JP2013118945A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】送風経路を効果的に冷却して外気導入量を低減し、室内に排出される埃を低減する。
【解決手段】ドラム2内に送風する送風装置13と、乾燥風を除湿・加熱する熱交換装置11と、熱交換装置から出た風を送風装置を介して水槽3へと導く第1送風経路12と、水槽から出た風を熱交換装置へと導く第2送風経路14とを備え、第2送風経路14は、水槽3の前方に配設し、第2送風経路14の略直下の本体1下面または前面下部に外気を導入する吸気口19を設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】ドラム2内に送風する送風装置13と、乾燥風を除湿・加熱する熱交換装置11と、熱交換装置から出た風を送風装置を介して水槽3へと導く第1送風経路12と、水槽から出た風を熱交換装置へと導く第2送風経路14とを備え、第2送風経路14は、水槽3の前方に配設し、第2送風経路14の略直下の本体1下面または前面下部に外気を導入する吸気口19を設けたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣類等の洗濯と乾燥がおこなえる洗濯乾燥機に関するものである。
従来、ヒートポンプを搭載し、洗濯から乾燥まで続けて実行することができるドラム式の洗濯乾燥機が実用化されている。しかしながら、ヒートポンプを搭載した洗濯乾燥機では、ヒートポンプ内の冷媒は乾燥が進むに連れて高温・高圧になっていく。冷媒を一定の温度・圧力に抑えるために、外気を導入して冷媒を冷却している。外気を導入すると同量の乾燥空気を機外へ排出することになり、埃の混ざった乾燥風を室内に排出することになる。そこで、ドラムからヒートポンプまでの間の風路を冷却するようにした洗濯乾燥機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機を示すものである。図6に示すように、筐体51内に衣類等を収容するドラム52が設けられている。筐体51に取り付けられたモータ53は、ドラムベルト54を介してドラム52を回転させるとともに、ファンベルト55を介して送風機56を回転させ、乾燥用空気を吸排気する。乾燥用空気は外部に開口した吸気口57から導入され、放熱器58からドラム52を経て吸熱器59へと導いた後、排気口60から外部に排気する風路61が設けられている。
ドラム52と吸熱器59の間には、乾燥用空気の熱を外気と熱交換して外部に放出する熱交換部62が設けられており、筐体51の背面部に配設されている。ヒートポンプの圧縮機63は筐体51の下部に配設され、また、乾燥用空気は筐体51下方に向けて機外へ排出されるように構成されている。
しかしながら、前記従来の構成では、冷却用の空気が洗濯乾燥機の周囲を通って背面側まで回り込む必要があるが、洗濯が終了する頃には、モータなどからの排熱によって洗濯乾燥機の周囲の環境温度は上昇している。また、乾燥中もモータや圧縮機の排熱および乾燥風の排気によって洗濯乾燥機周囲の環境温度は高いため、効果的に送風経路を冷却することができないという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、送風経路を効果的に冷却して外気導入量を低減し、室内に排出される埃を低減することが可能な洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、本体内に弾性支持した水槽と、前記水槽内に回転可能に設けたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に送風する送風装置と、乾燥風を除湿・加熱する熱交換装置と、前記熱交換装置から出た風を前記送風装置を介して前記水槽へと導く第1送風経路と、前記水槽から出た風を前記熱交換装置へと導く第2送風経路とを備え、前記第2送風経路は、前記水槽の前方に配設し、前記第2送風経路の略直下の本体下面または前面下部に外気を導入する吸気口
を設けたものである。
を設けたものである。
これによって、吸気口から吸い込んだ比較的低温の空気で乾燥中の加熱された第2の送風経路を冷却することができる。乾燥風が冷却されるとヒートポンプの冷媒温度がある一定以上に温度上昇しなくなり、熱くなった乾燥風を機外に排出することを低減することができるので、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのを低減することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、送風経路を効果的に冷却して外気導入量を低減し、室内への埃の排出を低減することができる。
第1の発明は、本体内に弾性支持した水槽と、前記水槽内に回転可能に設けたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に送風する送風装置と、乾燥風を除湿・加熱する熱交換装置と、前記熱交換装置から出た風を前記送風装置を介して前記水槽へと導く第1送風経路と、前記水槽から出た風を前記熱交換装置へと導く第2送風経路とを備え、前記第2送風経路は、前記水槽の前方に配設し、前記第2送風経路の略直下の本体下面または前面下部に外気を導入する吸気口を設けたことにより、吸気口から吸い込んだ比較的低温の空気で乾燥中の加熱された第2の送風経路を冷却することができる。乾燥風が冷却されるとヒートポンプの冷媒温度がある一定以上に温度上昇しなくなり、熱くなった乾燥風を機外に排出することを低減することができるので、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのを低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明に加えて、本体の下面に前記本体を支持する脚を備え、前記脚より前側に吸気口を配設したことにより、第2の送風経路を冷却するために、より低温の空気を吸気口から導入することができるので、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明に加えて、吸気口と第2送風経路の周囲とを連通接続する冷却経路を設けたことにより、吸気口から導入された比較的低温の空気がその他の高温部品に接触することなく、直接第2送風経路を冷却することができるので、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明に加えて、第2送風経路の略直上の本体上面に排気口を設けたことにより、第2送風経路により温められた空気が機内に滞留することなくスムーズに機外へと放出されるので、吸気口から比較的低温の空気が吸い込まれやすくすることができ、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明に加えて、第2送風経路の周囲と排気口とを連通接続する排気経路を設けたことにより、第2送風経路により温められた空気が機内に滞留することなくさらにスムーズに機外へと放出されるので、吸気口から比
較的低温の空気が吸い込まれやすくすることができ、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減することができる。
較的低温の空気が吸い込まれやすくすることができ、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減することができる。
第6の発明は、特に、第4または第5の発明に加えて、排気口を開閉する開閉弁を設けたことにより、第2送風経路を冷却したいときに開閉弁を開放して、吸気口から導入された冷却空気を積極的に第2送風経路に導くことで、より効果的に第2送風経路を冷却することができ、乾燥風に含まれる埃を機外へ排出するのをさらに低減させた洗濯乾燥機を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の側面断面図、図2は、同正面断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の側面断面図、図2は、同正面断面図である。
図1および図2において、本発明の第1の実施の形態にかかる洗濯乾燥機は、洗濯乾燥機の本体1と、本体1内に弾性支持されて洗濯用の水を貯める水槽3と、水槽3内に回転可能に設けられて衣類等を収容するためのドラム2と、水槽3の側面外側下方に固定され水槽3内に回転可能に配設したドラム2を回転させるモータ4と、ドラム2の前方を閉じる開閉自在なドア5とを有している。
本体1内には、ヒートポンプサイクルを構成する圧縮機6および膨張弁7、吸熱器8、放熱器9が冷媒管につながれて、熱交換装置11として構成されている。吸熱器8と放熱器9とを内包する熱交換器ケース10は本体1下側に構成されている。
熱交換器ケース10と水槽3の後方上側とを第1送風経路12で連通接続し、第1送風経路12の中間には送風ファンからなる送風装置13が設けられている。一方、水槽3の前方上側と熱交換器ケース10とを第2送風経路14で連通接続し、この第2送風経路14の中間には、乾燥風の埃を取り除くためのフィルタ15が着脱自在に構成されている。
第2送風経路14は、図2に示すように、本体1を正面から見た場合に、ドラム投入口2cの右側をドラム投入口2cを避けるように沿って湾曲して構成され、ドラム投入口2cの上方で水槽3の排気部3aと連通接続している。
ドラム2は、有底略円筒形であり、略水平軸周りに回転し、ドラム投入口2cはドア5に対向するように開口している。ドラム2の周側面の全周にドラム2の内外を貫通するように多数の孔2aを備えている。また、ドラム2の内側には、衣類等をモータ4の回転に伴って上方向へ持ち上げるための複数のバッフル板2bを内方へ突出するように設けている。
水槽3には、水槽3と洗濯乾燥機の本体1外の水栓Aとを連通接続する給水経路16が接続されている。水栓Aは室温や外気温等と同等の温度の水を洗濯乾燥機に供給する。この給水経路16の途中には、洗剤や柔軟剤などを供給する水に混入させるための洗剤ケース(図示せず)と給水弁17とが設けられている。
給水弁17は、給水経路16と水槽3とを連通させるか、給水を停止するかの2つの状態を実現することができる。また、水槽3には、水槽3内に溜まった水を排出するための排水ポンプ(図示せず)を設けている。
洗濯乾燥機の本体1の最外郭は外郭壁18からなっている。本体下面で外郭壁18の本体前側下部の第2送風経路14の略直下に吸気口19を設けている。また、本体上面で外郭壁18の本体前側上部の第2送風経路14の略直上に排気口20を設けている。水槽3の振動を抑え、水槽3の振動を外郭壁18に伝達することを低減するために、バネ21を水槽3と外郭壁18との間に設け、水槽3を本体1内に弾性支持している。
さらに、外郭壁18はゴム等の弾性体で形成した脚22を介して床に設置されている。また、本体1内には、モータ4および圧縮機6、送風装置13、給水弁17、排水ポンプ等を制御し、洗濯および乾燥運転を制御する制御装置23が設けられており、使用者は操作ボタン(図示せず)を操作することにより、所望の運転が可能となる。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下その動作、作用について説明する。衣類の洗濯および乾燥プログラム実行による動作の詳細を以下に説明する。
まず、洗濯の手順の概要を示す。洗濯は、洗い工程およびすすぎ工程、脱水工程からなる。洗い工程での手順を示す。最初にドア5を開放し、使用者はドラム投入口2cからドラム2内に衣類等を投入する。使用者はドア5を閉じ、操作ボタンを押して所望の運転プログラムを選択して運転を開始させる。
制御装置23は、ドア5が閉じられていることを確認した後、モータ4を駆動させて、回転数などから投入された衣類等の量を判定する。その後、制御装置23は給水弁17を開放して水栓Aと水槽3を連通させ、水槽3に水を貯め始める。給水弁17を通って水槽3に供給される水は洗剤ケースを通過しており、このとき、排水ポンプは停止した状態とする。
水を貯めながら、制御装置23はモータ4を駆動しドラム2を回転させることで、衣類等を満遍なく濡らしておく。所定の水量が水槽3に貯まると、制御装置23は給水弁17を閉じ、モータ4を正転、反転を繰り返すなど、所定のプログラムにしたがってドラム2を回転させ、衣類の汚れを落とす。制御装置23は、所定の時間が経過すると洗い工程を終了する。
洗い工程が終了すると、次にすすぎ工程を開始する。すすぎ工程では、排水、給水、モータ駆動というすすぎ作業を2回行う。1回目のすすぎ作業では、まず制御装置23は、排水ポンプを駆動させて洗剤や汚れと共に洗濯水を水槽3から排出する。次に、制御装置23は給水弁17を開放して水栓Aと水槽3を連通させ、再び水槽3に水を供給する。所定量の水を水槽3内に供給すると給水弁17を閉じる。
この間、排水ポンプは停止状態に制御されている。水槽3に水を貯めた状態で制御装置23はモータ4を駆動させ、衣類等に付着している洗剤成分や汚れ成分を汚れていない水の中へと移動させて汚れを落とすすすぎを実行し、所定の時間が経過すると1回目のすすぎ作業を終了し、これを2回繰り返した後、水槽3内の水を排出してすすぎ工程を終了する。
すすぎ工程が終了すると、次に脱水工程を実行する。制御装置23は、モータ4を駆動させてドラム2を高速回転(例えば、1400rpmの回転数)させる。このとき、回転数が増加していくにつれて、衣類に付加される遠心力が強まっていくため、衣類はドラム2の内周側面に張り付いていく。
そして、衣類に含まれる水分は遠心力によりドラム2の孔2aを通して外側に移動し、遠心力によって水槽3の内側に飛ばされることになる。これにより、衣類に含まれる水分
のある程度は除去される。脱水された水分は制御装置23が排水ポンプを駆動させることで水槽3から排出される。
のある程度は除去される。脱水された水分は制御装置23が排水ポンプを駆動させることで水槽3から排出される。
次に、乾燥の手順の概要を説明する。洗濯、すすぎ、脱水を完了した後、衣類等の乾燥を実行する。乾燥が開始されると、制御装置23は送風装置13を駆動させる。水槽3から第2送風経路14に入り込んだ乾燥空気は、図1の黒矢印に示すような方向に循環する。ドラム2内で湿った衣類により湿度が高くなった空気は、フィルタ15を通過して乾燥風に含まれる塵埃を除去した後、吸熱器8によって冷却される。
冷却された乾燥空気の温度に対応して飽和絶対湿度は低下するので、乾燥空気に溶け込めなくなった水分は除去されて乾燥空気は乾燥する。このように冷却された乾燥空気は放熱器9によって再び加熱されることで、温度に対応して飽和絶対湿度は上昇し、相対的な湿度は低下し低湿度の乾燥空気となって送風装置13によって再び水槽3内に戻される。
乾燥工程が進んでいくと、第1送風経路12、水槽3、第2送風経路12、熱交換装置11を循環する乾燥空気は、徐々に略70℃程度まで加熱される。その結果、第2送風経路14もこの乾燥空気により加熱され、ほぼ同様の温度にまで加熱される。第2送風経路14の周囲の空気も加熱され、室温よりも高温になったこの周囲空気は上昇し、排気口20から機外へと排出される。
第2送風経路14周囲の空気が上昇するのに伴い、新たな空気が吸気口19より導入される。この吸気口19から導入された空気は、洗濯乾燥機の本体1の前方下部から吸い込まれた空気であり、本体1の側方や後方、上部などに比べて、圧縮機6やモータ4、送風装置13の排熱により加熱されにくいために、洗濯乾燥機の本体1を設置している室内で最も低温の空気であり、第2送風経路14の冷却に非常に有利である。
また、第2送風経路14の周囲の温度が上昇した場合、熱せられた空気は上方に移動するので、第2送風経路14の直下にある吸気口19から導入された空気が最も第2送風経路14付近に移動しやすく、効果的に冷却することができる。
一方、排気口20は、第2送風経路14の略直上にあるので、第2送風経路14の周囲の熱せられた熱が水槽3上部に滞留することなく、速やかに排出されるので、スムーズに本体1内の空気の置換が行われ、効率よく冷却することができる。
また、自然冷却の空気の流れは下から上への方向であり、第2送風経路14内の乾燥空気の流れは、黒矢印のように、上から下への方向に流れるため、両者の流れは対向流となる。自然冷却の空気は下の方が温度が低く、また乾燥空気も下の方が温度が低いので、周囲空気と乾燥空気の熱交換が行われる全流域にわたって、周囲空気と乾燥空気との温度差を一定程度確保することができ、平行流に比べて効率的に冷却することができる。
以上のような自然対流による第2送風経路14の冷却は、第2送風経路14の温度が室温よりもある程度高くなってから自然と行われるので、温度検知センサなどを搭載する必要がなく、ファンなどを使用して故障することもないので、信頼性が高く安価に構成することができる。
また、乾燥工程の初期で第2送風経路14が比較的低温の際には、このような自然対流による冷却は行われないので、乾燥工程開始直後から必要以上に第2送風経路14を冷却してしまい、乾燥空気の熱が第2送風経路14を加熱するために使われてしまうことがなく、乾燥効率が低下することもない。
以上の構成により、本実施の形態の洗濯乾燥機は、第2送風経路14を水槽3の前方に配置し、吸気口19を第2送風経路14の略直下に設けることで、乾燥が進んで第2送風経路14が高温になった際に、積極的に自然対流を促進することができるので、第2送風経路14を効果的に冷却することができ、ヒートポンプの冷媒温度がある一定以上に温度上昇しなくなり冷媒温度を低減することができる。これにより、熱くなった乾燥風を機外に排出することを低減することができるので、外気導入をして結果として乾燥空気に含まれる埃を室内に放出してしまうことを低減した洗濯乾燥機を提供することが可能となる。
また、吸気口19を脚22よりも前側に配置することで、モータ4などの排熱を吸収した本体1下方の空気を流入させることを低減し、より機外の前方下側の空気を吸いやすくなり、比較的低温の外気を導入することができるので、より効率よく第2送風経路14を冷却することができ、外気導入をして結果として乾燥空気に含まれる埃を室内に放出してしまうことを低減することができる。
また、排気口20を第2送風経路14の上方に設けたことで、第2送風経路14の周囲で温められた空気が第2送風経路14の上部などに滞留し、自然滞留を妨げることを低減し、速やかに熱せられた空気を機外へと放出し、より効率的に自然冷却することができるので、外気導入をして結果として乾燥空気に含まれる埃を室内に放出してしまうことを低減することができる。
なお、水栓Aは建物に設置された水道栓に限定するものではなく、風呂水などの供給部であってもよい。
なお、吸気口19を洗濯乾燥機の本体1の前面下部に設けると、より低温な機外の空気を導入することができる。
(実施の形態2)
図3および図4は、本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機の要部断面図で、図3は排気口20近傍を示し、図4は吸気口19近傍を示す。本実施の形態2の特徴は、第2送風経路14の略上方に排気口20を設け、この排気口20と第2送風経路14の周囲を排気経路24で連通接続するとともに、吸気口19と第2送風経路14の周囲を冷却経路25で連通接続したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図3および図4は、本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機の要部断面図で、図3は排気口20近傍を示し、図4は吸気口19近傍を示す。本実施の形態2の特徴は、第2送風経路14の略上方に排気口20を設け、この排気口20と第2送風経路14の周囲を排気経路24で連通接続するとともに、吸気口19と第2送風経路14の周囲を冷却経路25で連通接続したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図3において、本実施の形態2にかかる洗濯乾燥機では、フィルタ15は本体1上部に設けられている。そのため、第2送風経路14は、水槽3とフィルタ15とを連結するために一旦上方へ向かってから、図中黒い矢印で示すように横方向に、そして下部の熱交換器ケース10と連結するために下方へと延びる構成となっている。
フィルタ15は上方向(矢印イ)に着脱自在に構成されている。なお、フィルタ15の一部には貫通孔15aが設けられている。第2送風経路14を内包する排気経路24を設けている。排気経路24は、上方で外郭壁18の上方のフィルタ15により隠される部分に排気口20を構成している。この排気口20は、フィルタ15の貫通孔15aと対応する部分に構成されている。なお、第2送風経路14の外壁には、第2送風経路14の延設方向に沿って鉛直方向に延びる板状の熱交換リブ14aが設けられている。
また、図4において、第2送風経路14の一部を内包する冷却経路25を設けている。冷却経路25の下部は外郭壁18下面に吸気口19を設けている。冷却経路25の上部は排気経路24と連通接続されている。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下その動作、作用について説明する。基本的な動作は実施の形態1と同様であるので、実施の形態1のものを援用する。
乾燥時の排気経路24および冷却経路25の作用効果について説明する。乾燥が進んでいくと、第2送風経路14は高温になるが、これにより第2送風経路14周囲の空気は上昇していくが、排気経路24が存在するため、水槽3の上側に加熱された空気が移動して滞留することがなく、速やかに排気口20から機外へと排気される。熱交換リブ14aは、第2送風経路14の表面積を増す効果があり、より大きな面積で熱交換を行うことが可能となるので、効率よく熱交換を促進することができる。
次に、冷却経路25について説明する。第2送風経路14の周囲の温度が上昇すると、排気経路24と連通接続された冷却経路25の中の空気が上昇する。冷却経路25は下部に吸気口19を備えているので、機外の比較的低温の空気を吸い込むことになる。冷却経路25が排気口20以外の部分、主に洗濯乾燥機の本体1内の空気を隔離しているので、モータ4などによって温められた空気が冷却経路25内に入り込むことはない。
以上に述べたように、排気経路24を設けることで、第2送風経路14によって加熱された周囲空気が周囲に滞留することなく、排気口20から外に出て行きやすいので、より効率的に第2送風経路14を冷却することができる。また、冷却経路25を設けることで、第2送風経路14を冷却するための空気として、本体1内のモータ4などによって加熱された空気を使用することをなくし、より効率よく第2送風経路14を冷却することができるので、室内に排出される埃を低減することが可能となる。
図5は、本実施の形態の他の例を示したもので、排気口20の近傍に開閉弁26を設けたものである。排気口20を開閉弁26により開閉すると、自然冷却を行う時間を制御することができるようになる。特に、室温が非常に低い場合などには、乾燥に必要なほど第2送風経路14の温度が上昇していない場合でも、自然冷却が開始されてしまい、かえって乾燥効率が低下してしまう恐れがあるが、制御装置23が開閉弁26を制御して乾燥工程が開始されてから一定時間後に開閉弁26を開放する。
開閉弁26が閉じた状態であると、第2送風経路14の周囲空気は行き場を失い、排気経路24の上部に滞留する。これにより、第2送風経路14の熱は周囲に逃げ出しにくくなるので、乾燥初期の第2送風経路14の温度を上昇させたい場合には素早く温度を上げることが可能となる。一方、開閉弁26を開放すると、熱せられた空気は一度に排気口20から機外へと排出されるので、自然冷却が始まり、当初の効果を発揮することが可能となる。
また、吸気口19近傍に送風ファンを設けてもよい。室温が高い場合には、自然冷却では第2送風経路14の温度が低減しにくい場合がある。このような場合に乾燥工程が始まって一定時間後に制御装置23が送風ファンを駆動して吸気口19から吸い込んだ空気を第2送風経路14に吹き付けることで、冷却効果を増すことができる。
なお、上記すべての実施の形態において、ドラム2を水平軸周りに回転させて洗濯する洗濯方式を採用しているが、必ずしも水平軸でなくても水平から傾斜した軸周りに回転してもよい。また、回転軸は洗濯乾燥機本体の左右方向に設けてもよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、送風経路を効果的に冷却して外気導入量を低減し、室内への埃の排出を低減することができるので、洗濯乾燥機として有用である。
1 本体
2 ドラム
3 水槽
4 モータ
11 熱交換装置
12 第1送風経路
13 送風装置
14 第2送風経路
19 吸気口
2 ドラム
3 水槽
4 モータ
11 熱交換装置
12 第1送風経路
13 送風装置
14 第2送風経路
19 吸気口
Claims (6)
- 本体内に弾性支持した水槽と、前記水槽内に回転可能に設けたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に送風する送風装置と、乾燥風を除湿・加熱する熱交換装置と、前記熱交換装置から出た風を前記送風装置を介して前記水槽へと導く第1送風経路と、前記水槽から出た風を前記熱交換装置へと導く第2送風経路とを備え、前記第2送風経路は、前記水槽の前方に配設し、前記第2送風経路の略直下の本体下面または前面下部に外気を導入する吸気口を設けた洗濯乾燥機。
- 本体の下面に前記本体を支持する脚を備え、前記脚より前側に吸気口を配設した請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 吸気口と第2送風経路の周囲とを連通接続する冷却経路を設けた請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
- 第2送風経路の略直上の本体上面に排気口を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- 第2送風経路の周囲と排気口とを連通接続する排気経路を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- 排気口を開閉する開閉弁を設けた請求項4または5記載の洗濯乾燥機。
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