JP2013123679A - 硬水軟化装置の運転方法及び硬水軟化装置 - Google Patents

硬水軟化装置の運転方法及び硬水軟化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出口領域をほぼ完全に再生し、硬度リーク量が十分に低減された高純度の軟水を製造する。
【解決手段】深さD1が300〜1500mm、直径Zに対する深さD1の比率が1.8〜3の陽イオン交換樹脂床311に対し、原水W1を下降流で通過させて軟水W2を製造する水軟化プロセスと、再生液W3を陽イオン交換樹脂床311の頂部321及び底部322の両側から配液しながら中間部323で集液して再生液W3の対向流を生成して、陽イオン交換樹脂床311の全体を再生させる再生プロセスとを含む。再生プロセスでは、陽イオン交換樹脂床311の底部322を基点として深さD2が100mmに設定された硬度リーク防止床313に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる再生液量を供給し、再生プロセス後の水軟化プロセスでは、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の硬水を供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、陽イオン交換樹脂を用いた硬水軟化装置の運転方法及び硬水軟化装置に関する。
従来、半導体製造工程や電子部品の洗浄、医療器具の洗浄等においては、不純物を含まない高純度の純水が使用される。この種の純水は、一般に、地下水や水道水等の原水を逆浸透膜(以下、「RO膜」ともいう)で処理することにより製造される。
RO膜を用いた純水の製造システムでは、原水中に含まれる鉄分(典型的には、不溶状態のコロイド状鉄)がRO膜の膜面等に沈着する、いわゆるファウリングと呼ばれる現象が発生して、塩除去率及び透過水量が低下する。このため、除鉄装置による前処理を行なうのが一般的である。
除鉄装置は、原水に酸化剤を注入して、鉄分を不溶化して除去する設備である。しかし、RO膜への供給水に酸化剤が残留すると膜自体が劣化するため、除鉄装置の後段に、更に活性炭濾過装置を設ける必要がある。従って、従来の純水の製造システムでは、原水に残留する酸化剤を除去するための前処理が複雑となり、造水のコストが高くなることが避けられなかった。
そこで、本出願人は、硬度が5mgCaCO/L以下の軟水をRO膜に供給することにより、RO膜の酸化劣化を抑制しつつ、塩除去率を高めて高純度の純水を安定供給することができる純水の製造方法を提案した(特許文献1参照)。
特開2010−82610号公報
しかしながら、従来の硬水軟化装置では、劣悪な水質の硬水に対しては、硬度リーク量が十分に低減された高純度の軟水を製造することや、実用的な採水量を確保することが困難であった。例えば、特許文献1に開示された向流再生方式の硬水軟化装置では、再生プロセス中にイオン交換樹脂床が流動しやすい。このため、イオン交換樹脂床の再生率が低くなる傾向にあり、RO膜に対して高純度の軟水を恒常的に供給することが困難となっていた。また、特許文献1に開示されたスプリット・フロー再生方式の硬水軟化装置では、劣悪な水質の硬水を使用するに際して、出口領域をほぼ完全に再生する必要があり、その再生条件を最適化することが求められている。
従って、本発明は、出口領域をほぼ完全に再生し、劣悪な水質の硬水を用いた場合においても、硬度リーク量が十分に低減された高純度の軟水を製造することができる硬水軟化装置の運転方法及び硬水軟化装置を提供することを目的とする。
本発明は、深さが300〜1500mm、且つ直径に対する深さの比率が1.8〜3の陽イオン交換樹脂床に対し、原水を下降流で通過させて軟水を製造する水軟化プロセスと、再生液を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより再生液の対向流を生成して、前記陽イオン交換樹脂床の全体を再生させる再生プロセスと、を含み、再生プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床の底部を基点として深さ100mmに設定された硬度リーク防止床に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる再生液量を供給し、再生プロセスの後の水軟化プロセスでは、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の硬水を供給する、硬水軟化装置の運転方法に関する。
また、再生プロセスの後に、原水を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより原水の対向流を生成して、導入された再生液を押し出す押出プロセスを含み、再生プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床に対して再生液を0.7〜2m/hの線速度で通過させ、押出プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床に対して原水を0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過させることが好ましい。
また、本発明は、深さが300〜1500mm、且つ直径に対する深さの比率が1.8〜3の陽イオン交換樹脂床を収容した圧力タンクと、前記陽イオン交換樹脂床に対し、原水を下降流で通過させて軟水を製造する水軟化プロセスと、再生液を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより再生液の対向流を生成して、前記陽イオン交換樹脂床の全体を再生させる再生プロセスとに切り換え可能なバルブ手段と、再生プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床の底部を基点として深さが100mmに設定された硬度リーク防止床に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる再生液量を供給する再生液供給手段と、再生プロセスの後の水軟化プロセスにおいて、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の原水を供給する原水供給手段と、を備える硬水軟化装置に関する。
また、前記バルブ手段は、再生プロセスの後に、原水を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより原水の対向流を生成して、導入された再生液を押し出す押出プロセスに切り換え可能に構成され、前記再生液供給手段は、再生プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床に対して再生液を0.7〜2m/hの線速度で通過させるように構成され、前記原水供給手段は、押出プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床に対して原水を0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過させるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、出口領域をほぼ完全に再生し、劣悪な水質の硬水を用いた場合においても、硬度リーク量が十分に低減された高純度の軟水を製造することができる硬水軟化装置の運転方法及び硬水軟化装置を提供することができる。
実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。 硬水軟化装置3の概略断面図である。 制御部10により実行されるプロセスのフローチャートである。 (a),(b)は、制御部10により実行される基本プロセスを示す説明図である。
まず、本発明の実施形態に係る水処理システム1について、図面を参照しながら説明する。水処理システム1は、例えば、淡水から純水を製造する純水製造システムに適用される。図1は、実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。図2は、硬水軟化装置3の概略断面図である。図3は、制御部10により実行されるプロセスのフローチャートである。図4(a),(b)は、制御部10により実行される基本プロセスを示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る水処理システム1は、原水ポンプ2と、硬水軟化装置3と、塩水タンク4と、逆浸透膜分離装置5と、制御部10と、を備える。また、水処理システム1は、原水ラインL1と、軟水ラインL2と、塩水ラインL3と、排水ラインL4と、通水ラインL5と、濃縮水ラインL6と、を備える。
なお、本明細書における「ライン」とは、流路、径路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
原水ラインL1の上流側の端部は、原水W1の供給源(不図示)に接続されている。一方、原水ラインL1の下流側の端部は、硬水軟化装置3のプロセス制御バルブ32(後述)に接続されている。
原水ポンプ2は、原水ラインL1に設けられている。原水ポンプ2は、供給源から供給された水道水や地下水等の原水W1を、硬水軟化装置3に向けて圧送する。原水ポンプ2は、制御部10(後述)と不図示の信号線を介して電気的に接続されている。原水ポンプ2は、制御部10により運転(駆動及び停止)が制御される。
原水ラインL1には、原水通水弁(不図示)が設けられている。原水通水弁は、原水ラインL1を開閉する。原水通水弁は、弁体の駆動部が不図示の信号線を介して制御部10と電気的に接続されている。原水通水弁における弁の開閉は、制御部10により制御される。
原水ラインL1、原水ポンプ2、不図示の原水通水弁、不図示の原水流量計(又はタイマ)は、本実施形態における原水供給手段を構成する。原水流量計は、水軟化プロセスST1(後述)における原水W1の供給量、すなわち軟水W2の採水量を計測するための機器であり、原水ラインL1又は軟水ラインL2に設けられる。タイマは、水軟化プロセスST1における原水W1の供給時間、すなわち軟水W2の採水時間を計測するための機器であり、制御部10に組み込まれている。
また、原水ラインL1、原水ポンプ2及び不図示の原水通水弁は、後述する再生プロセスST3後の水軟化プロセスST1において、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の原水W1を、硬水軟化装置3に供給する原水供給手段としても機能する。
硬水軟化装置3は、原水W1に含まれる硬度成分(カルシウムイオン及びマグネシウムイオン)を、陽イオン交換樹脂床311(後述)においてナトリウムイオン(又はカリウムイオン)に置換して軟水W2を製造する設備である。硬水軟化装置3は、図2に示すように、圧力タンク31と、バルブ手段としてのプロセス制御バルブ32と、を主体に構成されている。
圧力タンク31は、上部に開口部を有する有底の筒状体であり、開口部が蓋部材で密閉されている。圧力タンク31の内部には、陽イオン交換樹脂ビーズからなる陽イオン交換樹脂床311、及び濾過砂利からなる支持床312が収容されている。
陽イオン交換樹脂床311は、原水W1を軟水化する処理材として機能する。陽イオン交換樹脂床311は、圧力タンク31の内部において、支持床312の上部に積層されている。陽イオン交換樹脂床311の深さD1は、300〜1500mmの範囲に設定されている。また、陽イオン交換樹脂床311の直径Zに対する深さD1の比率(D1/Z)は、1.8〜3の範囲に設定されている。この比率D1/Zの設定は、中間部スクリーン323(後述)の高さ付近、且つ中間部スクリーン323から径方向へ離れた部分において、再生液の短絡流や偏流による再生不良部分を生じさせないためのものである。つまり、比率D1/Zを1.8〜3の範囲に設定することにより、陽イオン交換樹脂床311の全体がほぼ均等に再生され、所期の採水量を確保することが可能になる。
支持床312は、陽イオン交換樹脂床311に対する流体の整流部材として機能する。支持床312は、圧力タンク31の底部側に収容されている。
圧力タンク31において、陽イオン交換樹脂床311の頂部には、陽イオン交換樹脂ビーズの流出を防止する頂部スクリーン321が設けられている。頂部スクリーン321は、不図示の第1流路を介してプロセス制御バルブ32を構成する各種ラインとそれぞれ接続されている。
頂部スクリーン321による配液位置及び集液位置は、陽イオン交換樹脂床311の頂部付近で、且つ陽イオン交換樹脂床311の径方向の略中央部に設定される。頂部スクリーン321は、陽イオン交換樹脂床311の頂部に設けられる頂部配液部、及び陽イオン交換樹脂床311の頂部に設けられる頂部集液部として機能する。
圧力タンク31において、陽イオン交換樹脂床311の底部には、陽イオン交換樹脂ビーズの流出を防止する底部スクリーン322が設けられている。底部スクリーン322は、不図示の第2流路を介してプロセス制御バルブ32を構成する各種ラインとそれぞれ接続されている。
底部スクリーン322による配液位置及び集液位置は、陽イオン交換樹脂床311の底部付近で、且つ陽イオン交換樹脂床311の径方向の略中央部に設定される。底部スクリーン322は、陽イオン交換樹脂床311の底部に設けられる底部配液部、及び陽イオン交換樹脂床311の底部に設けられる底部集液部として機能する。
圧力タンク31において、硬度リーク防止床313(後述)より上部であって、陽イオン交換樹脂床311の深さ方向の中間部には、陽イオン交換樹脂ビーズの流出を防止する中間部スクリーン323が設けられている。中間部スクリーン323は、不図示の第3流路を介してプロセス制御バルブ32を構成する各種ラインとそれぞれ接続されている。
中間部スクリーン323による集液位置は、陽イオン交換樹脂床311の深さ方向の中間部付近で、且つ陽イオン交換樹脂床311の径方向の略中央部に設定される。中間部スクリーン323は、陽イオン交換樹脂床311の中間部に設けられる中間部集液部として機能する。
プロセス制御バルブ32は、その内部に、各種のライン、弁等を備える。プロセス制御バルブ32は、陽イオン交換樹脂床311に対して、少なくとも、原水W1を下降流で通過させて軟水W2を製造する水軟化プロセスST1における原水W1の流れと、再生液としての塩水W3を陽イオン交換樹脂床311の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより塩水W3の対向流を生成して、陽イオン交換樹脂床311の全体を再生させる再生プロセスST3における塩水W3の流れと、を切り換え可能に構成されている。
本実施形態における再生プロセスST3では、図2に示すように、陽イオン交換樹脂床311の底部(すなわち、底面)を基点として深さD2が100mmに設定された硬度リーク防止床313(後述)に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる量の塩水W3を再生液として供給する。ここで、再生レベルとは、単位容積のイオン交換樹脂の再生に使用される再生剤量をいう。また、再生剤として塩化ナトリウムを用いる場合、1eqは、58.5gに相当する。
硬度リーク防止床313とは、劣悪な水質の硬水を原水W1とする水軟化プロセスST1を実施する際に、硬度リークを極力防止するために、陽イオン交換樹脂床311において十分に再生する必要のある領域である。硬度リーク防止床313の深さは100mmあればよく、少なくともこの限定された領域を所定の再生レベルで再生すれば、硬度リークを極力防止できる。
また、プロセス制御バルブ32は、陽イオン交換樹脂床311に対して、再生プロセスST3の後に、原水W1を陽イオン交換樹脂床311の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより原水W1の対向流を生成して、導入された塩水W3を押し出す押出プロセスST4における原水W1の流れ、を切り換え可能に構成されている。
プロセス制御バルブ32には、排水ラインL4の上流側の端部が接続されている。排水ラインL4からは、再生プロセスや押出プロセス等において使用された塩水W3や原水W1が排水W4として排出される。
更に、プロセス制御バルブ32において、内部に備えられた弁体の駆動部は、制御部10と不図示の信号線を介して電気的に接続されている。プロセス制御バルブ32における弁の切り換えは、制御部10により制御される。
ここで、硬水軟化装置3において実施される各プロセスについて説明する。
本実施形態の水処理システム1において、後述する制御部10は、プロセス制御バルブ32の流路を切り換えることにより、図3に示す以下のプロセスST1〜ST6の運転を繰り返し実施する。
(ST1)原水W1を陽イオン交換樹脂床311の全体に対して上から下へ通過させる水軟化プロセス
(ST2)洗浄水としての原水W1を陽イオン交換樹脂床311の全体に対して下から上へ通過させる逆洗浄プロセス
(ST3)再生液としての塩水W3を陽イオン交換樹脂床311に対して上から下へ通過させると共に、原水W1を陽イオン交換樹脂床311の主に硬度リーク防止床313に対して下から上へ通過させる再生プロセス
(ST4)押出水としての原水W1を陽イオン交換樹脂床311に対して上から下へ通過させると共に、原水W1を陽イオン交換樹脂床311の主に硬度リーク防止床313に対して下から上へ通過させる押出プロセス
(ST5)濯ぎ水としての原水W1を陽イオン交換樹脂床311に対して上から下へ通過させるリンス・プロセス
(ST6)補給水としての原水W1を塩水タンク4へ供給する補水プロセス
次に、上記プロセスST1〜ST6のうち、主要なプロセスである水軟化プロセスST1、再生プロセスST3、及び押出プロセスST4の運転方法について説明する。
水軟化プロセスST1では、図4(a)に示すように、原水W1を頂部スクリーン321から配液して、陽イオン交換樹脂床311の全体に対し、原水W1を下降流で通過させて、軟水W2を製造する。製造された軟水W2は、底部スクリーン322から集液される。なお、後述する再生プロセスST3が実施された後の水軟化プロセスST1では、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の原水W1を供給する。
再生プロセスST3では、図4(b)に示すように、塩水W3を頂部スクリーン321から配液して、陽イオン交換樹脂床311に対し、塩水W3を下降流で通過させる。同時に、塩水W3を底部スクリーン322からも配液して、陽イオン交換樹脂床311に対し、塩水W3を上昇流で通過させる。これにより、塩水W3の対向流を生成して、陽イオン交換樹脂床311を再生する。再生プロセスST3では、塩水W3を、陽イオン交換樹脂床311に対して0.7〜2m/hの線速度で通過させる。また、硬度リーク防止床313に対しては、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる量の塩水W3を供給する。陽イオン交換樹脂床311を再生した使用済みの塩水W3は、中間部スクリーン323から集液される。この再生プロセスST3では、塩水W3の対向流を生成するスプリット・フロー再生により、陽イオン交換樹脂床311の全体を再生させる。特に、本発明のスプリット・フロー再生では、硬度リーク防止床313に対して特定の再生レベルとなる塩水W3を供給することから、陽イオン交換樹脂床311の硬度リーク防止床313を含む下側領域を十分に再生することができる。
再生プロセスST3の終了後に実施される押出プロセスST4では、図4(b)に示すように、原水W1を頂部スクリーン321から配液して、陽イオン交換樹脂床311に対し、原水W1を下降流で通過させる。同時に、原水W1を底部スクリーン322からも配液して、陽イオン交換樹脂床311に対し、原水W1を上昇流で通過させる。これにより、原水W1の対向流を生成して、陽イオン交換樹脂床311に導入された塩水W3を押し出す。陽イオン交換樹脂床311を通過した原水W1は、中間部スクリーン323から集液される。押出プロセスST4では、原水W1を、陽イオン交換樹脂床311に対して、0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過させる。
再生プロセスST3では、陽イオン交換樹脂床311の全体に対して、スプリット・フロー再生が行われる。そのため、陽イオン交換樹脂床311の全体がほぼ均等に再生されるが、特に硬度リーク防止床313を含む下側領域を十分に再生することができる。従って、水軟化プロセスST1では、純度の高い軟水W2の採水量を最大限にまで高められる。また、スプリット・フロー再生においては、再生液の押し出しに原水を使用しつつも、押出量を制限しているため、硬度リーク防止床313の汚染がほとんどなく、目標純度の軟水W2を製造することができる。
この再生プロセスST3を実施することにより、その後の水軟化プロセスST1において、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の原水W1を供給した場合に、硬度リーク量が0.8mgCaCO/L以下の高純度の軟水W2を製造することができる。
なお、逆洗浄プロセスST2、リンス・プロセスST5、及び補水プロセスST6については、図示による説明を省略する。陽イオン交換樹脂床311を再生するための一連のプロセスST2〜ST6が終了すると、再び、水軟化プロセスST1が実施される。
再び、図1を参照しながら水処理システム1の構成について説明する。
塩水タンク4は、陽イオン交換樹脂床311を再生する塩水W3を貯留する。塩水タンク4には、塩水ラインL3の上流側の端部が接続されている。塩水ラインL3の下流側の端部は、プロセス制御バルブ32と連通し、プロセス制御バルブ32を構成する各種ラインとそれぞれ接続されている。塩水ラインL3には、塩水弁(不図示)が設けられている。塩水弁は、塩水ラインL3を開閉する。塩水弁は、プロセス制御バルブ32に組み込まれており、弁体の駆動部が制御部10と不図示の信号線を介して電気的に接続されている。塩水弁における弁の開閉は、制御部10により制御される。塩水タンク4は、再生プロセスST3において、陽イオン交換樹脂床311を再生する塩水W3を圧力タンク31へ送出する。
塩水タンク4、不図示の塩水弁、不図示のエゼクタ及び塩水流量計は、本実施形態における再生液供給手段を構成する。エゼクタは、プロセス制御バルブ32に組み込まれたポンプ要素である。エゼクタの吸込側に、塩水ラインL3の下流側の端部が接続されている。塩水流量計は、再生プロセスST3の実施中において、塩水W3の供給量を計量できるように、塩水ラインL3中に設けられている。
逆浸透膜分離装置5は、硬水軟化装置3により製造された軟水W2を、逆浸透膜(後述のRO膜モジュール5b)により、溶存塩類等が除去された透過水W5と、溶存塩類等が濃縮された濃縮水W6とに膜分離処理する設備である。逆浸透膜分離装置5は、軟水ラインL2を介して硬水軟化装置3(プロセス制御バルブ32)の下流側に接続されている。
逆浸透膜分離装置5は、加圧ポンプ5aと、RO膜モジュール5bと、を備える。加圧ポンプ5aは、硬水軟化装置3から送出された軟水W2を加圧し、RO膜モジュール5bに送出する。RO膜モジュール5bは、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。逆浸透膜分離装置5は、これらRO膜エレメントにより軟水W2を膜分離処理し、透過水W5及び濃縮水W6を製造する。
RO膜モジュール5bの透過水出口には、通水ラインL5の上流側の端部が接続されている。逆浸透膜分離装置5で得られた透過水W5は、通水ラインL5を介して、脱塩水として二次精製装置や需要箇所に送出される。また、RO膜モジュール5bの濃縮水出口には、濃縮水ラインL6の上流側の端部が接続されている。逆浸透膜分離装置5で得られた濃縮水W6は、濃縮水ラインL6を介して、外部に排出される。なお、膜面での流速を所定範囲に保つため、濃縮水W6の一部を逆浸透膜分離装置5の上流側の軟水ラインL2に還流させ、その他の濃縮水W6を外部に排出するように構成してもよい。
本実施形態におけるRO膜モジュール5bは、膜表面に架橋全芳香族ポリアミドからなる負荷電性のスキン層が形成された逆浸透膜(不図示)を有する。この逆浸透膜は、濃度500mg/L、pH7.0、温度25℃の塩化ナトリウム水溶液を、操作圧力0.7MPa、回収率15%で供給したときの水透過係数が、1.5×10−11・m−2・s−1・Pa−1以上、且つ塩除去率が99%以上となるものである。このような性能に設定された逆浸透膜は、淡水の脱塩処理において、供給水の硬度が低いほど、電気伝導率(EC)で評価したときの塩除去率(すなわち、(供給水EC−透過水EC)/供給水EC×100)が高くなるという特性を持っている。そのため、スプリット・フロー再生を行う硬水軟化装置3で製造された高純度の軟水W2(実力値として、0.8mgCaCO以下)を恒常的に供給することで、高い塩除去率(通常、98.5%以上)を維持することが可能である。
ここで、操作圧力とは、JIS K3802−1995「膜用語」で定義される平均操作圧力である。操作圧力は、RO膜モジュール5bの一次側の入口圧力と一次側の出口圧力との平均値を指す。回収率とは、RO膜モジュール5bへの供給水(ここでは塩化ナトリウム水溶液)の流量Qに対する透過水の流量Qの割合(すなわち、Q/Q×100)をいう。水透過係数は、透過水量[m/s]を膜面積[m]及び有効圧力[Pa]で除した値であり、逆浸透膜の水の透過性能を示す指標である。すなわち、水透過係数は、単位有効圧力を作用させたときに単位時間に膜の単位面積を透過する水の量を意味する。有効圧力は、JIS K3802−1995「膜用語」で定義され、操作圧力(平均操作圧力)から浸透圧差及び二次側圧力を差し引いた圧力である。塩除去率は、膜を透過する前後の特定の塩類の濃度(ここでは塩化ナトリウム濃度)から計算される値であり、逆浸透膜の溶質の阻止性能を示す指標である。塩除去率は、RO膜モジュール5bへの入口濃度(C)および透過水の濃度(C)から、(1−C/C)×100により求められる。
本実施形態の水透過係数及び塩除去率の条件を満たす逆浸透膜は、逆浸透膜エレメントとして市販されている。逆浸透膜エレメントとしては、例えば、東レ社製:型式名「TMG20−400」、ウンジン・ケミカル社製:型式名「RE8040−BLF」、日東電工社製:型式名「ESPA1」等を用いることができる。
制御部10は、CPU及びメモリ含むマイクロプロセッサ(不図示)により構成される。制御部10は、不図示の原水流量計、塩水流量計から入力された検出信号等に基づいて、プロセス制御バルブ32の動作を制御する。メモリには、本実施形態の硬水軟化装置3の運転を実施する制御プログラムが予め記憶されている。CPUは、メモリに記憶された制御プログラムに従って、上述した水軟化プロセスST1〜補水プロセスST6を順に切り換えるように、プロセス制御バルブ32を制御する。
上記のように構成された水処理システム1において、原水W1の供給源(不図示)から原水ラインL1を介して供給された原水W1は、原水ポンプ2により硬水軟化装置3のプロセス制御バルブ32へ送出される。原水W1は、圧力タンク31の陽イオン交換樹脂床311を通過することにより軟化処理され、軟水W2が製造される。軟水W2は、更に軟水ラインL2を経て逆浸透膜分離装置5へ送出される。逆浸透膜分離装置5では、RO膜モジュール5bにおいて膜分離処理され、透過水W5及び濃縮水W6が製造される。この後、得られた透過水W5は、通水ラインL5を介して、脱塩水として二次精製装置や需要箇所に送出される。
上述した実施形態に係る水処理システム1によれば、例えば、以下のような効果が奏される。
本実施形態の水処理システム1において、硬水軟化装置3の陽イオン交換樹脂床311は、深さD1(図2参照)が300〜1500mmで、且つ直径Zに対する深さD1の比率(D1/Z)が1.8〜3に設定されている。そして、塩水W3を陽イオン交換樹脂床311の頂部スクリーン321及び底部スクリーン322へそれぞれ配液しながら、中間部スクリーン323で集液することにより塩水W3の対向流を生成して、陽イオン交換樹脂床311の全体を再生させる再生プロセスST3を含んで運転される。そのため、再生液の短絡流や偏流による再生不良部分を生じることがなく、硬度リーク量が十分に低減された高純度の軟水W2を実用的な採水量の範囲で最大限に得ることができる。
また、本実施形態の水処理システム1において、再生プロセスST3では、陽イオン交換樹脂床311の底部を基点として深さD2(図2参照)が100mmに設定された硬度リーク防止床313に対し、再生レベルが少なくとも1〜6eq/L−Rとなる量の塩水W3を供給する。そのため、陽イオン交換樹脂床311において、硬度リークの防止に重要な出口領域である硬度リーク防止床313をほぼ完全に再生することができる。これによれば、水軟化プロセスST1において、原水W1として硬度レベルの高い劣悪な水質の硬水を用いた場合でも、硬度リーク量を極限にまで抑制した高純度の軟水W2を得ることができる。
従って、本実施形態の水処理システム1によれば、水軟化プロセスST1において、原水W1として劣悪な水質の硬水を用いた場合でも、逆浸透膜分離装置5に対して高純度の軟水W2を恒常的に供給することができるため、RO膜モジュール5bにおける酸化劣化のみならず、スケールの付着や堆積を抑制して、高い塩除去率及び透過水量を維持することができる。
また、本実施形態の水処理システム1では、再生プロセスST3において、硬水軟化装置3の陽イオン交換樹脂床311に対して、塩水W3が0.7〜2m/hの線速度で通過するように運転される。また、押出プロセスST4において、硬水軟化装置3の陽イオン交換樹脂床311に対して、原水W1が0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過するように運転される。このように、再生プロセス及び押出プロセスにおける通液の線速度を上記のような条件に規定することにより、陽イオン交換樹脂床311の再生効率を高め、軟水W2の採水量を高めることができる。また、押出プロセスの押出量を上記のような条件に制限することにより、押出水として劣悪な水質の硬水を用いた場合でも、硬度成分による硬度リーク防止床313の汚染を抑制し、軟水W2の純度を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、原水W1の供給源とは別に、原水ラインL1に原水W1を供給する原水タンクを設け、この原水タンクを含む設備を原水供給手段としてもよい。この場合には、原水タンクに貯留された原水W1を、洗浄水、押出水、及び濯ぎ水として硬水軟化装置3に供給する。
3 硬水軟化装置
4 塩水タンク
10 制御部
31 圧力タンク
32 プロセス制御バルブ(バルブ手段)
311 陽イオン交換樹脂床
313 硬度リーク防止床
321 頂部スクリーン
322 底部スクリーン
323 中間部スクリーン
L1 原水ライン
L2 軟水ライン
L3 塩水ライン
L4 排水ライン
W1 原水
W2 軟水
W3 塩水(再生液)
W4 排水

Claims (4)

  1. 深さが300〜1500mm、且つ直径に対する深さの比率が1.8〜3の陽イオン交換樹脂床に対し、原水を下降流で通過させて軟水を製造する水軟化プロセスと、
    再生液を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより再生液の対向流を生成して、前記陽イオン交換樹脂床の全体を再生させる再生プロセスと、を含み、
    再生プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床の底部を基点として深さ100mmに設定された硬度リーク防止床に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる再生液量を供給し、
    再生プロセスの後の水軟化プロセスでは、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の硬水を供給する、
    硬水軟化装置の運転方法。
  2. 再生プロセスの後に、原水を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより原水の対向流を生成して、導入された再生液を押し出す押出プロセスを含み、
    再生プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床に対して再生液を0.7〜2m/hの線速度で通過させ、
    押出プロセスでは、前記陽イオン交換樹脂床に対して原水を0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過させる、
    請求項1に記載の硬水軟化装置の運転方法。
  3. 深さが300〜1500mm、且つ直径に対する深さの比率が1.8〜3の陽イオン交換樹脂床を収容した圧力タンクと、
    前記陽イオン交換樹脂床に対し、原水を下降流で通過させて軟水を製造する水軟化プロセスと、再生液を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより再生液の対向流を生成して、前記陽イオン交換樹脂床の全体を再生させる再生プロセスとに切り換え可能なバルブ手段と、
    再生プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床の底部を基点として深さが100mmに設定された硬度リーク防止床に対し、少なくとも再生レベルが1〜6eq/L−Rとなる再生液量を供給する再生液供給手段と、
    再生プロセスの後の水軟化プロセスにおいて、電気伝導率が150mS/m以下、且つ全硬度が500mgCaCO/L以下の原水を供給する原水供給手段と、を備える、
    硬水軟化装置。
  4. 前記バルブ手段は、再生プロセスの後に、原水を前記陽イオン交換樹脂床の頂部及び底部の両側から配液しながら、中間部で集液することにより原水の対向流を生成して、導入された再生液を押し出す押出プロセスに切り換え可能に構成され、
    前記再生液供給手段は、再生プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床に対して再生液を0.7〜2m/hの線速度で通過させるように構成され、
    前記原水供給手段は、押出プロセスにおいて、前記陽イオン交換樹脂床に対して原水を0.7〜2m/hの線速度、且つ0.4〜2.5BVの押出量で通過させるように構成される、
    請求項3に記載の硬水軟化装置。
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