JP2013118226A - 化合物半導体気相成長装置 - Google Patents

化合物半導体気相成長装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013118226A
JP2013118226A JP2011263977A JP2011263977A JP2013118226A JP 2013118226 A JP2013118226 A JP 2013118226A JP 2011263977 A JP2011263977 A JP 2011263977A JP 2011263977 A JP2011263977 A JP 2011263977A JP 2013118226 A JP2013118226 A JP 2013118226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
heating
susceptor
electrode mounting
mounting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011263977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5812279B2 (ja
Inventor
Ryuzo Houchin
隆三 宝珍
Toshiaki Tatsuta
利明 立田
Takayuki Kobayashi
貴之 小林
Kazuhiro Fukai
一弘 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samco Inc
Original Assignee
Samco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samco Inc filed Critical Samco Inc
Priority to JP2011263977A priority Critical patent/JP5812279B2/ja
Publication of JP2013118226A publication Critical patent/JP2013118226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5812279B2 publication Critical patent/JP5812279B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】装置の大形化を招くことなくサセプタを均一に加熱することができる化合物半導体気相成長装置を提供する。
【解決手段】本発明は、基板を保持するためのサセプタ31と、前記サセプタ31を加熱することにより該サセプタ31に保持された前記基板4を加熱する加熱部5とを備え、前記基板4を加熱した状態で成膜ガスを導入することにより前記基板4に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置であって、前記加熱部5が、前記サセプタ31を複数に分割してなる各分割領域をそれぞれ加熱するための複数の発熱部材51と、各発熱部材51の両端に設けられた電極取付部と、前記電極取付部に接続された、前記発熱部材51に電流を導入するための電流導入端子53とを備え、複数の発熱体のうち少なくとも一つに設けられた電極取付部のうちの一方が他の発熱体の電極取付部のうちの一方と共通であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板を加熱した状態で成膜ガスを供給することにより該基板に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置に関する。
基板上に化合物半導体膜を形成する方法の一つであるMOCVD法(有機金属気相成長法:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)は、基板を加熱した状態で成膜ガスを該基板上に供給することにより原料の膜を該基板上に形成する。そのため、MOCVD法を実行するためのMOCVD装置では、サセプタと呼ばれる基板保持台の下に加熱部を設け、該加熱部によりサセプタ上の基板を加熱するようにしている。
基板上に均一な厚さの膜を形成するためには、基板の温度分布が均一になるようにサセプタの加熱を制御する必要がある。しかし、サセプタの下から均一に該サセプタを加熱したとしても、サセプタの内部よりも外周部の方が放熱し易いため、外周部の温度が低くなり、均一な温度分布が得られない。そこで、従来のMOCVD装置では、サセプタを内外方向(径方向)にゾーン分割し、ゾーン毎に個別のヒータで加熱制御するようにしていた(特許文献1参照)。
特開平10-326788号公報
ところで、MOCVD装置のヒータには、通常、カーボンなどの導体から成る発熱体が用いられる。発熱体の両端にはそれぞれ電極取付部が設けられ、該電極取付部に金属製のボルト等を介して接続された電流導入端子を通してこれら一対の電極取付部に電流が導入されることにより該発熱体が発熱する。従って、サセプタを内部と外周部の2ゾーンに分割し、各ゾーンを別々の発熱体で加熱する場合には、発熱体の数の2倍の4個の電極取付部と4個の電流導入端子がそれぞれ必要となる。
ところが、電極取付部には金属製のボルト等が挿通されているため、発熱体の熱が該電極取付部及びボルトから外部に放出され易い。従って、サセプタを均一に加熱するためにヒータを分割すると、その分、電極取付部の数が増え、サセプタの加熱効率が低下するという欠点がある。また、電極取付部の数が増えると、該電極取付部に接続される電流導入端子の数も増え、電流導入端子の設置スペースを確保するために装置が大形化するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、加熱効率の低下や装置の大形化を招くことなくサセプタを均一に加熱することができる化合物半導体気相成長装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る化合物半導体気相成長装置は、
基板を保持するサセプタと、前記サセプタを加熱することにより該サセプタに保持された前記基板を加熱する加熱部とを備え、前記基板を加熱した状態で成膜ガスを供給することにより前記基板に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置であって、
前記加熱部が、
前記サセプタを複数に分割して成る各分割領域をそれぞれ加熱するための複数の発熱体と、
各発熱体の両端に設けられた電極取付部と、
各電極取付部に接続された、前記発熱体に電流を導入するための電流導入端子と
を備え、
複数の発熱体のうち少なくとも一つに設けられた電極取付部のうちの一方が他の発熱体の電極取付部のうちの一方と共通であることを特徴とする。
ここで、「共通である」とは、一の発熱体の電極取付部の内の一方と他の発熱体の電極取付部のうちの一方が同じものであること、言い換えると、一つの発熱体の電極取付部が他の発熱体の電極取付部を兼ねていることを意味する。
この場合、複数の発熱体を1個の発熱部材から構成し、
前記電極取付部を、前記発熱部材を前記各分割領域に対応する前記複数の発熱体に分割する位置に設けると共に、隣接する2個の発熱体の境界部に設けられた前記電極取付部が、該2個の発熱体の共通の電極取付部として機能するように構成すると良い。
また、本発明に係る化合物半導体気相成長装置では、前記発熱体が、前記サセプタの内側領域を加熱する内側発熱体及び外周側領域を加熱する外周側発熱体から構成されていることが望ましく、前記電極取付部が、前記内側発熱体の一方の端部と前記外周側発熱体の一方の端部の間に設けられた1個の共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部とから構成されていることが望ましい。
さらに、本発明の化合物半導体気相成長装置では、前記発熱体が、前記サセプタの内側領域、外周側領域及びこれら領域の間の中間領域をそれぞれ加熱する内側発熱体、外周側発熱体及び中間発熱体から構成されていることが望ましく、前記電極取付部が、前記外周側発熱体の一方の端部と前記中間発熱体の一方の端部の間に設けられた第1共通電極取付部と、前記中間発熱体の他方の端部と前記内側発熱体の一方の端部の間に設けられた第2共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部とから構成されていることが望ましい。
また、サセプタを内外方向に領域分割して各領域を個別の発熱体で加熱する構成においては、外周側発熱体を、その他の発熱体よりもサセプタに近づけることが望ましい。サセプタの外周側領域は放熱し易いため、サセプタ全体の温度を均一にするためには外周側発熱体への投入電力をその他の発熱体よりも大きくする必要があるが、外周側発熱体をその他の発熱体よりもサセプタに近づけることにより、該外周側発熱体への投入電力を抑えることができる。
さらに、本発明に係る化合物半導体気相成長装置は、反応容器内に配置された、基板を保持するためのサセプタと、前記サセプタを介して前記基板を加熱する加熱部とを備え、前記基板を加熱した状態で前記反応容器内に成膜ガスを導入することにより前記基板に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置であって、
前記加熱部が、
前記サセプタの内側領域、外周側領域及びこれら領域の間の中間領域をそれぞれ加熱する内側発熱体、外周側発熱体及び中間発熱体と、
前記外周側発熱体の一方の端部と前記中間発熱体の一方の端部の間に設けられた第1共通電極取付部と、前記中間発熱体の他方の端部と前記内側発熱体の一方の端部の間に設けられた第2共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部と、
前記第1共通電極取付部、前記第2共通電極取付部、及び前記端部電極取付部のいずれか1個にそれぞれ接続された3個の電流導入端子と、
前記端部電極取付部の他の1個に取り付けられたグラウンド端子とから構成されていることを特徴とする。
本発明に係る化合物半導体気相成長装置によれば、サセプタの温度分布を均一にするために、サセプタを分割して各分割領域を個別の発熱体で加熱する構成において、各発熱体に設ける電極取付部の一部を共通化したため、該電極取付部の数を少なく抑えることができる。従って、加熱効率の低下や装置の大形化を招くことなく、サセプタを均一に加熱することができる。
本発明の第1実施例に係るMOCVD装置の全体構成を示す概略図。 発熱体の平面図。 発熱体の電極取付部付近を示す断面図(a)、平面図(b)。 加熱部の概略的な電気回路図。 本発明の第2実施例に係るMOCVD装置が備える発熱体の平面図。 本発明の第3実施例に係るMOCVD装置の加熱部の概略的な電気回路図。 本発明の第4実施例に係るMOCVD装置の加熱部の概略的な電気回路図。 本発明の第5実施例に係るMOCVD装置の発熱体の共通電極取付部付近を示す図。 本発明の第6実施例に係るMOCVD装置の発熱体の交通電極取付部付近を示す図。
以下、本発明をMOCVD装置に適用したいくつかの実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例に係るMOCVD装置を示している。図1に示すように、本実施例に係るMOCVD装置は、反応容器1内の内部に反応室11と該反応室11に成膜ガスを導入するためのたガス導入路13を備えている。ガス導入路13は、第1ガス導入路13aと第2ガス導入路13bから構成されている。各ガス導入路13a及び13bは、ガス導入口14aと反応室11の上部に開口する多数のガス放出口14bとを繋ぐ分岐流路から構成されており、該ガス放出口14bから成膜ガスをシャワー状に放出するようになっている。反応室11内に導入された成膜ガスは、反応室11の下部に設けられた排気口15から排出される。
また、反応室11内には、回転自在な基台3の上面に円板状のサセプタ31が載置され、該サセプタ31の上に基板4が載置されている。サセプタ31の下の基台3の内部には該サセプタ31を加熱するための加熱部5が配置されている。図1〜図3に示すように、加熱部5は、全体が炭化ケイ素(SiC)で被覆されたグラファイトカーボンから成る発熱部材51と、これを保持する保持板52、該発熱部材51に電流を導入するための電流導入端子53とから構成されている。発熱部材51は、サセプタ31の外周部から中心部まで反時計回りに円弧を描き、中心部で折り返されて時計回りに円弧を描くことにより同心円状を成すように形成された一体物からなり、その両端部及び途中部にはそれぞれ電極取付部54が設けられている。
電極取付部54は、発熱部材51に一体的に形成された円筒状部から成る。発熱部材51のうち電極取付部54の上面は他の部分よりも電気抵抗が小さくなるようにSiCの被覆が除去されている。以下の説明では、発熱部材51の途中部に設けられた電極取付部を共通電極取付部541、発熱部材51の最外周側の端部に設けられた電極取付部を外周側電極取付部542、発熱部材51の内側端部に設けられた電極取付部を内側電極取付部543と呼ぶこととする。また、発熱部材51のうち内側電極取付部543から共通電極取付部541までの部分を内側ヒータH1、外周側電極取付部542から共通電極取付部541までの部分を外周側ヒータH2と呼ぶこととする。なお、これらヒータH1及びヒータH2が本発明の「発熱体」に相当する。
なお、内側電極取付部543、共通電極取付部541及び外周側電極取付部542のいずれか二つ以上の電極取付部が同じ円周上に位置しないことが好ましい。これは次の理由による。電極取付部54は図示しない水路により冷却されているため、発熱部材51の他の部位に比べて電極取付部54の付近の発熱部材51の温度が低くなる傾向がある。従って、二つ以上の電極取付部54が同じ円周上に位置すると、その円周上の温度が他の部位よりも低くなるため、サセプタ31上に載置した基板4に化合物を成長させたときに、電極取付部54の位置を反映した同心円状の膜厚分布が生じる傾向があるからである。
図4は加熱部5の電気回路を示している。この図4に示すように、外周側電極取付部542は外周側ヒータH2の一方の端部に位置し、内周側電極取付部543は内側ヒータH1の一方の端部に位置する。また、共通電極取付部541は、外周側ヒータH2の他方の端部と内側ヒータH1の他方の端部に位置し、1個の電極取付部が外周側ヒータH2及び内側ヒータH1の電極取付部を兼ねる。
また、これら3個の電極取付部541〜543にはそれぞれ電流導入端子531〜533が接続されている。電流導入端子531と電流導入端子532の間にはトランス55の2次巻線551が接続されている。また、電流導入端子531と電流導入端子533の間にはそれぞれトランス56の2次巻線561が接続されている。トランス55の1次巻線552及びトランス56の1次巻線562には、サイリスタSCR1及びSCR2を介して交流電源57からの交流電源電圧が供給されるようになっている。
このように、本実施例では、1個の発熱部材51の両端及び途中部に電極取付部を設けることにより、1個の発熱部材51を見かけ上2個の発熱体に分割し、それぞれの発熱体に独立的に交流電源電圧を供給することによってサセプタ31の内側領域と外周側領域をそれぞれ加熱制御するようにしている。
このような加熱部5において、3個の電流導入端子531〜533に流れる電流をそれぞれI1、I2、I3とすると、共通電流取付部541に接続された電流導入端子531に流れる電流I1は、電流I2と電流I3の差の値と略等しくなり、電流I2及び電流I3よりも小さくなる。そのため、電流導入端子531には他の電流導入端子532及び電流導入端子533よりも許容電流が小さい、細い導体を用いることができ、経済的である。また、本実施例では、外周側ヒータH2の他方の端部と内側ヒータH1の他方の端部に設けられる電極取付部を共通化したため、電極取付部の数を少なく抑えることができ、ヒータH1及びヒータH2の加熱効率の低下や加熱部5の大形化を招くことがなく、サセプタ31を効率よく且つ均一に加熱することができる。
図5は本発明の第2実施例に係るMOCVD装置の加熱部5を構成する発熱部材51を示す平面図である。本実施例の発熱部材51は、上述の第1実施例とは形状が異なるが、第1実施例と同様に内側ヒータH1と外周側ヒータH2とから構成されている。このような構成によれば、第1実施例と同様の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
第1実施例では同心円状の発熱部材51が用いられているため、サセプタ31の裏面は同心円状に加熱される。この場合、サセプタ31上に載置された基板4に化合物を成長させると、サセプタ31の素材や厚さによっては、サセプタ31の裏面から表面に熱が充分に拡散して伝わらず、この結果、発熱部材51の形状を反映した同心円状の膜厚分布が生じる場合がある。これに対して、第2実施例に係る発熱部材51では同心円状の膜厚分布が生じる可能性が小さく、特に、サセプタ31上の基板4の位置を内側ヒータH1の上にすることにより同心円状の膜厚分布が生じることがない。
図6は本発明の第3実施例に係るMOCVD装置の加熱部5の電気回路を示している。第3実施例は、サセプタ31を内側部、中間部、外周側部の3領域に分割し、これら3領域をそれぞれ内側ヒータH1、中間ヒータH3、外周側ヒータH2で加熱制御した点に特徴を有する。内側ヒータH1、中間ヒータH3、外周側ヒータH2は一体物の発熱体から成り、内側ヒータH1と中間ヒータH3の間、中間ヒータH3と外周側ヒータH2の間にはそれぞれ第1共通電極取付部101、第2共通電極取付部102が設けられている。
これら第1共通電極取付部101及び第2電極取付部102、並びに外周側電極取付部542及び内側電極取付部543には、それぞれ電流導入端子111及び112、並びに電流導入端子532及び533が接続されている。
このように本実施例では、内側ヒータH1の一方の端部と中間ヒータH3の一方の端部に設けられる電極取付部を共通化し、外周側ヒータH2の一方の端部と中間ヒータH3の他方の端部に設けられる電極取付部を共通化した。このため、内側ヒータH1の一方の端部と中間ヒータH3の一方の端部、外周側ヒータH2の一方の端部と中間ヒータH3の他方の端部にそれぞれ電極取付部を設ける構成よりも電極取付部及び電流導入端子の数をそれぞれ2個ずつ少なくすることができ、第1実施例と同様の作用、効果が得られる。
図7は本発明の第4実施例に係るMOCVD装置の加熱部5の電気回路を示している。この第4実施例は、内側ヒータH1の端部に取り付けられた内側電極取付部543にグラウンド端子120が接続されている点が第3実施例と異なる。このグラウンド端子120は例えば加熱部5を保持する保持基板52及び反応容器1を介して接地されている。このような構成によれば、第3実施例のMOCVD装置と電極取付部の数は同じであるが、電流導入端子の数を少なくすることができる。
図8は本発明の第5実施例に係るMOCVD装置の加熱部5の一部を示している。この実施例では、内側ヒータH1及び外周側ヒータH2をそれぞれ別の発熱体から構成し、これら内側ヒータH1の一方の端部と外周側ヒータH2の一方の端部をワッシャ131を介して積層し、1個のボルト(図示せず)で連結して1個の電極取付部132としている。このような構成においても第1実施例と同様の作用効果が得られる。さらに、本実施例では、発熱体を分離したことにより、内側ヒータH1及び外周側ヒータH2の一方が劣化した場合に、該劣化したヒータのみを取り外して交換できるという効果が得られ、経済的である。
図9は本発明の第6実施例に係るMOCVD装置の加熱部5の一部を示している。本実施例は次の点が第5実施例と異なるのみで、その他の構成は第5実施例と略同じである。つまり、本実施例では、内側ヒータH1及び外周側ヒータH2をそれぞれ別の発熱体から構成し、更に、外周側ヒータH2を内側ヒータH1よりも上方に位置させてサセプタ31に近づけた点に特徴を有する。
サセプタ31の外周側領域は放熱し易いため、サセプタ31全体の温度を均一にするためには、第5実施例のようにサセプタ31から内側ヒータH1までの距離、及びサセプタ31から外周側ヒータH2までの距離が同じである時は外周側ヒータH2への投入電力を内側ヒータH1よりも大きくする必要がある。これに対して、本実施例のように外周側ヒータH2を内側ヒータH1よりもサセプタ31に近づけることにより、該外周側ヒータH2への投入電力を抑えることができるため、該外周側ヒータH2の高寿命化を図ることができる。
1…反応容器
11…反応室
3…基板台
31…サセプタ
4…基板
5…加熱部
51…発熱体
53…電流導入端子
54…電極取付部
541・・・共通電極取付部
542・・・外周側電極取付部
543・・・内側電極取付部
H1…内側ヒータ
H2…外周側ヒータ
H3…中間ヒータ

Claims (6)

  1. 基板を保持するためのサセプタと、前記サセプタを介して前記基板を加熱する加熱部とを備え、前記基板を加熱した状態で成膜ガスを供給することにより前記基板に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置において、
    前記加熱部が、
    前記サセプタを複数に分割して成る各分割領域をそれぞれ加熱するための複数の発熱体と、
    各発熱体の両端に設けられた電極取付部と、
    各電極取付部に接続された、前記発熱体に電流を導入するための電流導入端子と
    を備え、
    複数の発熱体のうち少なくとも一つに設けられた電極取付部のうちの一方は他の発熱体の電極取付部のうちの一方と共通であることを特徴とする化合物半導体気相成長装置。
  2. 複数の発熱体が、1個の発熱部材から構成され、
    前記電極取付部が、前記発熱部材を前記各分割領域に対応する前記複数の発熱体に分割する位置に設けられ、
    隣接する2個の発熱体の境界部に設けられた前記電極取付部が、該2個の発熱体の共通の電極取付部であることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体気相成長装置。
  3. 前記発熱体が、前記サセプタの内側領域を加熱する内側発熱体及び外周側領域を加熱する外周側発熱体から構成され、
    前記電極取付部が、前記内側発熱体の一方の端部と前記外周側発熱体の一方の端部の間に設けられた1個の共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体気相成長装置。
  4. 前記発熱体が、前記サセプタの内側領域、外周側領域及びこれら領域の間の中間領域をそれぞれ加熱する内側発熱体、外周側発熱体及び中間発熱体から構成され、
    前記電極取付部が、前記外周側発熱体の一方の端部と前記中間発熱体の一方の端部の間に設けられた第1共通電極取付部と、前記中間発熱体の他方の端部と前記内側発熱体の一方の端部の間に設けられた第2共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体気相成長装置。
  5. 前記外周側発熱体を、その他の発熱体よりも前記サセプタに近づけることを特徴とする請求項3又は4に記載の化合物半導体気相成長装置。
  6. 反応容器内に配置された、基板を保持するためのサセプタと、前記サセプタを介して前記基板を加熱する加熱部とを備え、前記基板を加熱した状態で前記反応容器内に成膜ガスを導入することにより前記基板に化合物半導体膜を形成する化合物半導体気相成長装置において、
    前記加熱部が、
    前記サセプタの内側領域、外周側領域及びこれら領域の間の中間領域をそれぞれ加熱する内側発熱体、外周側発熱体及び中間発熱体と、
    前記外周側発熱体の一方の端部と前記中間発熱体の一方の端部の間に設けられた第1共通電極取付部と、前記中間発熱体の他方の端部と前記内側発熱体の一方の端部の間に設けられた第2共通電極取付部と、前記内側発熱体の他方の端部及び前記外周側発熱体の他方の端部にそれぞれ設けられた2個の端部電極取付部と、
    前記第1共通電極取付部、前記第2共通電極取付部、及び前記端部電極取付部のいずれか1個に接続された3個の電流導入端子と、
    前記端部電極取付部の他の1個に取り付けられたグラウンド端子とから構成されていることを特徴とする化合物半導体気相成長装置。
JP2011263977A 2011-12-01 2011-12-01 化合物半導体気相成長装置 Expired - Fee Related JP5812279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011263977A JP5812279B2 (ja) 2011-12-01 2011-12-01 化合物半導体気相成長装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011263977A JP5812279B2 (ja) 2011-12-01 2011-12-01 化合物半導体気相成長装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013118226A true JP2013118226A (ja) 2013-06-13
JP5812279B2 JP5812279B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=48712607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011263977A Expired - Fee Related JP5812279B2 (ja) 2011-12-01 2011-12-01 化合物半導体気相成長装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5812279B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142050A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
WO2022077637A1 (zh) * 2020-10-13 2022-04-21 东部超导科技(苏州)有限公司 喷淋板、配置喷淋板的mocvd反应系统及其使用方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102513443B1 (ko) 2016-03-15 2023-03-24 삼성전자주식회사 정전 척 및 그를 포함하는 기판 처리 장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121694A (ja) * 1984-10-26 1985-06-29 京セラ株式会社 温度センサ付セラミツクヒ−タ
JPH02170207A (ja) * 1988-12-22 1990-07-02 Matsushita Electric Works Ltd 面状感熱発熱体の温度検出回路
JPH04239120A (ja) * 1991-01-10 1992-08-27 Toshiba Mach Co Ltd 気相成長方法
JPH059740A (ja) * 1991-03-26 1993-01-19 Ngk Insulators Ltd 半導体ウエハー加熱装置
JP2001339180A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Shibaura Mechatronics Corp 通電回路
JP2009302223A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Soken Kogyo Kk 基板加熱装置およびこれを用いる結晶成長装置
JP2010080909A (ja) * 2008-08-26 2010-04-08 Nuflare Technology Inc ヒータ、半導体製造装置および半導体製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121694A (ja) * 1984-10-26 1985-06-29 京セラ株式会社 温度センサ付セラミツクヒ−タ
JPH02170207A (ja) * 1988-12-22 1990-07-02 Matsushita Electric Works Ltd 面状感熱発熱体の温度検出回路
JPH04239120A (ja) * 1991-01-10 1992-08-27 Toshiba Mach Co Ltd 気相成長方法
JPH059740A (ja) * 1991-03-26 1993-01-19 Ngk Insulators Ltd 半導体ウエハー加熱装置
JP2001339180A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Shibaura Mechatronics Corp 通電回路
JP2009302223A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Soken Kogyo Kk 基板加熱装置およびこれを用いる結晶成長装置
JP2010080909A (ja) * 2008-08-26 2010-04-08 Nuflare Technology Inc ヒータ、半導体製造装置および半導体製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142050A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
WO2022077637A1 (zh) * 2020-10-13 2022-04-21 东部超导科技(苏州)有限公司 喷淋板、配置喷淋板的mocvd反应系统及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5812279B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101349945B1 (ko) 성막 장치 및 성막 방법
TWI305550B (en) Restricted radiated heating assembly for high temperature processing
JP5668925B2 (ja) シャワーヘッドおよびこれを含む基板処理装置、並びにシャワーヘッドを用いてプラズマを供給する方法
TWI654712B (zh) 用於具有多區加熱之基材支撐件的方法及設備
RU2389834C2 (ru) Реактор для осаждения из газовой фазы (cvd-реактор) с технологической камерой, нагреваемой с помощью высокочастотного излучения (rf-излучения)
TW200920192A (en) Capacitively coupled plasma reactor
JP2000228270A (ja) 円盤状ヒータ及び温度制御装置
TWI682489B (zh) 帶有多個加熱區的基板支撐件
JP5481224B2 (ja) 成膜装置および成膜方法
US10237917B2 (en) Heater and apparatus for manufacturing semiconductor device using heater
TWI648427B (zh) 用於交叉流動類型的熱cvd腔室之改良的氣體活化的結構
EP3555910B1 (en) Rotatable electrostatic chuck having backside gas supply
JP5812279B2 (ja) 化合物半導体気相成長装置
US20120138599A1 (en) Semiconductor substrate heat treatment apparatus
JP2011077502A (ja) 熱処理装置
US7985295B1 (en) RF heater arrangement for substrate heating apparatus
JP2007180132A (ja) サセプタ及びそのサセプタを用いたcvd装置
US20220025519A1 (en) Deposition reactor with inductors and electromagnetic shields
KR101585924B1 (ko) 탄화규소 써멀 화학기상증착장치의 가스반응로
US20130068164A1 (en) Heating unit and film-forming apparatus
US9222197B2 (en) Shield member and apparatus for growing single crystal equipped with the same
JP2015023152A (ja) 気相成長装置及び気相成長用加熱装置
TWI737984B (zh) 用於hdp cvd的帶有嵌入式加熱元件和嵌入式rf線圈的進階陶瓷蓋及感應耦合電漿處理腔室
JP2019194136A (ja) 遮蔽部材及び単結晶成長装置
US20210193443A1 (en) Baffle unit and substrate processing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5812279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees