JP2013112107A - 自転車用ハンドルカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カバー本体部10にハンドル挿入口11と手挿入口12を設け、ハンドル挿入口11の近傍に固定手段を設ける。ハンドル挿入口11を横断するようにゴム製帯16を設ける。このゴム製帯16によって2つに分割されたハンドル挿入口11の一方11aにハンドルグリップを、他方11bにブレーキレバーを挿入する。これによりゴム製帯16がハンドルグリップとブレーキレバーの内側に位置し、カバーがハンドルバーの中央側に移動しない。固定手段は縛り紐14からなる。ハンドル挿入口の上方又は下方にスライドファスナーを設けてハンドル挿入口11を拡大できるようにする。
【選択図】図1
Description
即ち、通常のハンドルのグリップエンドが手前側(後方側)に屈曲したタイプのものにも、或いは、フラットハンドル用にそのハンドル挿入口を手挿入口と略直角方向にも変更することができるものである。
このような場合には、ハンドルカバーをハンドルグリップ側に強制的に引き寄せたり、場合によっては、縛り紐を解いて再度縛り直す必要があって、非常に面倒な作業が強いられていたのである。
また、ハンドルのグリップの根本部側(ハンドルポスト側の中央部側)には、各種の操作レバー等が設けられている場合もあるために、これらを良好に被覆することができるようにすることも本発明の課題である。
その結果、この分離部材は、ハンドルグリップとブレーキレバーで形成されるV字の内側部位に配置され、それ以上ハンドル中央部の側にカバーは移動できないこととなるのである。
つまり、ハンドルカバーのハンドル挿入口近傍に設けた固定手段によりカバーをハンドルに装着した後は、当該ハンドルカバーは、ハンドルの中央側へもハンドルグリップの端部側へも、何れの側への移動も阻止されるのである。
即ち、固定手段は、一対の紐部材で構成して、それぞれの紐部材をハンドルバーに巻き付けて固縛でき、分離部材としては、伸縮自在のゴム製帯から構成することにより、ハンドルカバーの取り付け位置の自由度を高めることができるのである。
即ち、ハンドルグリップの中央側には、ベルや変速ギヤ切替部が設けられているものもあり、分離部材が伸縮することにより、固定部材である縛り紐の固縛位置を多少変更して
固縛することができることとなるのである。
これにより、ハンドルグリップの中央側に設けられている各種の装備品を問題なく容易に被覆し、その後このスライドファスナーを閉鎖してこのハンドルカバーを装着できるようにしたものである。
図1は、本発明に係るハンドルカバーの一実施形態を示す全体説明図である。
このハンドルカバーは、自転車のハンドルグリップ及びブレーキレバー等の部分の全体を被覆できるような形状を有する生地をその中央部分(図では上縁部分)で二つ折りして、下方周縁部を縫製して袋状に形成したものからなる。
カバー本体部10のハンドル挿入口11、下方周縁部13、及び手挿入口12の周縁部には、カバリングとして合成繊維製の帯状生地を用いて縫着している。
上記の周縁部のカバリングは、縁部の補強の役目ばかりでなく、ハンドル部や手の挿入を容易にさせるために寄与する。
この分離部材としてのゴム製帯16の存在により、ハンドル挿入口11が上方のハンドルグリップを挿入させるハンドルグリップ口11aと、その下方のブレーキレバーを挿入させるためのブレーキレバー口11bとに分割されるのである。
カバー本体部10のハンドル挿入口11のハンドルグリップ口11aにハンドルグリップを挿入すると同時に、ブレーキレバー口11b内にブレーキレバーを挿入する。
そのまま、分離部材としてのゴム製帯16が上記ハンドルグリップとブレーキレバーとの間の根元部、つまり、ハンドルグリップとブレーキレバーの成すV字形状の内側部位に位置して、カバー本体部10の中央側への移動が阻止される。
この状態で、ハンドル挿入口11の上縁部に設けられた縛り紐14、14をハンドルバーに巻き付けて固縛することによって、本発明に係るハンドルカバーが装着されるのである。
ハンドルカバーの外形形状は、ハンドルグリップ及びブレーキレバー部分を覆うことができる形状に種々任意に設計変更することができる。
要するに、グリップ及びブレーキレバー部分及びその中央寄りの変速ギヤ操作レバー等の装備品を適切に被覆できる形状であれば、種々変更してその形態を設計することができる。
分離部材として、上記実施形態では、ゴム製帯を使用したが、単なるゴム紐でも実施可能である。
更に、この分離部材としては、上記のように伸縮自在のものではなく、伸縮性のない帯状生地によって作製することもできる。
分離部材の取り付け位置も、ハンドル挿入口の上下略中央部分であればよく、グリップとブレーキレバーがそれぞれ適切に挿入できればよい。
より詳細に説明すれば、ハンドル挿入口11の上縁部からカバー本体部の上縁部に沿う部分E(図1参照)、又は、ハンドル挿入口11の下縁部からカバー本体部の下縁部に沿う部分F(図1参照)にスライドファスナーを設けて開閉自在とし、ハンドル挿入口11を拡大できるように形成することもできる。
このスライドファスナーを設ける位置は、上記何れか一方又は両方に設けることもできる。
また、このスライドファスナーは、面ファスナーによって実施することも可能である。
また、固定手段の取り付け位置も自由に設計変更可能であり、上記のスライドファスナーを上方に設けた場合には、このスライドファスナーの両側の部位にそれぞれの縛り紐を縫着すればよい。
以上、本発明は、極めて簡易な構成であるが、ハンドルカバーをハンドルバーに取り付け後、そのハンドルカバーがハンドルバーの中央部側に移動することを完全に防止できる極めて大きな効果を発揮する自転車用ハンドルカバーを提供することができたものである。
11 ハンドル挿入口
11a ハンドルグリップ口
11b ブレーキレバー口
12 手挿入口
14 縛り紐(固定手段)
16 ゴム製帯(分離部材)
Claims (3)
- カバー本体部(10)にハンドル挿入口(11)及び手挿入口(12)が設けられ、ハンドル挿入口(11)の近傍には本体部(10)をハンドルに固定するための固定手段が設けられた自転車用ハンドルカバーにおいて、
ハンドル挿入口(11)からハンドルグリップ及びブレーキレバーを挿入することができ、
ハンドル挿入口(11)には、この挿入口(11)を横断するように分離部材(16)を設け、
この分離部材(16)によって2つに分割されたハンドル挿入口(11)の一方(11a)にハンドルグリップを、他方(11b)にブレーキレバーを挿入することにより、分離部材(16)をハンドルグリップとブレーキレバーの内側に配置して装着できることを特徴とする自転車用ハンドルカバー。 - 固定手段が1対の縛り紐からなり、分離部材が伸縮自在のゴム製帯(16)からなることを特徴とする請求項1に記載の自転車用ハンドルカバー。
- ハンドル挿入口(11)の上方縁部からカバー本体部(10)の上方周縁部に沿って及び/又はハンドル挿入口(11)の下方縁部からカバー本体部(10)の下方周縁部に沿ってスライドファスナーを設け、このスライドファスナーを開放することによりハンドル挿入口(11)が大きく開放されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用ハンドルカバー。
Priority Applications (1)
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JP2011258715A JP5781903B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 自転車用ハンドルカバー |
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JP5781903B2 JP5781903B2 (ja) | 2015-09-24 |
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Family Applications (1)
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JP2011258715A Active JP5781903B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 自転車用ハンドルカバー |
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Citations (3)
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JPH02141589U (ja) * | 1989-04-25 | 1990-11-28 | ||
JPH10316070A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-02 | Okubo Tomio | 二輪車用ハンドルカバー |
JP2010285018A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Okubo Seisakusho:Kk | 自転車用ハンドルカバー |
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- 2011-11-28 JP JP2011258715A patent/JP5781903B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JPH10316070A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-02 | Okubo Tomio | 二輪車用ハンドルカバー |
JP2010285018A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Okubo Seisakusho:Kk | 自転車用ハンドルカバー |
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