JP2013118456A - 光通信装置、光通信システム及びその運用方法 - Google Patents

光通信装置、光通信システム及びその運用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークの接続形態に関係なく、システム全体が通信不能になるのを防止できる光通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の光通信装置1は、当該装置1内の光伝送経路を次に定義するノーマル経路とバイパス経路に切り替え可能なスイッチユニットSW1〜SWとを備える。
ノーマル経路:入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号を、その入力ポートP1,P3,P5に対応する光受信部Rx1,Rx3,Rx5に入力し、通信制御部4が決定した光送信部Tx2,Tx4,Tx6が出力する光信号を、その光送信部Tx2,Tx4,Tx6に対応する出力ポートP2,P4,P6に入力する経路C1〜C6
バイパス経路:入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号を、その入力ポートP1,P3,P5とは相手方ノードが異なる出力ポートP2,P4,P6にバイパスする経路B12,B34,B56
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の相手方ノードと光通信を行う光通信装置と、この光通信装置を通信ノードとして含む光通信システムと、この光通信システムの運用方法に関する。
光通信システムの従来例の一つとして、特許文献1に記載の光通信システムがある。この従来の光通信システムは、通信ノードである複数の光通信装置の入力ポートと出力ポートを1芯の光伝送路で接続することにより、光信号が一方向に周回するリング形態のトポロジーとなっている。
しかし、このような光通信システムでは、いずれか1つの光通信装置に何らかの異常が発生すると、システム全体が通信不能になってしまう。
そこで、特許文献1に記載の従来の光通信装置では、光信号と電気信号の相互変換を行う光トランシーバ(光送信器及び光受信器)と入出力ポートの間に、光信号をバイパスするための光スイッチが設けられている。
この場合、異常発生の際に生成される制御信号により光スイッチをバイパス側に切り替えると、上位の通信ノードから入力された光信号が光受信器を通さずにそのまま出力ポートから送出され、下位の通信ノードに伝送される。従って、1つの光通信装置に異常が発生しても、システム全体の通信状態を確保することができる。
特開平3−128544号公報
光ファイバなどの光伝送路を用いた光通信システムの接続形態としては、光信号が一方向に周回する上記リングの他に、光信号が双方向に周回するリングや、ツリー又はメッシュなどのより複雑な接続形態を採用することも可能である。
しかし、上記特許文献1では、光信号が一方向に周回するリング形態の光通信システムを想定し、1つの入力ポートと1つの出力ポートに対応して1つの光スイッチを有する光通信装置のみが記載されており、ツリーやメッシュなどの接続形態の場合でも、システム全体の通信不能を防止できる光通信装置を教示していない。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、ネットワークの接続形態に関係なく、システム全体が通信不能になるのを防止できる光通信装置等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の光通信装置は、相手方ノードに対する入力ポートと出力ポートの対を複数備えた光通信装置であって、前記入力ポートに対応して設けられた光/電気変換機能を有する複数の光受信部と、前記出力ポートに対応して設けられた電気/光変換機能を有する複数の光送信部と、前記光受信部から入力された電気信号をいずれの前記光送信部に出力するかを決定する通信制御部と、装置内の光伝送経路を次に定義するノーマル経路とバイパス経路に切り替え可能なスイッチユニットと、を備えていることを特徴とする。
ノーマル経路:入力ポートに入力された光信号を、その入力ポートに対応する光受信部に入力し、通信制御部が決定した光送信部が出力する光信号を、その光送信部に対応する出力ポートに入力する経路
バイパス経路:入力ポートに入力された光信号を、その光信号が入力された入力ポートとは相手方ノードが異なる出力ポートにバイパスする経路
本発明の光通信装置は、各々の入力及び出力ポートに対応する複数の光受信部及び光送信部と、光受信部から入力された電気信号をいずれの光送信部に出力するかを決定する通信制御部とを備えている。
このため、自装置の入力及び出力ポートと他の光通信装置の入力及び出力ポートを光伝送線で繋ぐことにより、リング、ツリー又はメッシュなどの種々の接続形態の光通信システムを構成することができる。
その上で、本発明の光通信装置は、装置内の光伝送経路を上記「ノーマル経路」と「バイパス経路」に切り替え可能なスイッチユニットを備えている。
このため、特定の光通信装置の光伝送経路をバイパス経路に切り替えても、リング、ツリー又はメッシュなどの当該光通信装置が属するネットワークの接続形態に関係なく、システム全体が通信不能になるのを防止することができる。
(2) 本発明の光通信装置において、具体的には、前記スイッチユニットは、前記入力ポートに入力端子が接続された1入力/2出力での使用が可能な複数の受信用光スイッチと、前記出力ポートに出力端子が接続された2入力/1出力での使用が可能な複数の送信用光スイッチと、を有するものを採用することができる。
(3) 本発明の光通信装置を用いてネットワークを構成する際に、使用しない空きの入力及び出力ポートが発生する場合があるが、かかる空きの入力及び出力ポートをそのまま放置すると、スイッチユニットをバイパス経路に切り替えた場合に、光信号のバイパス先が空きの出力ポートで途切れてしまい、バイパスした光信号を他の光通信装置に伝送できなくなることがある。
そこで、本発明の光通信装置は、使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートの無効化を行う部材を備えていることが好ましい。
(4)(5) 前記無効化を行う部材は、例えば、使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートを飛ばして前記バイパス経路を構成するジャンパ用伝送線により構成することができる。また、前記無効化を行う部材は、使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートを短絡させる短絡部材であってもよい。
かかるジャンパ用伝送線又は短絡部材若しくはこれらの双方を備えておれば、光信号のバイパス先が空きの出力ポートで途切れることがなく、バイパスした光信号を確実に他の光通信装置に伝送できるようになる。
(6) 本発明の光通信装置において、複数の前記受信用及び送信用光スイッチは、制御電圧の絶対値が所定の閾値以上である場合に前記ノーマル経路を選択し、制御電圧の絶対値がその閾値未満である場合に前記バイパス経路を選択するものを採用することが好ましい。
この場合、停電や故障等が原因で制御電圧の絶対値が低下すると、スイッチユニットが装置内の光伝送経路をバイパス経路に切り替えるので、停電や故障等の異常が生じてもシステム全体の通信不良を回避できる光通信システムを構築することができる。
(7) 本発明の光通信装置において、前記通信制御部として、前記スイッチユニットを構成する複数の光スイッチの「全部」を強制的に前記バイパス経路に切り替えるスイッチング制御が可能なものを採用することが好ましい。
この場合、上記スイッチング制御によってすべての光スイッチを強制的にバイパス経路に切り替えることができるので、すべての光受信部及び光送信部などの、光スイッチ以外の構成部品を全体的にメンテナンスすることができる。
(8) また、本発明の光通信装置において、前記通信制御部は、前記スイッチユニットを構成する複数の光スイッチの「一部」を強制的に前記バイパス経路に切り替えるスイッチング制御が可能なものであってもよい。
この場合、上記スイッチング制御によって一部の光スイッチを強制的にバイパス経路に切り替えることにより、一部の光受信部及び光送信部などの構成部品を部分的にメンテナンスしたり、その一部の構成部品への電力供給を停止又は抑制する省電力運転を行ったりすることができる。
(9) ところで、本発明の光通信装置を用いた例えばツリーやメッシュのネットワークにおいて、1又は複数の通信ノードがバイパス経路を選択中(バイパスモードで運用中)である場合を想定する。
この場合、バイパスモードの通信ノードは、通信制御部でのルーティングを経ずに光信号を外部に転送するため、バイパスモードの通信ノードから受信した光信号には、受信側の光通信装置にとって無関係の光信号が含まれている可能性がある。
そこで、前記通信制御部は、前記入力ポートに入力された光信号が隣接する他の光通信装置の前記バイパス経路を通過したものである場合に、当該光信号を送信元の前記光通信装置に折り返す通信制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、バイパスモードの通信ノードから受信した光信号が、自装置とは無関係の通信フレームと判断されて破棄されることがなく、バイパスモードの通信ノードが存在する場合でも、ネットワーク内のすべての通信ノードに光信号を伝送できる。
(10) 同様の理由で、前記通信制御部は、隣接する他の光通信装置の経路選択状態に関係なく、前記入力ポートに入力された光信号を送信元の前記光通信装置に折り返す通信制御を行うことにしてもよい。
もっとも、受信した光信号を隣接ノードの経路選択状態に関係なく送信元に折り返すことにすれば、ネットワーク内の通信トラフィックが阻害される可能性が高まるので、自装置で既に折り返して送信した光信号を再び受信した場合には、当該光信号を破棄する通信制御を伴うことが好ましい。
(11) また、本発明の光通信装置を用いたネットワークにおいて、いずれかの通信ノードがバイパス経路に切り替わると、他の通信ノードが送信した光信号が所定の宛先の通信ノードに行き着くまでの伝送距離や光スイッチの通過回数が増加する。
このため、ある通信ノードがバイパス経路に切り替わった途端に、別の通信ノードにおける光信号の受信強度が低下し、当該別の通信ノードが光信号を受信できなくなる可能性がある。
そこで、本発明の光通信装置において、前記通信制御部は、自装置が属する光通信システムの全体或いは一部のネットワークトポロジーと、そのネットワークに含まれる光通信装置の経路選択状態とを把握する管理部を有することが好ましい。
かかる管理部を設けることにすれば、ネットワークに含まれる一部の通信ノードがバイパス経路に切り替わることによる、光信号の伝送距離と光スイッチの通過回数の増分を求めることができる。
(12) 従って、前記管理部において、把握した前記ネットワークトポロジーと前記経路選択状態とに基づいて、自装置から送信する光信号の誤り訂正強度及び送出パワーのうちの少なくとも一方を調整することにより、ネットワークに含まれる一部の通信ノードがバイパス経路に切り替わることに伴う、光信号の受信不良を防止することができる。
なお、ネットワークを構成する各通信ノードに管理部を設けて、各々が自律的に上記の調整を行うことにしてもよいし、親局のみに管理部を設けて、その親局が調整結果を子局に通知することにより、親局が集中的に上記の調整を行うことにしてもよい。
(13) 本発明の光通信システムは、2つ以上の相手方ノードに対して光信号の送受信が可能な通信ノードを含む光通信システムであって、自局の動作モードを次に定義するノーマルモードとバイパスモードに切り替え可能な前記通信ノードを含むことを特徴とする。
ノーマルモード:自局の入力ポートに入力された光信号の出力ポートを、ルーティングによって決定するモード
バイパスモード:自局の入力ポートに入力された光信号の出力ポートを、当該入力ポートとは相手方ノードが異なる出力ポートにルーティングせずにバイパスするモード
本発明の光通信システムによれば、2つ以上の相手方ノードに対して光信号の送受信が可能な通信ノードが、上記「ノードモード」と「バイパスモード」に切り替え可能となっているので、1又は複数の通信ノードをバイパスモードに切り替えても、リング、ツリー又はメッシュなどのネットワークの接続形態に関係なく、システム全体が通信不能になるのを防止することができる。
(14) 本発明の運用方法は、上記光通信システムにおいて、停電に遭遇している一部の前記通信ノードを前記バイパスモードで動作させることを特徴とする。
この運用方法によれば、一部の通信ノードが停電に遭遇しても、その通信ノードがバイパスモードで動作するので、システム全体が通信不良になるのを未然に防止することができる。
(15) また、本発明の運用方法は、上記光通信システムにおいて、機能不全(例えば、光トランシーバの故障など)が検出されている前記通信ノードを前記バイパスモードで動作させることを特徴とする。
この運用方法によれば、一部の通信ノードが機能不全に陥っても、その通信ノードがバイパスモードで動作するので、システム全体が通信不良になるのを未然に防止することができる。
なお、機能不全が検出されている通信ノードの場合には、光通信装置の内部に含まれるすべての光スイッチをバイパス経路に切り替えるモード(全バイパスモード)だけでなく、当該装置の内部に含まれる光スイッチのうち、停止させたい構成部品の迂回に必要な一部の光スイッチのみをバイパス経路に切り替えるモード(一部バイパスモード)を採用することにしてもよい。
(16) 更に、本発明の運用方法は、上記光通信システムにおいて、一部の前記通信ノードを前記バイパスモードに切り替えることにより、当該通信ノードにおいて余分となった構成部品への電源供給を停止又は抑制する省電力運転を行うことを特徴とする。
この運用方法によれば、一部の通信ノードをバイパスモードで動作させて、その構成部品への電力供給を停止又は抑制する省電力運転を行うので、光通信システムの運用に必要な電力量を削減することができる。
なお、省電力運転を実行させる通信ノードの場合には、光通信装置の内部に含まれるすべての光スイッチをバイパス経路に切り替えるモード(全バイパスモード)を採用すると、通信ノードとして機能しなくなるので、当該装置の内部に含まれる光スイッチのうち、停止させたい構成部品の迂回に必要な一部の光スイッチのみをバイパス経路に切り替えるモード(一部バイパスモード)を採用する必要がある。
以上の通り、本発明によれば、ネットワークの接続形態に関係なく、システム全体が通信不能になるのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る光通信装置の機能ブロック図である。 通信制御部の部分を拡大した光通信装置の機能ブロック図である。 光通信システムの接続形態の例を示す接続図である。 ジャンパ用伝送線を備えた光通信装置の機能ブロック図である。 別のジャンパ用伝送線を備えた光通信装置の機能ブロック図である。 短絡部材を備えた光通信装置の機能ブロック図である。 一部の通信ノードが停電で停止した光通信システムを示す接続図である。 停電で停止した光通信装置の機能ブロック図である。 変形例に係る光通信装置の機能ブロック図である。 変形例に係る光通信装置の機能ブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
〔光通信装置の構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る光通信装置1の機能ブロック図である。また、図2は、通信制御部4の部分を拡大した光通信装置1の機能ブロック図である。
本実施形態の光通信装置1は、2芯の光ファイバ2(図3参照)よりなる光伝送線を通じて複数の相手方ノードと光通信を行うものであり、光通信用のポートとして、それぞれ3つの入力ポートP1,P3,P5と出力ポートP2,P4,P6とを備えている。
これらのポートP1〜P6のうち、出力ポートP6と入力ポートP1のペア(対)と、出力ポートP2と入力ポートP3のペア(対)と、出力ポートP4と入力ポートP5のペア(対)は、それぞれ相手方ノードが共通するポートである。
なお、本明細書では、出力ポートP6と入力ポートP1のペアを「入出力ポートPa」といい、出力ポートP2と入力ポートP3のペアを「入出力ポートPb」といい、出力ポートP4と入力ポートP5のペアを「入出力ポートPc」ということがある。また、図1のPuは、ユーザネットワーク(図示せず)と接続するためのユーザポートである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の光通信装置1は、3つの入出力ポートPa〜Pcにそれぞれ対応して設けられた光トランシーバ3a〜3cと、光トランシーバ3a〜3cから入力された通信フレーム(電気信号)をどの出力ポートP1,P3,P5に対応する光送信部Tx2,Tx4,Tx6に出力するか決定する通信制御部4と、装置内の光伝送経路を切り替えるための6つの光スイッチSW1〜SW6よりなるスイッチユニットと、を備えている。
このうち、光トランシーバ3a〜3cは、それぞれ、フォトダイオード等の光/電気変換素子を含む光受信部Rx1,Rx3,Rx5と、発光ダイオード等の電気/光変換素子を含む光送信部Tx2,Tx4,Tx6とを内部に有する。
すなわち、光トランシーバ3aは光受信部Rx1と光送信部Tx6とを有し、光トランシーバ3bは光受信部Rx3と光送信部Tx2とを有し、光トランシーバ3cは光受信部Rx5と光送信部Tx4とを有している。
3つの光受信部Rx1,Rx3,Rx5のうち、光受信部Rx1は、入力ポートP1に対応しており、この入力ポートP1に入力された光信号(受信信号)を電気信号に変換するものである。
同様に、光受信部Rx3は、入力ポートP3に入力された光信号(受信信号)を電気信号に変換するためのものであり、光受信部Rx5は、入力ポートP5に入力された光信号(受信信号)を電気信号に変換するためのものである。
また、3つの光送信部Tx2,Tx4,Tx6のうち、光送信部Tx2は、出力ポートP2に対応しており、通信制御部4から入力された電気信号を出力ポートP2から送出する光信号に変換するためのものである。
同様に、光送信部Tx4は、通信制御部4から入力された電気信号を出力ポートP4から送出する光信号に変換するためのものであり、光送信部Tx6は、通信制御部4から入力された電気信号を出力ポートP6から送出する光信号に変換するためのものである。
本実施形態のスイッチユニットは、1入力/2出力での使用が可能な3つの受信用光スイッチSW1,SW3,SW5と、2入力/1出力での使用が可能な3つ送信用光スイッチSW2,SW4,SW6とから構成されている。
光スイッチSW1〜SW6の物理的な端子数は特に限定されるものはなく、例えば、m入力/n出力(m:nは2以上の自然数)のスイッチ素子を、1入力/2出力に調整して受信用光スイッチSW1,SW3,SW5として使用し、2入力/1出力に調整して送信用光スイッチSW2,SW4,SW6として使用することにしてもよい。
3つの受信用光スイッチSW1,SW3,SW5のうち、受信用光スイッチSW1は、入力ポートP1に対応しており、その入力端子が入力ポートP1に接続されている。
同様に、受信用光スイッチSW3の入力端子は入力ポートP3に接続され、受信用光スイッチSW5の入力端子は入力ポートP5に接続されている。
3つの送信用光スイッチSW2,SW4,SW6のうち、送信用光スイッチSW2は出力ポートP2に対応しており、その出力端子が出力ポートP2に接続されている。
同様に、送信用光スイッチSW4の出力端子は出力ポートP4に接続され、送信用光スイッチSW6の出力端子は出力ポートP6に接続されている。
〔装置内の光伝送経路〕
本実施形態の光通信装置1は、装置内の光伝送経路として、入力された光信号(受信信号)を通信制御部4のルーティングを経て出力させる「ノーマル経路」(図1の実線)と、入力された光信号をそのルーティングを経ずにそのまま出力させる「バイパス経路」(図1の一点鎖線)とを備えている。上記スイッチユニットは、光通信装置1の内部の光伝送経路をそれらいずれかの経路に切り替えるためのものである。
図1に示すように、ノーマル経路は、いずれかの入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号を、その入力ポートP1,P3,P5に対応する光受信部Rx1,Rx3,Rx5に入力し、通信制御部4が決定した光送信部Tx2,Tx4,Tx6が出力する光信号を、その光送信部Tx2,Tx4,Tx6に対応する出力ポートP2,P4,P6に入力するための経路である。
具体的には、ノーマル経路は、光伝送線よりなる図1中の受信用伝送線C1,C3,C5と送信用伝送線C2,C4,C6とから構成されている。
そのうち、受信用伝送線C1,C3,C5は、受信用光スイッチSW1,SW3,SW5の一方の出力端子を、そのスイッチと対応する光受信部Rx1,Rx3,Rx5にそれぞれ接続する。
すなわち、受信用光スイッチSW1の一方の出力端子は、受信用伝送線C1によって光受信部Rx1に接続され、受信用光スイッチSW3の一方の出力端子は、受信用伝送線C3によって光受信部Rx3に接続され、受信用光スイッチSW5の一方の出力端子は、受信用伝送線C5によって光受信部Rx5に接続されている。
また、送信用伝送線C2,C4,C6は、送信用光スイッチSW2,SW4,SW6の一方の入力端子を、そのスイッチと対応する光送信部Rx2,Rx4,Rx6にそれぞれ接続する。
すなわち、送信用光スイッチSW2の一方の入力端子は、送信用伝送線C2によって光送信部Tx2に接続され、送信用光スイッチSW4の一方の入力端子は、送信用伝送線C4によって光送信部Tx4に接続され、送信用光スイッチSW6の一方の入力端子は、送信用伝送線C6によって光送信部Tx6に接続されている。
一方、バイパス経路は、入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号を、その入力ポートP1,P3,P5とは相手方ノードが異なる出力ポートP2,P4,P6にバイパスするための経路である。
具体的には、本実施形態のバイパス経路は、光伝送線よりなる図1中のバイパス用伝送線B12,B34,B56から構成されている。
このバイパス用伝送線B12,B34,B56は、受信用光スイッチSW1,SW3,SW5の他方の出力端子を、そのスイッチとは相手方ノードが異なる別の出力ポートP2,P4,P6(図例では左回りに隣接するポート)に対応する、送信用光スイッチSW2,SW4,SW6の入力端子に接続する。
すなわち、受信用光スイッチSW1の他方の出力端子は、バイパス用伝送線B12によって送信用光スイッチSW2の他方の入力端子に接続されている。
同様に、受信用光スイッチSW3の他方の出力端子は、バイパス用伝送線B34によって送信用光スイッチSW4の他方の入力端子に接続され、受信用光スイッチSW5の他方の出力端子は、バイパス用伝送線B56によって送信用光スイッチSW6の他方の入力端子に接続されている。
なお、図1の例では、バイパス経路による光信号の循環方向が左回り、すなわち、光信号がP1→P2、P3→P4、P5→P6にバイパスされるようになっているが、バイパス経路による循環方向は右回りであってもよい。
通信制御部4は、各光スイッチSW1〜SW6に制御電圧Vc(図1の破線参照)を印加しており、各光スイッチSW1〜SW6は、その制御電圧Vcの絶対値(以下、「Vmod 」という。)が所定の閾値以上の場合には、選択可能な端子を「一方側」(ノーマル側)切り替え、Vmod が所定の閾値未満の場合には、選択可能な端子を「他方側」(バイパス側)に切り替える。
例えば、バイパス用伝送線B12で繋がる対の光スイッチSW1,SW2は、Vmod が閾値以上であれば光信号の方路を伝送線C1,C2側にスイッチングし、Vmod が閾値未満であれば光信号の方路を伝送線B12側にスイッチングする。
同様に、バイパス用伝送線B34で繋がる対の光スイッチSW3,SW4は、Vmod が閾値以上であれば光信号の方路を伝送線C3,C4側にスイッチングし、Vmod が閾値未満であれば光信号の方路を伝送線B34側にスイッチングする。
また、バイパス用伝送線B56で繋がる対の光スイッチSW5,SW6は、Vmod が閾値以上であれば光信号の方路を伝送線C5,C6側にスイッチングし、Vmod が閾値未満であれば光信号の方路を伝送線B56側にスイッチングする。
従って、受信用及び送信用の各光スイッチSW1〜SW6は、Vmod が閾値以上である場合には、ノーマル経路C1〜C6を選択し、Vmod が閾値未満である場合には、バイパス経路B12,B34,B56を選択するようになっている。
このため、例えば停電が原因でVmod がゼロになると、すべての光スイッチSW1〜SW6がバイパス経路B12,B34,B56を選択し、1つの光通信装置1が恰も「光サーキュレータ」のように動作する。
なお、以下において、光スイッチSW1〜SW6がノーマル経路C1〜C6に切り替わることにより、光通信装置1が、自局の入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号の出力ポートP2,P4,P6を、通信制御部4でのルーティングにて決定するように動作するモードを、「ノーマルモード」という。
また、光スイッチSW1〜SW6がバイパス経路B12,B34,B56に切り替わることにより、光通信装置1が、自局の入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号の出力ポートP2,P4,P6を、当該入力ポートP1,P3,P5とは相手方ノードが異なる出力ポートP2,P4,P6にルーティングせずにバイパスするように動作するモードを、「バイパスモード」という。
もっとも、後述の通り、バイパスモードには、すべての光スイッチSW1〜SW6がバイパス経路B12,B34,B56に切り替わることにより、どの入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号についてもすべてバイパスされる「全バイパスモード」だけでなく、一部の光スイッチSW1〜SW6がバイパス経路B12,B34,B56に切り替わることにより、一部の入力ポートP1,P3,P5に入力された光信号のみがバイパスされる「一部バイパスモード」も含まれる。
〔通信制御部の構成〕
通信制御部4は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )やFPGA(Field-Programmable Gate Array )等のロジックデバイスよりなり、図2に示すように、受信側から送信側に向かって順に、受信インタフェース41a〜41c、マルチプレクサ42、スケジューラ43、デマルチプレクサ44、送信インタフェース45a〜45c、ユーザインタフェース46及び管理部47を有する。
光トランシーバ3a〜3cの光受信部Rx1,Rx3,Rx5が出力する電気信号は、入出力ポートPa〜Pcに対応して設けられた受信インタフェース41a〜41cにそれぞれ入力される。
受信インタフェース41a〜41cは、入力された電気信号をデジタル化して通信フレームを生成するともに、生成した通信フレームの冗長部を用いて所定の誤り訂正復号を行い、復号後の通信フレームをマルチプレクサ42に入力する。
マルチプレクサ42は、3つの受信インタフェース41a〜41cから入力された通信フレームをシリアル化して後段のスケジューラ43に出力する。
スケジューラ43は、静的な或いは動的に更新されるルーティングテーブルを有する。スケジューラ43は、そのテーブルを用いてMACやIPプロトコルなどの規約に従ってルーティングを実行し、マルチプレクサ42から入力される通信フレームの送出元を決定するとともに、送出元を決定した通信フレームをデマルチプレクサ44に出力する。
デマルチプレクサ44は、スケジューラ43からシリアルに入力される通信フレームを決定された送出元ごとにパラレル化するとともに、その送出元に対応する送信インタフェース45a〜45cに入力する。
送信インタフェース45a〜45cは、入力された通信フレームに、誤り訂正符号を追加するなどの所定の符号化を行い、光トランシーバ3a〜3cの光送信部Tx2,Tx4,Tx6に出力する。
スケジューラ43は、マルチプレクサ42から入力された通信フレームが、自局のユーザネットワーク宛ての場合には、そのフレームをユーザインタフェース46に出力する。
ユーザインタフェース46は、ユーザネットワーク(図示せず)と繋がっており、そのネットワークから受信したフレーム(ユーザフレーム)をスケジューラ43に出力する。スケジューラ43は、ユーザインタフェース46から通信フレームを取得した場合は、その通信フレームのルーティングを実行する。
スケジューラ43は、マルチプレクサ42から入力された通信フレームが、他の光通信装置1からの管理フレームの場合は、その管理フレームを管理部47に渡す。管理部47は、当該管理フレームを用いて例えば次の処理を実行可能である。
すなわち、管理部47は、所定の管理フレームを用いて測定したRTT(Round Trip Time )などから隣接ノードまでの伝送距離を測定可能であり、測定した伝送距離のデータを他の通信ノードに通知することができる。
また、管理部47は、管理フレームを用いて他局での経路選択状態を把握する。例えば、管理部47は、所定周期(例えば1秒)ごとに各通信ノードに所定の管理フレームをポーリングする。
この管理フレームを受信した相手方ノードは、現時点での経路選択状態(具体的には、光スイッチSW1〜SW6の切り替え状態)を記した応答フレームを返信する。これにより、光通信装置1の管理部47は、自局以外の経路選択状態を把握することができる。
この場合、全バイパスモードの通信ノードからは上記の応答フレームが取得できない。しかし、特定の通信ノードに対するポーリングの応答フレームが、所定時間以上あるいは所定回数以上検出されない場合には、その通信ノードは、全バイパスモードであると推定することができる。
このようにして、管理部47は、自装置が属する光通信システムのネットワークトポロジーと、そのネットワークに含まれる光通信装置1の経路選択状態とを把握している。そして、管理部47は、把握したそれらの情報に基づいて、自装置から送信する光信号の誤り訂正強度や送出パワーを調整する。
例えば、管理部47は、ネットワーク内のいずれかの通信ノードがバイパス経路に切り替わった場合には、その切り替えによって増加する光信号の伝送距離と光スイッチSW1〜SW6の通過回数の増分を求める。
そして、管理部47は、上記伝送距離と通過回数の増加に伴う光の損失量を算出し、算出した損出量に応じた誤り訂正強度を、受信インタフェース41a〜41cと送信インタフェース45a〜45cに通知する。或いは、管理部47は、算出した損出量に応じた分だけ光トランシーバ3a〜3cの発光強度を調整する。
このようにすれば、ネットワーク内の他の通信ノードの動作モードに応じて、自局の誤り訂正強度や送信パワーを段階的に調整することができる。
もっとも、上記のような段階的な調整方法ではなく、少なくとも1つの他の通信ノードがバイパスモードに移行したことを検出した時点で、誤り訂正強度又は送出パワー若しくはこれらの双方を、最悪値を見越して増強する方法や、バイパスモードの通信ノードの検出如何に関係なく、誤り訂正強度又は送出パワー若しくはこれらの双方を、常に増強しておく方法を採用することにしてもよい。
管理部47は、光通信システムを構成する各々の光通信装置1に設けることができる。この場合には、管理フレームを用いたシステム管理や上記調整を、各通信ノードが自律的に行うことになる。
また、親機として設定された1つの光通信装置1(例えば図3のノードN1)のみに管理部47を設けることにし、この親機に搭載された管理部47が、管理フレームを用いたシステム管理や上記調整を集中的に行うことにしてもよい。
〔入出力ポートの無効化〕
図3は、光通信システムの接続形態の例を示す接続図である。
図3に示すように、本実施形態の光通信システムは、上述の光通信装置1よりなる合計9つの通信ノードN1〜N9と、これらの通信ノードN1〜N9を、図示のようなツリー構造に接続する、複数本の2芯の光ファイバ2とから構成されている。
ここで、図3のネットワークの場合、通信ノードN2〜N4の場合には、すべての入出力ポートPa〜Pcに光ファイバ2が接続されており、使用しない空きの入出力ポートPa〜Pcが存在しない。
しかし、通信ノードN8の場合には、使用しない空きの入出力ポートが1つ存在し、末端の通信ノードN1,N5〜N7,N9の場合には、使用しない空きの入出力ポートPa〜Pcが2つ存在する。
このような空きの入出力ポートPa〜Pcをそのまま放置すると、通信ノードN1,N5〜N9がバイパスモードで動作した場合に、光信号のバイパス先が空きの出力ポートで途切れてしまい、バイパスした光信号を他の通信ノードに伝送できなくなる。
そこで、本実施形態では、図4及び図5に示すように、使用しない空きの入出力ポートPb,Pcを飛ばしてバイパス経路を構成するため、ジャンパ用伝送線J14,J16によって空きの入出力ポートPb,Pcを無効化している。
図4は、ジャンパ用伝送線J14を備えた光通信装置1の機能ブロック図である。また、図5は、別のジャンパ用伝送線J16を備えた光通信装置1の機能ブロック図である。
図4の光通信装置1は、図3の通信ノードN8に対応している。この通信ノードN8では、1つの入出力ポートPbが空きとなっているので、受信用光スイッチSW1の他方の出力端子と送信用光スイッチSW4の他方の入力端子とを、ジャンパ用伝送線J14で繋ぐことにより、空きの入出力ポートPbが無効化されている。
図5の光通信装置1は、図3の通信ノードN9に対応している(通信ノードN5〜N7でもよい)。この通信ノードN9では、2つの入出力ポートPb,Pcが空きとなっているので、受信用光スイッチSW1の他方の出力端子と送信用光スイッチSW6の他方の入力端子とを、ジャンパ用伝送線J16で繋ぐことにより、空きの入出力ポートPb,Pcが無効化されている。
このように、ネットワークを構成する際に空きとなる入出力ポートPa〜Pcを、ジャンパ用伝送線J14,J16によって迂回して無効化すれば、光信号のバイパス先が空きの出力ポートP2,P4,P6で途切れることがなく、バイパスした光信号を確実に他の通信ノードに伝送することができる。
なお、図4に示すジャンパ用伝送線J14と図5に示すジャンパ用伝送線J16は、既設のバイパス用伝送線B12を利用してもよいし、既設の伝送線B12を残したまま、別の光伝送線を後付けすることにしてもよい。
また、例えば光スイッチSW1に着目して、光スイッチSW1の出力端子に繋がる「出力側伝送線」と、光スイッチSW2,SW4,SW6の入力端子にそれぞれ繋がる3種類の「入力側伝送線」とを予め装置1内に配線しておき、出力側伝送線の先端と、いずれかの入力側伝送線の基端とをコネクタで選択的に接続する構成であってもよい。
この場合、光スイッチSW1の出力側伝送線を光スイッチSW2の入力側伝送線に接続すると、これらの伝送線は、図1のバイパス用伝送線B12と等価の経路を構成する。
また、光スイッチSW1の出力側伝送線を光スイッチSW4の入力側伝送線に接続すると、これらの伝送線は、図4のジャンパ用伝送線J14と等価の経路を構成する。同様に、光スイッチSW1の出力側伝送線を光スイッチSW6の入力側伝送線に接続すると、これらの伝送線は、図5のジャンパ用伝送線J16と等価の経路を構成する。
このように、バイパス用伝送線B12及びジャンパ用伝送線J14,J16を、上記出力側伝送線と、この出力側伝送線に対してコネクタを用いた繋ぎ替えが可能な複数の入力側伝送線とから構成すれば、コネクタを付け替えるだけで、バイパス用伝送線B12をジャンパ用伝送線J14,J16に切り替えることができ、空きポートの無効化に要する手間を低減できるという利点がある。なお、コネクタの位置は伝送線の端部に限られず、伝送線の途中であっても良い。
図6は、短絡部材S23を備えた光通信装置1の機能ブロック図である。
この短絡部材S23は、入出力ポートPbに嵌合可能なカプラと、このカプラの内部に埋設された光伝送線とから構成され、使用しない空きの入出力ポートPbにカプラを接続すると、ポートP2,P3同士が光伝送線によって短絡するようになっている。
このため、かかる短絡部材S23を使用すれば、この部材23を空きの入出力ポートPbに嵌め込むだけで当該入出力ポートPbを無効化でき、筐体を空けて結線し直す必要があるジャンパ用伝送線J14,J16の場合に比べて、空きポートの無効化に要する手間が少ないという利点がある。
ただし、短絡部材S23の場合は、光スイッチSW2,SW3がバイパス経路を構成してバイパスモードでのパワー損失が増加する。これに対し、ジャンパ用伝送線J14,J16の場合は、そのようなパワー損失が生じない点で好ましい。
なお、図示していないが、1つの光通信装置1に対してジャンパ用伝送線と短絡部材とを併用することにしてもよい。
〔停電時の光通信装置の動作〕
図7は、一部の通信ノードN2,N4が停電で停止した光通信システムを示す接続図である。また、図8は、停電で停止した光通信装置1の機能ブロック図である。
図7に示すように、本実施形態では、図3に示すツリー構造のネットワークにおいて、2つの通信ノードN2,N4が停電のために停止した場合を想定している。また、図8中のハッチングは、光スイッチSW1〜SW6がバイパス経路に切り替わった状態を示す。
ここで、停電によって通信ノードN2,N4に電源が供給されなくなると、通信制御部4の制御電圧が消失するので、すべての光スイッチSW1〜SW6が、光伝送経路をバイパス用伝送線B12,B34,B56に切り替える。
この場合、入力ポートP1に入力された光信号は、バイパス用伝送線B12によって隣の出力ポートP2にバイパスされる。
同様に、入力ポートP3に入力された光信号は、バイパス用伝送線B34によって隣の出力ポートP4にバイパスされ、入力ポートP5に入力された光信号は、バイパス用伝送線B56によって隣の出力ポートP6にバイパスされる。
従って、図7に示すように、停電によって通信を停止した通信ノードN2,N4が、いわば受動的な光サーキュレータのように動作する全バイパスモードとなる。
このため、光通信システムに含まれる一部の通信ノードN2,N4が停電によって停止しても、他の通信ノードN1,N3,N5〜N9間での光信号の送受信が可能であり、光通信システムの全体が通信不能になることはない。
一方、バイパスモードの通信ノードN2,N4は、通信制御部4によるルーティングを行わずに光信号を外部に転送するので、その通信ノードN2,N4から受信した光信号には、受信側の光通信装置1にとって無関係の光信号が含まれている可能性がある。
例えば、図7のネットワークにおいて、通信ノードN1が通信ノードN9宛ての通信フレームを送信する場合を想定する。
この場合、ネットワーク内の各通信ノードN1〜N9が最適経路でルーティングすると仮定すれば、すべての通信ノードN1〜N9がノーマルモードで動作しておれば、上記通信フレームは、N1→N2→N4→N8→N9の順で通信ノードN9に到達する。
しかし、図7の例では、通信ノードN2がバイパスモードになっているので、通信ノードN1から通信ノードN2に送信されたN9宛の通信フレームは、通信ノードN3に転送され、かかるN9宛ての通信フレームを受信した通信ノードN3が、当該通信フレームを、自装置とは無関係の通信フレームと判断して破棄してしまい、通信ノードN9に届かなくなる恐れがある。
そこで、本実施形態の光通信装置1(図7の通信ノードN3)は、バイパスモードで動作する隣接する通信ノードN2から受信した光信号である場合には、その光信号を送信元の通信ノードN2に折り返す通信制御を行うようになっている。
具体的には、通信制御部4の管理部47は、通信ノードN2から応答フレームを長期間受信しないために、通信ノードN2がバイパスモードであることを検出すると、その通信ノードN2と繋がる入出力ポートPaを、折り返し転送を行う転送ポートに指定する。
そして、通信制御部4のスケジューラ43は、指定された転送ポートPaで受信された通信フレームを検出すると、その通信フレームを、通常通りルーティングすることに加えて、転送ポートPaに対応する送信インタフェース45aにも入力する。
このような通信制御を行うようにすれば、通信ノードN1が送信したN9宛の通信フレームは、N1→N2→N3→N2→N4→N7→N4→N8→N9の通信経路で、通信ノードN9に到達することになる。
上記の通信経路において、「N4→N7→N4」の往復が含まれているのは、通信ノードN7においても、通信ノードN3と同様の通信制御を行うからである。
このように、バイパスモードの通信ノードN2,N4からの光信号を通信ノードN3,N7が折り返すことにすれば、通信ノードN3,N7が通信フレームを破棄することがなく、バイパスモードの通信ノードN2,N4が存在する場合でも、ネットワーク内の通信を適切に維持できるという利点がある。
なお、隣接する通信ノードN2,N4がバイパスモードであるであることを条件として光信号の折り返しを行う通信制御の代わりに、通信ノードN3,N7の通信制御部4(スケジューラ43)が、各入出力ポートPa〜Pcで受信した光信号を、隣接する通信ノーマルN2,N4の動作モード(経路選択状態)を条件とせずに折り返す通信制御を行うことにしてもよい。
この場合でも、受信した通信フレームを通信ノードN3,N7が破棄しなくなるので、上記と同様の作用効果が得られる。
もっとも、受信した光信号を単純に送信元に折り返すだけの制御では、ネットワーク内の通信トラフィックが阻害される可能性が高まる。
そこで、隣接する通信ノードN2,N4の動作モードに関係なく、受信した光信号を送信元に折り返す通信制御を採用する場合には、自局で既に折り返して送信した光信号を、自局の入力ポートP1、P3,P7で再び受信すると、その光信号を破棄する通信制御を伴うことが好ましい。
〔光通信装置の効果〕
以上の通り、本実施形態の光通信装置1によれば、装置内の光伝送経路を、ノーマル経路C1〜C6とバイパス経路B12,B34,B56のいずれかの経路に切り替え可能なスイッチユニット(光スイッチSW1〜SW6)を備えているので、図7に示すように、例えば、ツリー構造のネットワークに含まれる一部の通信ノードN2,N4が全バイパスモードで動作しても、システム全体が通信不能になるのを防止することができる。
また、本実施形態の光通信装置1によれば、管理部47が、他の通信ノードN2,N4がバイパス経路に切り替わった場合に、その切り替えによって増加する光信号の伝送距離と光スイッチSW1〜SW6の通過回数の増分に応じて、誤り訂正強度や送信パワーを調整する機能を有するので、ネットワークに含まれる一部の通信ノードN2,N4がバイパスモードで動作した場合に、受信不良が増加するのを防止することができる。
例えば、前述の通り、通信ノードN2,N4がノーマルモードの場合の通信経路1と全バイパスモードの場合の通信経路2は、それぞれ次のようになり、通信ノードN2,N4が全バイパスモードに切り替わることにより、N2〜N3間とN4〜N7間の往復分だけ、伝送距離が増加する。
通信経路1:N1→N2→N4→N8→N9
通信経路2:N1→N2→N3→N2→N4→N7→N4→N8→N9
そこで、通信ノードN1と通信ノードN9の管理部47が、通信ノードN2,N4がバイパス経路になったことを契機として、自局から送信する光信号の誤り訂正強度及び送出パワーのうちの少なくとも一方を増加させる調整を行えば、通信ノードN1と通信ノードN9との間でやり取りする通信フレームを、より確実に送受信できるようになる。
〔第1の変形例〕
上述の実施形態では、通信ノードN2,N4が、停電等の不測の事態によって停止する場合を想定したが、通信制御部4により、すべての光スイッチSW1〜SW6を強制的にバイパス経路B12,B34,B56に切り替えるスイッチング制御を行ってもよい。
この場合、光通信装置1内の光受信部Rx1,Rx3,Rx5や光送信部Tx2,Tx4,Tx6などの、光スイッチSW1〜SW6以外の構成部品を、全体的にメンテナンスできるようになる。
例えば、上記のスイッチング制御が可能な通信ノードN1〜N9を用いて、図7に示すネットワークを構成すれば、通信機能の不全(光トランシーバ3a〜3cの故障など)が検出された通信ノードN2,N4を全バイパスモードで動作させ、それ以外の正常な通信ノードN1,N3,N5〜N9をノーマルモードで動作させる運用方法を採用できる。
この場合、通信ノードN2,N4が全バイパスモードとなっても、その他の通信ノードN1,N3,N5〜N9間の通信は維持されるので、システム全体が通信不能になるのを防止しつつ、通信ノードN2,N4をメンテナンスすることができる。
〔第2の変形例〕
図9及び図10は、第2の変形例に係る光通信装置1の機能ブロック図である。
このうち、図9は、一対の光スイッチSW1,SW2をバイパス側に切り替えた場合を示し、図10は、二対の光スイッチSW1,SW2,SW5,SW6をバイパス側に切り替えた場合を示している。
このように、一部の光スイッチSW1〜SW6をバイパス側にスイッチング制御することにより、光通信装置1を部分的なバイパスモードで動作させることにしてもよい。
図9の例では、通信ノードN2における、光受信部Rx1及び光送信部Tx2のうちの少なくとも1つに故障等の機能不全が発生した場合を想定している。
この場合、光スイッチSW1,SW2をバイパス経路B12に切り替えて部分的なバイパスモード(一部バイパスモード)にすると、光受信部Rx1と光送信部Tx2を通信制御部4から個別に切り離すことができる。
そして、通信ノードN2が通信ノードN1から光信号を受信すると、その光信号は、入力ポートP1から出力ポートP2にバイパスされて通信ノードN3に送出される。送出された光信号は、通信ノードN3で折り返されて、通信ノードN2の入力ポートP3で再受信され、光スイッチSW3→光受信部Rx3を経由して通信制御部4に到達する。
逆に、通信制御部4から通信ノードN1宛の通信フレームは、光送信部Tx6→光スイッチSW6→出力ポートP6→通信ノードN1の経路で、通信ノードN1に到達する。
このように、光スイッチSW1,SW2をバイパス側に切り替えて、通信ノードN2を一部バイパスモードで動作させても、他の通信ノードN1との通信は有効に確保される。従って、他の通信ノードN1との通信を維持しつつ、通信ノードN2内の一部の構成部品である光受信部Rx1や光送信部Tx2をメンテナンスすることができる。
図10の例では、通信ノードN2における、光受信部Rx1と光送信部Tx6を一体に有する光トランシーバ3aに故障等の機能不全が発生した場合を想定している。
この場合、光スイッチSW1,SW2,SW5,SW6をバイパス経路B12,B56に切り替えて部分的なバイパスモード(一部バイパスモード)にすると、光トランシーバ3aを通信制御部4から個別に切り離すことができる。
従って、光トランシーバ3aが取り外し可能にユニット化されたものであれば、その光トランシーバ3aを新しいものと交換したり、取り外した光トランシーバ3aを修理したりすることができる。
そして、図10の例でも、通信ノードN2が通信ノードN1から光信号を受信すると、その光信号は、入力ポートP1から出力ポートP2にバイパスされて通信ノードN3に送出される。送出された光信号は、通信ノードN3で折り返されて、通信ノードN2の入力ポートP3で再受信され、光スイッチSW3→光受信部Rx3を経由して通信制御部4に到達する。
一方、図10の例では、通信制御部4から通信ノードN1宛の通信フレームは、光送信部Tx4→光スイッチSW4→出力ポートP4→通信ノードN4→光スイッチSW5→光スイッチSW6→通信ノードN1の経路で、通信ノードN1に到達する。
このように、光スイッチSW1,SW2,SW5,SW6をバイパス側に切り替えて、通信ノードN2を一部バイパスモードで動作させても、他の通信ノードN1との通信は有効に確保される。従って、他の通信ノードN1との通信を維持しつつ、通信ノードN2の内の一部の構成部品である光トランシーバ3aをメンテナンスすることができる。
上記のスイッチング制御が可能な通信ノードN1〜N9を用いて、図7に示すネットワークを構成すれば、一部の構成部品に機能不全が生じた通信ノードN2,N4を一部バイパスモードで動作させ、それ以外の正常な通信ノードN1,N3,N5〜N9をノーマルモードで動作させる運用方法を採用できる。
この場合、通信ノードN2,N4が一部バイパスモードとなっても、すべての通信ノードN1〜N9間の通信は維持されるので、システム全体が通信不能になるのを防止しつつ、通信ノードN2,N4をメンテナンスすることができる。
〔第3の変形例〕
上述の第2の変形例では、光トランシーバ3a等の構成部品のメンテナンスを行うために、光通信装置1を一部バイパスモードで動作させているが、このような構成部品のメンテナンスを行う場合だけでなく、光通信装置1の省電力運転を行うために一部バイパスモードを利用してもよい。
例えば、図9の例において、光スイッチSW1,SW2をバイパス経路B12に切り替えて部分的なバイパスモードにしてから、光受信部Rx1と光送信部Tx2への電源供給を停止又は抑制すれば、通信ノードN2の消費電力を低減できる。
同様に、図10の例において、光スイッチSW1,SW2,SW5,SW6をバイパス経路B12,B56に切り替えて部分的なバイパスモードにしてから、光トランシーバ3aへの電源供給を停止又は抑制すれば、通信ノードN2の消費電力を低減できる。
〔その他の変形例〕
上述の実施形態は例示であって本発明の権利範囲を制限するものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内のすべての変更が本発明に含まれる。
例えば、上述の実施形態(変形例を含む。)において、3端子の光サーキュレータ(図示せず)の2つの端子を、対応する入力ポートP1,P3,P5と出力ポートP2,P4,P6にそれぞれ接続してもよい。かかる光サーキュレータを使用すれば、サーキュレータの残りの端子で双方向の入出力ポートを構成できるので、1芯双方向の光ファイバを伝送路とする光通信装置1が得られる。
また、本発明の光通信装置1の入出力ポートPa〜Pcは、3ポートに限定されるものではなく、少なくとも2ポート以上あればよい。
例えば、入出力ポートが5つ以上の奇数個ある場合には、入力ポートPiに入力された光信号を直ぐ隣の出力ポートPi+1にバイパスする回路構成だけでなく、入力ポートPiに入力された光信号を、1つ飛ばした隣の出力ポートPi+2にバイパスする回路構成を採用することもできる。
上述の実施形態(変形例を含む。)では、光通信システムの接続形態としてツリー構造(図3及び図7)を例示したが、例えば、双方向のリング構造やメッシュ構造のネットワークの場合でも、本発明の光通信装置1を採用することができる。
また、上述の実施形態(変形例を含む。)において、必ずしもネットワーク内のすべての通信ノードN1〜N9を本発明の光通信装置1とする必要はなく、バイパスモードで動作できない通常の通信ノードがネットワーク内に含まれていてもよい。
上述の実施形態(変形例を含む。)において、スイッチユニット(光スイッチSW1〜SW6)によって択一的に選択可能な経路には、少なくとも、ノーマル経路C1〜C6とバイパス経路B12,B34,B56が含まれておればよく、他の第3の経路が含まれることを妨げるものではない。
また、上述の実施形態(変形例を含む。)において、1つの光通信システムに含まれる複数の通信ノードN1〜N9のうちのいずれかが、次の停電ノード、故障ノード及び省電力ノードのうちの少なくとも1つに該当する場合に、それに該当する通信ノードをバイパスモードに切り替える運用方法を、採用することもできる。
停電ノード:停電に遭遇している通信ノード
故障ノード:故障などの機能不全が検出されている通信ノード
省電力ノード:省電力運転を行う通信ノード
1 光通信装置
2 光ファイバ
3a〜3c 光トランシーバ
4 通信制御部
43 スケジューラ
47 管理部
Rx1,Rx3,Rx5 光受信部
Tx2,Tx4,Tx6 光送信部
SW1,SW3,SW5 受信用光スイッチ
SW2,SW4,SW6 送信用光スイッチ
C1,C3,C5 受信用伝送線(ノーマル経路)
C2,C4,C6 送信用伝送線(ノーマル経路)
B12,B34,B56 バイパス用伝送線(バイパス経路)
P1,P3,P5 入力ポート
P2,P4,P6 出力ポート
N1〜N9 通信ノード

Claims (16)

  1. 相手方ノードに対する入力ポートと出力ポートの対を複数備えた光通信装置であって、
    前記入力ポートに対応して設けられた光/電気変換機能を有する複数の光受信部と、
    前記出力ポートに対応して設けられた電気/光変換機能を有する複数の光送信部と、
    前記光受信部から入力された電気信号をいずれの前記光送信部に出力するかを決定する通信制御部と、
    装置内の光伝送経路を次に定義するノーマル経路とバイパス経路に切り替え可能なスイッチユニットと、を備えていることを特徴とする光通信装置。
    ノーマル経路:入力ポートに入力された光信号を、その入力ポートに対応する光受信部に入力し、通信制御部が決定した光送信部が出力する光信号を、その光送信部に対応する出力ポートに入力する経路
    バイパス経路:入力ポートに入力された光信号を、その入力ポートとは相手方ノードが異なる出力ポートにバイパスする経路
  2. 前記スイッチユニットは、前記入力ポートに入力端子が接続された1入力/2出力での使用が可能な複数の受信用光スイッチと、前記出力ポートに出力端子が接続された2入力/1出力での使用が可能な複数の送信用光スイッチと、を有する請求項1に記載の光通信装置。
  3. 使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートの無効化を行う部材を備えている1又は2に記載の光通信装置。
  4. 使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートを飛ばして前記バイパス経路を構成するジャンパ用伝送線を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載の光通信装置。
  5. 使用しない空きの前記入力ポート及び前記出力ポートを短絡させる短絡部材を備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載の光通信装置。
  6. 前記スイッチユニットは、制御電圧の絶対値が所定の閾値以上である場合に前記ノーマル経路を選択し、制御電圧の絶対値がその閾値未満である場合に前記バイパス経路を選択する請求項1〜5のいずれかに記載の光通信装置。
  7. 前記通信制御部は、前記スイッチユニットを構成する複数の光スイッチの全部を強制的に前記バイパス経路に切り替えるスイッチング制御が可能である請求項1〜6のいずれか1項に記載の光通信装置。
  8. 前記通信制御部は、前記スイッチユニットを構成する複数の光スイッチの一部を強制的に前記バイパス経路に切り替えるスイッチング制御が可能である請求項1〜7のいずれか1項に記載の光通信装置。
  9. 前記通信制御部は、前記入力ポートに入力された光信号が隣接する他の光通信装置の前記バイパス経路を通過したものである場合に、当該光信号を送信元の前記光通信装置に折り返す通信制御を行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の光通信装置。
  10. 前記通信制御部は、隣接する他の光通信装置の経路選択状態に関係なく、前記入力ポートに入力された光信号を送信元の前記光通信装置に折り返すとともに、自装置で既に折り返して送信した光信号を再び受信した場合に、当該光信号を破棄する通信制御を行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の光通信装置。
  11. 自装置が属する光通信システムの全体或いは一部のネットワークトポロジーと、そのネットワークに含まれる光通信装置の経路選択状態とを把握する管理部を備えている請求項1〜10のいずれか1項に記載の光通信装置。
  12. 前記管理部は、把握した前記ネットワークトポロジーと前記経路選択状態とに基づいて、自装置から送信する光信号の誤り訂正強度及び送出パワーのうちの少なくとも一方を調整可能である請求項11に記載の光通信装置。
  13. 2つ以上の相手方ノードに対して光信号の送受信が可能な通信ノードを含む光通信システムであって、
    自局の動作モードを次に定義するノーマルモードとバイパスモードに切り替え可能な前記通信ノードを含むことを特徴とする光通信システム。
    ノーマルモード:自局の入力ポートに入力された光信号の出力ポートを、ルーティングによって決定するモード
    バイパスモード:自局の入力ポートに入力された光信号の出力ポートを、当該入力ポートとは相手方ノードが異なる出力ポートにルーティングせずにバイパスするモード
  14. 請求項13に記載の光通信システムの運用方法であって、
    停電に遭遇している前記通信ノードを前記バイパスモードで動作させることを特徴とする光通信システムの運用方法。
  15. 請求項13に記載の光通信システムの運用方法であって、
    機能不全が検出されている前記通信ノードを前記バイパスモードで動作させることを特徴とする光通信システムの運用方法。
  16. 請求項13に記載の光通信システムの運用方法であって、
    一部の前記通信ノードを前記バイパスモードに切り替えることにより、当該通信ノードにおいて余分となった構成部品への電源供給を停止又は抑制する省電力運転を行うことを特徴とする光通信システムの運用方法。
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