JP2013126163A - 動画記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の動作状態に応じて、ユーザにとってより好適な合成候補画像の選択画面を表示できるようにする。
【解決手段】画像MIXの設定画面を開いた際、動画の記録停止中であれば画像MIXを初期値として必ずONに設定することで画像MIXの存在・効果をユーザにアピールする。また、動画の記録中であれば、画像MIXのON/OFF状態を設定画面を開く前から変更しないことで、画像MIXが行われた動画が意図せずに記録されてしまうことを防止することにより、テンプレート画像を選択している途中の状態の合成画像が記録されてしまい、ユーザが意図していない合成画像が記録されてしまう不都合が発生することを防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は動画記録装置及びその制御方法に関し、特に、動画に画像情報を重畳して記録することが可能な動画記録装置に用いて好適な技術に関する。
従来、記録中の映像に対して任意の別画像情報を重畳して記録する記録装置が提供されている。特許文献1には、イラストデータやアニメーションデータと、カメラ部により撮影された画像とを合成する携帯用電子機器が提案されている。
特開2003−233366号公報
特許文献1のように、カメラで撮影された撮影画像などの動画像に、イラストやアニメーションなどの複数の合成候補画像(以下、テンプレート画像と称する)のいずれかを選択して合成できる動画記録装置について説明する。このような機能を有する動画記録装置において、合成を行うか否か、及び合成する場合にどのテンプレート画像を用いるかを選択する場面を考える。
動画像に合成するテンプレート画像を選択する画面において、テンプレート画像が動画に対してどのように合成されるのかがわからなければ、ユーザは動画像に対してテンプレート画像を合成するメリットが理解できない。
そればかりか、現在の画面が動画像に合成するテンプレート画像を選択するための画面だということも認識できない可能性があり、ユーザが適切に動画記録装置の合成機能を利用できない可能性がある。従って、動画記録装置においてテンプレート画像を選択する画面に遷移した場合には、いずれかのテンプレート画像を選択した状態で動画像に合成して表示すると、動画像の記録開始前であれば好適である。
しかしながら、動画像の記録を開始した後にテンプレート画像を選択する場合には、テンプレート画像を選択する画面に遷移してすぐに、いずれかのテンプレート画像を選択した状態で動画像に合成してしまうことになる。このような場合には、テンプレート画像を選択している途中の状態の合成画像が記録されてしまい、ユーザが意図していない合成画像が記録されてしまう問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、装置の動作状態に応じて、ユーザにとってより好適な合成候補画像の選択画面を表示できるようにすることを目的とする。
本発明の動画記録装置は、動画を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した動画に被合成画像を合成する合成手段と、前記合成手段による合成を行うか否かを設定する設定手段と、前記取得手段で取得した動画あるいは前記合成手段で合成された動画を記録媒体に記録するように制御する記録制御手段と、前記合成手段による合成で用いる被合成画像を選択する選択画面に遷移する際に、前記記録制御手段による記録中でない場合には、該遷移する前の前記設定手段の設定に関わらず、前記設定手段の設定を前記合成を行うとし、前記記録制御手段による記録中である場合には、前記設定手段の設定を該遷移する前の設定から変更しないように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影前に合成する画像を設定する画面においては、設定画面に入るとすぐに合成効果を認識することができ、さらに撮影中の設定時には、意図しない画像が合成されたり、記録されたりすることを防止することが可能となる。
実施形態のデジタルビデオカメラの構成例を示すブロック図である。 撮影待機中(動画記録前)及びMIX設定画面の表示例を示す図である。 テンプレート画像を合成する様子を示す図である。 実施形態における撮影処理を説明するフローチャートである。 MIX設定画面表示処理の手順を説明するフローチャートである。 ユーザがテンプレート画像を選びやすい例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態を示し、デジタルビデオカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、104はフォーカスレンズを含む撮影レンズ、105は絞り、NDフィルター機能を備えるシャッター、106は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部である。
107はA/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器107は、撮像部106から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。103はバリアであり、デジタルビデオカメラ100の、撮影レンズ104を含む撮像部を覆うことにより、撮影レンズ104、シャッター105、撮像部106を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
102は画像処理部であり、A/D変換器107からのデータ、またはメモリ制御部108からのデータに対して所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部102では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部101が露光制御、測距制御を行う。
これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理が行われる。AE処理ではシャッタースピード、絞り、NDフィルターの制御および画像処理部102で画像信号のゲインの制御を行う。画像処理部102では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
通常、動画撮影モードにおいてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理はリアルタイムに実行されている。また、各処理のオート設定を解除したときはマニュアルで設定することが可能となる。
A/D変換器107からの出力データは、画像処理部102及びメモリ制御部108を介して、或いは、メモリ制御部108を介してメモリ109に直接書き込まれる。メモリ109は、撮像部106によって得られA/D変換器107によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部111に表示するための画像データを格納する。メモリ109は、所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ109は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。110はD/A変換器であり、メモリ109に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部111に供給する。
こうして、メモリ109に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器110を介して表示部111により表示される。表示部111は、LCD等の表示器上に、D/A変換器110からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器107によって一度A/D変換されメモリ109に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器110においてアナログ変換し、表示部111に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダ(スルー画像表示)として機能する。
不揮発性メモリ114は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ114には、システム制御部101の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
また、不揮発性メモリ114には、動画像に合成するための合成候補画像のデータ(テンプレート:被合成画像)も複数格納されている。操作部115などを介して現在撮影中、あるいは再生中の画像データに対して重畳処理の指示が入力された場合には、その入力を受けたシステム制御部101からの指示によって、同様に操作部115からの入力に対応したテンプレート画像データを呼出す。そして、メモリ109に格納された動画データ上に重畳して展開される。
テンプレート画像データは、タイトル、テロップ、吹き出し、フレーム枠、スタンプ、キャラクターなどの静止画データであってもよいし、合成される映像がアニメーションする動画像データであってもよい。また、撮像部106で撮影された画像(静止画または動画)から作成されたデータであってもよい。
101はシステム制御部であり、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ114に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。113はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ113には、システム制御部101の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ114から読み出したプログラム等を展開する。
また、システム制御部101は、メモリ109、D/A変換器110、表示部111等を制御することにより表示制御も行う。システムタイマー112は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ117、動画記録トリガボタン116、操作部115はシステム制御部101に各種の動作指示を入力するための操作手段であり、システム制御部101の動作モードを動画記録モード、動画再生モード等に切り替える。
システム制御部101は、動画記録トリガボタン116により、撮像部106からの信号読み出しから記録媒体122に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部115の各操作部材は、表示部111に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が 表示部111に表示される。利用者は、 表示部111に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタン(図示せず)を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
119は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部119は、その検出結果及びシステム制御部101の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体122を含む各部へ供給する。
120は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。121はメモリカードやハードディスク等の記録媒体122とのインターフェースである。記録媒体122は、メモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。図1における記録媒体122は取り外し可能であるが、記録媒体がビデオカメラ本体に内蔵されていてもよく、また取り外し可能な記録媒体と内蔵記録媒体の両方を備えていてもよい。
次に、操作部115についての説明をする。
操作部115の一つとして、表示部111に対する接触を検知可能なタッチパネルを有する。タッチパネルと表示部111とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネルを光の透過率が表示部111の表示を妨げないように構成し、表示部111の表示面の上層に取り付ける。
そして、タッチパネルにおける入力座標と、表示部111上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザが表示部111上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。システム制御部101はタッチパネルへの以下の操作を検出できる。
タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称する)。タッチパネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、デタッチと称する)。タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。
これらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標はシステム制御部101に通知され、システム制御部101は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。ムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。
また、タッチパネル上をタッチダウンから一定のムーブを経てデタッチをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。
また、所定距離以上を、所定速度未満でムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。
<第1の実施形態>
第1の実施形態においては、撮影中の画像に静止画を重畳して記録する例を示す。
図2(a)に、デジタルビデオカメラ100を起動し、撮影モードとした際の撮影待機中(動画記録前)における表示部111での表示例を示す。
表示部111(接触を検知可能なタッチパネルを有する)には、撮像部106で撮像されている動画像がスルー画像201として表示されている。この状態では、撮影されている動画像に対するテンプレート画像の合成はOFFとなっており、テンプレート画像の合成はされていない。また、タッチボタンであるMIXボタン202が表示されている。
MIXボタン202に対するタッチ操作(本実施形態では、MIXボタン202の表示領域上でのタッチアップであるものとする)があると、撮影されている動画像に対してテンプレート画像を合成するか否かの選択。及び、合成する場合に、どのテンプレート画像を用いるかを選択することが可能な、MIX設定画面に遷移する。
図2(b)は、図2(a)の状態でMIXボタン202が押下された場合に表示部111に表示されるMIX設定画面の表示例を示す図である。表示部111にはスルー画像201が表示されているとともに、表示部111下部のダイアログボックスに、テンプレート画像の合成のON/OFFを切り替えるためのタッチボタンであるON/OFFボタン203が表示されている。また、合成をONとした場合にどのテンプレート画像を用いるかを選択するための増減ボタン204、205が表示されている。
ON/OFFボタン203は、テンプレート画像を合成するか否かの現在の状態を示しているとともに、ON/OFFを切り替えるためのタッチボタンである。ONである場合に押下(その領域でのタッチアップ)されるとOFFに、OFFである場合に押下されるとONに切り替わる。
増減ボタン204、205は、合成をONとした場合にどのテンプレート画像を用いるかを選択するためのボタンであり、押下する毎に、現在選択されているテンプレート画像の番号が増減し、選択されるテンプレート画像が切り替わる。領域206は現在選択されているテンプレート画像の番号を示しており、図2(b)の例では、番号12のテンプレート画像(吹き出し)が選択されていることがわかる。
テンプレート画像の合成がONになると、スルー画像201に重畳して、選択されているテンプレート画像207が合成されて表示される。テンプレート画像の合成がOFFになると、テンプレート画像207は表示されず、テンプレート画像の合成されていないスルー画像201が表示されることとなる。
図2(a)のように、撮影待機中(記録停止中)において、MIX設定画面に遷移すると、初期値としてテンプレート画像の合成がON、及びいずれかのテンプレート画像が選択された状態で、図2(b)のようなMIX設定画面が表示される。これによってユーザは、MIX設定画面を開いた時点で、合成された状態をみることができるので、この選択画面がテンプレート画像を選択するための画面であることを直感的に認識することができる。
図3(a)に、テンプレート画像の合成をOFFとした状態での撮影モードにおいて、動画記録中(撮影中)における表示部111での表示例を示す。表示部111の上部には、記録中であることを示す円形のアイコンが表示されている。この状態では、スルー画像201に対応する動画像が、記録媒体122に記録されている。
図3(b)に、図3(a)の状態(テンプレート画像の合成:OFF、記録中)で、MIXボタン202が押下された場合に表示されるMIX設定画面の表示例を示す。表示部111にはスルー画像201が表示されているとともに、表示部111下部のダイアログボックスに、図2(b)と同様、ON/OFFボタン203、増減ボタン204、205が表示されている。ただし、図3(b)(記録中)においては、図2(b)(撮影待機中)と異なり、MIX設定画面を開いても、まずはテンプレート画像の合成はOFFの状態で表示される。
従って、MIX設定画面が最初に表示された状態においては、スルー画像201に対してテンプレート画像は合成されていない。代わりに、テンプレート画像を合成した状態の画像(MIX画像)を表示させるには、ON/OFFボタン203でテンプレート画像の合成をONにしなければならない旨のガイダンスメッセージ301を表示する。
このガイダンスメッセージ301を表示することによって、この画面はテンプレート画像を選択する画面であること、および、この状態ではまだテンプレート画像の合成が行われていないことをユーザに認識させることができることになる。これにより、テンプレート画像の合成機能を有効に利用させることができる。また、この画面の状態で、テンプレート画像の合成をONにせずにMIX設定画面を閉じれば、テンプレート画像の合成は行われない。このように、動画の記録中で合成がOFFである状態からMIX設定画面を開いた場合には、すぐにはテンプレート画像の合成をONとしないことで、意図せずにテンプレート画像の合成が行われてしまうことを防止することができる。
図3(c)に、テンプレート画像の合成をON(使用しているテンプレート画像の番号は12)とした状態での撮影モードにおける動画記録中(撮影中)における表示部111での表示例を示す。図3(b)のMIX設定画面で、ON/OFFボタン203を押下して合成をONとして選択画面を抜けるとこの図3(c)の状態となる。
表示部111の上部には、記録中であることを示す円形のアイコンが表示されている。また、スルー画像201に対し、テンプレート画像207が合成して表示されている。この状態では、スルー画像201に対応する動画像に対してテンプレート画像207が合成された合成画像(動画)が、記録媒体122に記録されている。この図3(c)の状態から、MIXボタン202が押下された場合は、テンプレート画像の合成をONとしたままでMIX設定画面を開く。
すなわち、図3(b)ではなく、図2(b)の表示状態となる。これによって、MIXボタン202の押下によって記録されている動画像において、テンプレート画像が合成された状態が不意に途切れてしまうことを防止することができる。
図4に、前述した状態遷移を実現するデジタルビデオカメラ100における撮影モード処理のフローチャートを示す。この処理は、不揮発性メモリ114に記録されたプログラムを、システムメモリ113に展開してシステム制御部101が実行することで実現する。
デジタルビデオカメラ100の電源がONとなり、撮影モードに設定されると、撮影モード処理を開始する。
S401では、撮影モード処理の初期表示を行う。テンプレート画像の合成は初期値としてはOFF、撮影待機状態となっており、撮像部106で撮影されているスルー画像を取得して、前述した図2(a)の表示を行う。
S402では、撮像部106から所定のフレームレートでスルー画像を逐次取得し、表示部111に表示されるスルー画像を逐次更新する。
S403では、MIXボタン202が押下されたか否かを判定する。押下されたと判定するとS404に進み、MIX設定画面表示処理を行う。MIX設定画面表示処理については図5を用いて後述する。MIXボタン202が押下されていない場合はS408へ進む。
S405では、MIX設定入力を受け付ける。これは、前述したMIX設定画面における各種操作を受け付ける処理である。具体的には、少なくとも以下の処理を行える。ON/OFFボタン203への押下に応じてテンプレート画像の合成のON/OFFを切り替える(これに応じて、表示部111での表示状態は、図2(b)と図3(b)とで切り替わる)。増減ボタン204、205への押下に応じて仕様するテンプレート画像を切り替える。
S406では、MIX設定画面を閉じる操作が行われたか否かを判定する。閉じる操作が行われていない場合はS405に戻って処理を繰り返す。閉じる操作が行われた場合はS407でMIX設定画面を閉じ(画面下部のダイアログを非表示にする等)、S408に進む。これにより、前述した図2(a)、図3(a)、図3(c)などの表示のうち、装置の状態に応じた表示状態となる。
S408では、操作部115に含まれるRECボタンの押下などにより、動画の記録開始指示がなされたか否かを判定する。動画の記録開始指示がなされたと判定するとS409に進み、そうでない場合はS410に進む。
S409では、動画の記録を行う記録制御処理を開始する。テンプレート画像の合成がOFFの場合は撮像部106で撮像された動画像を、合成を行わずに記録媒体122に記録する。テンプレート画像の合成がONの場合は、撮像部106で撮像された動画像に、設定されているテンプレート画像を合成した合成画像(動画)を記録媒体122に記録する。撮像された動画像とテンプレート画像との合成は画像処理部102を用いて行うものとする。
S410では、操作部115に含まれるRECボタンの押下などにより、動画の記録終了指示(停止指示)がなされたか否かを判定する。動画の記録終了指示がなされたと判定するとS411に進み、そうでない場合はS412に進む。
S411では、動画の記録を終了し、それまでに記録された動画像のファイルに各種属性情報を付与し、ファイルをクローズする処理などの記録終了処理などを行い、撮影待機状態(記録停止状態)にする。
S412では、撮影モード処理を終了するイベントがあったか否かを判定する。撮影モード処理を終了するイベントとしては以下のようなものがある。電源をOFFするイベント。記録媒体122を抜くイベント、再生モードに移行するなど、撮影モードでないモードへ移行するイベント。撮影モード処理を終了するイベントが無ければS402に戻って処理を繰り返し、撮影モード処理を終了するイベントがあった場合は撮影モード処理を終了する。
図5に、前述した図4のS404におけるMIX設定画面表示処理の詳細を示す。この処理は、不揮発性メモリ114に記録されたプログラムを、システムメモリ113に展開して、システム制御部101が実行することで実現する。
S501では、現在動画の記録中であるか否かを判定する。記録中であればS502に進みそうでなければS503に進む。
S502では、システムメモリ113に保持しているテンプレート画像との合成のON/OFFの設定状態を参照し、ONであるか否かを判定する。ONである場合はS503に進み、OFFである場合にはS504に進む。
S503では、テンプレート画像との合成の設定状態をONとしたMIX設定画面を表示部111に表示する。このときの表示例は図2(b)である。動画記録中でなく、合成OFFの状態からS503に進んだ場合にはテンプレート画像との合成は自動的にONに設定され、動画記録中で合成ONの状態からS503に進んだ場合はテンプレート画像との合成はONを継続する。
S504では、テンプレート画像との合成の設定状態をOFFとしたままのMIX設定画面を表示する。S503、S504の処理を終了すると、前述したS405へ進む。
なお、図3(b)において、テンプレート画像の合成をOFFとしたままテンプレート画像の合成表示を行い、所望のテンプレート画像を選択した状態で合成をONとする。このようにすれば、ユーザが所望しないテンプレート画像を合成することなく、ユーザの所望するテンプレート画像を合成することができる。
このように、合成をOFFとしたままテンプレート画像を選択する際に、現在選択しているテンプレート画像がどのようなものであるかを、記録されている動画像への合成を行わずに表示できれば、ユーザはテンプレート画像を選びやすい。
例えば、図6(a)のように、現在選択されているテンプレート画像の特徴を示すアイコン601を表示すれば、実際の合成は行われていないことをユーザに認識させることができる。及び実際の合成は行われていないことをユーザに認識させつつも、この状態で合成をONにすればどのテンプレート画像が合成されるのかをユーザに認識させることができる。
また、図6(b)のように、現在選択されているテンプレート画像を半透明にしてスルー画像に重畳して表示すれば、選択中のテンプレート画像をユーザに認識させることができるとともに、実際の合成は行われていないことをユーザに認識させることができる。及び実際の合成は行われていないことをユーザに認識させつつも、この状態で合成をONにすればどのテンプレート画像が、スルー画像に対してどのような構図で合成されるのかをユーザに認識させることができる。
さらに、図6(b)の状態でテンプレート画像の半透明での合成と、合成していない状態(非合成)とを交互表示(テンプレート画像を点滅表示する)すれば、テンプレート画像の合成が確定していないことをより確実にユーザに識別させることができる。
また、前述の実施形態では、撮像部106で撮像された動画像に対してテンプレート画像を合成する際の処理について説明した。しかし、すでに記録されている動画像や、外部機器などから取得した動画像を再生しながら、再生されている動画像に対してテンプレート画像を合成する際にも本発明は適用可能である。
例えば、動画像を停止状態で再生していてMIX設定画面に遷移した場合、あるいは動画像を記録することなく通常再生していてMIX設定画面に遷移した場合には、自動的にテンプレート画像の合成をONとして図2(b)のような画面を表示する。また、動画像を再生して記録(記録媒体に録画)している状態でMIX設定画面に遷移した場合には、テンプレート画像の合成のON/OFF状態を保持して、テンプレート画像の合成がOFFであった場合には図3(b)のような画面を表示する。また、ONであった場合には図2(b)のような画面を表示する。
これは、前述した図4、5での撮像部106で撮像された動画像を、記録媒体122から取得した記録済み動画像、あるいは接続された外部機器やネットワークなどから取得した動画像と読み替えることで適用可能である。すなわち、本発明は撮像装置でなくとも、動画にテンプレート画像を合成し、記録できる機器であれば適用可能である。
なお、フローチャートの制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、前述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、前述した実施形態においては、本発明を動画記録装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、撮像や再生によって得られた動画にテンプレート画像を合成して記録する機能を有する装置であれば適用可能である。
すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
111 表示部、201 スルー画像、202 MIXボタン、203 ON/OFFボタン、204、205 増減ボタン、206 領域、207 テンプレート画像、301 ガイダンスメッセージ

Claims (11)

  1. 動画を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した動画に被合成画像を合成する合成手段と、
    前記合成手段による合成を行うか否かを設定する設定手段と、
    前記取得手段で取得した動画あるいは前記合成手段で合成された動画を記録媒体に記録するように制御する記録制御手段と、
    前記合成手段による合成で用いる被合成画像を選択する選択画面に遷移する際に、前記記録制御手段による記録中でない場合には、該遷移する前の前記設定手段の設定に関わらず、前記設定手段の設定を前記合成を行うとし、前記記録制御手段による記録中である場合には、前記設定手段の設定を該遷移する前の設定から変更しないように制御する制御手段とを有することを特徴とする動画記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記記録制御手段による記録中であり、かつ前記設定手段による設定が合成を行わないとの設定である場合に前記選択画面に遷移した場合には、前記設定手段による設定を前記合成を行うとしないと合成表示されないことを示すガイダンスを表示することを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録制御手段による記録中であり、かつ前記設定手段による設定が合成を行わないとの設定である場合に前記選択画面に遷移した場合には、選択中の被合成画像を示すアイコンを表示することを特徴とする請求項1または2に記載の動画記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録制御手段による記録中であり、かつ前記設定手段による設定が合成を行わないとの設定である場合に前記選択画面に遷移した場合には、選択中の被合成画像を、取得した前記動画に半透明で合成表示することを特徴とする請求項1または2に記載の動画記録装置。
  5. 前記制御手段は、半透明で合成表示する際には、さらに半透明の合成と非合成の状態とを交互表示することを特徴とする請求項4に記載の動画記録装置。
  6. 前記取得手段が取得する動画は撮像手段で撮像された動画であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の動画記録装置。
  7. 前記取得手段が取得する動画は記録媒体に記録済みの動画であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の動画記録装置。
  8. 前記取得手段が取得する動画は外部機器あるいはネットワークから取得されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の動画記録装置。
  9. 動画を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した動画に被合成画像を合成する合成工程と、
    前記合成工程において合成を行うか否かを設定する設定工程と、
    前記取得工程で取得した動画あるいは前記合成工程で合成された動画を記録媒体に記録するように制御する記録制御工程と、
    前記合成工程において合成で用いる被合成画像を選択する選択画面に遷移する際に、前記記録制御工程において記録中でない場合には、該遷移する前の前記設定工程の設定に関わらず、前記設定工程の設定を前記合成を行う設定とし、前記記録制御工程において記録中である場合には、前記設定工程の設定を該遷移する前の設定から変更しないように制御する制御工程とを有することを特徴とする動画記録装置の制御方法。
  10. 動画を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した動画に被合成画像を合成する合成工程と、
    前記合成工程において合成を行うか否かを設定する設定工程と、
    前記取得工程で取得した動画あるいは前記合成工程で合成された動画を記録媒体に記録するように制御する記録制御工程と、
    前記合成工程において合成で用いる被合成画像を選択する選択画面に遷移する際に、前記記録制御工程において記録中でない場合には、該遷移する前の前記設定工程の設定に関わらず、前記設定工程の設定を前記合成を行う設定とし、前記記録制御工程において記録中である場合には、前記設定工程の設定を該遷移する前の設定から変更しないように制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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