JP2013118917A - 装飾台座 - Google Patents

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JP2013118917A
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Keiko Murakami
啓子 村上
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Abstract

【課題】ジェルと呼ばれる合成樹脂を使って装飾体を固定するための指輪などの台座であって、ジェルを容易にきれいに小高く形成でき、ジェルの量も少なくて済み、ジェルが台座の縁から溢れにくく、台座から剥がれにくい台座を提供する。
【解決手段】台座3の周囲で縁部5が高く形成され、台座3の中央に向かって底部9が徐々に高くなり、底部9の表面103は、細かな凹凸で形成された粗面11となっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、台座の上に装飾体を配置し固定して装飾品を完成させるための前記台座の構造に関する。
ジェルと呼ばれる合成樹脂を用いて装飾品を完成させる技術がある。
すなわち、台座の上に、流動性のある合成樹脂であるジェルを載せ、その合成樹脂の上に、石やプラスチックなどからなる装飾体を配置し、その後に、合成樹脂を紫外線や可視光線を照射等することで硬化させ、台座に装飾体を固定し、指輪などの装飾品を完成させる。
図3に示すように、従来の台座101は、表面103が平坦である。この平坦な鏡面の表面103の上に、ジェル105を小高く盛り上げる。この台座101は、装飾品である指輪を構成するもので、円盤状であり、下面には、指にはめるリング部107が一体に設けられる。
下記特許文献1には、台座に凹凸模様を設けて、宝飾品であるルビーの美しさを高める技術が開示される。
特開2008−125876
しかしながら、図3の従来技術によれば、ジェルをきれいに小高く盛り上げるには、熟練した技術が必要であり、一般に困難である。ジェルの量も多く必要となる。また、小高く盛り上げたジェルは、台座の縁から溢れやすく、困難性をより高めることになる。さらに、台座からジェルが剥がれやすい。
なお、上記特許文献1の凹凸模様は、台座に宝飾品等を固定するのに寄与するための機能を有するものではない。
この発明は、以上の問題点を解決するために、ジェルを容易にきれいに小高く形成でき、ジェルの量も少なくて済み、ジェルが台座の縁から溢れにくく、台座から剥がれにくい台座を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、台座の上に流動性のある合成樹脂を載せ、その合成樹脂の上に装飾体を配置し、その後に、前記合成樹脂を硬化させることで装飾品を完成させるための前記台座において、前記台座の周囲で高く形成された縁部と、前記台座の中央に向かって徐々に高くなる底部と、を有することを特徴とする装飾台座である。 第二発明は、さらに、前記底部の表面は、細かな凹凸で形成された粗面となっていることを特徴とする装飾台座である。
第一、又は第二発明によれば、台座の周囲で縁が高く形成されることで、ジェルが台座から溢れにくく、台座の底部が中央に向かって徐々に高くなることで、ジェルを容易にきれいに小高く形成でき、ジェルの量も少なくて済む。
第二発明によれば、さらに、台座の底部の表面は、細かな凹凸で形成された粗面となっていることから、ジェルが台座の底面となじみやすく、台座から剥がれにくい。
この発明の一実施形態に係る台座を有する指輪を示すもので、(A)は、完成前の平面図、(B)は(A)の台座の一部を断面にして表す側面図、(C)は(A)にジェルを載せた状態の全体側面図、(D)は(C)の台座の縦断面図である。 この発明の他の実施形態に係る台座を有する指輪を示すもので、(A)は、完成前に指にはめた状態の斜視図に代える代用写真、(B)は(A)の完成状態の斜視図に代える代用写真である。 従来の台座を有する指輪を示すもので、(A)は、平面図、(B)は、(A)の台座を示す側面図、(C)は、(A)にジェルを載せた状態の全体側面図、(D)は、(A)の斜視図に代える代用写真である。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
この装飾品である指輪1を構成する台座3の周囲は円形(図1(A))で、この円形の縁部5が高く形成される(図1(B))。この縁部5は、円形断面を有するリング状をなす(図1(A)(C))。縁部5の直ぐ内側は、溝7になっている(図1(B))。溝7から台座3の中央に向かって底部9が徐々に高くなり、この底部9は、小高く、概略球状の一部を形成する曲面になっている。この底部9の表面16は、細かな凹凸で形成されたザラザラの粗面11となっている。台座3の下面には、指にはめるリング部13が一体に設けられる。
「実施形態の効果」
台座3の周囲で縁が高く形成されることで、表面張力の弱いジェル15であっても台座3の縁から溢れにくい。溝7があるので、さらに、溢れにくい。また、台座3の底部9が中央に向かって徐々に高くなることで、ジェル15を均一の厚さ(図1(D))で載せても、容易にきれいに、見た目上、小高く立体的に形成できる(図1(C))。ジェル15の表面張力を使って熟練の技術により立体的にする必要がなくなる。また、ジェル15の量も少なくて済む。
さらに、台座3の底部9の表面16は、細かな凹凸で形成されたザラザラの粗面11となっていることから、ジェル15が台座3の底面となじみやすく、容易に定着するので、載せた後で衝撃を受けるなどのことがあっても台座3から剥がれにくい。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、縁部5は、円形断面を有するリング状をなすものであったが、他の実施形態では、色々の形態をとることができる。例えば図2に示すように、縁部5が、小さな球状の突起を連続して配置した波状の模様をなすものでも良い。硬化したジェル15によって、装飾体17が固定される。
以上の実施形態では、装飾品として指輪を例に説明したが、他の実施形態では、ペンダント、ピアス、ブレスレット、ネックレス、など色々な装飾品に本発明は実施可能である。
ジェル105である合成樹脂は、紫外線、可視光線、または赤外線を照射等することで硬化する性質のもののみならず、お湯につけて硬化させる熱硬化樹脂など、色々な硬化の性質を有する合成樹脂を採用できる。
装飾体17(図2(B)参照)としては、宝石、水晶などの石、プラスチック製品などが使用できる。
1…指輪、3…台座、5…縁部、7…溝、9…底部、11…粗面、13…リング部、17・・装飾体、101…台座、16、103…表面、15、105…ジェル、107…リング部。

Claims (2)

  1. 台座の上に流動性のある合成樹脂を載せ、その合成樹脂の上に装飾体を配置し、その後に、前記合成樹脂を硬化させることで装飾品を完成させるための前記台座において、前記台座の周囲で高く形成された縁部と、前記台座の中央に向かって徐々に高くなる底部と、を有することを特徴とする装飾台座。
  2. 前記底部の表面は、細かな凹凸で形成された粗面となっていることを特徴とする請求項1に記載の装飾台座。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102058322B1 (ko) 2019-02-18 2019-12-20 가부시키가이샤 토프쥬에리 장신구

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