JP2013117191A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、排気通路にパティキュレートフィルタが配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、凝縮水の影響によるパティキュレートフィルタの捕集能力の低下を抑制することを課題とする。
【解決手段】本発明は、上記した課題を解決するために、排気中の粒子状物質(PM)を捕集するためのパティキュレートフィルタが排気通路に配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記パティキュレートフィルタを含む排気通路内に凝縮水が存在するときに、排気中に含まれる窒素酸化物(NO)の量を減少させることにより、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下を抑制するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気通路にパティキュレートフィルタが配置される内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関が冷間状態にあるときは、排気中に含まれる水分が排気系で凝縮して液相の凝縮水を発生する可能性がある。このような凝縮水は、排気とともに排気通路を流れ、種々の排気系部品に付着する可能性があった。
内燃機関の排気通路にヒータ付きのセンサが配置される構成において、排気通路の凝縮水が気化し終えたか否かを判別し、排気通路の凝縮水が気化し終えたと判定されたときにセンサのヒータに対する通電を開始する技術が提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。
特開2010−174657号公報 特開2007−162575号公報 特開2009−209889号公報
ところで、内燃機関の排気通路にパティキュレートフィルタが配置される場合に、凝縮水がパティキュレートフィルタに付着すると、該パティキュレートフィルタに捕集されていた粒子状物質(PM:Particulate Matter)がパティキュレートフィルタから脱離(剥離)する可能性がある。その場合、大気中に排出されるPMの量が増加する虞がある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気通路にパティキュレートフィルタが配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、凝縮水の影響によるパティキュレートフィルタの捕集能力の低下を抑制することにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、排気中の粒子状物質(PM)を捕集するためのパティキュレートフィルタが排気通路に配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、パティキュレートフィルタ又はパティキュレートフィルタより上流の排気通路内に凝縮水が発生するときに、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下を抑制、或いは水素イオン指数(pH)を上昇させるようにした。
本願発明者が実験及び検証を行った結果、パティキュレートフィルタが酸性度の高い凝縮水(水素イオン指数(pH)の低い凝縮水)と接触した場合は、酸性度の低い凝縮水(水素イオン指数(pH)の高い凝縮水)と接触した場合に比べ、該パティキュレートフィルタから排出されるPMの量が多くなるという知見を得た。これは、水素イオン指数(pH)の低い凝縮水(たとえば、pHが5未満の凝縮水)がPMに接触すると、PMが凝集してパティキュレートフィルタから脱離することに因ると予想される。
よって、パティキュレートフィルタ又はパティキュレートフィルタより上流の排気通路
に凝縮水が発生し得るときに、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下を抑制又は水素イオン指数(pH)の上昇を図ることができれば、パティキュレートフィルタが凝縮水と接触(被水)した際のPM排出量の増加を抑制することができる。
そこで、本発明は、排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタが排気通路に配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記パティキュレートフィルタより上流の排気通路内で凝縮水が発生し得る条件である凝縮水発生条件が成立するときに、凝縮水の酸性度の上昇(水素イオン指数(pH)の低下)を抑制するための酸性化抑制処理を実施する抑制手段を備えるようにした。
凝縮水発生条件が成立しているときに、酸性化抑制処理が実施されると、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下が抑制される。その結果、凝縮水がパティキュレートフィルタへ流入したときに該パティキュレートフィルタから排出されるPM量の増加を抑制することができる。言い換えると、凝縮水の影響によるパティキュレートフィルタの捕集能力の低下を抑制することができる。
ここで、凝縮水の水素イオン指数(pH)は、NO濃度やSO濃度の高い排気が凝縮水に接触したときに低下する傾向がある。そのため、排気のNO濃度又はSO濃度を低くすることができれば、凝縮水の水素イオン指数(pH)が低下し難くなる(酸性度が上昇し難くなる)。
そこで、抑制手段は、前記酸性化抑制処理として、排気中に含まれるNO量が少なくなるように内燃機関を運転させる処理を実施してもよい。排気中のNO量が少なくなる運転状態としては、混合気の燃焼速度が遅くなる運転状態、或いは混合気の燃焼温度が低くなる運転状態などが考えられる。
混合気の燃焼速度を遅くする方法としては、気筒内に導入される不活性ガス(たとえば、EGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス)を増加させる方法や、混合気の着火タイ
ミングを遅角させる方法(たとえば、圧縮着火式内燃機関における燃料噴射タイミングを遅角させる方法や、火花点火式内燃機関における点火タイミングを遅角させる方法など)、筒内噴射式の内燃機関において燃料噴射弁から噴射される燃料の圧力(噴射圧力)を低下(噴射燃料の微粒子化を抑制)させる方法等を用いることができる。混合気の燃焼温度を低くする方法としては、燃焼速度を遅くする方法と同様の方法に加え、燃料噴射量を減少させる方法や、予混合圧縮自己着火(HCCI: Homogeneous Charge Compression Ignition)運転させる方法を用いることができる。
次に、抑制手段は、前記酸性化抑制処理として、パティキュレートフィルタより上流の排気通路に中和剤を供給する処理を実施してもよい。中和剤としては、たとえば、アンモニア由来の水溶液(たとえば、尿素やカルバミン酸アンモニウムなどの水溶液)を用いることができる。また、パティキュレートフィルタより上流の排気通路に酸化触媒が配置される場合、或いはパティキュレートフィルタに酸化触媒が担持される場合は、内燃機関の運転停止直前に内燃機関をリッチな混合気により運転させることにより、酸化触媒にアンモニア(NH)を滞留又は吸着させ、次回の始動時にアンモニア(NH)を中和剤として働かせるようにしてもよい。
なお、パティキュレートフィルタと接触する凝縮水の量が少ない場合は多い場合に比べ、該パティキュレートフィルタから排出されるPM量が少なくなる。よって、パティキュレートフィルタが凝縮水と接触した場合に該パティキュレートフィルタから排出されるPMの量を減少させる方法として、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下を抑える方法の
代わりに、凝縮水の発生量を抑える方法を用いてもよく、或いはそれら2つの方法を同時に実施する方法を用いてもよい。
凝縮水の発生量を抑える方法としては、排気中に含まれる水分(HO)の量(混合気が燃焼した際に生成されるHOの量)を減少させる方法が考えられる。排気中に含まれる水分(HO)の量を減少させる方法としては、燃料噴射量を減少させる方法を用いることができる。
また、凝縮水発生条件は、たとえば、排気通路内やパティキュレートフィルタ内の雰囲気温度(排気温度)が凝縮水の気化し得る温度より低いときに成立するとしてもよい。なお、凝縮水発生条件が成立するときであっても、パティキュレートフィルタに捕集されているPM量が十分に少ないとき、若しくはパティキュレートフィルタにPMが捕集されていないときは、酸性化抑制処理が実行されないようにしてもよい。
パティキュレートフィルタとしては、多孔質の隔壁により区画された複数の通路を有するウォールフロー型のパティキュレートフィルタが一般的である。ウォールフロー型のパティキュレートフィルタは、PM捕集量が少ないときは隔壁の細孔内にPMを捕集し、PM捕集量が多くなったときに隔壁の表面にPMを捕集する傾向がある。また、パティキュレートフィルタが被水したときは、細孔内に捕集されているPMに比べ、隔壁表面に捕集されているPMの方が脱離し易い。
したがって、パティキュレートフィルタのPM捕集量が少ないとき(隔壁の細孔内にPMが捕集され、且つ隔壁表面に殆どPMが捕集されていないとき)は、該パティキュレートフィルタが被水してもPMの脱離が殆ど発生しないと考えられる。
その結果、パティキュレートフィルタのPM捕集量が所定量(隔壁の細孔内にPMが捕集され、且つ隔壁表面に殆どPMが捕集されないときの最大のPM捕集量)以下であるときは、酸性化抑制処理が実施されないようにしてもよい。
次に、本発明の内燃機関の排気浄化システムは、パティキュレートフィルタの上流に配置され、水分を吸着する吸着材を更に備えるようにしてもよい。このような構成によれば、排気中に含まれる水分は、パティキュレートフィルタへ流入する前に吸着材に吸着されることになる。その場合、パティキュレートフィルタより上流の排気通路で発生した凝縮水や排気に含まれる気体状の水分がパティキュレートフィルタへ流入することを抑制することができる。その結果、パティキュレートフィルタより上流の排気通路で発生した凝縮水がパティキュレートフィルタに接触したり、或いは排気中の水分がパティキュレートフィルタ内で液化したりすることが抑制される。つまり、パティキュレートフィルタの被水量が減少する。パティキュレートフィルタの被水量が減少すると、パティキュレートフィルタから排出されるPM量を少なく抑えることができる。
なお、吸着剤としては、ゼオライトのように、水分を吸着したときに反応熱を発生するものが好ましい。その場合、吸着材は、パティキュレートフィルタの近傍、好ましくはパティキュレートフィルタの上流側端部と接触するように配置、或いはパティキュレートフィルタと一体に成形されることが好ましい。このような構成によれば、吸着剤の反応熱(吸着熱)がパティキュレートフィルタに伝達され易くなるため、排気中の水分がパティキュレートフィルタ内で液化し難くなるとともに、パティキュレートフィルタ内に存在する水分が気化しやすくなる。
本発明の内燃機関の排気浄化システムが吸着材を備える場合は、前記抑制手段は、凝縮水発生条件の成立時であって、且つ吸着材の水分吸着量が飽和したときに、酸性化抑制処
理を実行してもよい。このような構成によれば、吸着材によって吸着しきれない水分がパティキュレートフィルタへ流入した場合に、該パティキュレートフィルタから排出されるPM量の増加を抑制することができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化システムが吸着材を備える場合は、内燃機関の運転が停止される前に前記吸着材を昇温させる処理を実行する昇温手段を更に備えるようにしてもよい。このような構成によれば、内燃機関が再始動されるときは吸着材の水分吸着量を略零にすることができる。その結果、内燃機関が再始動されるときに、凝縮水発生条件が成立していても、内燃機関の始動時から吸着材の水分吸着量が飽和するまでの時間が長くなる。その結果、吸着材の水分吸着量が飽和する前に内燃機関の暖機が完了する可能性が高くなる。吸着材の水分吸着量が飽和する前に内燃機関の暖機が完了すると、液状の水分がパティキュレートフィルタへ流入することを回避することができる。なお、内燃機関が再始動されるときに吸着材の水分吸着量が略零になっていると、吸着材の水分吸着量を推定(演算)する際の精度を高めることができるため、吸着材の水分吸着量が飽和する時期をより正確に判定することも可能になる。
ここで、吸着材を昇温させる方法としては、排気温度を上昇させることにより吸着材を間接的に昇温させる方法や、ヒータなどの加熱器を利用して吸着材を直接的に昇温させる方法を用いることができる。排気温度を上昇させる方法としては、火花点火式内燃機関において点火タイミングを遅角させる方法や、圧縮着火式内燃機関において燃料噴射タイミングを遅角させる方法などを用いることができる。
本発明によれば、排気通路にパティキュレートフィルタが配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、凝縮水の影響によるパティキュレートフィルタの捕集能力の低下を抑制することができる。
第1の実施例において本発明を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。 内燃機関が冷間始動されたときにパティキュレートフィルタから排出されるPM量の経時変化を示す図である。 第1の実施例における酸性化抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施例において本発明を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。 第2の実施例における酸性化抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。 吸着材の吸着容量と圧力との相関を示す図である。 吸着材の吸着容量と湿度との相関を示す図である。 吸着材の吸着容量と温度との相関を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
先ず、本発明の第1の実施例について図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1
は、複数の気筒を有する4ストローク・サイクルの火花点火式の内燃機関である。なお、図1においては、複数の気筒のうち、1つの気筒のみが図示されている。また、本発明を適用する内燃機関は、火花点火式の内燃機関に限られず、圧縮着火式の内燃機関であってもよい。
内燃機関1の気筒2には、ピストン3が摺動自在に挿入されている。ピストン3は、は、コネクティングロッド4を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。内燃機関1は、気筒2内へ新気(空気)を取り入れるための吸気ポート7と、吸気ポート7内に燃料を噴射する燃料噴射弁6と、吸気ポート7から気筒2内へ導入された空気及び燃料の混合気に着火するための点火プラグ5と、気筒2内で燃焼されたガス(既燃ガス)を排出するための排気ポート8と、を備えている。さらに、内燃機関1は、吸気ポート7を開閉するための吸気バルブ9や、排気ポート8を開閉するための排気バルブ10を備えている。
前記吸気ポート7には、吸気通路70が接続されている。吸気通路70は、大気中から取り込まれた空気を吸気ポート7へ導く通路である。吸気通路70の途中には、該吸気通路70の通路断面積を変更するためのスロットル弁71と、該吸気通路70内を流れる空気の量(質量)に相関する電気信号を出力するエアフローメータ72が取り付けられている。
前記排気ポート8には、排気通路80が接続されている。排気通路80は、気筒2内から排気ポート8へ排出された既燃ガス(排気)を消音器などの経由後に大気中へ排出するための通路である。排気通路80の途中には、パティキュレートフィルタ81や排気浄化用触媒(図示せず)などの排気浄化装置が配置されている。パティキュレートフィルタ81は、排気中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するものであり、たとえば、ウォールフロー型のフィルタである。また、パティキュレートフィルタ81より下流の排気通路80には、排気の温度に相関した電気信号を出力する排気温度センサ82が取り付けられている。
前記スロットル弁71より下流の吸気通路70と前記パティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80は、EGR通路100により相互に接続されている。EGR通路100は、排気通路80から吸気通路70へ排気の一部(EGRガス)を導く通路である。EGR通路100の途中には、該EGR通路100の通路断面積を変更するEGR弁101が配置されている。
このように構成された内燃機関1には、ECU20が併設されている。ECU20は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAMなどを備えた電子制御ユニットである。ECU20には、前記したエアフローメータ72や排気温度センサ82に加え、水温センサ12、クランクポジションセンサ21、アクセルポジションセンサ22等の各種センサが電気的に接続されている。水温センサ12は、内燃機関1を循環する冷却水の温度に相関する電気信号を出力するセンサである。クランクポジションセンサ21は、クランクシャフトの回転位置に相関する電気信号を出力するセンサである。アクセルポジションセンサ22は、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)に相関する電気信号を出力するセンサである。
ECU20には、点火プラグ5、燃料噴射弁6、スロットル弁71、及びEGR弁101などの各種機器が電気的に接続されている。ECU20は、前記各種センサの出力信号に応じて、前記各種機器を電気的に制御する。たとえば、ECU20は、クランクポジションセンサ21の出力信号に基づいて演算される機関回転数、アクセルポジションセンサ22の出力信号(アクセル開度)、及び水温センサ12の出力信号(冷却水温度)などを
パラメータとして、スロットル弁71の開度(スロットル開度)、1気筒あたりの燃料噴射量(燃料噴射時間)、点火タイミング、或いはEGR弁101の開度(EGR開度)などを演算し、算出されたスロットル開度、燃料噴射タイミング、点火タイミング、或いはEGR開度などに応じてスロットル弁71、燃料噴射弁6、点火プラグ5、或いはEGR弁101を制御する。
また、ECU20は、パティキュレートフィルタ81やパティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80に凝縮水が存在し得るときに、凝縮水の酸性度が上昇(水素イオン指数(pH)が低下)することを抑制するための酸性化抑制処理を実施する。以下、本実施例における酸性化抑制処理の実行方法について述べる。
パティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80において排気中の水分が凝縮した場合、或いはパティキュレートフィルタ81の内部において排気中の水分が凝縮した場合は、パティキュレートフィルタ81に捕集されているPMが凝縮水と接触する可能性がある。
パティキュレートフィルタ81に捕集されているPMが凝縮水と接触すると、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量が増加する虞がある。これは、パティキュレートフィルタ81の通路壁面に堆積しているPMが凝縮水に接触した際に凝集し、パティキュレートフィルタ81から脱離するためと考えられる。この現象は、凝縮水の酸性度が高くなるほど(たとえば、水素イオン指数(pH)が「5」より小さいとき)に顕著になる。
凝縮水の水素イオン指数(pH)は、排気中に含まれる窒素酸化物(NO)や硫黄酸化物(SO)の量が多くなるほど低下する傾向がある。よって、パティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80に凝縮水が存在し得る条件(凝縮水発生条件)が成立するときに、排気中のNO量又はSO量が減少されれば、パティキュレートフィルタ81が凝縮水に被水しても、該パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量の増加を抑制することができる。
そこで、本実施例では、ECU20は、凝縮水発生条件が成立するときに、排気中のNO量が減少するように内燃機関1を運転させるようにした。なお、排気中のNO量は、混合気が高圧且つ高温な条件下で燃焼されたときに発生しやすい。よって、混合気の燃焼速度が遅くなる運転状態、或いは混合気の燃焼温度が低くなる運転状態により内燃機関1が運転されれば、排気中のNO量を減少させることができる。
混合気の燃焼速度を遅くする方法としては、気筒2内に導入されるEGRガスを増加させる方法や、点火タイミングを遅角させる方法、筒内噴射式の内燃機関において燃料噴射弁の噴射圧力を低下させる方法等を用いることができる。混合気の燃焼温度を低くする方法としては、燃焼速度を遅くする方法と同様の方法に加え、燃料噴射量を減少させる方法や、予混合圧縮自己着火(HCCI: Homogeneous Charge Compression Ignition)運転させる方法を用いることができる。本実施例では、気筒2内へ導入されるEGRガス量を増加させる方法により、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下を抑制する例について述べる。
凝縮水は、内燃機関1が冷間始動された場合のように、内燃機関1の温度(冷却水温度や油温)が低く、且つ排気通路80やパティキュレートフィルタ81内の雰囲気温度が水分(HO)の気化し得る温度(以下、「気化温度」と称する)より低い場合に発生し易い。ここで、内燃機関1が冷間始動されたときにパティキュレートフィルタ81から排出されるPM量(PM排出量)を図2に示す。図2において、横軸は内燃機関1の始動時か
らの経過時間を示し、縦軸はパティキュレートフィルタ81から排出されるPM量を示す。内燃機関1の始動時や始動直後は、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量(PM排出量)が多くなり、ある程度の時間が経過するとPM排出量が略零になる。これは、内燃機関1の始動時や始動直後は、排気中の水分がパティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80やパティキュレートフィルタ81内において冷却されて液相の凝縮水になるためと考えられる。
よって、内燃機関1が冷間状態にあるとき、言い換えれば内燃機関1が冷間始動されてから排気温度が前記気化温度以上となるまでの期間に、酸性化抑制処理が実施されれば、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量を少なく抑えることができる。つまり、ECU20は、内燃機関1の温度(冷却水温度や油温)が暖機完了後の温度より低く、且つ排気温度が前記気化温度より低いことを条件として、凝縮水発生条件が成立していると判定すればよい。
以下、本実施例における酸性化抑制処理の実行手順について図3に沿って説明する。図3は、酸性化抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、予めECU20のROMに記憶されており、内燃機関1の始動時にECU20が実行するルーチンである。
S101において、ECU20は、水温センサ12の出力信号(冷却水温度)thwと排気温度センサ82の出力信号(排気温度)Texを読み込む。
S102では、ECU20は、前記冷却水温度thwが暖機完了後の冷却水温度thwh未満であり、且つ前記排気温度Texが凝縮水の気化する排気温度(気化温度)Texh未満であるか否かを判別する。前記S102において肯定判定された場合は、凝縮水発生条件が成立していることになる。そこで、ECU20は、S103において酸性化抑制処理を実行する。
S103では、ECU20は、EGR弁101の開弁を増加させる。たとえば、ECU20は、アクセル開度及び機関回転数から定まる運転状態が同等であって、且つ凝縮水発生条件が成立していないときに比して、EGR弁101の開度を大きくする。その際、ECU20は、燃料噴射量、吸入空気量、及び排気温度などをパラメータとして凝縮水の発生量を演算し、算出された凝縮水の発生量が多いときは少ないときに比べ、EGR弁101の開度を大きく設定してもよい。なお、凝縮水の発生量は、燃料に含まれるアルコール成分(たとえば、エタノールなど)の量によって変化する可能性がある。そこで、ECU20は、燃料に含まれるアルコール成分の濃度に応じて凝縮水の発生量を補正してもよい。たとえば、アルコール成分の濃度が高いときは低いときに比べ、凝縮水の発生量が多くなる。よって、ECU20は、アルコール成分の濃度が高いときは低いときい比べ、凝縮水の発生量が多くなるように補正を行ってもよい。
上記した種々の方法によりEGR弁101の開度が増加されると、内燃機関1の気筒2内へ導入されるEGRガス量が増加するため、混合気の燃焼速度が遅くなるとともに混合気の燃焼温度が低くなる。その結果、排気中に含まれるNOの量が減少する。排気中に含まれるNOの量が少なくなると、凝縮水の水素イオン指数(pH)の低下が抑制され、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量の増加が抑制される。ECU20は、S103の処理を実行した後に、前記S101へ戻る。
また、前記S102において否定判定された場合は、ECU20は、S104へ進み、EGR弁101の開度を通常の開度(凝縮水発生条件が成立しないときの開度)に設定する。
このようにECU20が図3のルーチンを実行することにより、本発明に係わる抑制手段が実現される。その結果、凝縮水の影響によるパティキュレートフィルタ81の捕集能力の低下が抑制される。
なお、本実施例では、酸性化抑制処理として、排気中のNO量を減少させる処理を例に挙げたが、パティキュレートフィルタより上流において排気中へ中和剤を供給する処理を用いてもよく、或いは凝縮水を電気分解させる処理を用いてもよい。中和剤としては、アンモニア由来の水溶液(たとえば、尿素やカルバミン酸アンモニウムなどの水溶液)を用いることができる。中和剤の添加や凝縮水の電気分解が行われると、凝縮水の水素イオン指数(pH)が高くなる(酸性度が低くなる)ため、パティキュレートフィルタが被水したときに該パティキュレートフィルタから脱離するPMの量を少なく抑えることができる。また、パティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80に酸化触媒が配置される場合、又はパティキュレートフィルタ81に酸化触媒が担持される場合は、内燃機関1の運転停止直前に該内燃機関1をリッチな混合気で運転させることにより、酸化触媒上にアンモニア(NH)を滞留又は吸着させ、そのアンモニア(NH)を次回始動時における中和剤として働かせるようにしてもよい。
ところで、凝縮水の水素イオン指数(pH)が「5」より小さいときにパティキュレートフィルタ81からPMが脱離し易いため、水素イオン指数(pH)が「5」より小さいときに、EGRガス量の増加、中和剤の添加、或いは凝縮水の電気分解などの酸性化抑制処理が行われるようにしてもよい。その際、凝縮水の水素イオン指数(pH)が小さいほど、EGRガス量を多くしたり、中和剤の添加量を多くしたりしてもよい。なお、凝縮水の水素イオン指数(pH)は、排気通路80に測定器を配置することにより実測してもよく、或いは内燃機関1の運転履歴から演算されてもよい。
<実施例2>
次に、本発明の第2の実施例について図4乃至図8に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
前述した第1の実施例と本実施例の相違点は、パティキュレートフィルタ81の上流側に排気中の水分を吸着する吸着材が配置される点にある。図4は、本発明を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。図4において、パティキュレートフィルタ81の上流側には、吸着材810が配置される。吸着材810は、ゼオライトなどのように、排気中の水分を吸着した際に反応熱(吸着熱)を発生する物質により構成されている。また、吸着材810は、パティキュレートフィルタ81と同じケーシング内に配置され、該吸着材810の下流側端部がパティキュレートフィルタ81の上流側端部と接触するように配置される。その際、吸着材810とパティキュレートフィルタ81は一体成形されてもよい。
パティキュレートフィルタ81の上流側に吸着材810が配置される場合は、内燃機関1が冷間状態にあるときに、パティキュレートフィルタ81より上流の排気通路80において発生する凝縮水が吸着材810に吸着されるため、パティキュレートフィルタ81が凝縮水を被ることがなくなる。その結果、パティキュレートフィルタ81の被水によるPM排出量の増加を抑制することができる。
また、吸着材810は、排気中の水分を吸着したときに吸着熱を発生する。吸着熱は、吸着材810からパティキュレートフィルタ81へ伝達される。その結果、パティキュレートフィルタ81は、前記吸着熱を受けて昇温する。その際、パティキュレートフィルタ
81内に凝縮水が存在していると、パティキュレートフィルタ81の昇温によって凝縮水が気化される。よって、内燃機関1の運転停止中などにパティキュレートフィルタ81内に凝縮水が発生した場合であっても、パティキュレートフィルタ81の被水量を少なく抑えることができる。
ところで、吸着材810の吸着能力には限りがあるため、吸着材810の水分吸着量が飽和すると、吸着材810によって吸着しきれない水分がパティキュレートフィルタ81へ流入することになる。その際、前記水分の酸性度が高ければ、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量が増加する可能性がある。
そこで、本実施例では、ECU20は、吸着材810の水分吸着量が飽和したときに、酸性化抑制処理を実施するようにした。以下、本実施例における酸性化抑制処理の実行手順について図5に沿って説明する。図5は、本実施例における酸性化抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。図5の酸性化抑制処理ルーチンは、内燃機関1の始動時に実行されるルーチンである。なお、図5において、前述した第1の実施例の酸性化抑制処理ルーチンと同様の処理には、同一の符号を付している。
図5の酸性化抑制処理ルーチンでは、ECU20は、先ずS201において凝縮水の発生量(水分発生量)Wlを演算する。たとえば、ECU20は、燃料噴射量と吸入空気量から排気中に含まれるHOの量を演算する。続いて、ECU20は、排気温度Texをパラメータとして、排気中に含まれるHOのうち液状の凝縮水となる量(水分発生量)Wlを演算する。
S202では、ECU20は、吸着材810が吸着可能な水分量(吸着可能量)Wcを演算する。吸着可能量Wcは、吸着材810の吸着容量から吸着材810が既に吸着している水分量を差し引いた量である。
吸着材810の吸着容量は、予め実験的に求めておくことができる。ただし、吸着材810の吸着容量は、該吸着材810に作用する圧力(排気圧力)、該吸着材810が曝される雰囲気の湿度(排気中の水分濃度)、或いは該吸着材810が曝される雰囲気の温度(排気温度)などによって変化する。たとえば、図6に示すように、吸着材810に作用する圧力が高いときは低いときに比べ、該吸着材810の吸着容量は大きくなる。また、図7に示すように、吸着材810が曝される雰囲気の湿度が高いときは低いときに比べ、該吸着材810の吸着容量が大きくなる。さらに、図8に示すように、吸着材810が曝される雰囲気の温度が高いときは低いときに比べ、該吸着材810の吸着容量が小さくなる。よって、ECU20は、排気温度Tex、排気圧力、排気中に含まれるH0の量などをパラメータとして、吸着材810の吸着容量を求めてもよい。一方、吸着材810が既に吸着している水分量は、水分発生量Wlを積算した値である。
ここで図5に戻り、ECU20は、S203において、前記S201で算出された水分発生量Wlが前記S202で算出された吸着可能量Wcより多いか否かを判別する。水分発生量Wlが吸着可能量Wcより多い場合は、吸着材810によって吸着しきれない水分がパティキュレートフィルタ81へ流入することになる。そこで、ECU20は、S203において肯定判定された場合(Wl>Wc)は、S103へ進み、酸性化抑制処理(EGR弁101の開度を増加させる処理)を実行する。酸性化抑制処理が実行されると、吸着材810によって吸着しきれいない水分の酸性度の上昇(水素イオン指数(pH)の低下)が抑制される。その結果、パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量の増加が抑制される。なお、ECU20は、S103の処理を実行し終えると、S201へ戻る。
一方、水分発生量Wlが吸着可能量Wc以下である場合は、パティキュレートフィルタ81の被水が抑制される。よって、ECU20は、S203において否定判定された場合(Wl≦Wc)は、S104へ進み、EGR弁101の開度を通常の開度に設定する。続いて、ECU20は、S204へ進み、前記S201で算出された水分発生量Wlが許容量aより少ないか否かを判別する。ここでいう許容量aは、該許容量aより少ない量の水分がパティキュレートフィルタ81へ流入しても、該パティキュレートフィルタ81から排出されるPM量が殆ど増加しない量であり、予め実験的に求められた量である。ECU20は、S204において肯定判定された場合(Wl<a)は、本ルーチンの実行を終了し、S204において否定判定された場合(Wl≧a)は、S201へ戻る。
以上述べた実施例によれば、酸性度の高い凝縮水がパティキュレートフィルタ81へ流入することをより確実に抑制することが可能になる。その結果、パティキュレートフィルタ81が被水することに因るPM排出量の増加をより確実に抑制することが可能になる。
なお、内燃機関1が始動されてから吸着材810の水分吸着量が飽和するまでの期間(以下、「水分吸着期間」と称する)は、可能な限り長くなることが好ましい。水分吸着期間が長くなると、吸着材810の水分吸着量が飽和する前に、排気通路80やパティキュレートフィルタ81内の雰囲気温度が水分の気化し得る温度以上に上昇する可能性が高くなる。その結果、吸着材810の水分吸着量が飽和した後に、液相の水分(凝縮水)がパティキュレートフィルタ81へ流入することが抑制される。よって、内燃機関1の運転停止前に吸着材810を昇温させて、吸着材810に吸着されている水分を気化させるようにしてもよい。
吸着材810を昇温させる方法としては、排気温度を上昇させることにより吸着材810を間接的に昇温させる方法や、ヒータなどの加熱器を利用して吸着材810を直接的に昇温させる方法を用いることができる。排気温度を上昇させる方法としては、点火タイミングを遅角させる方法を用いることができる。
また、本実施例では、吸着材810の水分吸着量が飽和したときに酸性化抑制処理を実施する例について述べたが、吸着材810の水分吸着量が飽和する前であって、凝縮水発生条件が成立したときに酸性化抑制処理を実施するようにしてもよい。
前記実施例1及び2において、気筒2内に導入されるEGRガス量を増加させる方法として、EGR弁101の開度を増加させる方法を用いたが、吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方の開閉タイミングを調整することにより、気筒2内に残留する既燃ガス(内部EGRガス)の量を増加させる方法を用いてもよい。
1 内燃機関
2 気筒
5 点火プラグ
6 燃料噴射弁
7 吸気ポート
8 排気ポート
9 吸気バルブ
10 排気バルブ
12 水温センサ
20 ECU
21 クランクポジションセンサ
22 アクセルポジションセンサ
70 吸気通路
71 スロットル弁
72 エアフローメータ
80 排気通路
81 パティキュレートフィルタ
82 排気温度センサ
100 EGR通路
101 EGR弁
810 吸着材

Claims (7)

  1. 排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタが排気通路に配置された内燃機関の排気浄化システムにおいて、
    前記パティキュレートフィルタより上流の排気通路に凝縮水が発生し得る条件である凝縮水発生条件の成立時に、凝縮水の水素イオン指数の低下を抑制するための酸性化抑制処理を実施する抑制手段を備える内燃機関の排気浄化システム。
  2. 請求項1において、前記酸性化抑制処理は、前記内燃機関の排気中に含まれる窒素酸化物の量を減少させる処理である内燃機関の排気浄化システム。
  3. 請求項1において、前記酸化抑制処理は、前記パティキュレートフィルタより上流の排気中に中和剤を供給する処理である内燃機関の排気浄化システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項において、前記パティキュレートフィルタの上流側に配置され、水分を吸着する吸着材を更に備える内燃機関の排気浄化システム。
  5. 請求項4において、前記抑制手段は、凝縮水発生条件の成立時であって、且つ、前記吸着材の水分吸着量が飽和したときに、前記酸性化抑制処理を実行する内燃機関の排気浄化システム。
  6. 請求項5において、前記内燃機関の運転が停止される前に前記吸着材を昇温させる処理を実行する昇温手段を更に備える内燃機関の排気浄化システム。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項において、前記凝縮水発生条件は、排気温度が凝縮水の気化し得る温度より低いときに成立する内燃機関の排気浄化システム。
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