JP2013120688A - Led照明用ヒートシンク - Google Patents
Led照明用ヒートシンク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013120688A JP2013120688A JP2011268049A JP2011268049A JP2013120688A JP 2013120688 A JP2013120688 A JP 2013120688A JP 2011268049 A JP2011268049 A JP 2011268049A JP 2011268049 A JP2011268049 A JP 2011268049A JP 2013120688 A JP2013120688 A JP 2013120688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat sink
- led element
- element mounting
- mounting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【解決手段】絞り加工によって一枚の金属薄板にLED素子取付面2と放熱側面3とが一体かつ連続して形成されてなるLED照明用ヒートシンク1であって、筒状体に形成されており、3次元のいずれの方向へも向いた放熱面を連続して有しているものとする。
【選択図】図1
Description
更に、プレス金型を使った金属薄板の絞り加工によるため、曲げ加工で生じるようなスプリングバックが起こりにくく、高い寸法精度が得られる。さらに本発明では、ヒートシンクに、前記従来技術のような熱伝導の経路を分断するスリットなどの障害が無い。このため、ヒートシンク内での熱伝導の経路が分断されることが無く、ヒートシンクを構成する各部までLED素子からの熱が伝達され、きわめて高い放熱性が確保される。また絞り成形で形成された一体構造であることから、高い部品剛性や強度も実現される。
図1に、本発明のLED照明用ヒートシンク1の一実施形態を示す。図1に示すように、本発明のLED照明用ヒートシンク1は、例えばアルミニウムなどの、一定の板厚を有する金属薄板1を一体に成形してなり、全体が中空な円筒状(円筒カップ状)の立体形状を有している。すなわち、図1の本発明のLED照明用ヒートシンク1は、絞り加工によって一枚の金属薄板から、LED素子取付面2と放熱側面3とが一体かつ連続して形成されてなる。
このような円筒カップ状形状を有したヒートシンク1を、空気の対流のない空間に設置してLED照明を行う場合の放熱の原理(作用)について説明する。LED素子取付面2に装着されたLED素子Lを発光させると、これに伴ってLED素子Lの発する熱が、LED素子取付面2に、LED素子L底部の装着部(図示せず)を通じて伝導される。これに引き続き,LED素子取付面2に伝導された熱は、放熱側面3に伝導する。
また、ヒートシンク1の構造が、LED素子取付面2と放熱側面3により、3次元のX、Y、Zのいずれの方向へも向いた放熱面が連続して構成されていることにより、剛性が高い。このため、車載照明等において振動を受けるような用途であっても、特段の補強部材等を用いることなく、その形状を保つことができ、メンテナンスフリーや高寿命化を達成できる。このような放熱の原理、作用効果は、以下の他の実施形態においても基本的に同じである。
図2に、本発明に係るLED照明用ヒートシンクの他の実施形態を示す。この図2に示すLED照明用ヒートシンク1は、図1と同じく、アルミニウムなどの一定の板厚を有する金属薄板1を一体に成形してなるが、図1のような全体が円筒状ではなく、中空な角筒状(角筒カップ状)の直方体形状を有している。ただ、図2の本発明のLED照明用ヒートシンク1は、絞り加工によって一枚の金属薄板から、LED素子取付面2と放熱側面の4面4、5、6、7とが一体に形成されてなる点は図1の場合と同じである。
図3に、本発明に係るLED照明用ヒートシンクの他の実施形態を示す。 図3に示すLED照明用ヒートシンク1は、図2と同じく、アルミニウムなどの一定の板厚を有する金属薄板1を一体に成形してなり、図2のような全体が中空な角筒状(角筒カップ状)の形状を有している。図2の本発明のLED照明用ヒートシンク1は、絞り加工によって一枚の金属薄板から、LED素子取付面2と放熱側面3とが一体に形成されてなる点は、前記図1、2の場合と同じである。
図4に、本発明に係るLED照明用ヒートシンクの他の実施形態を示す。図4に示すLED照明用ヒートシンク1は、図2と同じ全体形状であるが、図2における放熱側面6が無く、底部側の開口部10と同じく、放熱側面が実在しない、筒状体の内部空間が外部に向かって開放された開口部(空間部)11を合わせ有している。
以上のLED素子取付面と放熱側面には、ヒートシンク1の用途や取り付け部位に応じて、部品取付け用の空間やスリットあるいは部分形状などが、各面の一部に、これらの面を切り欠く加工や凹凸を設ける成形加工によって設けられても良い。更には、放熱側面は、部品取付け等の必要に応じて、前記図4のように面自体や面の一部が省略されていても良い。
次いで、図1に示した形状を例にして、本発明ヒートシンクの製作方法について説明する。
絞り加工の(あるいはヒートシンクの)素材である金属薄板は、ヒートシンクに求められる熱伝導特性と放熱特性の大きさからは、AA乃至JIS規格に規定される1000系の純アルミニウム製が好ましい。ただ、必要強度や絞り加工性(成形性)あるいは耐食性、耐熱性などの要求特性に応じて、同じ1000系でも、あるいは他の3000系、5000系、6000系なども、これに適したアルミニウム合金や調質条件が選択される。また、条件によっては、鋼板やマグネシウム板なども適用できる。
図5に示すように、このブランク20を、成形するヒートシンクの形状に各々対応した形状を有する、パンチ22、ダイス(金型)21、そして板押さえ23からなるプレス成形装置を使用した絞り加工を施し、内部が空間となった筒状体(中空のカップ型)形状を、常温(室温)で成形する。図5(a)は、プレス成形装置にブランク20をセットした絞り加工前の状態を示す。図5(b)は、パンチ22、ダイス(金型)21、そして板押さえ23を、矢印のように相対的に上下動させて、ブランク20を、前記図1のヒートシンク1の形状に絞り加工している加工中の状態を示す。なお、図5(b)において、ヒートシンク1(ブランク20)周縁の余肉部である板押さえ部分24は、この一連の工程中にトリミングされる。
本発明のヒートシンクが高い放熱性を得るためには、前記金属薄板の表面放射率εは0.6以上であることが好ましい。このため、素材金属薄板の全表面に、絞り加工前に放熱率が高い、黒色塗料のプレコート処理(塗装皮膜)を施しても良い。あるいは絞り加工後に、放射率が高い、黒色塗料のアフターコート処理(塗装皮膜)を施しても良い。これによって、ヒートシンクとしての、放射による伝達熱量を増大することができる。このプレコート処理は、絞り加工前に予め素材金属薄板に施せば、絞り加工における潤滑剤の役割も果たす。
通常、車載LEDランプ(車両用灯具)は、光源としてのLED素子が実装されたLED基板と、LEDからの光を光照射方向前方に向かって反射するリフレクタと、これらのLED基板及びリフレクタを包囲するハウジングと、ハウジングの開放した前端を閉鎖する透明材料から成るアウターレンズ、LED基板に熱的に接触して配置されたヒートシンクとを含んでいる。前記リフレクタは、樹脂材料から成形されていて、LED基板上のLED付近に焦点を有する放物面系の反射面を備えている。ここで、本発明のヒートシンクは、前記LED基板あるいはLED基板に熱的に接触して配置されたヒートシンクとして用いられる。
Claims (3)
- 絞り加工によって一枚の金属薄板にLED素子取付面と、このLED素子取付面に連続する放熱側面とが一体かつ連続して形成されてなるLED照明用ヒートシンクであって、前記LED素子取付面が頂部、前記放熱側面が胴部となるとともに、これらの面で囲まれる内部空間の開口部も有する筒状体に形成されており、前記LED素子取付面と放熱側面との表裏面によって、3次元のいずれの方向へも向いた放熱面を連続して有していることを特徴とするLED照明用ヒートシンク。
- 前記放熱側面が円筒状あるいは角筒状に形成されている請求項1に記載のLED照明用ヒートシンク。
- 前記金属薄板が板厚が0.4mm〜2mmの範囲のアルミニウム薄板である請求項1に記載のLED照明用ヒートシンク。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011268049A JP5608152B2 (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 車載led照明用ヒートシンク |
CN201610926113.3A CN106895378A (zh) | 2011-12-07 | 2012-12-07 | Led照明用散热片及其制造方法 |
KR1020147015181A KR20140096345A (ko) | 2011-12-07 | 2012-12-07 | Led 조명용 히트 싱크 및 그의 제조 방법 |
CN201280054494.0A CN103917824B (zh) | 2011-12-07 | 2012-12-07 | Led照明用散热片及其制造方法 |
PCT/JP2012/081769 WO2013085024A1 (ja) | 2011-12-07 | 2012-12-07 | Led照明用ヒートシンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011268049A JP5608152B2 (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 車載led照明用ヒートシンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013120688A true JP2013120688A (ja) | 2013-06-17 |
JP5608152B2 JP5608152B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=48773242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011268049A Expired - Fee Related JP5608152B2 (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 車載led照明用ヒートシンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5608152B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050007A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | コイズミ照明株式会社 | 照明器具 |
JP2016157539A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
CN109894727A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 现代自动车株式会社 | 用于结合热冲压薄钢板的方法 |
JP2019220491A (ja) * | 2015-02-23 | 2019-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
JP2020170726A (ja) * | 2020-07-13 | 2020-10-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004297065A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Valeo Vision | パワー発光ダイオードを放熱要素、すなわちラジエータに固定する方法、およびかかるダイオードを含む信号デバイス |
JP2006004929A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Osram Sylvania Inc | Ledランプ及びランプリフレクタアセンブリ |
JP2009205834A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
WO2011105049A1 (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | パナソニック株式会社 | 光源装置 |
-
2011
- 2011-12-07 JP JP2011268049A patent/JP5608152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004297065A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Valeo Vision | パワー発光ダイオードを放熱要素、すなわちラジエータに固定する方法、およびかかるダイオードを含む信号デバイス |
JP2006004929A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Osram Sylvania Inc | Ledランプ及びランプリフレクタアセンブリ |
JP2009205834A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
WO2011105049A1 (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | パナソニック株式会社 | 光源装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050007A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | コイズミ照明株式会社 | 照明器具 |
JP2016157539A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
JP2019220491A (ja) * | 2015-02-23 | 2019-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
CN109894727A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 现代自动车株式会社 | 用于结合热冲压薄钢板的方法 |
CN109894727B (zh) * | 2017-12-07 | 2022-07-05 | 现代自动车株式会社 | 用于结合热冲压薄钢板的方法 |
JP2020170726A (ja) * | 2020-07-13 | 2020-10-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
JP7065374B2 (ja) | 2020-07-13 | 2022-05-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5608152B2 (ja) | 2014-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101586888B1 (ko) | Led 조명용 히트 싱크 | |
KR101653028B1 (ko) | Led 조명용 히트 싱크 | |
JP5608152B2 (ja) | 車載led照明用ヒートシンク | |
JP2011222442A (ja) | 車両用前照灯 | |
JP4698549B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP6283357B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP2008117558A (ja) | 照明用反射体および光源装置 | |
JP6022183B2 (ja) | Led照明用ヒートシンク | |
JP5902973B2 (ja) | 車載ledランプ用ヒートシンク | |
JP6137811B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP5597099B2 (ja) | 車載ledランプ用ヒートシンク | |
WO2013085024A1 (ja) | Led照明用ヒートシンク及びその製造方法 | |
JP2012216382A (ja) | 車両用灯具 | |
JP3173200U (ja) | Ledランプ | |
JP5940863B2 (ja) | Led照明用ヒートシンク | |
JP2013054959A (ja) | 車両用灯具 | |
JPWO2012020646A1 (ja) | 照明器具 | |
JP6037665B2 (ja) | ヒートシンク及び照明器具 | |
JP2013211453A (ja) | Led照明用ヒートシンク | |
JP6349798B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP2016066694A (ja) | ヒートシンク及び照明装置 | |
JP5385421B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
CN220038256U (zh) | 前照灯和车辆 | |
JP2012234909A (ja) | ヒートシンク、ヒートシンクの製造方法及び灯具 | |
JP2018014193A (ja) | 照明装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140513 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5608152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |