JP2013126180A - 映像装置 - Google Patents

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尚之 宮下
Yasuhiro Komiya
康宏 小宮
Masanori Oyama
真紀 大山
Hisumi Takai
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Abstract

【課題】被写体が撮影を楽しむことができる映像装置を提供することを課題とする。
【解決手段】映像装置100は、互いに反対方向を向いているA面とB面のそれぞれに、利用者と装置との間に、撮像部と表示部と操作部を含むインターフェースを備えている。映像装置100は、A面に配置された表示部30aにはA面またはB面に配置された撮像部から出力された映像信号が表示され、B面に配置された表示部30bにはA面に配置された撮像部から出力された映像信号が表示されるように構成されている。また、映像装置100は、A面とB面のいずれに配置された操作部も撮影動作のトリガーを受け付けるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像装置に関し、特に、ディジタル画像を記録する映像装置に関する。
ディジタルカメラなどのディジタル画像を記録する映像装置が普及して久しい昨今では、さまざまな機能を備えた映像装置が次々に登場している。
その一方で、映像装置の構成としては、映像装置の一面に撮像部を備え、且つ、撮像部が設けられた面とは反対側の面に表示部と操作部を備える構成が未だ主流であるが、近年、そのような構成とは異なる構成を有する映像装置も開発されている。
例えば、特許文献1には、装置の両面にカメラと表示部を備えたディジタルカメラが開示されている。特許文献1に開示されるディジタルカメラによれば、両面の撮像部からの画像を選択的に記録すること、両面の撮像部からの画像を両方同時に記録すること、両面の撮像部からの画像を合成して記録すること、両面の表示部を用いて撮影者と被写体の両者に画像を確認させてから記録すること、などができる。
特開2004−147046号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるものを含む現在までに開発されているディジタルカメラの構成は、いずれも、撮影者主導での撮影を前提として開発された構成であり、被写体は、撮影操作に直接関与することができない。このような被写体に被写体としての立場を明確に意識させる構成では、被写体が撮影に対して受身になってしまうため、被写体の自然な表情を撮影することが難しい。
このような実情を踏まえ、本発明は、被写体が撮影を楽しむことができる映像装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、互いに反対方向を向いている第1面と第2面を備えた映像装置であって、前記第1面に配置され、被写体を撮像して第1映像信号を出力する第1撮像部と、前記第1面に配置され、前記第1撮像部の撮像方向に画像を表示する第1表示部と、前記第1面に配置され、撮影動作の第1トリガーを受け付ける第1操作部と、前記第2面に配置され、前記被写体とは異なる被写体を撮像して第2映像信号を出力する第2撮像部と、前記第2面に配置され、前記第2撮像部の撮像方向に画像を表示する第2表示部と、前記第2面に配置され、撮影動作の第2トリガーを受け付ける第2操作部と、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を記憶する記憶部と、操作制御部と、を含み、前記操作制御部は、前記第1表示部に前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を画像として表示させ、前記第2表示部に前記第1映像信号を画像として表示させ、前記第1操作部が前記第1トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を前記記憶部に記憶させ、前記第2操作部が前記第2トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号を前記記憶部に記憶させるように構成される映像装置を提供する。
本発明によれば、被写体が撮影を楽しむことができる映像装置を提供することができる。
本発明の各実施例に共通する映像装置の構成を例示した図である。 図1に例示される映像装置の外観図である。 実施例1に係る映像装置の撮影動作開始前の処理について説明するための図である。 実施例1に係る映像装置の撮影動作開始前の処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1に係る映像装置の撮影動作の処理について説明するための図である。 ユーザAの操作に起因する実施例1に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1に係る映像装置の撮影動作の処理の設定を変更する方法を説明するための図である。 ユーザBの操作に起因する実施例1に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザA及びユーザBの操作に起因する実施例1に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2に係る映像装置の合成表示処理について説明するための図である。 実施例2に係る映像装置の合成表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2に係る映像装置のエフェクト表示処理について説明するための図である。 ユーザAの操作に起因する実施例2に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザBの操作に起因する実施例2に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理について説明するための図である。 ユーザAの操作に起因する実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示位置について説明するための図である。 ユーザAの操作に起因する実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理の他の一例について説明するための図である。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理の他の一例を示すフローチャートである。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示位置について説明するための図である。 実施例3に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3に係る映像装置のエフェクト表示処理のさらに他の一例について説明するための図である。
本発明の各実施例について説明する前に、まず、各実施例で共通に用いられる映像装置の構成について説明する。
図1は、本発明の各実施例に共通する映像装置の構成を例示した図である。図2は、図1に例示される映像装置の外観図である。まず、図1及び図2を参照しながら、各実施例で共通に用いられる映像装置100の構成について説明する。
映像装置100は、例えば、ディジタルカメラやディジタルビデオカメラなどのディジタル画像を取得し記憶する装置であり、利用者と装置との間のインターフェース(撮像部、操作部、表示部)を二組備えている。より具体的には、映像装置100は、図1に例示されるように、映像装置100の外形を画定する面のうち、例えば、正面と背面のような、互いに反対方向を向いている2面であるA面(第1面)とB面(第2面)のそれぞれに、撮像部と、操作部と、表示部を備えている。
映像装置100は、さらに、上述した二組のインターフェースと映像信号や制御信号をやり取りして映像装置100全体の動作を制御する制御部10と、制御部10による制御のもとで映像信号を記憶する記憶部50を備えている。制御部10は、映像処理部11と操作制御部12を備え、映像処理部11は、主に撮像部からの映像信号を処理する機能を、操作制御部12は、主に操作部からの制御信号に従って各部の動作を制御する機能を担っている。
A面に配置される撮像部20aは、図2に例示されるカメラモジュールであり、被写体を撮像して第1映像信号を出力する第1撮像部である。また、A面に配置される操作部30aは、図2に例示されるタッチパネルデバイスであり、撮影動作の第1トリガーを受け付ける第1操作部である。操作部30aは、ユーザがタッチパネルにタッチした位置の座標を制御のトリガーとして受け付けるように構成されている。また、A面に配置される表示部40aは、図2に例示されるディスプレイデバイスであり、撮像部20aの撮像方向に画像を表示する第1表示部である。
一方、B面に配置される撮像部20bは、撮像部20aが撮像する被写体とは異なる被写体を撮像して第2映像信号を出力する第2撮像部である。また、B面に配置される操作部30bは、撮影動作の第2トリガーを受け付ける第2操作部である。また、B面に配置される表示部40bは、撮像部20bの撮像方向に画像を表示する第2表示部である。撮像部20b、操作部30b、表示部40bは、図2では図示されていないが、撮像部20a、操作部30a、表示部40aと同様に、それぞれ、カメラモジュール、タッチパネルデバイス、ディスプレイデバイスである。
なお、図2では、操作部30aが表示部40aであるディスプレイに重ねて配置されたタッチパネルである例が示されているが、操作部は必ずしもタッチパネルに限られない。操作部は、例えば、鏡枠部分に設けられた十字キーやボタンなどであってもよく、また、タッチパネルと十字キーなどの両方から構成されてもよい。また、操作部は、画像認識やアクティブセンサを用いてユーザの視点を検出し、検出された視点に対応するディスプレイ上の座標を取得する視点検出手段や、指向性マイクなどの音声入力手段として構成されてもよい。
また、図1及び図2では図示を省略しているが、映像装置100は、通常のディジタルカメラに備わっている電源スイッチ等の各種構成を有している。
このように、映像装置100は、利用者と装置との間のインターフェースを二組備えていて、それらのインターフェースが映像装置100の互いに反対方向を向いている二面に一組ずつ配置された構造を有している。このため、例えば、2つの撮像部と2つの表示部を任意に対応付けて、2つの撮像部の各々から出力される映像信号を2つの表示部に任意の組み合わせで画像として表示させることができる。また、2つの撮像部と2つの操作部を任意に対応付けて、撮影動作のトリガーが2つの操作部のいずれが受け付けたものであるかによって記憶部50に記憶する映像信号を異ならせることもできる。
従って、映像装置100は、制御部10により映像装置100の動作を適切に制御することで、映像装置100が利用されるシチュエーションに応じてふさわしい動作を行うことができる。また、映像装置100はA面とB面にそれぞれ操作部を1つずつ有していることから、撮像部20aの被写体も、撮像部20bの被写体も、撮影に関与することが可能である。その結果、映像装置100は、被写体も撮影を楽しむことができる構成となっている。
なお、ここで、互いに反対方向を向いている二面とは、必ずしも厳密に180度異なる方向を向いている二面に限られない。それぞれの面に配置された撮像部の被写体(撮像部20aの被写体と撮像部20bの被写体)が撮像装置100を挟んで互いに向かい合う関係にあればよく、上記二面は、例えば、操作部を操作する一方の被写体から見て他方の被写体の少なくとも一部が撮像装置に重なり視界が遮られる程度の位置関係にあればよい。
以下、図1及び図2に例示される映像装置100の動作について、実施例1から実施例4で具体的に説明する。
図3は、本実施例に係る映像装置の撮影動作開始前の処理について説明するための図である。図4は、本実施例に係る映像装置の撮影動作開始前の処理の一例を示すフローチャートである。図5は、本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理について説明するための図である。図6は、ユーザAの操作に起因する本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。図7は、本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理の設定を変更する方法を説明するための図である。図8は、ユーザBの操作に起因する本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。図9は、ユーザA及びユーザBの操作に起因する本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図3及び図4を参照しながら、映像装置の撮影動作開始前の処理について説明する。なお、本実施例に係る映像装置101の構成は、図1及び図2に例示される映像装置100と同様である。このため、構成の説明については、省略する。
図3(a)は、映像装置101のA面側にユーザAが、B面側にユーザBが位置し、ユーザAとユーザBが映像装置101を挟んで向かい合っている状態を示している。なお、映像装置101は、ユーザAまたはユーザBにより保持されていても良く、または、台座等に置かれていてもよい。
この状態で、映像装置101の電源が投入される(ステップS1)と、A面に配置された撮像部20aがユーザAを撮像し(ステップS2)、映像処理部11が撮像により得られた映像信号(第1映像信号)に一般的な現像処理を施す。そして、操作制御部12が映像処理部11で処理された映像信号をB面に配置された表示部40bに送信して表示部40bに表示させる(ステップS3)。これと並行して、B面に配置された撮像部20bがユーザBを撮像し(ステップS4)、映像処理部11が撮像により得られた映像信号(第2映像信号)に一般的な現像処理を施す。そして、操作制御部12が映像処理部11で処理された映像信号をA面に配置された表示部40aに送信し表示部40aに表示させる(ステップS5)。ステップS2からステップS5までの処理は、撮影動作のトリガーを含むなんらかの入力を操作部30aまたは操作部30bが受け付けるまで繰り返し行われる(ステップS6)。
これにより、図3(b)及び図3(c)に例示されるように、撮影動作開始前において、ユーザAは、A面に配置された表示部40aでユーザBの画像を、ユーザBは、B面に配置された表示部40bでユーザAの画像を確認することができる。即ち、ユーザAとユーザBは、互いに相手の様子を表示部に表示されるスルー画により確認することができる。
ここでスルー画に表示される映像信号とは、撮像部から得られ映像処理部にて現像される映像信号のうち、記憶部に記憶する為ではなく、表示部にてリアルタイムに画像を表示する為の映像信号を示す(表示部に映像信号を送信する為の一時的なバッファに記憶部を経由する場合も含む)。通常スルー画は表示速度を優先させるため、撮像部にて間引き撮像を行う。
なお、図4では、A面(B面)に配置された表示部にB面(A面)に配置された撮像部で撮像された映像信号を画像表示する例を示したが、図3(d)に例示されるように、A面に配置された表示部にA面に配置された撮像部で撮像された映像信号を画像として表示しても良い。
以上のような表示構成は、例えば、親が赤ちゃんなどの小さな子供の撮影を行う場合において特に好適である。ユーザAが赤ちゃんであり、ユーザBが親である場合について説明すると、上記表示構成によれば、親は表示部40bで赤ちゃんの画像を確認することができる一方で、赤ちゃんは表示部40aで親または赤ちゃん自身の画像を確認することができる。表示部40aに親が表示される場合、映像装置101が赤ちゃんの視界を遮ることで見えなくなった親の様子を表示部40aで確認することができるため、赤ちゃんが映像装置101を怖がることなく楽しみながら撮影に参加することができる。また、表示部40aに赤ちゃん自身が表示される場合も、赤ちゃんが鏡を見て喜ぶのと同様の理由で、楽しみながら撮影に参加することができる。このため、被写体である赤ちゃんの自然な表情を撮影し得る環境を提供することができる。
次に、図5及び図6を参照しながら、ユーザAの操作をトリガーとする映像装置101の撮影動作の処理について説明する。
図5(a)、図5(b)には、ユーザAが操作部30aにタッチして撮影指示を行う際のA面側の表示部40a、B面側の表示部40bの様子が示されている。図6には、ユーザAの操作をトリガーとする撮像処理の処理フローが示されている。
まず、スルー画が表示されている状態(以降、待機状態と記す。)において、ユーザAが操作部30aにタッチすることにより操作部30aが撮影動作のトリガーを受け付けると(ステップS11、ステップS12)、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている両方向記憶フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS13)。両方向記憶フラグがONである場合には、操作制御部12は、撮像部20aから出力される映像信号と撮像部20bから出力される映像信号の両方を記憶部50に記憶させて(ステップS14)、撮影処理を終了する。両方向記憶フラグがOFFである場合には、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている同方向記憶フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS15)。同方向記憶フラグがONである場合には、操作制御部12は、撮影動作のトリガーを受け付けた操作部30aと同方向に配置された撮像部20aから出力される映像信号のみを記憶部50に記憶させて(ステップS16)、撮影処理を終了する。同方向記憶フラグがOFFである場合には、操作制御部12は、操作部30aと反対方向に配置された撮像部20bから出力される映像信号のみを記憶部50に記憶させて(ステップS17)、撮影処理を終了する。
このように、記憶部50に設定変数として記憶されている両方向記憶フラグと同方向記憶フラグの値を変更することで、A面側のユーザAからの撮影指示に対して、図5(c)、図5(d)、及び図5(e)に例示されるように、撮影対象とする被写体を任意に選択することができる。
なお、両方向記憶フラグと同方向記憶フラグの値の変更は、図7(a)に例示されるように、待機状態の画面上の設定ボタンB1にタッチすることで表示される撮影方向を選択するウィンドウW1を用いて行われても良い。この場合、自分側と表示されたボタンB2にタッチすると両方向記憶フラグがOFFで同方向記憶フラグがONに変更される。相手側と表示されたボタンB3にタッチすると両方向記憶フラグがOFFで同方向記憶フラグがOFFに変更される。両側と表示されたボタンB4にタッチすると両方向記憶フラグがONで同方向記憶フラグがOFFに変更される。
また、両方向記憶フラグと同方向記憶フラグの値の変更は、図7(b)に例示されるように、待機状態の画面上に表示される方向を示すアイコンを用いて行われても良い。この場合、上方向ボタンB5にタッチすると両方向記憶フラグがOFFで同方向記憶フラグがOFFに変更される。両方向ボタンB6にタッチすると両方向記憶フラグがONで同方向記憶フラグがOFFに変更される。下方向ボタンB7にタッチすると両方向記憶フラグがOFFで同方向記憶フラグがONに変更される。方向ボタンを用いることで、より簡易で且つ直感的な設定変更が可能となる。
図8を参照しながら、ユーザBの操作をトリガーとする映像装置101の撮影動作の処理について説明する。図8には、ユーザBの操作をトリガーとする撮像処理の処理フローが示されている。
まず、スルー画が表示されている状態(以降、待機状態と記す。)において、ユーザBが操作部30bにタッチすることにより操作部30bが撮影動作のトリガーを受け付けると(ステップS21、ステップS22)、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている両方向記憶フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS23)。両方向記憶フラグがONである場合には、操作制御部12は、撮像部20aから出力される映像信号と撮像部20bから出力される映像信号の両方を記憶部50に記憶させて(ステップS24)、撮影処理を終了する。両方向記憶フラグがOFFである場合には、操作制御部12は、撮影動作のトリガーを受け付けた操作部30bと反対方向に配置された撮像部20aから出力される映像信号のみを記憶部50に記憶させて(ステップS25)、撮影処理を終了する。
このように、ユーザBの操作を撮影動作のトリガーとする場合には、記憶部50に設定変数として記憶されている両方向記憶フラグのみを参照し、同方向記憶フラグを参照しない。これにより、ユーザAとユーザBの両方を撮影するか否かについて選択することができるとともに、設定によらず常に少なくともユーザAを撮影する構成を実現することができる。
以上のような構成は、例えば、親が赤ちゃんなどの小さな子供の撮影を行う場合において特に好適である。ユーザAが赤ちゃんであり、ユーザBが親である場合について説明すると、上記の撮影動作の構成によれば、親が撮影動作を指示した場合には、少なくとも撮像部20aから出力される赤ちゃんの映像信号が記憶部50に記憶される一方で、赤ちゃんが表示部40aにタッチして撮影動作を指示した場合には、フラグの設定に応じて任意の映像信号を記憶部50に記憶させることができる。このため、例えば、赤ちゃんが遊びながら映像装置101で操作する様子を見つめている親の自然な表情や、映像装置101で遊んでいる(操作している)赤ちゃんの自然な表情などを撮影することができる。
なお、図6及び図8では、操作部30aまたは操作部30bのいずれか一方からの入力に基づいて撮影動作が開始される例を示したが、図9に例示されるように、映像装置101は、両方からの入力に基づいて撮影動作が開始されるように構成されても良い。図9は、ユーザAとユーザBの両方の操作をトリガーとする撮像処理の処理フローが示されている。
まず、スルー画が表示されている状態(以降、待機状態と記す。)において、ユーザAが操作部30aにタッチすることにより操作部30aが撮影動作のトリガーを受け付けたタイミングとユーザBが操作部30bにタッチすることにより操作部30bが撮影動作のトリガーを受け付けたタイミングとが予め設定された所定期間内であるかどうかが操作制御部12により判断される(ステップS31、ステップS32)。所定期間内ではないときは、待機状態に戻り、引き続き撮影動作のトリガーの入力を監視する(ステップS31)。所定期間内であるときは、制御はステップS33に遷移する。なお、ステップS33からステップS37は、図6のステップS13からステップS17と同様であるので、説明を省略する。
以上、本実施例に係る映像装置101によれば、映像装置101を挟んで向かい合う2者は、待機状態では互いに表示部で相手の様子を確認することができるとともに、各々が任意のタイミングで映像装置101に撮影を指示することができる。即ち、映像装置101では、撮影者と被写体が明確に区別される従来の映像装置101と異なり、撮影動作が開始されるまでにおいては、撮影者と被写体の区別がなく、2つのインターフェースのいずれの側にいるものも、撮影者に、被写体に、さらには、撮影者兼被写体になり得る。従って、最終的に被写体となる者も積極的に撮影に関与することが可能であり、撮影を楽しむことができる。
なお、本実施例では、操作部にタッチすることにより撮影動作が開始される例を示したが、操作部がマイクなどの音声入力手段の場合には、音声により撮影動作の開始を指示することができる。この場合、操作部から取得された音声信号の大きさを予め記憶部50に設定変数として記憶されている閾値と比較して、閾値よりも大きい場合に撮影動作のトリガーとして認識するように構成してもよい。また、大きさだけではなく、さらに、音声信号のパターンを予め記憶部50に設定変数として記憶されているパターンと比較して、一致した場合に撮影動作のトリガーとして認識するように構成してもよい。このように操作部に音声入力手段を用いることで、映像装置101に直接触れることなく、撮影を行うことができる。
本実施例に係る映像装置102は、撮像部から出力された映像信号に映像処理を施してから表示部に表示する点が、実施例1に係る映像装置100と異なっている。なお、本実施例に係る映像装置102の構成は、図1及び図2に例示される映像装置100と同様である。このため、構成の説明については、省略する。
まず、図10及び図11を参照しながら、映像処理として画像合成を行い、それによって得られた合成画像を表示する例について説明する。図10は、本実施例に係る映像装置の合成表示処理について説明するための図である。図11は、本実施例に係る映像装置の合成表示処理の一例を示すフローチャートである。
映像装置102のA面側にユーザAが、B面側にユーザBが位置し、ユーザAとユーザBが映像装置102を挟んで向かい合っている状態で、映像装置102の電源投入後、合成表示機能がONに設定されると、操作制御部12は、合成表示処理の開始を指示する(ステップS41)。これを受けて、A面に配置された撮像部20aがユーザAを撮像し、操作制御部12が撮像により得られた映像信号(第1映像信号)をメモリなどの一時記憶手段に記憶させる(ステップS42)。これと並行して、B面に配置された撮像部20bがユーザBを撮像し、操作制御部12が撮像により得られた映像信号(第2映像信号)をメモリなどの一時記憶手段に記憶させる(ステップS43)。次に、操作制御部12は、一時記憶手段に記憶された2つの映像信号を映像処理部11に送信し、映像処理部11は、合成表示処理の開始の指示に基づいて、2つの映像信号を合成する(ステップS44)。そして、操作制御部12が合成された映像信号を表示部40aに送信し、図10に例示されるように、表示部40aが合成された映像信号を表示する(ステップS45)。B面側の表示については、実施例1と同様であるので、図11では記載を省略している。
これにより、合成表示機能をON状態とすることで、映像装置102を挟んで向かい合う2者のうちの少なくとも一方は、待機状態で自分と相手の様子を同時に確認することができる。
なお、映像信号の合成方法は特に限定されないが、例えば、図10に例示されるように、自分の画像をウィンドウW2に縮小表示するために、一方の映像信号の一部に他方の映像信号を縮小して重畳してもよい。また、映像処理の指示の一種である合成表示機能の設定、及び、それに伴う合成表示処理の開始の指示は、A面に配置された操作部30aとB面に配置された操作部30bのいずれから行われてもよい。
次に、図12、図13及び図14を参照しながら、映像処理として映像信号にエフェクトを重畳し、それによって得られた重畳画像を表示する例について説明する。図12は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理について説明するための図である。図13は、ユーザAの操作に起因する本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。図14は、ユーザBの操作に起因する本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。
ユーザAがエフェクト処理を指定する場合について、図12及び図13を参照しながら説明する。
図4に例示される処理が行われてスルー画が表示部に表示されている待機状態では、図12(a)に例示されるように、画面上の設定ボタンB8が表示されている(ステップS51)。この状態で、ユーザAがボタンB8にタッチすると、エフェクト処理の種類を選択するウィンドウW3が表示される。そして、ウィンドウW3上に設けられたエフェクト選択ボタン(ボタンB9、ボタンB10、ボタンB11)にタッチすることで、ボタンに対応するエフェクト指示を操作部30aが受け付ける(ステップS52)。なお、エフェクト指示は、映像処理の指示の一種である。
なお、図12(a)では、映像処理の一態様であるエフェクト処理の例として、セピア処理、モノクロ処理、ビビッド処理が例示されているが、特にこれらに限られない。エフェクト処理は映像信号に何らかの編集を加えるものであればよい。
操作部30aがエフェクト指示を受け付けると、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている同方向映像使用フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS53)。同方向映像使用フラグがONである場合には、操作制御部12は、撮像部20aから出力される映像信号を取得し(ステップS54)、同方向映像使用フラグがOFFである場合には、撮像部20bから出力される映像信号を取得する(ステップS55)。操作制御部12は、取得した映像信号を映像処理部11に送信し、映像処理部11が受信した映像信号に対してエフェクト指示に従ってエフェクト処理を施して、エフェクトを重畳する(ステップS56)。
その後、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている両方向表示フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS57)。両方向表示フラグがONである場合には、操作制御部12は、映像処理部11によりエフェクト処理を施された映像信号を表示部40aと表示部40bの両方に送信し、表示部40aと表示部40bがエフェクト処理を施された映像信号を表示する(ステップS58)。一方、両方向表示フラグがOFFである場合には、操作制御部12は、映像処理部11によりエフェクト処理を施された映像信号を表示部40aにのみ送信し、表示部40aがエフェクト処理を施された映像信号を表示する(ステップS59)。
その結果、図12(b)に例示されるように、少なくとも表示部40aには、エフェクト処理が施されたエフェクトを重畳した画像が表示される。なお、図12(b)では、モノクロエフェクト処理が施された画像が表示される例を示している。
ユーザBがエフェクト処理を指定する場合について、図12及び図14を参照しながら説明する。
スルー画が表示部に表示されている待機状態では、図12(a)に例示されるように、画面上の設定ボタンB8が表示されている(ステップS61)。この状態で、ユーザBがボタンB8にタッチすると、エフェクト処理の種類を選択するウィンドウW3が表示される。そして、ウィンドウW3上に設けられたエフェクト選択ボタン(ボタンB9、ボタンB10、ボタンB11)にタッチすることで、ボタンに対応するエフェクト指示を操作部30bが受け付ける(ステップS62)。
操作部30bがエフェクト指示を受け付けると、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている同方向映像使用フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS63)。同方向映像使用フラグがONである場合には、操作制御部12は、撮像部20bから出力される映像信号を取得し(ステップS64)、同方向映像使用フラグがOFFである場合には、撮像部20aから出力される映像信号を取得する(ステップS65)。操作制御部12は、取得した映像信号を映像処理部11に送信し、映像処理部11が受信した映像信号に対してエフェクト指示に従ってエフェクト処理を施して、エフェクトを重畳する(ステップS66)。
その後、操作制御部12は、映像処理部11によりエフェクト処理を施された映像信号を表示部40aにのみ送信し、表示部40aがエフェクト処理を施された映像信号を表示する(ステップS67)。その結果、図12(b)に例示されるように、表示部40aに、エフェクト処理が施されたエフェクトを重畳した画像が表示される。
以上のような表示構成は、例えば、親が赤ちゃんなどの小さな子供の撮影を行う場合において特に好適である。ユーザAが赤ちゃんであり、ユーザBが親である場合について説明すると、上記表示構成によれば、図11に例示される合成処理が映像処理として行われる場合であれば、赤ちゃんは表示部40aで親の画像と赤ちゃんの画像を同時に確認することができる。また、図13または図14に例示されるエフェクト処理が映像処理として行われる場合であれば、赤ちゃんは表示部40aで親または赤ちゃん自身の画像にエフェクトが重畳された画像を確認することができる。このため、被写体である赤ちゃんが表示部40aに表示される画像に反応し、撮影を楽しむことができる。
本実施例に係る映像装置102による撮影動作は、実施例1に係る映像装置101による撮影動作と同様であってよい。または、映像装置102は、エフェクト処理された画像が記憶部50に記憶されるように構成されてもよい。また、本実施例に係る映像装置102も、実施例1に係る映像装置101と同様に、図7に例示されるような設定手段により、処理に用いられるフラグ(同方向映像使用フラグ、両方向表示フラグ)を変更するように構成されている。また、表示部40aと表示部40bにエフェクト処理を施した映像信号を画像として表示させる場合、図12(a)に例示されるエフェクト選択時に、複数のエフェクトを選択することで、エフェクト表示部40aと表示部40bで異なるエフェクトを重畳させるように構成されてもよい。
本実施例に係る映像装置102によれば、表示部で自分と相手の様子を同時に確認することができる。また、エフェクト処理された画像を表示部に表示することができる。従って、最終的に被写体となるものも、撮影をさらに楽しみながら行うことができる。
本実施例に係る映像装置103は、映像信号にエフェクト処理を施す点は実施例2に係る映像装置102と同様であるが、エフェクト処理を施す際に、ユーザが操作部へタッチする位置を利用する点で、実施例2に係る映像装置102と異なっている。なお、本実施例に係る映像装置103の構成は、図1及び図2に例示される映像装置100と同様である。このため、構成の説明については省略する。
まず、図15、図16及び図17を参照しながら、ユーザAが操作部30aにタッチすることでエフェクト処理が施された画像が表示部40aまたは表示部40bに表示される例について説明する。図15は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理について説明するための図である。図16は、ユーザAの操作に起因する本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。図17は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示位置について説明するための図である。
図4に例示される処理が行われてスルー画が表示部に表示されている待機状態において(ステップS71)、図15(a)に例示されるように、ユーザAが表示部40aを介してそれに重ねられたタッチパネルである操作部30aをタッチすると(ステップS72)、操作制御部12は、図17に例示されるように、操作部30aへのタッチ位置aに対応する表示部40aの表示位置であるエフェクト表示座標a(Ax,Ay)を決定する(ステップS73)。即ち、映像装置103は、操作部30aがタッチ位置aに関する情報を第1座標情報として受け付けて、操作制御部12が第1座標情報に対応する表示部上のエフェクト表示座標aを決定するように構成されている。なお、映像装置103が視点検出手段を備えている場合には、視点検出手段により検出された視点に対応する座標を第1座標情報として取得してもよい。
なお、エフェクト表示座標a(Ax,Ay)は、表示部40aに表示される映像信号上の座標で指定されるものであるが、エフェクト表示座標aとタッチ位置aとは、実空間上では同じ位置を示す。
エフェクト表示座標a(Ax,Ay)を決定すると、操作制御部12は、予め記憶部50に設定変数として記憶されている反対方向表示フラグの値を参照し、その値がONかOFFかを判断する(ステップS74)。
反対方向表示フラグがOFFである場合には、操作制御部12はエフェクト表示座標a(Ax,Ay)を映像処理部11に送信する。エフェクト表示座標a(Ax,Ay)を受信した映像処理部11は、表示部40aに表示されている撮像部20bから出力された映像信号に対して、表示部40aのエフェクト表示座標a(A,Ay)にエフェクトE1が表示されるようにエフェクト処理を施す(ステップS75)。より厳密には、図15(b)に例示されるように、エフェクトE1がエフェクト表示座標a(A,Ay)を中心に表示されるようにエフェクト処理を施す。
その後、エフェクト処理が施された映像信号は表示部40aに送信され、表示部40aが映像信号を表示する。これにより、図15(b)に例示されるような映像信号にエフェクトE1が重畳された画像が表示部40aに表示される(ステップS76)。
一方、反対方向表示フラグがONである場合には、操作制御部12は、さらに、表示部40a上のエフェクト表示座標a(A,Ay)に対応する表示部40b上のエフェクト表示座標b(B,By)を以下の式(1)(2)を用いて算出する(ステップS77)。なお、式(1)(2)により算出されるエフェクト表示座標b(B,By)は、図17に示されるように、映像装置103を挟んでタッチ位置aに対応するエフェクト表示座標a(A,Ay)と向かい合わせにある位置を示している。
ここで、Axはエフェクト表示座標aのX座標であり、Ayはエフェクト表示座標aのY座標であり、Bxはエフェクト表示座標bのX座標であり、Byはエフェクト表示座標bのY座標である。また、Awidthは表示部40aの表示領域の幅であり、Aheightは表示部40aの表示領域の高さである。また、表示部40aの表示領域の幅Awidth及び高さAheightと、表示部40bの表示領域の幅Bwidth及び高さBheightとは、(Awidth,Aheight)=(Bwidth,Bheight)の関係にある。
操作制御部12は、算出したエフェクト表示座標b(B,By)を映像処理部11に送信する。エフェクト表示座標b(B,By)を受信した映像処理部11は、図15(c)に例示されるように、表示部40bに表示されている撮像部20aから出力された映像信号に対して、表示部40bのエフェクト表示座標b(B,By)にエフェクトE2が表示されるようなエフェクト処理を施す(ステップS78)。
その後、エフェクト処理が施された映像信号は表示部40bに送信され、表示部40bが映像信号を表示することにより、図15(c)に例示されるような映像信号にエフェクトE2が重畳された画像が表示部40bに表示される(ステップS79)。
以上では、ユーザAが操作部30aにタッチすることでエフェクト処理が施された画像が表示部40aまたは表示部40bに表示される例について説明したが、ユーザBが操作部30bにタッチすることでエフェクト処理が施された画像が表示されてもよい。即ち、映像装置103は、操作部30bがタッチ位置bに関する情報を第2座標情報として受け付けて、操作制御部12が第2座標情報に対応する表示部上のエフェクト表示座標bを決定するように構成されている。
図18は、ユーザBの操作に起因する本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の一例を示すフローチャートである。ユーザBが操作部30bにタッチすることでエフェクト処理が施された画像が表示部40aまたは表示部40bに表示される処理についても、図18に例示されるように、図16に例示される処理と同様である。このため、詳細な説明は省略する。
また、以上では、表示部40aに撮像部20bから出力された映像信号が表示され、表示部40bに撮像部20aから出力された映像信号が表示されている待機状態を前提として、タッチ位置に応じたエフェクト表示を行う例を示したが、表示部と映像信号の組み合わせはこれに限らない。エフェクト処理は、待機状態、即ち、ユーザのタッチ操作前、から表示部に表示されている映像信号に対して施されればよい。
これにより、図15(b)及び図15(c)に例示されるように、反対方向表示フラグの設定を変更するだけで、ユーザAまたはユーザBのタッチ操作に対してエフェクトを表示する表示部を切り替えることができる。
次に、図19から図23を参照しながら、ユーザAによる操作部30aへのタッチ位置aとユーザBによる操作部30bへのタッチ位置bが所定の条件に合致した場合に、撮影動作が開始される例について説明する。図19は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の他の一例について説明するための図である。図20は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理の他の一例を示すフローチャートである。図21は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示位置について説明するための図である。図22は、本実施例に係る映像装置の撮影動作の処理の一例を示すフローチャートである。図23は、本実施例に係る映像装置のエフェクト表示処理のさらに他の一例について説明するための図である。
図4に例示される処理が行われてスルー画が表示部に表示されている待機状態において(ステップS91)、図19(a)に例示されるように、ユーザAが表示部40aを介してそれに重ねられたタッチパネルである操作部30aをタッチし、且つ、ユーザBが表示部40bを介してそれに重ねられたタッチパネルである操作部30bをタッチすると(ステップS92)、操作制御部12は、図21に例示されるように、操作部30aへのタッチ位置aに対応する表示部40aの表示位置であるエフェクト表示座標a1(A1x,A1y)と、操作部30bへのタッチ位置bに対応する表示部40bの表示位置であるエフェクト表示座標b1(B1x,B1y)を決定する(ステップS93a、ステップS93b)。
さらに、操作制御部12は、エフェクト表示座標a1(A1x,A1y)に対応する表示部40b上のエフェクト表示座標b2(B2,B2y)とエフェクト表示座標b1(B1x,B1y)に対応する表示部40a上のエフェクト表示座標a2(A2,A2y)とを上述した式(1)(2)を用いて算出する(ステップS95a、ステップS95b)。
操作制御部12は、算出した4つのエフェクト表示座標を映像処理部11に送信する。エフェクト表示座標を受信した映像処理部11は、図19(b)に例示されるように、表示部40aに表示されている撮像部20bから出力された映像信号に対して、エフェクト表示座標a1(A1x,A1y)にエフェクトE1が表示され、且つ、エフェクト表示座標a2(A2x,A2y)にエフェクトE4が表示されるようなエフェクト処理を施す(ステップS94a、ステップS96b)。さらに、映像処理部11は、図19(c)に例示されるように、表示部40bに表示されている撮像部20aから出力された映像信号に対して、エフェクト表示座標b1(B1,B1y)にエフェクトE3が表示され、且つ、エフェクト表示座標b2(B2,B2y)にエフェクトE2が表示されるようなエフェクト処理を施す(ステップS96a、ステップS94b)。
その後、エフェクト処理が施された映像信号は、表示部40a及び表示部40bに送信され、表示部40a及び表示部40bが映像信号を表示することにより、図19(b)及び図19(c)に例示されるような映像信号にエフェクトが重畳された画像が表示部40a及び表示部40bに表示される(ステップS97)。
これにより、図19(b)及び図19(c)に例示されるように、ユーザAとユーザBのそれぞれのタッチ操作に対してエフェクトを表示部40aと表示部40bの双方に表示することができる。
本実施例に係る映像装置103では、待機状態において、図20に示される処理に加えて、さらに図22に例示される処理が実行される。
待機状態において(ステップS101)、ユーザAが表示部40aを介してそれに重ねられたタッチパネルである操作部30aをタッチし、且つ、ユーザBが表示部40bを介してそれに重ねられたタッチパネルである操作部30bをタッチすると(ステップS102)、操作制御部12は、図23に例示されるエフェクトE1からE4のエフェクト表示座標を、上述した式(1)(2)を用いて算出する(ステップS103)。
その後、操作制御部12は、算出されたエフェクト座標a1(A1x,A1y)とエフェクト座標a2(A2x,A2y)が同座標を示しているかどうかを判定する(ステップS104)。なお、ステップS104では、エフェクト座標a1(A1x,A1y)とエフェクト座標a2(A2x,A2y)が同座標であるか否かの判定の代わりに、例えば、エフェクト座標間の距離が所定の閾値以内であるなどの所定の条件に合致しているかどうかを判定してもよい。また、比較する座標はエフェクト座標a1(A1x,A1y)とエフェクト座標a2(A2x,A2y)に限られず、エフェクト座標b1(B1x,B1y)とエフェクト座標b2(B2x,B2y)であってもよい。
エフェクト座標a1(A1x,A1y)とエフェクト座標a2(A2x,A2y)が同座標を示していると判定すると、操作制御部12は、映像処理部11にエフェクト表示を変更するように指示し、映像処理部11は、図23(b)に例示されるように、表示部40aに表示されている撮像部20bから出力された映像信号に対して、判定前とは異なるエフェクトE5が表示されるようなエフェクト処理を施し、図23(c)に例示されるように、表示部40bに表示されている撮像部20aから出力された映像信号に対して、判定前とは異なるエフェクトE6が表示されるようなエフェクト処理を施す。
その後、エフェクト処理が施された映像信号は表示部40a及び表示部40bに送信され、表示部40aと表示部40bがそれぞれ受信した映像信号を表示する(ステップS105)。さらに、操作制御部12は、記憶部50に表示部40aまたは表示部40bに表示される映像信号の少なくとも一方を記憶させる(ステップS106)。なお、記憶部50に記憶させる映像信号については、実施例1と同様の手順によって決定されてもよい。
以上のような構成は、例えば、親が赤ちゃんなどの小さな子供の撮影を行う場合において特に好適である。ユーザAが赤ちゃんであり、ユーザBが親である場合について説明すると、上記構成によれば、赤ちゃんの操作部30aへのタッチ位置に合わせて親が操作部30bをタッチして、赤ちゃん側の表示部40aに表示されるエフェクトを変更することで、赤ちゃんを喜ばせることができる。即ち、赤ちゃんが撮影を楽しむことができる。さらに、エフェクト変更と連動して撮影動作が開始されるため、赤ちゃんが喜んでいる様子を撮影することができる。
以上では、タッチ位置が一致することを条件にエフェクトを変更する処理と映像信号を記憶する撮影処理を同時に実行する例を示したが、本実施例に係る映像装置103は、いずれか一方の処理のみを実行するように構成してもよい。また、映像装置103は、タッチ位置が一致するときにエフェクトを変更する処理の代わりに、例えば、タッチ位置間の距離が遠い場合にはエフェクトを弱く施し、タッチ位置間の距離が近い場合にはエフェクトを強く施すなど、タッチ位置間の距離に応じて段階的に映像信号に施すエフェクトを変更する処理を実行するように構成してもよい。
本実施例に係る映像装置103によれば、ユーザ間のタッチ位置の関係によりエフェクトの変更処理や映像信号の記憶処理が行われる。このため、映像装置103を挟んで向かい合っている両者がともに撮影に関与することになるため、楽しみながら撮影を行うことができる。
100、101、102、103・・・映像装置
10・・・制御部
11・・・映像処理部
12・・・操作制御部
20a、20b・・・撮像部
30a、30b・・・操作部
40a、40b・・・表示部
50・・・記憶部

Claims (19)

  1. 互いに反対方向を向いている第1面と第2面を備えた映像装置であって、
    前記第1面に配置され、被写体を撮像して第1映像信号を出力する第1撮像部と、
    前記第1面に配置され、前記第1撮像部の撮像方向に画像を表示する第1表示部と、
    前記第1面に配置され、撮影動作の第1トリガーを受け付ける第1操作部と、
    前記第2面に配置され、前記被写体とは異なる被写体を撮像して第2映像信号を出力する第2撮像部と、
    前記第2面に配置され、前記第2撮像部の撮像方向に画像を表示する第2表示部と、
    前記第2面に配置され、撮影動作の第2トリガーを受け付ける第2操作部と、
    前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を記憶する記憶部と、
    操作制御部と、を含み、
    前記操作制御部は、
    前記第1表示部に前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を画像として表示させ、
    前記第2表示部に前記第1映像信号を画像として表示させ、
    前記第1操作部が前記第1トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を前記記憶部に記憶させ、
    前記第2操作部が前記第2トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号を前記記憶部に記憶させる、ように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  2. 請求項1に記載の映像装置において、さらに、
    前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方に映像処理を施す映像処理部を含み、
    前記第1操作部は、所定の映像処理の指示を受け付けるように構成され、
    前記映像処理部は、前記第1操作部から受け付けた映像処理の指示に基づいて、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方に映像処理を施すよう構成され、
    前記操作制御部は、前記第1表示部に、前記映像処理部により映像処理が施された前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  3. 請求項2に記載の映像装置において、
    前記第1操作部は、所定のエフェクト指示を受け付けるように構成され、
    前記映像処理部は、前記第1操作部から受け付けたエフェクト指示に基づいて、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方にエフェクト処理を施すように構成され、
    前記操作制御部は、前記第1表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  4. 請求項3に記載の映像装置において、
    前記第1操作部は、第1座標情報を受け付け、
    前記映像処理部は、前記第1操作部による受け付けられた第1座標情報に対応する前記第1表示部の表示位置に所定のエフェクト表示が行われるようにエフェクト処理を施すように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  5. 請求項4に記載の映像装置において、
    前記第2操作部は、所定のエフェクト指示を受け付けるように構成され、
    前記映像処理部は、前記第2操作部から受け付けたエフェクト指示に基づいて、前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方にエフェクト処理を施すよう構成され、
    前記操作制御部は、前記第1表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  6. 請求項5に記載の映像装置において、
    前記第2操作部は、第2座標情報を受け付け、
    前記映像処理部は、前記第2操作部により受け付けられた第2座標情報に対応する前記第1表示部の表示位置に所定のエフェクト表示が行われるようにエフェクト処理を施すように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  7. 請求項6に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第1座標情報と前記第2座標情報との関係が所定の条件に合致した場合に、前記記憶部に前記第1映像信号を記憶させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  8. 請求項6に記載の映像装置において、
    前記映像処理部は、前記第1座標情報と前記第2座標情報との関係が所定の条件に合致した場合に、前記第1表示部に画像として表示される前記第1映像信号または前記第2映像信号の少なくとも一方に施されるエフェクト処理の内容を変更するように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  9. 請求項6に記載の映像装置において、
    前記映像処理部は、前記第2操作部により受け付けられた第2座標情報に対応する前記第2表示部の表示位置に所定のエフェクト表示が行われるようにエフェクト処理を施すように構成され、
    前記操作制御部は、前記第2表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1映像信号を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  10. 請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載の映像装置において、
    前記第2操作部は、前記第2表示部に重ねられた、前記エフェクト指示を受け付ける第2タッチパネルである
    ことを特徴とする映像装置。
  11. 請求項4又は請求項5に記載の映像装置において、
    前記映像処理部は、前記第1操作部による受け付けられた第1座標情報に対応する前記第2表示部の表示位置に所定のエフェクト表示が行われるようにエフェクト処理を施すように構成され、
    前記操作制御部は、前記第2表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1映像信号を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  12. 請求項3乃至請求項11のいずれか1項に記載の映像装置において、
    前記第1操作部は、前記第1表示部に重ねられた、前記エフェクト指示を受け付ける第1タッチパネルである
    ことを特徴とする映像装置。
  13. 請求項3に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第2表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1映像信号を画像として表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  14. 請求項13に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第2表示部に、前記映像処理部によりエフェクト処理が施された前記第1表示部に表示される画像と同じ画像を表示させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  15. 請求項2に記載の映像装置において、
    前記映像処理部は、前記第1映像信号と前記第2映像信号を合成する映像処理を施すように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第1操作部が前記第1トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号及び前記第2映像信号を前記記憶部に記憶させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  17. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第1操作部が前記第1トリガーを受け付け、且つ、前記第2操作部が前記第2トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号を前記記憶部に記憶させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  18. 請求項17に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第1操作部が前記第1トリガーを受け付け、且つ、前記第2操作部が前記第2トリガーを受け付けた場合に、前記第2映像信号を前記記憶部に記憶させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。
  19. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の映像装置において、
    前記操作制御部は、前記第2操作部が前記第2トリガーを受け付けた場合に、前記第1映像信号及び前記第2映像信号を前記記憶部に記憶させるように構成される
    ことを特徴とする映像装置。

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