JP2013116269A - 洗濯機 - Google Patents

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Katsuyuki Shimakage
勝之 島影
Haruhisa Yamana
晴久 山名
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Abstract

【課題】洗濯物の布質誤検知を発生しにくくする。
【解決手段】洗い工程で使用する洗い水及びすすぎ工程で使用するすすぎ水を溜める外槽と、外槽の内部に設置されて回転することで、外槽内に水流を発生させるパルセータと、パルセータを回転させる回転モータと、外槽の水位を測定する半導体圧力センサとを備えた洗濯機において、外槽に水と洗濯物を収容した状態で、パルセータの回転により一旦発生させた水流の速度を、回転モータの制御により低下させ、この速度低下制御による水位変化の速度を、半導体圧力センサにより測定された水位に基づいて算出し、算出した変化速度に基づいて洗濯物の布質を検知する制御部を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、洗い工程で使用する洗い水及びすすぎ工程で使用するすすぎ水を溜める水槽と、該水槽の内部に設置されて回転することで、該水槽内に水流を発生させるパルセータとを備えた洗濯機に関するものである。
特許文献1には、予備撹拌時のモータの回転数に対応するパルス数、及び予備撹拌前の設定水位と予備撹拌後の洗濯兼脱水槽の水位との差に基づいて、洗濯物の布質を検知する洗濯機が開示されている。
特開平6−335587号公報
しかし、上記特許文献1では、モータの回転数が、洗濯物のバランス状態によって大きく変化する。また、予備撹拌前と予備撹拌後の水位の差が、予備撹拌前における洗濯物同士の位置関係や洗濯物と水面との位置関係によって大きく変化する。したがって、布質誤検知が発生しやすい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、洗濯物の布質誤検知を発生しにくくすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、パルセータの回転により発生した水流の速度を低下させ、この速度低下に伴う水位変化の速度に基づいて洗濯物の布質を検知するようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、洗い工程で使用する洗い水及びすすぎ工程で使用するすすぎ水を溜める水槽と、該水槽の内部に設置されて回転することで、該水槽内に水流を発生させるパルセータと、該パルセータを回転させる回転モータと、前記水槽の水位を測定する水位測定部と、前記水槽に水と洗濯物とを収容した状態で、前記パルセータの回転により一旦発生させた水流の速度を、前記回転モータの制御により低下させ、この速度低下制御による水位変化の速度を、前記水位測定部により測定された水位に基づいて算出し、算出した変化速度に基づいて洗濯物の布質を検知する制御部とを備えたことを特徴とする。
これにより、速度低下制御時にはすでに水流によって洗濯物がある程度水に浸されているので、速度低下制御時の水位に、洗濯物のバランス状態、洗濯物同士の位置関係、及び洗濯物と水面との位置関係が影響しにくい。したがって、水位の変化速度に基づいて洗濯物の布質を検知することにより、布質誤検知の可能性を低減できる。
また、洗濯物がパルセータに当たるときと当たらないときの回転モータの回転数の差異に基づいて洗濯物の布質を検知する場合には、洗濯物がパルセータに当たる位置(接触位置)と当たらない位置(非接触位置)との間を移動可能な程度に水量を確保する必要がある。しかし、請求項1に記載の発明では、水位の変化速度の算出に、上述のような接触位置と非接触位置との間の洗濯物の移動が必要ないので、使用する水量を削減できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の洗濯機において、前記水槽には、洗濯兼脱水槽が回転可能に内装され、前記パルセータは前記洗濯兼脱水槽の内部に設置されていることを特徴とする。
これにより、一槽式洗濯機による布質誤検知の可能性を低減できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の洗濯機において、前記水槽に溜まった水を前記洗濯兼脱水槽内に戻して該洗濯兼脱水槽内の洗濯物に上方から噴射する環流手段をさらに備えていることを特徴とする。
これにより、洗い時やすすぎ時に洗濯物に上方から水を行き渡らせることができるので、水槽に溜める水の量を削減できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の洗濯機において、前記速度低下制御は、前記回転モータを停止させるものであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の洗濯機において、前記制御部は、前記速度低下制御実行時の水位と、当該制御部に設定されている停止時間が前記速度低下制御実行時から前記回転モータの停止状態を維持したままで経過したときの水位との差を、前記変化速度として算出することを特徴とする。
これにより、2回分の水位の測定結果に基づいて変化速度を容易に算出できるので、処理時間を短縮できるとともに、制御部の構成を簡素化できる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の洗濯機において、前記制御部は、前記パルセータが静止した静止状態から、当該制御部に設定されている駆動時間、前記回転モータを駆動させた後、前記速度低下制御を実行し、前記静止状態における水位と、当該制御部に設定されている停止時間が前記速度低下制御実行時から前記回転モータの停止状態を維持したままで経過したときの水位との差を、前記変化速度として算出することを特徴とする。
これにより、2回分の水位の測定結果に基づいて変化速度を容易に算出できるので、処理時間を短縮できるとともに、制御部の構成を簡素化できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機において、前記回転モータの回転数を検知する回転センサをさらに備え、前記制御部は、前記回転センサにより検知された回転数にさらに基づいて、前記布質を検知することを特徴とする。
これにより、布質の検知に、回転モータの回転数を反映できる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機において、前記水位測定部は、半導体圧力センサであることを特徴とする。
洗濯物のバランス状態、洗濯物同士の位置関係、及び洗濯物と水面との位置関係が影響しにくい水位の変化速度に基づいて、洗濯物の布質を検知するので、布質誤検知の可能性を低減できる。
本発明の実施形態1に係る洗濯機を示す概略断面図である。 本発明の実施形態1に係る洗濯機により実行される洗い工程を示すフローチャートである。 制御部により実行される布質検知処理を示すフローチャートである。 布質検知処理中における外槽の水位と、回転モータの状態とを例示するグラフである。 実施形態2の図3相当図である。 実施形態3の図3相当図である。 制御部による布質判定方法を示す表である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る一槽式の洗濯機1を示す。この洗濯機1は、箱状の外枠3と、該外枠3内に設けられた水槽としての外槽5とを備えている。上記外槽5は、洗い工程で使用する洗い水及びすすぎ工程で使用するすすぎ水(以下、両者を洗濯水と呼ぶ)を溜めるものである。この外槽5は、外枠3の上部四隅から吊り棒(図示せず)とコイルバネや摺動リングからなる防振装置(図示せず)とによって吊り下げ状態に支持されている。また、外槽5には、洗濯兼脱水槽7が回転可能に内装されている。この洗濯兼脱水槽7(外槽5)の内部には、回転することで洗濯兼脱水槽7(外槽5)内に水流を発生させるパルセータ9が、洗濯兼脱水槽7の底壁7aに接近して設置されている。上記外槽5の側壁5aの下端近傍には、エアトラップ10が外側方に向けて突設されている。該エアトラップ10は、外槽5よりも上方に配置された水位測定部としての半導体圧力センサ11に圧力ホース13を介して接続されている。この半導体圧力センサ11は、圧力ホース13内の空気圧を測定する。この半導体圧力センサ11による測定結果は、外槽5のエアトラップ10近傍における上記洗濯水の水位を示すものとなる。給水時及び排水時においては、外槽5と洗濯兼脱水槽7の水面は一致するため、上記測定結果は、洗濯兼脱水槽7の水位を示すものでもあるが、洗い及びすすぎの撹拌時(パルセータ9回転時)においては、外槽5と洗濯兼脱水槽7の水面は必ずしも一致せず、上記測定結果は、外槽5の水位を示すものである。また、上記外槽5の底壁5bの下方には、洗濯兼脱水槽7及びパルセータ9を回転させる回転モータ15が設置されている。回転モータ15には、その回転数を検知する回転センサ17が配設されている。
上記外槽5の底壁5bには、該外槽5に溜まった水が流出する流出口19が形成されている。また、上記外槽5の外側方には、上下方向に延びる循環管22が配設され、該循環管22の下端は上記流出口19に接続されている一方、該循環管22の上端は、洗濯兼脱水槽7の上方に臨んでいる。さらに上記循環管22の流出口19の近くには、ポンプ21が介設されている。このポンプ21の駆動により、上記外槽5に溜まった水が上記流出口19及び循環管22を経て、上記洗濯兼脱水槽7内に戻って該洗濯兼脱水槽7内の水面及び洗濯物に上方から噴射される。したがって、上記ポンプ21と循環管22とで還流手段が構成されている。
また、半導体圧力センサ11の上部には制御部23が配設されている。この制御部23は、上記半導体圧力センサ11及び回転センサ17による測定結果を受け、回転モータ15、ポンプ21、排水路の開閉弁(図示せず)、及び給水弁(図示せず)を制御する。制御部23の詳細な動作については、図2及び図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
次に、図2を参照して、本実施形態の洗濯機1により実行される洗い工程を説明する。
まず、使用者が、洗濯兼脱水槽7内に洗濯物及び洗剤を投入して洗濯の開始ボタンを押すと、ステップ(図中Sと示す)101にて、制御部23が、洗濯物の重量を検知し、ステップ102に進む。
ステップ102では、制御部23が、上記給水弁を開放する。これにより、給水管(図示せず)から外槽5及び洗濯兼脱水槽7内に給水される。そして、ステップ103に進む。
ステップ103では、制御部23が、半導体圧力センサ11による測定結果に基づいて、外槽5の水位が所定の高さに達したか否かを判定する。水位が所定の高さに達していない場合には、ステップ103を再び実行する一方、水位が所定の高さに達している場合には、ステップ104に進む。
ステップ104では、制御部23が、上記給水弁を閉じることにより給水を終了させ、布質検知処理を実行し、ステップ105に進む。この布質検知処理については、後で詳述する。
ステップ105では、制御部23が回転モータ15を起動し、その回動力がパルセータ9に伝達され、洗いを目的とするパルセータ9の正転・逆転が開始される。また、制御部23は、ポンプ21を起動し、循環管22を介した水の循環を開始させる。そして、ステップ106に進む。
ステップ106では、制御部23が、パルセータ9の正転・逆転の開始(ステップ105)から所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していない場合には、ステップ106を再び実行する一方、所定時間が経過した場合には、ステップ107に進む。
ステップ107では、制御部23が、回転モータ15の制御により洗いを目的とするパルセータ9の正転・逆転を終了させるとともに、ポンプ21を停止し、洗い工程が終了する。
次に、図3を参照して、上記ステップ104において制御部23により実行される布質検知処理を説明する。
まず、ステップ201にて、制御部23が、積算値及びカウンタ値を0に初期化し、ステップ202に進む。
ステップ202では、制御部23が、回転モータ15を起動させ(オンし)、ステップ203に進む。
ステップ203では、制御部23が、回転モータ15の起動(ステップ202)から、予め制御部23に設定されている駆動時間が経過したか否かを判定する。上記駆動時間が経過していない場合には、ステップ203を再び実行する一方、上記駆動時間が経過した場合には、ステップ204に進む。
ステップ204では、制御部23が、外槽5の水位を、半導体圧力センサ11から受信し、ステップ205に進む。
ステップ205では、制御部23が、回転モータ15を停止させる(オフする)。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「回転モータ15を停止させる」とは、回転モータ15の駆動電流を0にすることを意味し、その後回転モータ15が惰性により回転し続ける場合も含むものとする。この回転モータ15の制御が、速度低下制御に相当する。そして、ステップ206に進む。
ステップ206では、制御部23が、回転モータ15の停止(ステップ205)から予め制御部23に設定されている停止時間が経過したか否かを判定する。上記停止時間が経過していない場合には、待機する一方、上記停止時間が経過した場合には、ステップ207に進む。
ステップ207では、制御部23が、外槽5の水位を、半導体圧力センサ11から受信し、ステップ208に進む。
ステップ208では、制御部23が、積算値に、ステップ207で受信した水位からステップ204で受信した水位を引いた値を加算する。図3中、ステップ204で受信した水位をA、ステップ207で受信した水位をBと示す。
ステップ209では、制御部23が、カウンタ値に1を加算する。
ステップ210では、制御部23が、カウンタ値が予め設定された所定回数に達しているか否かを判定する。所定回数に達している場合にはステップ211に進む一方、所定回数に達していない場合にはステップ202に戻る。上記所定回数は、例えば10回に設定される。
ステップ211では、制御部23が、積算値が所定値未満である場合には、洗濯物が綿系の布質であると判定する一方、積算値が所定値以上である場合には、洗濯物が化繊系の布質であると判定する。
制御部23は、洗濯物が綿系の布質であると判定した場合には、洗い時(ステップ105〜ステップ107)に、洗濯兼脱水槽7内に生じる水流の強さが標準となるように回転モータ15を制御するとともに、その後の脱水の時間を通常の長さに設定する。一方、洗濯物が化繊系の布質であると判定した場合には、上記洗い時に、洗濯兼脱水槽7内に生じる水流が標準よりも弱くなるように回転モータ15を制御するとともに、その後の脱水の時間を通常よりも短く設定する。
図4は、布質検知処理中における半導体圧力センサ11の測定結果、すなわち外槽5の水位と、回転モータ15の状態とを例示する。
ステップ104において給水を終了してから布質検知処理を開始するまで、回転モータ15は停止し、パルセータ9は静止している。また、洗濯兼脱水槽7には、水と洗濯物とが収容されている。時刻t1において布質検知処理が開始されて回転モータ15が起動する(ステップ202)と、パルセータ9が回転し始める。これにより、洗濯兼脱水槽7内に回転水流が発生するとともに、外槽5の水位が徐々に低下する。時刻t1から上記駆動時間が経過した時刻t2において、制御部23が水位A1を受信し(ステップ204)、回転モータ15を停止させ(ステップ205)、パルセータ9が惰性で回転しながらその回転速度を低下させる。これにより、上記回転水流の速度が低下し、これに伴って外槽5の水位が徐々に上昇する(元に戻る)。この水位変化(上昇)の速度は、洗濯物の布質によって異なり、含水量が多い綿系の洗濯物が多い場合には低く、含水量が少ない化繊系の洗濯物が多い場合には高くなる。
その後、時刻t2から上記停止時間が経過した時刻t3において、制御部23が水位B1を受信し(ステップ207)、積算値に(B1−A1)を加算し(ステップ208)、回転モータ15を再び起動させる(S202)。すると、パルセータ9がその回転速度を高めながら回転し、外槽5の水位が徐々に低下する。時刻t3から前記駆動時間が経過した時刻t4において、制御部23が水位A2を受信し(ステップ204)、回転モータ15を停止させ(ステップ205)、パルセータ9が惰性で回転しながらその回転速度を低下させる。これにより、上記回転水流の速度が低下し、これに伴って外槽5の水位が徐々に上昇する。
その後、時刻t4から上記停止時間が経過した時刻t5において、制御部23が水位B2を受信し(ステップ207)、積算値に(B2−A2)を加算する(ステップ208)。上述のような処理が所定回数繰り返された後、布質が判定される(ステップ211)。
回転モータ15の上記停止時間は制御部23に予め設定されているため、この停止時間を複数回の洗い工程において共用できる。そして、この停止時間を用いた洗い工程においては、ステップ207で受信した水位からステップ204で受信した水位を引いた値、すなわち、回転モータ15停止時の水位と、上記停止時間が回転モータ15停止時から停止状態を維持したままで経過したときの水位との差が、水位の変化(上昇)速度を示すものとなる。このように、2回分の水位の測定結果に基づいて水位の変化速度を容易に算出できるので、処理時間を短縮できるとともに、制御部23の構成を簡素化できる。
したがって、本実施形態1によると、ステップ205における回転モータ15の停止時(速度低下制御時)には、すでに水流によって洗濯物がある程度水に浸されているので、ステップ205実行時における水位に、洗濯物のバランス状態、洗濯物同士の位置関係、及び洗濯物と水面との位置関係が影響しにくい。したがって、ステップ205〜ステップ207の間における水位の変化速度に基づいて洗濯物の布質を検知することにより、布質誤検知の可能性を低減できる。
また、洗濯物がパルセータ9に当たるときと当たらないときの回転モータ15の回転数の差異に基づいて洗濯物の布質を検知する場合には、洗濯物がパルセータ9に当たる位置(接触位置)と当たらない位置(非接触位置)との間を移動可能な程度に水量を確保する必要がある。しかし、本実施形態1における水位の変化速度の算出には、上述のような接触位置と非接触位置との間の洗濯物の移動が必要ないので、使用する水量を削減できる。
また、ポンプ21及び循環管22により洗濯物に上方から水を行き渡らせることができるので、上記洗い時やすすぎ時に外槽5(洗濯兼脱水槽7)に溜める水の量を削減できる。
また、高精度の半導体圧力センサ11を使用することにより、水位の変化速度算出の精度を高め、その結果、布質検知の精度を高めることができる。さらに、読取り速度の高い半導体圧力センサ11を使用することにより、処理時間を短縮できる。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係る洗濯機1の制御部23により実行される布質検知処理を示す。本実施形態2の制御部23は、ステップ202における回転モータ15の起動の前に、ステップ301において、パルセータ9が静止した静止状態における水位を、半導体圧力センサ11から受信する。また、ステップ205における回転モータ15の停止前に、ステップ204における水位の検知を行わない。そして、ステップ208に代えて、ステップ302を実行し、このステップ302では、積算値に、ステップ301で受信した水位からステップ207で受信した水位を引いた値を加算する。ステップ207で受信する水位は、水位の上昇速度が速くなるほど高くなる。図4及び図5中、ステップ301で受信する水位をCと示す。また、ステップ211に代えて、ステップ303を実行し、このステップ303では、積算値が所定値未満である場合には、洗濯物が化繊系の布質であると判定する一方、積算値が所定値以上である場合には、洗濯物が綿系の布質であると判定する。
回転モータ15の上記駆動時間及び停止時間は制御部23に予め設定されているため、この駆動時間及び停止時間を毎回の洗い工程において共用できる。そして、これら駆動時間及び停止時間を用いた洗い工程においては、ステップ301で受信した水位からステップ207で受信した水位を引いた値、すなわち、上記静止状態における水位と、上記停止時間が回転モータ15を停止した状態で回転モータ15停止時から経過したときの水位との差が、水位の変化速度を示すものとなる。このように、2回分の水位の測定結果に基づいて水位の変化速度を容易に算出できるので、処理時間を短縮できるとともに、制御部23の回路面積を削減できる。
その他の構成及び動作は、実施形態1と同じであるので、図5において同一の動作には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3に係る洗濯機1の制御部23により実行される布質検知処理を示す。本実施形態3の制御部23は、ステップ205における回転モータ15の停止の直後に、ステップ401において回転モータ15の惰性回転数のカウントを開始する。また、ステップ207における水位検知の直前に、ステップ402において惰性回転数のカウントを終了する。回転数のカウントは、回転センサ17により出力される回転パルス数を検知することにより行われる。そして、制御部23は、ステップ303に代えてステップ403を実行し、このステップ403では、図7の表に示す方法で布質を判定する。
以下、図7を参照して、ステップ403における布質判定方法を説明する。
積算値が所定値以上であり、かつステップ401〜ステップ402の間でカウントした回転数が所定回転数未満である場合、制御部23は、洗濯物がごわごわの布質であると判定する。また、積算値が上記所定値以上であり、かつステップ401〜ステップ402の間でカウントした回転数が上記所定回転数以上である場合、制御部23は、洗濯物が標準(綿系)の布質であると判定する。一方、積算値が所定値未満である場合には、制御部23は、洗濯物が化繊系の布質であると判定する。
また、制御部23は、洗濯物が標準(綿系)の布質であると判定した場合には、上記洗い時において、洗濯兼脱水槽7内に生じる水流の強さが通常となるように回転モータ15を制御するとともに、その後の脱水の時間を通常の長さに設定する。一方、洗濯物がごわごわの布質であると判定した場合には、上記洗い時において、洗濯兼脱水槽7内に生じる水流が通常よりも強くなるように回転モータ15を制御するとともに、その後の脱水の時間を通常よりも長く設定する。さらに、洗濯物が化繊系の布質であると判定した場合には、上記洗い時において、洗濯兼脱水槽7内に生じる水流が通常よりも弱くなるように回転モータ15を制御するとともに、その後の脱水の時間を通常よりも短く設定する。
その他の構成及び動作は、実施形態2と同じであるので、図6において同一の動作には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、上記実施形態1〜3において、ステップ205で実行される速度低下制御は、回転モータ15を停止させる制御であったが、洗濯兼脱水槽7(外槽5)内の水流の速度を遅くする制御であればこれに限らず、例えば、回転モータ15の駆動電流を低減させて回転速度を遅くする等の制御であってもよい。
また、本発明は、一層式の洗濯機1に限らず、脱水槽を水槽の外部に設けた二層式の洗濯機にも適用できる。二層式の洗濯機においては、水槽に水と洗濯物を収容した状態で、パルセータの回転により一旦発生させた水流の速度を、回転モータの制御により低下させると、水槽の水位が低下する。この水位低下の速度は、洗濯物の布質に応じたものとなるので、この水位低下の速度に基づいて、洗濯物の布質を検知できる。
本発明は、洗濯槽と、該洗濯槽の内部に設置されて回転することで、該洗濯槽内に水流を発生させるパルセータとを備えた洗濯機として有用である。
1 洗濯機
5 外槽(水槽)
7 洗濯兼脱水槽
9 パルセータ
11 半導体圧力センサ(水位測定部)
15 回転モータ
17 回転センサ
21 ポンプ(還流手段)
22 循環管(還流手段)
23 制御部

Claims (8)

  1. 洗い工程で使用する洗い水及びすすぎ工程で使用するすすぎ水を溜める水槽と、
    該水槽の内部に設置されて回転することで、該水槽内に水流を発生させるパルセータと、
    該パルセータを回転させる回転モータと、
    前記水槽の水位を測定する水位測定部と、
    前記水槽に水と洗濯物とを収容した状態で、前記パルセータの回転により一旦発生させた水流の速度を、前記回転モータの制御により低下させ、この速度低下制御による水位変化の速度を、前記水位測定部により測定された水位に基づいて算出し、算出した変化速度に基づいて洗濯物の布質を検知する制御部とを備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    前記水槽には、洗濯兼脱水槽が回転可能に内装され、
    前記パルセータは前記洗濯兼脱水槽の内部に設置されていることを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項2に記載の洗濯機において、
    前記水槽に溜まった水を前記洗濯兼脱水槽内に戻して該洗濯兼脱水槽内の洗濯物に上方から噴射する環流手段をさらに備えていることを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1に記載の洗濯機において、
    前記速度低下制御は、前記回転モータを停止させるものであることを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項4に記載の洗濯機において、
    前記制御部は、前記速度低下制御実行時の水位と、当該制御部に設定されている停止時間が前記速度低下制御実行時から前記回転モータの停止状態を維持したままで経過したときの水位との差を、前記変化速度として算出することを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項4に記載の洗濯機において、
    前記制御部は、前記パルセータが静止した静止状態から、当該制御部に設定されている駆動時間、前記回転モータを駆動させた後、前記速度低下制御を実行し、前記静止状態における水位と、当該制御部に設定されている停止時間が前記速度低下制御実行時から前記回転モータの停止状態を維持したままで経過したときの水位との差を、前記変化速度として算出することを特徴とする洗濯機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機において、
    前記回転モータの回転数を検知する回転センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記回転センサにより検知された回転数にさらに基づいて、前記布質を検知することを特徴とする洗濯機。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機において、
    前記水位測定部は、半導体圧力センサであることを特徴とする洗濯機。
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