JP2013122325A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013122325A
JP2013122325A JP2011270075A JP2011270075A JP2013122325A JP 2013122325 A JP2013122325 A JP 2013122325A JP 2011270075 A JP2011270075 A JP 2011270075A JP 2011270075 A JP2011270075 A JP 2011270075A JP 2013122325 A JP2013122325 A JP 2013122325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
information
unit
detection unit
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011270075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5627562B2 (ja
Inventor
Makoto Hirano
誠 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011270075A priority Critical patent/JP5627562B2/ja
Publication of JP2013122325A publication Critical patent/JP2013122325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5627562B2 publication Critical patent/JP5627562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】温度検出部による温度検出精度を向上させると共に、ユーザ周辺の温度をすばやく設定温度に近づけることができる空気調和システムを得る。
【解決手段】室内温度を検出する温度検出部1を備えたリモートコントローラと、リモートコントローラからの温度情報により運転制御を行う空気調和機とを備えた空気調和システムであって、リモートコントローラおよび空気調和機の何れかには、前記温度検出部1で検出された温度情報1aを補正する温度補正部10が設けられ、温度補正部10は、少なくとも前記温度検出部1からの温度情報1aに基づいて、空気調和システムの状態情報2aを出力する状態情報出力部2と、状態情報出力部2からの状態情報2aに対応した補正量を用いて温度検出部1からの温度情報1aを補正する補正部3とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度検出精度を高めて被空調者周辺の温度をすばやく設定温度になるよう空調する空気調和システムに関するものである。
従来の空気調和システムは、リモートコントローラ(以下「コントローラ」)に室内温度検出用の温度検出部を設け、温度検出部が所定時間ごとに検出した温度の変化に応じて検出温度を補正している(例えば下記特許文献1)。また、従来の空気調和システムは、コントローラが操作された際、操作者の赤外線に基づいて操作者と空気調和機との距離を検出するとともに、操作者の体温を検出するなどして、体温および周囲温度を管理している。また、従来の空気調和システムは、空気調和機とコントローラのそれぞれに温度検出部を設けるとともに、冷房時には空気調和機の温度検出部を選択し、暖房時にはコントローラの温度検出部を選択して切り替えている(例えば下記特許文献3)。また、従来の空気調和システムは、床温度を検出する輻射温度検出部と室内の空気温度を検出する吸込温度検出部とを備え、床温度を考慮して吸込温度検出値を補正している(例えば下記特許文献4)。また、従来の空気調和システムは、室内温度を検出する吸込温度検出部で検出された温度から、人が生活する床上(例えば0.5〜1.5m付近)の温度を推定するために、吸込温度検出部の検出値を補正するように構成されている(例えば下記特許文献5)。
特開2001−208390号公報(段落「0033」から段落「0034、第6図) 特開2008−309379号公報(段落「0020」) 特開平11−337151号公報(段落「0014」から段落「0016」、第1図) 特開2009−139046号公報(段落「0055」、第1図、第3図) 特開2005−106429号公報(段落「0040」から「0041)
しかしながら、各特許文献に示される従来技術には以下のような課題があった。上記特許文献1に示される従来技術は、コントローラに設けられた温度検出部によって所定時間ごとに検出された温度情報のみに基づいて検出温度を補正している。この温度検出部が電子基板に実装される場合、温度検出部ではこの基板の温度が検出されるため、基板の構成や配置によっては検出される空気温度(すなわち室内温度)に影響が生じることとなる。従って、室内の空気温度が刻々と変化している環境下においては、空気温度の変化に対して温度検出部の検出温度の変化が遅れることとなる。そのため、上記特許文献1に示される従来技術では、温度検出部で検出された温度が実際の室内温度と異なり、補正された温度も実際の室内温度から外れる場合があるという問題点があった。
また、上記特許文献2に示される従来技術は、空気調和器に設けられた体温検出部から見てコントローラが操作者に隠れてしまう状況下においてはコントローラ周囲の温度を検出することができず、さらに、操作者がコントローラを所持することによる熱の影響を加味していないため正確な室内温度を検出できないという問題点があった。
また、上記特許文献3に示される従来技術では、冷房時には空気調和機に搭載された温度検出部の検出値によって温度補正が行なわれるため、例えばユーザ付近の温度が設定温度よりも低くなり、暖房時にはコントローラに搭載された温度検出部の検出値によって温度補正が行われるため、空調立上げ時における温度変化が急峻なときにはコントローラの温度検出部の温度追従性が悪く、ユーザ付近の温度が設定温度よりも高くなるという問題点があった。
また、上記特許文献4に示される従来技術では、輻射センサで検出された床温度を考慮して吸込温度検出部での検出温度を補正し、この補正された温度を吸込温度として空気調和機を制御していたので、吸込温度検出部での検出温度と輻射センサでの検出温度との間には大きな乖離が生じて、ユーザ付近の温度を精度よく検出できないという問題点があった。
また、上記特許文献5に示される従来技術には、吸込温度検出部での検出温度から、人が生活する床上0.5〜1.5m付近の温度を推定して温度を補正するとの記載はあるものの、具体的な検出方向が記されておらず、人が寝ている場合や立っている場合など状況に応じて人付近の温度を正確に検出することができないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、温度検出部による温度検出精度を向上させると共に、ユーザ周辺の温度をすばやく設定温度に近づけることができる空気調和システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、室内温度を検出する温度検出部を備えたリモートコントローラと、前記リモートコントローラからの温度情報により運転制御を行う空気調和機とを備えた空気調和システムであって、前記リモートコントローラまたは前記空気調和機には、前記温度検出部で検出された温度情報を補正する温度補正部が設けられ、前記温度補正部は、前記温度情報を受信したとき、少なくとも、運転モードに関する情報および前記温度検出部で検出された温度と設定温度との温度差に関する情報を状態情報として出力する状態情報出力部と、前記状態情報に対応した補正量を用いて前記温度検出部からの温度情報を補正する補正部と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、温度検出部による温度検出精度を向上させると共に、ユーザ周辺の温度をすばやく設定温度に近づけることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムに適用される温度補正部の構成図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムの構成図である。 図3は、暖房時における検出温度と実際の空気温度との関係を説明するための図である。 図4は、冷房時における検出温度と実際の空気温度との関係を説明するための図である。 図5は、実施の形態1にかかる温度補正部の変形例を示す図である。 図6は、実施の形態1にかかる空気調和機に温度補正部を搭載した例を説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和システムの構成図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかる温度補正部の構成図である。 図9は、本発明の実施の形態2にかかる温度補正部における判定フロー図である。 図10は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和システムの構成図である。 図11は、本発明の実施の形態3にかかる温度補正部の構成図である。 図12は、垂直方向の分解能を有する非接触温度検出部を搭載した空気調和機とコントローラとを模式的に表す図である。 図13は、水平方向の分解能を有する非接触温度検出部を搭載した空気調和機とコントローラとを模式的に表す図である。 図14は、床面より高い位置に設置されたコントローラの温度検出部で検出された温度情報を補正する場合の構成例を説明するための図である。 図15は、コントローラからの温度検出情報を用いて温度情報を補正する場合の構成例を説明するための図である。
以下に、本発明にかかる空気調和システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムに適用される温度補正部10の構成図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和システムの構成図である。図3は、暖房時における検出温度と実際の空気温度との関係を説明するための図である。図4は、冷房時における検出温度と実際の空気温度との関係を説明するための図である。
図1に示される温度補正部10は、空気調和システムの状態を判定し状態情報2aを出力する状態情報出力部2と、室内温度を検出する温度検出部1からの温度情報1aと状態情報出力部2からの状態情報2aとを用いて温度情報1aを補正し補正後の温度情報6aを出力する補正部3とを有して構成されている。
温度検出部1は、例えばコントローラ30の電子基板上に搭載されたサーミスタであり、室内空気の温度を検出し、検出された温度を温度情報1aとして状態情報出力部2および補正部3へ出力する。
状態情報出力部2から出力される状態情報2aは、例えば、冷房運転、暖房運転、除湿運転などの運転モードに関する情報、空気調和システムの運転が開始されてからの運転時間に関する情報、コントローラ30で設定された設定温度と検出温度との温度差に関する情報などである。温度差は、状態情報出力部2に取り込まれた温度情報1a(検出温度)とコントローラ30の温度設定部(図示せず)で設定された設定温度との差分である。なお、状態情報2aは、これらに限定されるものではなく、例えば、後述する接触時間情報なども含まれる。状態情報出力部2は、例えばコントローラ30において運転モードを切り替える操作が行われたときには運転モードに関する状態情報2aを出力し、コントローラ30において温度設定の変更操作が行われたときには、その設定温度と検出温度との温度差に関する状態情報2aを出力し、コントローラ30において運転開始の操作が行われたときには、運転時間に関する状態情報2aを出力する。
補正部3は、補正量選定部5および補正温度算出部6を有して構成されている。補正量選定部5には状態情報2aと補正量(1、2、・・・n:nは2以上の整数)とが対応付けられたルックアップテーブル(図示せず)が設定され、状態情報出力部2からの状態情報2aに対応した補正量を補正量情報5aとして出力する。補正量は、例えばコントローラ30に設置された温度検出部1における温度検出特性や、温度検出部1が設置されている基板における回路実装状態および熱容量などで決まる温度応答特性などを考慮して求められた値である。また、補正量は、例えば10%、20%、110%などの比率(検出温度に対する補正の度合い)であってもよいし、具体的な温度(例えば+2℃、−2℃など)であってもよい。その他の補正量の例としては、運転モードや空調気流の風量などに応じて定まる値や、運転時間に応じて定まる値などである。
補正温度算出部6は、補正量選定部5からの補正量情報5aを用いて温度検出部1からの温度情報1aを補正し、補正後の温度情報6aを出力する。温度情報6aの演算例としては、補正量情報5aが10%、20%などの比率量である場合には、検出温度(温度情報1a)に補正量を乗じて算出し、補正量が2℃、−2℃などの温度量である場合には検出温度に補正量を加算しまたは検出温度から補正量を減算して算出する。なお、補正温度算出部6における上記演算例は一例であり、いずれか1つの補正量情報5aに基づいて温度情報6aを求めてもよいし、2以上の補正量情報5aに基づいて温度情報6aを求めてもよい。
なお、空気調和機20とコントローラ30には、各々通信部(図示せず)が備えられているため、例えばコントローラ30に搭載された通信部が補正温度算出部6からの温度情報6aを所定フォーマットのリモコン信号に設定して空気調和機20へ伝送することによって、空気調和機20に搭載された通信部でこのリモコン信号が受信され、空気調和機20ではこのリモコン信号に含まれる温度情報6aを用いて空調温度が制御される。
実施の形態1にかかる空気調和システムは、図2に示されるように空気調和機20(例えば室内機)と、温度補正部10および温度検出部1を備えたコントローラ30とを有して構成されている。図2に示される空気調和システムは、空気調和機20側に温度検出部1が無く、かつ、コントローラ30に温度検出部1が設けられたホテル等のダクト式の空気調和システムに相当する。
ここで、このような空気調和システムで用いられる温度検出部1は、上述したようにサーミスタが一般的であり、コントローラ30の電子基板にサーミスタの本体部分が実装され、あるいはサーミスタの本体部分が基板に接触しない態様、すなわちコントローラ30内の基板とサーミスタ本体との間に隙間を設ける形で配設される。コントローラ30の生産単価を下げるためには、サーミスタ単体のコストを下げることや、サーミスタの取りつけ作業を簡素化することなどが考えられる。特に基板実装タイプのサーミスタは、リードタイプのサーミスタに比べて単価が低く実装費用も抑えることが可能である。
しかしながら、電子基板にサーミスタの本体部分が実装された場合、サーミスタで検出される温度は、空気温度よりも基板温度が支配的になる。そのため、基板の構成や配置次第では、空気温度が変化してから基板温度が変化するまでの時間に遅れが生じるため、空気温度の実際値と検出値との乖離が大きくなる可能性がある。すなわち、空気温度の変化に対してサーミスタの検出温度の変化が遅れることとなる。
図3および図4を用いて具体的に説明する。図3および図4には、コントローラ30に温度検出部1が搭載されている場合において、この温度検出部1の検出温度と、その検出温度にもとづき空調制御された空気温度との時間変化が示されている。
図3には、暖房運転開始におけるこれらの温度の推移が模式的に示され、暖房運転の開始時点を時刻軸(横軸)の原点とした場合、時間T1区間において、暖房運転により空調空間(室内機の周囲)の空気温度は、コントローラ30で設定された温度に向かい上昇していく。これに対してコントローラ30の電子基板に搭載されたサーミスタの検出温度は、サーミスタの温度応答遅れのため、実際の空気温度よりも低い値となって検出される。そのため、空気調和機20では、サーミスタの検出温度が実際の空気温度であるとして空調制御が実行される。そのため、空調された空気温度は、設定温度より高い値となってしまう。
また、時間T2区間において、サーミスタの検出温度が設定温度を超えとき、暖房運転が停止され、空気温度は低下していく。ただし、温度応答が遅いサーミスタの検出温度は、時間T1区間に引き続き時間T2区間においても上昇する。すなわち、時間T2区間における空気温度は下降しているにも拘わらず、サーミスタでは、空気温度があたかも上昇し続けているように検出される。
そして、時間T3区間において、実際の空気温度が設定温度より低下した場合、本来であれば暖房運転が開始されるところであるが、サーミスタの温度応答遅れのため、サーミスタでは空気温度が設定値よりも高い値として検出され、暖房運転が開始されず、空気温度は低下し続ける。
このような問題は、冷房時においても同様である。図4には、冷房運転開始におけるこれらの温度の推移が模式的に示され、冷房運転開始時点を時刻軸(横軸)の原点とした場合、時間T1’区間において、冷房運転により空調空間の空気温度は、コントローラ30で設定された設定温度に向かい下降していく。これに対してコントローラ30の電子基板に搭載されたサーミスタの検出温度は、サーミスタの温度応答が遅いため、実際の空気温度よりも高い値となって検出される。そのため、空気調和機20では、サーミスタでの検出温度が実際の空気温度であるとして空調制御が実行される。そのため、空調された空気温度は、設定温度より低い値となってしまう。
また、時間T2’区間において、サーミスタの検出温度が設定温度を下回ったとき、冷房運転が停止され、空気温度が上昇していく。ただし、温度応答が遅いサーミスタの検出温度は、時間T1’区間に引き続き時間T2’区間においても下降する。すなわち、時間T2’区間における空気温度は上昇しているにも拘わらず、サーミスタでは、空気温度があたかも下降し続けているように検出される。結果として、サーミスタの温度応答遅れによって、空気温度は、設定温度に収束しづらく、脈動が発生して所望の設定温度になりにくい。
このようにコントローラ30の電子基板に搭載されたサーミスタの温度応答遅れによって、検出温度と空気温度との誤差が生じる。実施の形態1にかかる空気調和システムは、このような誤差を改善するように構成されている。
以下、実施の形態1にかかる空気調和システムの動作を説明する。ここでは説明を簡単化するため、空気調和システムの運転モードが暖房と仮定して、図3を併用して説明する。上述したように温度検出部1で検出される温度は、温度応答が遅いため、暖房運転開始直後においては、図3の時間T1区間に示されるように空気温度が急激に上昇する。そのため、時間T1区間における空気温度と検出温度との温度差は、時間T2、T3区間における温度差に比べて大きく、かつ、時間T1区間における単位時間あたりの温度上昇率は、時間T2、T3区間における温度上昇率に比べて大きい。
このように、運転時間が比較的短い時点においては、図3の時間T1区間に示されるように空気温度と検出温度との乖離が大きい。そのため、状態情報出力部2は、運転時間が比較的短い時点における温度の脈動を抑制するため、運転時間に対応した状態情報2aを出力すると共に、暖房運転であることを示す状態情報2aや、その時点における温度差に関する状態情報2aを出力する。
そして、補正量選定部5では、これらの状態情報2aに対応する補正量情報5aが出力され、補正温度算出部6では、この補正量情報5aに基づいて検出温度が補正される。すなわち、補正部3では、図3の時間T1区間に示される検出温度が空気温度と同等になるように上方に補正される。
また、図3の時間T2、T3区間における空気温度と検出温度との温度差は、時間T1区間における温度差に比べて小さく、かつ、時間T2、T3区間における単位時間あたりの温度上昇率は、時間T1区間における温度上昇率に比べて小さい。このように、運転時間が比較的長く経過した時点においては、図3の時間T2、T3区間に示されるように空気温度と検出温度との乖離が小さい。そのため、状態情報出力部2は、運転時間が比較的長く経過した時点における温度の脈動を抑制するため、運転時間に対応した状態情報2aを出力すると共に、暖房運転であることを示す状態情報2aや、その時点における温度差に関する状態情報2aを出力する。
そして、補正量選定部5では、これらの状態情報2aに対応した補正量情報5aが出力され、補正温度算出部6では、この補正量情報5aに基づいて検出温度が補正される。すなわち、補正部3では、図3の時間T2、T3区間に示される空気温度の脈動が抑えられるように、検出温度が補正される。
なお、この状態情報2aの判定においては、上述した基板の温度応答特性などを考慮すればより精度のよい温度補正が可能である。また、上記説明では、状態情報出力部2からの状態情報2aのみ用いて温度補正を行う場合に関して説明したが、補正部3の補正演算に用いられる情報は、上述した状態情報2aに限定されるものではない。
図5は、実施の形態1にかかる温度補正部10の変形例を示す図である。例えばコントローラ30に加速度センサ(図示せず)が搭載されている場合、状態情報出力部2は、加速度センサからの加速度情報を取り込む。この加速度情報に関する状態情報2aは、例えば加速度情報が入力された時点、すなわち操作者がコントローラ30を持ったときからの経過時間(接触時間)に関する情報などである。
接触時間が長いほど温度検出部1の検出温度が上昇する可能性が高いわけであるが、補正量選定部5には、この状態情報2aに対応した補正量情報5aが設定されており、補正量選定部5は、接触時間に関する状態情報2aを受信した際、この状態情報2aに対応した補正量情報5aを出力する。このように、上述した運転モード等に対応した補正量情報5aの他に、接触時間に対応した補正量を考慮することによって、操作者の手から温度検出部1に伝達する温度の上昇分による影響を軽減し、温度情報6aを精度よく算出することが可能である。
なお、接触時間を判定するためのセンサとしては、加速度センサに限定されるものではなく、コントローラ30が手で握られたときの所持圧力を検出する圧力センサなどを用いてもよい。
また、状態情報出力部2における状態情報2aの出力は、空気調和システムが運転中に実行されるだけでなく空気調和システムが停止中に実行されてもよい。例えば、状態情報出力部2は、空気調和システムが停止中に検出された温度情報1aと設定温度との温度差を状態情報2aとして出力し、補正部3は、この状態情報2aと空気調和システムが停止中に検出された温度情報1aとを用いて補正量情報5aを演算することによって、運転開始時点から精度よく空調制御を行うことが可能である。
なお、上記説明では、温度補正部10がコントローラ30に搭載されている場合の構成例を説明したが、空気調和機20に温度補正部10を搭載するように構成してもよい。図6は、実施の形態1にかかる空気調和機20に温度補正部10を搭載した例を説明するための図である。
図6に示される空気調和機20とコントローラ30には通信部(図示せず)が備えられているため、例えばコントローラ30に搭載された通信部(図示せず)が、温度検出部1からの温度情報1aを所定フォーマットのリモコン信号に設定して空気調和機20へ伝送することによって、空気調和機20に搭載された通信部でリモコン信号が受信される。空気調和機20内の温度補正部10では、このリモコン信号に含まれる温度情報1aを用いて温度情報6aが生成され、空気調和機20では、この温度情報6aを用いて空調温度が制御される。
以上に説明したように実施の形態1にかかる空気調和システムは、室内温度を検出する温度検出部1を備えたリモートコントローラ(コントローラ30)と、コントローラ30からの温度情報により運転制御を行う空気調和機20とを備えた空気調和システムであって、コントローラ30または空気調和機20には、温度検出部1で検出された温度情報1aを補正する温度補正部10が設けられ、温度補正部10は、温度情報1aを受信したとき、少なくとも、運転モードに関する情報および温度検出部1で検出された温度と設定温度との温度差に関する情報を状態情報2aとして出力する状態情報出力部2と、状態情報2aに対応した補正量nを用いて温度検出部1からの温度情報1aを補正する補正部3と、を有するようにしたので、温度検出部1の温度応答が遅い場合でも、空気温度と検出温度との誤差を小さくすることができる。そのため、図3や図4に示されるような空気温度の脈動が抑制され、かつ、空気温度と設定温度との乖離が抑制される。
また、実施の形態1にかかるコントローラ30は、コントローラ30に熱源が接していることを検出するセンサ(加速度センサなど)を備え、状態情報出力部2は、このセンサからの情報に基づいて熱源がコントローラ30に接している時間に関する情報を状態情報2aとして出力し、補正部3は、この状態情報2aに対応した補正量nを用いて温度検出部1からの温度情報1aを補正するようにしたので、操作者の手から温度検出部1に伝達する温度の上昇分による影響を軽減し、温度情報6aを精度よく算出することが可能である。
また、実施の形態1にかかる状態情報出力部2は、空気調和システムが停止中に温度検出部1で検出された温度と設定温度との温度差に関する情報を状態情報2aとして出力し、補正部3は、この状態情報2aに対応した補正量を用いて温度検出部1からの温度情報1aを補正するようにしたので、運転開始時点から精度よく空調制御を行うことが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1の空気調和システムは、コントローラ30内の温度検出部1で検出された温度情報1aに基づいて温度補正を行うように構成されていたが、実施の形態2の空気調和システムでは、温度検出部1が空気調和機20とコントローラ30の双方に搭載されている。このように温度検出部1を搭載した場合、検出温度をより精度よく補正することが可能である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和システムの構成図であり、図7に示される空気調和システムは、空気調和機20およびコントローラ30に温度検出部1を備えている。
一般に空気調和機20に搭載された温度検出部1は、気流の吸込み路に配置されることが多いため、気流の効果で検出温度の追従性が良い。ただし、空気調和機20の設置される場所は天井付近であることが多いことから、空気調和機20と空調対象である被空調者との距離が離れ、被空調者が位置する床付近に比べて天井付近の温度が高めになり、被空調者が期待する設定温度の室温に空調できてないことがある。
例えば、空気調和機20に搭載された温度検出部1からの温度検出部1に基づいて暖房運転が行われる場合、空気調和機20では室内温度が高いものとして空調されるため、被空調者付近の温度が設定温度付近にまで上昇していると判断され、被空調者付近の温度が設定温度より低い状態で空調制御が停止される。一方、冷房運転時の空気調和機20では、室内温度が高いものとして空調されるため、被空調者付近の温度が設定温度付近にまで下降していないと判断される。従って、被空調者付近の温度が設定温度以下になっているにも拘わらず空調制御が継続される。
図8は、本発明の実施の形態2にかかる温度補正部10の構成図である。図8に示される温度補正部10は、状態情報出力部2、補正部3、および選択部40を有して構成されている。図1に示される温度補正部10と異なる点は、選択部40が追加されている点である。
選択部40は、状態情報出力部2から出力された運転時間に関する状態情報2aに応じて、コントローラ30内の温度検出部1からの温度情報1aと、空気調和機20内の吸込温度検出部7からの温度情報7aとの何れかを選択し、選択された温度情報40aを状態情報出力部2および補正温度算出部6へ出力する。
運転開始時点からの経過時間が所定時間T0より短い、あるいは運転モード変更時点からの経過時間が所定時間T0より短い場合、実施の形態1で説明したように、コントローラ30の温度検出部1で検出される温度は温度追従性が低いため、空気温度を精度よく検出できない傾向にある。なお、所定時間T0は、例えばコントローラ30内の温度検出部1の検出温度が室内温度近傍になり安定するまでの時間としてもよい。
一方、空気調和機20は、風量自動運転の場合、運転開始時においては空気温度を設定温度に早く到達させようとするため風量が大きめになり、被空調者付近の温度が空気調和機20内の温度検出部1による検出温度に近くなる。従って、運転時間<所定時間T0のとき、空気調和機20内の温度検出部1の検出温度を室内温度として用いることが望ましい。
逆に、運転時間が長いとき(運転時間≧所定時間T0のとき)、室内温度は、所定時間T0以上経過しているため安定した状態である。そのため、コントローラ30内の温度検出部1も安定して室内温度を検出できる状態である。従って、運転時間≧所定時間T0のとき、コントローラ30内の温度検出部1の検出温度を室内温度として用いることが望ましい。
図9は、本発明の実施の形態2にかかる温度補正部10における判定フロー図であり、以下図9を用いて動作を説明する。空気調和システムの運転が開始されたとき、あるいは運転モードの設定変更が行われたとき(ステップS1)、選択部40では状態情報出力部2からの状態情報2aに基づいて運転時間が所定時間T0より短いか否かが判定される(ステップS2)。
運転時間<所定時間T0の場合(ステップS2,Yes)、選択部40では吸込温度検出部7からの温度情報7a(空気調和機吸込温度)が選択される(ステップS3)。一方、運転時間≧所定時間T0の場合(ステップS2,No)、選択部40では温度検出部1からの温度情報1a(コントローラ検出温度)が選択される(ステップS4)。
そして、補正部3では、選択部40で選択された温度情報40aおよび状態情報2aに基づいて温度情報6aが生成され、空気調和機20では、コントローラ30からのリモコン信号に設定された温度情報6aを用いて空調制御が行われる(ステップS5)。
これらの動作は、繰り返し継続され、例えば暖房時の場合、空気調和機20は、室内温度が設定温度より低いときには空気調和機20の圧縮機やファン(図示せず)を駆動して暖房制御を行う。
なお、実施の形態2では、運転時間に応じて吸込温度検出部7からの温度情報7aと温度検出部1からの温度情報1aとの何れを選択し、選択された何れかの情報を用いて空調制御する例を説明したが、実施の形態2はこれに限定されるものではない。実施の形態2の選択部40は、例えば運転時間に応じた所定の比率を各温度情報1a、7aに掛け合わせ、その比率を考慮して算出された温度情報を用いるようにしてもよい。
例えば、所定時間T0を20秒と仮定した場合、運転開始時点から20秒が経過するまでの間では、空気調和機20内の吸込温度検出部7からの温度情報7aの比率を0.9から0.1の間で時間経過と共に減少させ、コントローラ30内の温度検出部1からの温度情報1aの比率を0.1から0.9の間で時間経過と共に増加させる。選択部40にはこのような比率と運転時間との対応関係を表すルックアップテーブルが設定され、選択部40は、これらの比率を考慮した温度情報40aを補正温度算出部6へ出力する。このように比率を考慮することによって、運転時間が所定時間T0に達するまでにおける温度情報6aをより精度よく算出可能である。
以上に説明したように実施の形態2にかかる空気調和システムは、空気調和機20が空気調和機20の空気吸い込み温度を検出する吸込温度検出部7を備え、温度補正部10は、運転時間に関する状態情報2aが所定時間T0未満の場合には吸込温度検出部7からの温度情報7aを選択し、運転時間に関する状態情報2aが所定時間T0以上の場合には温度検出部1からの温度情報1aを選択する選択部40を備え、補正部3は、温度検出部1からの温度情報1aの代わりに選択部40からの温度情報40aを取り込み、状態情報2aに対応した補正量nを用いて選択部40からの温度情報40aを補正するようにしたので、運転時間に拘わらず室内温度を精度よく検出することができ、被空調者近傍の温度を設定温度に早く近づけ快適な空間に空調制御することができる。
実施の形態3.
実施の形態1、2では、コントローラ30および/または空気調和機20に温度検出部1を搭載し、コントローラ30や空気調和機20の近傍の温度を検出するものであるが、実施の形態3は、空気調和機20から離れた位置における温度を検出する非接触温度検出部50を空気調和機20に設けることによって、実施の形態2よりも室内温度を精度よく検出するように構成されている。以下、実施の形態2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図10は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和システムの構成図である。図10に示される空気調和システムは、空気調和機20に非接触温度検出部50および温度検出部1を備えている。図7に示される空気調和システムと異なる点は、空気調和機20が温度検出部1と共に非接触温度検出部50を備えている点である。非接触温度検出部50は、離れた位置の温度を検出する温度検出部であり、例えばサーモパイルセンサや赤外線カメラなどである。非接触温度検出部50は、床面に位置するコントローラ30を含めた床や壁などの温度を検出する。
図11は、本発明の実施の形態3にかかる温度補正部の構成図である。図8に示される温度補正部10と異なる点は、補正部3が温度情報補正部60を備える点である。温度情報補正部60は、選択部40からの温度情報40aを非接触温度検出部50からの温度情報50aで補正して、補正されて温度情報60aを補正温度算出部6へ出力する。
図12は、垂直方向の分解能を有する非接触温度検出部50を搭載した空気調和機20とコントローラ30とを模式的に表す図であり、空気調和機20が設置された室内の側面図である。図12に示される非接触温度検出部50は、一例として床温度を広い範囲で検出するものであり、温度情報補正部60では、非接触温度検出部50で検出された温度情報50aを用いて、例えばコントローラ30内の温度検出部1で検出された温度情報1aを補正する。
図13は、水平方向の分解能を有する非接触温度検出部50を搭載した空気調和機20とコントローラ30とを模式的に表す図であり、空気調和機20が設置された室内の平面図である。図13に示される非接触温度検出部50は、一例として室内の複数箇所あるいは複数領域における温度を検出するものであり、温度情報補正部60では、非接触温度検出部50で検出されたこれらの温度情報50aを用いて、例えばコントローラ30内の温度検出部1で検出された温度情報1aを補正する。
このように、図11に示される温度情報補正部60は、非接触温度検出部50で検出される温度情報50aによって選択部40からの温度情報40aを補正し、補正温度算出部6へ出力する。従って、補正温度算出部6に取り込まれる温度情報は、より精度の高い検出温度情報となる。補正温度算出部6は、温度情報補正部60からの温度情報60aを基準にして、温度情報6aを求める。この温度情報6aは、実施の形態1、2の補正温度算出部6で求められる温度情報6aより高い精度を有する。
図14は、床面より高い位置に設置されたコントローラ30の温度検出部1で検出された温度情報を補正する場合の構成例を説明するための図であり、コントローラ30は例えばテーブル70の上に設置されているものとする。図14に示される非接触温度検出部50は、室内の複数領域(a、b、c)における温度を検出する。温度情報補正部60には、これらの各領域に対応した温度補正量(例えば領域aでは−1℃、領域bでは−2℃、領域cでは−3℃など)が設定され、温度情報補正部60は、この温度補正量を用いて非接触温度検出部50からの温度情報50aを補正すると共に、温度検出部1からの温度情報1aに関しても補正して補正温度算出部6へ出力する。
図15は、コントローラ30からの温度検出情報を用いて温度情報を補正する場合の構成例を説明するための図である。室内温度は、高さに比例する特性である。温度情報補正部60には、コントローラ30の高度推測部(図示せず)で推測された高さに対応した温度補正量(例えば床面付近の高さでは−1℃、床上0.5〜1.5m付近の高さでは−2℃、空気調和機20が設置される2.5m付近の高さでは−3℃など)が設定され、温度情報補正部60は、この温度補正量を用いて非接触温度検出部50からの温度情報50aを補正すると共に、温度検出部1からの温度情報1aに関しても補正して補正温度算出部6へ出力する。すなわち、高度推測部では温度情報1aより高さが推定されるため、この高さがわかることで、他のセンサ(非接触温度検出部50)で得られたリモコン高さにおける温度を推測することができる。このように構成することで、図14で説明した温度補正量を用いなくても、コントローラ30の設置高さを考慮した温度補正を行うことが可能である。
なお、実施の形態3では、温度情報補正部60が選択部40からの温度情報40aを非接触温度検出部50からの温度情報50aで補正する構成例を説明したが、温度情報補正部60は、選択部40を介さずに温度検出部1からの温度情報1aおよび/または非接触温度検出部7からの温度情報7aを補正するように構成してもよい。このように構成した場合、選択部40を備えることによる効果が得られなくなるものの、温度補正部10の回路の簡素化を図りつつ温度情報50aによる温度情報1a、7aの補正が可能である。
以上のように、実施の形態3の空気調和システムは、空気調和機20が空気調和機20から遠隔位置における温度を検出する非接触温度検出部50を備え、補正部3は、選択部40からの温度情報40aを非接触温度検出部50からの温度情報50aで補正して出力する温度情報補正部60を備えると共に、状態情報2aに対応した補正量を用いて温度情報補正部60からの温度情報60aを補正するようにしたので、精度よく室内温度を精度よく検出することができ、被空調者近傍を設定温度に近づけ快適な空間に空調制御することができる。
また、実施の形態3にかかる非接触温度検出部50は、空気調和機20から遠隔位置における複数領域の温度を検出し、温度情報補正部60にはこの非接触温度検出部50で検出された各領域に対応した温度補正量が設定され、温度情報補正部60は、この温度補正量を用いて非接触温度検出部50で検出された領域毎の温度情報50aを補正し、補正部3は、状態情報2aに対応した補正量nを用いて温度情報補正部60からの温度情報60aを補正するようにしたので、床上の任意位置におけるコントローラ30の温度検出部1で検出された温度情報を精度よく補正することができ、被空調者の生活空間である床上高さ約0.5m〜1.5m近傍の空気温度を設定温度に素早く近づけることが可能である。
また、実施の形態3にかかる非接触温度検出部50は、コントローラ30がコントローラ30の高さ位置を推測する高度推測部を備え、温度情報補正部60には、この高度推測部で推測された高さに対応した温度補正量が設定され、温度情報補正部60は、この温度補正量を用いて非接触温度検出部50で検出された温度情報50aを補正し、補正部3は、状態情報2aに対応した補正量を用いて温度情報補正部60からの温度情報60aを補正するようにしたので、非接触温度検出部50が複数領域の温度を検出するものでない場合でも、床上の任意位置におけるコントローラ30の温度検出部1で検出された温度情報を精度よく補正することができ、被空調者の生活空間である床上高さ約0.5m〜1.5m近傍の空気温度を設定温度に素早く近づけることが可能である。
なお、実施の形態1〜3の説明では、空気調和機20が室内温度の情報に基づいて圧縮機やファンなどを制御することを説明したが、コントローラ30が高機能である場合、コントローラ30が室内温度に基づいて圧縮機の運転やファン回転数などを制御するために、それら制御設定情報をコントローラ30から空気調和機20に送信する態様であってもよい。
なお、本発明の実施の形態にかかる空気調和システムは、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、空気調和システムに適用可能であり、特に、温度検出部による温度検出精度を向上させると共に、ユーザ周辺の温度をすばやく設定温度に近づけることができる発明として有用である。
1 温度検出部
1a、7a、40a、50a、60a 温度情報
2 状態情報出力部
2a 状態情報
3 温度補正部
5 補正量選定部
5a 補正量情報
6 補正温度算出部
6a 温度情報
7 吸込温度検出部
10 温度補正部
20 空気調和機
30 コントローラ(リモートコントローラ)
40 選択部
50 非接触温度検出部
60 温度情報補正部
70 テーブル

Claims (7)

  1. 室内温度を検出する温度検出部を備えたリモートコントローラと、前記リモートコントローラからの温度情報により運転制御を行う空気調和機とを備えた空気調和システムであって、
    前記リモートコントローラまたは前記空気調和機には、前記温度検出部で検出された温度情報を補正する温度補正部が設けられ、
    前記温度補正部は、
    前記温度情報を受信したとき、少なくとも、運転モードに関する情報および前記温度検出部で検出された温度と設定温度との温度差に関する情報を状態情報として出力する状態情報出力部と、
    前記状態情報に対応した補正量を用いて前記温度検出部からの温度情報を補正する補正部と、
    を有することを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記リモートコントローラは、前記リモートコントローラに熱源が接していることを検出するセンサを備え、
    前記状態情報出力部は、前記センサからの情報に基づいて前記熱源がリモートコントローラに接している時間に関する情報を前記状態情報として出力し、
    前記補正部は、この状態情報に対応した補正量を用いて前記温度検出部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記状態情報出力部は、空気調和システムが停止中に前記温度検出部で検出された温度と設定温度との温度差に関する情報を前記状態情報として出力し、
    前記補正部は、この状態情報に対応した補正量を用いて前記温度検出部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  4. 前記空気調和機は、空気調和機の空気吸い込み温度を検出する吸込温度検出部を備え、
    前記温度補正部は、前記運転時間に関する状態情報が所定時間未満の場合には前記吸込温度検出部からの温度情報を選択し、前記運転時間に関する状態情報が前記所定時間以上の場合には前記温度検出部からの温度情報を選択する選択部を備え、
    前記補正部は、前記温度検出部からの温度情報の代わりに前記選択部からの温度情報を取り込み、前記状態情報に対応した補正量を用いて前記選択部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  5. 前記空気調和機は、空気調和機から遠隔位置における温度を検出する非接触温度検出部を備え、
    前記補正部は、前記選択部からの温度情報を前記非接触温度検出部からの温度情報で補正して出力する温度情報補正部を備えると共に、前記状態情報に対応した補正量を用いて前記温度情報補正部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項4に記載の空気調和システム。
  6. 前記非接触温度検出部は、空気調和機から遠隔位置における複数領域の温度を検出し、
    前記温度情報補正部には、前記非接触温度検出部で検出された各領域に対応した温度補正量が設定され、
    前記温度情報補正部は、この温度補正量を用いて前記非接触温度検出部で検出された領域毎の温度情報を補正し、
    前記補正部は、前記状態情報に対応した補正量を用いて前記温度情報補正部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記リモートコントローラは、前記リモートコントローラの高さ位置を推測する高度推測部を備え、
    前記温度情報補正部には、前記高度推測部で推測された高さに対応した温度補正量が設定され、
    前記温度情報補正部は、この温度補正量を用いて前記非接触温度検出部で検出された温度情報を補正し、
    前記補正部は、前記状態情報に対応した補正量を用いて前記温度情報補正部からの温度情報を補正することを特徴とする請求項5に記載の空気調和システム。
JP2011270075A 2011-12-09 2011-12-09 空気調和システム Expired - Fee Related JP5627562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270075A JP5627562B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270075A JP5627562B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013122325A true JP2013122325A (ja) 2013-06-20
JP5627562B2 JP5627562B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=48774376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270075A Expired - Fee Related JP5627562B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5627562B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104344510A (zh) * 2013-07-31 2015-02-11 三菱电机株式会社 空调机
JP2022509162A (ja) * 2018-12-25 2022-01-20 広東美的制冷設備有限公司 空気調和機器の制御方法、制御装置及び空気調和機器
JP2022515972A (ja) * 2018-12-25 2022-02-24 広東美的制冷設備有限公司 空気調和機器の制御方法、制御装置及び空気調和機器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831244A (ja) * 1981-08-17 1983-02-23 Daikin Ind Ltd 空気調和機の温度制御装置
JP2001208390A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831244A (ja) * 1981-08-17 1983-02-23 Daikin Ind Ltd 空気調和機の温度制御装置
JP2001208390A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104344510A (zh) * 2013-07-31 2015-02-11 三菱电机株式会社 空调机
JP2015031419A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2022509162A (ja) * 2018-12-25 2022-01-20 広東美的制冷設備有限公司 空気調和機器の制御方法、制御装置及び空気調和機器
JP2022515972A (ja) * 2018-12-25 2022-02-24 広東美的制冷設備有限公司 空気調和機器の制御方法、制御装置及び空気調和機器
JP7220787B2 (ja) 2018-12-25 2023-02-10 広東美的制冷設備有限公司 空気調和機器の制御方法、制御装置及び空気調和機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5627562B2 (ja) 2014-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106839284B (zh) 风管机空调系统及其的室内风机的控制方法和装置
US10866003B2 (en) Thermostat with preemptive heating, cooling, and ventilation in response to elevated occupancy detection via proxy
US10794610B2 (en) Indoor unit of air-conditioning apparatus having an infrared sensor
WO2018220803A1 (ja) 空気調和システム
JP6758496B2 (ja) 空気調和機
US10267530B2 (en) Air conditioner control system, connecting device, and air conditioner control method
JP6370049B2 (ja) 空気調和機の室内機
MX2014008047A (es) Aparato de aire acondicionado.
WO2013190596A1 (ja) 空気調和システムおよび空気調和システムの制御方法
JP6260909B2 (ja) 空気調和機
JP6072561B2 (ja) 空気調和システム
JP5627562B2 (ja) 空気調和システム
WO2018191635A1 (en) Thermostat with occupancy detection via proxy
CN111536677B (zh) 空调回油控制方法、空调及可读存储介质
JP2011247524A (ja) 冷凍装置
JP4432467B2 (ja) 換気制御装置
JP2017101871A (ja) 空気調和機
JP2007040554A (ja) 空気調和機
KR101165067B1 (ko) 냉난방 시스템 및 온습도 조절 방법
JP2009063251A (ja) 換気システム
JP2011252641A (ja) 空気調和機
JP3213662B2 (ja) 空気調和機
US10837670B2 (en) Air-conditioning apparatus
JP2000199641A (ja) 相対湿度検出装置及びそれを備える空調室内機
JP2014142099A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5627562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees