように変形する。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本ラッププリテンショナ10の作用並びに効果について説明する。
次に、本ラッププリテンショナ10の作用並びに効果について説明する。
本ラッププリテンショナ10では、例えば、車両が急減速状態になったことを車両に設けられた加速度センサ等の検知手段が検出すると、ECUが着火信号を出力する。この着火信号がガスジェネレータ72に入力されると、ガスジェネレータ72内のガス発生剤が着火される。着火されたガス発生剤は短時間で燃焼して、急激にガスを発生させる。
このように発生したガスはガス通過部74に送り込まれ、更に、ガス通過部74を通過してシリンダ14に供給される。このように短時間にガスが供給されることでピストン16よりもシリンダ14の他端側でシリンダ14の内圧が急上昇する。これにより、図2に示されるように、ピストン16がピース32をシリンダ14の一端側へ押圧しながらシリンダ14の一端側へ摺動する。
ピストン16に伴われてシリンダ14の一端側へピース32が移動すると、ワイヤ30がシリンダ14の一端側へ引っ張られる。ワイヤ30の端部に係止されたアンカプレート38又はバックル40の基部42が引っ張られて移動すると、アンカプレート38やバックル40がシート44の下方へ移動する。アンカプレート38がシート44の下方へ移動すると、ウェビング48の先端が下方へ移動し、これにより、ウェビング48の張力が増加する。これに対して、バックル40が下方へ移動すると、バックル40に装着されたタング54が下方へ移動し、タング54におけるウェビング48の折り返し部分がシート44の下方へ移動する。これによって、ウェビング48の張力が増加する。
このようにしてウェビング48の張力が増加すると、ウェビング48の僅かな弛み、所謂「スラック」が解消されると共に、乗員56の身体に対するウェビング48の拘束力が増し、車両前方への乗員56の移動を防止又は抑制できる。
一方、上記のようにガスジェネレータ72にて発生したガスはピストン16をシリンダ14の一端側へ移動させると共に、その一部はピストン16の貫通孔28を通過してピストン16よりもシリンダ14の一端側へ漏れ出る。ここで、上記のようにピストン16と共にワイヤ30がシリンダ14の一端側へ移動すると、ワイヤ30におけるピース32よりも一端側の部分である刺突部136がメッシュシート132の孔134を通過してケース112の内側に入り込む。
このようにケース112の内側に入り込んだワイヤ30の刺突部136はケース112内の袋120を突き破る。袋120が突き破られると、ピストン16の貫通孔28を通過してピストン16よりもシリンダ14の一端側へ漏れ出たガスは、ケース112内の消火剤122の間を通過する。このとき、ガスと共にガスジェネレータ72にて発生したガス発生剤等の燃えカスの一部もガスと共にケース112内に流れ込む。このように、ガス発生剤等の燃えカスがケース112内に流れ込むと、このような燃えカスに消火剤122が付着する。これにより、燃えカスに火が残っていたとしても、この火は消火剤122よって消火される。
また、上記のようにケース112内に流れ込んだガスは、ケース112の底部に形成された複数の透孔138や、ケース112の周壁に形成された複数の透孔140及びシリンダ14に形成された透孔142を通過してシリンダ14の外側へ放出される。さらに、このようにガスがシリンダ14の外側に放出されると、ガスと共に上記の消火剤122が透孔138や、透孔140、142を通過してシリンダ14の外側へ放出される。このように消火剤122がシリンダ14の外側に放出されると、消火剤122はシリンダ14の近傍で、シートや床部等に付着する。これにより、ガスや燃えカスがシリンダ14の近傍でシートや床部等に吹き付けられたとしても、シートや床部等が発火することを防止できる。
さらに、本実施の形態では、刺突部136によって突き破られるまでは消火剤122が袋120に封入される。このため、予め定められた量の消火剤122を容易にケース112内に設けることができる。しかも、本ラッププリテンショナ10を車両に取り付ける際等に、不用意に消火剤122が漏れ出ることがない。
また、本実施の形態では、消火部110をシリンダ14の一端側に配置しており、また、消火剤122を封入した袋120を突き破るための構成をワイヤ30のピース32よりも一端側の部分である刺突部136とした。これにより、ガスジェネレータ72にて発生したガスの圧力で刺突部136を袋120へ接近させ、刺突部136で袋120を突き破ることができる。このため、袋120を突き破るための特別な構成や、袋120を突き破る構成を袋120へ接近移動させるための特別な構成が不要である。
一方、ガス通過部74とワイヤ通過孔92とはパッキン収容部194を介して連通している。しかしながら、パッキン収容部194に設けられたパッキン196の外周部がパッキン収容部194の内周部に接して、パッキン196の内周部が蛇腹ブーツ190の基端側装着部192の外周部に接している。これにより、蛇腹ブーツ190の基端側装着部192の外周部とパッキン収容部194の内周部との間がパッキン196に封止される。このため、ガス通過部74に送り込まれたガスが蛇腹ブーツ190の基端側装着部192の外周部とパッキン収容部194の内周部との間を通過してワイヤ通過孔92に流れ込むことができない。
これに対して、ガス通過部74から保護筒82のフランジ部84に形成されたガス通過孔を通過してシリンダ14内に流れ込んだガスの一部は、フランジ部84におけるガス通過部74の開口端から保護筒82の内側へ流れ込む。保護筒82内に流れ込んだガスは、保護筒82に嵌挿された蛇腹ブーツ190における基端側装着部192の開口端から基端側装着部192内に流れ込む。
ここで、基端側装着部192は蛇腹部200に繋がっており、蛇腹部200の基端側装着部192とは反対側の端部は先端側装着部198に繋がっている。この先端側装着部198はアンカプレート38やバックル40の基部42に挿し込まれ、アンカプレート38やバックル40に閉止される。このため、基端側装着部192の開口端からガスが蛇腹ブーツ190に流れ込んでも、このガスは蛇腹ブーツ190に少なくとも一時的に溜めておかれる。これにより、蛇腹ブーツ190から外部に漏れ出ることはないか、又は、蛇腹ブーツ190から外部に漏れ出ることが少ない。
なお、本実施の形態ではブーツが蛇腹部200を有する構成であった。しかしながら、ブーツは基端側装着部192と先端側装着部198との間で弾性的に伸縮できる構成であれば、その形状は蛇腹状でなくてもよい。
<第2の実施の形態の構成>
次に、第2の実施の形態について説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図4には第2の実施の形態に係るラッププリテンショナ210の構成が断面図により示されている。
この図に示されるようにラッププリテンショナ210はピース32に代わる袋押圧部材及び刺突手段押圧部材としてのピース212を備えている。ピース212にはワイヤ30が通過する貫通孔34が形成されている点及びワイヤ30に対する抜け止めが施されている点で前記第1の実施の形態におけるピース32と同じ構成である。
また、ラッププリテンショナ210は消火部110に代わる消火部214を備えている。消火部214は消火剤122が封入された袋216を備えている。袋216はシリンダ14の中間部に設けられている。この袋216におけるシリンダ14の他端側(図4の矢印B方向の側)には凹み218が形成されている。この凹み218はピース212及びピース212よりもシリンダ14の一端側(図4の矢印A方向の側)へ突出したワイヤ30の先端側に対応している。ピース212の一端側の一部及びピース212から突出したワイヤ30の先端側は袋216の凹み218の内側に入り込んでいる。これにより、ワイヤ30の先端側がシリンダ14の一端側へ移動した場合に、袋216がワイヤ30の先端側によって突き破られることを規制している。
この消火部214の袋216よりもシリンダ14の一端側(図4の矢印A方向の側)には刺突部材222が設けられている。この刺突部材222は平板部224を備えている。平板部224は厚さ方向がシリンダ14の中心軸線方向に沿った円板形状に形成されており、その外径寸法はシリンダ14の内径寸法よりも僅かに小さい。この平板部224には透孔226が形成されており、透孔226は平板部224を貫通している。
平板部224の外周部には一対の括れ部228が形成されている。括れ部228における外側面(シリンダ14の内周面と対向する面)とシリンダ14の内周面との間には所定の大きさの隙間が形成されている。この、この括れ部228にはOリング(オーリング)230が設けられている。Oリング230は括れ部228の外側面とシリンダ14の内周面との双方に接しており、シリンダ14の内周面との間の摩擦によりシリンダ14の中心軸線方向に沿った刺突部材222の不用意な移動を防止している。
括れ部228の平板部224とは反対側の端部からは刺突爪232が延出されている。刺突爪232はシリンダ14の他端側への向きに対してシリンダ14の半径方向内側へ傾いている。一方の刺突爪232と他方の刺突爪232との間隔は上述したピース212におけるシリンダ14の一端側の端部の外径寸法以下とされている。このため、ピース212が両方の刺突爪232の間に入り込んでしまうことがない。
以上の構成の刺突部材222は、Oリング230とシリンダ14の内周面との間の摩擦に打ち勝つようなシリンダ14の中心軸線に沿う外力が作用すると、シリンダ14内をその中心軸線方向に移動できる。また、シリンダ14の一端側へ移動した刺突部材222は、シリンダ14の一端側に形成されたかしめ部114に当接することによってシリンダ14の一端側へのそれ以上の移動が規制される。
次に、本ラッププリテンショナ210の作用並びに効果について説明する。
本ラッププリテンショナ210では、ガスジェネレータ72にて発生したガスの圧力によってピストン16がシリンダ14の一端側へ移動すると、ピストン16に押圧されたピース212がワイヤ30を伴ってシリンダ14の一端側へ移動する。このようにピース212が移動すると、ピース212に押圧された袋216がピース212と共にシリンダ14の一端側へ移動する。シリンダ14の一端側へ移動した袋216が刺突部材222の刺突爪232の先端に接し、この状態で袋216が更にピース212によってシリンダ14の一端側へ押圧されると、袋216が刺突部材222の刺突爪232によって突き破られる。
袋216が突き破られると、ピストン16の貫通孔28を通過してピストン16よりもシリンダ14の一端側へ漏れ出たガスは消火剤122の間を通過する。このとき、ガスと共にガスジェネレータ72にて発生したガス発生剤等の燃えカスの一部もガスと共に消火剤122の間を通過する。これにより、燃えカスに火が残っていたとしても、この火は消火剤122よって消火される。
また、上記のように消火剤122の間を通過したガスは、刺突部材222の平板部224に形成された透孔226を通過し、更に、シリンダ14の刺突部材222よりも一端側を通過してシリンダ14の外側へ放出される。さらに、このようにガスがシリンダ14の外側に放出されると、ガスと共に上記の消火剤122がシリンダ14の外側へ放出される。このように消火剤122がシリンダ14の外側に放出されると、消火剤122はシリンダ14の近傍で、シートや床部等に付着する。これにより、ガスや燃えカスがシリンダ14の近傍でシートや床部等に吹き付けられたとしても、シートや床部等が発火することを防止できる。
このように、本実施の形態も前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、袋216が刺突部材222の刺突爪232によって突き破られた状態から更にピストン16がシリンダ14の一端側へ移動すると、ピース212が刺突爪232の先端に当接して、刺突部材222をシリンダ14の一端側へ押圧する。これにより、図5に示されるように、刺突部材222がかしめ部114に当接するまでシリンダ14の一端側へ移動する。
このよう本ラッププリテンショナ210は、刺突部材222がピース212によって押圧されて(すなわち、刺突部材222が間接的にピストン16によって押圧されて)シリンダ14の一端側へ移動できる構成である。このため、本ラッププリテンショナ210が作動する前の状態で刺突部材222を袋216の近くに配置できる。これにより、本ラッププリテンショナ210が作動後、早期に刺突部材222で袋216を突き破ることができる。
また、刺突部材222を袋216の近くに配置できるので、例えば、ウェビング48が乗員56の身体によって車両前方へ引っ張られた状態でガスジェネレータ72が作動する遅れ着火の状態等によって、本ラッププリテンショナ210が作動した際のピストン16の移動量、すなわち、ワイヤ30の移動量が小さくても刺突部材222で袋216を突き破ることができる。
10 ラッププリテンショナ
12 プリテンショナ本体
16 ピストン
30 ワイヤ(連結部材)
44 シート
48 ウェビング
48B ラップウェビング
72 ガスジェネレータ(ガス発生装置)
110 消火部
120 袋
122 消火剤
136 刺突部(刺突部材)
210 ラッププリテンショナ
214 消火部
216 袋
222 刺突部材
12 プリテンショナ本体
16 ピストン
30 ワイヤ(連結部材)
44 シート
48 ウェビング
48B ラップウェビング
72 ガスジェネレータ(ガス発生装置)
110 消火部
120 袋
122 消火剤
136 刺突部(刺突部材)
210 ラッププリテンショナ
214 消火部
216 袋
222 刺突部材
Claims (5)
- 車両のシートの下部近傍に設けられて、一端が開口したプリテンショナ本体と、
前記プリテンショナ本体の内側に設けられて、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動することでウェビングにおいて乗員の腰部を拘束するラップウェビングを間接的にシート下方へ引張るピストンと、
前記プリテンショナ本体に設けられて、作動することで発生したガスの圧力で前記ピストンを前記プリテンショナ本体の一端側へ移動させるガス発生装置と、
前記プリテンショナ本体に設けられると共に消火剤を有して、前記ガス発生装置から前記プリテンショナ本体内に供給された前記ガスが前記消火剤を通過する消火部と、
を備えるラッププリテンショナ。 - 前記ガスの圧力で前記消火剤の少なくとも一部を前記プリテンショナ本体の外部へ放出可能に構成した請求項1に記載のラッププリテンショナ。
- 前記消火剤を封入する袋を含めて前記消火部を構成すると共に、前記ガスが前記消火部へ向かう際に前記袋を突き破る刺突部材を備える請求項1又は請求項2に記載のラッププリテンショナ。
- 前記消火部を前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側に設けると共に、先端側が前記ラップウェビングに直接又は間接的に繋げられて基端側が前記ピストンを貫通して前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側へ突出し、前記ピストンと共に前記プリテンショナ本体の一端側へ移動して前記ラップウェビングを間接的にシート下方へ引張る連結部材を設け、
前記連結部材における前記ピストンよりも前記プリテンショナ本体の一端側へ突出した部分を前記刺突部材とし、
前記ピストンと共に前記連結部材が前記プリテンショナ本体の一端側へ移動することで前記刺突部材である前記連結部材の一端側が前記袋を突き破るように構成した請求項3に記載のラッププリテンショナ。 - 前記消火部の前記袋は前記プリテンショナ本体の一端側へ移動する前記ピストンによって直接又は間接的に押圧されることにより前記プリテンショナ本体の一端側へ移動可能に設けられ、前記刺突部材は前記袋よりも前記プリテンショナ本体の一端側に設けられて、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動した前記袋を突き破ると共に、前記プリテンショナ本体の一端側へ移動する前記ピストンによって直接又は間接的に押圧されることにより前記プリテンショナ本体の一端側へ移動可能に設けられた請求項3に記載のラッププリテンショナ。
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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-
2012
- 2012-01-26 JP JP2012014425A patent/JP2013126853A/ja active Pending
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