JP2013126637A - 封口装置、及び、ハニカム構造体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹部10d及び凹部10dの内面に連通する連通路10eを有する本体部10と、凹部10dを覆うように本体部10に固定された弾性板20と、弾性板20の露出表面の縁eの周りに設けられた溝部25gと、を備えた封口装置100である。
【選択図】図1
Description
前記凹部を覆うように前記本体部に固定された弾性板と、
前記弾性板の露出表面の縁の周りに設けられた溝部と、を備える。
前記封口装置は、さらに、前記壁部の外周面を取り囲む環状部材を備え、
前記弾性板における前記凹部を覆う部分よりも外側の部分の少なくとも一部が、前記壁部の外周面及び前記環状部材の内周面の間に挟まれていることが好ましい。
これによれば、弾性板を本体部に固定すること、及び、弾性板を交換することが容易となり、メンテナンス性が高くる。
前記連通路を介して前記凹部内の流体を排出することにより前記弾性板の凹部を形成する工程と、
前記弾性板の凹部内に封口材を供給する工程と、
前記凹部と対向する位置に、複数の貫通孔を有するハニカム構造体の一端面を配置する工程と、
前記封口材を供給する工程の後に、前記連通路を介して前記本体部と前記弾性板との間に流体を供給することにより、前記弾性板の凹部内の封口材を前記ハニカム構造体に供給する工程と、
前記弾性板を移動させる工程の後に、前記弾性板から前記ハニカム構造体を分離する工程と、
前記分離後に前記弾性板の露出表面に残った封口材を前記弾性板の縁の外に掻き出して前記封口材を前記溝部に流入させる工程と、を備える。
図1は、本実施形態の一例に係る封口装置100の概略断面図である。本実施形態に係る封口装置100は、主として、本体部10、環状部材25、弾性板20、ポンプ(流体供給排出制御部)50、スクレイパ202、スクレイパ支持部205、回転駆動部(移動部)40、回転継手(軸受)60、クロスローラベアリング(補助軸受)90、及び、ハニカム構造体保持部80を備える。
弾性板20の外縁部(一部)20pが、環状部材25の内周面25iと壁部10qの外周面10qoとに挟まれている。板状部10p及び環状部材25はそれぞれ貫通孔h、jを有し、これらの貫通孔h、jを貫通するボルト31及びナット32により、環状部材25が本体部10に押しつけられるように本体部10に固定されている。このようにして環状部材25が本体部に押しつけられることにより、弾性板20の外縁部20pが本体部10に対して密着して固定されている。環状部材25の内周面25iは、壁部10qの外周面10qoのテーパー形状に対応して、板状部10pから離れるにしたがって径が小さくなるようなテーパー形状となっている。
内筒61は、接続管14の下端部を形成する。外筒62は、内筒61を外から取り囲むように配置される。ベアリング63は、内筒61及び外筒62の間に配置され、これらを互いに鉛直軸周りに相対的に回転可能とする。パッキン64は、内筒61と外筒62との間をシールし、流体の漏れ等を抑制する。外筒62には、ポンプ50が接続されている。
つづいて、上述の封口装置100を用いた封口体の製造方法について説明する。まず、図1の状態から、予め、空気圧シリンダ82を駆動して、ハニカム構造体70を保持する保持具81を上方に引き上げておく、また、バー204を動かして、図2の二点鎖線のようにスクレイパ202が、弾性板20から離れる位置とする。次に、ポンプ50のピストン53を下方に引くことにより、本体部10の凹部10dから流体FLを下方に排出させる。これにより、図7の(a)に示すように、弾性板20が変形して凹部10dの側面10qi及び底面10paに密着し、これによって、弾性板20の凹部20dが形成する。
封口材130は、ハニカム構造体70の貫通孔70aの端部を閉鎖できるものであれば特に限定されないが、液状であることが好ましい。例えば、封口材として、セラミクス材料又はセラミクス原料と、バインダと、好ましくは潤滑剤と、溶媒とを含むスラリーが例示できる。セラミクス材料としては、上述のハニカム構造体の構成材料や、その原料が挙げられる。
封口材の粘度は、好ましくは、回転粘度計による共軸二重円筒法による測定において、23℃で5〜50Pa・sである。
続いて、第1実施形態の変形形態について説明する。本実施形態が前述の第1実施形態と異なる点は、本体部10すなわち弾性板20’が、図2〜図4の矢印Cの向きではなく、矢印Aの向きに回転する点である。
例えば、凹部10dを上から見た平面形状は、円形以外に楕円形、矩形、正方形等とすることもできる。この場合、矩形や正方形の場合の大きさは、例えば、一辺50〜300mmとすることができる。また、弾性板20に対して、側面10qiが垂直、かつ、底面10paが平行であることが好ましいが、その必要は無く、例えば、これらが斜面であったり曲面であってもよい。
Claims (14)
- 凹部及び前記凹部の内面に開口する連通路を有する本体部と、
前記凹部を覆うように前記本体部に固定された弾性板と、
前記弾性板の露出表面の縁の周りに設けられた溝部と、を備える封口装置。 - 前記溝部は、前記縁の周りに環状に形成されている請求項1記載の装置。
- 前記溝部内の最も低い部分は、前記凹部の周縁における最も高い部分よりも下に位置する請求項1又は2記載の装置。
- 前記本体部は、板状部及び前記板状部上に設けられた筒状の壁部を有し、前記板状部の上面及び前記壁部の内周面が前記凹部を形成し、
前記封口装置は、さらに、前記壁部の外周面を取り囲む環状部材を備え、
前記弾性板における前記凹部を覆う部分よりも外側の部分の少なくとも一部が、前記壁部の外周面及び前記環状部材の内周面の間に挟まれている請求項1〜3のいずれか一項記載の装置。 - 前記壁部の外周面は、前記板状部から離れるにしたがって直径が小さくなるようにテーパー形状となっている請求項4記載の装置。
- 前記溝部は前記環状部材に形成されている請求項4又は5記載の装置。
- 先端が前記溝部内に配置された吸引部材をさらに備える請求項1〜6のいずれか一項記載の装置。
- スクレイパと、
前記スクレイパを前記弾性板の表面に接触可能に支持するスクレイパ支持部と、
前記弾性板の表面に接触する前記スクレイパを、前記弾性板の表面に沿って、前記弾性板に対して相対的に移動させる移動部と、をさらに備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。 - 前記移動部は、前記スクレイパ又は前記本体部の一方を、前記弾性板の表面と交差する軸周りに回転運動させる請求項8記載の装置。
- 前記スクレイパ支持部は、前記スクレイパを、前記本体部から凸状に突出した前記弾性板の表面と接触するように支持する請求項8又は9記載の装置。
- 前記スクレイパにおける前記弾性板と接触するエッジは、前記軸と直交する方向から見て、回転半径方向の両端部よりも中央部が凹む形状である請求項9又は10のいずれか一項記載の装置。
- 前記スクレイパは、前記弾性板に対して前記スクレイパが相対的に移動する方向の前側の主面と、前記スクレイパとの接触部での前記弾性板の接平面と、のなす角が鋭角となるようにスクレイパ支持部に固定されている請求項8〜11のいずれか一項記載の装置。
- 凹部及び前記凹部の内面に開口する連通路を有する本体部と、前記凹部を覆うように前記本体部に固定された弾性板と、前記弾性板の露出表面の縁の周りに設けられた溝部とを備える装置を準備する工程と、
前記連通路を介して前記凹部内の流体を排出することにより前記弾性板の凹部を形成する工程と、
前記弾性板の凹部内に封口材を供給する工程と、
前記凹部と対向する位置に、複数の貫通孔を有するハニカム構造体の一端面を配置する工程と、
前記封口材を供給する工程の後に、前記連通路を介して前記本体部と前記弾性板との間に流体を供給することにより、前記弾性板の凹部内の封口材を前記ハニカム構造体に供給する工程と、
前記ハニカム構造体に前記封口材を供給する工程の後に、前記弾性板から前記ハニカム構造体を分離する工程と、
前記分離後に前記弾性板の露出表面に残った封口材を前記弾性板の縁の外に掻き出して前記封口材を前記溝部に流入させる工程と、を備える、端部が封口された複数の貫通孔を有するハニカム構造体の製造方法。 - 前記溝部から前記封口材を吸引する工程をさらに備える、請求項13記載の方法。
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