JP2013124004A - 車両の前部構造 - Google Patents

車両の前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013124004A
JP2013124004A JP2011273915A JP2011273915A JP2013124004A JP 2013124004 A JP2013124004 A JP 2013124004A JP 2011273915 A JP2011273915 A JP 2011273915A JP 2011273915 A JP2011273915 A JP 2011273915A JP 2013124004 A JP2013124004 A JP 2013124004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
filter member
vehicle
opening
engine room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011273915A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kawamura
憲一 河村
Tsunehisa Nagayoshi
恒久 永吉
Yasuhiko Okutsu
泰彦 奥津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2011273915A priority Critical patent/JP2013124004A/ja
Publication of JP2013124004A publication Critical patent/JP2013124004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ホーンの音を所望の大きさに確保しつつ、車両の空気性能の悪化を抑制することができる車両の前部構造を提供する。
【解決手段】フロントバンパ2のホーン6に対向する位置にホーン用開口部7が設けられ、このホーン用開口部7が複数の微少孔を備えるフィルター部材8によって覆われている構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンルーム内にホーンを備える自動車等の車両の前部構造にある。
自動車等の車両には警音器としてのホーンが搭載されている。例えば、自動車の場合、ホーンの音の大きさは道路運送車両法の保安基準において規定されている。具体的には、ホーン(警音器)の音の大きさは、自動車の前方7mの位置において112dB以下93dB以上であることと規定されている。
ホーンは、一般的に、エンジンルーム内に配されており、その前方にはフロントバンパやフロントグリル部材が存在している。このため、フロントバンパ或いはフロントグリル部材のホーンに対向する位置にホーン用開口部を設けるようにしたものがある。例えば、バンパBに、フィン10aを備えて構成されるホーン取り付け部(ホーン用開口部)10が枠状に開設され、ここにホーンHが取り付けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−287588号公報
このようなホーン用開口部を設けることによってホーンの音を所望の大きさとすることはできる。しかしながら車両走行時には、このホーン用開口部に流入した空気がエンジン等の構造物に衝突してエンジンルーム内の圧力が上昇して車両の空気性能、例えば、車両の空気抵抗や前輪揚力等が悪化してしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ホーンの音を所望の大きさに確保しつつ、車両の空気性能の悪化を抑制することができる車両の前部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、エンジンルーム内にホーンを備える車両の前部構造であって、フロントバンパ又はフロントグリル部材の前記ホーンに対向する位置にホーン用開口部が設けられていると共に、該ホーン用開口部が複数の微少孔を備えるフィルター部材によって覆われていることを特徴とする車両の前部構造にある。
かかる第1の態様では、ホーン用開口部からエンジンルーム内への外気の流入を抑制することができ、それに伴って、エンジンルーム内の圧力上昇が抑制される。一方で、ホーンの音は所定の大きさに確保される。
本発明の第2の態様は、前記フィルター部材がアラミド繊維からなることを特徴とする第1の態様の車両の前部構造にある。
かかる第2の態様では、所望の大きさの微少孔を備えるフィルター部材を比較的容易に形成できる。
本発明の第3の態様は、前記フィルター部材の単位面積当たりの前記微少孔の総面積を示す開口率は、10〜15%であることを特徴とする第1又は2の態様の車両の前部構造にある。
かかる第3の態様では、ホーン用開口部からの外気の流入に伴うエンジンルーム内の圧力上昇がより効果的に抑制される。
かかる本発明では、ホーン用開口部からエンジンルーム内に流入した外気が、例えば、エンジン等の構造物に衝突することによるエンジンルーム内の圧力上昇を実質的に防止することができる。したがって、車両の空気性能、例えば、車両の空気抵抗や前輪揚力等を良好に維持することができる。一方で、ホーンの音は、フィルター部材によって遮られることなく所望の大きさに確保することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の前部構造を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るホーン用開口部の構成を示す概略斜視図である。 実施例及び比較例の構成における音響透過特性の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の構成における圧力変動減衰特性の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、その前部構造として、フロントバンパ2と、フロントバンパ2の上方に設けられたフロントグリル部材3と、フロントグリル部材3の上方に設けられてエンジンルーム(図示なし)の上方開口を覆うフードパネル4とを備えている。
フロントバンパ2には、アンダーグリル5が一体的に設けられている。アンダーグリル5は、エンジンルーム内に設けられるラジエータを冷却するための外気を取り入れるための開口部を備えている。フロントグリル部材3は、本実施形態では開口部を備えることなく、フロントバンパ2とフードパネル4との間の空間を覆って設けられている。勿論、フロントグリル部材3には、アンダーグリル5と同様に、エンジンルーム内に外気を取り入れるための開口部が設けられていてもよい。
ところでエンジンルーム内には、警音器としてのホーン6が設けられている。そして、フロントバンパ2のホーン6に対向する位置には、ホーン用開口部7が設けられている。本実施形態では、ホーン用開口部7が、フロントバンパ2のアンダーグリル5の側方に設けられている。
このホーン用開口部7は、複数の微少孔を備えるフィルター部材8によって覆われている。本実施形態では、図2に示すように、フィルター部材8がフロントバンパ2の裏面側(エンジンルーム側)に設けられ、フィルター部材8の外周部が、樹脂材料等からなる枠体9によって保持されてフロントバンパ2に固定されている。すなわちフィルター部材8はその外周部が枠体9とフロントバンパ2との間に狭持されて固定されている。なお枠体9は、例えば、ネジ部材等の固定部材10によってフロントバンパ2に固定されている。勿論、フィルター部材8の固定方法は特に限定されるものではない。
このように微少孔を備えるフィルター部材8によってホーン用開口部7が覆われていることで、ホーン用開口部7からエンジンルーム内への外気の流入を効果的に抑制することができる。このため、エンジンルーム内に流入した外気が、例えば、エンジン等の構造物に衝突することによるエンジンルーム内の圧力上昇を実質的に防止することができる。したがって、車両1の空気性能、例えば、車両1の空気抵抗や前輪揚力等を良好に維持することができる。一方で、ホーン6の音は、フィルター部材8によって遮られることなく所望の大きさに確保することができる。
つまり、フィルター部材8には、エンジンルーム内への外気の流入を効果的に抑制しつつホーン6の音を所望の大きさに確保することができる程度に、複数の微少孔が設けられている。
フィルター部材8の材料は、特に限定されないが、例えば、アラミド繊維や綿等からなる目の細かい織布や、パンチングメタル等が好適に用いられる。所望の大きさの複数の微少孔を備えるフィルター部材8を比較的容易に形成できるからである。なお各微少孔の大きさは、特に限定されないが、0.1〜3.0mm程度の大きさであることが好ましい。これによりホーン用開口部7からエンジンルーム内への外気の流入をより効果的に抑制でき、且つホーン6の音も所望の大きさに確保することができる。
またフィルター部材8の単位面積あたりの微少孔の開口面積、つまりフィルター部材8の開効率は10〜15%であることが好ましい。これにより、エンジンルーム内への外気の導入をさらに効果的に抑制しつつ、ホーン6の音も所望の大きさに確保することができる。
ここで、フィルター部材の有無による音響透過性及び圧力変動減衰率の変化を調べた結果について説明する。具体的には、アラミド繊維(東レ・デュポン社製:商品名ケブラー)を用いた織布(開口率10%)からなるフィルター部材によって試験用に設けた開口部を塞ぎ、フィルター部材の外側で、気流発生手段により気流を発生させた(風速20m/s)。この状態で、フィルター部材の内側にマイクロフォン(ブリュエル・ケアー社製4938)を接触させて音響測定を行った(実施例)。またフィルター部材を設けていないこと以外は同一の条件で音響測定を行った(比較例)。なお計測の周波数範囲は100ヘルツから10000ヘルツまでとした。
図3に示すように、音響透過特性においてはフィルター部材の有無にかかわらず、500ヘルツ以上の領域では、同一の気流音を得ることができた。すなわち、実施例と比較例とでは音響透過特性(音圧)にほとんど差異がなかった。この結果から分かるように、ホーン用開口部がフィルター部材で覆われていない状態でホーンの音を所望の大きさに確保できていれば、ホーン用開口部をフィルター部材で覆った場合でもホーンの音を所望の大きさに確保することができる。
一方、図4に示すように、圧力変動減衰特性においては、開口部がフィルター部材で覆われている実施例の場合、フィルター部材で覆われていない比較例の場合よりも、全ての周波数領域において音圧レベルは低下した。この結果から分かるように、ホーン用開口部をフィルター部材で覆うことで、エンジンルーム内への外気の流入を効果的に抑制することができる。
なおフロントバンパ2には、ホーン用開口部7の側方に、エンジンルーム内に外気を取り入れるための開口部を備えたアンダーグリル5が一体的に設けられている。したがって、アンダーグリル5からはエンジンルーム内に外気が流入することになる。この場合でも、ホーン用開口部7からの外気の流入が抑制されていることで、エンジンルーム内の圧力上昇を抑制でき、車両1の空気性能は向上する。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、ホーン用開口部7がフロントバンパ2に設けられた構成を例示したが、ホーン用開口部7は、ホーン6に対向して車両1の前面を構成する部材に形成されていればよい。例えば、ホーン用開口部7は、フロントグリル部材3に設けられていてもてもよい。この場合でも、ホーン用開口部7がフィルター部材8によって覆われていることで、上述のようにホーン6の音圧を確保しつつ車両1の空気性能の向上を図ることができる。
1 車両
2 フロントバンパ
3 フロントグリル部材
4 フードパネル
5 アンダーグリル
6 ホーン
7 ホーン用開口部
8 フィルター部材
9 枠体
10 固定部材

Claims (3)

  1. エンジンルーム内にホーンを備える車両の前部構造であって、
    フロントバンパ又はフロントグリル部材の前記ホーンに対向する位置にホーン用開口部が設けられていると共に、該ホーン用開口部が複数の微少孔を備えるフィルター部材によって覆われていることを特徴とする車両の前部構造。
  2. 前記フィルター部材がアラミド繊維からなることを特徴とする請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記フィルター部材の単位面積当たりの前記微少孔の総面積を示す開口率は、10〜15%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の前部構造。
JP2011273915A 2011-12-14 2011-12-14 車両の前部構造 Pending JP2013124004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011273915A JP2013124004A (ja) 2011-12-14 2011-12-14 車両の前部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011273915A JP2013124004A (ja) 2011-12-14 2011-12-14 車両の前部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013124004A true JP2013124004A (ja) 2013-06-24

Family

ID=48775529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011273915A Pending JP2013124004A (ja) 2011-12-14 2011-12-14 車両の前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013124004A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02104719A (ja) * 1988-10-12 1990-04-17 Kuraray Co Ltd アラミド繊維の製造方法
JPH03284310A (ja) * 1990-03-30 1991-12-16 Kanebo Ltd バグフィルター用濾布
JP2001287588A (ja) * 2000-04-07 2001-10-16 Honda Motor Co Ltd 車両用ホーンの取り付け構造
JP2010208557A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Denso Corp 車両存在報知装置
JP2011143838A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Denso Corp 車両存在報知装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02104719A (ja) * 1988-10-12 1990-04-17 Kuraray Co Ltd アラミド繊維の製造方法
JPH03284310A (ja) * 1990-03-30 1991-12-16 Kanebo Ltd バグフィルター用濾布
JP2001287588A (ja) * 2000-04-07 2001-10-16 Honda Motor Co Ltd 車両用ホーンの取り付け構造
JP2010208557A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Denso Corp 車両存在報知装置
JP2011143838A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Denso Corp 車両存在報知装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3513572B1 (en) Loudspeaker system for vehicle.
JP5967645B2 (ja) 車両におけるスピーカ装置の設置構造
JP6307048B2 (ja) 車両構造
JP5649205B2 (ja) 音を減衰させる装置およびかかる装置を含む自動車
JP6833284B2 (ja) 車両用ラウドスピーカシステム、および、このラウドスピーカシステムを備えた車両構造物
JP7050918B2 (ja) 車両用発音装置
JP5918662B2 (ja) 多孔吸音構造
JP4773900B2 (ja) 車両のドア構造
JP6699578B2 (ja) 車両前部構造
JP2012017036A (ja) 車両用ホーンの取付構造
JP6052081B2 (ja) 車両の吸音構造
JP5499460B2 (ja) ダクト及び車両構造体
JP2013124004A (ja) 車両の前部構造
JP2007221250A (ja) スピーカグリル
JP2019189060A (ja) フェンダ防音材及びフェンダ防音構造
JP6186903B2 (ja) ライセンスプレート取付構造
JP6919483B2 (ja) 警音構造
JP6992447B2 (ja) 車両接近通報装置
KR101383348B1 (ko) 방열성능이 향상된 차량용 히트프로텍터
JP4718932B2 (ja) 車両のフロントエンドパネル構造
JP5627539B2 (ja) 車載機器
JP2018111328A (ja) 車両用スピーカシステム
JP6731649B2 (ja) スピーカボックス
JP2023139441A (ja) 車両用音響装置
JP6375330B2 (ja) 車両用グリル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150414

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150930