JP2013120655A - コネクタ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造において、セル電圧測定用のコネクタの組付性を向上させる。
【解決手段】燃料電池セル10において、第1のセパレータプレート12は、切欠部12cを備える。第2のセパレータプレート16は、第1のセパレータプレート12および第2のセパレータプレート16の積層方向から見たときに、切欠部12cによって形成された空間と重なる部位に、コネクタ取付部16aを備える。膜電極接合体の周囲に設けられたフレーム部材14は、コネクタ取付部16aを補強してコネクタ取付部16aの積層方向についての変形を抑制するための補強部として、コネクタ取付部16aにおける第1のセパレータプレート12側の表面のコネクタ20の取付方向に沿った縁部に、コネクタ20の取付方向に沿って延びて存在するように設けられた補強部14rを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ取付構造に関し、詳しくは、複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックにおける燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造に関するものである。
燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池は、一般に、複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックの形態で利用される。燃料電池セルは、電解質膜の両面に電極を接合してなる膜電極接合体を含む発電体を、一対のセパレータで挟持することによって構成される。
この燃料電池スタックでは、燃料電池セルの発電状態を監視するために、燃料電池セルに、セル電圧測定用のコネクタが取り付けられることが多い。そして、従来、燃料電池セルにセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造について、種々の技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。なお、セル電圧測定用のコネクタは、燃料電池セルの外周部に取り付けられるのが一般的であり、面積利用効率を考慮する場合には、燃料電池セルの角部に取り付けられる。
特開2004−87163号公報
ところで、従来、燃料電池スタックの小型化・薄型化が求められている。このため、近年では、燃料電池セルには、セパレータとして、従来よりも板厚が薄い金属薄板からなるセパレータプレートが用いられる場合がある。この場合、セパレータプレートの剛性が従来よりも低いため、燃料電池セルの製造中に変形しやすくなる。そして、上述したように、燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取る付けるコネクタ取付構造においては、コネクタが取り付けられるセパレータプレートの部位が変形すると、コネクタを取り付けるための空間が狭くなり、セル電圧測定用のコネクタの組付性が悪化する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造において、セル電圧測定用のコネクタの組付性を向上させることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックにおける燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造であって、
前記燃料電池セルは、
発電体の一方の面に積層された第1のセパレータプレートであって、前記コネクタが取り付けられない第1のセパレータプレートと、
前記発電体の他方の面に積層された第2のセパレータプレートであって、前記コネクタが取り付けられる第2のセパレータプレートと、を備え、
前記第1および第2のセパレータプレートは、それぞれ、略矩形の外形形状を有しており、
前記第1のセパレータプレートは、前記燃料電池セルの角部に対応する前記略矩形の外形形状の角部に、該角部が切り欠かれた形状を有する切欠部であって、前記コネクタを前記第2のセパレータプレートに取り付けるための空間を形成する切欠部を備えており、
前記第2のセパレータプレートは、前記第1および第2のセパレータプレートの積層方向から見たときに、前記切欠部によって形成された空間の少なくとも一部と重なる部位に、前記コネクタが取り付けられるコネクタ取付部を備えており、
前記コネクタ取付構造は、前記コネクタ取付部を補強して前記コネクタ取付部の前記積層方向についての変形を抑制するための補強部であって、前記コネクタ取付部における前記第1のセパレータプレート側の表面の前記コネクタの取付方向に沿った縁部に、前記コネクタの取付方向に沿って延びて存在するように設けられた補強部を備える、
コネクタ取付構造。
適用例1のコネクタ取付構造では、上記補強部を備えるので、コネクタ取付部の上記積層方向への変形を抑制し、セル電圧測定用のコネクタを取り付けるための空間を確保することができる。したがって、セル電圧測定用のコネクタの組付性を向上させることができる。なお、補強部は、コネクタ取付部と一体としてもよいし、別体としてもよい。
[適用例2]
適用例1記載のコネクタ取付構造であって、
前記取付方向に沿った前記補強部の長さは、前記取付方向に沿った前記コネクタの長さよりも短い、
コネクタ取付構造。
適用例2のコネクタ取付構造では、コネクタ取付部にコネクタを取り付けた際に、第2のセパレータプレートの表面に沿った方向であって、コネクタの取付方向と垂直な方向から、コネクタ取付部に取り付けられたコネクタを見た場合に、コネクタ取付部に取り付けられたコネクタの一部は、補強部によって覆われずに露出する。したがって、補強部の長さが長く、コネクタの全体が補強部によって覆われる場合よりも、コネクタの取付状態を視認しやすくすることができる。
[適用例3]
適用例1または2記載のコネクタ取付構造であって、
前記補強部と、前記コネクタとは、色が異なる、
コネクタ取付構造。
適用例3のコネクタ取付構造では、コネクタをコネクタ取付部に取り付けるときに、作業者が、補強部との色の違いにより、コネクタを視認しやすいので、容易にコネクタの誤取付の有無を確認することができる。また、コネクタ取付部にコネクタを取り付けた後に、自動検査システムを用いて、コネクタの取付状態を画像判定によって容易に検査、判定することができる。なお、「色が異なる」とは、色相、明度、彩度が、少なくとも作業者によって識別可能に異なることを意味する。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれかに記載のコネクタ取付構造であって、
前記第1のセパレータプレートと、前記第2のセパレータプレートと、前記コネクタと、のうちの少なくとも1つは、前記コネクタ取付部への前記コネクタの取り付けを案内するためのガイド構造を備える、
コネクタ取付構造。
適用例4のコネクタ取付構造によって、コネクタ取付部へのコネクタの組付性を、更に向上させることができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれかに記載のコネクタ取付構造であって、
前記補強部は、絶縁性を有する部材からなる、
コネクタ取付構造。
適用例5のコネクタ取付構造によって、第2のセパレータプレートにおけるコネクタ取付部が変形した場合であっても、当該第2のセパレータプレート(コネクタ取付部)と、隣接して積層された燃料電池セルにおける第2のセパレータプレート(コネクタ取付部)とが電気的に接続されて短絡することを抑制することができる。
[適用例6]
適用例5記載のコネクタ取付構造であって、
前記補強部は、前記第1のセパレータプレートと前記第2のセパレータプレートとの間隔と等しい厚さを有する、
コネクタ取付構造。
適用例6のコネクタ取付構造によって、単体の燃料電池セルにおいて第2のセパレータプレートにおけるコネクタ取付部が変形した場合でも、この変形部分は、複数の燃料電池セルを積層する際に、隣接して積層される燃料電池セルにおける第2のセパレータプレートと接触して、複数の燃料電池セルを締結するときの締結荷重によって押し戻され、変形を回復させることができる。
[適用例7]
適用例5または6記載のコネクタ取付構造であって、
前記発電体の周囲には、前記発電体の全周を囲むように形成されたフレーム部材が設けられており、
前記補強部は、前記フレーム部材の一部として、該フレーム部材と同一の部材によって形成されている、
コネクタ取付構造。
適用例7のコネクタ取付構造では、補強部とフレーム部材とが別体である場合よりも、燃料電池セルの部品点数を少なくすることができる。したがって、燃料電池セルの製造工程を短縮することができる。
本発明の第1実施例としてのコネクタ取付構造を有する燃料電池スタック100の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施例としてのコネクタ取付構造を有する燃料電池スタック100の概略構成を示す説明図である。 比較例の燃料電池スタック100Rの概略構成を示す説明図である。 本発明の第2実施例としてのコネクタ取付構造の概略構成を示す説明図である。 第2実施例の変形例としてのコネクタ取付構造の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
図1,2は、本発明の第1実施例としてのコネクタ取付構造を有する燃料電池スタック100の概略構成を示す説明図である。燃料電池スタック100は、複数の燃料電池セル10を積層することによって構成されている。そして、この燃料電池スタック100では、燃料電池スタック100の角部、すなわち、燃料電池セル10の角部に、セル電圧測定用のコネクタ20が取り付けられる。図1に、燃料電池スタック100の角部におけるコネクタ取付構造の斜視図を示した。また、図2に、燃料電池セル10の角部の平面図を示した。
燃料電池セル10は、膜電極接合体(図示省略)および膜電極接合体の全周を囲むように設けられたフレーム部材14と、第1のセパレータプレート12と、第2のセパレータプレート16と、を備えている。第1のセパレータプレート12は、膜電極接合体およびフレーム部材14の一方の面に積層される。第2のセパレータプレート16は、膜電極接合体およびフレーム部材14の他方の面に積層される。コネクタ20は、第1のセパレータプレート12には取り付けられず、第2のセパレータプレート16に取り付けられる。なお、本実施例では、第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16は、金属薄板からなるものとした。また、フレーム部材14は、ゴムからなるものとした。そして、第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16の色は、グレーであるものとした。また、フレーム部材14の色は、黒であるものとした。また、コネクタ20の色は、白であるものとした。
第1のセパレータプレート12は、略矩形の外形形状を有している。そして、第1のセパレータプレート12は、コネクタ20が取り付けられる燃料電池セル10の角部に対応する角部に、この角部が切り欠かれた形状を有する切欠部12cを備えている。この切欠部12cは、コネクタ20を第2のセパレータプレートに取り付けるための空間を形成する。
第2のセパレータプレート16は、略矩形の外形上を有している。そして、第2のセパレータプレート16は、コネクタ20が取り付けられるコネクタ取付部16aを備えている。このコネクタ取付部16aは、第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16の積層方向から見たときに、切欠部12cによって形成された空間の少なくとも一部と重なる部位に設けられている。
フレーム部材14は、第1のセパレータプレート12における切欠部12cと対応する角部に、この角部が切り欠かれた形状を有する切欠部14cを備えている。そして、フレーム部材14は、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aと接触してコネクタ取付部16aを補強し、第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16の積層方向についてのコネクタ取付部16aの変形を抑制するための補強部14rを備えている。この補強部14rは、コネクタ取付部16aにおける第1のセパレータプレート12側の表面のコネクタ20の取付方向に沿った縁部に、コネクタの取付方向に沿って延びて存在するように設けられている。
なお、図2(e)に示したように、コネクタ20の取付方向に沿った補強部14rの長さL1は、コネクタ20の取付方向に沿ったコネクタ20の長さL2よりも短い。また、補強部14rは、フレーム部材14と同一の絶縁性を有する部材(ゴム)からなる。そして、補強部14rは、フレーム部材14の一部として形成されている。また、図1に示したように、補強部14rの厚さは、フレーム部材14の厚さ、すなわち、第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16との間隔と等しい。
そして、コネクタ取付部16aをコネクタ20の取付方向から(図示した下側から)見た場合には、コネクタ20が取り付けられる空間が開口している。また、コネクタ取付部16aを、第2のセパレータプレート16の表面に沿った方向であって、コネクタ20の取付方向と垂直な方向から(図の右側から)見た場合には、コネクタ20が取り付けられる空間は、補強部14rによって覆われている。
本実施例の燃料電池スタック100の効果を、比較例の燃料電池スタック100Rと比較して説明する。
図3は、比較例の燃料電池スタック100Rの概略構成を示す説明図である。図3では、図1と同様に、燃料電池スタック100Rの角部におけるコネクタ取付構造の斜視図を示した。図示するように、比較例の燃料電池スタック100Rは、第1実施例の燃料電池スタック100における燃料電池セル10の代わりに、複数の燃料電池セル10Rを積層することによって構成されている。そして、比較例の燃料電池セル10Rでは、膜電極接合体の周囲に設けられたフレーム部材として、第1実施例におけるフレーム部材14の代わりに、フレーム部材14Rを備えている。フレーム部材14Rは、フレーム部材14とは異なり、補強部14rを備えていない。なお、燃料電池セル10Rにおける第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16の構成は、第1実施例の燃料電池セル10における第1のセパレータプレート12、および、第2のセパレータプレート16の構成と同じである。
この比較例の燃料電池スタック100R(燃料電池セル10R)におけるコネクタ取付構造では、フレーム部材14Rが補強部14rを備えていないので、燃料電池セル10Rの製造中に、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aが積層方向に変形しやすい。そして、コネクタ取付部16aが変形すると、コネクタ20を取り付けるための空間が狭くなり、コネクタ20の組付性が悪化する。
これに対し、第1実施例の燃料電池スタック100(燃料電池セル10)におけるコネクタ取付構造では、フレーム部材14が補強部14rを備えているので、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aの積層方向についての変形を抑制し、コネクタ20を取り付けるための空間を確保することができる。したがって、コネクタ20の組付性を向上させることができる。
また、本実施例のコネクタ取付構造では、コネクタ20の取付方向に沿った補強部14rの長さL1が、コネクタ20の取付方向に沿ったコネクタ20の長さL2よりも短い。したがって、コネクタ取付部16aにコネクタ20を取り付けた際に、第2のセパレータプレート16の表面に沿った方向であって、コネクタ20の取付方向と垂直な方向(図2(e)に白抜き矢印で示した方向)から、コネクタ取付部16aに取り付けられたコネクタ20を見た場合に、コネクタ取付部16aに取り付けられたコネクタ20の一部は、補強部14rによって覆われずに露出する。よって、補強部14rの長さが長く、コネクタ20の全体が補強部14rによって覆われる場合よりも、コネクタ20の取付状態を視認しやすくすることができる。
また、本実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rと、コネクタ20とは、色が異なる。したがって、コネクタ20をコネクタ取付部16aに取り付けるときに、作業者が、補強部14rとの色の違いにより、コネクタ20を視認しやすいので、容易にコネクタ20の誤取付の有無を確認することができる。また、コネクタ取付部16aにコネクタ20を取り付けた後に、自動検査システムを用いて、コネクタ20の取付状態を画像判定によって容易に検査、判定することができる。
また、本実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、絶縁性を有する部材(ゴム)からなる。したがって、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aが変形した場合であっても、当該第2のセパレータプレート16(コネクタ取付部16a)と、隣接して積層された燃料電池セル10における第2のセパレータプレート16(コネクタ取付部16a)とが電気的に接続されて短絡することを抑制することができる。
また、本実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16との間隔と等しい厚さを有する。したがって、単体の燃料電池セル10において第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aが積層方向について変形した場合でも、この変形部分は、複数の燃料電池セル10を積層する際に、隣接して積層される燃料電池セル10における第2のセパレータプレート16と接触して、複数の燃料電池セル10を締結するときの締結荷重によって押し戻され、変形を回復させることができる。
また、本実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、フレーム部材14の一部として、フレーム部材14と同一の部材によって形成されている。したがって、補強部とフレーム部材14とが別体である場合よりも、燃料電池セル10の部品点数を少なくすることができる。よって、燃料電池セル10の製造工程を短縮することができる。
B.第2実施例:
図4は、本発明の第2実施例としてのコネクタ取付構造の概略構成を示す説明図である。第2実施例のコネクタ取付構造において、燃料電池セル10および燃料電池スタック100の構成は、第1実施例と同じである。図4では、図2(e)と同様に、燃料電池セル10の角部の平面図を示した。
第2実施例のコネクタ構造では、第1実施例のコネクタ構造に加えて、コネクタ取付部16aへのコネクタの取り付けを案内するためのガイド構造を備える。本実施例では、このガイド構造として、先端部に傾斜部20sを備えるコネクタ20Aを用いるものとした。このコネクタ20Aにおいて、傾斜部20sは、図示するように、燃料電池セル10の積層方向から見たときに、燃料電池セル10の面内側(図示した左側)の側面とのなす角度が鋭角となるように形成されている。コネクタ取付部16aは、燃料電池セル10の外周側よりも面内側の方が、変形が少なく第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16との間隔が設計値通りになっているからである。なお、コネクタ20Aの構成は、先端部に傾斜部20sを備えること以外は、第1実施例におけるコネクタ20の構成と同じである。
以上説明した第2実施例のコネクタ取付構造では、第1実施例のコネクタ構造に加えて、上記ガイド構造を備えるので、さらに、コネクタ取付部16aへのコネクタ20Aの組付性を向上させることができる。
C.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
C1.変形例1:
上記実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、フレーム部材14の一部として、フレーム部材14と同一の部材によって形成されているものとしたが、本発明は、これに限られない。補強部14rは、フレーム部材14と異なる部材からなるものとしてもよい。また、補強部14rは、フレーム部材14と別体であるものとしてもよい。また、補強部は、コネクタ取付部16aと一体としてもよいし、別体としてもよい。本発明では、一般に、補強部は、コネクタ取付部16aにおける第1のセパレータプレート12側の表面のコネクタ20の取付方向に沿った縁部に、コネクタ20の取付方向に沿って延びて存在するように設けられればよい。
C2.変形例2:
上記実施例のコネクタ取付構造では、コネクタ20の取付方向に沿った補強部14rの長さL1が、コネクタ20の取付方向に沿ったコネクタ20の長さL2よりも短いものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、コネクタ20の取付方向に沿った補強部14rの長さL1と、コネクタ20の取付方向に沿ったコネクタ20の長さL2とが等しいものとしてもよい。
C3.変形例3:
上記実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rと、コネクタ20とは、色が異なるものとしたが、本発明は、これに限られない。補強部14rと、コネクタ20とを、同じ色としてもよい。
C4.変形例4:
上記実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、ゴムからなるものとしたが、本発明は、これに限られない。補強部14rは、例えば、樹脂やセラミックス等、絶縁性を有する他の部材からなるものとしてもよい。
C5.変形例5:
上記実施例のコネクタ取付構造では、補強部14rは、第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16との間隔と等しい厚さを有するものとしたが、本発明は、これに限られない。補強部14rは、第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16との間隔よりも薄いものとしてもよい。この場合、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aの積層方向についての変形を抑制するために、補強部14rとして、第2のセパレータプレート16よりも十分に剛性が高い部材を用いることが好ましい。
C6.変形例6:
上記第2実施例のコネクタ取付構造では、コネクタ取付部16aへのコネクタの取り付けを案内するためのガイド構造として、先端部に傾斜部20sを備えるコネクタ20Aを用いるものとしたが、本発明は、これに限られない。第1のセパレータプレート12と、第2のセパレータプレート16と、コネクタと、のうちの少なくとも1つが、コネクタ取付部16aへのコネクタの取り付けを案内するためのガイド構造を備えるようにすればよい。例えば、ガイド構造として、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aの形状を改変するようにしてもよい。
図5は、第2実施例の変形例としてのコネクタ取付構造を示す説明図である。本変形例のコネクタ取付構造では、燃料電池セル10の代わりに、燃料電池セル10Aを用いている。図5では、図4と同様に、燃料電池セル10Aの角部の平面図を示した。
この燃料電池セル10Aにおいて、第1のセパレータプレート12、および、フレーム部材14の構成は、燃料電池セル10と同じである。そして、燃料電池セル10Aは、燃料電池セル10における第2のセパレータプレート16の代わりに、第2のセパレータプレート16Aを備えている。また、第2のセパレータプレート16Aは、第2のセパレータプレート16におけるコネクタ取付部16aの代わりに、コネクタ取付部16Aaを備えている。そして、このコネクタ取付部16Aaは、図示するように、燃料電池セル10Aの積層方向から見たときに、燃料電池セル10Aの面内側(図示した左側)から外周側(図示した右側)に向かうにつれて、コネクタ20Aの取付方向についての長さが連続的に短くなる形状を有している。コネクタ取付部16Aaは、燃料電池セル10Aの外周側よりも面内側の方が、変形が少なく第1のセパレータプレート12と第2のセパレータプレート16Aとの間隔が設計値通りになっているからである。
本変形例のガイド構造によって、コネクタ取付部16Aaへのコネクタ20Aの組付性を、さらに向上させることができる。なお、燃料電池セル10Aに、第1実施例におけるコネクタ20を取り付けるようにしてもよい。
100,100R…燃料電池スタック
10,10A,10R…燃料電池セル
12…第1のセパレータプレート
12c…切欠部
14,14R…フレーム部材
14c…切欠部
14r…補強部
16,16A…第2のセパレータプレート
16a,16Aa…コネクタ取付部
20,20A…コネクタ
20s…傾斜部

Claims (7)

  1. 複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックにおける燃料電池セルの角部にセル電圧測定用のコネクタを取り付けるコネクタ取付構造であって、
    前記燃料電池セルは、
    発電体の一方の面に積層された第1のセパレータプレートであって、前記コネクタが取り付けられない第1のセパレータプレートと、
    前記発電体の他方の面に積層された第2のセパレータプレートであって、前記コネクタが取り付けられる第2のセパレータプレートと、を備え、
    前記第1および第2のセパレータプレートは、それぞれ、略矩形の外形形状を有しており、
    前記第1のセパレータプレートは、前記燃料電池セルの角部に対応する前記略矩形の外形形状の角部に、該角部が切り欠かれた形状を有する切欠部であって、前記コネクタを前記第2のセパレータプレートに取り付けるための空間を形成する切欠部を備えており、
    前記第2のセパレータプレートは、前記第1および第2のセパレータプレートの積層方向から見たときに、前記切欠部によって形成された空間の少なくとも一部と重なる部位に、前記コネクタが取り付けられるコネクタ取付部を備えており、
    前記コネクタ取付構造は、前記コネクタ取付部を補強して前記コネクタ取付部の前記積層方向についての変形を抑制するための補強部であって、前記コネクタ取付部における前記第1のセパレータプレート側の表面の前記コネクタの取付方向に沿った縁部に、前記コネクタの取付方向に沿って延びて存在するように設けられた補強部を備える、
    コネクタ取付構造。
  2. 請求項1記載のコネクタ取付構造であって、
    前記取付方向に沿った前記補強部の長さは、前記取付方向に沿った前記コネクタの長さよりも短い、
    コネクタ取付構造。
  3. 請求項1または2記載のコネクタ取付構造であって、
    前記補強部と、前記コネクタとは、色が異なる、
    コネクタ取付構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに2記載のコネクタ取付構造であって、
    前記第1のセパレータプレートと、前記第2のセパレータプレートと、前記コネクタと、のうちの少なくとも1つは、前記コネクタ取付部への前記コネクタの取り付けを案内するためのガイド構造を備える、
    コネクタ取付構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコネクタ取付構造であって、
    前記補強部は、絶縁性を有する部材からなる、
    コネクタ取付構造。
  6. 請求項5記載のコネクタ取付構造であって、
    前記補強部は、前記第1のセパレータプレートと前記第2のセパレータプレートとの間隔と等しい厚さを有する、
    コネクタ取付構造。
  7. 請求項5または6記載のコネクタ取付構造であって、
    前記発電体の周囲には、前記発電体の全周を囲むように形成されたフレーム部材が設けられており、
    前記補強部は、前記フレーム部材の一部として、該フレーム部材と同一の部材によって形成されている、
    コネクタ取付構造。
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