JP2013116437A - 排水浸透処理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 メンテナンス作業が容易であり、その製造や維持が低コストであるとともに、長期間の使用をしても土壌浸透水の目詰り現象が起こらない排水浸透処理装置を提供する。
【解決手段】 排水浸透処理装置1の底面に、土壌浸透水6が重力下方向に浸透するのを防止するためのシート2を敷く。シート2の上方に有底で側面に通水孔を有する内槽4aを被せ、その内側に微生物が存在する濾材9を充填した濾床10を形成し、内槽4aの外側に砕石5を積み上げて土壌3で覆う。排水浸透処理装置1の底部付近に蓄積した土壌浸透水6を、揚水管12の上部にくみ上げるためのエアーリフトポンプ11を設置し、くみ上げられた土壌浸透水6の一部を濾床10の上部に戻しながら排水浸透処理装置1の外部に排出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単独浄化槽又は合併浄化槽などの浄化槽で浄化された処理水を、土壌に浸透させるための排水浸透処理装置に関するものである。
都市部のように下水道が完備されていない地域や、単独浄化槽又は合併浄化槽などの浄化槽からの処理水を水路等に連結して流すことが著しく困難な地域がある。これらの地域では、浄化槽で浄化された処理水を、敷地内で排水浸透処理装置を用いて地下に浸透させる方法で排水の処理が行われている。
従来から使用されている排水浸透処理装置は、コンクリート製のヒューム管等を地中に埋める構造の「浸透マス方式」のものが多く使用されている。この構造の排水浸透処理装置は、1〜3年程度使用をすると、ノロの発生等によるいわゆる目詰り現象によって浸透速度が著しく低下し、浄化槽からの処理水が土壌に浸透しにくくなったり、最悪の場合には、浄化槽に逆流をしたり地上に溢れ出たりするという問題点があった。なお、この目詰り現象は、浄化槽からの処理水中に含まれる有機物の存在によって引き起こされると考えられている。
そこで、特許文献1のように、ヒューム管の底部とその周辺に小栗石状粒状体を多数個積み重ねることによって空間を形成し、小栗石状粒状体の表面に処理水中に含まれる有機物を分解するための菌を付着させるとともに、粒状体間の空間によって処理水と土壌との接触面積を拡大させて、浸透速度を向上させる発明が提案されている。
この発明を用いると、いわゆる目詰り現象が起こりにくくなるために、浄化槽からの処理水の土壌への浸透速度が向上する。
一方、特許文献2では以下の開示がされている。最初に、浄化槽からの処理水を好気性菌や嫌気性菌などの存在する多孔質層を有する浸透マスを通過させて、通過後の土壌浸透水を回収してその水質を分析する。次に、その分析結果に応じて処理水に含まれている有機物を分解するための菌の種類や添加量を調整したり、好気性菌が処理
水中の有機物を分解するために必要な空気の供給量を増減させたりする発明が提案されている。
この発明を用いると、処理水中の有機物がほぼ完全に分解された土壌浸透水を得ることができる。したがって、目詰り現象によって浸透速度が低下し、その結果、土壌浸透水が土壌に浸透しにくくなるという問題点をほぼ解決することができる。
さらに特許文献3では以下の開示がされている。濾床となる木片槽の上表面から上端開口を露出させた状態でエアーリフトポンプを配設して、浄化槽から排出された廃液をエアーリフトポンプ内に導入したのち、エアリフト作用により木片槽の上表面へ散布し、木片槽に存する微生物によって効率的な生物処理を行った後、処理液を側周面から地中に浸潤させる発明が提案されている。
この発明を用いると、外部系で曝気処理した廃水の再処理において、好気性微生物の処理活性を促すことができる。したがって、目詰り現象によって浸透速度が低下し、その結果、土壌浸透水が土壌に浸透しにくくなるという問題点を改善することができる。
また、特許文献4では以下の開示がされている。微生物により有機物を分解して廃水を浄化する浄化槽において、有機物により分解処理された処理水槽の底部に沈澱している汚泥水の一部を再度上流の分解槽にもどして処理効果を増大する技術が提案されている。
この技術を用いると、一度分解処理された有機物の残渣が再度上流の分解槽に戻されることにより有機物の分解がより確実化される。したがって、浄化槽から排出される廃水は有機物の残渣の低減されたものとなり、結果的に排出下流域に対して好環境をもたらすことができる。
特開2009−287337号公報 特開2000−296395号公報 特許3878186号公報 特開2001−090699号公報
しかしながら、上述した特許文献1による発明では、排水浸透処理装置の使用期間の経過とともに小栗石状粒状体の周囲に土壌の粒子が流れ込んでその空間が次第に塞がれていき、好気性菌が死滅したり、土壌浸透水と土壌との接触面積が減少したりする。その結果、目詰り現象が起こり、使用時間の経過とともに土壌浸透水の浸透速度が徐々に低下していくという問題点がある。
一方、上述した特許文献2による発明では、浸透マスを通過した土壌浸透水の水質を常に回収して分析をしており、その分析結果に応じて処理水中の有機物を分解するための菌の種類や添加量を調整させたり、空気の供給量を増減させたりするなどのメンテナンスを行う必要がある。
そして、特許文献2による発明は複雑な構造をしているために製造費用が嵩むことや、土壌浸透水の回収・分析作業や菌の調整作業及び供給する空気量の調整などのメンテナンス作業が極めて煩わしいとともに、多額の製造や維持コストもかかるという問題点がある。
また、上述した特許文献3による発明では、浄化槽の排水が再度曝気処理を受けて好気性微生物の活動環境を改善するものの、浄化排水からの大きくふれる廃水変動量に対する備えがない。そのため、排水量の多い時期が長く続くと常時地中面と接する部分の浸透槽の貯水量が多い状態が維持されることになる。このような状態が続くとさらに大きな水量が流れ込むとオーバーフローすることがある。また長期間になると有機物を分解する好気性微生物の働きが低下し排水の浸透する浸透面が目詰まりを起こし、排水量が変動して少し増えただけでオーバーフローすることがある。また、溜まった水は嫌気性微生物の温床となり腐敗を起こし悪臭を発生させ、地中面が水中に常時つかっているとノロが発生し被膜を作り浸透不全になる。
また、上述した特許文献4による発明では、不十分な分解残渣を再度分解処理する点においては浄化排水の浄化度合いは向上するものの上述の特許文献3と同様な理由により、排水変動量や長期的な使用による浸透槽の目詰まりを十分に解消できるところまでは到達していない。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、メンテナンス作業が容易であり、その製造や維持が低コストであるとともに、水を溜めないで浸透槽内を常時良好な通気性環境を維持することで酸素や空気を取り込み濾材表面に生物相を形成させ好気性微生物によって濾材や砕石に付着した有機物を分解し、濾過作用促進になる。簡単な構成で排水量の変動に耐え、浸透槽内部が常時満水状態になることを避けて、常に有機物を分解する好気性微生物の活動を活発にする環境を整えることのできる排水透処理装置を提供することを目的とする
本発明は、上述した課題の解決を目的とするものである。
請求項1記載の発明は、槽内に濾材を充填した濾床を備え、該濾床に揚水管を突き立て支持し、該揚水管の底部開口部にエアーを送気するための送気管を配設したエアーリフトポンプを装備した排水浸透処理装置であって、浄化槽からの処理水を濾床を通過して浄化し、該排水浸透処理装置の底部付近に蓄積した土壌浸透水を前記揚水管の
上部開口部に汲み上げた水を通水管を経て該排水浸透処理装置外に排出することを特徴としている。
請求項1記載の発明を用いると、比較的簡単な構造であることから、メンテナンス作業が容易であり、その製造や維持が低コストであるとともに、長期間の使用や排水量の大きな変動に対しても土壌浸透水の目詰り現象が起こりにくい排水浸透処理装置を得ることができる。
本発明の排水浸透処理装置では、排水浸透処理装置は内槽内に濾材を充填した濾床を備えている。この濾床は浄化排水中に残存する有機物を濾材表面に付着させ適度に通気できる環境下で酸素や空気を取り込み濾材表面に生物相を形成させ好気性微生物の作用で表面付着物を分解することを第1の役割としている。したがって濾材には通気性、通水性、保水性および湿潤を確保できる比表面積の大きな材料が好適であり、多孔性焼成セラミック、チップ、プラスチックパイプ片などが使用できる。
また、内槽の外側の石材を積み上げた層の部分においても通気性が良く、微生物が活発に活動できる状態に保つことができる。したがって、石材を積み上げた層の更に外側の土壌が粘土質の地質であっても、エアーリフトポンプからの空気中の酸素と好気性菌の作用とによって、地質が団粒化されていき、土壌浸透水の浸透速度も向上していくという好循環がもたらされる。
請求項2記載の発明は、内槽内に濾材を充填した濾床を備え、該濾床に揚水管を突き立て支持し、該揚水管の底部開口部にエアーを送気するための送気管を配設したエアーリフトポンプを装備した第1の排水浸透処理装置であって、前記揚水管の上部開口部に汲み上げた水を通水管を経て前記排水浸透処理装置から離れた位置に設けた第
2の排水浸透処理装置に排出することを特徴としている。
請求項2の発明を用いると、第1の排水浸透処理装置に第2の排水浸透処理装置を加えることによって、第1の排水浸透処理装置の負担が軽減されるために、目詰り現象による浸透速度の低下現象をより少なくすることができる。
濾床を通過した浄化排水は、残存有機物がおおよそ濾過された状態で排水浸透処理装置底部周辺に一時的に貯水され徐々に排水浸透処理装置と地中の浸透面から地中に浸透して排水浸透処理装置内を通気性の良い環境で維持する。ところが浄化排水量が多い状態が長く続くと、排水浸透処理装置の地中浸透面が分解不十分な有機物やノロの発生で目詰まりを起こすため、濾過水が地中に浸透する速度よりも排水浸透処理装置に流れ込む浄化排水の方がますます多くなり、必然的に排水浸透処理装置内が常に浄化排水で満たされているという悪循環状態が続くことになる。このような状態では、浄化排水で排水浸透処理装置がオーバーフローし、排水の行き場がなくなり手前の浄化槽もオーバーフローして槽全体が汚物で機能不全になる。また嫌気性腐敗菌が活動しだして悪臭を放つようになる。
上記地中浸透面の目詰まりによる悪循環状態を断ち切るためには、常に排水浸透処理装置内を通気性の良い環境に維持することが肝要である。このような好環境下では地中の浸透面が粘土質の多い地質であっても、酸素と好気性微生物の作用で地質が団粒化され通気性や通水性も向上し好循環がもたらされることになる。
長期間継続する排水浸透処理装置内の満水状態を避けるため本発明では、濾床内に揚水管を突き立て、この揚水管の底部開口部近くに揚水管内部に上部から送気管を差し込み、送気管を配し、エアーを揚水管に送り込む。この構造はエアーリフトポンプと呼ばれ浄化槽では有機物の不十分な分解汚泥を上流に送り再度分解処理にかける装
置として知られている。このエアーリフトポンプは空気の浮力により少量の水を大きなエネルギーを使わず少量づつ安定的に汲み上げることができ省エネ効果もある。この機構を配することにより排水浸透処理装置内に貯水された濾過水は排水浸透処理装置周りの地中浸透面から浸透されつつ、エアーリフトポンプで少量ずつ汲み上げられて排水浸透処理装置外に送り出される。排水浸透処理装置外には一挙に大量の排水が流れ出すことがなく、また排水浸透処理装置の濾床で濾過された不純物の少ない水であるため第2の排水浸透処理装置へ排出しても第2の排水浸透処理装置は比較的小型の排水浸透処理装置で十分に役割を果たすことができ設置スペースも大きくとらないという効果も有している。また、土壌表土の浅い層には多種多様な微生物が多く生息しており、浅くても浸透力が高く効果的である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、濾床に突き立てた揚水管の上部開口部付近に、汲み上げた水を再度濾床に戻す経路と通水管へ流す経路とを有し、かつその通水量の配分を調整するための流量調整板を有する流量調整器を備えたことを特徴としている。
請求項3記載の発明を用いると、揚水管の上部開口部に設けた流量調整器は、汲みあげられた濾過水を通水管を通じて排水浸透処理装置外に送る一方、一部を再度排水浸透処理装置の濾床上部に落とすことによって排水浸透処理装置外に送り出す流量を調整できる。上記流量調整器は汲み上げた水を再度濾床に戻す経路と通水管へ流す経路とを有し、かつその通水量の配分を調整するための調整板を有する構造をしており例えば流量調整板を上下に移動するのみで排水浸透処理装置外への通水量を調整できる。このことにより揚水管上部には酸素量が増加した濾過水が散布され濾材を充填した濾床を通り濾過浸透する際、再濾過が繰り返し行なわれることにより一層の浄化が進み、好気性微生物に好影響を与えつつ、第2の排水浸透処理装置を配置した場合でも第2の排水浸透処理装置の負荷を軽減でき、濾材を削減または省略できるという2重の効果も有している。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、それぞれ離れた位置に複数の第2の排水浸透処理装置を備え、それぞれの第2の排水浸透処理装置への配水切り替えをする分配装置を通水管経路上に備えたことを特徴としている。
請求項4記載の発明を用いると、それぞれ離れた位置に複数の第2の排水浸透処理装置を備え、それぞれの第2の排水浸透処理装置への配水切り替えをする分配装置を通水管経路上に備え、第2の排水浸透処理装置の負荷を複数設置することによりさらに軽減することができる。これにより、良好な通気環境が整えられ大きな排水量の変
動に対しても対応でき、また複数の第2の排水浸透処理装置は小型で簡易な構造のものを使用することが可能になるものである。
本発明に係わる排水浸透処理装置を用いると、メンテナンス作業が容易であり、その製造や維持が低コストであるとともに、水を溜めないで槽内を常時良好な通気性環境を維持することで酸素や空気を取り込み濾材表面に生物相を形成させ好気性微生物によって濾材や砕石に付着した有機物を分解し、濾過作用促進になる。簡単な構成で排水量の変動に耐え、排水浸透処理装置内部が常時満水状態になることを避けて、常に有機物を分解する好気性微生物の活動を活発にする環境を整えることのできる排水浸透処理装置を提供することができる。
図1は排水浸透処理装置の断面図である。 図2は第1の排水浸透処理装置と第2の排水浸透処理装置の配置関係を示す断面図である。 図3はエアーリフトポンプの断面図である。 図4は流量調整器の斜視図である。 図5は分配装置の断面図(イ)と平面図(ロ)である。 図6は第2排水浸透処理装置と分配装置の平面図である。
以下において、本発明に係わる排水浸透処理装置の実施の形態について、図1〜図6を用いて詳細に説明する。本実施例では、家族が5人程度の標準的な家庭に本発明に係わる排水浸透処理装置を適用した場合について説明する。
まず排水浸透処理装置の構造について説明する。
実施例1に係わる排水浸透処理装置1は、図1に示されるような構造をしており、図示されていない単独浄化槽又は合併浄化槽などの浄化槽に隣接して地中に埋設された状態で使用されるものである。
浄化槽に隣接する直径が約1.5メートル、深さが約2メートルの角形をした穴を掘り、穴の底部には、地中で十分に濾過されていない処理水が直接重力下方向に浸透するのを防止するための可撓性のシート2を敷く。このシート2の材質としては、長期間にわたり土壌3の中に放置されても変質や分解がされにくい材質のもの、例えば、ビニル製のシートなどが好ましい。
そして、地面に掘られた穴の中心付近のシート2の上方に、有底の角筒形状をした内槽4aを上方向から被せた状態で設置する。地面に掘られた穴と内槽4aとは、同心円状に配置するのが好ましい。なお、設置場所(敷地内の土地)の形状等によっては、地面に掘られた方形状の穴や、有底の直方体形状をした内槽4aを用いることもできる。
内槽4aの材質としては、外方向からの砕石5等の圧力にも耐えられるセメント管、金網筒、ガラス繊維入り強化プラスチック筒などを用いることができる。本実施例では、一辺が約1メートルで有底の角筒形状をしたガラス繊維入り強化プラスチック筒の周囲の側面に、生成された土壌浸透水6が通水できるような直径が約4センチメートルの通水孔をあけたものを用いた。
内槽4aの内側には、浄化槽からの処理水8に含まれている有機物を分解するための好気性菌や嫌気性菌などの微生物が存在する濾材9を充填して濾床10を形成する。
本実施例では、濾材9として、平均的な直径が約2〜5センチメートルの多孔質性の焼成セラミックを多数個用いており、浄化槽からの処理水8の出口部分よりも下の位置まで積み上げるようにした。
この焼成セラミックは、硬く丈夫であるとともに表面積が大きく、通気性や保水性に優れるという特徴がある。好気性菌は、主に焼成セラミック表面の多孔質な部分で活発に活動をすることができる。
なお、一般的には濾材9として、有機物のチップ片が多用されている。しかしながら、有機物のチップ片を長期間使用すると、チップ片自体が次第に分解されて減少し、目詰まりが起き、処理水8に含まれている有機物の分解能力が低下したり、内槽4aの外方向への圧力が低下したりして、内槽4aが内方向への変形が起こりやすくなるので好ましくない。また、濾材9として、チップ状の木片やおがくずなどを用いることもできるが、チップ片容量が低下し、補充しなくてはならない理由から好ましくない。
一方、内槽4aの外側には、浄化槽からの処理水8の配管付近まで石材、例えば、直径が8〜20センチメートル程度の砕石5を積み上げ、積み上げられた砕石5の上方を土壌3で覆うようにした(図1)。したがって、土壌浸透水6の一部は、砕石5の上方付近の土壌3の部分からも大気中に蒸発することができる。また、上述した好気性菌は、砕石5と砕石5との隙間部分の空間でも有効に活動をすることができる。
単独浄化槽又は合併浄化槽などの浄化槽からの処理水8は、内槽4aの濾材9が積み上げられている濾床10に供給され、好気性菌によって有機物が分解され、BOD(生物的酸素要求量:水の汚染度を示す指標のひとつで、以降BODと称す)値が低減されて土壌浸透水6となる。そして、土壌浸透水6の一部は上記した内槽4aの通水孔から側面に積み上げられた砕石5の部分に浸透し、他の部分は重力方向に内槽4aの底部に蓄積する。
なお、内槽4aの底部とシート2との間に、砕石5や濾材9などの層が存在するような場合でも、上述した効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
次に本発明で用いるエアーリフトポンプ構造について図1および図3を用いて説明する。排水浸透処理装置1の濾材9部分を通過し、内槽4aの底部付近に蓄積された土壌浸透水6は、揚水管12、底部開口部13を有する送気管14及び送風機15で構成されるエアーリフトポンプ11によって上方向に汲み上げられる。
内槽4aの濾床10の底部付近からその上部に至るまで、内径が4センチメートルの円筒形状をした塩化ビニル製の揚水管12が突き立てられている。揚水管12の上部開口は、濾床10の上表面に露出させている。ダイアフラム式の送風機15から送られる大気中の空気17は送気管14を揚水管12の中に入れ槽底部から約15センチメートル付近に位置する送気管からの空気の出口である底部開口部13から揚水管12の底部に供給される(図1、図3)。 内槽4aの底部付近に蓄積されている土壌浸透水6は、揚水管12の底部に回り込む。揚水管12の中に送気管14が上部から底部開口部13付近まで差し込まれている。送風機15からの空気17はアワ状となり、その浮力によって底部開口部13から揚水管12を上昇し、そのアワとともに揚水管12内の土壌浸透水6が上方の流量調整器21に汲み上げられる。さらに本実施
例では、揚水管12および送気管14が周囲の濾材9の圧力により変形や外れを防止する意図で、保護管18を設けた。保護管18の底部には濾材9の侵入を防ぎ且つ土壌浸透水6が侵入する侵入口として円形開口19および長方形開口20を設けた。
なお、内槽4aの底部付近に蓄積された土壌浸透水6がほとんど存在しないような場合には、このエアーリフトポンプ11は好気性菌に空気を供給するための役割をはたすことになる。加えて、エアーリフトポンプ11を採用しているので、送風機15の消費電力も30W程度と、省エネルギーの面からも極めて優れた構造となっている。
次に本発明で用いる流量調整器21について説明する。
排水浸透処理装置1の濾材9部分を通過し、内槽4aの底部付近に蓄積されたBOD等が低減された土壌浸透水6は、エアーリフトポンプ11によって汲み上げられた後、流量調整器21に流れ込む(図3、図4)。この流量調整器21によって、流れ込んだ土壌浸透水6の一部は通水管22を経由して外部の貯水槽23に蓄積されたり(図1)、後述する実施例2で説明する第2の排水浸透処理装置24に供給されたりし(図2)、
残りの部分は再び内槽4aの濾床10の最上部に戻し水25として戻されるようにした(図1,図2,図3)。
図1において、内槽4aの濾床10の部分に戻される土壌浸透水6は、エアーリフトされた状態であるために空気中の酸素を多量に含有した状態になっている。したがって、酸素が多量に含まれている土壌浸透水6を内槽4aの濾床10に戻し水25として戻すことによって、濾材9に存在する好気性菌の活動をさらに活発化することができる。
ここで、通水管22に向かう土壌浸透水6の流量、又は戻し口26を経由して再び内槽4aの濾床10の部分に戻される流量は、流量調整板27を上下させ、開口部の面積を増減させることによって調節できるようにした。すなわち、一定水量に達した水量を少量づつエアーリフトで土壌浸透水6を汲上げて調整板27で内槽4aに戻す量を調節できるようにした。
したがって、通常はくみ上げられた土壌浸透水6の殆ど全部を内槽4aの濾床10の部分に戻し、必要がある場合にのみ外部の貯水槽23に蓄積されることもできる。
なお、外部の貯水槽23に蓄積されたBOD等が低減された土壌浸透水6は、透明であり、臭気もないことから農業用水やトイレなどの再生水として利用することができる。
本発明に関わる排水浸透処理装置を用いると、濾床10が存在する内槽4aの内側部分に加えて、内槽4aの外側の砕石5を積み上げた層の部分においても常に通気性の良い状態に保つことができる。したがって、砕石5を積み上げた層の更に外側の土壌3が粘土質の様な浸透しにくいまたは目詰まりしやすい地質であっても、送風機15からの空気中の酸素と好気性菌の作用とによって、地質が団粒化されていき、土壌浸透水6の浸透速度も向上していくという好循環がもたらされる。
実施例2では、上昇水による濾床内や砕石槽に水がつかる嫌気現象をさらに効率よく防ぐことができる装置を提示する。図2に示されるように実施例1と同一構造をした第1の排水浸透処理装置28と、その後処理工程としてさらに第2の排水浸透処理装置24を加えた構造で構成されている。例えば、家族が増えたりして、浄化槽からの処理水8の量が増加したような場合には、第1の排水浸透処理装置28のみでは排水浸透能力が不足するような場合も起こりうるためである。
第1の排水浸透処理装置28に第2の排水浸透処理装置24を加えることによって、第1の排水浸透処理装置28の負担が軽減されるので、目詰り現象による浸透速度の低下現象をより少なくすることができる。
以下において、浄化槽からの処理水8を第1の排水浸透処理装置28で浄化された生成水を第1の土壌浸透水29と呼び、第2の排水浸透処理装置24でさらに浄化された生成水を第2の土壌浸透水30と呼ぶことにする。
以下、第2の排水浸透処理装置24について詳しく説明する。
第2の排水浸透処理装置24は、1台とすることも(図2)、後述するように複数台とすることもできる(図6)。例えば、複数台の第2の排水浸透処理装置24をあらかじめ地中に埋設しておき、分配装置31によって切り替えて使用するようにする(図5)。
なお、上述したように第1の排水浸透処理装置28は実施例1と同一の構造をしている。そこで、第2の排水浸透処理装置24と、第1の排水浸透処理装置28と複数台の第2の排水浸透処理装置24a、24b、24c(図6)とを結合・分離させる分配装置31を用いるがこれについては、後ほど詳細に説明をする。
図2において、第2の排水浸透処理装置24に供給される第1の土壌浸透水29は、有機物の含有量も少ないので、第2の排水浸透処理装置24は第1の排水浸透処理装置28に比べて小型の構造をしている。第1の排水浸透処理装置28に隣接する地中に、直径が約60センチメートル、深さが約100センチメートルの略円形をした穴を掘り、その底部に第1の排水浸透処理装置28と同様の可撓性のシート2を敷いておく。
内槽4bとして、直径が約30センチメートル、深さが約80センチメートルのプラスチック容器を用いた。そしてプラスチック容器の側面に、直径が3センチメートルの通水孔7を数カ所点在させたものを用いた。
内槽4bの外側の底部と側面には、直径が8〜10センチメートル程度の石材、例えば、砕石5を幅20〜30センチメートルにわたって施し、内槽4bの外側の積み上げられた砕石5の上方を土壌3で覆うようにした(図2)。したがって、第2の土壌浸透水30の一部は、砕石5の上方の土壌3の部分からも大気中に蒸発することができる。また、上述した好気性菌などの微生物は、砕石5と砕石5との隙間部分の空間でも有効に活動をすることができる。
一方、内槽4bの内側には、好気性菌などの微生物が活動する濾材9を充填して濾床10を形成した。本実施例2では、上述した実施例1と同様に、内槽4bの内側には濾材9として平均的な直径が約2〜5センチメートルの多孔質性の焼成セラミックを多数個用い、内槽4bの底面から30センチメートルほど積み上げた状態で使用した。
第1の土壌浸透水29は、第1の排水浸透処理装置28によって有機物の含有量が著しく低減された状態になっている。したがって、検知管の検知口32から目視によって確認をした限りでは、第2の排水浸透処理装置24を1年程度の使用では、内槽4bの内側には濾材9を充填したものと、濾材9を充填していないものと差はほとんど認められなかった。したがって、第2の排水浸透処理装置24の内槽4b内側に配
する濾材9は、必ずしも必要とせず省略することもできる。
第1の排水浸透処理装置28からの第1の土壌浸透水29は、内槽4bの濾床10として積み上げられている濾材9に供給されて、好気性菌によってBOD等がさらに低減された第2の土壌浸透水30となる。そして、第2の土壌浸透水30は上記した内槽4bの通水孔から側面に積み上げられた砕石5の部分を通って土壌3に浸透する。第2の排水浸透処理装置24は容量が小さく地中浅くても、表土地層には微生物が多種多様生息しているため、生物分解がいっそう促進される。
次に本発明に用いる分配装置31について詳しく説明する。
本実施例2として、図5、6に示されるように、あらかじめ複数台の第2の排水浸透処理装置24a、24b、24cを地中に埋設しておき、それぞれの第2の排水浸透処理装置24a、24b、24c(図6)を定期的に切り替えて使用するようにした。一例として図6の場合には、例えば3ヶ月ごとに3台の第2の排水浸透処理装置24a、24b、24cの流入水の分配はL字管33を取り付けたり、外したりするもので、L字管33を外して流入、取り付けてストップさせることによって切り替えながら使用する例を示している。(図5)(イ)
すなわち、図2,図6において、第1の排水浸透処理装置28からの第1の土壌浸透水29は、通水管22を経由して分配装置31に流れ込み、L字管33によって切り替えられた第1の土壌浸透水29は分配通水管34を経由して、3台の第2の排水浸透処理装置24a、24b、24c(図6)のうちのいずれか1台に分配流入水35として供給される。
一例として、図6においてこの1台の第2の排水浸透処理装置24bが選択されている期間は、他の2台の第2の排水浸透処理装置24a、24cは使用されていないことになる。このようにして、第2の排水浸透処理装置24a、24b、24cを切り替えて使用することによって、第2の排水浸透処理装置24a、24b、24c内の有機物を完全な状態にまで分解することができるので、目詰り現象による浸透速度の低下現象を解消することができる。
実施例1及び実施例2で説明をしたように、本発明に係わる排水浸透処理装置を用いることによって、メンテナンス作業が容易であり、その製造や維持が低コストであるとともに、長期間の使用や排水量の大きな変動に対しても土壌浸透水の目詰り現象が起こらない排水浸透処理装置を提供することができる。
(実施形態の効果)
上述した実施形態によれば、排水浸透処理装置1は、槽内に濾材を充填した濾床を備え、前記濾床に揚水管を突き立て支持し、前記揚水管の底部開口部にエアーを送気するための送気管を配設したエアーリフトポンプを装備し、前記揚水管の上部開口部に汲み上げた水を通水管を経て排水浸透処理装置1の外部へ排出することを第1の特
徴としている。
上記図2において、排水浸透処理装置1は濾材を通過した浄化排水の濾過水が底部に貯水されエアーリフトポンプくみ上げの一定レベル水位になると常にエアーリフトポンプにより揚水管上部に汲み上げられ、しかる後通水管に送水されることにより、排水浸透処理装置1内が常時満水状態になる不都合は解消され、通水性と通気性が保
持され有機物を分解する好気性微生物の活動が活発になる環境が維持されて、常に好適な状態を保つことができるものである。
以上の効果により排水浸透処理装置1からの濾過水の排出先として第2排水浸透処理装置を配置して行ったもので、第2排水浸透処理装置が小型で且つ濾材を削減または省略することも可能となる。
さらに上記濾床に突き立てた揚水管の上部開口部付近に、汲み上げた水を再度濾床に戻す経路と通水管へ流す経路とを有し、かつその通水量の配分を調整するための流量調整板を有する流量調整器を備えたことにより、濾床を通過させ濾過されて溜まった水を外部へ排出することにより排水浸透処理装置1の浸透負荷が軽減される一方、
酸素を多く含んだ水の循環により好気性微生物の活動をさらに助成する効果も相乗され、このような排水浸透処理装置にとっては、さらなる快適環境を付与することができるものである。
さらに、それぞれ離れた位置に複数の第2の排水浸透処理装置を備え、それぞれの第2の排水浸透処理装置への配水切り替えをする分配装置を通水管経路上に備えたことにより、それぞれの浸透槽にかかる浸透負荷はさらに軽くなり、浸透性の悪い粘土質の過酷な地質の地域でも、小型のもので十分に対応できることになり、設置のため
のスペースも簡略化できる。また濾材も削減できメンテナンスならびに設置費用の削減も同時にできるものである。
本発明に係る排水浸透処理装置は、文字通り、浄化排水の浸透槽として用いることを主目的としているが、浄化排水以外の雨水等の浸透にも利用可能である。
1 排水浸透処理装置
2 シート
3 土壌
4a 内槽a
4b 内槽b
5 砕石
6 土壌浸透水
7 通水孔
8 処理水
9 濾材
10 濾床
11 エアーリフトポンプ
12 揚水管
13 底部開口部
14 送気管
15 送風機
16 上部開口部
17 空気
18 保護管
19 円形開口
20 長方形開口
21 流量調整器
22 通水管
23 貯水槽
24 第2の排水浸透処理装置
24a 第2の排水浸透処理装置a
24b 第2の排水浸透処理装置b
24c 第2の排水浸透処理装置c
25 戻し水
26 戻し口
27 流量調整板
28 第1の排水浸透処理装置
29 第1の土壌浸透水
30 第2の土壌浸透水
31 分配装置
32 検知管の検知口
33 L字管
34 分配通水管
34a 分配通水管a
34b 分配通水管b
34c 分配通水管c
35 分配流入水
36a 蓋a
36b 蓋b
37 土壌浸透水の浸透方向

Claims (4)

  1. 地中に埋設されて、浄化槽からの処理水を微生物によって浄化して土壌浸透水を生成し、該土壌浸透水を土壌に浸透させて処理する排水浸透処理装置において、有底で側面に通水孔を有する内槽が設置され、槽内に濾材を充填した濾床を備え、該濾床に揚水管を突き立て支持し、該揚水管の底部開口部にエアーを送気するための送気管を配設したエアーリフトポンプを装備し、浄化槽からの処理水を濾床を通過して浄化し該排水浸透処理装置の底部付近に蓄積した土壌浸透水を前記揚水管の上部開口部に汲み上げた水を通水管を経て該排水浸透処理装置外に排出することを特徴とする排水浸透処理装置。
  2. 地中に埋設されて、浄化槽からの処理水を微生物によって浄化して土壌浸透水を生成し、該土壌浸透水を土壌に浸透させて処理する排水浸透処理装置において、槽内に濾材を充填した濾床を備え、該濾床に揚水管を突き立て支持し、該揚水管の底部開口部にエアーを送気するための送気管を配設したエアーリフトポンプを装備した第1の排水浸透処理装置と、前記揚水管の上部開口部に汲み上げた水を通水管を経て前記排水浸透処理装置から離れた位置に設けた第2の排水浸透処理装置に排出することを特徴とする排水浸透処理装置。
  3. 濾床に突き立てた揚水管の上部開口部付近に、汲み上げた水を再度濾床上部に戻す経路と通水管へ流す経路とを有し、かつその通水量の配分を調整するための流量調整板を有する流量調整器を備えたことを特徴とする請求項1記載の排水浸透処理装置。
  4. それぞれ離れた位置に複数の第2の排水浸透処理装置を備え、それぞれの第2の排水浸透処理装置への配水切り替えをする分配装置を通水管経路上に備えたことを特徴とする請求項2記載の排水浸透処理装置。
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