JP2013117196A - 給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】末端圧力一定制御(あるいは吐出圧力一定制御)の目標圧力を更新した場合に給水圧力を安定させることができる給水装置を提供する。
【解決手段】給水管に連結されて給水を行うポンプと、ポンプを可変速に駆動するインバータと、インバータ運転時電流及び周波数を検出する電流及び周波数検出手段と、ポンプの吐出側の圧力を検出する圧力検出手段と、ポンプの吐出側の目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、圧力検出手段が検出する圧力が前記目標圧力となるようにインバータを制御する制御部とを備えた給水装置において、前記インバータ電流、インバータ周波数、目標圧力を対応付け、インバータ電流より目標圧力を求め、又これと、インバータ周波数より求めた目標圧力と併用し、前記圧力検出手段が検出する給水圧力が前記目標圧力となるようにインバータ周波数を制御するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、給水圧力を安定させた給水装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2009−47125号公報(特許文献1)がある。この公報には、「複数の可変速駆動手段によって駆動する複数のポンプを用いた給水装置において給水ユニット要求仕様(水量Q0、全揚程H0)の1点でポンプ運転制御、末端圧力一定制御に必要なパラメータ及び演算式を自動生成するのに好適な可変速ポンプを用いた給水装置を提供する。可変速駆動手段によって駆動される複数の可変速ポンプ及び給水管1と、給水管1に取り付けた圧力検出手段と、給水系の所望する圧力目標値を設定する
手段と、圧力目標値に従いポンプが予め定めた関係となるように可変速運転する手段とを備えた給水装置において、入力された給水ユニット要求仕様データを基に、末端圧力一定制御の演算式を自動生成する手段と、生成した演算式を記憶する手段とを有する。入力された給水ユニット要求仕様データを基に、末端圧力一定制御に必要なパラメータを自動生成する手段と、生成したパラメータを記憶する手段とを有する。」と記載されている(要約参照)。
特開2009−47125号公報
前記特許文献1には、末端圧力一定制御を行う給水装置が記載されている。しかし、特許文献1には、末端圧力一定制御(あるいは吐出圧力一定制御)の目標圧力を更新した場合にハンチングすることがないように給水圧力を安定させることについての開示がない。
即ち、従来技術においては、目標圧力がインバータの周波数から求められるため、給水量の変動に対し圧力を一致させるためにインバータ周波数を制御し、変動した周波数から目標圧力を更新する。このため周波数が急激に変動すると、目標圧力も更新のため急激に変動して行き過ぎてハンチングを起こし、給水圧力が安定しにくいという問題がある。
そこで、本発明は、末端圧力一定制御(あるいは吐出圧力一定制御)の目標圧力を求めるに際し、電流検出値から直接目標圧力を変換する方式、又は、この方式と運転時のインバータ周波数から目標圧力を変換する方式とを併用して、給水圧力を安定させることができる給水装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、給水管に連結されて給水を行うポンプと、ポンプを可変速に駆動するインバータと、該インバータの周波数及びインバータ電流をそれぞれ検出する周波数及びインバータ電流検出手段と、ポンプの吐出側の圧力を検出する圧力検出手段と、ポンプの吐出側の目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、
圧力検出手段が検出する圧力が前記目標圧力となるようにインバータを制御する制御部とを備えた給水装置において、前記目標圧力設定手段は、運転時のインバータ電流とインバータ周波数と配管抵抗上の目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流から目標圧力を求め、前記制御部は、圧力検出手段が検出する圧力が目標圧力となるようインバータ周波数を制御するようにしたものである。
加えて、運転時のインバータ周波数から目標圧力を求め、圧力検出手段が検出する圧力が目標圧力となるようインバータ周波数を制御する方式と併用したものである。
また、上記に記載の給水装置において、さらに、前記目標圧力設定手段で設定した設定値と目標圧力とを記憶する記憶部を設け、前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と配管抵抗上の目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流から目標圧力を求め、前記対応付けられたインバータ電流、インバータ周波数、目標圧力を前記記憶部に記憶するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は上記課題を解決するため、給水管に連結されて給水を行うポンプと、該ポンプを可変速に駆動するインバータと、該インバータの運転時電流及び運転時周波数を検出する運転時電流及び運転時周波数検出手段と、前記ポンプの吐出側の圧力を検出する圧力検出手段と、前記ポンプの吐出側の目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、前記圧力検出手段が検出する圧力が前記目標圧力となるように前記インバータを制御する制御部とを備えた給水装置において、前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と配管抵抗上の目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を求め、前記制御部は、圧力検出手段が検出する圧力が目標圧力となるようインバータ周波数を制御するようにしたことを特徴とする。
また、上記に記載の給水装置において、さらに、前記目標圧力設定手段で設定した設定値と目標圧力とを記憶する記憶部を設け、前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と配管抵抗上の目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を求め、前記対応付けられたインバータ電流、インバータ周波数、目標圧力を前記記憶部に記憶するようにしたことを特徴とする。
また、上記に記載の給水装置において、前記目標圧力設定手段は、給水対象に応じて決定される配管抵抗曲線から前記目標圧力を決定し、これに運転時のインバータ電流を対応させ、該インバータ電流から目標圧力を設定することを特徴とする。
また、上記に記載の給水装置において、前記目標圧力設定手段は、給水対象に応じて決定される配管抵抗曲線から前記目標圧力を決定し、これに運転時のインバータ電流とインバータ周波数を対応させ、該インバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を設定することを特徴とする。
また、上記に記載の給水装置において、前記圧力検出手段の検出した給水圧力が、前記目標圧力と等しくなったとき、前記目標圧力設定手段は前記目標圧力を更新することを特徴とする。
また、上記に記載の給水装置において、前記インバータの周波数が指令値に到達し、インバータ電流が規定値となったとき、前記目標圧力設定手段は前記目標圧力を更新することを特徴とする。
本発明によれば、末端圧力一定制御(あるいは吐出圧力一定制御)の目標圧力を更新した場合にハンチングすることなく給水圧力を安定させることができる給水装置を提供することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
ポンプを運転する場合を例にした運転特性図である。 給水装置の配管系統図及び制御回路図である。 制御機能をINVに内蔵した給水装置の配管系統図及び制御回路図である。 給水装置の作動、制御手順を説明するためのフローチャートである。 給水装置の割込み処理の制御手順を説明するためのフローチャートである。 メモリマップを説明するための図である。 末端圧力一定制御のパラメータを示すテーブル図である。
以下、実施例1について、図を用いて説明する。
図1は、ポンプを運転する場合を例にした運転特性図であり、縦軸に給水圧力ヘッドH(m)、横軸に使用水量Q(m3/min)をとって示している。曲線A,B、Cは、例えばそれぞれ、インバータ周波数がfmax(配管抵抗曲線Iのもとで水量Q01、全揚程PHを保証する運転時最高周波数)、f0(仕様点水量Q0、全揚程H0を保証する周波数)、fb(配管抵抗曲線Iのもとで水量0、全揚程PLを保証する運転時最低周波数)のときのポンプQ−H性能曲線であり、これらの周波数がfmax〜f0の間で変化すれば、ポンプQ−H性能曲線はこれらの周波数に対応して変化する。
尚、Iは、給水対象である建物に応じて決定する送水配管の配管抵抗を表す配管抵抗曲線(または直線)であり、使用水量が0〜100%に変動した場合、ポンプの吐出側(後述の圧力センサ8の取り付け位置)の圧力が、配管抵抗上の目標圧力にくるようにインバータ周波数を制御し変化させていく。これを、一般的に末端圧力一定制御方式と呼んでおり、配管抵抗曲線Iは、左端O2(使用水量0、全揚程PLにおけるポンプ性能曲線Cとの交点で生成)と仕様点O0(使用水量Q0、全揚程H0におけるポンプ性能曲線Bとの交点で生成)と右端O1(使用水量Q4、全揚程PHにおけるポンプ性能曲線Aとの交点で生成)を通る線分であり、一般的には2次曲線であるが説明の便宜上直線近似した例で示している。
曲線D、E、Fはそれぞれ、前述の周波数fmax、f0、fbで運転した時の電流曲線を示している。O3点は水量Q01と前記電流曲線Dとの交点であり、インバータ周波数fmaxでポンプを運転した場合、ポンプQ-H性能曲線がAで水量Q01、全揚程PHを満足し、その時のインバータ電流曲線がDであり、インバータ電流がI3である相関関係を示す。同様に、O4点、O5点はそれぞれ水量Q0と前記電流曲線Eとの交点、水量0と前記電流曲線Fとの交点であり、説明を省くが、前述と同様にインバータ周波数f0、fbでポンプを運転した場合、ポンプQ-H性能曲線がB,Cで水量Q0、0、全揚程H0、PLを満足し、その時のインバータ電流曲線がE、Fであり、インバータ電流がI4、I5である相関関係を示す。
更に、Gは前記の点O3、O4、O5を結んだ電流曲線で、この曲線上の電流が目標電流であり、目標圧力である配管抵抗曲線Iと対応している。即ち、目標電流曲線G上に沿って、水量0の時インバータ周波数fbのもとでインバータ電流I5を、水量Q0の時インバータ周波数f0のもとでインバータ電流I4を、水量Q01の時インバータ周波数fmaxのもとでインバータ電流I4を満足させれば、それぞれ配管抵抗曲線I上のPL、H0、PHを満足する。従って、本実施例においては、電流曲線G上の電流から、配管抵抗曲線I上の目標圧力を求めるようにしたものである。更には、これと、配管抵抗曲線I上の目標圧力を周波数から求める方法と併用するようにしたものである。
図2は、本実施例の給水装置の配管系統図及び制御回路図を示したものである。1は吸込み管、2は仕切り弁、3はモータ4によって駆動され、吸込み管1を介して吸込み側の水を需要側へ送水するポンプ、5は逆止め弁、6は給水管、7は圧力タンク、8は給水管6に備えられた圧力センサ(圧力検出手段)で、ここの圧力を検出して圧力信号を発する。又、PWは電源、ELBは漏電遮断器であり、これ以降の系統の漏電保護を行う。INVはモータ4を変速駆動するインバータであり、後で述べる制御装置(制御部)CUからの速度指令信号f1によって所定の周波数、電圧が与えられる。又、これらの指定周波数に対し、駆動中のインバータの現在周波数としてf10を制御装置CUに返す。
11は運転時電流検出手段であり、前記インバータINVの内部か外に設けられ、インバータINVの運転時のモータ4への通電電流を検出する。この検出信号Iは、制御装置CUの入力部より取り込まれ、後述の記憶部Mに記憶される。更に、インバータINVには、電流、周波数、運転及び故障状態を表示およびキー入力スイッチ等を備えるコンソールCONS1を備えている。又、インバータINVは、運転指令信号によりリレーRUNが接点をON操作すると始動し、OFFすると停止する。
R,Sは制御電源、TRはトランスであり、その二次側は制御装置CUの電源端子に接続されている。制御装置CUは、運転及び故障状態を表示すると表示器と、キー入力スイッチ等を備えるコンソールCONS2を備えている。また、制御装置CUは、インバータINVの現在周波数f10、圧力センサ8のSW信号、および運転用スイッチSSの入力端子を備え、更にインバータINVへ出力する速度指令信号f1、同じく運転信号を励磁部RUNへ出力する出力端子も備える。従って、制御装置CUは、運転時周波数検出手段も兼ねている。尚、簡単にするために、インバータの現在周波数f10を指令周波数f1に代えても良い。更に、前述した制御装置CUにはマイコンCPU、記憶部Mを備えており、複数の設定値(パラメータ)データ、及びCONS2で入力設定される設定値(コマンド)を入力記憶することができる。ここで、コンソールCONS2は、パラメータやコマンドとしてポンプの吐出側の目標圧力を設定または求める目標圧力設定手段となる。
図3は、図2に示す制御装置CUの機能をINVに内蔵したものであり、図2と同じ記号で示すものは同じ部品である。尚、インバータ指令周波数f1、現在周波数f10はインバータ内部の信号、データを使用し、電流検出手段11を省略してインバータ内部の信号、データを使用する。
次に、本実施例の給水装置における設定値(パラメータ)および現在電流と現在周波数を変数値として前記コンソールCONS2によって目標圧力を求める方法の例を説明する。図7はこれらの関係を示すパラメータを示しており、後述の記憶部M(例えばEEROM)に記憶しておくものである。周波数f1、f10、現在周波数f、現在電流Iは記憶部(例えばRAM)に記憶しておく。
1.現在周波数、現在電流値より目標圧力を求める方法
1)演算式による方法
電流曲線Gはインバータ電流とインバータ周波数の関係式であり、次の(1)式に示すとおりである。
I0=f(f)+I5 (1)
I0は目標電流であり、インバータ周波数との関数である。即ち、インバータ周波数
を(1)式に代入すると目標電流が求まる。
次の(2)式は、インバータ電流より、目標圧力を求めるものである。
H0=f(I)+PL (2)
ここで、H0は目標圧力であり、インバータ電流Iの関数である。即ち、現在インバータ周波数を検出して、(1)式で目標電流を求め、これと、現在電流を検出してこの値と比較し、等しくなった時の現在インバータ電流Iを(2)式に代入すると目標圧力が求まるのである。又、(1)(2)式は図7から補間する等により求める。
2)テーブルによる方法
図7において、現在周波数fがインバータ周波数fb、f0、fmaxのどこにあるかチエックする。例えば、周波数fb、f0間にあるものとする。この時の比率は、
(f−fb)/(f0−fb)である。仮りのインバータ電流iとすると、この比は、
(i−I5)/(I4−I5)である。これが等しいと置くと、目標電流は
i=((I4−I5)*(f−fb)/(f0−fb))+I5 (3)
となる。検出した現在電流Iが(3)式で求めた仮のインバータ電流iと等しくなった時に、インバータ現在電流として、今度は次のようにして、目標圧力を求める。即ち、検出した現在電流Iが図7のインバータ電流I5、I4、I3のどこにいるかチエックする。
例えば、インバータ電流I5、I4間にあるものとする。この時の比率は、(i−I5)/(I4−i5)である。目標圧力をH00とするとこれの比は、(H00−PL)/(H0−PL)である。これが等しいと置くと、目標圧力は次の(4)式により求まる。
H00=((H0−PL)*(i−I5)/(I4−I5))+PL (4)
このように、前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と配管抵抗上の目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流から目標圧力を求める。制御装置CUでは、以上のようにして求めた目標圧力と、給水圧力が等しくなるようインバータ周波数を制御すれば、末端圧力一定制御が得られる。
このように、目標圧力を求めるのにインバータ電流値を介在させると、モータの時定数によって電流値が急激に変化しないので、圧力変動があっても目標圧力が比較的穏やかに求められ、ハンチングを起こさず、給水圧力を安定化させることができる。
次に、従来から用いられているインバータ周波数から目標圧力を求める方法について
説明する。これは、前述した図1を用いて説明する。
2.インバータ現在周波数から目標圧力を求める方法
目標圧力ヘッド(配管抵抗曲線上)H0は、ポンプの現在周波数であるfから、以下の式で表わすことができる。なお、式(5)は直線近似した場合で、式(6)は2次曲線近似の場合である。
H0=(PH−PL)/(fmax−fb)×(f−fb)+PL (5)
H0=(PH−PL)/(fmax−fb)×(f−fb)+PL (6)
(5)、(6)に現在周波数を代入すると、目標圧力ヘッドの演算式が生成される。
このように、従来のインバータ現在周波数から目標圧力を求める方法と、前述の現在周波数、現在電流値より目標圧力を求める方法とを併用すると、目標圧力の更新を素早く確実に実行し、更に圧力変動の安定化(ハンチング防止)を実現することができる。
図4、図5は本実施例の作動、制御手順を説明するためのフローチャートである。このフローチャートがプログラムとして前述したCUのメモリーMに予めインストールされている。また、図6はメモリマップである。図4において、400ステップで例えば次の401ステップのイニシャル処理に備えて割り込み禁止処理D1を実行する。イニシャル処理ではレジスタ、割り込みベクタ、メモリー、スタックポインタなど各種の処理を実行し起動準備を行う。
そして、402ステップで、図7に示す目標圧力設定(変更)に必要なパラメータであるPL、H0、PH、fb、f0、fmax、I5、I4、I3をそれぞれ、EEPROMのメモリーM0、〜M17に、また、インバータ現在周波数f、インバータ現在電流I、圧力センサの検出したデータAN0、インバータ指令周波数f1、到達周波数f10等の格納場所をメモリRAMに確保し変数として定義しておく。これらの設定処理作業はコンソールCONS2で行われる。
ここで、メモリーEEPROMにデータを書き込む処理は、予め別の処理により書き込んでおくこともできる。次の403ステップで、末端圧一定制御の演算式、即ち、前記した式(1)〜(6)での生成処理、及びこれを用いて、現在周波数fx=0とし、初期目標圧力ヘッドをH0=PLとして初期化しておく。
さて、404ステップでは、イニシャル処理(401ステップ)、パラメータ設定処理(402ステップ)、演算式制御用パラメータ初期化(403ステップ)の処理が終了したので、割り込み許可処理EIを実行する。続いて405ステップでタイマ処理Δtを実行し、割り込み処理の終了を待つ。当然、割り込みが発生し、図5の500ステップ以降の処理が実行される。
500ステップ以降のINT0割り込み処理において、図5(A)に示すように、501ステップで、図2のCONS2でのキースイッチが押されたか判定する。判定の結果、押されていなければ502ステップへ進み、例えば初期値で決定している圧力等の表示を行い、509ステップで割り込み処理から割り込み前の処理RET0(405ステップ)に戻る。
501ステップの判定結果でキースイッチが押されていたら、503ステップへ進み、押されたキースイッチがパラメータ変更キーであるか判定する。パラメータ変更キーであった場合、505ステップへ進み、これ以降の処理で402ステップでの説明と同様にパラメータ設定(変更が可能なことを示す)処理及びメモリーへ格納処理を実行する。このようにすれば、運転中でもパラメータの設定変更が可能となる。
510ステップ以降のINT1割り込み処理において、図5(B)に示すように、511ステップで故障のチエック、監視を行う。512ステップでは、圧力センサ8、及び電流検出手段11の信号を検出し、それぞれアナログレジスタAN0、AN1(i)のデータをメモリーM104、M105に格納しておく。513ステップでインバータの現在周波数fを検出してメモリーM103に格納しておく。そして、514ステップで割り込み処理から割り込み前の処理(405ステップ)に戻る。
さて、このようにして、図4の406ステップでは、圧力センサ8の検出した値が、始動圧力ヘッドPon(本実施例ではPON=PLとして説明する)以下になるまで判定を繰返す。Pon以下であれば、407ステップに進み、ポンプを始動指令し、408ステップで目標圧力ヘッドを初期値としてH0=PLとする。これは、403ステップで処理してレジスタに保存している値を持ってくる。
次に、409ステップで目標圧力ヘッドH0(H0=PL)と圧力センサの検出した圧力データHと比較する。この結果、H0+2m<Hならば、目標圧力ヘッドH0より給水圧が高いこと示しており、410ステップ以降の減速処理を実行する。
409ステップで、H0−2m>Hならば、目標圧力ヘッドH0より給水圧が低いこと示しており、417ステップ以降の増速処理を実行する。
409ステップで、H0+2m>=H=>H0−2mならば、目標圧力ヘッドH0と給水圧がほぼ等しいこと示しており、411ステップ以降の目標圧力を求め更新する処理へ進む。
411ステップ以降の処理で、先ず、演算式を用いる方法について説明する。411ステップにおいて、ここでインバータ周波数が変化していないか判定し、変化がなければその周波数を現在周波数fとしてメモリMに格納するとともに、403ステップで生成した(1)式を呼び出し、この現在周波数fを(1)式に代入して目標電流I0を求める。そして、求めた目標電流I0をメモリMに格納し、415ステップへ進む。411ステップで否なら409ステップへ進む。415ステップでは、インバータ電流が変化していないか判定し、変化がなければ、これを現在電流IとしてメモリIに格納するとともに、これが411ステップで求めた目標電流I0と等しいかチエックし、等しければ次の416ステップへ進む。416ステップでは、403ステップで生成した(2)式を読み出し、現在電流I(=I0)を(2)式に代入して目標圧力を求め更新する。結果はメモリに記憶する。否なら409ステップへ進む。
次に、テーブルを用いて目標圧力を求め更新する方法について説明する。この場合、前述の演算式による方法と同様であるが、要点のみ説明すると次の通りとなる。411ステップで現在周波数から図7のテーブルを用いて、(3)式により目標電流を求め、415ステップで、現在電流と求めた目標電流が等しいか判定し、等しい場合は、416ステップで現在電流から図7のテーブルを用いて、(4)式により目標圧力を求めて更新する。
これの処理後、409ステップへ進み、以下、更新された目標圧力ヘッドと圧力センサの検出した値と比較し処理を続けこれ以降の処理を続けていく。
説明を戻すが、減速処理の410ステップの処理の後、412ステップで、制御装置CUからインバータINVへの指令周波数f1とインバータ到達周波数f10(インバータよりCUへアンサバック)が一致しているか判定する。一致していれば413ステップで、図2に示すフロースイッチ9が動作しているか判定する。同フロースイッチ9は流量スッチであり、これを流れる流量が、例えば10l(リットル)/min以下でON、15l/min以上でOFFすることによって、使用水量が少なく10l/min以下であれば414ステップへ進み、ここでポンプ停止指令を発する。そして、405ステップへ戻りここから処理を続ける。
増速処理の417ステップを実行した後、418ステップで、制御装置CUからインバータINVへの指令周波数f1とインバータ到達周波数(インバータよりCUへアンサバック)f10が一致しているか判定する。一致していなければ一致するまでここの処理実行し、一致したら409ステップへ進む。
実施例2では、図4に419ステップをを追加し、415ステップで電流変化をチエックし電流変化ありと判定した場合、419ステップで、前述の(5)式又は(6)式を用いて、現在周波数より目標圧力を求め更新するようにしたものである。当然、この処理の前に411、415ステップを経由しているので、周波数変化がないことは確認できており、現在周波数より目標圧力を求めるのは適正である。
即ち、411、415、416ステップと411、415、419ステップによる両ルートで目標圧力を求め更新が出来るので、使用水量が瞬時に大きく変動した時などに、419ステップで目標圧力に追従するように応答性を向上させることができる。
以上のように、インバータ現在周波数から目標圧力を求める方法と、前述の現在周波数、現在電流値より目標圧力を求める方法とを併用すると、目標圧力の更新を素早く確実に実行し、更に圧力変動の安定化(ハンチング防止)を実現することができる。
3…ポンプ、4…モータ、6…給水管、8…圧力センサ(圧力検出手段)、11…運転時電流検出手段、INV…インバータ、CU…制御装置(制御手段)、運転時周波数検出手段、CONS2…目標圧力設定手段、I…配管抵抗曲線(配管抵抗)。

Claims (8)

  1. 給水管に連結されて給水を行うポンプと、
    該ポンプを可変速に駆動するインバータと、
    該インバータの運転時電流及び運転時周波数を検出する運転時電流及び運転時周波数検出手段と、
    前記ポンプの吐出側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記ポンプの吐出側の目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、
    前記圧力検出手段が検出する圧力が前記目標圧力となるように前記インバータを制御する制御部とを備えた給水装置において、
    前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と(配管抵抗上の)目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流から目標圧力を求め、前記制御部は、前記圧力検出手段が検出する圧力が上記目標圧力となるようにインバータ周波数を制御することを特徴とする給水装置。
  2. 請求項1に記載の給水装置において、
    さらに、前記目標圧力設定手段で設定した設定値と目標圧力とを記憶する記憶部を設け、
    前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と(配管抵抗上の)目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流から目標圧力を求め、前記対応付けられたインバータ電流、インバータ周波数、目標圧力を前記記憶部に記憶するようにしたことを特徴とする給水装置。
  3. 給水管に連結されて給水を行うポンプと、
    該ポンプを可変速に駆動するインバータと、
    該インバータの運転時電流及び運転時周波数を検出する運転時電流及び運転時周波数検出手段と、
    前記ポンプの吐出側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記ポンプの吐出側の目標圧力を設定する目標圧力設定手段と、
    前記圧力検出手段が検出する圧力が前記目標圧力となるように前記インバータを制御する制御部とを備えた給水装置において、
    前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と(配管抵抗上の)目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を求め、前記制御部は、圧力検出手段が検出する圧力が目標圧力となるようインバータ周波数を制御するようにしたことを特徴とする給水装置。
  4. 請求項3に記載の給水装置において、
    さらに、前記目標圧力設定手段で設定した設定値と目標圧力とを記憶する記憶部を設け、
    前記目標圧力設定手段は、前記運転時のインバータ電流とインバータ周波数と(配管抵抗上の)目標圧力とを対応付け、運転時のインバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を求め、前記対応付けられたインバータ電流、インバータ周波数、目標圧力を前記記憶部に記憶するようにしたことを特徴とする給水装置。
  5. 請求項1または2に記載の給水装置において、
    前記目標圧力設定手段は、給水対象に応じて決定される配管抵抗曲線から前記目標圧力を決定し、これに運転時のインバータ電流を対応させ、該インバータ電流から目標圧力を設定することを特徴とする給水装置。
  6. 請求項3または4に記載の給水装置において、
    前記目標圧力設定手段は、給水対象に応じて決定される配管抵抗曲線から前記目標圧力を決定し、これに運転時のインバータ電流とインバータ周波数を対応させ、該インバータ電流又はインバータ周波数から目標圧力を設定することを特徴とする給水装置。
  7. 請求項1〜3の何れかに記載の給水装置において、
    前記圧力検出手段の検出した給水圧力が、前記目標圧力と等しくなったとき、前記目標圧力設定手段は前記目標圧力を更新することを特徴とする給水装置。
  8. 請求項1〜3の何れかに記載の給水装置において、
    前記インバータの周波数が指令値に到達し、インバータ電流が規定値となったとき、前記目標圧力設定手段は前記目標圧力を更新することを特徴とする給水装置。
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