JP2013119604A - 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、それを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置用粘着性樹脂組成物、それを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 Download PDF

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Yosuke Hoshi
陽介 星
Akihiro Yoshida
明弘 吉田
Takeo Tomiyama
健男 富山
Koji Yamazaki
浩二 山崎
Kenichi Shintani
健一 新谷
Junichi Imaizumi
純一 今泉
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Abstract

【課題】 高温高湿下に曝されても、剥がれ、浮き、気泡等を発生することなく、ディスプレイの視認性を低下させない画像表示装置用粘着性樹脂組成物、それを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置を提供する。
【解決手段】 (A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー、(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマー、(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤及び(D)光重合開始剤を含有する画像表示装置用粘着性樹脂組成物であって、前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーとを少なくとも含む画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物、それを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置に関する。
代表的な画像表示装置の例として液晶表示装置が例示される。液晶表示装置の液晶セル等の光学部品には、一般に偏光板や偏光板と位相差板の積層体などが貼付けられているが、近年タッチパネルを内蔵した液晶表示装置の需要が伸びている。この構造の略図例を図1に示す。タッチパネルを内蔵した液晶表示装置は、保護板(ガラスまたはプラスチック基材)1、タッチパネル2、偏光板3、液晶モジュール4で構成されており、最近の液晶表示装置では、液晶表示装置の割れ防止、応力及び衝撃の緩和、並びに、視認性の向上のために、保護板とタッチパネルを貼合わせるための粘着層5が、さらにタッチパネルと偏光板を貼合わせるための粘着層6が使用される。このような液晶表示装置は、車載用、屋外計器、携帯電話、パーソナルコンピュータ等多用途に使用されてきているため、これに伴い使用環境も非常に過酷になってきている。このような過酷な条件下では、各部材を貼合わせる粘着層5及び6の粘着力低下が発生し、気泡、剥がれ等が発生し易くなる。そのため、上記のような過酷条件下においても気泡、剥がれ等が発生しない耐久性の高い粘着シートが要求される。
高温下、高温高湿下に長期間暴露されても貼合界面に発泡、浮き、剥がれ等が生じない粘着材組成物として特許文献1が例示される。
特開2007−238853号公報
携帯電話に代表される携帯型電子端末では、軽量化が強く望まれている。このため、前記保護板やタッチパネルに、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)等のプラスチック基材を用いる方法が提案されている。しかしながら、これらのプラスチック基材は、ガラスと比較して気体や水蒸気の透過性が高く、また、それ自身が未反応のモノマー成分等のアウトガスを発生させうるため、高温下、高温高湿下に暴露された場合に粘着層界面に気泡が発生しやすい課題があった。
本発明は、画像表示用の割れ防止、応力及び衝撃の緩和に有用で、透明性に優れ、表示画像の曇り、チラツキなどが改善されると共に、特に、高温条件下(例えば60℃以上)及び高湿条件下(例えば90%RH以上)での、気泡、浮き、剥がれ等の発生が抑制された画像表示装置用粘着性樹脂組成物、これを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置を提供することを目的とする。特に、プラスチックからなる被着体に対して気泡、浮き、剥がれ等の発生が抑制された画像表示装置用粘着性樹脂組成物、これを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明者等は上記の課題を解決するために鋭意研究した結果、1〜3級アミノ基がプラスチック基材から発生するアウトガスを抑制及び吸収し、かつこれらに対して粘着力を高めることを見出し、さらに(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー及びアミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーが粘着シートの取り扱い性、段差や異物の埋め込み性を向上できるとこを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、
本発明は、[1] (A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー、(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマー、(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤及び(D)光重合開始剤を含有する画像表示装置用粘着性樹脂組成物であって、前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーとを少なくとも含むことを特徴とする画像表示装置用粘着性樹脂組成物に関する。
また、本発明は、[2] 前記(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーが、アクリロイルモルホリンであることを特徴とする、上記[1]記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物に関する。
また、本発明は、[3] 前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、さらに、(B−3)水酸基を1つ以上有するアクリル酸系誘導体モノマーを少なくとも含むことを特徴とする、上記[1]または[2]記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物に関する。
また、本発明は、[4] 上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物をシート状に硬化して得られる画像表示装置用粘着シートに関する。
また、本発明は、[5] ガラス転移温度が0℃〜30℃である上記[4]に記載の画像表示装置用粘着シートに関する。
また、本発明は、[6] 上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される層を視認側に有する画像表示装置に関する。
また、本発明は、[7] 画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される層が、視認側の保護板と画像表示パネルの間、視認側の保護板とタッチパネルの間、タッチパネルと画像表示パネルの間のいずれかに形成されているものである上記[6]記載の画像表示装置に関する。
また、本発明は、[8] 上記[4]に記載の画像表示装置用粘着シートが、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、偏光板のいずれかを含む層と接していることを特徴とする、上記[6]または[7]に記載の画像表示装置に関する。
本発明によれば、耐衝撃性を有し、視認性に優れる画像表示装置を提供することができる。特に、視認側の保護板、例えばガラスやポリカーボネート等のプラスチックと、粘着性樹脂組成物との密着力が高く、85℃、85%RHのような高温高湿下に曝されても、剥がれ、浮き、気泡等を発生することなく、ディスプレイの視認性を低下させない画像表示装置用粘着性樹脂組成物及び画像表示装置用粘着シートを提供することができる。
すなわち本発明によれば、例えば液晶ディスプレイパネルとタッチパネル、液晶ディスプレイパネルと保護板、タッチパネルと保護板など、画像表示パネルとその他の表示装置に必要と思われる部材と、又は、表示装置の画像表示パネルより視認側にある部材同士を貼合することが可能な画像表示装置用粘着シートを提供することができる。
本発明の画像表示装置の一例の断面構造を示す概略図である。
本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物は、(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー、(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマー、(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤及び(D)光重合開始剤を含有するものであり、前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーとを少なくとも含むものである。本発明の画像表示装置用粘着シートは該画像表示装置用粘着性樹脂組成物をシート状に加工して硬化したものであり、画像表示装置は、該画像表示装置用粘着性樹脂組成物又は該画像表示装置用粘着シートを用いて製造したものである。以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
<画像表示装置用粘着性樹脂組成物>
以下、本発明に係わる画像表示装置用粘着性樹脂組成物に含有される成分ごとに説明をする。
[(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー]
本発明における(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーとは、(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有するモノマーを1種で重合するか又は2種以上組み合わせて共重合したものをいう。なお、本発明の効果を損なわない範囲であれば、(メタ)アクリロイル基を分子内に2個以上有する化合物や(メタ)アクリロイル基を有していない重合性化合物(例えば、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等の重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物やジビニルベンゼン等の重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)を共重合させてもよい。
なお、本発明で、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリレートは、メタクリル酸とそれに対応するアクリル酸、メタアクリロイル基とそれに対応するアクリロイル基、メタクリレートとそれに対応するアクリレートを意味する。
(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーとして、例えば、(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸アミド;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル基の炭素数1〜18のアルキル(メタ)アクリレート;ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステル;ブトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート等のアルコキシ基を有する(メタ)アクリル酸エステル;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート等の脂環式基を有する(メタ)アクリル酸エステル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル;テトラエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、オクタエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート;ヘプタプロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールエチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールエチルエーテル(メタ)アクリレート;テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、オクタプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記化合物の中でも、炭素数4から18のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを含有することが好ましく、共重合された1分子のポリマーを100質量%とした場合、炭素数4から18のアルキル基を有する(メタ)アクリレートの割合は、5〜95質量%であることが好ましく、10〜90質量%であることがさらに好ましい。5〜95質量%であれば粘着シートを形成した後の加工性において、ガラスやプラスチックなどの透明基材の密着性が向上する傾向にある。
このような共重合割合は、一般に、各モノマーを上記共重合割合と同じ割合を含有割合とし、共重合させることで得ることができ、重合率を実質的に100質量%に近づくようにすることが好ましい。
炭素数4から18のアルキル基を有する(メタ)アクリレートと共重合するモノマーとしては、上記に記載したものに限定されないが、水酸基、モルホリノ基、アミノ基、カルボキシル基、シアノ基、カルボニル基、ニトロ基等の極性基を有するモノマー、すなわちこれら極性基を有する(メタ)アクリレートは、プラスチックなどの透明基材との粘着性が向上する傾向にあるので好ましい。
(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーの重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより標準ポリスチレンの検量線を用いて換算した値が、1×10〜1×10であるものが好ましい。重量平均分子量を1×10以上にすることで、高温(例えば80℃以上)、高湿(例えば相対湿度90%以上)の環境下で、透明基材などに剥がれの発生しない粘着力を得ることができ、1×10以下にすることで、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の粘度が高くなり過ぎず、粘着シートにする際の加工性が良好になる。
また、(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーの重合方法は、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊状重合等の既知の重合方法を用いることができる。
重合開始剤としては、熱によりラジカルを発生する化合物を用いることができ、具体的には、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2―エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシド、ジドデシルパーオキシドのような有機過酸化物や、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1´―アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2.2´―アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2´―アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4´―アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2´―アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2´―アゾビス[2−(イミダゾリン−2−イル)プロパン]のようなアゾ系化合物などが挙げられる。
(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーの含有量は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、10〜70質量%であることが好ましく、15〜60質量%であることがより好ましい。(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーの含有量が10〜70質量%であると、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の粘度が粘着シートを作製する際の適正粘度範囲に入り、加工性がよい。また、得られた粘着シートは、ガラスやプラスチックなどの透明基材への粘着性が良好である。
[(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマー]
本発明における(B)(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーは、(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有するモノマーである。かつ、(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーとを少なくとも含む。また、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマー、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマー以外の(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーを組み合わせて用いても良い。
[(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマー]
本発明における(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーは、プラスチック基材から発生するアウトガスを吸着し、かつこれらの基材との密着性を向上させるために特に重要である。このようなモノマーとしては、1〜3級アミノ基を有するモノマーであれば、特に限定されるものではなく、公知の材料を使用することが可能であり、その具体例としては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーの含有量の総量は、高温高湿下で保存された際に発生する気泡を抑制できる観点から、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、0.1〜20質量%が好ましく、2〜10質量%が特に好ましい。
[(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマー]
本発明における(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーは、プラスチック基材との密着性を向上させ、かつシート状に成形する場合、作製されたシートの取り扱い性を向上させるために重要である。このようなモノマーとしては、モノマー中にアミド基を有していれば特に限定されるものではなく、公知の材料を使用することが可能であり、その具体例としては、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。これらの中でも特に、(メタ)アクリロイルモルホリンが好ましい。
(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーの含有量の総量は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、1〜30質量%が好ましく、10〜20質量%が特に好ましい。
なお、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーは、1分子中に1〜3級アミノ基とアミド基の両者を有するものもあり、その場合、アウトガスの吸着、密着性向上が主目的であれば(B−1)、密着性、シートの取り扱い性向上を主目的に配合するのであれば(B−2)となるが、ここでは、(B−1)と(B−2)の等量混合物とみなす。
また、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマー、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマー以外の(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーを組み合わせて用いても良い。このようなモノマーは、(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有するモノマーであれば、特に限定するものではなく、公知の材料を使用することが可能であり、その具体例としては、(メタ)アクリル酸;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル基の炭素数1〜18のアルキル(メタ)アクリレート;ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステル;ブトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸エステル;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート等の脂環式基を有する(メタ)アクリル酸エステル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル;2−(2−メタクリロイルオキシエチルオキシ)エチルイソシアネート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネートなど、イソシアネート基を有する(メタ)アクリル酸エステル;テトラエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、オクタエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールメチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート;ヘプタプロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート;テトラエチレングリコールエチルエーテル(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールエチルエーテル(メタ)アクリレート;テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、オクタプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
特に、アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキル(メタ)アクリレートと下記一般式(b)で示されるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートを併用することが好ましい。
CH=CXCOO(C2mO)H ・・・(b)
(一般式(b)中、XはH又はCHであり、mは2〜4の整数、nは1〜10の整数を示す。)
アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキル(メタ)アクリレートとしては、n−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート等が好ましく、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
また、メタクリレートよりもアクリレートの方がより好ましい。これらの(メタ)アクリレートは2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
一般式(b)で示されるヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート;ジエチレングリコールやトリエチレングリコール等のポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート;ジプロピレングリコールやトリプロピレングリコール等のポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート;ジブチレングリコールやトリブチレングリコール等のポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げられるが、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等が好ましく、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及び4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートが特に好ましく、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートがきわめて好ましい。また、これらの(メタ)アクリレートは2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
(B)(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーの含有量の総量は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、10〜80質量%が好ましく、15〜70質量%が特に好ましい。(B)(メタ)アクリル酸誘導体モノマーの含有量が、10〜80質量%の場合、得られた粘着シートをガラス基板とガラス基板の間に貼り合せた後、高温下(60℃以上)および高湿下(90%RH以上)での信頼性試験実施後の気泡の発生、剥がれが良好に抑制される。
[(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤]
本発明における(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤は、(メタ)アクリロイル基を分子内に2つ以上有するモノマー又はオリゴマーである。
(メタ)アクリロイル基を分子内に2つ有する架橋剤としては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化2−メチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレートなどの脂肪族(メタ)アクリレート;シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、プロポキシ化シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、エトキシ化水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシ化水添ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化水添ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化水添ビスフェノールFジ(メタ)アクリレートなどの脂環式(メタ)アクリレート;エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAFジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAFジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化ビスフェノールAFジ(メタ)アクリレート、エトキシ化フルオレン型ジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化フルオレン型ジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化フルオレン型ジ(メタ)アクリレートなどの芳香族(メタ)アクリレート;エトキシ化イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレートなどの複素環式(メタ)アクリレート;これらのカプロラクトン変性体;ネオペンチルグリコール型エポキシ(メタ)アクリレートなどの脂肪族エポキシ(メタ)アクリレート;シクロヘキサンジメタノール型エポキシ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレートなどの脂環式エポキシ(メタ)アクリレート;レゾルシノール型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAF型エポキシ(メタ)アクリレート、フルオレン型エポキシ(メタ)アクリレートなどの芳香族エポキシ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
(メタ)アクリロイル基を分子内に3つ以上有する架橋剤としては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの脂肪族(メタ)アクリレート;エトキシ化イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、エトキシ化プロポキシ化イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレートなどの複素環式(メタ)アクリレート;これらのカプロラクトン変性体;フェノールノボラック型エポキシ(メタ)アクリレート、クレゾールノボラック型エポキシ(メタ)アクリレートなどの芳香族エポキシ(メタ)アクリレートが挙げられる。
本発明で用いる(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤としては、公知の材料を使用することが可能である。本発明では、(メタ)アクリロイル基を2つ有する架橋剤が好ましく、(メタ)アクリロイル基を3つ以上有する架橋剤を用いるときは2つ有する架橋剤の量よりも少量であることが好ましい。(メタ)アクリロイル基を2つ有する架橋剤として例えば、好ましいものを下記一般式(a)から一般式(f)に示す。
Figure 2013119604
さらに、ウレタン結合を有するウレタンジ(メタ)アクリレートも使用可能である。
(C)架橋剤の含有量は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、10質量%以下であることが好ましく、7質量%以下であることがより好ましく、5質量%以下であることがさらに好ましい。架橋剤が10質量%以下であると、得られる画像表示装置用粘着シートが適切な粘着力、柔軟性を有しており、画像表示装置の信頼性、耐衝撃性を向上させることができ好ましい。なお、該架橋剤の含有量の下限について特に制限はないが、0.1質量%以上であることが、高温時の形状安定性を高めることができるので好ましい。
[(D)光重合開始剤]
本発明に使用する(D)光重合開始剤は、活性エネルギー線の照射により硬化反応が進むものであり、ここで活性エネルギー線とは、紫外線、電子線、α線、β線、γ線等をいう。
光重合開始剤の選定は特に限定するものではなく、ベンゾフェノン系、アントラキノン系、ベンゾイル系、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩、オニウム塩など公知の材料を使用することが可能である。
具体的には、ベンゾフェノン、N,N´−テトラメチル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、N,N−テトラエチル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4´−ジメチルアミノベンゾフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2−エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナントラキノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン等の芳香族ケトン化合物;ベンゾイン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン化合物;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル化合物;ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、β−(アクリジン−9−イル)(メタ)アクリル酸のエステル化合物;9−フェニルアクリジン、9−ピリジルアクリジン、1,7−ジアクリジノヘプタン等のアクリジン化合物、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)5−フェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モリホリノフェニル)−1−ブタノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)等が挙げられる。
また、特に、粘着性樹脂組成物を着色させないものとしては、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物;オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)及びこれらを組み合わせたものが好ましい。
また、特に厚いシートを作製するためには、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物を含む光重合開始剤が好ましい。
また、シートの臭気を減らすためには、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)が好ましい。これらの光重合開始剤は複数を組み合わせて使用してもよい。
本発明における(D)光重合開始剤の含有量は、画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して、0.1〜5質量%であることが好ましい。5質量%以下とすることで、得られた粘着シートの透過率が高く、また色相も黄味を帯びることがない。以上の観点から、3質量%以下がさらに好ましい。
[その他添加剤]
本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物には、必要に応じて上記の(A)、(B)、(C)、及び(D)とは別に、各種添加剤を含有させてもよい。本発明における含有可能な各種添加剤としては、例えば、(A)、(B)、(C)及び(D)を配合して得られた画像表示装置用粘着性樹脂組成物の保存安定性を高める目的でパラメトキシフェノールなどの重合禁止剤、画像表示装置用粘着性樹脂組成物を光により硬化させて得られた画像表示装置用粘着シートの耐熱性を高める目的でトリフェニルホスフィンなどの酸化防止剤、紫外線など光に対しての耐性を高める目的でHALS(Hindered Amine Light Stabilizer)などの光安定化剤、ガラスなどへの密着性を高めるためにシランカップリング剤などが挙げられる。
また、本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物を用いて画像表示装置用粘着シートを得る際にポリエチレンテレフタレートフィルム等で挟む構成となるが、そのポリエチレンテレフタレートフィルム等の基材との剥離性を制御するために、ポリジメチルシロキサン系、フッ素系などの界面活性剤を配合することができる。
上記添加剤は、単独で用いてもよく、また、複数の添加剤を組み合わせて含有させてもよい。なお、これらのその他添加剤の含有量は、通常、上記の(A)、(B)、(C)及び(D)の合計含有量と比較すると小さく、一般に画像表示装置用粘着性樹脂組成物の全量に対して0.01〜5質量%程度である。
<画像表示装置用粘着シート>
次に、画像表示装置用粘着性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射し、硬化させて得られる画像表示装置用粘着シートについて以下に説明する。本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物は、そのまま液状の状態で粘着剤として用いることもできるが、シート状の画像表示装置用粘着シートとして用いることが好ましい。
本発明における画像表示装置用粘着シートの作製方法を以下に例示する。
本発明における画像表示装置用粘着シートは、基体上に画像表示装置用粘着性樹脂組成物をシート状に塗布し、これに活性エネルギー線を照射して硬化させることにより得られる。活性エネルギー線の光源としては、波長400nm以下に発光分布を有するものが好ましく、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、メタルハライドランプ及びマイクロウェーブ励起水銀灯が使用できる。また照射エネルギーは、特に限定されないが、通常500〜5000mJ/cm程度である。
本発明の画像表示装置用粘着シートは、適度な粘着力とリワーク性を兼ね備え、かつ所望の厚みに対して気泡等を含まず、また優れた衝撃緩和性を発揮できる厚さにすることができる。本発明の画像表示装置用粘着シートの厚さは、使用用途及び方法により特に限定されないが、0.05〜2mm程度の厚さが好ましい。この範囲で使用した場合、ディスプレイ上に光学部材を貼合せるための透明な粘着シートとして特に優れた効果を発揮する。
また、画像表示装置用粘着シートのガラス転移温度は、0℃〜30℃であることが好ましく、10℃〜30℃であることがより好ましい。
<画像表示装置>
次に、本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物又は画像表示装置用粘着シートを用いた画像表示装置について説明する。
本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物及び画像表示装置用粘着シートは、各種画像表示装置に適用することができる。画像表示装置としては、プラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管(CRT)、電界放出ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ(OELD)、電子ペーパー(EP)などが挙げられる。本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物及び画像表示装置用粘着シートは、例えば、前記画像表示装置の反射防止層、防汚層、色素層、ハードコート層などの機能性を有する機能層、またはこの層をポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム等の基材フィルムなどの光学フィルタ基材に製膜または積層した多層物、ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の透明保護基板、またはこれに各種機能を有する機能層を製膜または積層した多層物などを、組み合わせて貼り合わせるために使用することができる。また、このような多層物と組み合わせた光学フィルタとして使用することもできる。さらに、本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物はこれらの多層物に塗布、充填などしてから硬化することも可能である。
前記反射防止層は、可視光反射率が5%以下となる反射防止性を有している層であればよく、透明なプラスチックフィルム等の透明基材に既知の反射防止方法で処理された層を用いることができる。
前記防汚層は、表面に汚れがつきにくくするためのもので、表面張力を下げるためにフッ素系樹脂やシリコーン系樹脂などの層が使用されるが、これら既知の層を使用することができる。
前記色素層は、色純度を高めるために使用されるもので、液晶表示用パネル等の画像表示用パネルから発する光の色純度が低い場合に不要な光を低減するために使用される。不要な部分の光を吸収する色素を樹脂に溶解させ、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム等の基材フィルムに製膜または積層したりすることができる。
前記ハードコート層は、表面硬度を高くするために使用される。ハードコート層としては、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレートなどのアクリル樹脂やエポキシ樹脂等をポリエチレンフィルム等の基材フィルムに製膜または積層したものを使用することができる。同様に表面硬度を高めるために、ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の透明保護基板またはこれらの板にハードコート層を製膜または積層したものを使用することもできる。
本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物及び画像表示装置用粘着シートは、偏光板に積層して使用することができる。この場合、偏光板の視認面側に積層することもでき、その反対側に積層することもできる。
偏光板の視認面側に使用する場合には、画像表示装置用粘着シートのさらに視認面側に反射防止層、防汚層、ハードコート層を積層することができ、偏光板と液晶セルの間に使用する場合には、偏光板の視認面側に機能性を有する層を積層することができる。
このような積層物とする場合、画像表示装置用粘着シートは、ロールラミネートや真空貼合機、また枚葉貼合機を用いて積層することができる。
画像表示装置用粘着シートは、画像表示装置の画像表示用パネルと視認側最前面の保護板(前面板又は透明保護板)の間であって、視認側の適切な位置に配置されることが好ましい。具体的には、画像表示用パネルと前面板又は透明保護板の間に適用されることが好ましい。
また、タッチパネルを画像表示装置に組み合わせた画像表示装置においては、タッチパネルと画像表示用パネルの間及び/又はタッチパネルと前記前面板又は透明保護板の間に適用されることが好ましいが、画像表示装置の構成上、本発明の画像表示装置用粘着シートが適用可能であれば、上記に記載した位置に限るものではない。
図1は、本発明の画像表示装置の一例の断面構造を示す概略図であって、タッチパネルを内蔵した液晶表示装置を示す。このタッチパネルを内蔵した液晶表示装置は、保護板(ガラス又はプラスチック基材)1、タッチパネル2、偏光板3、液晶モジュール4で構成されており、保護板1とタッチパネル2と偏光板3とを貼り合わせるための粘着層5、6が使用されている。なお、前記粘着層5及び/又は粘着層6には、前述した本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物が用いられる。
画像表示装置の前面板または透明保護板は、一般的な光学用透明基板を使用することができる。具体的には、ガラス板、石英等の無機物の板、アクリル樹脂板、ポリカーボネート板、ポリエチレンテレフタレート板等のプラスチック(有機物)板、厚手のポリエステルシート等の樹脂シートなどが挙げられる。
前記画像表示装置が液晶表示装置の場合、液晶表示セルは、一般的な液晶表示セルを使用することができる。液晶表示セルは液晶の制御方法によりTN、STN、VA、IPS等に分けられるが、いずれの制御方法を使用した液晶表示セルでも使用することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
<評価>
各実施例及び比較例で得られた各画像表示装置用粘着性樹脂組成物又は画像表示装置用粘着シートについて以下の試験方法で評価した。
外観評価
作製した画像表示装置用粘着シートを幅40mm、長さ40mmのサイズに切り出し、50mm×50mm×厚み0.7mmの寸法のガラス基板にローラーを用いて貼付した。次いで、その上に50mm×50mm×厚み2mmのポリカーボネート基板を、ローラーを用いて貼り合わせ、ガラス基板とポリカーボネート基板の間に粘着シートを挟んだ構造のものを作製した。その後オートクレーブ処理(50℃、0.45MPa)を30分間行いサンプルとした。
完成したサンプルは、以下の環境条件に設定時間放置され、取り出した後、外観評価(気泡、剥がれ)を行った。評価基準は、目視にて気泡及び剥がれが発生しない場合は「○」、周辺部にのみ少量気泡が発生した場合は「△」、全面に気泡ないしは剥がれが発生した場合は「×」として評価した。
・高温高湿試験(以下、「85/85」と記載する。);
サンプルを85℃、85%RHの恒温高湿試験装置中に24時間放置した。
・高温試験(以下、「80」と記載する。)
サンプルを80℃のオーブン中で6時間放置した。
製造例1
<(A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマーの合成>
冷却管、温度計、攪拌装置、滴下漏斗及び窒素導入管の付いた反応容器に、初期モノマーとして2−エチルヘキシルアクリレート84.0g、2−ヒドロキシエチルアクリレート36.0g及びメチルエチルケトン150.0gをとり100ml/分の風量で窒素置換しながら、15分間で常温(25℃)から70℃まで加熱した。
その後、この温度に保ちながら、追加モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート21.0g及び2−ヒドロキシエチルアクリレート9.0gを使用し、これらにラウロイルパーオキシド1.0gを溶解した溶液を準備し、この溶液を60分間かけて滴下し、滴下終了後さらに2時間反応させた。
続いて、メチルエチルケトンを溜去することにより2−エチルヘキシルアクリレートと2−ヒドロキシエチルアクリレートの共重合体(重量平均分子量150,000)を得た(以下、この共重合体を「アクリル酸系誘導体ポリマー」とする)。
なお、重量平均分子量の測定は、テトラヒドロフラン(THF)を溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィーを使用して行い、下記の装置及び測定条件を用いて標準ポリスチレンの検量線を使用して決定した。
装置:株式会社日立製作所
RI検出器:L−3350
使用溶媒:THF
カラム:日立化成工業株式会社製 Gelpac GL−R420+R430+R440
カラム温度:40℃
流量:2.0ml/分
製造例2
<(C)2官能の(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤の合成1>
冷却管、温度計、攪拌装置、滴下漏斗及び空気注入管のついた反応容器にポリプロピレングリコール(分子量2,000)223.12g、ラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート76.29g、2−エチルヘキシルアクリレート99.68g、重合禁止剤としてp−メトキシフェノール0.12g及び触媒としてジブチル錫ジラウレート0.5gをとり、空気を流しながら75℃に昇温後、75℃で攪拌しつつイソホロンジイソシアネート49.35gを2時間かけて均一滴下し、反応を行った。
滴下終了後、5時間反応させたところで、さらに2−ヒドロキシエチルアクリレート44.85gを追加し、1時間反応させた。IR測定の結果、イソシアネートが消失したことを確認して反応を終了し、ポリプロピレングリコールとイソホロンジイソシアネートを繰り返し単位として有し、両末端に重合性不飽和結合を有するポリウレタンジアクリレート1(重量平均分子量8,500)を得た。
(実施例1〜3)
<サンプル配合及び画像表示装置用粘着シート作製>
製造例1で得られたアクリル酸系誘導体ポリマー、2−エチルヘキシルアクリレート(EHA)、アクリロイルモルホリン(ACMO)、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)、製造例2で得られたポリウレタンジアクリレート1、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート(日立化成工業株式会社製、FA−240A)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(I−184)を用いて、表1に記載の配合成分及び配合量で攪拌混合し、画像表示装置用粘着性樹脂組成物を得た。
その後、ポリエチレンテレフタレートフィルムに上記で得られた画像表示装置用粘着性樹脂組成物を滴下し、さらにポリエチレンテレフタレートフィルムをその上から被せ、ローラーにて画像表示装置用粘着性樹脂組成物をシート状に塗布し、紫外線照射装置(アイグラフィックス株式会社製、アイドルフィン3000、ハイパワーメタルハライドランプ)を用いて紫外線を2J/cm照射して透明な画像表示装置用粘着シートを得た。
(比較例1〜3)
表1に記載の配合成分及び含有量で、実施例1と同様の方法で粘着性樹脂組成物及び粘着シートを作製した。
Figure 2013119604
本発明の(B)(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーの両者を用いた実施例1〜3は、高温高湿試験(85/85)や高温試験(80)で気泡や剥がれの発生がなく良好で、シート形状を保っていた。これに対し、アウトガスの吸着や密着性向上に寄与する(B−1)成分を用いない比較例1、2では、気泡や剥がれが発生し、基材との密着性やシートの取り扱い性に寄与する(B−2)成分を用いない比較例3では、シート形状が保てなかった。
本発明の画像表示装置用粘着性樹脂組成物を用いることで、耐衝撃性を有し、視認性に優れる画像表示装置を提供することができる。特に、視認側の保護板、例えばプラスチック基板と、粘着性樹脂組成物との密着力が高く、85℃、85%RHのような高温高湿下に曝されても、剥がれ、浮き、気泡等を発生することなく、ディスプレイの視認性を低下させない。すなわち、画像表示パネルと表示装置に必要と思われる部材を貼合することが可能であり、また表示装置の画像表示パネルより視認側にある部材同士を貼合することが可能である。特に、液晶ディスプレイパネルとタッチパネル、液晶ディスプレイパネルと保護板、タッチパネルと保護板などを貼着させる画像表示装置用粘着シートとして有用である。
1 保護板(ガラスまたはプラスチック基材)
2 タッチパネル
3 偏光板
4 液晶モジュール(液晶パネル)
5 保護板とタッチパネルを貼合わせるための粘着層
6 タッチパネルと偏光板を貼合わせるための粘着層

Claims (8)

  1. (A)(メタ)アクリル酸系誘導体ポリマー、(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマー、(C)(メタ)アクリロイル基を有する架橋剤及び(D)光重合開始剤を含有する画像表示装置用粘着性樹脂組成物であって、前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、(B−1)1〜3級アミノ基を有するアクリル酸系誘導体モノマーと、(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーとを少なくとも含むことを特徴とする画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
  2. 前記(B−2)アミド基を有するアクリル酸系誘導体モノマーが、アクリロイルモルホリンであることを特徴とする、請求項1記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
  3. 前記(B)(メタ)アクリロイル基を分子内に1つ有する(メタ)アクリル酸系誘導体モノマーとして、さらに、(B−3)水酸基を1つ以上有するアクリル酸系誘導体モノマーを少なくとも含むことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物をシート状に硬化して得られる画像表示装置用粘着シート。
  5. ガラス転移温度が0℃〜30℃である請求項4に記載の画像表示装置用粘着シート。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される層を視認側に有する画像表示装置。
  7. 画像表示装置用粘着性樹脂組成物から形成される層が、視認側の保護板と画像表示パネルの間、視認側の保護板とタッチパネルの間、タッチパネルと画像表示パネルの間のいずれかに形成されているものである請求項6記載の画像表示装置。
  8. 請求項4に記載の画像表示装置用粘着シートが、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、偏光板のいずれかを含む層と接していることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の画像表示装置。
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