JP2013109358A - 液晶表示装置及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの伝送が高速でも、信号処理基板の小型化及び薄型化に対応したままでEMIノイズの発生が抑制された液晶表示装置を提供する。
【解決手段】映像信号inに基づいて、データ線駆動回路121 ,122 ,123,124 ,125に、第1の制御信号ct1、データ信号da,db及びクロック信号ca,cbを出力すると共に、走査線駆動回路13に、第2の制御信号ct2を出力するタイミングコントローラ14aを有し、タイミングコントローラ14aは、表示領域A,B毎に異なる周波数の各クロック信号ca,cbをデータ線駆動回路121 ,122 ,123,124 ,125に直接供給する。
【選択図】図5

Description

この発明は、液晶表示装置及び信号処理方法に係り、特に、画像データが高速伝送され、かつ信号処理基板の小型化及び薄型化される場合に適用して好適な液晶表示装置及び信号処理方法に関する。
液晶表示装置では、EMI(Electro Magnetic Interference、電磁妨害)ノイズが発生することがある。その原因として、以下の点が挙げられる。
(1)液晶表示装置の大型化及び高精細化に伴い、表示パネルに伝送される画像データの量が膨大になると共に、画像データの伝送が高速化されるようになっている。
(2)動画改善技術として、リフレッシュレートが60Hz以上の周波数も使用されるようになり、画像データの伝送が高速化されるようになっている。
(3)表示パネルの表示領域以外の小型化及び薄型化が進み、画像データを伝送する信号処理基板も合わせて小型化及び薄型化されるようになっている。
上記画像データの伝送は、高速化が要求されるため、データ信号及びクロック信号を伝送する配線から、高周波成分がEMIノイズとして放射される。また、信号処理基板が小型化及び薄型化され、十分な基準電位配線(グランド)の面積を十分に確保することができず、基準電位配線のノイズが発生し、EMIノイズとして放射される。
このため、画像データの伝送が高速でも、信号処理基板の小型化及び薄型化に対応したままでEMIノイズの発生が抑制される液晶表示装置が要求されている。
この種の関連技術としては、たとえば、特許文献1に記載された表示装置の駆動方法がある。
この駆動方法では、図12(a)に示すように、ソースドライバに入力される内部クロック(Inner CLK )の周波数が、システム装置から入力された入力クロック(Input CLK )の周波数と無効期間において異なるようになっていることにより、ソースドライバが実装されたデータ側基板の基準電位配線に重畳するノイズ(GND noise )のピーク電圧レベルが低減する。
これにより、ノイズ(GND noise )が原因となって液晶表示装置から発振するEMIノイズが低減する。また、タイミングコントローラの出力が2ポートの場合、図12(b)に示すように、各出力の内部クロック(Inner CLK1,Inner CLK2)の位相をずらして同期(同位相)させないようにすることで、基準電位配線へのノイズの影響が減少する。これらの方法より、基準電位配線のノイズのピークが減少し、EMIノイズが減少する。
また、特許文献2に記載された液晶表示装置では、タイミングコントローラの出力がNポートとされ、図13(a)に示すように、入力クロック信号fHzに対し、各出力ポートの内部クロック信号がf/Nに分周されることにより、高周波成分によるEMIノイズが抑制される。
特開2006−267313号公報 特開平10−207434号公報
しかしながら、上記関連技術では、次のような課題があった。
すなわち、特許文献1に記載された表示装置の駆動方法では、図12(a)の場合、無効期間中の基準電位配線へのノイズは減少されるが、内部データ信号の伝送中のノイズは減少しない。また、図12(b)の場合、基準電位配線へのピークのノイズは減少されるが、基準電位配線への周期的な電位変動は残ったままであり、ノイズの影響は減少しないという課題がある。
特許文献2に記載された液晶表示装置では、内部クロック信号がf/Nに分周されるので、図13(b)に示すように、基準電位配線にノイズが発生するという問題点がある。この場合、表示パネルの表示領域の分割を等しくするため、タイミングコントローラの各出力ポートの内部クロック信号の周波数が同一に設定されている。このため、同一の周波数の重なりにより、ノイズのピークが大きくなり、上記の問題点は、改善されない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、画像データの伝送が高速でも、信号処理基板の小型化及び薄型化に対応したままでEMIノイズの発生が抑制される液晶表示装置及び信号処理方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、所定列のデータ線、所定行の走査線、及び前記各データ線と前記各走査線との交差箇所に設けられている画素を有して、表示部が構成されている液晶パネルと、1水平期間毎に与えられる第1の制御信号に基づいて、与えられたデータ信号に基づく画素データを、与えられた周波数のクロック信号に同期して前記各データ線に書き込むデータ線駆動回路と、与えられた第2の制御信号に基づいて、前記各走査線を所定の順序で駆動するための走査線駆動信号を出力する走査線駆動回路と、映像信号に基づいて、前記データ線駆動回路に、前記第1の制御信号、データ信号及びクロック信号を出力すると共に、前記走査線駆動回路に、前記第2の制御信号を出力するタイミングコントローラとを有し、前記液晶パネルの表示部は、列方向に分割された複数の表示領域を備え、前記データ線駆動回路は、前記液晶パネルの前記表示領域毎に、与えられた前記データ信号に基づく画素データを、与えられたクロック信号に同期して該当する表示領域の前記各データ線に書き込む構成とされている液晶表示装置に係り、前記タイミングコントローラは、前記表示領域毎に異なる周波数の各クロック信号を前記データ線駆動回路に直接供給することを特徴としている。
この発明の第2の構成は、所定列のデータ線、所定行の走査線、及び前記各データ線と前記各走査線との交差箇所に設けられている画素を有して、表示部が構成されている液晶パネルと、1水平期間毎に与えられる第1の制御信号に基づいて、与えられたデータ信号に基づく画素データを、与えられた周波数のクロック信号に同期して前記各データ線に書き込むデータ線駆動回路と、与えられた第2の制御信号に基づいて、前記各走査線を所定の順序で駆動するための走査線駆動信号を出力する走査線駆動回路と、映像信号に基づいて、前記データ線駆動回路に、前記第1の制御信号、データ信号及びクロック信号を出力すると共に、前記走査線駆動回路に、前記第2の制御信号を出力するタイミングコントローラとを有し、前記液晶パネルの表示部は、列方向に分割された複数の表示領域を備え、前記データ線駆動回路は、前記液晶パネルの前記表示領域毎に、与えられた前記データ信号に基づく画素データを、与えられたクロック信号に同期して該当する表示領域の前記各データ線に書き込む構成とされている液晶表示装置に用いられる信号処理方法に係り、前記タイミングコントローラは、前記表示領域毎に異なる周波数の各クロック信号を前記データ線駆動回路に直接供給することを特徴としている。
この発明の構成によれば、各表示領域に対応した各クロック信号の位相の重畳する部分が減り、基準電位配線に発生するEMIノイズを抑制することができる。
この発明の基本原理を説明するための液晶表示装置の要部の構成図である。 他の液晶表示装置の要部の構成図である。 各クロック信号と片方のクロック信号の周波数の最適化を説明する図である。 同期部分を出力しない場合の波形を示す図である。 この発明の第1の実施形態である液晶表示装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図1中の信号処理基板14、及び他の信号処理基板の構成例を示す図である。 図5中の液晶パネル11、データ線駆動回路121,122 ,…,125 、走査線駆動回路13及びタイミングコントローラ14aを抽出した図である。 図5の液晶表示装置の動作を説明するタイムチャートである。 内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが同じ場合の基準電位配線のノイズの状態を示す図である。 周波数fa,fbが異なる場合の基準電位配線のノイズの状態を示す図である。 この発明の第2の実施形態である液晶表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載された表示装置の駆動方法を説明する図である。 特許文献2に記載された液晶表示装置の動作を説明する図である。
上記制御手段は、上記クロック信号周波数設定モードのとき、上記各表示領域毎のクロック信号の周波数を、それぞれの位相の一致する周期が上記1水平期間となる値に設定する構成とされている液晶表示装置を提供する。
また、この発明の好適な形態では、上記制御手段は、上記クロック信号周波数設定モードのとき、上記各クロック信号の位相の一致する部分を出力しない構成とされている。また、上記1水平期間は、上記データ信号の有効期間と無効期間とを有し、上記制御手段は、上記各クロック信号の周波数を、それぞれの位相の一致する期間が上記無効期間の範囲内となる値に設定する構成とされている。
また、上記液晶パネルの表示領域が、列方向に2分割されて第1の表示領域、及び該第1の表示領域よりも小さい第2の表示領域として構成されているとき、上記制御手段は、上記第1及び第2の表示領域にそれぞれ対応する第1及び第2のクロック信号のうちの該第2のクロック信号の波長を、上記第1及び第2のクロック信号の位相が1水平期間で一致する値に設定する構成とされている。
また、上記液晶パネルの表示領域が、列方向に2分割されて第1の表示領域、及び該第1の表示領域と等しい大きさの第2の表示領域として構成されているとき、上記制御手段は、上記第1及び第2の表示領域にそれぞれ対応する第1及び第2のクロック信号のうちの該第2のクロック信号の波長を、上記第1のクロック信号の波長の1/2に設定する構成とされている。
ここで、この発明の液晶表示装置の基本原理を説明する。
図1は、この発明の基本原理を説明するための液晶表示装置の要部の構成図、及び、図2が、他の液晶表示装置の要部の構成図である。
図1の液晶表示装置は、液晶パネル11と、データ線駆動回路121 ,122 ,…,126 と、走査線駆動回路13とを有している。この液晶表示装置では、液晶パネル11の表示領域が異なる面積の領域Aと領域Bとに分割されている。また、図2の液晶表示装置では、液晶パネル11の表示領域が等しい面積の領域Aeと領域Beとに分割されている。液晶パネル11の領域A,Aeに対応する内部クロック信号caの周波数をfa、及び領域B,Beの内部クロック信号cbの周波数をfbとすると、内部クロック信号ca,cbの波長は、1/fa,1/fbである。また、領域Aの1水平周期のクロック回数をNA 、及び領域Bの1水平周期のクロック回数をNB とする。これらの各クロック回数は、分割された液晶パネル11の表示領域の大きさ、つまり、駆動する必要のあるデータ線の数に比例する。
この状態から、内部クロック信号ca,cbが1水平期間に1回同期する(すなわち、同位相となる)条件を算出する。領域Aの内部クロック信号caの波長が1/fa、及び領域Bの内部クロック信号cbの波長が1/fbであり、これらの差分Dは、次式(1)で表される。
差分D=1/fb−1/fa ・・・(1)
ただし、fa>fb
となる。この差分Dを1水平期間の内部クロック回数NB で割った値を1/fcとすると、次式(2)で表される。
1/fc=(1/fb−1/fa)/NB ・・・(2)
内部クロック信号ca,cbのうちの波長の大きい(すなわち、周波数の低い)方の波長1/fbから、波長1/fcを差し引いた波長を1/fαとすると、
1/fα=1/fb−1/fc ・・・(3)
となる。この波長1/fαを、内部クロック信号cbに適用する。これにより、図3に示すように、内部クロック信号caと内部クロック信号cbとが同時に立ち上がる場合、1水平期間毎に同期(同位相)することになり、同期する部分が最小となる。また、図4に示すように、内部クロック信号ca及び内部クロック信号cbの同期する部分を非出力とすることにより、ノイズが抑制される。
また、図2の液晶表示装置では、クロック回数NA とクロック回数をNB とが等しいので、波長1/faの1/2を式(2)の右辺の分子とし、1/fcが次式(4)で表される。
1/fc=(1/2fa)/NB ・・・(4)
実施形態1
図5は、この発明の第1の実施形態である液晶表示装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この形態の液晶表示装置は、同図に示すように、液晶パネル11と、データ線駆動回路121 ,122 ,…,125 と、走査線駆動回路13と、信号処理基板14とから構成されている。液晶パネル11は、図示しない所定列のデータ線、所定行の走査線、及び同各データ線と同各走査線との交差箇所に設けられている画素を有し、表示領域が構成されている。特に、この実施形態では、液晶パネル11の表示領域は、列方向に2分割されて領域A,Bとして構成されている。領域Bは、領域Aよりも小さい。
データ線駆動回路121 ,122 ,…,125 は、信号処理基板14から1水平期間毎に与えられるデータ線駆動回路制御信号ct1(第1の制御信号)に基づいて、液晶パネル11の領域A,B毎に、該当する内部データ信号da,dbに基づく画素データを、各領域A,B毎の内部クロック信号ca,cbに同期して該当する領域A,Bの各データ線に書き込む。上記データ線駆動回路制御信号ct1には、表示領域の1ライン分の画素データの伝送をスタートさせる水平(H)側スタートパルスが含まれている。走査線駆動回路13は、信号処理基板14から与えられた走査線駆動回路制御信号ct2(第2の制御信号)に基づいて、上記各走査線を所定の順序で駆動するための走査線駆動信号を出力する。
信号処理基板14は、タイミングコントローラ14aを有し、同タイミングコントローラ14aが、映像信号を構成する入力データ信号in及び入力クロック信号ckに基づいて、データ線駆動回路121 ,122 ,…,125 に、データ線駆動回路制御信号ct1、内部データ信号da,db及び内部クロック信号ca,cbを出力すると共に、走査線駆動回路13に、走査線駆動回路制御信号ct2を出力する。特に、この実施形態では、タイミングコントローラ14aは、クロック信号周波数設定モードを有し、同モードでは、内部クロック信号ca,cbの周波数を、それぞれ異なる値に設定して、領域A,B毎のデータ線駆動回路121 ,122 ,123 及びデータ線駆動回路124 ,125 に供給する。また、タイミングコントローラ14aは、クロック信号周波数設定モードのとき、各領域A,B毎の内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbを、それぞれの位相の一致する周期が1水平期間となる値に設定する。
また、タイミングコントローラ14aは、クロック信号周波数設定モードのとき、内部クロック信号ca,cbの位相の一致する部分を出力しない。上記1水平期間は、内部データ信号da,dbの有効期間(valid 、データ伝送期間)と無効期間(invalid 、ブランク期間)とを有し、タイミングコントローラ14aは、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbを、それぞれの位相の一致する期間が上記無効期間の範囲内(すなわち、無効期間のデータ数以下)となる値に設定する。特に、この実施形態では、タイミングコントローラ14aは、上記領域A,Bにそれぞれ対応する内部クロック信号ca,cbのうちの内部クロック信号cbの波長を、同内部クロック信号ca,cbの位相が1水平期間で一致する値に設定する。
図6は、図1中の信号処理基板14、及び他の信号処理基板の構成例を示す図である。
この信号処理基板14は、同図6(a)に示すように、タイミングコントローラ14aを有し、同タイミングコントローラ14aは、データ制御信号生成部14bと、内部データ信号内部クロック信号周波数変換部(以下、「周波数変換部」という)14cとから構成されている。データ制御信号生成部14bは、入力データ信号in及び入力クロック信号ckに基づいて、周波数変換部14cを制御すると共に、データ線駆動回路制御信号ct1及び走査線駆動回路制御信号ct2を生成する。周波数変換部14cは、内部データ信号da、内部クロック信号ca、内部データ信号db及び内部クロック信号cbを出力する。また、信号処理基板14に代えて、図6(b)に示すように、信号処理基板14Aを設けても良い。信号処理基板14Aは、タイミングコントローラ14dと、周波数変換部14cとから構成されている。タイミングコントローラ14dは、データ制御信号生成部14bを有している。周波数変換部14cは、タイミングコントローラ14dの外部に設けられている。
図7は、図5中の液晶パネル11、データ線駆動回路121 ,122 ,…,125 、走査線駆動回路13及びタイミングコントローラ14aを抽出した図である。
データ線駆動回路121 ,122 ,…,125 は、同図7に示すように、1つのブロックで模式的に表示されている。液晶パネル11は、データ線Xi (i=1,2,…,m、たとえば、m=1600)と、走査線Yj (j=1,2,…,n、たとえば、n=1200)と、画素SPi,j と、共通電極線COMとから構成されている。データ線Xi は、該当する画素データDi に応じた電圧が印加される。走査線Yj は、設定された順序で走査線駆動信号Gj が印加される。画素SPi,j は、データ線Xi と走査線Yj との交差箇所に設けられ、TFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)Qと、ストレージ容量Cstと、液晶容量Clcと、共通電極線COMとから構成されている。ストレージ容量Cstは、印加された画素データDi に応じた電圧を保持する。液晶容量Clcは、画素データDi に対応した階調の画素を表示する液晶容量を模式的に表したものである。共通電極線COMには、コモン電圧が印加される。
図8は、図5の液晶表示装置の動作を説明するタイムチャート、図9は、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが同じ場合の基準電位配線のノイズの状態を示す図、及び図10が、周波数fa,fbが異なる場合の基準電位配線のノイズの状態を示す図である。
これらの図を参照して、この形態の液晶表示装置に用いられる信号処理方法の処理内容について説明する。
この液晶表示装置では、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、それぞれ異なる値に設定され、同内部クロック信号caがデータ線駆動回路121 ,122 ,123 に供給されると共に、同内部クロック信号cbがデータ線駆動回路124 ,125 に供給される(クロック信号周波数設定処理)。このクロック信号周波数設定処理では、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、同内部クロック信号ca,cbの位相の一致する周期が1水平期間となる値に設定される。また、このクロック信号周波数設定処理では、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号ca,cbの位相の一致する部分が出力されない。また、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、それぞれの位相の一致する期間が1水平期間中の無効期間の範囲内となる値に設定される。この場合、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号cbの波長が、内部クロック信号ca,cbの位相が1水平期間で一致する値に設定される。
すなわち、タイミングコントローラ14aにより、図8に示すように、データ伝送期間Tdとブランク期間Tbとからなる1水平期間毎にH側スタートパルスhsが発生し、内部クロック信号ca,cb、及び内部データ信号da,dbの伝送がスタートする。この場合、内部クロック信号cbに対しては、式(3)に対応した内部クロック信号の周波数fαが設定される。また、内部データ信号da,dbは、データ伝送期間Tdで有効(valid )となる一方、ブランク期間Tbで無効(invalid )となる。内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが同じ場合、図9に示すように、同クロック信号ca,cbの立上がりと立下がりとが同期(同位相)した状態となり、図示しない基準電位配線(グラウンド配線)に発生するノイズが大きくなる。一方、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが異なる場合、図10に示すように、同クロック信号ca,cbの立上がりと立下がりとがデータ伝送期間Td内で同期(同位相)しない状態となり、基準電位配線に発生するノイズが小さくなる。
以上のように、この第1の実施形態では、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、それぞれ異なる値に設定され、同内部クロック信号caがデータ線駆動回路121 ,122 ,123 に供給されると共に、同内部クロック信号cbがデータ線駆動回路124 ,125 に供給されるので、互いの波形で位相が重畳する部分が減り、基準電位配線に発生するノイズが減少する。また、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、同内部クロック信号ca,cbの位相の一致する周期が1水平期間となる値に設定され、内部クロック信号ca,cbの位相の一致する部分が出力されないので、基準電位配線に大きな電位変動が発生することが防止される。また、タイミングコントローラ14aにより、内部クロック信号ca,cbの周波数fa,fbが、それぞれの位相の一致する期間が1水平期間中の無効期間の範囲内となる値に設定されるようにすることで、同タイミングコントローラ14aによるデータ出力制御を簡素化することも可能となる。
実施形態2
図11は、この発明の第2の実施形態である液晶表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
この形態の液晶表示装置では、同図11に示すように、液晶パネル11の表示領域は、列方向に2分割されて領域Ae及び同領域Aeと等しい大きさの領域Beとして構成されている。そして、領域Ae,Beに、データ線駆動回路121 ,122 ,123 及びデータ線駆動回路124 ,125 ,126 が対応付けられている。また、図5中の信号処理基板14に代えて、異なる機能を有する信号処理基板14Bが設けられている。信号処理基板14Bは、タイミングコントローラ14eを有している。同タイミングコントローラ14eの機能では、領域Ae,Beにそれぞれ対応する内部クロック信号ca,cbのうちの同内部クロック信号cbの波長を、内部クロック信号caの波長の1/2に設定する点がタイミングコントローラ14aと異なっている。
この液晶表示装置では、タイミングコントローラ14eにより、内部クロック信号cbの波長に対して式(4)が適用され、同内部クロック信号cbの波長が内部クロック信号caの波長の1/2に設定され、第1の実施形態と同様の利点がある。
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記第1の実施形態では、液晶パネル11の表示領域が2分割されているが、2つの領域に限定されず、複数の領域であれば良い。
この発明は、液晶表示装置全般に適用でき、特に、大型化及び高精細化に伴い、液晶パネルに伝送される画像データの量が膨大になると共に、画像データの伝送が高速化されている場合に有効である。
11 液晶パネル
121 ,122 ,…,125 ,126 データ線駆動回路
13 走査線駆動回路
14,14A,14B 信号処理基板(制御手段)
14a,14d タイミングコントローラ(制御手段の一部)
14b データ制御信号生成部(制御手段の一部)
14c 周波数変換部(制御手段の一部)
A,B,Ae,Be 領域(表示領域)

Claims (6)

  1. 所定列のデータ線、所定行の走査線、及び前記各データ線と前記各走査線との交差箇所に設けられている画素を有して、表示部が構成されている液晶パネルと、
    1水平期間毎に与えられる第1の制御信号に基づいて、与えられたデータ信号に基づく画素データを、与えられた周波数のクロック信号に同期して前記各データ線に書き込むデータ線駆動回路と、
    与えられた第2の制御信号に基づいて、前記各走査線を所定の順序で駆動するための走査線駆動信号を出力する走査線駆動回路と、
    映像信号に基づいて、前記データ線駆動回路に、前記第1の制御信号、データ信号及びクロック信号を出力すると共に、前記走査線駆動回路に、前記第2の制御信号を出力するタイミングコントローラとを有し、
    前記液晶パネルの表示部は、
    列方向に分割された複数の表示領域を備え、
    前記データ線駆動回路は、
    前記液晶パネルの前記表示領域毎に、与えられた前記データ信号に基づく画素データを、与えられたクロック信号に同期して該当する表示領域の前記各データ線に書き込む構成とされている液晶表示装置であって、
    前記タイミングコントローラは、
    前記表示領域毎に異なる周波数の各クロック信号を前記データ線駆動回路に直接供給することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記タイミングコントローラは、
    前記表示領域毎に与えられる各クロック信号の周波数を、それぞれの位相の一致する周期が前記1水平期間となる値に設定して、前記表示領域毎に異なる周波数の各クロック信号を前記データ線駆動回路に直接供給することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記1水平期間は、
    前記データ信号の有効期間と無効期間とを有し、
    前記タイミングコントローラは、
    前記各クロック信号の周波数を、それぞれの位相の一致する期間が前記無効期間の範囲内となる値に設定する構成とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 前記タイミングコントローラは、
    前記無効期間の範囲内に生じる、前記各クロック信号の位相の一致する部分については前記データ線駆動回路に出力しない構成とされていることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 前記液晶パネルの表示部が、列方向に2分割されて第1の表示領域、及び該第1の表示領域よりも小さい第2の表示領域として構成されているとき、
    前記タイミングコントローラは、
    前記第1及び第2の表示領域にそれぞれ対応する第1及び第2のクロック信号のうちの該第2のクロック信号の波長を、前記第1及び第2のクロック信号の位相が1水平期間で一致する値に設定する構成とされていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の液晶表示装置。
  6. 所定列のデータ線、所定行の走査線、及び前記各データ線と前記各走査線との交差箇所に設けられている画素を有して、表示部が構成されている液晶パネルと、
    1水平期間毎に与えられる第1の制御信号に基づいて、与えられたデータ信号に基づく画素データを、与えられた周波数のクロック信号に同期して前記各データ線に書き込むデータ線駆動回路と、
    与えられた第2の制御信号に基づいて、前記各走査線を所定の順序で駆動するための走査線駆動信号を出力する走査線駆動回路と、
    映像信号に基づいて、前記データ線駆動回路に、前記第1の制御信号、データ信号及びクロック信号を出力すると共に、前記走査線駆動回路に、前記第2の制御信号を出力するタイミングコントローラとを有し、
    前記液晶パネルの表示部は、
    列方向に分割された複数の表示領域を備え、
    前記データ線駆動回路は、
    前記液晶パネルの前記表示領域毎に、与えられた前記データ信号に基づく画素データを、与えられたクロック信号に同期して該当する表示領域の前記各データ線に書き込む構成とされている液晶表示装置に用いられる信号処理方法であって、
    前記タイミングコントローラは、
    前記表示領域毎に異なる周波数の各クロック信号を前記データ線駆動回路に直接供給することを特徴とする信号処理方法。
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