JP2012253471A - 立体映像表示装置および立体映像表示方法 - Google Patents

立体映像表示装置および立体映像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012253471A
JP2012253471A JP2011122966A JP2011122966A JP2012253471A JP 2012253471 A JP2012253471 A JP 2012253471A JP 2011122966 A JP2011122966 A JP 2011122966A JP 2011122966 A JP2011122966 A JP 2011122966A JP 2012253471 A JP2012253471 A JP 2012253471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
correction parameter
image
unit
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011122966A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Iwai
真人 岩井
Yasunori Yamamoto
泰宜 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011122966A priority Critical patent/JP2012253471A/ja
Publication of JP2012253471A publication Critical patent/JP2012253471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】左眼と右眼の視覚特性が異なるユーザに対しても、ユーザにとって見やすい画像を提示することで、ユーザの立体視を低コストで支援する。
【解決手段】視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する立体映像表示装置であって、左眼用映像の画質を調整するための左眼用補正パラメータと、右眼用画像の画質を調整するための右眼用補正パラメータとを、記憶するための補正パラメータ記憶部11と、左眼用補正パラメータと、右眼用補正パラメータとを、補正パラメータ記憶部11に書き込む補正パラメータ設定部9と、補正パラメータ記憶部11に記憶されている左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを用いて、左眼用映像および右眼用映像の画質をそれぞれ調整する画質調整部13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する立体映像表示装置に関する。
近年、ブラウン管テレビに代わる大画面テレビとして、PDP(プラズマディスプレイ)を用いた表示装置およびLCD(液晶ディスプレイ)を用いた表示装置の普及が急速に進んでいる。
このような表示装置では、その用途に応じて、1フレーム期間を多分割し、分割した時間毎に異なる映像を表示させる駆動(以下、「時分割駆動」という)が行われている。このような時分割駆動方式を用いた表示装置として、例えば、右眼用シャッタと左眼用シャッタとを備える3Dメガネを用いた立体映像表示装置、または、偏光フィルタメガネを用いた立体映像表示装置等が挙げられる、近年では、このような立体映像に対応したコンテンツの提供が増加しつつあることから、映像の立体視が可能となるテレビの開発も盛んに行われている。
ここで、3Dメガネを用いた立体映像表示装置では、1フレーム期間を2分割し、左眼用および右眼用の映像として視差を有する2つの映像を交互に切りかえて表示させる。また、この表示切り替えに同期してシャッタの開閉動作がなされる3Dメガネが用いられる。3Dメガネは、左眼用映像の表示期間は左眼用シャッタが開(右眼用シャッタは閉)、右眼用映像の表示期間は右眼用シャッタが開(左眼用シャッタは閉)となるように制御される。ユーザがこのような3Dメガネをかけて表示される映像を観察することにより立体視が実現される。
さらに、立体映像の臨場感を向上させるために、奥行き方向の情報(奥行き方向に沿った動きベクトル等)を利用し、フレームレート変換処理(フレーム補間処理)または画像処理(例えば、シャープネス処理等)を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、映像が奥に引き込まれる動作状態には、映像のシャープネスを下げ(映像をぼかし)、映像が手前に飛び出す動作状態には、映像のシャープネスを上げる(映像をくっきりさせる)処理を行うことで、飛び出してくる物体に眼の焦点が合うような見え方にしている。
特開2011−019202号公報 特開平06−141264号公報
ところで、従来の立体映像の画質改善処理では、あくまでも両眼視覚特性(左眼および右眼の視覚特性)が等しい、すなわち、両眼視力、または左眼と右眼の調節力が等しい理論モデルをベースにして設計されているが、現実には左右の視力が異なる人の方が圧倒的に多い。つまり、従来は左眼用映像および右眼用映像に対して同じ画像処理を施す為、例えばユーザの左右の視力が異なる場合、両眼で同じ像を捉えられなくなるので立体視に必要な両眼視差が起こりにくくなるという問題点がある。さらに、両眼視覚特性がそれほど異ならず、通常は立体視できている人でも、対象物体の輝度やコントラスト、色の鮮明度によっては立体視がしづらくなることも十分考えられる。そこで、両眼視覚特性が異なるモデルを想定して、左右別々に映像のピントを合わせるメガネ型ビューアーがある(例えば、特許文献2参照)。ユーザは、両眼の前に別々に配置された小型の映像表示器から出力された表示映像を接眼レンズで拡大して観察する時に、両眼の前に取り付けられた接眼レンズを前後に移動させる。これにより、メガネ型ビューアーは、ユーザの視力に合わせて左右別々に映像のピントを合わせることで立体視支援を行う。
しかしながら、メガネ型ビューアーは、特殊メガネなどのデバイスによる視覚特性の補正が必要となるため、コストがかかるという問題がある。
本発明はかかる問題点を鑑みてなされたもので、左眼と右眼の視覚特性が異なるユーザに対しても、ユーザにとって見やすい画像を提示することで、ユーザの立体視を低コストで支援する立体映像表示装置および立体映像表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に係る立体映像表示装置は、視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する立体映像表示装置であって、左眼用映像の画質を調整するための左眼用補正パラメータと、右眼用画像の画質を調整するための右眼用補正パラメータとを、記憶するための補正パラメータ記憶部と、左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを、前記補正パラメータ記憶部に書き込む補正パラメータ設定部と、前記補正パラメータ記憶部に記憶されている前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを用いて、前記左眼用映像および前記右眼用映像の画質をそれぞれ調整する画質調整部とを備える。
この構成によると、左眼用補正パラメータを用いて左眼用映像の画質が調整され、右眼用補正パラメータを用いて右眼用映像の画質が調整される。このため、左眼用映像と右眼用映像とを個別に画質調整することができる。また、特殊メガネなどのデバイスによる視覚特性の補正も不要である。このため、左眼と右眼の視覚特性が異なるユーザに対しても、ユーザにとって見やすい画像を提示することで、ユーザの立体視を低コストで支援することができる。
好ましくは、前記パラメータ記憶部に書き込まれる前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータは、前記立体映像表示装置のユーザの左眼および右眼の視覚特性をそれぞれ測定することにより決定される。
両眼視覚特性に応じて左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータが決定される。このため、ユーザの両眼特性に応じた左眼用映像および右眼用映像を表示することができ、ユーザの立体視を支援することができる。
さらに好ましくは、上述の立体映像表示装置は、さらに、前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性を測定し、測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する視覚特性評価部を備え、前記補正パラメータ設定部は、前記視覚特性評価部が決定した前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを、前記補正パラメータ記憶部に書き込む。
両眼視覚特性に応じて左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータが決定される。このため、ユーザの両眼特性に応じた左眼用映像および右眼用映像を表示することができ、ユーザの立体視を支援することができる。
さらに好ましくは、前記視覚特性評価部は、ユーザの視覚特性を測定するためのテスト画像を表示するテスト画像表示部と、表示された前記テスト画像に対する前記ユーザの反応に応じて、前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性をそれぞれ測定する視覚特性測定部と、前記視覚特性測定部が測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する補正パラメータ決定部とを備える。
測定対象の視覚特性に応じたテスト画像を表示することにより、様々な視覚特性に応じた補正パラメータを決定することができる。
また、上述の立体映像表示装置は、さらに、前記立体映像表示装置のモードとして、前記左眼用映像および前記右眼用映像を表示するためのモードである一般視聴モードと、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを決定するためのモードであるユーザ視覚特性評価モードとを、外部からの指示に基づいて切り替える視聴モード切り替え部を備え、前記画質調整部は、前記立体映像表示装置のモードが一般視聴モードである場合に、前記補正パラメータ記憶部に記憶されている前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを用いて、前記左眼用映像および前記右眼用映像の画質をそれぞれ調整し、前記視覚特性評価部は、前記立体映像表示装置のモードがユーザ視覚特性評価モードである場合に、前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性を測定し、測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定しても良い。
一般視聴モードとユーザ視覚特性評価モードとを切り替えることにより、1台の立体映像表示装置の中で補正パラメータの決定と画質調整とを行うことができる。
また、上述の立体映像表示装置は、さらに、前記左眼用映像を透過させ前記右眼用映像を遮断するための左眼用シャッタと前記右眼用映像を透過させ前記左眼用映像を遮断する右眼用シャッタとを備える3Dメガネのシャッタの開閉を制御する3Dメガネ制御部を備え、前記3Dメガネ制御部は、前記立体映像表示装置のモードがユーザ視覚特性評価モードである場合に、前記3Dメガネの前記左眼用シャッタおよび前記右眼用シャッタのうち、視覚特性の測定対象となっている眼に対応するシャッタを開くための制御を行い、反対の眼のシャッタを閉じるための制御を行っても良い。
視覚特性の測定対象となっている眼に連動してシャッタの開閉制御が行われる。このため、遮眼子を用いることなく、3Dメガネを用いて、各眼の視覚特性を測定することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える立体映像表示装置として実現することができるだけでなく、立体映像表示装置に含まれる特徴的な処理部が実行する処理をステップとする立体映像表示方法として実現することができる。また、立体映像表示装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたは立体映像表示方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明によると、左眼と右眼の視覚特性が異なるユーザに対しても、ユーザにとって見やすい画像を提示することで、ユーザの立体視を低コストで支援することができる。
本発明の実施の形態1に係る立体映像表示装置の構成を示すブロック図 図1の補正パラメータ記憶部の詳細な構成を示すブロック図 図1の視覚特性評価部の詳細な構成を示すブロック図 図3の視覚特性測定部の動作を示すフローチャート 空間周波数特性測定処理(図4のS103)を説明するフローチャート テスト画像および図3の視覚特性測定部の動作を説明するための図 図3の補正パラメータ決定部が記憶している画質補正パラメータ管理テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る立体映像表示システムの構成を示すブロック図 表示部に表示される画質補正パラメータ管理テーブルの一例を示す図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る立体映像表示装置について説明する。
図1は、実施の形態1に係る立体映像表示装置の構成を示すブロック図である。
立体映像表示装置1は、視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する。
立体映像表示装置1は、視覚特性評価部10と、補正パラメータ設定部9と、補正パラメータ記憶部11と、補正パラメータ選択部12と、画質調整部13と、視聴モード切り替え部14と、表示部15と、映像順序制御部16と、3Dメガネ制御部17とを備える。
視覚特性評価部10は、ユーザの視覚特性を測定し、測定結果に応じて画質補正に関するパラメータ(以下、「補正パラメータ」という)を決定する。補正パラメータには、例として、明度、彩度、カラーバランス、コントラスト、ガンマ、シャープネス、UCR(Under Color Removal)処理の対象となる色情報、スクリーン線数、ノイズ除去処理のためのパラメータなどの各種画質設定に対するパラメータがある。
つまり、視覚特性評価部10は、ユーザの左眼および右眼の視覚特性を測定し、測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、左眼用映像の画質を調整するための左眼用補正パラメータおよび右眼用画像の画質を調整するための右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する。
補正パラメータ記憶部11は、視覚特性評価部10が決定した補正パラメータを格納する。つまり、補正パラメータ記憶部11は、左眼用補正パラメータと、右眼用補正パラメータとを記憶する記憶装置である。補正パラメータ記憶部11は、複数組の補正パラメータを格納することができる。例えば、補正パラメータ記憶部11は、人物ごとに補正パラメータを格納していても良いし、同一人物であっても、朝、昼、晩等の時間ごとに補正パラメータを格納していても良い。
図2は、補正パラメータ記憶部11の詳細な構成を示すブロック図である。補正パラメータ記憶部11は、各々が右眼用補正パラメータを記憶しているR補正パラメータ記憶部111〜114と、各々が左眼用補正パラメータを記憶しているL補正パラメータ記憶部115〜118とを含む。R補正パラメータ記憶部111に記憶されている右眼用補正パラメータとL補正パラメータ記憶部115に記憶されている左眼用補正パラメータが一組の補正パラメータを構成している。同様に、R補正パラメータ記憶部112とL補正パラメータ記憶部116とに一組の補正パラメータが記憶され、R補正パラメータ記憶部113とL補正パラメータ記憶部117とに一組の補正パラメータが記憶され、R補正パラメータ記憶部114とL補正パラメータ記憶部118とに一組の補正パラメータが記憶される。
補正パラメータ設定部9は、視覚特性評価部10が決定した左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを、補正パラメータ記憶部11に書き込む。
補正パラメータ選択部12は、ユーザ入力部19による選択指示に応じて補正パラメータ記憶部11に格納された複数組の補正パラメータの中から一組の補正パラメータを選択する。なお、ユーザ入力部19は、リモコン等のユーザ入力装置であり、ユーザによる各種選択指示を受け付ける。
映像順序制御部16は、入力映像に含まれる左眼用映像および右眼用映像の出力順序の制御を行うことにより、左眼用画像および右眼用画像を交互に出力する。つまり、映像順序制御部16は、左眼用映像に含まれる入力画像と右眼用映像に含まれる入力画像とを交互に出力することにより、左眼用画像および右眼用画像を交互に出力する。また、映像順序制御部16は、現在出力している入力画像(L,R)(左眼用入力画像または右眼用入力画像)が、左眼用入力画像および右眼用入力画像のうちのどちらであるかを示すフラグである制御信号(L,R)を出力する。
画質調整部13は、入力画像(L,R)に対して、通常の画質調整に加え、補正パラメータ選択部12により選択された補正パラメータに基づいた画質調整を施し、補正画像(L,R)(左眼用補正画像または右眼用補正画像)を出力する。つまり、画質調整部13は、補正パラメータ記憶部11に記憶されている左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを用いて、左眼用映像および右眼用映像の画質をそれぞれ調整する。
視聴モード切り替え部14は、立体映像表示装置1のモードとして、左眼用映像および右眼用映像を表示するためのモードである一般視聴モードと、左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを決定するためのモードであるユーザ視覚特性評価モードとを、ユーザ入力部19からの指示に基づいて切り替える。
表示部15は、視聴モード切り替え部14で一般視聴モードが選択されている時には、入力映像に基づく映像表示を行う。具体的には、表示部15は、左眼用補正画像および右眼用補正画像(補正画像(L,R))を、時分割駆動で左右交互に表示する。すなわち、表示部15は、映像順序制御部16から出力される制御信号(L,R)の値に従って、制御信号(L,R)が左眼用入力画像を示している場合には、左眼用補正画像を表示し、制御信号(L,R)が右眼用入力画像を示している場合には、右眼用補正画像を表示する。これにより、立体映像表示のための時分割駆動が行われる。
また、表示部15は、視聴モード切り替え部14でユーザ視覚特性評価モードが選択されている時には、ユーザの視覚特性を測定するためのテスト画像を表示する。テスト画像については後述する。
3Dメガネ制御部17は、映像順序制御部16から出力される制御信号(L,R)の値に従って、3Dメガネ18のシャッタの開閉を制御する。3Dメガネ18は、ユーザが3Dメガネ18をかけた際に左眼の前面に配置される左眼用シャッタと右眼の前面に配置される右眼用シャッタとを含む。3Dメガネ制御部17は、映像順序制御部16から出力される制御信号(L,R)が左眼用入力画像を示している場合には、左眼用シャッタを開け、右眼用シャッタを閉じるための制御信号を3Dメガネ18に送信し、映像順序制御部16から出力される制御信号(L,R)が右眼用入力画像を示している場合には、右眼用シャッタを開け、左眼用シャッタを閉じるための制御信号を3Dメガネ18に送信する。3Dメガネ18は、3Dメガネ制御部17から送信された制御信号に基づいて、左眼用シャッタおよび右眼用シャッタの開閉を制御する。
図3は、視覚特性評価部10の詳細な構成を示すブロック図である。
視覚特性評価部10は、テスト画像表示部101と、視覚特性測定部102と、補正パラメータ決定部103と、ユーザ操作部104と、制御部105とを備える。
テスト画像表示部101は、ユーザの視覚特性を測定するためのテスト画像を表示部15に表示させる。つまり、テスト画像表示部101は、視覚特性測定開始時に、測定対象選択画像15aを表示部15に表示させる。また、テスト画像表示部101は、ユーザ視覚特性を測定するためのテスト画像を表示部15に表示させる。例えば、テスト画像パターン15bを表示部15に表示させる。
ユーザ操作部104は、ユーザ入力部19から出力される選択指示を受信し、各処理部に出力する。
視覚特性測定部102は、表示部15に表示されたテスト画像に対するユーザの反応をユーザ操作部104を介してユーザ入力部19から受け、当該反応に応じて、ユーザの左眼および右眼の視覚特性をそれぞれ測定する。
補正パラメータ決定部103は、視覚特性測定部102が測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する。
制御部105は、各処理部を制御する。
次に、視覚特性測定部102の動作について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
視覚特性測定部102は、左眼、右眼のどちらの眼を検眼対象にするか選択する(ステップS114)。例えば、左眼を必ず選択するようにしても良いし、ランダムに選択しても良い。視覚特性測定部102は、テスト画像表示部101を介して、選択した結果を表示部15に表示させるようにしても良い。ユーザは、表示部15に表示された結果に従い、対象の眼を検眼する為に、例えば、遮眼子を使って対象でない方の眼を隠す。
なお、視覚特性測定部102は、選択結果を3Dメガネ制御部17に通知することにより、選択結果と3Dメガネ18のシャッタ制御とを連動させるようにしても良い。具体的には、3Dメガネ制御部17は、左眼を検眼する場合には3Dメガネ18の左眼用シャッタを開け、右眼用シャッタを閉じる制御を行い、右眼を検眼する場合には3Dメガネ18の右眼用シャッタを開け、左眼用シャッタを閉じる制御を行う。
視覚特性測定部102は、空間周波数特性、焦点調節特性、分光特性の中からユーザ入力部19によって選択された測定対象を判別する(ステップS101)。つまり、視覚特性測定部102は、測定対象選択画像15aにおいて、どの項目が選択されたかを判別することにより測定対象を判別する。
ステップS101での判別の結果、空間周波数特性が測定対象に選択された場合には、視覚特性測定部102は、空間周波数特性の測定を開始する(ステップS102)。そして、空間周波数特性を測定した後(ステップS103)、左眼および右眼の両眼それぞれで測定したかを判別する(ステップS104)。
ステップS104での判別の結果、一方でしか測定していない場合には検眼対象を変更し、ステップS103に戻る。
ステップS104での判別の結果、両眼それぞれで測定している場合には、視覚特性測定部102は、空間周波数測定を終了する(ステップS105)。
ステップS101での判別の結果、焦点調節特性が測定対象に選択された場合には、視覚特性測定部102は、焦点調節特性の測定を開始する(ステップS106)。そして、焦点調節特性の測定した後(ステップS107)、左眼および右眼の両眼それぞれで測定したかを判別する(ステップS108)。
ステップS108での判別の結果、一方でしか測定していない場合には検眼対象を変更し、ステップS107に戻る。
ステップS108での判別の結果、両眼それぞれで測定している場合には、視覚特性測定部102は、焦点調節特性測定を終了する(ステップS109)。
ステップS101での判別の結果、分光特性が測定対象に選択された場合には、視覚特性測定部102は、分光特性の測定を開始する(ステップS110)。そして、分光特性の測定した後(ステップS111)、左眼および右眼の両眼それぞれで測定したかを判別する(ステップS112)。
ステップS112での判別の結果、一方でしか測定していない場合には検眼対象を変更し、ステップS111に戻る。
ステップS112での判別の結果、両眼それぞれで測定している場合には、視覚特性測定部102は、分光特性測定を終了する(ステップS113)。
図5は、空間周波数特性測定処理(図4のS103)を説明するフローチャートである。
空間周波数特性を測定するには、幾つかの方法があるが、ここでは白黒縞模様のテスト画像を用いて空間周波数特性を測定する方法について説明する。
視覚特性測定部102は、処理開始時にテスト画像を表示部15に表示し、ユーザが識別できるか否かを判別する(ステップS201)。図6に処理開始時に表示されるテスト画像102aの一例を示す。
なお、ユーザが識別できたか否かの結果をユーザ入力部19を用いて入力し、視覚特性測定部102は、ユーザ入力部19への入力結果に基づいて識別できるか否かを判断しても良い。または、カメラ等を用いてユーザの眼の動きを検出することで、テスト画像を認識できるか否かを自動で判別するようにしてもよい。
テスト画像としては、例えば図6に示した白黒縞模様(テスト画像102a〜102e)が用いられるものとする。このうち、テスト画像102c、テスト画像102b、テスト画像102a、テスト画像102d、テスト画像102eの順に識別がし難い。
ステップS201での判別の結果、ユーザがテスト画像を識別できる場合には、視覚特性測定部102は、縞の幅を狭くすることで識別し難くされたテスト画像を表示部15に表示して、ユーザが識別できるか否かを判別する(ステップS202)。
ステップS202での判別の結果、テスト画像を識別できる場合には、ステップS202に戻り、視覚特性測定部102は、より識別し難くされたテスト画像を表示部15に表示して、ユーザが識別できるか否かを判別する。
ステップS201での判別の結果、ユーザがテスト画像を識別できない場合には、視覚特性測定部102は、縞の幅を広くすることで識別し易くされたテスト画像を表示部15に表示して、ユーザが識別できるか否かを判別する(ステップS204)。
ステップS204での判別の結果、テスト画像を識別できない場合には、ステップS204に戻り、視覚特性測定部102は、より識別し易くされたテスト画像を表示部15に表示して、ユーザが識別できるか否かを判別する。
ステップS202でテスト画像を識別できないと判別された場合、またはステップS204でテスト画像を識別できると判別された場合には、視覚特性測定部102は、判別結果に対応した測定結果を取得する(ステップS203)。
ステップS203で取得される測定結果は、図6のパターンA〜パターンFのうちいずれかである。例えば、ステップS202でテスト画像102cが識別できないと判別された場合には、測定結果はパターンBであり、ステップS204でテスト画像102dを識別できると判別された場合には、測定結果はパターンDである。
焦点調節特性測定処理(図4のS107)および分光特性測定処理(図4のS111)においても、空間周波数特性測定処理(図4のS103)と同様に複数のテスト画像を表示部15に表示し、ユーザが判別できるテスト画像に対応する測定結果を求めるようにしても良い。
例えば、焦点調節特性測定処理(図4のS107)を行う際には、互いに大きさの異なる文字を含むテスト画像を表示部15に表示し、ユーザが判別できるテスト画像からユーザの焦点調節特性の測定結果である視力を求めるようにしても良い。
また、分光特性測定処理(図4のS111)を行う際には、互いにコントラストが異なるテスト画像を表示部15に表示し、ユーザが判別できるテスト画像からユーザの分光特性の測定結果を求めるようにしても良い。
補正パラメータ決定部103は、視覚特性測定部102の結果に対応する補正パラメータ(画質調整パラメータ)を決定する。例えば、補正パラメータ決定部103は、図7に示すような画質補正パラメータ管理テーブル103aを記憶しているものとする。画質補正パラメータ管理テーブル103aは、測定結果パターン103bと、エッジ強調パラメータ103cとを対応付けて記憶している。
測定結果パターン103bは、図6で得られたパターンA〜パターンFのいずれかを示し、エッジ強調パラメータ103cは、測定結果パターン103bに示されているパターンに応じた画質調整に係るパラメータの種類を表す。エッジ強調パラメータ103cは、値が大きいほど強調度合いが大きなエッジ強調処理が行なわれる。例えば、視覚特性測定部102での測定結果がパターンBである場合には、補正パラメータ決定部103は、エッジ強調パラメータとして「2」を選択する。
また、測定結果パターン103bは、焦点調節特性の測定結果および分光特性測定結果の測定結果に対しても、同様に補正パラメータを求めても良い。例えば、焦点調節特性の測定結果が悪い場合(視力が低い場合)には、強調度合いが大きなエッジ強調処理を行なうための補正パラメータを求めても良い。また、分光特性測定結果の測定結果が悪い場合(低コントラストの画像を識別することができない場合)には、コントラストの強調度合いが大きなコントラスト強調処理を行なうための補正パラメータを求めても良い。
以上説明したように、本実施の形態に係る立体映像表示装置1によると、左眼用補正パラメータを用いて左眼用映像の画質が調整され、右眼用補正パラメータを用いて右眼用映像の画質が調整される。このため、左眼用映像と右眼用映像とを個別に画質調整することができる。また、特殊メガネなどのデバイスによる視覚特性の補正も不要である。このため、左眼と右眼の視覚特性が異なるユーザに対しても、ユーザにとって見やすい画像を提示することで、ユーザの立体視を低コストで支援することができる。
また、測定対象の視覚特性に応じたテスト画像を表示することにより、様々な視覚特性に応じた補正パラメータを決定することができる。
また、一般視聴モードとユーザ視覚特性評価モードとを切り替えることにより、1台の立体映像表示装置の中で補正パラメータの決定と画質調整とを行うことができる。
また、視覚特性の測定対象となっている眼に連動して3Dメガネ18のシャッタの開閉制御が行うこともできる。このため、遮眼子を用いることなく、3Dメガネ18を用いて、各眼の視覚特性を測定することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る立体映像表示システムについて説明する。
図8は、実施の形態2に係る立体映像表示システムの構成を示すブロック図である。
立体映像表示システムは、場所Aに設置された視覚特性評価装置3と、場所Bに設置された立体映像表示装置2とを備える。場所Aと場所Bとは同じ場所であっても良いし、異なる場所であっても良い。
視覚特性評価装置3は、ユーザの両眼視覚特性を決定する装置であり、視覚特性評価部30と、表示部31とを含む。
視覚特性評価部30は、図1に示した視覚特性評価部10と同様の構成を有する。
ユーザ入力部32は、リモコン等のユーザ入力装置であり、ユーザによる各種選択指示を、視覚特性評価部30に出力する。
表示部31は、視覚特性評価部30が生成するテスト画像を表示する。
視覚特性評価部30は、図1に示す視覚特性評価部10と同様に補正パラメータを出力するが、その結果は表示部31に表示される。表示部31には、例えば、図9に示すような画質補正パラメータ管理テーブル103aが表示され、視覚特性評価部10が決定した測定結果およびその測定結果に対応する補正パラメータが強調表示される。図9では、測定結果が「パターンA」であり、補正パラメータが「1」であることが強調表示されている。
ユーザは場所Aでの両眼視覚特性評価結果として、例えば、エッジ強調パラメータ103cの値「1」を得て、場所Bに持ち帰る。
立体映像表示装置2は、補正パラメータ設定部20と、補正パラメータ記憶部11と、補正パラメータ選択部12と、画質調整部13と、表示部15と、映像順序制御部16と、3Dメガネ制御部17とを備える。図1に示した立体映像表示装置1の処理部と同様の処理部については同じ参照符号を付し、その説明を繰り返さない。
補正パラメータ設定部20は、視覚特性評価部30で出力される補正パラメータを設定するための処理部である。
ユーザは、場所Aにて得られた補正パラメータ「1」を、ユーザ入力部19を用いて入力する。入力された補正パラメータの値は、補正パラメータ設定部20に送信され、補正パラメータ設定部20が補正パラメータ記憶部11に補正パラメータの値を記憶する。これにより、ユーザの両眼視覚特性に応じた立体映像表示を、ユーザは視聴することができる。
以上説明したように、実施の形態2に係る立体映像表示システムによると、補正パラメータの決定を、立体映像表示装置2が設置されている場所とは異なる場所で行うことができる。
以上、本発明の立体映像装置について実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、予め格納されたテスト画像を選択して用いたが、テスト画像を放送波から取得してもよい。
また、図7に示したエッジ強調パラメータ「1」を、何にもエッジ強調をしない処理に対応するパラメータとしても良い。通常は、画質調整部13は、デフォルトで何らかのエッジ強調処理を行なう。しかし、エッジ強調パラメータ「1」となるユーザの眼の空間周波数特性はエッジ強調処理をする必要がない程度に高い場合がある。このため、エッジ強調パラメータが「1」の場合には、デフォルトのエッジ強調処理すら行なわないようにすることにより、消費電力を削減することができる。
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されても良い。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc(登録商標))、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの非一時的な記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記非一時的な記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
なお、本発明の立体映像表示装置に必須の構成要素は、補正パラメータ記憶部と、補正パラメータ設定部と、画質調整部とであり、それ以外の構成要素は必ずしも備えられていなくても良い。
本発明の立体映像表示装置は、両眼視覚特性の異なるユーザに対して画質調整により、より立体視を容易にするという特徴を有するので、3D対応のテレビ、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器など、各種の情報処理装置に利用することができる。
1、2 立体映像表示装置
3 視覚特性評価装置
9、20 補正パラメータ設定部
10、30 視覚特性評価部
11 補正パラメータ記憶部
12 補正パラメータ選択部
13 画質調整部
14 視聴モード切り替え部
15、31 表示部
15a 測定対象選択画像
15b テスト画像パターン
16 映像順序制御部
17 3Dメガネ制御部
18 3Dメガネ
19、32 ユーザ入力部
101 テスト画像表示部
102 視覚特性測定部
102a〜102e テスト画像
103 補正パラメータ決定部
103a 画質補正パラメータ管理テーブル
103b 測定結果パターン
103c エッジ強調パラメータ
104 ユーザ操作部
105 制御部
111〜118 補正パラメータ記憶部

Claims (7)

  1. 視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する立体映像表示装置であって、
    左眼用映像の画質を調整するための左眼用補正パラメータと、右眼用画像の画質を調整するための右眼用補正パラメータとを、記憶するための補正パラメータ記憶部と、
    左眼用補正パラメータおよび右眼用補正パラメータを、前記補正パラメータ記憶部に書き込む補正パラメータ設定部と、
    前記補正パラメータ記憶部に記憶されている前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを用いて、前記左眼用映像および前記右眼用映像の画質をそれぞれ調整する画質調整部と
    を備える立体映像表示装置。
  2. 前記パラメータ記憶部に書き込まれる前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータは、前記立体映像表示装置のユーザの左眼および右眼の視覚特性をそれぞれ測定することにより決定される
    請求項1に記載の立体映像表示装置。
  3. さらに、
    前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性を測定し、測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する視覚特性評価部を備え、
    前記補正パラメータ設定部は、前記視覚特性評価部が決定した前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを、前記補正パラメータ記憶部に書き込む
    請求項2に記載の立体映像表示装置。
  4. 前記視覚特性評価部は、
    ユーザの視覚特性を測定するためのテスト画像を表示するテスト画像表示部と、
    表示された前記テスト画像に対する前記ユーザの反応に応じて、前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性をそれぞれ測定する視覚特性測定部と、
    前記視覚特性測定部が測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する補正パラメータ決定部とを備える
    請求項3に記載の立体映像表示装置。
  5. さらに、
    前記立体映像表示装置のモードとして、前記左眼用映像および前記右眼用映像を表示するためのモードである一般視聴モードと、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを決定するためのモードであるユーザ視覚特性評価モードとを、外部からの指示に基づいて切り替える視聴モード切り替え部を備え、
    前記画質調整部は、前記立体映像表示装置のモードが一般視聴モードである場合に、前記補正パラメータ記憶部に記憶されている前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを用いて、前記左眼用映像および前記右眼用映像の画質をそれぞれ調整し、
    前記視覚特性評価部は、前記立体映像表示装置のモードがユーザ視覚特性評価モードである場合に、前記ユーザの左眼および右眼の視覚特性を測定し、測定した左眼および右眼の視覚特性に基づいて、前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータをそれぞれ決定する
    請求項3または4に記載の立体映像表示装置。
  6. さらに、
    前記左眼用映像を透過させ前記右眼用映像を遮断するための左眼用シャッタと前記右眼用映像を透過させ前記左眼用映像を遮断する右眼用シャッタとを備える3Dメガネのシャッタの開閉を制御する3Dメガネ制御部を備え、
    前記3Dメガネ制御部は、前記立体映像表示装置のモードがユーザ視覚特性評価モードである場合に、前記3Dメガネの前記左眼用シャッタおよび前記右眼用シャッタのうち、視覚特性の測定対象となっている眼に対応するシャッタを開くための制御を行い、反対の眼のシャッタを閉じるための制御を行う
    請求項5に記載の立体映像表示装置。
  7. 視差を有する左眼用映像と右眼用映像とを表示する立体映像表示方法であって、
    左眼用映像の画質を調整するための左眼用補正パラメータ、および右眼用画像の画質を調整するための右眼用補正パラメータを、補正パラメータ記憶部に書き込み、
    前記補正パラメータ記憶部に記憶されている前記左眼用補正パラメータおよび前記右眼用補正パラメータを用いて、前記左眼用映像および前記右眼用映像の画質をそれぞれ調整する
    立体映像表示方法。
JP2011122966A 2011-05-31 2011-05-31 立体映像表示装置および立体映像表示方法 Pending JP2012253471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011122966A JP2012253471A (ja) 2011-05-31 2011-05-31 立体映像表示装置および立体映像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011122966A JP2012253471A (ja) 2011-05-31 2011-05-31 立体映像表示装置および立体映像表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012253471A true JP2012253471A (ja) 2012-12-20

Family

ID=47525897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011122966A Pending JP2012253471A (ja) 2011-05-31 2011-05-31 立体映像表示装置および立体映像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012253471A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105474072A (zh) * 2013-03-11 2016-04-06 埃维根特公司 用于增强立体图像的系统、装置和方法
US20160227205A1 (en) * 2013-01-16 2016-08-04 Elwha Llc Systems and methods for differentiating between dominant and weak eyes in 3d display technology
US9823474B2 (en) 2015-04-02 2017-11-21 Avegant Corp. System, apparatus, and method for displaying an image with a wider field of view
US9995857B2 (en) 2015-04-03 2018-06-12 Avegant Corp. System, apparatus, and method for displaying an image using focal modulation
US10409079B2 (en) 2014-01-06 2019-09-10 Avegant Corp. Apparatus, system, and method for displaying an image using a plate

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010309A (ja) * 2010-03-05 2012-01-12 Sharp Corp 立体視映像表示装置、および立体視映像表示装置の動作方法
JP2012049662A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010309A (ja) * 2010-03-05 2012-01-12 Sharp Corp 立体視映像表示装置、および立体視映像表示装置の動作方法
JP2012049662A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160227205A1 (en) * 2013-01-16 2016-08-04 Elwha Llc Systems and methods for differentiating between dominant and weak eyes in 3d display technology
US10033994B2 (en) * 2013-01-16 2018-07-24 Elwha Llc Systems and methods for differentiating between dominant and weak eyes in 3D display technology
CN105474072A (zh) * 2013-03-11 2016-04-06 埃维根特公司 用于增强立体图像的系统、装置和方法
EP2972564A4 (en) * 2013-03-11 2017-01-11 Avegant Corporation System, apparatus, and method for enhancing stereoscopic images
US10409079B2 (en) 2014-01-06 2019-09-10 Avegant Corp. Apparatus, system, and method for displaying an image using a plate
US9823474B2 (en) 2015-04-02 2017-11-21 Avegant Corp. System, apparatus, and method for displaying an image with a wider field of view
US9995857B2 (en) 2015-04-03 2018-06-12 Avegant Corp. System, apparatus, and method for displaying an image using focal modulation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102783164B (zh) 立体感视频显示装置、及立体感视频显示装置的动作方法
Lambooij et al. Visual discomfort of 3D TV: Assessment methods and modeling
Shibata et al. The zone of comfort: Predicting visual discomfort with stereo displays
CN103026367B (zh) 用于渲染显示以补偿观看者的视力损伤的系统和方法
CN103581640B (zh) 图像数据处理方法以及使用其的立体图像显示器
WO2010084724A1 (ja) 画像処理装置、プログラム、画像処理方法、記録方法および記録媒体
JP5302285B2 (ja) 立体映像出力装置、立体映像出力方法、立体映像出力プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体、ならびに、立体映像表示装置
JP5817639B2 (ja) 映像フォーマット判別装置及び映像フォーマット判別方法、並びに映像表示装置
EP2432233A2 (en) Display apparatus and image processing method thereof
JP2012253471A (ja) 立体映像表示装置および立体映像表示方法
WO2011162037A1 (ja) 立体画像再生装置、立体画像再生システム及び立体画像再生方法
KR20110116447A (ko) 디스플레이시스템,셔터방식의 3d안경 및 그 구동방법
JP2014103585A (ja) 立体画像表示装置
JP5396877B2 (ja) 画像処理装置、プログラム、画像処理方法、および記録方法
JP2011172172A (ja) 立体映像処理装置および方法、並びにプログラム
JP6690637B2 (ja) 医療用観察装置、情報処理方法、プログラム、及びビデオ顕微鏡装置
CN103297791A (zh) 图像显示装置及图像显示方法
US9025011B2 (en) Image capturing apparatus, playback apparatus, control method, image capturing system and recording medium
JP5725159B2 (ja) 測定装置、立体画像表示装置及び測定方法
JP2000278719A (ja) 両眼立体視画像評価装置、両眼立体視画像評価方法及び記録媒体
JP5402070B2 (ja) 画像提示システム、画像処理装置、プログラムおよび画像提示方法
JP4507843B2 (ja) 画像表示装置
KR20130054176A (ko) 3d 영상의 안정피로 측정 방법 및 장치
TWI499279B (zh) 影像處理裝置及其方法
JP2012049662A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150331