JP2013123198A - 3d視聴システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のものは3Dメガネの特性の一部に対して有効な調整を行うものである上に、補正の手続きが煩雑であった。
【解決手段】
そこで、本件発明においては、3Dメガネの光の透過特性を含む3Dメガネ特性情報を3Dテレビにて取得し、取得した3Dメガネ特性に応じて3Dテレビが自動的に画質の補正をするように構成する。具体的には、3Dテレビは、3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を取得する3Dメガネ特性情報取得部と、取得した3Dメガネ特性情報に基づいてディスプレイ出力を制御する制御部と、を備えるように構成する。
【選択図】図1

Description

本件発明は、3D視聴システムに関し、特に3Dメガネの光の透過特性に合わせて最適なディスプレイ出力となるように制御する技術に関するものである。
近年3Dテレビが普及し、3Dテレビの視聴チャンスも増えてきた。またそれに伴って3Dテレビ関連機器も豊富化し、3Dテレビのメーカと、3Dメガネのメーカの組み合わせが異なる、というようなケースも想定されるようになってきた。
一方、3Dテレビなどで使用している3Dメガネの光の透過特性は、同一メーカの3Dメガネどうしを比較してもばらつきが大きい。さらに、今後3Dメガネの標準化も進むものと考えられるが、異なるメーカの3Dメガネ間の光の透過特性のばらつきは、さらに大きくなるものと想定される。
これらばらつきに対応するために3Dテレビには3Dメガネの特性に基づいて画像データを補正する補正手段を設けたものが見られる。
特開2003−43408
しかし、上記従来のものは3Dメガネの特性の一部に対して有効な調整を行うものである上に、補正の手続きが煩雑であった。
そこで、本件発明においては、3Dメガネの光の透過特性を含む3Dメガネ特性情報を3Dテレビにて取得し、取得した3Dメガネ特性に応じて3Dテレビが自動的に画質の補正をするように構成する。
上記課題を解決するために、出願人は、第一の発明として、3Dメガネと3Dテレビとからなる3D視聴システムであって、3Dテレビは、前記3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を取得する3Dメガネ特性情報取得部と、取得した3Dメガネ特性情報に基づいてディスプレイ出力を制御する制御部と、を有する3D視聴システムを提案する。
さらに第一の発明をベースとした第二の発明として、3Dメガネは、自身の3Dメガネ特性情報を前記3Dテレビに対して出力する3Dメガネ特性情報出力部を有し、3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部は、3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部から出力された3Dメガネ特性情報を取得する第一メガネ通信手段を有する3D視聴システムを提案する。
さらに第一、第二の発明をベースとした第三の発明として、3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の色温度又は/及びガンマ補正値に関する透過特性データを出力する透過特性データ出力手段を有する3D視聴システムを提案する。
さらに第一の発明から第三の発明をベースとした第四の発明として、3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の透過特性に基づいて視聴に適したディスプレイ出力となるように3Dテレビに対して要求する色温度又は/及びガンマ補正値の値である出力要求データを出力する出力要求データ出力手段を有する3D視聴システムを提案する。
さらに第一の発明から第四の発明をベースとした第五の発明として、3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の透過特性を識別するための透過特性識別データを出力する透過特性識別データ出力手段を有する3D視聴システムを提案する。
さらに、第六の発明として、3Dメガネと3Dテレビとからなる3D視聴システムの動作プログラムであって、前記3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を3Dテレビにて取得する3Dメガネ特性情報取得ステップと、3Dテレビにおいて取得した3Dメガネ特性情報に基づいてディスプレイ出力を制御する制御ステップと、を3D視聴システムにおいて実行するためのプログラムを提案する。
これら提案に係る発明によって3Dメガネ特性に応じて3Dテレビが自動的に画質の補正をする。したがって視聴者は煩雑な調整処理をすることなく美しい3Dコンテンツを楽しむことができる。
実施形態1の概念を示す図 実施形態1の機能ブロックを示す図 実施形態1の3Dテレビが取得する3Dメガネ特性情報を示す図 実施形態1の3Dテレビが取得する3Dメガネ特性情報を示す図 実施形態1の3Dテレビが取得する3Dメガネ特性情報を示を図 実施形態1の機能ブロックを示す図 実施形態1の機能ブロックを示す図 実施形態1で3Dメガネが複数である場合の機能ブロックを示す図 実施形態1のハードウエア構成を示す図 実施形態1の機能ブロック 実施形態1の処理の流れを示す図 実施形態1の3Dメガネ特性情報を示す図
なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施しうる。
<<実施形態1>>
<概要>
本実施形態の発明は、3Dテレビに何らかの手段によって3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を取得させ、取得させた3Dメガネ特性情報を利用して3Dテレビに自動的にその3Dメガネ特性に適正な画質調整をさせるという発明である。
図1は、本実施形態の発明の概念を示す図である。左下に示す図は、視聴者(0101)が2Dモードで裸眼でテレビ(0102)を視聴している状態である。この状態ではテレビは装置に内蔵されたもっとも適切と思われる映像パラメータに基づいてコンテンツの映像再生処理を行っている。
一方、右上に示す図は、視聴者(0103)が3Dモードで3Dメガネ(0104)を利用してテレビ(0105)を視聴している状態である。この状態ではテレビ(0105)は裸眼で視聴される場合に用いていた映像パラメータでは適切でないので例えば3Dメガネ(0104)などから色温度、ガンマ補正値などに関する3Dメガネ(0104)の透過特性に関する情報を受信し、透過特性に関する情報に基づいて3Dメガネ(0104)を3Dテレビのコンテンツ映像が透過したのちに視聴者の目に届く時点で最適な映像となるように3Dテレビの映像出力を制御して、映像の品質を最適化する。
<構成1>
図2は、本実施形態の構成1として代表的なものの機能ブロックを示す図である。この図で示すように、3Dメガネ(0201)と3Dテレビ(0202)とからなる3D視聴システムであって、3Dテレビ(0202)が、3Dメガネ特性情報取得部(0203)と、ディスプレイ出力を制御する制御部(0204)と、を有する3D視聴システムを挙げる。
「3D視聴システム」は、3Dメガネ(0201)と3Dテレビ(0202)とからなる。3Dメガネ(0201)は液晶シャッターなどを利用して左目用映像を視聴者の左目のみに、右目用映像を視聴者の右目のみに見せるように構成されている。液晶シャッターは電源によって駆動される。3Dテレビ(0202)は原則として3Dメガネ(0201)の液晶シャッターの左目が開いていて、液晶シャッターの右目が閉まっているタイミングでは左目用映像を映し出し、3Dメガネ(0201)の液晶シャッターの右目が開いていて、液晶シャッターの左目が閉まっているタイミングでは右目用映像を映し出す。これら、右目、左目の切替速度は1秒間に数十回という速さとなる。
「3Dメガネ特性情報取得部」(0203)は、3Dメガネ(0201)の光の透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報(0205)を取得するように構成されている。
「透過特性」とは、3Dテレビ(0202)のディスプレイから出されるコンテンツの映像の光が3Dメガネ(0201)のレンズを透過することによって変化する特性をいう。具体的には輝度の変化、ガンマ値の変化、色温度の変化、などが該当する。
「透過特性に関する情報」は、光の透過特性の数値そのものでなくともよい趣旨であり、例えば3Dメガネ(0201)が3Dテレビ(0202)に対して、所定の光透過特性を有する自身のレンズを介して最適な映像を得るために3Dテレビ(0202)に対して要求するコンテンツの映像の質である要求映像品質であってもよいし、あるいは、3Dメガネ(0201)の透過特性そのものや、要求映像品質を識別するための識別情報であってもよいし、さらには、3Dメガネ(0201)の透過特性そのものや要求映像品質を得るためにアクセスすべきアドレス、URL、装置ID等であってもよい。
「3Dメガネ特性情報」(0205)は3Dメガネ(0201)の透過特性に関する情報を含む。「含む」であるので、これ以外の情報を含むものであってもよい。例えば、3D映像の立体感を左右する奥行設定に関する情報である深度情報をさらに含むものであってもよい。具体的には深度情報によって3Dテレビ(0202)は、左目用の映像と右目用の映像の視差を制御する。
「制御部」(0204)は、取得した3Dメガネ特性情報(0205)に基づいて3Dテレビ(0202)のディスプレイに映し出されるコンテンツの映像が3Dメガネ(0201)を透過して視聴者の目に届く時点で最適なものとなるようにディスプレイの出力関連回路を制御するように構成される。このように視聴者の目に届く時点で映像が最適となる必要があるので、この制御部では取得した3Dメガネ特性情報(0205)を用いてディスプレイの出力関連回路をどのように制御するのが好ましいのか制御するための値を導き出すための演算を行う。
演算は都度行うのでなく、あらかじめ演算が行われていて、保存されている複数の結果の中から適切な結果を選択するように構成されていてもよい。
制御部(0204)によって具体的には、RGBやW(ホワイト)などのバランスや、輝度、ディスプレイの液晶の開度などを制御する。
<透過特性データの具体例>
図3は、3Dテレビが取得する透過特性に関する情報の一例を示す。横軸に階調、縦軸に輝度(相対値)をとって示すと、基準光に対して透過光が全体に輝度が小さいグラフ(データ)である。この図のように一般的には3Dメガネのレンズを光が透過することによって輝度は減じられ、また階調−輝度曲線(ガンマ)も変化する。そこで、このようなグラフ(データ)を3Dテレビに取得させることによって、3Dテレビでは、映像をどのように制御すると基準光の状態で視聴者の目に届くかを演算し、制御を実行する。
例えば、色温度の制御の場合、メガネレンズは色温度係数Mを持っていると想定すると、3Dテレビのディスプレイが6000K(X,Y)で出力した時、画像はレンズを通るとM x× 6000K(X,Y)となる。3Dメガネは表示装置にMを送信する。
表示装置の設計者はユーザーに6000K(X,Y)で画像を見せたいと考えているとき表示装置は、1/M x 6000K(X,Y)で画質調整を行う制御を実行する。視聴者は、3Dメガネのレンズを通して6000K(X,Y)で映像を見ることができる。
もちろん、表示装置がユーザーへ7000K(X,Y)で見せたい場合、1/M x 7000K(X,Y)で画質補正の制御を実行すればよい。また、ガンマ補正の場合RGBのいくつかのポイントを3Dテレビに送ることで、表示装置側でガンマカーブを演算することが可能となる。
図4は、図3が輝度とガンマの調整を目的とした透過特性に関する情報であるデータであったのに対し、ガンマの調整のみを目的とした透過特性に関する情報の一例である。このグラフ(データ)では、基準光と透過光の最大輝度で正規化されて、ガンマの変化だけが読みだせるように構成されている。
図5は、色温度(白色)の変化に関するデータである。3Dテレビが目指す理想の色温度が丸印で示され、3Dメガネを透過したのちの色温度(白色)の変化位置がばつ印で示されている。3Dテレビでは、このように色温度が変化することをキャンセルするような色温度(白色)を出せばよいことになる。
<透過特性に関する情報 バリエーション各種>
<バリエーション1>
図6は、3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部が取得する「透過特性に関する情報」が透過特性データのIDである例についての3D視聴システムの機能ブロック図である。この図に示すように3Dメガネ特性情報取得部(0601)は、「3Dメガネ特性情報」として、透過特性データのID(0602)を透過特性に関する情報として含む3Dメガネ特性情報を取得する。この透過特性に関する情報は単なるIDであって、直接的に透過特性データを含むものではないが、このIDを利用することで3Dテレビは透過特性データを取得可能に構成されている。例えば一例としては、この図にあるように、3Dテレビには透過特性データ保持部(0603)が設けられていて、IDが振られた透過特性データ(0604)が複数格納されている。そして、3Dメガネ特性情報取得部(0601)が前述の通り取得する透過特性データのID(0602)を用いて、格納されている複数の透過特性データ(0604)の中からIDが合致するものを選択して取得する、というように構成される。なお、透過特性データ保持部(0603)に保持されている透過特性データ(0604)は、3Dメガネ特性情報取得部(0601)に送られるのではなく、制御部(0605)に対して送られるように構成されていてもよい。
制御部(0605)がその透過特性データを利用してディスプレイ出力関連回路等を制御するように構成してもよいからである。
<バリエーション2>
図7は、3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部が取得する「透過特性に関する情報」が透過特性データを保存している装置のアドレスなど透過特性データを取得するための情報である例についての3D視聴システムの機能ブロック図である。この図に示すように3Dメガネ特性情報取得部(0704)は、「3Dメガネ特性情報」として、透過特性データ保存装置のアドレス、URL、を透過特性に関する情報として含む3Dメガネ特性情報を取得する。この透過特性に関する情報は単なるアドレスなどであって、直接的に透過特性データを含むものではないが、このアドレスなどを利用することで3Dテレビは透過特性データを取得可能に構成されている。例えば一例としては、この図にあるように、インターネットなどに接続されている透過特性データ保存装置(0701)が設けられていて、透過特性データが格納されている。そして、3Dメガネ特性情報取得部が前述の通り取得する透過特性データ保存装置のアドレス(0702)などを用いて、透過特性データ(0703)を取得する、というように構成される。なお、透過特性データ保存装置(0701)からの透過特性データ(0703)は、3Dメガネ特性情報取得部(0704)に送られるのではなく、制御部(0705)に対して送られるように構成されていてもよい。
制御部(0705)がその透過特性データを利用してディスプレイ出力関連回路等を制御するように構成してもよいからである。
<バリエーション3>
図8は、3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部が取得する「透過特性に関する情報」が複数である場合の例についての3D視聴システムの機能ブロック図である。この図に示すように3Dメガネ特性情報取得部(0801)は、「3Dメガネ特性情報」として、複数の3Dメガネの透過特性データを含む3Dメガネ特性情報、又は複数の3Dメガネ特性情報を取得する。3Dテレビは原則としてはコンテンツの映像の品質を制御した結果得られる映像の品質は一の品質であるので、複数の3Dメガネにぴったりと合致した映像をディスプレイに映し出すことはできない。そこで例えば制御部で、取得した複数の透過特性データの平均値をとって代表する透過特性データとして、この代表する透過特性データを用いてディスプレイ出力関連回路等を制御するように構成する。
なお、複数の透過特性データの平均値を採用する構成は一例であり、他の構成としては、複数の透過特性データが得られた場合にはデフォルトの値を利用するように構成する例、また、身体的に弱者(例えば子供)が着用している3Dメガネの透過特性データを利用し、他の3Dメガネの透過特性データは利用しないように構成する例、あるいは、視聴者(3Dメガネ)に応じて重み付けして平均値を出し、この透過特性データを利用して制御するように構成する例、などを挙げることができる。以下、制御部がその透過特性データを利用してディスプレイ出力関連回路等を制御するように構成する点は他の例と同様である。
<バリエーション4>
図12は、3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部が取得する「透過特性に関する情報」が3Dメガネからの映像の品質要求である例についての透過特性に関する情報(透過特性データ)を示す図である。3Dメガネ自身は自身の固有の透過特性に関する情報(透過特性データ)を利用可能であるので、あらかじめ自身の透過特性に応じて3Dメガネのレンズを透過したのち視聴者の目に届く映像の品質を予定し、3Dテレビに対して、予定している映像の品質を達成できる出力要求をするというものである。このように構成すると、3Dメガネさえ持ち歩いていれば、常にその3Dメガネで視聴する映像の品質を3Dテレビに依存せずに一定に保つことができる。
例えば3Dメガネ→3Dテレビへ出力して欲しい仕様を連絡する場合の実施例として、それが、「色温度」の場合について説明すると、まず、メガネのレンズを通すと色温度は変化するので、3Dメガネ設計者側でユーザーに見せたい白は6000K(X,Y)であると仮定すると、例えば、7000K(X,Y)で表示装置が出力するとレンズを透過後6000K(X,Y)となるとわかっているので、3Dメガネの格納部には、7000K(X,Y)のデータが入っており、3Dテレビに対して、「白は7000K(X,Y)」という情報を送信する。3Dテレビは、白7000K(X,Y)になるように画質調整を行い表示をする。
また、例えば、ガンマ補正の場合について例を示すと、3Dメガネはそのレンズを通すとγが変化するので、その変化を前提として、3Dメガネの設計者が視聴者にγ2.2で画像を見せたいと仮定した場合、例えば、γ2で表示装置が画像を出力するとレンズを透過後γ2.2となるレンズを持ったメガネを想定すると、メガネの格納部には、γ2のデータが入っている。そして、3Dメガネは、表示装置に「γ2」という情報を送る。表示装置は、γ2になるように画質補正の制御を行い表示する。
<3Dメガネ特性情報取得タイミング>
3Dメガネ特性情報取得部が3Dメガネ特性情報を取得するタイミングとして、通常家庭内で視聴をする都度、を考えることができるが、それ以外にも工場出荷時に取得するように構成することも考えられる。
3Dテレビを工場から出荷する際には一般に3Dメガネも同梱して出荷されるものと考えられる。そこで同梱される3Dメガネに関しては、工場出荷時点でその固有の透過特性やこれを含む3Dメガネ特性情報は判明しているので、この情報を工場出荷時点で3Dテレビに取得させるという方策が考えられる。
<3Dメガネ特性情報 事前格納 複数>
また、工場出荷時点で後に3Dメガネを追加で購入するケースも想定して、3Dメガネのシリアルナンバーやロットナンバー、あるいはメガネのグラスナンバー(片目についてひとつ)に応じて取得できる複数の3Dメガネ特性情報を事前に格納しておくことが考えられる。
<片目ずつの3Dメガネ特性情報>
3Dメガネの透過特性は、片目ずつ異なるものであるので、より制御部による制御をち密に実行するために、3Dメガネ特性情報は片目ずつ準備し、3Dメガネ特性情報取得部も片目ずつ識別してこの情報を取得し、制御部も片目ずつ識別してディスプレイ出力関連回路等を制御することが考えられる。
<メガネ選択画面 GUI>
3Dメガネ特性情報取得部は、3Dメガネ特性情報を外部から取得することの他に、内部に格納、保存などされているものを選択することにより取得する又は、制御部に渡すことを説明した。後者の選択を行う場合には、視聴者にメガネのタイプやIDを選択させるための画面を用意し、そのGUIによって選択をさせることも考えられる。
<3D視聴システムのハードウエア構成 例>
図9に示すのは、3D視聴システムの3Dテレビのハードウエア構成の一例を示すものである。この例で示すように、HDDなど(0901)の不揮発性のメモリには、3Dメガネ特性情報取得プログラム(0902)、ディスプレイ出力関連回路等制御プログラム(0903)、ディスプレイドライバ(0904)、すでに取得されている場合には、3Dメガネ特性情報(0905)などが保持されている。
また、これらのプログラムは、3Dテレビが起動されるとメインメモリ(0906)に展開され、実行可能状態とされる。またHDDやRAM、キャッシュメモリなど(0907)には、映像のコンテンツ(0908)などが保持されている。さらにCPU(0909)−バスライン(0910)−I/O(0911)を介してディスプレイ出力関連回路等(0912)が接続され、また外部から映像のコンテンツ(0913)を取得したり、外部から3Dメガネ特性情報(0914)を取得したりするための通信回路等(0915)が設けられている。
さらにディスプレイ出力関連回路等(0912)にはディスプレイ(0916)が接続されている。
メインメモリ(0906)に展開された3Dメガネ特性情報取得プログラム(0902)は、CPU(0909)にて実行され、通信回路等(0915)を介して3Dメガネ特性情報(0914)を取得する。取得された3Dメガネ特性情報(0914)はHDDなど(0901)の不揮発性のメモリに保存され、またメインメモリ(0906)に常時アクセス可能なデータとして保持される。メインメモリ(0906)に保持された3Dメガネ特性情報を利用してディスプレイ出力関連回路等制御プログラム(0903)は、ディスプレイ出力関連回路(0912)に対して制御信号(0917)を送信し制御を実行する。ディスプレイ出力関連回路(0912)は、その制御に従ってディスプレイ(0916)を駆動する。
<3Dメガネから3Dメガネ特性情報を取得する構成>
<機能ブロック>
図10は、3Dメガネから3Dメガネ特性情報を取得する構成を採用した3D視聴システムの機能ブロックを示す図である。この図にあるように、すでに説明した3D視聴システムとの相違点は、3Dテレビ(1001)の3Dメガネ特性情報取得部(1002)に第1メガネ通信手段(1003)を有している点である。また、さらに3Dメガネ(1004)に3Dメガネ特性情報出力部(1005)が設けられている点である。制御部(1006)、ディスプレイ出力関連回路等(1007)に関してはこれまでに説明してきた構成と同様であるので説明を省略する。
本構成の特徴点は、3Dメガネ特性情報が3Dテレビ(1001)と3Dメガネ(1004)との間で受け渡しされる点である。透過特性は前述の通り3Dメガネ(1004)の固有値なので、3Dメガネ(1004)にその情報を格納して保持しておく構成は便利である。例えば、3Dメガネ(1004)のレンズの交換をするなどの修理によって透過特性データが変更されるような場合でも、3Dメガネ(1004)自身にそのデータを格納する領域を持っていればその領域に書き込まれている透過特性データを変更し、それを3Dテレビ(1001)に読み込ませて利用するように構成すればよいからである。
そこで、本構成例では原則的に3Dメガネ(1004)に3Dメガネ特性情報格納部を設け、そこに3Dメガネ特性情報を格納し、3Dメガネ(1004)を利用する際に、又は3Dメガネ(1004)を最初に3Dテレビ(1001)とペアにして利用を開始する際に3Dテレビ(1001)に3Dメガネ特性情報を通信で送信するように構成する。送信は3Dメガネ特性情報出力部(1005)が行い、またこの3Dメガネ(1004)の3Dメガネ特性情報出力部(1005)から出力された3Dメガネ特性情報は3Dテレビ(1001)の3Dメガネ特性情報取得部(1002)の第1メガネ通信手段(1003)にて受信するように構成する。
また3Dメガネ(1004)の3Dメガネ特性情報格納部は、外部からの信号で書き換え可能に構成するか、外部からの信号で新たに利用すべき3Dメガネ特性情報を追記できるように構成するのがよい。
<処理手順>
図11は、3Dメガネから3Dメガネ特性情報を取得する構成を採用した3D視聴システムの処理手順を示す図である。この図にあるように、3Dメガネは電源がON(S1101)されると、3Dメガネに格納されている3Dメガネ特性情報が取り出されて、3Dテレビに対して送信される(S1102)。一方、3Dテレビでは、3Dメガネから何らかの送信があったか常時監視しており(S1103)、何らかの受信があった時に、その受信内容が3Dメガネ特性情報であれば、これを受信(取得)する(S1104)。そして取得した3Dメガネ特性情報を不揮発性のメモリなどに格納する(S1105)。さらにその時点で3D映像コンテンツを視聴開始、ないしは出力中であれば、取得し、又は格納した3Dメガネ特性情報を利用してディスプレイ出力関連回路等を制御する(S1106)。原則として3D映像コンテンツの視聴中にはこの制御を継続し、視聴の終了に伴って制御処理を終了する。
0101…視聴者
0102…テレビ
0103…視聴者
0104…3Dメガネ
0105…テレビ

Claims (6)

  1. 3Dメガネと3Dテレビとからなる3D視聴システムであって、
    3Dテレビは、
    前記3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を取得する3Dメガネ特性情報取得部と、
    取得した3Dメガネ特性情報に基づいてディスプレイ出力を制御する制御部と、
    を有する3D視聴システム。
  2. 3Dメガネは、自身の3Dメガネ特性情報を前記3Dテレビに対して出力する3Dメガネ特性情報出力部を有し、
    3Dテレビの3Dメガネ特性情報取得部は、3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部から出力された3Dメガネ特性情報を取得する第一メガネ通信手段を有する
    請求項1に記載の3D視聴システム。
  3. 3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の色温度又は/及びガンマ補正値に関する透過特性データを出力する透過特性データ出力手段を有する請求項1又は2に記載の3D視聴システム。
  4. 3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の透過特性に基づいて視聴に適したディスプレイ出力となるように3Dテレビに対して要求する色温度又は/及びガンマ補正値の値である出力要求データを出力する出力要求データ出力手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の3D視聴システム。
  5. 3Dメガネの3Dメガネ特性情報出力部は、透過特性に関する情報として、自身の透過特性を識別するための透過特性識別データを出力する透過特性識別データ出力手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の3D視聴システム。
  6. 3Dメガネと3Dテレビとからなる3D視聴システムの動作プログラムであって、
    前記3Dメガネの透過特性に関する情報を含む3Dメガネ特性情報を3Dテレビにて取得する3Dメガネ特性情報取得ステップと、
    3Dテレビにおいて取得した3Dメガネ特性情報に基づいてディスプレイ出力を制御する制御ステップと、を3D視聴システムにおいて実行するためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022234689A1 (ja) * 2021-05-07 2022-11-10 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 階調変換回路、映像表示装置、映像表示システム、および、階調変換方法

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