JP2013119868A - 等速ジョイント - Google Patents
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Abstract
【課題】適切にシャフトの抜け止めを行うことができる等速ジョイントを提供する。
【解決手段】等速ジョイント11は、入力軸となるシャフト12と、出力軸と連結されるジョイント部13と、ジョイント部13のうち、シャフト12側に位置する端部に取り付けられる外輪15と、シャフト12の軸方向における外輪15およびシャフト12の間の相対的な移動を規制するクランプ17とを備える。ここで、クランプ17は、外輪15の外径側に装着される第一の装着部材26と、シャフト12の外径側に装着される第二の装着部材27と、シャフト12の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材26および第二の装着部材27を連結するハンドル28とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】等速ジョイント11は、入力軸となるシャフト12と、出力軸と連結されるジョイント部13と、ジョイント部13のうち、シャフト12側に位置する端部に取り付けられる外輪15と、シャフト12の軸方向における外輪15およびシャフト12の間の相対的な移動を規制するクランプ17とを備える。ここで、クランプ17は、外輪15の外径側に装着される第一の装着部材26と、シャフト12の外径側に装着される第二の装着部材27と、シャフト12の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材26および第二の装着部材27を連結するハンドル28とを含む。
【選択図】図1
Description
この発明は、等速ジョイントに関するものである。
出力軸に対する入力軸の傾きを許容可能とし、入力軸の回転を出力軸に等速に伝達することが要求される場合には、いわゆる継手として、等速ジョイントが用いられる。等速ジョイントには、入力軸の軸方向において、所定の範囲内での内輪と外輪との相対的な伸縮を許容する摺動式のものがある。また、等速ジョイントについては、トリポード型やバーフィールド型等があり、用途や使用状況等に応じて使い分けられている。
摺動型の等速ジョイントにおいては、上記したように内輪と外輪との相対的な伸縮が許容されている。そうすると、組み立てや輸送の際に、外輪に対して内輪が軸方向に大きく移動する場合がある。この時に、例えば、内輪に取り付けられたシャフトが、等速ジョイントを構成する外輪側から抜け落ちるおそれがある。このようにシャフトが外輪側から抜け落ちた場合、等速ジョイントの内部に配置されるローラ等の内部部品を、適切な箇所に配置して組み立て直す再組み立てを要することとなってしまう。したがって、組み立てや輸送の際におけるシャフトの抜け落ちという現象を回避することが好ましい。
ここで、等速ジョイントの抜け止めに関する技術が、実開平10−194号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1によると、トリポード型の等速ジョイントにおいて、外輪と軸方向に相対的に移動自在な部材であるトリポード部材の抜け止めを行うために、環状のクリップを外輪の内側に装着する構成としている。具体的には、外輪の内径面に形成された3つのトラック溝間の各小径部の内面に、両端が隣接するトラック溝のローラ案内面の外径側に至る直線状の係合溝を設け、その係合溝に係合可能な3つの直線部と、トラック溝の外径壁内面に沿う3つの曲線部とを有する環状のクリップを、外輪の内側に装着することとしている。そして、クリップの直線部の両端部がトラック溝のローラ案内面の外径側上に臨む構成とし、その部分に球面ローラの外輪軸方向の両端部を干渉させて、トリポード部材の抜け止めを行うこととしている。
しかし、このような特許文献1のような構成によると、トリポード部材と干渉させてトリポード部材の抜け止めを行うクリップを外輪の内径側に配置させるために、外輪に対してクリップを係合させるための係合溝を設ける必要がある。そうすると、この係合溝を設けるために、外輪の軸方向の長さを長くする必要がある。このような状況は、例えば、摺動式の等速ジョイントにおいて設定されるシャフト側の移動量、すなわち、必要なスライド量以上の外輪の軸方向の長さの確保を強いることとなる。その結果、等速ジョイントの大型化を招き、また、外輪の重量が必要以上に重くなってしまうこととなり、好ましくない。
なお、従来においては、等速ジョイントの抜け止めの機構として、円環状のサークリップを外輪の内側に装着する構成を採用していた。しかし、このような円環状のサークリップを用いた場合も、上記した特許文献1に示すクリップの場合と同様のことが言える。すなわち、必要なスライド量以上の外輪の軸方向の長さの確保を強いることとなる。
この発明の目的は、適切にシャフトの抜け止めを行うことができる等速ジョイントを提供することである。
この発明に係る等速ジョイントは、出力軸に対する入力軸の傾きを許容可能であり、入力軸の回転を出力軸に等速に伝達する等速ジョイントである。等速ジョイントは、入力軸となるシャフトと、出力軸と連結されるジョイント部と、シャフトのうち、ジョイント部側に位置する端部に取り付けられる内輪と、ジョイント部のうち、シャフト側に位置する端部に取り付けられる外輪と、外輪および内輪との間に配置される複数の転動体と、シャフトの軸方向における外輪およびシャフトの間の相対的な移動を規制するクランプとを備える。ここで、クランプは、外輪の外径側に装着される第一の装着部材と、シャフトの外径側に装着される第二の装着部材と、シャフトの軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材および第二の装着部材を連結するハンドルとを含む。
このような等速ジョイントの構成によれば、クランプに含まれる第一の装着部材は外輪に装着され、クランプに含まれる第二の装着部材はシャフトに装着され、クランプに含まれ、シャフトの軸方向に延びるハンドルによって第一の装着部材および第二の装着部材が連結されているため、クランプによって外輪およびシャフトの相対的な移動を適切に規制することができる。すなわち、外輪の内部に、外輪およびシャフトの相対的な移動を規制する部材を設ける必要がなくなる。したがって、外輪の軸方向の長さについては、不必要に長くする必要はない。したがって、等速ジョイントの大型化を防ぎ、軽量化を図ることができる。
また、ハンドルは、出力軸の軸方向に対するシャフトの傾きを許容する角度変更許容機構を備えるよう構成してもよい。こうすることにより、ハンドルは、シャフトの角度の変更に追従することができる。このような構成を採用すると、出力軸の軸方向に対してシャフトを傾けて組み立てる必要がある場合に、特に有利である。
なお、角度変更許容機構は、ハンドルに設けられた蝶番であるよう構成してもよい。また、角度変更許容機構は、弾性部材で少なくともその一部を構成したハンドルで構成してもよい。さらに、角度変更許容機構は、バネ状部材で少なくともその一部を構成したハンドルで構成してもよい。
また、クランプは、外輪およびシャフトと着脱可能に設けられていてもよい。こうすることにより、等速ジョイントの抜け止めとしてクランプを再利用することができ、効率化を図ることができる。
また、第一の装着部材および第二の装着部材のうちの少なくとも一つは、略円環状の部材で形成されているよう構成してもよい。こうすることにより、より確実に、第一の装着部材の外輪への装着、および第二の装着部材のシャフトへの装着を行うことができる。
また、ハンドルは、シャフトの軸方向に真直ぐに延びる第一の棒状部と、第一の棒状部のうちの外輪側に位置する一方端部から垂直な方向に延びて第一の装着部材と連結される第二の棒状部と、第一の棒状部のうちのシャフト側に位置する他方端部から垂直な方向に延びて第二の装着部材と連結される第三の棒状部とを含むよう構成してもよい。
このような等速ジョイントの構成によれば、クランプに含まれる第一の装着部材は外輪に装着され、クランプに含まれる第二の装着部材はシャフトに装着され、クランプに含まれ、シャフトの軸方向に延びるハンドルによって第一の装着部材および第二の装着部材が連結されているため、クランプによって外輪およびシャフトの相対的な移動を適切に規制することができる。すなわち、外輪の内部に、外輪およびシャフトの相対的な移動を規制する部材を設ける必要がなくなる。したがって、外輪の軸方向の長さについては、不必要に長くする必要はない。したがって、等速ジョイントの大型化を防ぎ、軽量化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る等速ジョイントの外観を示す図である。図1は、いわゆる等速ジョイントの側面図である。図2は、図1に示すこの発明の一実施形態に係る等速ジョイントの一部の分解斜視図である。図3は、図1に示すこの発明の一実施形態に係る等速ジョイントに備えられるそれぞれ後述の第一の装着部材、第二の装着部材、およびハンドルを示す概略斜視図である。図4は、図3に示す等速ジョイントに備えられる第一の装着部材、第二の装着部材、およびハンドルを、後述するシャフトの軸方向、この場合、図1に示す矢印IVの方向から見た図である。図5は、図3に示す等速ジョイントに備えられる第一の装着部材、第二の装着部材、およびハンドルを、シャフトの軸方向に垂直な方向から見た図である。図1および図4は、同じ方向から見た図となり、シャフトのいわゆる外径側から見た図に相当する。なお、図1および図2においては、理解の容易の観点から、等速ジョイントを構成する部材の一部を簡略化または省略して図示している。
図1〜図5を参照して、この発明の一実施形態に係る等速ジョイント11は、例えば、自動車のプロペラシャフトや自動車のドライブシャフト等に用いられる。等速ジョイント11は、出力軸に対する入力軸の傾きを許容可能であり、入力軸の回転を出力軸に等速に伝達する。図1に示す場合の出力軸と入力軸は、同じ回転軸24であり、図1中の一点鎖線で示される。
等速ジョイント11は、入力軸となるシャフト12と、図示しない出力軸と連結されるジョイント部13と、シャフト12のうち、ジョイント部13側に位置する端部に取り付けられる内輪14と、ジョイント部13のうち、シャフト12側に位置する端部に取り付けられる外輪15と、外輪15および内輪14の間に配置される複数の転動体としての鋼球16と、シャフト12の軸方向における外輪15およびシャフト12の間の相対的な移動を規制するクランプ17とを備える。この実施形態においては、鋼球16は、合計6個設けられている。また、等速ジョイント11は、6個の鋼球16をポケット内に収容するようにして保持する保持器18と、外輪15の近傍であってシャフト12側に配置されるC型止め輪19と、内輪14の近傍であってシャフト12側に配置される角サークリップ20とを備える。この実施形態に係る等速ジョイント11は、いわゆる摺動型である。外輪15側に対して、シャフト12は、シャフト12の軸方向、すなわち、図1中の矢印IVで示す方向またはその逆の方向に、所定の範囲内で移動が可能である。
シャフト12のうち、ジョイント部13側、すなわち、図1における紙面右側に位置する端部には、溝状の凹凸形状が設けられている。内輪14の内径面にも、溝状の凹凸形状が設けられている。内輪14は、内輪14の内径面に設けられた溝状の凹凸形状を、シャフト12の端部に設けられた溝状の凹凸形状にスプライン嵌合させて取り付けられている。外輪15の内径面、および内輪14の外径面には、6個の鋼球16を転動させる軌道面が設けられている。外輪15の内径面、および内輪14の外径面にそれぞれ設けられた軌道面は、鋼球16が上記したシャフト12の軸方向の移動を許容する形状に形成されている。なお、シャフト12の直径は、外輪15の直径よりも小さく構成されている。
等速ジョイント11は、外輪15のシャフト12側の端部に取り付けられる蛇腹状のブーツ21と、ブーツ21を外輪15に取り付ける平帯状の外輪側ブーツバンド22と、ブーツ21をシャフト12に取り付ける平帯状のシャフト側ブーツバンド23とを備える。ブーツ21は、外輪15側において、外輪側ブーツバンド22を内径側に締め付けるようにして外輪15側に取り付けられている。また、ブーツ21は、シャフト12側において、シャフト側ブーツバンド23を内径側に締め付けるようにして、シャフト12側に取り付けられている。ブーツ21は、外輪15側の端部の直径が大きく、シャフト12側の端部の直径が小さくなるよう構成されている。このブーツ21により、外部側から等速ジョイント11の内部への塵埃等の侵入を防止し、等速ジョイント11の内部にグリースが封入された場合において、グリースの外部への漏れを防止する。
等速ジョイント11に備えられるクランプ17は、外輪15の外径側に装着される第一の装着部材26と、シャフト12の外径側に装着される第二の装着部材27と、シャフト12の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材26および第二の装着部材27を連結するハンドル28とを備える。
ここでまず、第一の装着部材26の構成について説明する。第一の装着部材26は、円環状部材の周方向の一部が切断された形状である。第一の装着部材26のうち、円環状の切断された両端部29、30は、締結部材としてのボルト31およびナット32により締結されている。
端部29、30は、外径側に真直ぐに突出した形状である。この実施形態においては、端部29、30間には、隙間33が設けられている。隙間33の間隔、すなわち、一方の端部29のうちの他方の端部30に対向する端面34と、他方の端部30のうちの一方の端部29に対向する端面35との間隔は、図4中の長さL1で示される。端部29、30にはそれぞれ、ボルト31のネジ部36を貫通させる貫通孔37、38が設けられている。この場合、一方の端部29側からボルト31を貫通孔37に差し込み、ボルト31のネジ部36を他方の端部30側の貫通孔38まで貫通させる。そして、他方の端部30側において突出したネジ部36にナット32を螺合させ、端部29、30同士を締結する。すなわち、第一の装着部材26においては、隙間33が設けられた領域において、ボルト31およびナット32により内径側に締め付けられるようにして、両端部29、30の周方向の位置が拘束されている。この実施形態においては、ボルト31およびナット32は、第一の装着部材26の構成に含まれるものである。なお、第一の装着部材26は、一つの部材から構成されている。
第一の装着部材26の内径面39は、外輪15の外径面40に沿う形状である。図4中の長さL2で示される第一の装着部材26の内径は、図2中の長さL3で示される外輪15の外径と等しくなるように構成されている。第一の装着部材26の内径面39の全ての領域は、外輪15の外径面40に当接している構成である。
第一の装着部材26は、弾性変形により、隙間33の間隔を広げることができる。この実施形態においては、第一の装着部材26の径方向の中心41を中心として、隙間33の回転対称の位置、すなわち、隙間33から周方向に180°離れた位置にある領域に設けられた弾性部42の弾性変形により、端部29、30をそれぞれ、図4中の矢印D1、矢印D2の方向に押し広げることができる。
第二の装着部材27についても、第一の装着部材26と同様に、円環状部材の周方向の一部が切断された形状である。そして、第二の装着部材27の切断された端部43、44同士を拘束する締結部材としてのボルト45およびナット46とを含む。第二の装着部材27の内径面47は、シャフト12の外径面48に沿う形状である。図4中の長さL4で示される第二の装着部材27の内径は、図2中の長さL5で示されるシャフト12の外径と等しくなるように構成されている。また、第二の装着部材27の内径面47の全ての領域は、シャフト12の外径面48と当接している構成である。
なお、第一の装着部材26と第二の装着部材27とは、径が異なる点が相違点であり、第二の装着部材27のその他の構成については、第一の装着部材26の構成と同様であるため、その説明を省略する。
第一の装着部材26は、隙間33の位置に設けられた上記したボルト31およびナット32の取り外し、および弾性部42における弾性変形により、外輪15との間で着脱可能に設けられている。同様に、第二の装着部材27は、隙間49の位置に設けられたボルト45およびナット46の取り外し、および弾性部50における弾性変形により、シャフト12との間で着脱可能に設けられている。すなわち、第一の装着部材26および第二の装着部材27を含むクランプ17は、外輪15およびシャフト12に着脱可能に設けられている。なお、等速ジョイント11において、クランプ17を取り外した状態を、図6に示す。図6は、図1に示す図に対応する。
ハンドル28は、3つの棒状の部材から構成されている。具体的には、ハンドル28は、シャフト12の軸方向に真直ぐに延びる第一の棒状部51と、第一の棒状部51のうち、外輪15側に位置する端部52から内径側に真直ぐに延びる第二の棒状部53と、第一の棒状部51のうち、シャフト12側に位置する端部54から内径側に真直ぐに延びる第三の棒状部55とを含む。第一の棒状部51、第二の棒状部53、および第三の棒状部55は共に、四角柱状である。また、第一の棒状部51、第二の棒状部53、および第三の棒状部55のいずれについても、剛直な部材で構成されている。
第二の棒状部53のうち、内径側の端部56、すなわち、第一の棒状部51と連なっていない側の端部56は、第一の装着部材26に連結されている。具体的には、第二の棒状部53の内径側の端部56は、第一の装着部材26のうち、隙間33と回転対称の位置にある弾性部42の位置する領域の外径面57に連結されている。第三の棒状部55のうち、内径側の端部58、すなわち第一の棒状部51と連なっていない側の端部58は、第二の装着部材27に連結されている。具体的には、第三の棒状部55の内径側の端部58は、第二の装着部材27のうち、隙間49と回転対称の位置にある弾性部50の位置する領域の外径面59に連結されている。
ハンドル28の形状は、図1、図3、および図5に示すように、第一の棒状部51がシャフト12の軸方向に真直ぐに延びる形状であり、第二の棒状部53の長さが相対的に短く、第三の棒状部55の長さが相対的に長く構成された略コの字状となる。すなわち、第一の棒状部51と第二の棒状部53の連結される角度は、図1で示されるように、直角となる。同様に、第一の棒状部51と第三の棒状部55の連結される角度についても、図1で示されるように、直角となる。第一の棒状部51、第二の棒状部53、および第三の棒状部55の長さについては、外輪15の径やシャフト12の径、外輪15とシャフト12との軸方向の間隔等によって、任意に定められる。なお、この場合、略コの字状のハンドル28の形状について、厳密にコの字状でなくともよく、第二の棒状部53と第三の棒状部55との間隔が、第一の棒状部51に近づくにつれ、若干広がっていってもよいし、狭くなっていってもよい。また、上記した二つの直角について、直角でなくともよく、例えば、いずれも鋭角であってもよいし、いずれも鈍角であってもよい。
次に、第一の装着部材26を外輪15に取り付ける場合について、図7、図8、および図9を参照して説明する。図7は、外輪15に第一の装着部材26を取り付ける前の状態を示す図である。図8は、外輪15に第一の装着部材26を取り付けている途中の状態を示す図である。図9は、外輪15に第一の装着部材26を取り付けた後の状態を示す図である。図7、図8、および図9のいずれも、シャフト12の軸方向から見た図、この場合、図1中の矢印IVの方向から見た図であり、具体的には、図4に示す図に対応する。なお、理解の容易の観点から、図7〜図9において、第二の装着部材27の図示を省略している。
まず、図7を参照して、外輪15の外径側に、第一の装着部材26を配置させる。この場合、端部29、30が最も外輪15に近接するように配置させる。次に、図8を参照して、端部29、30をそれぞれ矢印D1、矢印D2の方向に押し広げる。この場合、端部29、30同士の最大の間隔としては、外輪15の外径に相当することとなる。そして、外輪15を第一の装着部材26の内径側に嵌め込むようにして挿入する。
次に、第一の装着部材26の内径面39と外輪15の外径面40とを当接させた状態として、端部29、30同士を元の位置に戻す。その後、端部29、30同士を拘束するようにして、ボルト31およびナット32によって締結する。このようにして、図9に示すように、外輪15に第一の装着部材26を装着する。
なお、第二の装着部材27をシャフト12に装着する場合については、第一の装着部材26を外輪15に装着する場合と同様の手順で行う。この場合、第一の装着部材26の外輪15への装着と、第二の装着部材27のシャフトへの装着を、同時に、すなわち、平行して行ってもよいし、順次行ってもよい。
このようにして、第一の装着部材26、および第二の装着部材27をそれぞれ外輪15、およびシャフト12に装着する。すなわち、クランプ17を、外輪15およびシャフト12に装着する。そして、上記した図1に示す構成の等速ジョイント11を得る。
このような等速ジョイント11の構成によれば、クランプ17に含まれる第一の装着部材26は外輪15に装着され、クランプ17に含まれる第二の装着部材27はシャフト12に装着され、クランプ17に含まれ、シャフト12の軸方向に延びるハンドル28によって第一の装着部材26および第二の装着部材27が連結されているため、クランプ17によって外輪15およびシャフト12の相対的な移動を適切に規制することができる。すなわち、外輪15の内部に、外輪15およびシャフト12の相対的な移動を規制する部材を設ける必要がなくなる。したがって、外輪15の軸方向の長さについては、摺動式の等速ジョイント11においては、設定された移動量、いわゆるスライド量に即したものとすることができる。すなわち、設定された移動量以上の外輪15の軸方向の長さを確保する必要がなく、いわゆるカップ長を適切なものとすることができ、等速ジョイント11の大型化を防ぎ、軽量化を図ることができる。
この場合、クランプ17は、外輪15およびシャフト12と着脱可能に設けられているため、例えば、自動車の車両等に等速ジョイント11を取り付けた後に、クランプ17を取り外すことができる。すなわち、等速ジョイント11の組み立て時や輸送時においては、外輪15側に対するシャフト12の軸方向の移動量を規制する必要性が高いが、組み立てた後等においては、周辺部材との兼ね合いにより、クランプ17を取り外した方が構成として良好な場合もある。このような場合には、組み立てた後においてクランプ17を取り外せばよい。
ここで、クランプ17を取り外した場合、同じ構成の外輪15やシャフト12を備える等速ジョイント11、すなわち、図6に示す等速ジョイント11において、再度クランプ17を用いて、外輪15およびシャフト12の相対的な移動を規制することができる。すなわち、同様に第一の装着部材26を外輪15に装着し、第二の装着部材27をシャフト12に装着し、外輪15とシャフト12との相対的な移動を規制することができる。すなわち、クランプ17を再利用することができ、組み立て作業や輸送作業の効率化を図ることができる。
なお、このような場合において、クランプ17は、等速ジョイント11の抜け止め治具として採用される。すなわち、この発明の一実施形態に係る等速ジョイント11の抜け止め治具は、入力軸となるシャフト12と、出力軸と連結されるジョイント部13と、シャフト12のうち、ジョイント部13側に位置する端部に取り付けられる内輪14と、ジョイント部13のうち、シャフト12側に位置する端部に取り付けられる外輪15と、外輪15および内輪14との間に配置される複数の転動体としての鋼球16を備え、出力軸に対する入力軸の傾きを許容可能であり、入力軸の回転を出力軸に等速に伝達する等速ジョイント11において、シャフト12の軸方向における外輪15およびシャフト12の間の相対的な移動を規制する等速ジョイント11の抜け止め治具であるクランプ17であって、外輪15の外径側に装着される第一の装着部材26と、シャフト12の外径側に装着される第二の装着部材27と、シャフト12の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材26および第二の装着部材27を連結するハンドル28とを含む構成である。
このような等速ジョイント11の抜け止め治具は、適切に、外輪15側からのシャフト12の抜けを防止することができる。
なお、このような等速ジョイントは、自動車用部品として適用することができ、例えば、シャフトをドライブシャフトとした場合について、有利に用いられる。すなわち、この発明に係るドライブシャフトアッセンブリは、ドライブシャフトと、出力軸に対するドライブシャフトの傾きを許容可能であり、ドライブシャフトの回転を出力軸に等速に伝達する等速ジョイントとを含む。等速ジョイントは、出力軸と連結されるジョイント部と、ドライブシャフトのうち、ジョイント部側に位置する端部に取り付けられる内輪と、ジョイント部のうち、ドライブシャフト側に位置する端部に取り付けられる外輪と、外輪および内輪との間に配置される複数の転動体と、ドライブシャフトの軸方向における外輪およびドライブシャフトの間の相対的な移動を規制するクランプとを備える。そして、クランプは、外輪の外径側に装着される第一の装着部材と、ドライブシャフトの外径側に装着される第二の装着部材と、ドライブシャフトの軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材および第二の装着部材を連結するハンドルとを含む。
このようなドライブシャフトアッセンブリは、ドライブシャフトが等速ジョイントから抜け落ちることはないため、効率的に組み立てを行うことができる。
また、このような等速ジョイントは、自動車用部品として適用することができ、例えば、シャフトをプロペラシャフトとした場合について、有利に用いられる。すなわち、この発明に係るプロペラシャフトアッセンブリは、プロペラシャフトと、出力軸に対するプロペラシャフトの傾きを許容可能であり、プロペラシャフトの回転を出力軸に等速に伝達する等速ジョイントとを含む。等速ジョイントは、出力軸と連結されるジョイント部と、プロペラシャフトのうち、ジョイント部側に位置する端部に取り付けられる内輪と、ジョイント部のうち、プロペラシャフト側に位置する端部に取り付けられる外輪と、外輪および内輪との間に配置される複数の転動体と、プロペラシャフトの軸方向における外輪およびプロペラシャフトの間の相対的な移動を規制するクランプとを備える。そして、クランプは、外輪の外径側に装着される第一の装着部材と、プロペラシャフトの外径側に装着される第二の装着部材と、プロペラシャフトの軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材および第二の装着部材を連結するハンドルとを含む。
このようなプロペラシャフトアッセンブリは、プロペラシャフトが等速ジョイントから抜け落ちることはないため、効率的に組み立てを行うことができる。
なお、上記の実施の形態においては、等速ジョイントに備えられるハンドルに含まれる第一の棒状部は、シャフトの軸方向に真直ぐに延びる構成とし、剛直な部材で形成されていることとしたが、これに限らず、ハンドルは、出力軸の軸方向に対するシャフトの傾きを許容する角度変更許容機構を備えるよう構成することにしてもよい。すなわち、ハンドルに含まれる第一の棒状部は、シャフトの軸方向に対して、所定の角度分だけ、角度を変更できる構成としてもよい。具体的には、例えば、第一の棒状部の軸方向の中央領域において、蝶番を設ける構成としてもよい。
図10は、この場合における等速ジョイントの一例を示す図である。すなわち、図10は、この発明の他の実施形態に係る等速ジョイントを示す図である。なお、図10は、図1に示す図に対応する。
図10を参照して、等速ジョイント61は、入力軸となるシャフト62と、出力軸と連結されるジョイント部63と、シャフト62のうち、ジョイント部63側に位置する端部に取り付けられる内輪(図示せず)と、ジョイント部63のうち、シャフト62側に位置する端部に取り付けられる外輪65と、外輪65および内輪との間に配置される複数の転動体としての鋼球(図示せず)と、シャフト62の軸方向における外輪65およびシャフト62の間の相対的な移動を規制するクランプ66とを備える。ここで、クランプ66は、外輪65の外径側に装着される第一の装着部材67と、シャフト62の外径側に装着される第二の装着部材68と、シャフト62の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材67および第二の装着部材68を連結するハンドル69とを含む。なお、内輪や転動体としての鋼球等、等速ジョイント61の基本的な構成は、図1等に示す等速ジョイント11と同様の構成であるため、その説明を省略し、相違について以下で説明する。
ここで、クランプ66に含まれるハンドル69に備えられる第一の棒状部71の軸方向の中央領域には、蝶番72が設けられている。蝶番72は、図10における紙面の面内において、第一の棒状部71のうち、外輪側棒状部73に対するシャフト側棒状部74の回転を可能にする。この蝶番72により、第一の装着部材67の外輪65への装着状態、および第二の装着部材68のシャフト62への装着状態を適切に維持したまま、第一の棒状部71のうち、外輪側棒状部73とシャフト側棒状部74とのなす角度を変更することができる。なお、図10に示す場合、一点鎖線で示す出力軸の回転軸75の軸方向に対して、二点鎖線で示すシャフト62の回転軸76は、角度A1で示される。なお、図10において、蝶番72の構成の図示は、簡略化している。
このように構成することにより、ハンドル69は、シャフト62の角度の変更に追従することができる。すなわち、出力軸の軸方向に対してシャフト62を傾けて組み立てる必要がある場合等に有利である。
なお、図10に示す場合において、角度変更許容機構として蝶番を設ける構成としたが、これに限らず、例えば、第一の棒状部として、それぞれ角度の異なる複数の棒状の部材を連結して、いわゆる継手形式として、所定の角度となるようにしてもよい。また、蝶番は、軸方向の中央領域ではなく、外輪側またはシャフト側のいずれか一方側に偏った位置に設けることとしてもよいし、複数設けることにしてもよい。さらに、第二の棒状部や第三の棒状部において、角度変更許容機構を設けることにしてもよい。
なお、角度変更許容機構は、弾性部材で少なくともその一部を構成したハンドルで構成することにしてもよい。具体的には、例えば、ハンドルのうちの第一の棒状部は、バネ状部材で構成してもよい。
図11は、この場合における等速ジョイントの一例を示す図である。すなわち、図11は、この発明のさらに他の実施形態に係る等速ジョイントを示す図である。なお、図11は、図1に示す図に対応する。
図11を参照して、等速ジョイント81は、入力軸となるシャフト82と、出力軸と連結されるジョイント部83と、シャフト82のうち、ジョイント部83側に位置する端部に取り付けられる内輪(図示せず)と、ジョイント部83のうち、シャフト82側に位置する端部に取り付けられる外輪85と、外輪85および内輪との間に配置される複数の転動体としての鋼球(図示せず)と、シャフト82の軸方向における外輪85およびシャフト82の間の相対的な移動を規制するクランプ86とを備える。ここで、クランプ86は、外輪85の外径側に装着される第一の装着部材87と、シャフト82の外径側に装着される第二の装着部材88と、シャフト82の軸方向に延びる形状であって、第一の装着部材87および第二の装着部材88を連結するハンドル89とを含む。なお、内輪や転動体としての鋼球等、等速ジョイント81の基本的な構成は、図1等に示す等速ジョイント11と同様の構成であるため、その説明を省略し、相違について以下で説明する。
ここで、クランプ86に含まれるハンドル89に備えられる第一の棒状部91については、弾性変形可能に構成されている。具体的には、バネ状部材で構成されている。このバネ状部材で構成された第一の棒状部91の弾性変形により、第一の装着部材87の外輪85への装着状態、および第二の装着部材88のシャフト82への装着状態を適切に維持したまま、出力軸に対するシャフト82の角度の変更を許容することができる。なお、図11に示す場合、一点鎖線で示す出力軸の回転軸92の軸方向に対して、二点鎖線で示すシャフト82の回転軸93は、角度A2で示される。
このように構成することによっても、ハンドル89は、シャフト82の角度の変更に追従することができる。すなわち、出力軸の軸方向に対してシャフト82を傾けて組み立てる必要がある場合等に有利である。
なお、図11に示す場合において、角度変更許容機構を第一の棒状部のバネ状部材としたが、これに限らず、他の構成であってもよい。例えば、第一の棒状部として、ゴム状部材としてもよいし、第一の棒状部の一部において弾性変形ができる構成としてもよい。また、第二の棒状部や第三の棒状部において、シャフトの角度の変更を許容する弾性部材で構成してもよい。
なお、クランプについては、軽量化の観点から、樹脂や木材で構成されていることが好ましい。この場合、クランプの全ての部分を樹脂や木材で構成してもよいし、クランプの一部、例えば、第一の棒状部のみを樹脂や木材で構成することにしてもよい。すなわち、クランプの少なくとも一部は、樹脂または木材で構成されるようにしてもよい。特に、弾性を有する樹脂を用いた場合、上記したシャフトの角度の変更に追従できると共に、クランプ、引いては、等速ジョイント自体の軽量化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、第一の装着部材および第二の装着部材の締結部材としてボルトおよびナットを用いることとしたが、これに限らず、例えば、ネジ穴とネジとの螺合により締結させることとしてもよいし、端部同士が互いに嵌合する凹凸形状を有し、この凹凸形状を嵌合させて締結することにしてもよい。また、端部同士の間に隙間を有することとしたが、この隙間はなくともよい。すなわち、第一の取り付け部材において、外輪に取り付けた場合に、端部同士の対向する端面が当接する状態であってもよい。また、クランプの取り外しを考慮しないのであれば、第一の装着部材および第二の装着部材を、それぞれ外輪およびシャフトに固着させてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第一の装着部材および第二の装着部材について、一つの部材から構成されることとしたが、これに限らず、二つ以上の複数の部材から構成されることとしてもよい。すなわち、例えば、第一の装着部材として、半円弧状の部材を二つ組み合わせて、円環状部材を構成することとしてもよい。この場合、二つの半円弧状の部材を外輪の外径側からそれぞれ組み合わせて一つの円環状の部材として、外輪に装着するようにしてもよい。さらに、第一の装着部材および第二の装着部材については、円環状部材の周方向の一部が切断された形状としたが、このような形状に限らず、他の形状、例えば、多角形状であってもよい。
なお、上記の実施の形態においては、摺動型の等速ジョイントの場合について説明したが、これに限らず、固定式ディスク形の等速ジョイントや固定式カップ形の等速ジョイント、カップリング式の等速ジョイントの場合についても適用される。すなわち、等速ジョイントとして、組み立てや輸送の際にシャフトが抜け落ちする場合があるものについて、適用されるものである。
また、上記の実施の形態に限らず、例えば、トリポード型の等速ジョイントや、バーフィールド型の等速ジョイントやクロスグルーブ形の等速ジョイント、ダブルオフセット形の等速ジョイント等についても適用される。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係る等速ジョイントは、効率的な等速ジョイントの組み立てが要求される場合に、有効に利用される。
11,61,81 等速ジョイント、12,62,82 シャフト、13,63,83 ジョイント部、14 内輪、15,65,85 外輪、16 鋼球、17,66,86 クランプ、18 保持器、19 C型止め輪、20 角サークリップ、21 ブーツ、22 外輪側ブーツバンド、23 シャフト側ブーツバンド、24,75,76,92,93 回転軸、26,67,87 第一の装着部材、27,68,88 第二の装着部材、28,69,89 ハンドル、29,30,43,44,52,54,56,58 端部、31,45 ボルト、32,46 ナット、33,49 隙間、34,35 端面、36 ネジ部、37,38 貫通孔、39,47 内径面、40,48,57,59 外径面、41 中心、42,50 弾性部、51,71,91 第一の棒状部、53 第二の棒状部、55 第三の棒状部、72 蝶番、73 外輪側棒状部、74 シャフト側棒状部。
Claims (8)
- 出力軸に対する入力軸の傾きを許容可能であり、入力軸の回転を出力軸に等速に伝達する等速ジョイントであって、
入力軸となるシャフトと、
出力軸と連結されるジョイント部と、
前記シャフトのうち、前記ジョイント部側に位置する端部に取り付けられる内輪と、
前記ジョイント部のうち、前記シャフト側に位置する端部に取り付けられる外輪と、
前記外輪および前記内輪との間に配置される複数の転動体と、
前記シャフトの軸方向における前記外輪および前記シャフトの間の相対的な移動を規制するクランプとを備え、
前記クランプは、前記外輪の外径側に装着される第一の装着部材と、
前記シャフトの外径側に装着される第二の装着部材と、
前記シャフトの軸方向に延びる形状であって、前記第一の装着部材および前記第二の装着部材を連結するハンドルとを含む、等速ジョイント。 - 前記ハンドルは、前記出力軸の軸方向に対する前記シャフトの傾きを許容する角度変更許容機構を備える、請求項1に記載の等速ジョイント。
- 前記角度変更許容機構は、前記ハンドルに設けられた蝶番である、請求項2に記載の等速ジョイント。
- 前記角度変更許容機構は、弾性部材で少なくともその一部を構成した前記ハンドルである、請求項2または3に記載の等速ジョイント。
- 前記角度変更許容機構は、バネ状部材で少なくともその一部を構成した前記ハンドルである、請求項4に記載の等速ジョイント。
- 前記クランプは、前記外輪および前記シャフトと着脱可能に設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載の等速ジョイント。
- 前記第一の装着部材および前記第二の装着部材のうちの少なくとも一つは、略円環状の部材で形成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の等速ジョイント。
- 前記ハンドルは、前記シャフトの軸方向に真直ぐに延びる第一の棒状部と、前記第一の棒状部のうちの前記外輪側に位置する一方端部から垂直な方向に延びて前記第一の装着部材と連結される第二の棒状部と、前記第一の棒状部のうちの前記シャフト側に位置する他方端部から垂直な方向に延びて前記第二の装着部材と連結される第三の棒状部とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の等速ジョイント。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011266619A JP2013119868A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 等速ジョイント |
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JP2011266619A Pending JP2013119868A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 等速ジョイント |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102026049B1 (ko) * | 2019-01-29 | 2019-09-26 | 한전케이피에스 주식회사 | 회전체 고속 발란싱용 커플링 고정장치 |
-
2011
- 2011-12-06 JP JP2011266619A patent/JP2013119868A/ja active Pending
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