WO2011158653A1 - 映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置 - Google Patents

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Abstract

 シャッター眼鏡の特性や、シャッター眼鏡をかけた観察者の状態などに応じて、表示装置側で適応的に表示制御する。 シャッター眼鏡13から表示装置へ、シャッターに用いられる液晶素材に依存する、シャッター開放時の色度点や輝度、開放応答時間などの眼鏡情報を送信する。表示装置11は、観察者がかけているシャッター眼鏡13から眼鏡情報を受信し、左眼用映像及び右眼用映像の各々に対して、色度点補正や輝度調整などの画像補正や開閉制御タイミング制御を施す。観察者の主観に依存しない、正しい色や適切な輝度や少ないクロストークで立体映像を提示できる。

Description

映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置
 本発明は、互いに異なる複数の映像を時分割で表示する表示装置と、映像の観察者がかけるシャッター眼鏡の組み合わせからなり、表示装置側の映像の切り換わりに同期してシャッター眼鏡の左右のシャッターを開閉させて観察者に立体映像を提示する映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置に係り、特に、シャッター眼鏡の特性や、シャッター眼鏡をかけた観察者の状態などに応じて、表示装置側で適応的に表示制御する映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置に関する。
 左右の眼に視差のある映像を表示することで、観察者に立体的に見える立体映像を提示することができる。立体映像を提示する方式の1つとして、観察者に特殊な光学特性を持った眼鏡をかけさせ、両眼に視差をつけた画像を提示するものが挙げられる。
 例えば、時分割立体映像表示システムは、互いに異なる複数の映像を時分割で表示する表示装置と、映像の観察者がかけるシャッター眼鏡の組み合わせからなる。表示装置は、左眼用映像及び右眼用映像を非常に短い周期で交互に画面表示する。一方、観察者が装着したシャッター眼鏡は、左眼部及び右眼部にそれぞれ液晶レンズなどで構成されるシャッター機構を備えている。シャッター眼鏡は、左眼用映像がディスプレイされる間に、シャッター眼鏡の左眼部が光を透過させ、右眼部が遮光する。また、右眼用映像がディスプレイされる間に、シャッター眼鏡の右眼部が光を透過させ、左眼部が遮光する(例えば、特許文献1~3を参照のこと)。すなわち、表示装置による左眼用映像及び右眼用映像の時分割表示と、表示装置の表示切り換えに同期してシャッター眼鏡がシャッター機構により画像選択を行なうことで、観察者に立体映像が提示される。
 シャッター眼鏡と表示装置の組み合わせからなる映像表示システムでは、シャッター眼鏡の特性や、シャッター眼鏡をかけた観察者の状態などに応じて、表示装置側で適応的に表示制御することが好ましい、と本発明者らは考えている。
 例えば、左右のシャッターに用いられる液晶の素材により、シャッターが開放された場合でも、完全に透過にはならず、色度点が若干ずれてしまうことが知られている。表示装置に付属のシャッター眼鏡を使用するなど、表示装置とシャッター眼鏡が一対一で対応している場合には、若干ずれた色度点を表示装置側で色度点を補正して、シャッター眼鏡を透過した後に正しい色になるように制御することができる。しかしながら、他社製の表示装置とシャッター眼鏡を組み合わせた場合など、意図しない液晶素材からなるシャッター眼鏡を用いる場合には、表示装置側で行なう色度点補正では、シャッター眼鏡を透過した後の色を正しく補正することはできない。また、液晶素材が異なる2以上のシャッター眼鏡を同時に用いる場合には、それぞれの色度点が異なるため、各観察者は異なった色で視聴しなければならない。
 かかる問題を解決するために、表示装置側で最良となる色度点へ補正する方法が考えられる。しかしながら、ユーザーの調整に任されるため煩わしく、また、調整具合はユーザーの主観に依存するため正しい色に調整されるとは限らない。
 また、色度と同様に透過率も液晶素材毎に異なるため、シャッター眼鏡毎にシャッター開放時の透過率にバラツキがある。したがって、同じ映像であっても、異なるシャッター眼鏡で視聴した場合、輝度が明る過ぎて視聴に適さないことが想定される。この場合にも、ユーザーが輝度調整を行なう必要があり、煩わしく、且つ、適切な輝度に調整されるとは限らない。
 また、色度や透過率と同様に、シャッター動作の応答時間が液晶素材毎に異なり、シャッター眼鏡毎にシャッター開放制御信号を受信して後のシャッター動作が完了するまでの所要時間にばらつきがある。このため、同じ映像であっても、視聴するシャッター眼鏡が異なると、シャッター動作の適切な開閉動作帯のタイミングも異なってくる。そして、シャッター動作が適切なタイミングで開閉制御が行なわれないと、クロストークなどが生じて視聴に適さないことが想定される。この場合も、ユーザーがタイミング調整を行なう必要があり、煩わしく、且つ、適切なタイミングに調整されるとは限らない。
特開平9-138384号公報 特開2000-36969号公報 特開2003-45343号公報
 本発明の目的は、シャッター眼鏡の特性や、シャッター眼鏡をかけた観察者の状態などに応じて、表示装置側で適応的に表示制御することができる、優れた映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置を提供することにある。
 本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
 シャッター・レンズと、少なくとも眼鏡情報を記憶する記憶部と、通信部を備えたシャッター眼鏡と、
 映像を表示する表示部と、通信部を備えた表示装置と、
を具備し、
 前記シャッター眼鏡は、前記表示装置の前記表示部の映像の切り換えに同期して前記シャッター・レンズの開閉動作を行なうとともに、前記眼鏡情報を前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
 前記表示装置は、受信した前記眼鏡情報に基づいて、前記表示部を制御する、
映像表示システムである。
 但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
 本願の請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の映像表示システムは、前記シャッター眼鏡が、前記シャッター・レンズの特性に関する情報を眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、これに対し、前記表示装置が、前記眼鏡情報として受信した前記シャッター・レンズの特性に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号の画像補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の映像表示システムは、前記シャッター眼鏡が、前記シャッター・レンズの色度点に関する情報を眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、これに対し、前記表示装置が、前記眼鏡情報として受信した色度点に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の映像表示システムは、前記表示装置が、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として色度点に関する情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の色度点の平均値に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の映像表示システムは、前記シャッター眼鏡が、前記シャッター・レンズの透過率に関する情報を前記眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、これに対し、前記表示装置が、前記眼鏡情報として受信した透過率に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し輝度調整を行なうように構成されている。
 本願の請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の映像表示システムは、前記表示装置が、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として透過率に関する情報を受信したときに、最も高い透過率に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し輝度低減を行なうように構成されている。
 本願の請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の映像表示システムは、前記シャッター眼鏡が、前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する情報を前記眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、これに対し、前記表示装置が、前記眼鏡情報として受信した開放応答時間に関する情報に基づいて、前記表示部の映像信号処理回路により生成される前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の映像表示システムは、前記表示装置が、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として開放応答時間に関する情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値に基づいて前記表示部の前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項9に記載の発明によれば、請求項2に記載の映像表示システムは、前記表示装置が、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報を受信したときに、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の眼鏡情報に応じた画像補正を行なうとともに、各シャッター眼鏡にそれぞれ対応するフレームの表示期間に合わせてシャッター・レンズの開閉を制御させるように構成されている。
 本願の請求項10に記載の発明によれば、請求項1に記載の映像表示システムは、前記シャッター眼鏡が、前記シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を前記眼鏡情報として前記通信部経由で前記表示装置に送信し、これに対し、前記表示装置が、前記表示部で、受信した前記生体情報に応じた表示内容を表示させるように構成されている。
 また、本願の請求項11に記載の発明は、
 シャッター・レンズと、
 前記シャッター・レンズを開閉動作させるシャッター駆動部と、
 時分割で映像を切り換える表示装置と双方向通信を行なう通信部と、
 少なくとも眼鏡情報を記憶する記憶部と、
を具備し、
 前記表示装置から前記通信部で受信した開放制御信号に基づいて、前記シャッター駆動部に前記シャッター・レンズを開閉動作させるとともに、前記記憶部から前記眼鏡情報を読み出して、前記通信部を経由して前記表示装置に送信する、
シャッター眼鏡である。
 本願の請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載のシャッター眼鏡の記憶部は、前記シャッター・レンズの色度点、透過率、開放応答時間、又は前記シャッター眼鏡に固有のその他の前記眼鏡情報を記憶している。そして、前記記憶部から前記眼鏡情報を読み出して、前記通信部を経由して前記表示装置に送信するようになっている。
 本願の請求項13に記載の発明によれば、請求項11に記載のシャッター眼鏡は、シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を検出するセンサー部をさらに備えている。そして、センサー部が検出した前記生体情報に基づく前記眼鏡情報を、前記通信部を経由して前記表示装置に送信するようになっている。
 本願の請求項14に記載の発明によれば、請求項13に記載のシャッター眼鏡のセンサー部は、生体情報として観察者の脳波信号を検出するように構成されている。そして、センサー部が検出した脳波信号、又は、脳波信号から判別される観察者の疲労度に関する前記眼鏡情報を、前記通信部を経由して前記表示装置に送信するようになっている。
 また、本願の請求項15に記載の発明は、
 映像を表示する表示部と、
 前記表示部で表示する映像信号を処理する映像信号処理部と、
 前記表示部で表示する映像を視聴する観察者がかけるシャッター眼鏡と双方向通信する通信部と、
を具備し、
 前記表示部の映像の切り換えに同期して前記シャッター眼鏡でシャッター・レンズの開閉動作を行なうための開放制御信号を前記通信部経由で送信するとともに、前記通信部で前記シャッター眼鏡から受信した眼鏡情報に基づいて前記表示部を制御する、
表示装置である。
 本願の請求項16に記載の発明によれば、請求項15に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの特性に関する眼鏡情報を受信し、前記シャッター・レンズの特性に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号の画像補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項17に記載の発明によれば、請求項16に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの色度点に関する眼鏡情報を受信し、前記色度点に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項18に記載の発明によれば、請求項16に記載の表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの色度点に関する眼鏡情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の色度点の平均値に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項19に記載の発明によれば、請求項16に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの透過率に関する眼鏡情報を受信し、前記透過率に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し輝度調整を行なうように構成されている。
 本願の請求項20に記載の発明によれば、請求項16に記載の表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの透過率に関する眼鏡情報を受信したときに、最も高い透過率に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し輝度低減を行なうように構成されている。
 本願の請求項21に記載の発明によれば、請求項16に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する眼鏡情報を受信し、前記開放応答時間に関する情報に基づいて、前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項22に記載の発明によれば、請求項21に記載の表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する眼鏡情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値に基づいて前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なうように構成されている。
 本願の請求項23に記載の発明によれば、請求項15に記載の表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報を受信したときに、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の眼鏡情報に応じた画像補正を行なうとともに、それぞれに対応するフレームの表示期間に合わせてシャッター・レンズの開閉を制御させるためのシャッター眼鏡毎の開放制御信号を前記通信部経由で送信するように構成されている。
 本願の請求項24に記載の発明によれば、請求項15に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を前記眼鏡情報として受信し、前記表示部で、受信した前記生体情報に応じた表示内容を表示させるように構成されている。
 本願の請求項25に記載の発明によれば、請求項15に記載の表示装置は、前記シャッター眼鏡から前記シャッター眼鏡をかけた観察者の脳波信号、又は、脳波信号から判別される観察者の疲労度に関する前記眼鏡情報を受信し、前記表示部で、受信した前記眼鏡情報に基づく観察者の疲労度に応じた警告を表示させるように構成されている。
 本発明によれば、シャッター眼鏡の特性や、シャッター眼鏡をかけた観察者の状態などに応じて、表示装置側で適応的に表示制御することができる、優れた映像表示システム、シャッター眼鏡、並びに表示装置を提供することができる。
 本願の請求項1乃至9、11、12、15乃至22に記載の発明によれば、シャッター眼鏡と表示装置間で、ワイヤレス・ネットワークなどの双方向の伝送路を用いることにより、表示装置からシャッター眼鏡へのシャッターの開閉制御を行なう以外に、シャッター・レンズの色度点や透過率、開放応答時間などシャッター眼鏡の固有の眼鏡情報をシャッター眼鏡から表示装置へ送信することができる。したがって、表示装置側では、シャッター眼鏡の色度点と透過率に最適な色度補正と輝度調整を自動的に行なうことができる。
 また、本願の請求項4、6、8、18、20、22に記載の発明によれば、1台の表示装置を複数のシャッター眼鏡で同時に観察している場合に、近似演算された色度補正値、輝度低減値、及び開放応答時間応答値を用いることで、各シャッター眼鏡における色度差と輝度差と左右映像のクロストークを最小にすることができる
 また、本願の請求項9、23に記載の発明によれば、1台の表示装置を複数のシャッター眼鏡で同時に観察している場合に、シャッター眼鏡の個数だけ高速にフレーム表示を行なうことができる場合には、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の色度補正を行ない、シャッター眼鏡毎に最適に色度補正された映像を表示することができる。
 また、本願の請求項10、13、14、24、25に記載の発明によれば、シャッター眼鏡と表示装置間で、ワイヤレス・ネットワークなどの双方向の伝送路を用いることにより、表示装置からシャッター眼鏡へのシャッターの開閉制御を行なう以外に、シャッター眼鏡をかけた観察者の脳波信号などの生体情報を表示装置へ送信することができる。したがって、表示装置側では、脳波信号に基づいて観察者の目や脳が疲労しているか否かを検出し、実際に疲労した時点で警告表示などの疲労に応じた処理を自動的に起動することができる。
 本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1Aは、映像表示システムの構成例を模式的に示した図である。 図1Bは、映像表示システムの構成例を模式的に示した図である。 図2は、表示装置11の内部構成例を示した図である。 図3は、シャッター眼鏡13の内部構成例を示した図である。 図4Aは、液晶シャッターの色度点情報の測定方法の一例を模式的に示した図である。 図4Bは、図4Aに示した測定方法により取得される色度点の相対比データを示した図(色度図:chromaticity diagram)である。 図5は、液晶シャッターの透過率情報の測定方法の一例を模式的に示した図である。 図6は、シャッター眼鏡13が表示装置11に眼鏡情報を送信するための処理手順を示したフローチャートである。 図7は、表示装置11がシャッター眼鏡13から眼鏡情報を受信するとともに、眼鏡情報に基づいて表示パネル210の画像補正を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図8Aは、視聴しているシャッター眼鏡が1個の場合の色度補正の演算を概念的に示した図である。 図8Bは、視聴しているシャッター眼鏡が2個の場合の色度補正の演算を概念的に示した図である。 図9は、連続するフレーム毎に各シャッター眼鏡の色度補正を行なう様子を示した図である。 図10は、生体センサー付きのシャッター眼鏡の構成例を示した図である。 図11は、シャッター眼鏡13が観察者の脳波を測定して表示装置11に送信するための処理手順を示したフローチャートである。 図12は、表示装置11がシャッター眼鏡13から生体情報を受信するとともに、生体情報に基づいて警告表示を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図13は、眼鏡情報としての液晶シャッターの開放応答時間の測定方法の一例を模式的に示した図である。
 以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
 図1には、映像表示システムの構成例を模式的に示している。映像表示システムは、3次元表示(立体視)対応の表示装置11と、左眼部及び右眼部にそれぞれシャッター機構を備えたシャッター眼鏡13の組み合わせからなる。図1Aに示す例では、表示装置11に外部端子を介して接続された通信部12とシャッター眼鏡13間で無線信号が送受信される。また、図1Bに示す例では、表示装置11本体に内蔵された通信部12とシャッター眼鏡13間で無線信号が送受信される。
 表示装置とシャッター眼鏡間の通信手段として、赤外線通信を利用するものも多いが、本実施形態では、IEEE802.15.4などの、電波通信によるワイヤレス・ネットワークを用いる。図1に示したシステム構成例では、表示装置11とシャッター眼鏡13が1対1で通信を行なうが、表示装置11の通信部12がアクセスポイントとして動作して、それぞれ端末局として動作する複数のシャッター眼鏡を収容することも可能である。ワイヤレス・ネットワークは双方向通信であり、シャッター眼鏡13から表示装置11へデータ通信を行なうこともでき、システムが提供できるサービスが拡充することができる。例えば、シャッター眼鏡13側から眼鏡情報を送信し、表示装置11側では受信した眼鏡情報に基づいて表示制御やその他の処理を行なう。眼鏡情報並びに眼鏡情報に基づく表示装置11の動作についての詳細は、後述に譲る。なお、ワイヤレス・ネットワークを利用した映像表示システムは、例えば本出願人に既に譲渡されている特願2009-276948号明細書に開示されている。
 立体映像表示に用いる表示装置は、特定の方式に限定されるものではない。例えば、旧来のCRT(Cathod Ray Tube)ディスプレイの他、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルを用いることができる。このうち液晶ディスプレイは、画素毎にTFT(Thin File Transistor:薄膜トランジスタ)を配置したアクティブ・マトリックス型が一般的である。TFT液晶表示ディスプレイは、映像信号を画面上部から下部に向かって走査線毎に書き込むことによって各画素を駆動し、バックライトからの照射光を各画素で遮ったり透過させたりすることによって表示を行なう。
 図2には、表示装置11の内部構成例を示している。但し、同図では、ワイヤレス・ネットワークの通信部を本体に内蔵した表示装置(図1Bを参照のこと)とする。以下では、各部について説明する。
 立体視番組を放送する放送波を、アンテナ204で受信することができる。チューナー回路205は、アンテナ204から放送波を入力すると、所望するストリームを選択する。MPEGデコーダー206は、チューナー回路205が選択したストリームから、映像信号と音声信号を抽出する。
 映像信号は、映像信号処理回路207に入力され、必要な信号処理が施された後、必要に応じてグラフィック生成回路208で生成されたオンスクリーン表示情報が重畳され、パネル駆動回路209によって表示パネル210に表示出力される。映像信号処理回路207が行なう信号処理には、例えば色度点補正や輝度低減などの画像補正処理(後述)が含まれる。また、音声信号は、音声信号処理回路211に入力され、必要な信号処理が施された後、音声増幅回路212で所望される音声レベルに増幅されて、スピーカー213を駆動する。
 また、放送波以外の入手経路として、ディジタル・インターフェースであるHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子214に接続された外部ソース機器(図示しない)から立体視コンテンツが入力される場合や、インターネット経由で立体視コンテンツ配信を受信する場合を挙げることができる。
 HDMI受信回路215は、HDMI端子214に接続された外部ソース機器からの入力信号を、映像信号処理回路207及び音声信号処理回路211に振り分ける。また、ネットワーク端子217からの受信信号は、イーサネット(登録商標)インターフェースなどの通信処理回路216を介してMPEGデコーダー206に入力される。MPEGデコーダー206は、受信信号から映像信号と音声信号を抽出する。
 映像信号は、映像信号処理回路207に入力され、必要な信号処理が施された後、必要に応じてグラフィック生成回路208で生成されたオンスクリーン表示情報が重畳され、パネル駆動回路209によって表示パネル210に表示出力される(同上)。また、音声信号は、音声信号処理回路211に入力され、必要な信号処理が施された後、音声増幅回路212で所望される音声レベルに増幅されて、スピーカー213を駆動する(同上)。
 映像信号処理回路207は、映像信号を処理すると同時に、シャッター眼鏡のシャッターの開閉制御に必要なフレーム切り替え信号を生成して、制御回路224に入力する。制御回路224は、入力されたフレーム切り替え信号のタイミングに基づいて、シャッター眼鏡側の左右のシャッターの開閉タイミングを指示する開放制御信号を生成する。開放制御信号は、通信部203からシャッター眼鏡へ電波通信により無線伝送される。また、表示装置11とシャッター眼鏡間の無線通信は双方向であり、通信部203は、シャッター眼鏡側から電波通信により無線伝送された眼鏡情報を受信する。
 ユーザーがリモコン223で表示装置11をリモコン操作して、赤外線送信された制御コードは、リモコン受信部222で受信される。図2に示す例では、リモコン操作には赤外線通信方式が用いられるが、通信部203をリモコン操作にも兼用してもよい。
 表示装置11全体を制御するために、CPU219、フラッシュROM220、SDRAM221などの回路コンポーネントが装備されている。リモコン受信部222(又は、通信部203)で受信した制御コードは、内部バス218を介してCPU219に転送される。CPU219は、制御コードを解読して、表示装置11の動作を制御する。また、通信部203で受信した眼鏡情報は、制御回路224を介してCPU219に入力される。CPU219は、演算した情報とともに、眼鏡情報をフラッシュROM220に記憶させる。
 図3には、シャッター眼鏡13の内部構成例を示している。シャッター眼鏡13は、表示装置11と電波通信により無線信号を送受信する通信部305と、制御部306と、眼鏡情報やその他のデータを記憶する記憶部310と、それぞれ液晶素材からなる左眼用シャッター308及び右眼用シャッター309と、シャッター駆動回路307を備えている。
 表示装置11からシャッター眼鏡13へ送信される無線信号は、例えばシャッター眼鏡13側の左右のシャッターの開閉タイミングを指示する開放制御信号である。通信部305は、開放制御信号を受信すると、制御部306に入力する。制御部306は、開放制御信号を解読して、左右の各シャッター・レンズ308、309の開閉タイミングを判別し、その判別結果に基づいて、シャッター駆動回路307を介して左右の各シャッター・レンズ308、309の開閉動作を制御する。また、制御部306は、記憶部310とのデータの入出力を行なう。
 一方、シャッター眼鏡13から表示装置11へ無線信号により送信される眼鏡情報は、例えば、左眼用シャッター・レンズ308及び右眼用シャッター・レンズ309に用いられる液晶素材に依存する、シャッター開放時の色度点や輝度、シャッター開放応答時間などである。制御部306は、シャッター眼鏡13の電源をオンにしたときなどに、記憶部310から眼鏡情報を読み出し、通信部305を経由して表示装置11に無線送信する。表示装置11側では、立体映像を視聴中の観察者がかけているシャッター眼鏡13からこれらの眼鏡情報を受信すると、左眼用映像及び右眼用映像の各々に対して、色度点補正や輝度調整などの画像補正、並びにシャッター開放応答制御タイミング調整を施す。これによって、映像表示システムは、観察者の主観に依存しない、正しい色や適切な輝度、最小クロストークで立体映像を提示することができる。
 図4Aには、眼鏡情報としての液晶シャッターの色度点情報の測定方法の一例を模式的に示している。同図において、基準となる色度点を持つ光源を用いて、シャッターが開放状態にあるときに液晶レンズを透過して色測定器に入力される色度点と、液晶レンズがない状態で同じ光源からの光が色測定器に入力される色度点との相対比データを取得する(図4Bを参照のこと)。なお、図4Bでは、色度の表現をXY軸で表現しているが、UV軸で表現してもよい。
 また、図5には、眼鏡情報としての液晶シャッターの透過率情報の測定方法の一例を模式的に示している。同図において、基準となる色度点を持つ光源を用いて、シャッターが開放状態にあるときに液晶レンズを透過して光検出器に入力される色度点Aと、液晶レンズがない状態で同じ光源からの光が光検出器に入力される輝度Bとの相対比データ(A/B)を取得する。
 また、図13には、眼鏡情報としての液晶シャッターの開放応答時間の測定方法の一例を模式的に示している。同図において、基準となる開放制御信号が入力された時から、液晶シャッターが90度回転するまでの時間差(B-A)を取得する。
 このようにして得られた眼鏡情報は、あらかじめシャッター眼鏡11内の記憶部310に記憶されている。そして、シャッター眼鏡11の電源をオンにしたときや、表示装置11から例えば無線信号により要求があったときに、制御部306は記憶部310から眼鏡情報を読み出し、通信部305から表示装置11へ無線伝送する。
 表1には、記憶部310内の記憶領域における眼鏡情報のアドレス指定例を示している。記憶部310が持つ記憶領域のアドレスに、眼鏡情報の記憶領域として3バイトを割り当てる。続く2バイトには、色度点(White Balance)に関する情報を記憶する。また、次の1バイトには、透過率に関する情報を記憶する。また、最後の1バイトには、開放応答時間に関する情報を記憶する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表2には、2バイトを用いた色度点の表現例を示している。図4Bに示したように、色度点情報は、基準となる色度点に対する相対値(Δx,Δy)で表わされる。このため、X軸及びY軸それぞれに1バイトずつ割り当てて、各1バイトの先頭の1ビットを符号情報とし、残りの7ビットで各軸における色差Δx及びΔyをそれぞれ表現するようにしている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 また、表3には、1バイトを用いた透過率の表現例を示している。透過率も相対値(A/B)で表わされ、パーセント表示(A/B×100)を1バイトで表現する。同表では、小数点以下のデータの表現は行なっていないが、必要に応じてバイト数を増やすなどの拡張を行なって表現することも可能である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 また、表4には、1バイトを用いた開放応答時間の表現例を示している。開放応答時間は、絶対値(B-A)で表わされ、ミリ秒表示(B-A)×10を1バイトで表現する。同表では、第2小数点以下のデータの表現は行なっていないが、必要に応じてバイト数を増やすなどの拡張を行なって表現することも可能である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
 但し、本発明の要旨は、眼鏡情報を記憶部310の記憶領域に記憶するデータ・サイズが4バイトであることや、表1に示したような各眼鏡情報を記憶する順番、表2乃至表4に示したような色度点、透過率、開放応答時間の表現形式に限定されるものではない。
 図6には、図1A又は図1Bに示した映像表示システムにおいて、シャッター眼鏡13が表示装置11に眼鏡情報を送信するための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、例えば制御部306が所定のプログラムコードを実行するという形態で実現することができる。
 まず、シャッター眼鏡13の電源がオン時かどうかをチェックする(ステップS601)。ここで、電源がオンになっていないときには(ステップS601のNo)、本処理ルーチンを終了する。
 一方、シャッター眼鏡13の電源がオンになっているときには(ステップS601のYes)、表示装置11の通信部203との無線接続を確立する(ステップS602)。
 次いで、制御部306は、記憶部310から眼鏡情報を読み出し、通信部305を経由して表示装置11へ伝送する(ステップS603)。
 次いで、表示装置11の通信部203から、シャッターの開閉タイミングを指示する開放制御信号を通信部305で受信したか否かをチェックする(ステップS604)。ここで、開放制御信号を受信しなかったときには(ステップS604のNo)、開放制御信号の受信チェックを繰り返し行なう。
 開放制御信号を受信した場合には(ステップS604のYes)、制御部306は、開放制御信号を解読して、左右の各シャッター・レンズ308、309の開閉タイミングを判別し、その判別結果に基づいて、シャッター駆動回路307を介して左右の各シャッター・レンズ308、309の開閉動作を制御する(ステップS605)。
 次いで、シャッター眼鏡11の電源がオフになったか否かをチェックする(ステップS606)。電源がオンのままのときには(ステップS606のNo)、開放制御信号の受信チェックを繰り返し行なう。
 また、シャッター眼鏡11の電源がオフになったときには(ステップS606のYes)、表示装置11の通信部203との無線接続を解除して(ステップS607)、本処理ルーチンを終了する。
 また、図7には、図1A又は図1Bに示した映像表示システムにおいて、表示装置11がシャッター眼鏡13から眼鏡情報を受信するとともに、眼鏡情報に基づいて表示パネル210の画像補正を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、例えばCPU219が所定のプログラムコードを実行するという形態で実現することができる。
 まず、シャッター眼鏡11との無線接続が確立されたか否かをチェックする(ステップS701)。接続が検出されない場合には(ステップS701のNo)、本処理ルーチンを終了する。
 シャッター眼鏡13との無線接続が検出されたときには(ステップS701のYes)、検出されたシャッター眼鏡13と以前に接続されたことのあるシャッター眼鏡であるか否かをチェックする(ステップS702)。
 無線接続が確立しているときには、シャッター眼鏡13の通信部305から受信したパケットに記載されているMAC(Media Access Control)アドレス、あるいはその他の固有識別が可能な情報に基づいて、以前に接続されたことのあるシャッター眼鏡であるかどうかを判断することができる。
 以前に接続されたことのあるシャッター眼鏡である場合には(ステップS702のYes)、その眼鏡情報から演算して求めた画像補正情報やタイミング調整情報が既にフラッシュROM220などの記憶部に記憶されている。したがって、接続したシャッター眼鏡13から改めて眼鏡情報を取得することなく、フラッシュROM220から該当する画像補正情報(最適色度補正点など)やタイミング調整情報を読み出し(ステップS704)、ステップS707へ進む。
 一方、今回新たに接続されたシャッター眼鏡である場合には(ステップS702のNo)、通信部203を経由してシャッター眼鏡13に眼鏡情報を要求し、取得する(ステップS703)。そして、取得した眼鏡情報に基づいて、最適となる画像補正値と開閉制御タイミング値を演算し(ステップS705)、得られた画像補正情報と開閉制御タイミング情報を、シャッター眼鏡13の識別情報(通信部305に割り当てられたMACアドレスなど)と対応付けてフラッシュROM220に記憶する(ステップS706)。
 次いで、演算して得られた画像補正情報や開閉制御タイミング情報、又は、フラッシュROM220から読み出された画像補正情報や開閉制御タイミング情報を用いて、画像補正処理やシャッター眼鏡開閉タイミング調整を行なう(ステップS707)。
 例えば、眼鏡情報が色度点の場合、ステップS705では、最適色度補正点を演算することになる。また、ステップS707では、色度補正データを用いて、信号処理若しくはバックライトの色度の調整を行なうことになる。
 次いで、無線接続が解除されたシャッター眼鏡があるか否かをチェックする(ステップS708)。
 無線接続が解除されていない場合には(ステップS708のNo)、視聴しているシャッター眼鏡が変わらないと判断して、ステップS701に戻り、新たに他のシャッター眼鏡と無線接続が確立されたか否かをチェックする。
 無線接続が解除されたシャッター眼鏡がある場合には(ステップS708のYes)、さらに、無線接続されるシャッター眼鏡がなくなったか否かをチェックする(ステップS709)。
 無線接続されるシャッター眼鏡がゼロでない場合には(ステップS709のNo)、視聴しているシャッター眼鏡数が減少したことに伴い、色度補正などの画像補正処理やシャッター開閉制御タイミング処理を再度行なう(ステップS711)。そして、ステップS701に戻り、新たに他のシャッター眼鏡と無線接続が確立されたか否かをチェックする。
 また、無線接続されるシャッター眼鏡がなくなった場合には(ステップS709のYes)、画像補正処理やシャッター開閉制御タイミング処理を解除して通常の色度に戻し(ステップS710)、本処理ルーチンを終了する。
 図8には、色度補正の演算を概念的に示している。視聴しているシャッター眼鏡が1個の場合、図8Aに示すように、そのシャッター眼鏡の色度点の相対値(Δx,Δy)の逆ベクトルとなる色度点(-Δx,-Δy)を補正値として用いる。
 また、視聴しているシャッター眼鏡が複数ある場合には、各シャッター眼鏡の色度点の相対値のXY軸それぞれの平均値を求め、その逆ベクトルとなる色度点を補正値として用いる。図8Bには、視聴しているシャッター眼鏡が2個ある場合の色度補正の演算を概念的に示している。シャッター眼鏡1の色度点の相対値を(Δx1,Δy1)とし、シャッター眼鏡2の色度点の相対値を(Δx2,Δy2)とすると、各シャッター眼鏡の色度点の相対値のXY軸それぞれの平均値は((Δx1+Δx2)/2,(Δy1+Δy2)/2)となる。したがって、その逆ベクトルとなる色度点(-(Δx1+Δx2)/2,-(Δy1+Δy2)/2)を補正値として用いる。
 図7では、主に色度点の処理について説明したが、眼鏡情報として透過率データやシャッター開閉制御タイミング・データを扱う場合も同様の処理手順により、表示装置11は最適な輝度やシャッター開閉制御タイミング調整を実施することができる。
 立体映像を長時間視聴する場合、極度に輝度の高い映像を視聴することによる人体の影響が懸念される。輝度の調整は、人体へのかかる悪影響を最小限に抑えることを目的とするものである。輝度の調整は、視聴中のシャッター眼鏡のうち最も高い透過率に合わせて表示パネル210の輝度を低減する方法によって行なう。
 図7に示した処理手順のステップS706では、表示装置11は、シャッター眼鏡13から取得した眼鏡情報に基づいて、色度補正値や輝度低減値などの画像補正情報やシャッター開閉制御タイミング値などのシャッター開閉制御タイミング情報を演算すると、その演算結果を、シャッター眼鏡13の識別情報(通信部305に割り当てられたMACアドレスなど)と対応付けて、フラッシュROM220などの記憶部に記憶する。また、視聴中のシャッター眼鏡が複数ある場合には、これらの組み合わせ毎に画像補正情報とシャッター開閉制御タイミング値を演算し、シャッター眼鏡の組み合わせを識別する組合せの識別情報と対応付けて記憶する。複数のシャッター眼鏡の組み合わせからなる場合、色度補正値は、各シャッター眼鏡の色度点の相対値の平均の逆ベクトルであり(図8Bを参照のこと)、輝度低減値は、最も透過率の高いシャッター眼鏡に合わせた値となり、シャッター開放応答時間は、各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値となる。
 表5には、表示装置11側で、フラッシュROM220などの記憶部の記憶領域における画像補正情報やシャッター開閉制御タイミング情報のアドレス指定例を示している。記憶領域のアドレスに、シャッター眼鏡の組み合わせ毎に6×M+4バイトを割り当てる。最初の6×Mバイトには、シャッター眼鏡の組み合わせの識別情報を記憶する。各シャッター眼鏡の識別情報として、例えば通信部305に割り当てられたMACアドレスを使用することができ、6×Mバイトに各シャッター眼鏡のMACアドレスを記憶する。続く2バイトには当該シャッター眼鏡の組み合わせに対する色度補正値に関する情報を記憶し、次の1バイトには輝度低減値に関する情報を記憶し、最後の1バイトにはシャッター開閉制御タイミング値に関する情報を記憶する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000005
 組み合わせるシャッター眼鏡の数(すなわち、立体映像を同時に観察するシャッター眼鏡の数)に応じて、識別情報を記憶するための6×Mバイト長が必要となる。そこで、通信部203でシャッター眼鏡と無線接続を確立した際に、組み合わせの場合分けするための組み合わせ番号などの識別情報を割り振ることで、シャッター眼鏡の組み合わせを記憶するためのデータ領域を少なくすることができる。この場合の記憶領域における画像補正情報のアドレス指定例を、表6に示している。記憶領域のアドレスに、シャッター眼鏡の組み合わせ毎に6×M+4バイトを割り当てる。最初の1バイトに、シャッター眼鏡の組み合わせ番号を記憶する。そして、続く2バイトには当該シャッター眼鏡の組み合わせに対する色度補正値に関する情報を記憶し、次の1バイトには輝度低減値に関する情報を記憶し、最後の1バイトにはシャッター開閉制御タイミング値に関する情報を記憶する(同上)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000006
 表7には、2バイトを用いた色度補正値の表現例を示している。色度補正値は、各シャッター眼鏡の色度点の相対値の平均の逆ベクトルであり(前述)、基準となる色度点に対する相対値(Δx,Δy)で表わされる。このため、X軸及びY軸それぞれに1バイトずつ割り当てて、各1バイトの先頭の1ビットを符号情報とし、残りの7ビットで各軸における色差Δx及びΔyをそれぞれ表現するようにしている。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000007
 表8には、1バイトを用いた輝度低減値の表現例を示している。輝度低減値は、最も透過率の高いシャッター眼鏡に合わせた値である(前述)。輝度低減値も相対値(A/B)で表わされ、パーセント表示(A/B×100)を1バイトで表現する。同表では、小数点以下のデータの表現は行なっていないが、必要に応じてバイト数を増やすなどの拡張を行なって表現することも可能である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000008
 また、表9には、1バイトを用いたシャッター開放応答時間の表現例を示している。シャッター開放応答時間は各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値であり(前述)、ミリ秒表示を1バイトで表現する。同表では、第2小数点以下のデータの表現は行なっていないが、必要に応じてバイト数を増やすなどの拡張を行なって表現することも可能である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000009
 但し、本発明の要旨は、画像補正情報を記憶するデータ・サイズや、表5又は表6に示したような各画像補正情報やシャッター開閉制御タイミング情報を記憶する順番、表7乃至表9に示したような色度補正値、輝度低減値、シャッター開閉制御タイミング値の表現形式に限定されるものではない。
 ここまでは、1台の表示装置11を、液晶レンズの色度と透過率が異なる複数のシャッター眼鏡で同時に観察している場合に、色度補正値として各シャッター眼鏡の色度点の相対値の平均の逆ベクトル(図8Bを参照のこと)を、輝度低減値として最も透過率の高いシャッター眼鏡に合わせた値を、それぞれ用いる制御方法について説明してきた。この制御方法によれば、近似演算された色度補正値及び輝度低減値を用いることで、各シャッター眼鏡における色度差と輝度差を最小にすることができる。これに対し、表示装置11が同時に観察するシャッター眼鏡の個数だけ高速にフレーム表示を行なうことができる場合には、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の色度補正を行なうことができる。
 図9には、2個のシャッター眼鏡で表示装置11を同時に観察する場合を例にとって、連続するフレーム毎に各シャッター眼鏡の色度補正を行なう様子を示している。同図において、フレーム#1は第1のシャッター眼鏡に色度補正された左眼用映像L1(-Δx1,-Δy1)、フレーム#2は第2のシャッター眼鏡に色度補正された左眼用映像L2(-Δx2,-Δy2)、フレーム#1は第1のシャッター眼鏡に色度補正された右眼用映像R1(-Δx1,-Δy1)、フレーム#2は第2のシャッター眼鏡に色度補正された右眼用映像R2(-Δx2,-Δy2)、…、である。また、表示装置11は、各シャッター眼鏡が対応する左眼用映像及び右眼用映像の表示期間に合わせてシャッター開閉動作を行なわせるように、シャッター眼鏡毎の開放制御信号を送信する。
 また、ここまでの説明では、眼鏡情報として、シャッター開放時の液晶レンズの色度点や輝度、シャッター開放応答時間など、シャッター眼鏡13自体の個体差に関連した情報を取り上げた。眼鏡情報として、シャッター眼鏡13自体の情報ではなく、シャッター眼鏡13をかけた観察者に関する情報を扱うこともできる。このような場合、表示装置は、観察者に関する生体情報に基づいて表示制御を行なうようにしてもよい。
 シャッター眼鏡13をかけた観察者に関する眼鏡情報として、シャッター眼鏡13をかけた観察者の生体情報を挙げることができる。シャッター眼鏡13が生体センサーを備えることで、観察者から生体情報を取得することができる。
 図10には、生体センサー付きのシャッター眼鏡13の構成例を示している。シャッター眼鏡13は、表示装置11と電波通信により無線信号を送受信する通信部1005と、制御部1006と、眼鏡情報やその他のデータを記憶する記憶部1010と、それぞれ液晶素材からなる左眼用シャッター・レンズ1008及び右眼用シャッター・レンズ1009と、シャッター駆動回路1007と、センサー部1011を備えている。
 表示装置11からシャッター眼鏡13へ送信される無線信号は、例えばシャッター眼鏡側の左右のシャッターの開閉タイミングを指示する開放制御信号である。通信部1005は、開放制御信号を受信すると、制御部1006に入力する。制御部1006は、開放制御信号を解読して、左右の各シャッター1008、1009の開閉タイミングを判別し、その判別結果に基づいて、シャッター駆動回路1007を介して左右の各シャッター・レンズ1008、1009の開閉動作を制御する。また、制御部1006は、記憶部1010とのデータの入出力を行なう。
 センサー部1011は、シャッター眼鏡13を掛けた観察者から生体情報を検出する生体センサーである。制御部1006は、センサー部1011で検出した生体情報を、眼鏡情報として記憶部1010に記憶する。また、制御部1006は、表示装置11から要求された場合などに、記憶部1010から生体情報を読み出して、通信部1005を経由して表示装置11に無線送信する。
 センサー部1011は、例えば脳波を測定する生体センサーである。脳波の種類を表10に示す。脳波の中でβ波を測定することで、観察者の疲労度を検出することができる。立体映像を長時間長時間視聴しているとき、目や脳の疲労が増加し、β波が増えることにより観察者の疲労度が増していると判断することができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000010
 また、β波の強度はμVのレンジで検出できることが知られている。
 制御部1006は、β波の測定結果を含む生体情報を、通信部1005を経由して表示装置11に無線送信する。例えば、シャッター眼鏡13の電源がオン状態のときに、定期的に生体情報を送信する。
 β波の測定結果を扱う方法として、β波の信号強度自体で表現するRAWデータ方式と、信号強度と閾値の比較結果で表現する比較方式を挙げることができる。前者のRAWデータ方式では、β波の測定結果は、例えば表11に示すように、12ビットからなるデータ構造のデータにより表現することができる。上位8ビットは整数値(0~255μV)を表し、下位4ビットは小数点以下(0.1~0.9μV)を表す。また、表11に示す形式でデータ表現されたβ波測定情報を表示装置11に通知するためのパケットの構成例を表12に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000011
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000012
 また、後者の比較方式では、制御部1006は、測定されたβ波の信号強度を、疲労度を判定するための所定の閾値と比較する。閾値は、シャッター眼鏡13内であらかじめ設定されているものとする。そして、信号強度が閾値を超えたことにより、観察者の目や脳が疲労していることを検知してイベントが発生したときのみ、通信部1005を経由して表示装置11に観察者の疲労を通知する。β波の強度判定結果をフラグにより表現することができ、例えば表13に示すようなデータ構造のパケットを用いて表示装置11に通知することができる。そして、表示装置11は、表示パネル210上で警告表示を行なう。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000013
 図11には、図1A又は図1Bに示した映像表示システムにおいて、シャッター眼鏡13が観察者の脳波を測定して表示装置11に送信するための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、例えば制御部306が所定のプログラムコードを実行するという形態で実現することができる。
 まず、シャッター眼鏡13の電源がオン時かどうかをチェックする(ステップS1101)。ここで、電源がオンになっていないときには(ステップS1101のNo)、本処理ルーチンを終了する。
 一方、シャッター眼鏡13の電源がオンになっているときには(ステップS1101のYes)、シャッター眼鏡13は使用状態にあり観察者がかけていると判断し、センサー部1101によるβ波の測定を実施する(ステップS1102)。
 閾値との比較方式でない場合は、ステップS1102で測定したデータを、上記の表11に示したデータ構造のパケットを、表示装置11へ無線送信する。閾値との比較方式の場合は、ステップS1102で測定したデータを、疲労度を判定するための閾値と比較する(ステップS1103)。そして、測定したデータが閾値を超える場合には(ステップS1103のYes)、パケットでβ波強度判定結果をフラグで表わしたパケット(表12を参照のこと)を、表示装置11へ無線送信する(ステップS1104)。
 次いで、シャッター眼鏡13の電源がオフになったか否かをチェックする(ステップS1105)。電源がオンのままのときには(ステップS1105のNo)、観察者がシャッター眼鏡13の使用を続けていると判断して、ステップS1102に戻り、β波の測定と表示装置11への無線送信を繰り返し行なう。
 また、シャッター眼鏡13の電源がオフになったときには(ステップS1105のYes)、観察者がシャッター眼鏡13の使用を終了したと判断して、本処理ルーチンを終了する。
 また、図12には、図1A又は図1Bに示した映像表示システムにおいて、表示装置11がシャッター眼鏡13から生体情報を受信するとともに、生体情報に基づいて警告表示を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、例えばCPU219が所定のプログラムコードを実行するという形態で実現することができる。
 まず、シャッター眼鏡13との無線接続が確立されたか否かをチェックする(ステップS1201)。接続が検出されない場合には(ステップS1201のNo)、本処理ルーチンを終了する。
 シャッター眼鏡13との無線接続が検出されたときには(ステップS1201のYes)、シャッター眼鏡13から脳波測定結果を記載したパケットの受信を試みる(ステップS1202)。そして、パケットを受信できないときには(ステップS1202のNo)、ステップS1202の受信判定ステップを繰り返す。
 シャッター眼鏡13から脳波測定結果を記載したパケットを受信できたときには(ステップS1202のYes)、受信パケットから脳波測定結果に関する情報を抽出して、フラッシュROM220などの記憶部に記憶する(ステップS1203)。
 次いで、データ・タイプ・ヘッダーを参照して、受信した脳波測定結果のデータ形式を判定する。データ形式がRAWデータの場合(ステップS1204のYes)、当該データを、疲労度を判定するための所定の閾値と比較する(ステップS1206)。当該データが閾値を超えていないときには(ステップS1206のNo)、観察者の疲労度は低いと判断し、ステップS1202に戻り、シャッター眼鏡13から脳波測定結果を記載したパケットの受信を繰り返し行なう。また、当該データが閾値を超えたことにより(ステップS1206のYes)、観察者の目や脳が疲労していることを検知する。
 また、データ形式がRAWデータではない場合には(ステップS1204のNo)、フラグが有効か否かをチェックする(ステップS1205)。フラグが有効でなければ(ステップS1205のNo)、観察者の疲労度は低いと判断し、ステップS1202に戻り、シャッター眼鏡13から脳波測定結果を記載したパケットの受信を繰り返し行なう。また、フラグが有効であれば(ステップS1205のYes)、観察者の目や脳が疲労していることを検知する。
 ステップS1205又はS1206で、観察者の目や脳が疲労していると判断された場合には、(観察者の疲労のため)立体映像の視聴を終了することなどを通知する警告メッセージをグラフィック生成回路208で生成し、表示パネル210に表示する(ステップS1207)。
 その後、シャッター眼鏡13の電源がオフ状態になってから一定期間が経過したか否かをチェックする(ステップS1208)。
 シャッター眼鏡13の電源がオフ状態になってから一定期間が経過していないときには(ステップS1208のNo)、観察者の疲労がまだ回復していないと判断し、ステップS1207に戻り、警告表示を継続する。
 また、シャッター眼鏡13の電源がオフ状態になってから一定期間が経過したときには(ステップS1208のYes)、観察者の疲労度が低下し又は疲労が回復したと判断し、警告表示を解除して(ステップS1209)、本処理ルーチンを終了する。
 表示装置11は、シャッター眼鏡13から観察者の脳波信号に関する情報を取得しなくても、連続視聴時間に基づいて観察者が疲労したか否かを推定して、警告表示を行なうことができる。これに対し、上述のように、シャッター眼鏡13から観察者の脳波信号に関する情報を取得できる場合には、観察者が実際に疲労したタイミングで的確に警告表示を行なうことができる。
 以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳細に説明してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
 本明細書で説明した実施形態では、シャッター眼鏡側で眼鏡情報を記憶し、表示装置側ではシャッター眼鏡から送られた眼鏡情報を演算した結果である画像補正情報やシャッター開閉制御タイミング情報を記憶しているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。シャッター眼鏡側で画像補正情報やシャッター開閉制御タイミング情報を記憶し、表示装置はシャッター眼鏡から送られた画像補正情報に基づいて(眼鏡情報の演算なしに)立体映像の画像補正処理やシャッター開閉制御タイミング処理を行なうようにしてもよい。
 また、本明細書では、眼鏡情報として、シャッター眼鏡に用いる液晶レンズの色度点や透過率、シャッター開放応答時間、シャッター眼鏡をかけた観察者から取得する生体情報などを挙げたが、本発明の要旨はこれらに限定されるものではない。
 要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
 11…表示装置
 12…通信部
 13…シャッター眼鏡
 203…通信部
 204…アンテナ
 205…チューナー回路
 206…MPEGデコーダー
 207…映像信号処理回路
 208…グラフィック生成回路
 209…パネル駆動回路
 210…表示パネル
 211…音声信号処理回路
 212…音声増幅回路
 213…スピーカー
 214…HDMI端子
 215…HDMI受信回路
 216…通信処理回路
 217…ネットワーク端子
 218…内部バス
 219…CPU
 220…フラッシュROM
 221…DRAM
 222…リモコン受信部
 223…リモコン
 305…通信部
 306…制御部
 307…シャッター駆動回路
 308…左眼用シャッター
 309…右眼用シャッター
 310…記憶部
 1005…通信部
 1006…制御部
 1007…シャッター駆動回路
 1008…左眼用シャッター
 1009…右眼用シャッター
 1010…記憶部
 1011…センサー部
 

Claims (25)

  1.  シャッター・レンズと、少なくとも眼鏡情報を記憶する記憶部と、通信部を備えたシャッター眼鏡と、
     映像を表示する表示部と、通信部を備えた表示装置と、
    を具備し、
     前記シャッター眼鏡は、前記表示装置の前記表示部の映像の切り換えに同期して前記シャッター・レンズの開閉動作を行なうとともに、前記眼鏡情報を前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、受信した前記眼鏡情報に基づいて、前記表示部を制御する、
    映像表示システム。
  2.  前記シャッター眼鏡は、前記シャッター・レンズの特性に関する情報を眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、前記眼鏡情報として受信した前記シャッター・レンズの特性に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号の画像補正を行なう、
    請求項1に記載の映像表示システム。
  3.  前記シャッター眼鏡は、前記シャッター・レンズの色度点に関する情報を眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、前記眼鏡情報として受信した色度点に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なう、
    請求項1に記載の映像表示システム。
  4.  前記表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として色度点に関する情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の色度点の平均値に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なう、
    請求項3に記載の映像表示システム。
  5.  前記シャッター眼鏡は、前記シャッター・レンズの透過率に関する情報を前記眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、前記眼鏡情報として受信した透過率に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し輝度調整を行なう、
    請求項1に記載の映像表示システム。
  6.  前記表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として透過率に関する情報を受信したときに、最も高い透過率に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し輝度低減を行なう、
    請求項5に記載の映像表示システム。
  7.  前記シャッター眼鏡は、前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する情報を前記眼鏡情報として記憶部に記憶するとともに前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、前記眼鏡情報として受信した開放応答時間に関する情報に基づいて、前記表示部の映像信号処理回路により生成される前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なう、
    請求項1に記載の映像表示システム。
  8.  前記表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報として開放応答時間に関する情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値に基づいて前記表示部の前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なう、
    請求項5に記載の映像表示システム。
  9.  前記表示装置は、複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報を受信したときに、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の眼鏡情報に応じた画像補正を行なうとともに、各シャッター眼鏡にそれぞれ対応するフレームの表示期間に合わせてシャッター・レンズの開閉を制御させる、
    請求項2に記載の映像表示システム。
  10.  前記シャッター眼鏡は、前記シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を前記眼鏡情報として前記通信部経由で前記表示装置に送信し、
     前記表示装置は、前記表示部で、受信した前記生体情報に応じた表示内容を表示させる、
    請求項1に記載の映像表示システム。
  11.  シャッター・レンズと、
     前記シャッター・レンズを開閉動作させるシャッター駆動部と、
     時分割で映像を切り換える表示装置と双方向通信を行なう通信部と、
     少なくとも眼鏡情報を記憶する記憶部と、
    を具備し、
     前記表示装置から前記通信部で受信した開放制御信号に基づいて、前記シャッター駆動部に前記シャッター・レンズを開閉動作させるとともに、前記記憶部から前記眼鏡情報を読み出して、前記通信部を経由して前記表示装置に送信する、
    シャッター眼鏡。
  12.  前記記憶部は、前記シャッター・レンズの色度点、透過率、開放応答時間、又は前記シャッター眼鏡に固有のその他の前記眼鏡情報を記憶し、
     前記記憶部から前記眼鏡情報を読み出して、前記通信部を経由して前記表示装置に送信する、
    請求項11に記載のシャッター眼鏡。
  13.  前記シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を検出するセンサー部をさらに備え、
     前記センサー部が検出した前記生体情報に基づく前記眼鏡情報を、前記通信部を経由して前記表示装置に送信する、
    請求項11に記載のシャッター眼鏡。
  14.  前記センサー部は、生体情報として観察者の脳波信号を検出し、
     前記センサー部が検出した脳波信号、又は、脳波信号から判別される観察者の疲労度に関する前記眼鏡情報を、前記通信部を経由して前記表示装置に送信する、
    請求項13に記載のシャッター眼鏡。
  15.  映像を表示する表示部と、
     前記表示部で表示する映像信号を処理する映像信号処理部と、
     前記表示部で表示する映像を視聴する観察者がかけるシャッター眼鏡と双方向通信する通信部と、
    を具備し、
     前記表示部の映像の切り換えに同期して前記シャッター眼鏡でシャッター・レンズの開閉動作を行なうための開放制御信号を前記通信部経由で送信するとともに、前記通信部で前記シャッター眼鏡から受信した眼鏡情報に基づいて前記表示部を制御する、
    表示装置。
  16.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの特性に関する眼鏡情報を受信し、
     前記シャッター・レンズの特性に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号の画像補正を行なう、
    請求項15に記載の表示装置。
  17.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの色度点に関する眼鏡情報を受信し、
     前記色度点に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  18.  複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの色度点に関する眼鏡情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の色度点の平均値に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し色度補正を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  19.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの透過率に関する眼鏡情報を受信し、
     前記透過率に関する情報に基づいて、前記表示部の表示映像信号に対し輝度調整を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  20.  複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの透過率に関する眼鏡情報を受信したときに、最も高い透過率に基づいて前記表示部の表示映像信号に対し輝度低減を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  21.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する眼鏡情報を受信し、
     前記開放応答時間に関する情報に基づいて、前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  22.  複数のシャッター眼鏡から前記シャッター・レンズの開放応答時間に関する眼鏡情報を受信したときに、各シャッター眼鏡の開放応答時間の平均値に基づいて前記シャッター・レンズの開放制御信号のタイミング補正を行なう、
    請求項16に記載の表示装置。
  23.  複数のシャッター眼鏡から前記眼鏡情報を受信したときに、連続するフレーム毎に、各シャッター眼鏡の眼鏡情報に応じた画像補正を行なうとともに、それぞれに対応するフレームの表示期間に合わせてシャッター・レンズの開閉を制御させるためのシャッター眼鏡毎の開放制御信号を前記通信部経由で送信する、
    請求項15に記載の表示装置。
  24.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター眼鏡をかけた観察者の生体情報を前記眼鏡情報として受信し、
     前記表示部で、受信した前記生体情報に応じた表示内容を表示させる、
    請求項15に記載の表示装置。
  25.  前記シャッター眼鏡から前記シャッター眼鏡をかけた観察者の脳波信号、又は、脳波信号から判別される観察者の疲労度に関する前記眼鏡情報を受信し、
     前記表示部で、受信した前記眼鏡情報に基づく観察者の疲労度に応じた警告を表示させる、
    請求項15に記載の表示装置。
     
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