JP3128416U - メモリアル体 - Google Patents

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Abstract

【課題】産毛や遺髪をガラス材で包み込んで高級感や重量性、耐久性を持たせ、長年にわたってメモリアルとしての美観性や荘厳性を維持させるとともに、作成依頼人の嗜好を満足させつつ作成を容易に行え経済性に優れたメモリアルを提供する。
【解決手段】一対からなる一方の成形体2aの接合面の所要位置に前処理した毛髪体3を配置セットし、この成形体2aの接合面に他方の成形体2bの接合面を互いに接合しつつ突合し、一対の成形体2a、2bを互いの接合面に塗布した接着剤4により一体に接合することにより、成形体2a、2bの間に毛髪体3を内装し、さらに接合した成形体2a、2bから成るガラス成形体5の接合部と外形を研磨成形するして得るメモリアル体。
【選択図】図3

Description

本考案は、毛髪を一対のガラス材の間に配置し一体化することにより構成したメモリアル体に関する。
一般に、赤ちゃんの誕生や身近な人が亡くなった時には、産毛を誕生記念にしたり遺髪を遺品として保存することで、赤ちゃんの誕生の喜びやその後の成長を感じ取り、故人の冥福や思いを偲ぶことが行われている。
従来、毛髪を誕生記念や遺品とし保存する際には、毛髪を合成樹脂内に密封埋封したメモリアル装身具が開示されている(例えば、特許文献1,2)。
前記特許文献1に記載のメモリアル装身具は、液状の合成樹脂(透明エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂)内に毛髪等を入れ、適度な温度と微振動を加えながら硬化させて得ている。また、形作ったクリスタルガラスの間に合成樹脂材を流し込み毛等を埋封して得ている。
前記特許文献2に記載のメモリアル装身具は、液状の光硬化型化学合成樹脂内に毛髪等を入れ、光を照射して硬化させて得ている。
特開2002−85116号公報 特開2006−255367号公報
しかし、特開2002−85116号公報(特許文献1)に記載の発明は、合成樹脂を用いているので見た目にも重量的にも高級感を感じることができず又発揮することができない問題があった。さらに、メモリアル装身具として毛髪等を長い時間保存するものであるが、合成樹脂は経時変化や変色を生じるという耐久性に問題点があった。この問題は出願人自身も認識していることであり、メモリアルとしての価値を減少させる問題点があり、このことは所有者ばかりでなく見る者にとってもメモリアル性を軽んじさせる気持ちが生じさせられる場合があった。
また、作成時には液状の合成樹脂内に毛髪等を入れるので毛髪の配置位置を一定にすることができない問題点あり、さらに合成樹脂の硬化の際に微振動を与えているので毛髪も移動し、毛髪を所望する所に位置させて合成樹脂を固化することは困難であった。これらの問題点は、形作ったクリスタルガラスの間に合成樹脂を流し込み毛等を埋封することでも同様であった。
さらに、硬化させた合成樹脂の表面には細かい加工をして装飾を施すことが困難であるという問題点があった。加えて、合成樹脂を所望の形状に形作るには金型等が必要となり、成形工程が複雑になるとともに、設備費等により成形品の単価が高くなるという経済性に問題点があった。さらに、同形状の成形品を量産することは可能であるが、所有を欲する者の個人的な好みに応じて作成することは困難で、依頼者個々に満足させることはできなかった。
また、特開2006−255367号公報(特許文献2)に記載の発明は、光硬化型化学合成樹脂に光を照射して硬化させているが、光を照射する工程とともに光照射装置が必要となり、作成工程が複雑になり、金型も必要とする等により経済性に問題点があった。さらに、光硬化型化学合成樹脂を用いているので、引用文献1と同様に、作成品の高級感や耐久性に問題を有し、また、毛髪を所望位置に固定配置することが困難であるという問題点があり、また、表面の細かい細工や作成依頼人の個人的な嗜好を満足させることができないという問題点があった。
よって、本考案は、前記問題点に鑑みてなされたもので、産毛や遺髪をガラス材で包み込んで高級感や重量性、耐久性を持たせ、長年にわたってメモリアルとしての美観性や荘厳性を維持させるとともに、作成依頼人の嗜好を満足させつつ作成を容易に行え経済性に優れたメモリアル体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の考案は、ガラス材からなる一対の成形体と、この一対の成形体の接合面に塗布した透明な接着剤と、必要な前処理を施した毛髪体とから成り、前記毛髪体を前記一対の成形体のいずれか一方の成形体の接合面の所要位置に配置セットした後、この成形体の接合面に他方の成形体の接合面を互いに接合しつつ突合し、一対の成形体を互いの接合面に塗布した接着剤により一体に接合することにより、当該一対の成形体間に毛髪体を内装し、さらにこの一体に接合したガラス成形体接合部と外形を研磨成形することにより構成したことを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1のメモリアル体にあって、前記毛髪は、約80本程度を纏めて一本化し、前記成形体の辺部に配置したことを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1のメモリアル体にあって、前記透明な接着剤は、シリコン樹脂であることを特徴とする。
請求項1の考案のメモリアル体によれば、毛髪体を内装する成形体にガラス材を用いているので、重量感とともに経時劣化することがなく、長年にわたって作成時の高級感や美観を保つことができる。また、ガラス成形体の表面や内部に所望する微細な装飾をレーザ加工等の加工手段により容易に行え、さらなる高級感や美観を向上させることができる。また、ガラス成形体接合部と外形を研磨することにより、一対の成形体を接合するときに成形体からはみ出した接着剤を除去しつつ最終的な形状に加工できるとともに、一対の成形体を一枚のガラス成形体からなる如く加工された成形品を得ることができる。さらに、赤ちゃんの産毛や故人の遺髪を内装する手作業による一品作成であり、依頼者が好む形状の成形品を容易に作成することができる。
請求項2の考案のメモリアル体によれば、請求項1のメモリアル体にあって、80本程度の毛髪を纏めて1本化し、ガラス成形体の辺部に配置すると、毛髪の存在が強調されることなく最適な美観を得ることができる。
請求項3の考案のメモリアル体によれば、請求項1のメモリアル体にあって、シリコン樹脂は短時間で硬化して2枚のガラス成形体を強固に接合でき、また透明な状態で硬化して透明な2枚のガラス成形体と同様な透明性を得ることができる。
以下、本考案の実施例を図面とともに説明する。
本考案の実施例1を図1〜3に基づいて説明する。図1〜3は本実施例のメモリアル体を示し、図1は正面図、図2は斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
図1〜3に示すように、本実施例のメモリアル体1は、一対のガラス材から成る成形体2a,2bの間に毛髪体3を内装配置して透明な接着剤により3者を一体的に接合して形成されており、成形体2の上下面を凸状に湾曲させた円板形状となっている。なお、成形体2の上下面は、湾曲形状に限られることはなく、平面状でも凹状に湾曲させてもよく、凹凸を適宜に散在てもよい。さらには、円柱状や楕円柱状等の適宜な形状を選択することができる。
成形体2a、2bは、透明なガラス体が用いられ、クリスタルガラスが好ましい。クリスタルガラスは、輝きと重量を有するので、高級感や美観性を十分に発揮させたメモリアル体1が得られる。さらに、毛髪体3が黒色の際には、無色透明であってもよいが、白髪のように白色系の場合には、薄青色や薄緑色に着色したガラス成形体2a、2bを用いることができる。
毛髪体3は、長さ約2cm、約80本程度が纏められ、ガラス成形体2a,2bの辺部でその外形に沿って配置されている。毛髪が80本程度より少ないと、メモリアル1にすると細すぎて貧弱となり、80本程度より多いと太くなりすぎて毛髪3の印象が強調されて美観を損なう恐れが生じる。
つぎに、本実施例の作成例を図4〜7に基づいて説明する。なお、以下に説明する作成は全て手作業により行われる。
直径約1cm、厚さ約4mmの成形体2a、2bを用い、図4に示すように、一方の成形体2aの他方の成形体2bと接合する接合面上の所定位置に毛髪体3を配置する。毛髪体3は、毛髪を整髪料により前処理を行い、長さ約2cmで本数約80本がばらけないように纏める。
つぎに、図5に示すように、前処理した毛髪体3とこの毛髪体3を配置した成形体2aの接合面に透明な接着剤としての液状のシリコン樹脂4を全体に塗布する。シリコン樹脂4の塗布量は、2枚の成形体2a、2bで毛髪体3を挟んだ際に、前処理した毛髪体3自体やその周りかつ成形体2a、2bの間に空孔を生じさせず、成形体2a、2bの接合面全体に充填されるようにする。シリコン樹脂4は、加熱することなく短時間で硬化して接着力が得られ、硬化すると透明となり、成形体2a、2bと同じ透明性が得られる。
シリコン樹脂4を塗布した後、図6に示すように、毛髪体3を配置した成形体2aの接合面に、他の成形体2bを載置し、成形体2aと成形体2bの外形を一致させる。このとき、成形体2a、2bを相対的に移動させつつ小さな力を掛けつつ前記空孔が生じないよう処理し、シリコン樹脂4を硬化させる。
シリコン樹脂4が硬化して毛髪体3と共に成形体2a、2bが接着されて毛髪体3を内装したガラス成形体5が得られた後、図7に示すように、成形体2a、2bの接合部から突出して硬化された硬化シリコン樹脂片4aを研磨しつつガラス成形体5の接合部を研磨成形する。この研磨成形により、硬化シリコン樹脂片4aは除去され、接合部の境目が判らなくなり、成形体2a、2bが見た目には一体になったガラス成形体5であるメモリアル体1が形成される。
その後、ガラス成形体5に装身具としての機能を持たせる場合には、例えば、ネックレスや携帯電話のストラップ等の装飾具とする際には、紐を透す穴を穿設加工したり、ガラス成形体5に掛止め用の金具の取付け加工を施す。
また、ガラス成形体5の表面や側面に微細な装飾を施してもよく、この微細な装飾加工はレーザ加工により可能である。
前記毛髪の前処理としては、毛髪の形状を整えるための処理と、これとは別に医療上感染症等を防止するための処理を必要に応じて施すものである。
また、形状上の処理としては、毛髪を整髪料により整形する場合について説明したが整髪料以外に毛髪を整形するのに適した固形用の材料を適用することが可能で、例えばマニキアを適用することも可能である。
また、毛髪体3については、80本程度が好適である点を指摘したが赤ちゃんの産毛の場合にはこれにこだわることは全くないく、その他必要に応じて本数を適宜選択するものである。
さらに毛髪体3の形状については、図示の棒状にかえて、三日月状あるいは扇形状の形状にしたりあるいは80本の毛髪を20本ずつの束にし、各束の毛先に5mm程度ずつの段差を付けて列設配置した形状等に整形することにより実施することも可能である。
また、毛髪体3のみを接着剤としてのシリコン樹脂4中に埋設する場合について説明したがこれに加えて毛髪体3を装飾する花ビラや写真その他の適宜の装飾体を内装して実施することが可能である。
本考案の実施例1を示す正面図である。 本考案の実施例1を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本考案の実施例1を作成する工程中のガラス成形体の接合面に毛髪を載置した状態を説明するための説明図である。 本考案の実施例1を作成する工程中の毛髪を載置した接合面に接着剤を塗布した状態を説明するための説明図である。 本考案の実施例1を作成する工程中の2枚のガラス成形体を重ね合わせた状態を説明するための説明図である。 本考案の実施例1を作成する工程中のガラス成形体から突出して硬化した接着剤の除去を説明するための説明図である。
1 メモリアル体
2a,2b 成形体
3 毛髪体
4 シリコン樹脂
5 ガラス成形体

Claims (3)

  1. ガラス材からなる一対の成形体と、この一対の成形体の接合面に塗布した透明な接着剤と、
    必要な前処理を施した毛髪体とから成り、
    前記毛髪体を前記一対の成形体のいずれか一方の成形体の接合面の所要位置に配置セットした後、この成形体の接合面に他方の成形体の接合面を互いに接合しつつ突合し、一対の成形体を互いの接合面に塗布した接着剤により一体に接合することにより、当該一対の成形体間に毛髪体を内装し、さらにこの一体に接合したガラス成形体接合部と外形を研磨成形することにより構成したことを特徴とするメモリアル体。
  2. 前記毛髪体は、約80本程度を纏めて一本化し、前記成形体の辺部に配置したことを特徴とする請求項1記載のメモリアル体。
  3. 前記透明な接着剤は、シリコン樹脂であることを特徴とする請求項1記載のメモリアル体。
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