JP2013119411A - スパウト - Google Patents

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俊輔 岡林
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Abstract

【課題】カップに対して安定した姿勢で固定されるスパウトを提供する。
【解決手段】液体を収容し開口をフィルムFで封止されたカップCに装着されるスパウトSにおいて、フィルムFを破り、少なくともその一部がカップ内側へ挿入される穿孔部と、穿孔部に対して間隙を介して設けられた支持部と、フィルムの上方に配置され、前記カップ内の液体が導出される注出部とを備え、穿孔部及び支持部との間でカップCの縁部を挟持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、液体を収容したカップ内の開口を封止したフィルムを穿孔するとともにカップに固定されて飲み口として使用されるスパウトに関する。
従来より、飲料を収容したカップの開口に、フィルムを固着して、飲料を気密状態に封止した製品が製造及び販売されている。この種のカップは、収容した飲料が冷却された状態で販売されており、カップ内の飲料を飲む際には、フィルムにストローを突き刺し、ストローを介して飲料を吸引する。
一方、上記構成のカップに温かい飲料を封入した場合、ストローを介した吸引量を制御しにくい等の理由から、ストローの使用は適さない。このため、温かい飲料を上記構成のカップに封入した場合にも好適に使用可能なスパウト構造が要請されていた。
例えば特許文献1には、フィルム(密封シート)を押し切るスパウト構造を備えたオーバーキャップ付き容器が記載されている。このオーバーキャップは、フィルムの外側を覆うようにカップに装着されるものであって、容器本体の口部の半分又は全面を覆う天面壁を備える。また、この天面壁には、内容物の注出経路を有する注出筒体が、ヒンジを介して揺動可能に保持されている。この注出筒体は、ヒンジを起点とする引き起こしによって、天面壁に形成された貫通開口からその下方に挿入され、天面壁の下方に配置されたフィルムを押し切る。引き起こされた注出筒体は、注出筒体の外側面に形成された係合突起と、天面壁の貫通開口の縁部とを連係させて、その引き起こされた姿勢を保つようにする。
特開2009−179348号公報
しかし、上述したスパウト構造では、注出筒体は、オーバーキャップに対し、係合突起と縁部の基端とを連係させるのみで、引き起こされた姿勢を保つようにしているため、例えば注出筒体に対しカップ内側へ押圧するような力が加わった場合には、係合突起と凹部との連係状態が解除される可能性がある。係合突起と凹部との連係状態が解除されると、ヒンジを起点として、注出筒体が、カップ内側へ向かって傾動するため、カップから飲料を飲みにくくなる虞がある。従って、カップに対して安定した姿勢で固定されるスパウトが要請されていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カップに対して安定した姿勢で固定されるスパウトを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体を収容し開口をフィルムで封止されたカップに装着されるスパウトにおいて、前記フィルムを破り、少なくともその一部が前記カップ内側へ挿入される穿孔部と、前記穿孔部に対して間隙を介して設けられた支持部と、前記フィルムの上方に配置され、前記カップ内の液体が導出される注出部とを備え、前記穿孔部と前記支持部との間で前記カップの縁部を挟持することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、スパウトは、穿孔部と支持部とによりカップを挟持するため、カップに装着された位置で安定した姿勢を保つことができる。このため、カップ内の液体を飲みやすくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスパウトにおいて、前記支持部の先端は、前記穿孔部の刃先よりも突出し該スパウトが前記カップに装着される際に前記カップの縁部に当接することを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、支持部の先端は、穿孔部の刃先よりも突出しているので、スパウトをカップに装着する際、穿孔部の刃先よりも先に、支持部の先端をカップの縁部に当接させることができる。そして、支持部をカップの縁部に当接させながら、穿孔部の刃先をフィルムに刺すことができる。このため、スパウトの姿勢を安定させながら穿孔することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスパウトにおいて、前記支持部は、前記カップの開口部に設けられた鍔部の下面に掛止される掛止爪を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、カップの鍔部と掛止爪とを掛止させることにより、スパウトのカップ高さ方向に沿った移動が規制される。このため、カップからスパウトが抜け落ちにくくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスパウトにおいて、前記掛止爪との間で前記カップの鍔部を挟持する当接片をさらに備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、カップの鍔部が、当接片と掛止爪との間で挟持されるので、スパウトが安定した姿勢を保つことができる。また、スパウトがカップに圧接されるので、カップからの液漏れを抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のスパウトにおいて、前記穿孔部は、前記カップの内側に当接するとともに前記掛止爪との間で前記カップの縁部を挟持するシール突部を備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、カップの内側に当接するシール突部と掛止爪とが、カップ側壁の両側からカップを挟持する。このため、スパウトが安定した姿勢を保つことができる。また、スパウトがカップに圧接されるので、カップからの液漏れを抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパウトにおいて、前記注出部の先端に備えられたシール部をさらに備え、前記シール部の先端は、該スパウトがカップに対して固定される装着位置で、前記フィルムが前記カップの縁部に固着された位置よりも下方に配置され、該スパウトと前記フィルムとの隙間を閉塞することを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、シール部の先端は、フィルムがカップの縁部に固着された位置よりも下方に配置されるため、シール部は、カップ装着位置で、フィルムに圧接される。このため、スパウトとフィルムとの隙間を閉塞することができる。従って、カップを傾けても、スパウトとフィルムとの隙間からの液体の漏出を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のスパウトにおいて、前記穿孔部は、前記穿孔部と前記カップの内側面との間に流入した液体を前記注出部側へ導出するスリットを備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、スリットを介して、穿孔部とカップ内側面との間の液体を注出部側へ導出できるので、カップの内容量のうちスパウトを介して導出可能な液量を増やすことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のスパウトにおいて、前記穿孔部は、前記支持部との間隙に前記カップの縁部が挿入された際に、前記カップの縁部に沿って弾性変形するバネ部を備え、前記バネ部には前記カップの内側に当接する突部が形成されていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、穿孔部は、バネ部にはカップの内側に当接する突部が備えられているため、この突部がカップに圧接されることによって、スパウトのずれを抑制することができる。また、突部はバネ部に形成されているため、スパウトをカップに装着する際にバネ部を弾性変形させることで、突部をカップ内側にスムーズに滑り込ませることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスパウトにおいて、前記支持部は、該スパウトが回転する際に前記カップの外側面に当接する第1の湾曲部と、該スパウトが回転する際に前記カップの縁部に摺接される第2湾曲部とを備えたことを要旨とする。
請求項9に記載の発明によれば、スパウトは、第1の湾曲部をカップの外側面に当接させるので、スパウトをカップによって支持しながら回転させることができる。また、スパウトは、第2湾曲部をカップの縁部に摺接させながら回転するため、第2湾曲部によって、スパウトを、その回転動作が終了する位置へ導くことができる。このため、スパウトをカップに装着する際の操作性を向上することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のスパウトにおいて、前記支持部は、該スパウトがカップに対して固定される装着位置で前記カップの縁部が差し込まれる挟持部を備え、該挟持部の幅は、前記カップの縁部の幅よりも小さいことを要旨とする。
請求項10に記載の発明によれば、第2湾曲部は、カップの縁部の幅よりも小さい幅を有する挟持部を備えたため、挟持部にカップの縁部が挿入された際に、弾性変形した支持部の反発力により、支持部と穿孔部との間でカップの縁部を挟持することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載のスパウトにおいて、前記穿孔部は、前記カップ内側に掛止される鉤状部を先端に備えることを要旨とする。
請求項11に記載の発明によれば、穿孔部は先端に鉤状部を備えているため、穿孔部の刃先をカップ内側に掛止しながら、スパウトを回転させることができる。このため、スパウトの姿勢を安定させながら、カップに対して固定することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか1項に記載のスパウトにおいて、前記穿孔部は、前記カップの周方向に沿って穿孔する第1の刃と、前記カップの径方向内側に向かって穿孔する第2の刃とを備えることを要旨とする。
請求項12に記載の発明によれば、第1の刃によりフィルムに円弧状の孔を穿孔した後、第2の刃により、その孔をカップ径方向内側に広げることができる。このため、カップにスパウトを差し込むことで、開口面積が大きい孔を形成できる。
本発明を具体化した第1実施形態のスパウトであって、カップに固定された状態を示す斜視図。 同スパウトの正面図。 同スパウトに備えられた掛止爪の縦断面図。 同スパウトの平面図。 同スパウトの側面図。 同スパウトの下面図。 同スパウトを図2中のA−A線で切断した断面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着開始状態を示す断面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着中の状態を示す断面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着完了状態を示す断面図。 装着完了状態のスパウトの掛止爪とカップとを示す断面図。 スパウトが装着されたカップを傾けた状態を示す断面図。 本発明を具体化した第2実施形態のスパウトであって、カップに固定された状態を示す斜視図。 同スパウトの正面図。 同スパウトを図14中のB−B線で切断した断面図。 同スパウトの平面図。 同スパウトの下面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着開始状態を示す断面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着完了状態を示す断面図。 本発明を具体化した第3実施形態のスパウトであって、カップに固定された状態を示す斜視図。 同スパウトの斜視図。 同スパウトの側面図。 同スパウトの正面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着開始状態を示す側面図。 同スパウトをカップに装着する際の穿孔開始状態を示す側面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着中の状態を示す側面図。 同スパウトをカップに装着する際の弾性変形した状態を示す側面図。 同スパウトをカップに装着する際の装着完了状態を示す側面図。 スパウトが装着されたカップを傾けた状態を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明のスパウトを具体化した第1実施形態を図1〜図12にしたがって説明する。
図1に示す本実施形態のスパウトSは、飲料を収容したカップCに対して装着され、カップCを傾けて内容物である飲料を啜るために使用されるものである。カップCは、飲料を収容したカップ本体Bと、カップ本体Bの上部開口を、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の切り裂き可能なフィルムFで封止した構成である。カップ本体Bは、その開口部に、外側に向かって突き出されたカップ鍔部C1を有している。カップ鍔部C1の上面は、数mmの幅CWを有し、フィルムFは、その周縁部を、カップ鍔部C1の上面に対し熱溶着又は接着剤により固着されることで、カップCに張設されている。このスパウトSは、使用前に、フィルムFの一部を覆うように固定され、使用後はカップCから取り外すことができる。尚、スパウトSがカップCに装着された際に、カップCの径方向内側を向く面を正面、径方向外側の面を背面とし、フィルムFの上面側となる面を平面、カップ底面側を向く面を下面とする。
スパウトSは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PE(ポリエチレン)等の樹脂からなり、射出成形等により成形されている。このスパウトSは、背面側に支持部11を備えている。支持部11は、カップ鍔部C1の周方向の形状に沿って湾曲するとともに、スパウトSの上部で屈曲した形状をなし、支持部11のカップ周方向に沿った長さは、カップCの半周分の長さよりも小さくなっている。この支持部11は、スパウトSがカップCに固定された装着位置で、カップCの外側に配置される支持片11aを有している。支持片11aは、支持部11の先端から下方(図中反Z方向)に向かって延びている。
図2に示すように、この支持部11の両端であって、スパウトSの高さ方向(図中Z方向)における略中央には、掛止爪12がそれぞれ形成されている。図3に示すように、掛止爪12は、支持部11から正面側に突出するように形成され、支持部11の先端に向かって傾斜する傾斜部12aと、傾斜部12aに連続して形成された段差部12bとを備えている。
また、図1に示す支持部11の上方に配置される屈曲部は、飲料を飲む際に口を付けるための端縁部13を構成する。端縁部13は、スパウトSの装着位置で、フィルムFの表面よりも上方に配置される。この端縁部13は、丸みを帯びた角R状に形成されている。
さらに、支持部11からは、支持片11aが延びる方向に対して略垂直な方向に、注出口形成部14が延出されている。この注出口形成部14は、略板状をなし、スパウトSがカップCに固定された際に、フィルムFの一部を覆うように配置される。
図4に示すように、注出口形成部14は、平面視において紡錘状をなしており、その長手方向の中央であって、端縁部13側の端部には注出口15が貫通形成されている。注出口15は、略矩形状をなし、その端縁部13側の内側面は、端縁部13の形状に沿った円弧状に形成されている。
また、注出口形成部14のうち、注出口15が形成された端部に対し、注出口形成部14の短手方向において反対側となる端部には、カップC内に空気を流入するための空気孔16が貫通形成されている。
さらに、注出口形成部14の先端には、薄板状のシール部17が突出形成されている。シール部17は、平面視において、注出口形成部14の先端に沿って湾曲する細長状をなしている。また図5に示すように、シール部17は、注出口形成部14に固定された基端から先端にかけて斜め下方に傾斜している。このシール部17の短手方向の長さ及び傾斜角度は、スパウトSの装着位置で、先端がフィルムFの張設位置よりも下方となるような長さ及び角度となっている。
図2に示すように、この注出口形成部14の下面には、フィルムFを破って孔を開けるための穿孔部20が形成されている。穿孔部20は、支持部11側に配置された第1の刃21と、第1の刃21よりも正面側に配置された第2の刃22とを備えている。
第1の刃21は、注出口形成部14に対し垂直な方向であって、スパウトSの高さ方向(図中Z方向)と平行な方向に延び、正面視において略五角形状をなしている。また、第1の刃21の刃先は、三角形状をなし、下方に向かって尖っている。この刃先は、その厚さ方向にも薄肉化されることで、フィルムFとの接触面積を小さくしてフィルムFの切開が開始されやすいようになっている。この第1の刃21の高さは、支持部11の高さよりも短く、支持部11は第1の刃21よりも突出している。従って、スパウトSの上端及び下端を指で把持する場合には、指は支持部11の先端に触れるため、第1の刃21には指が触れにくい。
図6に示すように、第1の刃21は、下面からみた際に、支持片11aの形状に沿って湾曲した円弧状をなし、支持片11aに対して間隙を介した位置に形成されている。また、第1の刃21の背面のうち、円弧形状に沿った幅方向の中央には、突部21aが形成されている。また、該背面の両端には、中央の突部21aとほぼ同じ高さの突部21bが1つずつ形成されている。
また、図7に示すように、第1の刃21には、その高さ方向(図中Z方向)の略中央に段差部21fが形成され、その段差部21fには、スリット25が形成されている。このスリット25は、その長手方向が、第1の刃21の幅方向と平行となっている(図2参照)。また第1の刃21のうち、スリット25よりも下方の刃先部21dと支持片11aとの相対距離G1は、カップ鍔部C1の幅CWと同一か、若干大きくなっている。
さらに、第1の刃21の基端部側であって。支持部11の端部の下面には、当接片11bが斜め下方に向かって突出形成されている。
図7に示すように、この当接片11bとスリット25との間には、バネ部21eが備えられている。このバネ部21eは、第1の刃21の幅方向に延びる長尺状をなし(図2参照)、上述した各突部21a〜21cは、このバネ部21eの背面に形成されている。
図7に示すバネ部21eと支持部11との相対距離G2は、カップ鍔部C1の幅CWと同一か若干大きくなっているが、突部21a〜21cと支持部11との相対距離は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さい。従って、バネ部21eと支持部11との間にカップ鍔部C1が挿入されると、突部21a〜21cとカップ内側面とが当接する際に、バネ部21eには曲げ荷重が加わり、バネ部21eは内側に湾曲するように弾性変形する。このため、バネ部21eの背面に突部21a〜21cが形成されていても、突部21a〜21cがカップ内側へ滑り込みやすくなる。
図6に示すように、注出口形成部14の裏面であって、第1の刃21よりも正面側には、第2の刃22が突出形成されている。第2の刃22は、下面からみて、略コの字状に形成され、第1の刃21の両端から、第1の刃21に対して略垂直に延びる1対のリブ23と、各リブ23の間に設けられる連結部24とから構成される。
図7に示すように、リブ23は、側面からみて台形状をなし、その下辺は、連結部24から第1の刃21に向かって下方に傾斜している。リブ23は、第1の刃21によってフィルムFに形成された孔を、カップCの径方向内側へ押し広げる。
このように、スパウトSは、フィルムF全域を覆うような容器一体型の蓋部ではなく、カップCとは独立したアタッチメントとして機能するので、小型化することができる。このため、スパウトSに使用される樹脂量を減らすことができるので、コストを低減することができる。
次に、本実施形態のスパウトSの作用について図8〜図12に従って説明する。スパウトSをカップCに装着する際には、図8に示すように、支持片11aをカップ鍔部C1に当接させつつ、支持片11aと第1の刃21との間隙にカップ鍔部C1を差し込む。該間隙にカップ鍔部C1が若干差し込まれると、第1の刃21の刃先がフィルムFの表面に当接する。さらにスパウトSをカップCの深さ方向に押し込むと、第1の刃21の刃先がフィルムFに突き刺さり、フィルムFの穿孔が開始される。このように、第1の刃21よりも突出した支持部11の先端をカップ鍔部C1に当接させて安定させつつ、第1の刃21をフィルムFに刺すことができるので、操作性を向上できる。
さらにスパウトSをカップCの深さ方向に押し込んでいくと、第1の刃21がカップ内側により深く差し込まれる。また、上述したように、刃先部21dと支持片11aとの相対距離G1は、カップ鍔部C1の幅CWと同一か、若干大きくなっているため、刃先部21dは、ほぼ弾性変形しない状態でフィルムFに刺さる。このため、刃先部21dがフィルムFに対してほぼ垂直に突き刺さるため、穿孔が円滑に進む。また、第1の刃21は、円弧状且つ先細り形状であることから、フィルムFに形成される孔もまた円弧状をなし、第1の刃21が差し込まれるにつれ周方向に拡大されていく。
そして図9に示すように、第2の刃22であるリブ23がフィルムFに形成された孔に差し込まれると、フィルムFに形成された円弧状の孔が、カップCの径方向内側に押し広げられていく。リブ23もまた先細り形状であることから、リブ23がカップ内側により深く差し込まれるにつれ、フィルムFに形成された孔が拡大されていく。
さらに、第1の刃21のバネ部21eと支持片11aとの間にカップ鍔部C1が挿入されると、各突部21a〜21cがカップ内側面に当接する。上述したように、突部21a〜21cと支持部11との相対距離は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さいため、バネ部21eが内側に湾曲するように弾性変形して、各突部21a〜21cを、カップ内側面に形成された膨出部C2に対して摺動させる。尚、この膨出部C2は、カップCの周方向にそって内側に膨らんだ部分であって、カップCの成形上、形成されるものである。また、カップ鍔部C1の幅CWは、この膨出部C2を含めた幅である。
その状態から、さらにスパウトSをカップCの深さ方向へ押し込むと、図10に示すように、当接片11bがカップ鍔部C1の上面に当接して、スパウトSが装着位置に配置される。この際、バネ部21eは元の形状に戻り、突部21a〜21cは、カップ内側の膨出部C2の下方に配置され、膨出部C2に引っ掛かり、スパウトSの上方への移動を規制する。また、突部21a〜21cと、カップ鍔部C1の背面側に当接した支持片11aとの間でカップの縁部が挟持される。
またこのとき、バネ部21eの背面全体ではなく、突部21a〜21cをカップ内側面に当接させることで、カップCへの押圧力が突部21a〜21cに集中して加わる。このため、カップ内側面に膨出部C2が形成されていても、第1の刃21とカップ内側面とを確実に当接させ、第1の刃21と支持部11とによりカップCを挟持する力を大きくして、スパウトSのカップ周方向及びカップ径方向のずれを抑制することができる。
さらに、図11に示すように、掛止爪12がカップ鍔部C1の下面に掛止されることにより、カップ鍔部C1に当接した当接片11bは上側に弾性変形し、カップ鍔部C1の上面を押圧する。このように当接片11bと掛止爪12とでカップ鍔部C1を上面及び下面から押圧することにより、スパウトSをより強固にカップCに固定できるとともに、スパウトSの上部をフィルムFに圧接し、飲料の漏れを抑制してシール性を高めることができる。
このように、第1の刃21と支持部11とによるカップCの挟持、当接片11b及び掛止爪12とによるカップ鍔部C1に対する押圧力の付与により、スパウトSはカップCに対して固定される。このため、スパウトSを上方へ引き抜く力や、スパウトSをカップ径方向内側及び外側、及びカップ周方向へ押圧するような力等が加わったとしても、スパウトSは、カップCから容易に外れたり、ずれたりせず、装着状態の姿勢を保持することができる。
また上述したように、シール部17の先端は、スパウトSの装着位置で、フィルムFの張設位置よりも下方に位置する。このため、シール部17の先端は、フィルムFに圧接され、スパウトSとフィルムFとのシール性を向上できる。
このようにスパウトSがカップCに対して装着されたとき、フィルムFには、カップ鍔部C1側に円弧状の辺を有する略四角形状の孔が形成される。この孔は、注出口形成部14、支持部11及びシール部17によって囲まれた空間に配置されるので、フィルムFの孔からこぼれた飲料が、シール部17とフィルムFとの隙間等から漏れ出すことが抑制される。また、注出口形成部14、支持部11及びシール部17によって囲まれた空間は、空気孔16を介して大気圧に開放される。
図12に示すように、スパウトSが装着されたカップCを傾けると、空気孔16を介して導入された空気が、フィルムFの孔を介してカップ内に流れ込み、カップC内の飲料LがフィルムFの孔を介してフィルムFと注出口形成部14との間に導出される。さらに、その飲料は、注出口15から導出され、端縁部13に流れるので、端縁部13に口をつけて飲むことができる。
このとき、フィルムFに形成された孔が大きいため、フィルムFに空気孔を穿孔しなくても、カップ内の液体が、上記孔から円滑に導出される。また飲料を飲む際、スパウトSは、第1の刃21及び支持部11等によって固定されているため、外れたりずれたりしないので、飲みやすくなるとともに、スパウトSとフィルムFとの間から飲料が漏れにくくなる。
さらに、第1の刃21とカップ内側面との間に溜まった飲料も、カップCを大きく傾けることにより、スリット25を介して、注出口15から導出することができる。
使用後は、スパウトSをカップCから取り外すことができる。この際、支持片11aをカップ鍔部C1から離間させるように外側に反らせ、掛止爪12とカップ鍔部C1の掛止を解除する。そして、スパウト全体をカップCから上方に引き抜く。
第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1実施形態では、穿孔部20によってフィルムFに孔を開けるとともに、穿孔部20と支持部11とによりスパウトSをカップCに固定するため、カップCを傾けることにより、フィルムFに開けられた孔を介して導出された飲料を、端縁部13から啜ることができる。また、スパウトSは、第1の刃21の突部21a〜21cと支持部11とによりカップ内側面を挟持するため、カップCに装着された位置で安定した姿勢を保つことができる。このため、スパウトSが容易に傾いたりずれたりすることがないので、カップ内の飲料を飲みやすくすることができる。
(2)第1実施形態では、支持部11の先端を、穿孔部20の刃先よりもカップの挿入方向へ突出させた。このため、スパウトSをカップCに装着する際、穿孔部20の刃先がカップCに当接する前に支持部11の先端をカップの縁部に当接させることができる。そして、支持部11の先端をカップCの縁部に当接させながら、穿孔部20の刃先をフィルムFに刺すことができる。このため、スパウトSの姿勢を安定させながら穿孔することができるので、操作性を向上できる。
(3)第1実施形態では、スパウトSは、カップ鍔部C1の下面に掛止される掛止爪12を備えるため、スパウトSのカップCの高さ方向に沿った移動を規制し、装着位置のスパウトSを、より抜け落ちにくくすることができる。
(4)第1実施形態では、スパウトSは、カップ鍔部C1を、当接片11bと掛止爪12との間で挟持するようにしたので、スパウトSが安定した姿勢を保つことができる。また、スパウトSがカップCに対して圧接されるので、カップ鍔部C1側からの飲料の漏れを抑制してシール性を向上することができる。
(5)第1実施形態では、スパウトSがカップCに装着された際に、シール部17は、その先端が、フィルムFの張設位置よりも下方に位置する。このため、シール部17の先端はフィルムFに圧接されるので、フィルムFに撓みや凹凸形状があっても、スパウトSとフィルムFとの隙間を閉塞し、そのシール性を向上することができる。このため、カップCを傾けても、スパウトSとフィルムFとの隙間から飲料が漏れ出すことを防ぐことができる。
(6)第1実施形態では、第1の刃21にスリット25を形成したので、スリット25を介して、第1の刃21とカップ内側面との間の飲料を端縁部13側へ導出できる。このため、カップCの内容量のうち、スパウトSを介して飲料可能な液量を増やすことができる。
(7)第1実施形態では、バネ部21eにはカップの内側に当接する突部21a〜21cが備えられているため、この突部21a〜21cをカップCの内側面に集中して当接させることによって、スパウトSのずれを抑制することができる。また、突部21a〜21cはバネ部21eに形成されているため、スパウトSをカップCに装着する際に、バネ部21eが弾性変形することで、突部21a〜21cを膨出部C2の下方にスムーズに滑り込ませることができる。
(8)第1実施形態では、第1の刃21により、カップ周方向に沿った円弧状の孔を形成し、第2の刃22により、その孔をカップ径方向内側に拡大することができる。このため、カップCにスパウトSを差し込むことで、開口面積が大きい孔を形成できる。
(第2実施形態)
次に、本発明のスパウトを具体化した第2実施形態を図13〜図19にしたがって説明する。尚、第2実施形態は、第1実施形態の支持部、穿孔部等を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図13に示す本実施形態のスパウトSは、飲料を収容したカップCに対して装着され、カップCを傾けて内容物である飲料を啜るために使用されるものである。カップCの構成は、第1実施形態と同様である。
スパウトSは、図14に示すように、背面側に設けられた支持部41と、フィルムFを破るための穿孔部50とを備えている。
この支持部41の幅方向(図中Y方向)の形状は、カップ鍔部C1の周方向の形状に沿って湾曲し多形状である。また、図15に示すように、支持部41は、下方に向かって垂直に延びる基端部41aと、基端部41aから下方且つ正面側に斜めに延びる傾斜部41bとを有している。この傾斜部41bのうち、基端部41a側であって、幅方向の中央と両端には、掛止爪42が1つずつ突出形成されている。掛止爪42は、断面略三角形状をなしている。
また、図15に示すように、支持部41の上方には、飲料を飲む際に口を付けるための端縁部43が備えられている。端縁部43は、正面側に傾斜面43aを有し、その先端は丸みを帯びた角R状に形成されている。この端縁部43は、スパウトSがカップCに固定された装着位置で、フィルムFの表面よりも上方に配置される。
さらに端縁部43からは、背面から正面に向かって水平方向に、注出口形成部44が延出されている。この注出口形成部44は、図16に示すように、平面視において紡錘状をなしており、その長手方向の中央であって、端縁部43側の端部には注出口45が貫通形成されている。また、注出口形成部44の先端には、第1実施形態と同様に、シール部47が突出形成されている。
図14に示すように、この注出口形成部44の下面のうち、支持部41よりも正面側には、穿孔部50が形成されている。穿孔部50は、支持部41側に配置された第1の刃51と、第1の刃51の正面に形成された第2の刃52とを備えている。
第1の刃51は、注出口形成部44に対し略垂直な方向であって、スパウトSの高さ方向に延び、正面視において略三角形状をなしている。また、支持部41は、この第1の刃51よりも突出するように形成されている。このため、スパウトSを指で把持する場合には、第1の刃51には指が触れにくい。
また第1の刃51は、板状であって、図17に示すように、幅方向(図中Y方向)の形状が、カップ鍔部C1の形状にほぼ沿う形で湾曲している。また、第1の刃51の背面の高さ方向の形状は、その中央部が背面側に張り出したようなドーム状の形状となっている。
また図17に示すように、第2の刃52は、第1の刃51の正面に対して略垂直な方向に突出している。第2の刃52は、第1の刃51の中央に形成された中央刃52aと、中央刃52aの両側に形成された左側刃52b及び右側刃52cから構成される。中央刃52a、左側刃52b及び右側刃52cは、第1の刃51に対して略垂直な方向に延び、中央刃52aの幅(X方向の長さ)は、左側刃52b及び右側刃52cの幅よりも長い。また、中央刃52aは、第1の刃51とほぼ同じ高さを有し、第1の刃51の突端から基端まで延びている。これらの中央刃52a、左側刃52b及び右側刃52cは、第1の刃51によって形成された孔を、カップCの径方向内側へ押し広げる。このように、中央刃52aを、第1の刃51の突端から基端にかけて設けることにより、第1実施形態のように、第2の刃22を第1の刃21の基端部に設ける場合に比べて、穿孔部50の高さを短くすることができる。また、支持部41は、穿孔部50よりも下方に突出するような高さに形成されているので、穿孔部50の高さが短くなれば、支持部41も短くすることができる。
また、図15に示すように、第1の刃51の基端側には、シール突部53が設けられている。シール突部53は、第1の刃51の幅方向に亘って形成された突条である。シール突部53から支持部41の基端部41aまでの相対距離L1は、カップ鍔部C1の幅よりも短い。このため、シール突部53と基端部41aとの間にカップ鍔部C1が差し込まれた場合には、支持部41及び第1の刃51が弾性変形してカップ鍔部C1を挟持する。
次に、スパウトSの作用について図18及び図19に従って説明する。スパウトSをカップCに装着する際には、図18に示すように、支持部41をカップ鍔部C1の外側に当接させつつ、支持部41と穿孔部50との間隙にカップ鍔部C1を差し込む。この間隙にカップ鍔部C1が若干差し込まれると、第1の刃51及び第2の刃52の突端がフィルムFの表面に当接する。さらにスパウトSをカップCの深さ方向に押し込むと、第1の刃51及び第2の刃52の突端がフィルムFに突き刺さり、フィルムFの穿孔が開始される。
さらにスパウトSをカップCの深さ方向に押し込んでいくと、第1の刃51によってフィルムFの孔がカップ周方向に拡大されるとともに、第2の刃52によって、フィルムFの孔がカップ径方向内側に押し広げられていく。
スパウトSを、その端縁部43の下面とカップ鍔部C1とが当接するまで押し込むと、スパウトSは装着位置に配置される。支持部41は、外側へ反るように弾性変形し、カップ鍔部C1を外側から押圧する。このとき、掛止爪42は、カップ鍔部C1の外側下方に掛止されているため、スパウトSのカップ高さ方向上方への位置ずれを防止することができる。また、掛止爪42は、シール突部53をカップCの膨出部C2に押し付けている。このため、膨出部C2にはシール突部53を介して押圧力が集中して加わるため、カップ内側が平面状ではなくても、掛止爪42とシール突部53との間でカップCの縁部を強固に挟持できる。このように掛止爪42及びシール突部53がカップ鍔部C1を挟持することにより、スパウトSの姿勢を安定させることができる。また、スパウトSとカップとの間のシール性が確保され、カップ内側面と穿孔部50との隙間から飲料が漏れ出すことが抑制される。
カップ内の飲料を飲む際には、スパウト側にカップCを傾け、端縁部43に口をつけて飲料を啜るように飲むことができる。この際、第1の刃51の高さが短いため、第1の刃51とカップ内側面との間に飲料が溜まりにくくなる。このため、第1実施形態のように、第1の刃51にスリットを設けなくても、飲み終わった際にカップ内に残留する飲料の量を少量とすることができる。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の(1),(2),(3),(5)及び(8)に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(9)第2実施形態では、スパウトSが装着位置に配置された際に、掛止爪42がカップ鍔部C1の下面に掛止され、シール突部53が膨出部C2に当接するため、カップCを内側及び外側から挟持する。このため、スパウトSのカップ周方向、径方向及び高さ方向の位置ずれが抑制され、スパウトSが安定した姿勢を保つことができる。また、スパウトとカップとの間のシール性を確保することができる。
(10)第2実施形態では、第1の刃51により、カップ周方向に沿った円弧状の孔を形成し、第2の刃52により、その孔をカップ径方向内側に拡大することができる。このため、カップCにスパウトSを差し込むことで、開口面積が大きい孔を形成できる。また、第2の刃52を、中央刃52a、左側刃52b及び右側刃52cから構成し、中央刃52aは、第1の刃51の突端から基端までの高さを有するように形成した。このため、第1実施形態のように第2の刃52を第1の刃51の基端に設ける場合に比べ、第1の刃51の高さを短くすることができるので、スパウトSをその高さ方向に小型化することができる。また、第1の刃51の高さを短くすると、第1の刃51よりも長いことを前提とする支持部41の長さをも短くすることができる。さらに、第1の刃51を短くすることにより、第1の刃51とカップ内側面との間に飲料が溜まりにくくなり、第1実施形態のスリット25を省略することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明のスパウトを具体化した第3実施形態を図20〜図29にしたがって説明する。尚、第3実施形態は、第1実施形態の支持部、穿孔部等を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図20に示す本実施形態のスパウトSは、第1実施形態と同様の構成のカップCに対して装着され、カップCを傾けて飲料を啜るために使用されるものである。
このスパウトSは、回転されながらカップCの一部に固定されるタイプのものである。また、使用後はカップCから取り外すことができる。このスパウトSは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PE(ポリエチレン)等の樹脂からなり、射出成形等により成形されている。
図21に示すように、スパウトSは、背面側に設けられた穿孔部30を備え、該穿孔部30は、上部に配置された板状の注出部31を備えている。注出部31は、正面視において略長方形状をなし、カップCの側壁に沿って正面側に湾曲している。また、各隅部は、丸みを帯びた角R状に形成されている。
注出部31の背面には、細長状の支持部35が連結されている。図22に示すように、支持部35は、スパウトSを側面からみた際に、略L字状をなし、注出部31の背面に連結され、背面から垂直に突出した基端部と、基端部から正面側下方に向かって延びる先端部とを有している。支持部35の先端は、穿孔部30の先端よりも下方に突出している。
この支持部35のうち、注出部31の背面と対向する面には、第1湾曲部35aと、この第1湾曲部35aとは異なる方向に湾曲した第2湾曲部35bとが形成されている。これらの第1湾曲部35a及び第2湾曲部35bは、スパウトSの回転動作の際にカップ鍔部C1等に対して摺動され、スパウトSを装着位置へと導く。
第1湾曲部35aは、支持部35の先端から略中央部にかけて形成され、注出部31側に突出し、一定の曲率で湾曲している。
第2湾曲部35bは、第1湾曲部35aに連続して形成されている。この第2湾曲部35bは、支持部35の正面に対して凹状に形成されている。
第2湾曲部35bと支持部35の基端部との間には、掛止爪35c及び挟持部としての溝部35dが形成されている。溝部35dは、第2湾曲部35bよりも窪んだ形状をなし、スパウトSの高さ方向(図22中Z方向)に沿った溝幅W1は、カップ鍔部C1の厚みと同一か、若干大きい長さになっている。
また、溝部35dの底面と注出部31との相対距離G8は、第2湾曲部35bと第1の刃32との相対距離G7よりも大きく、カップ鍔部C1の幅よりも若干小さくなっている。
また図23に示すように、穿孔部30は、注出部31の下方に、第1の刃32を備えている。第1の刃32は、正面視において略三角形状をなし、その突端が下方を向くように配置されている。また、第1の刃32は、カップ鍔部C1の形状に沿って正面側に湾曲し、フィルムFに円弧状の孔を形成する。
また、図22に示すように、第1の刃32には、その略中央から突端にかけて、正面側に突出するように湾曲した掛止部32aが形成されている。掛止部32aは、支持部35の第1湾曲部35aと間隙を介して対向し、第1湾曲部35aの湾曲形状に沿った形状になっている。また、掛止部32aの先端には、支持部35側に屈曲した鉤状部32bが形成されている。また、第1の刃32の背面のうち、基端部側の2箇所には、肉厚化された突出部32cがそれぞれドーム状に形成されている。
この第1の刃32及び注出部31の一部は、支持部35に対してカップ鍔部C1を挿入するための間隙を介して対向しており、その間隙の長さは、一定ではない。具体的には、鉤状部32bは、第1湾曲部35aと間隙を介して対向し、鉤状部32bと第1湾曲部35aとの相対距離G5は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さい長さとなっている。
また、掛止部32aは、第1湾曲部35aと間隙を介して対向し、その相対距離G6は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さくなっている。第1の刃32のうち、掛止部32aを除く上部は、第2湾曲部35bと間隙を介して対向しており、該掛止部32aを除く上部が、スパウトSの高さ方向に湾曲していないために、第2湾曲部35bとの相対距離G7は、一定の長さにはなっていない。即ち、第1湾曲部35a側の始端部P1から、第2湾曲部35bの中央にかけて大きくなり、さらに中央部P3から支持部35の基端部側の終端部P2にかけて小さくなる。
より具体的には、第1の刃32から、第2湾曲部35bのうち中央部P3までの相対距離G7は、カップ鍔部C1の幅CWと同一か、若干小さくなっている。また、第1の刃32から、第2湾曲部35bの始端部P1までの相対距離G7は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さい。さらに、第2湾曲部35bの終端部P2と第1の刃32との間隙は狭小部であって、その相対距離G7は、中央部P3から第1の刃32までの相対距離G7よりも小さく、且つカップ鍔部C1の幅よりも小さい。
また、第1の刃32に連続して形成された注出部31から溝部35dの底面までの相対距離G8は、カップ鍔部C1の幅CWとほぼ同じ大きさか、若干小さくなっている。
図23に示すように、第2の刃33は、注出部31の下端部から第1の刃32の突端にかけて形成され、平板状をなしている。また、図22に示すように、第2の刃33は、スパウトSを側面からみた際に、略台形状をなしている。この第2の刃33は、注出部31及び第1の刃32に固定された辺と、注出部31から水平に延びる水平辺33aと、水平辺33aから下方に向かって鉛直方向に延びる鉛直辺33bと、鉛直辺33bから第1の刃32の突端に向かって延びる傾斜辺33cとを有している。この構成により、第2の刃33は、その幅(図中X方向の長さ)が、第1の刃32の突端に向かうにつれ小さくなる先細り形状となっている。また、少なくとも傾斜辺33cの先端は、薄肉化されている。
このように、スパウトSは、フィルムF全域を覆うような容器一体型の蓋部ではなく、カップCとは独立したアタッチメントとして機能するので、小型化することができる。このため、スパウトSに使用される樹脂量を減らすことができるので、コストを低減することができる。また、支持部35は注出部31の背面から延出される細長状をなし、カップ鍔部C1の一部に固定されるため、カップ鍔部C1の形状がそれぞれ異なるカップCに対しても装着することができる。
次に、本実施形態のスパウトSの作用について図24〜図29に従って説明する。まず図24に示すように、支持部35をカップ側壁に対して傾けた姿勢とし、第1湾曲部35aの先端を、カップ側壁に当接させる。このとき、支持部35が穿孔部30の先端よりも下方に突出しているので、支持部35を当接させやすい。そして第1の刃32の鉤状部32bを、フィルムFが固着されたカップ鍔部C1の上面に引っ掛ける。
次に、スパウトSを、カップCの外側面に当接した第1湾曲部35aを支点として、フィルムFの上面に向かって回転させると、図25に示すように、第1の刃32が支持部35から離間するように弾性変形して、鉤状部32bが、カップ鍔部C1を越えてフィルムFの上面に到達する。このとき、スパウトSを回転させる力が鉤状部32bに集中するので、鉤状部32bによりフィルムFが破られる。また、支持部35による支持によってスパウトSの姿勢を安定させながら穿孔することができる。
また、掛止部32aと第1湾曲部35aとの相対距離G2は、カップ鍔部C1よりも小さいため、第1の刃32は、支持部35から離間するように弾性変形する。このように、掛止部32aと第1湾曲部35aとによりカップ鍔部C1が挟持されるため、スパウトSを支持しながら回転させることができる。
さらに、第1湾曲部35a及び第1の刃32の背面が湾曲形状をなしているため、スパウトSは、第1湾曲部35aと、カップ側壁及びカップ鍔部C1とを摺接させるとともに、第1の刃32の背面とカップ鍔部C1の内側とを摺接させながら、回転する。このため、スパウトSの回転に伴い、カップ鍔部C1が、第2湾曲部35bと支持部35との間隙に導かれる。
また、第1の刃32がフィルムFを穿孔するのと同時に、第2の刃33も穿孔を開始する。第1の刃32は、カップ鍔部C1に沿って円弧状の孔を形成し、カップCに深く差し込まれるにつれ、その孔をカップ周方向に拡大していく。第2の刃33は、第1の刃32によって形成された孔を、カップ径方向内側へ向かって押し広げ、孔の開口面積を拡大していく。
さらにスパウトSを、注出部31がフィルムFに対して垂直となるように回転させながらカップCに対して押し込むと、図26に示すように、カップ鍔部C1が、第1の刃32と第2湾曲部35bとの間隙に差し込まれる。カップ鍔部C1が第2湾曲部35bの中央部P3付近まで差し込まれると、スパウトSは、注出部31をフィルムFに対して垂直とし、且つカップ側壁に略平行にした直立姿勢となる。このとき、第2湾曲部35bと第1の刃32との相対距離G7は、カップ鍔部C1の幅CWとほぼ同一か若干小さいため、第1の刃32は殆ど弾性変形せず、フィルムFに対してほぼ垂直に差し込まれる。
上記直立姿勢にしたスパウトSに対し、カップ深さ方向の押圧力を加えてカップCに押し込んでいくと、図27に示すように、カップ鍔部C1が、第2湾曲部35bの終端部P2と第1の刃32との間に挟持される。上述したように、この間隙は、カップ鍔部C1の幅CWよりも小さいため、支持部35が、外側に反るように弾性変形し、カップ鍔部C1に対し、外側から押圧するような力を付与する。
その状態のスパウトSをさらにカップCに押し込むと、支持部35の掛止爪35cがカップ鍔部C1を乗り越える。その結果、図28に示すように、支持部35を外側に押圧する力が解除されて、カップ鍔部C1が溝部35dに貫入される。上述したように溝部35dと注出部31との相対距離G8は、カップ鍔部C1の幅CWよりも若干小さいため、支持部35が外側に反り、カップ鍔部C1を外側から押圧し、また注出部31によりカップ鍔部C1を内側から支持することでカップ鍔部C1を挟持できる。さらに、カップCの膨出部C2には、第1の刃32の背面に形成された突出部32cが掛止されるため、カップCの径方向、周方向及び高さ方向に沿った移動が規制され、スパウトSがカップCから容易に抜け落ちにくくなる。
このとき、注出部31は、カップ鍔部C1に対して上方に配置され、第1の刃32及び第2の刃33の大部分がカップCの内側に挿入されている。また、フィルムFには、略三角形状の孔が形成されている。この孔は、カップCの周方向の最大長さが、第1の刃32の幅とほぼ同じであって、カップCの径方向の最大長さが、第2の刃33の幅とほぼ同じである。この際、フィルムFに形成された孔と、第1の刃32及び第2の刃33との隙間が空気孔として機能する。
このスパウトSを用いて、カップCの内容物である飲料を飲む際には、図29に示すように、注出部31側にカップCを傾けると、フィルムFに穿孔された孔を介して飲料が導出される。このため、注出部31に口を付けて、飲料を啜ることができる。
スパウトSを外す際には、支持部35をカップCから離間させる方向に反らせて、溝部35dとカップ鍔部C1との係合を解除して、スパウトS全体をカップCから引き抜く。
従って、第3実施形態によれば、第1実施形態の(1),(2),(3)及び(8)に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(11)第3実施形態では、スパウトSは、穿孔部30によってフィルムFに孔を開けるとともに、穿孔部30と支持部35とによりスパウトSをカップCに固定するため、カップCを傾けることにより、フィルムFに開けられた孔を介して導出された飲料を、注出部31から啜ることができる。また、支持部35を弾性変形させて、穿孔部30と支持部35とによりカップ鍔部C1を挟持するので、スパウトSをカップCの一部に対し安定した姿勢で固定することができる。このため、スパウトSが容易に傾いたりずれたりすることがないので、カップ内の飲料を飲みやすくすることができる。
(12)第3実施形態では、支持部35の先端は、第1の刃32の刃先よりもカップCの挿入方向へ突出しているので、支持部35の先端をカップの外側面に当接させながら、穿孔部30の刃先をフィルムFに刺すことができる。このため、スパウトSの姿勢を安定させながら穿孔することができるので、操作性を向上できる。
(13)第3実施形態では、支持部35は、スパウトSの回転動作の支点となる第1湾曲部35aと、スパウトSが回転する際にカップ鍔部C1と摺接する第2湾曲部35bとを備えた。このため、第1湾曲部35a及び第2湾曲部35bとカップ鍔部C1等とを摺接させてガイドしながら、スパウトSを回転しつつカップCに押し込むことができるので、操作性を向上できる。
(14)第3実施形態では、第2湾曲部35bは、カップ鍔部C1の幅よりも小さい幅を有する溝部35dを備えたため、溝部35dにカップ鍔部C1が挿入された際に、弾性変形した支持部35の反発力により、支持部35と穿孔部30との間でカップの縁部を挟持することができる。
(15)第3の実施形態では、第1の刃32の刃先は鉤状に形成されているため、その鉤状部32bをカップ内側に掛止しながら、スパウトSを回転させることができる。このため、スパウトSを、鉤状部32bと支持部35とをカップCに当接させることで支持し、安定した姿勢を保持しつつ、カップに対して固定することができる。
尚、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態では、第1の刃21と支持片11aとを弾性変形させて、カップ鍔部C1を挿入するようにしたが、支持片11aを肉厚化する等して剛性を高め、第1の刃21のみを弾性変形させるようにしてもよい。又は、第1の刃21の剛性を高め、支持片11aのみを弾性変形させるようにしてもよい。
・第1実施形態では、第1の刃21の刃先は三角形状ではなく、鋸歯状等、他の形状でもよい。
・第1実施形態では、スパウトSは、掛止爪12を1対備えるようにしたが、1つでもよいし、3つ以上形成されてもよい。又は、支持部11の幅方向の全域に亘って形成された長尺状の掛止爪にしてもよい。
・第1実施形態の第1の刃21は、突部21a〜21cを省略した構成としてもよい。この場合、第1の刃21と支持部11との相対距離が、カップ鍔部C1の幅よりも若干小さい距離とされる。
・第1実施形態の第2の刃22は、1対ではなく、第1の刃21の片方の端部のみ形成されていてもよい。また、第2の刃22は、先細り形状であって、スパウトSがカップCに挿入されるに従いフィルムFの孔を押し広げる構成であれば、他の構成でもよい。
・上記各実施形態では、穿孔部20,30,50は、カップの周方向に沿って穿孔する第1の刃21,32,51と、カップの径方向内側に向かって穿孔する第2の刃22,33とを備えるようにしたが、第1の刃によって形成された孔を第2の刃によって拡大する構成であれば、他の構成でもよい。例えば、第1の刃によって、カップ径方向内側に向かう孔を形成し、その孔を、第2の刃によって、径方向内側以外の方向に押し広げるようにしてもよい。
・第1実施形態のスリット25は、第1の刃21とカップ内側面との距離を小さくする等して、第1の刃21とカップ内側面との間に残留する液量を少なくすれば省略してもよい。
・第1実施形態では、バネ部21eを弾性変形させるようにしたが、第1の刃21全体を弾性変形させてもよい。
・第2実施形態では、第1の刃51の正面に中央刃52a、左側刃52b及び右側刃52cを形成したが、中央刃52aのみでもよい。
・第2実施形態では、支持部41に掛止爪を3つ設けるようにしたが、掛止爪を支持部41の幅方向に亘って形成された突条にしてもよい。
・第3実施形態では、第1の刃32は、湾曲した掛止部32aを備えるようにしたが、第1の刃32と支持部35との間隙にカップ鍔部C1を差し込んだ状態で、スパウトSを回転可能であれば、高さ方向において湾曲しなくてもよい。
・第3実施形態では、支持部35の正面側を第1湾曲部35a及び第2湾曲部35bを有する湾曲形状(凹凸形状)にしたが、スパウトSをカップCに固定したときに、支持部35が弾性変形し、支持部35の先端がカップCの外側に当たる形状であれば他の形状でもよい。
・上記各実施形態では、シール部17は、スパウトSに一体に形成されているとしたが、別部材とし、注出口形成部14の先端に接着するようにしてもよい。このとき、シール部17は、エラストマー、シリコン樹脂等の飲料用カップに適した安全性の高い弾性部材から構成してもよい。
・支持部11,35,41の先端は、穿孔部20,30よりも突出しているとしたが、スパウトSを装着する際に、支持部11,35,41をカップCに当接可能であれば、同じ高さでもよく、穿孔部20,30,50が支持部11,35よりも突出するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、スパウトSが装着されるカップCを、内側面に膨出部C2が形成されたものとしたが、スパウトSを膨出部C2が形成されていないカップに装着してもよい。
・上記各実施形態では、カップCには温かい飲料に限らず、冷たい飲料が封入されていてもよい。また、飲料でなくても、飲用可能な医薬品等の液体でもよい。
11,35,41…支持部、11b…当接片、12,35c,42…掛止爪、13,43…注出部としての端縁部、17,47…シール部、20,30,50…穿孔部、21,32,51…第1の刃、21a〜21c…突部、22,33,52…第2の刃、21e…バネ部、25…スリット、31…注出部、32b…鉤状部、35a…第1の湾曲部、35b…第2湾曲部、35d…挟持部としての溝部、42…第1シール部、53…シール突部、L…液体としての飲料、C…カップ、C1…カップ鍔部、CW…幅、F…フィルム、S…スパウト。

Claims (12)

  1. 液体を収容し開口をフィルムで封止されたカップに装着されるスパウトにおいて、
    前記フィルムを破り、少なくともその一部が前記カップ内側へ挿入される穿孔部と、
    前記穿孔部に対して間隙を介して設けられた支持部と、
    前記フィルムの上方に配置され、前記カップ内の液体が導出される注出部とを備え、
    前記穿孔部と前記支持部との間で前記カップの縁部を挟持することを特徴とするスパウト。
  2. 前記支持部の先端は、前記穿孔部の刃先よりも突出し該スパウトが前記カップに装着される際に前記カップの縁部に当接する請求項1に記載のスパウト。
  3. 前記支持部は、前記カップの開口部に設けられた鍔部の下面に掛止される掛止爪を備えた請求項1又は2記載のスパウト。
  4. 前記掛止爪との間で前記カップの鍔部を挟持する当接片をさらに備えた請求項3に記載のスパウト。
  5. 前記穿孔部は、前記カップの内側に当接するとともに前記掛止爪との間で前記カップの縁部を挟持するシール突部を備えた請求項3に記載のスパウト。
  6. 前記注出部の先端に備えられたシール部をさらに備え、
    前記シール部の先端は、該スパウトがカップに対して固定される装着位置で、前記フィルムが前記カップの縁部に固着された位置よりも下方に配置され、該スパウトと前記フィルムとの隙間を閉塞する請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパウト。
  7. 前記穿孔部は、前記穿孔部と前記カップの内側面との間に流入した液体を前記注出部側へ導出するスリットを備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載のスパウト。
  8. 前記穿孔部は、前記支持部との間隙に前記カップの縁部が挿入された際に、前記カップの縁部に沿って弾性変形するバネ部を備え、前記バネ部には前記カップの内側に当接する突部が形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のスパウト。
  9. 前記支持部は、
    該スパウトが回転する際に前記カップの外側面に当接する第1湾曲部と、
    該スパウトが回転する際に前記カップの縁部に摺接される第2湾曲部とを備えた請求項1又は2に記載のスパウト。
  10. 前記支持部は、
    該スパウトがカップに対して固定される装着位置で前記カップの縁部が差し込まれる挟持部を備え、該挟持部の幅は、前記カップの縁部の幅よりも小さい請求項9に記載のスパウト。
  11. 前記穿孔部は、前記カップ内側に掛止される鉤状部を先端に備える請求項9又は10に記載のスパウト。
  12. 前記穿孔部は、前記カップの周方向に沿って穿孔する第1の刃と、前記カップの径方向内側に向かって穿孔する第2の刃とを備える請求項1〜11のいずれか1項に記載のスパウト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016172576A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 大日本印刷株式会社 突刺具付容器、蓋付容器及び突刺具
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