JP2013108675A - 冷凍サイクル装置の室外機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室外熱交換器21と、室外熱交換器21の下流側に設けられ、室外熱交換器21に外気を供給するファン24を回転させる3相の電動機27と、電動機27を制御する制御回路77とを有し、制御回路77は、室外熱交換器21の除霜運転時に、電動機27が回転しないように3相のうちの2相に通電させ、所定時間間隔で通電する2相を切り替える。
【選択図】図5
Description
特許文献1に記載の技術は、テーパー部がモールド樹脂部の端面に向かって傾斜しているため、モールド樹脂部内で生成した結露水は、モールド樹脂部の外へ排水されることが促される。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置100の概要構成図の一例である。図2は、図1に示す空気調和装置100の室外機62の点線A−Aにおける断面図である。図3は、図2に示す室外機62の電動機27の縦断面図である。図4は、図3に示す基板5に設けられたインバータ回路の回路構成の一例である。
空気調和装置100は、電動機27に結露が生じることを抑制するための結露抑制制御を実施する機能を有している。
空気調和装置100は、室内機61と室外機62とを有し、これらが冷媒配管63で接続されて構成されている。
室内機61は、図示を省略したが、冷房運転時に蒸発器として機能し、暖房運転時に凝縮器として機能する室内熱交換器を有している。
室外機62は、冷房運転時に凝縮器(放熱器)として機能し、暖房運転時に蒸発器として機能する室外熱交換器21、排水される水の凍結を防止するヒータ23、室外熱交換器21に外気を供給する送風機29、及び電動機27を保持する電動機サポート22を有している。なお、図示を省略したが、室外機62は、冷媒を圧縮して搬送する圧縮機、流路を切り替える四方弁、及び冷媒を減圧させる膨張弁などを有している。
電動機サポート22は、送風機29を支持するものである。この電動機サポート22は、室外熱交換器21の下流側に設けられている。
プロペラファン24は、後述のシャフト7を介して接続されており、シャフト7の回転に伴って回転し、室外熱交換器21に室外空気を供給可能とするものである。なお、実施の形態1では、ファンがプロペラファン24であるものとして説明しているが、それに限定されるものではない。
ブラケット6は、電動機27のうちの吹出口26B側の外郭を構成するものである。このブラケット6の形状は、特に限定されるものではないが、たとえばシャフト7が配置可能なように中心部に開口が形成された略円板形状などとするとよい。
取付足13は、電動機27を電動機サポート22に固定させるものである。この取付足13は、電動機27の外側面に設けられている。取付足13と電動機サポート22との固定方法は特に限定されるものではない。
ロータ12(回転子)は、たとえば永久磁石などを有し、巻線2に供給される電流によって発生した磁界によって回転するものである。ロータ12は、中央部にシャフト7が貫通して固定されており、ロータ12の回転に伴ってシャフト7を回転させることが可能なものである。
巻線2は、基板5に接続され、たとえば銅線などを巻回して構成されるものである。この巻線2は、固定子鉄心1のスロットに設けられる。巻線2に供給される電流は、基板5に設けられたインバータ回路によって制御される。電動機27は3相であるため、巻線2は、U相に対応する巻線2a、V相に対応する巻線2b、及びW相に対応する巻線2cから構成される(図5参照)。
絶縁部8は、巻線2と固定子鉄心1とを絶縁させるものである。なお、絶縁部8の形状は、特に限定されるものではない。
制御回路77は、暖房運転などの通常運転時において、位置検出素子11の検出結果に基づいて巻線2に供給する電流を制御するものである。具体的には、制御回路77は、PWM制御を実施して、U相とV相、V相とW相、及びW相とU相への通電を切り替えてロータ12を回転させ、これにより、プロペラファン24を回転させるものである。U相よりV相は120度位相が遅れており、V相よりW相は120度位相が遅れている。また、制御回路77は、プロペラファン24を回転させるPWM制御の他に、ロータ12が回転しないように、巻線2に電流を供給する結露抑制制御を実施するものである。この結露抑制制御については、図5にて詳しく説明する。なお、制御回路77は、たとえばマイコンなどで構成するとよい。また、制御回路77は、位置検出素子11及び駆動回路71のスイッチング素子71a〜71fに接続されている。
スイッチング素子71a〜71fは、定電圧部73と巻線2a〜2cとの接続を切り替えるものである。スイッチング素子71a〜71fは、スイッチング素子71a、71dが直列に接続されたものと、スイッチング素子71b、71eが直列に接続されたものと、スイッチング素子71c、71fが直列に接続されたものとを並列に接続して構成されている。なお、このスイッチング素子71a〜71fは、たとえばIGBTなどで構成するとよい。
定電圧部73は、商用電源(図示省略)から供給される電圧(電流)を定電圧に変換し、当該電圧をスイッチング素子71a〜71fを介して巻線2に供給するためのものである。定電圧部73は、たとえばダイオードブリッジ及び平滑コンデンサなどにより構成するとよい。
サーミスタ30は、電動機27の温度を検知するものである。このサーミスタ30が設けられる位置は、電動機27内でもよいし、外郭でもよい。サーミスタ30は、制御回路77に接続されている。これにより、制御回路77は、サーミスタ30の検出結果に基づいて、巻線2に供給する電流値を設定することができるようになっている。
空気調和装置100は、暖房運転時において室外熱交換器21を蒸発器として機能させるため、室外熱交換器21に霜や結露が生じることがある。そこで、空気調和装置100は、送風機29を停止して室外熱交換器21への外気(冷気)の供給を停止し、四方弁を切り替えて、室内熱交換器を蒸発器として機能させ、室外熱交換器21を凝縮器として機能させる除霜運転を可能としている。なお、送風機29を停止するのは、除霜運転により溶けた霜などが再び凍結してしまわないようにするためである。この除霜運転により、室外熱交換器21は加熱され、室外熱交換器21に付着した霜や結露は蒸発する。
図5は、結露抑制制御時における定電圧部73から巻線2a〜2cに供給される電流について説明する図である。
図5に示すように、電動機27の巻線2は、U相に対応する巻線2a、V相に対応する巻線2b、及びW相に対応する巻線2cから構成されている。そして、次に説明するように、制御回路77は、スイッチング素子71a〜71fのオンオフを切り替えて、U相とV相、V相とW相、及びW相とU相の通電を切り替える。
(2)V相とW相を通電する場合には、制御回路77は、スイッチング素子71b、71fをオンにして、スイッチング素子71a、71c〜71eをオフとする。
(3)W相とU相を通電する場合には、制御回路77は、スイッチング素子71c、71dをオンにして、スイッチング素子71a、71b、71e、71fをオフとする。
また、(1)〜(3)の所定時間は、特に限定されるものではないが、通電時間と温度上昇の関係より結露に対し最適な設定にするとよく、たとえば、それぞれを20秒程度に設定するとするよい。インターバルの時間についても、特に限定されるものではないが、たとえば1秒程度に設定するとよい。
(ステップS1)
制御回路77は、除霜運転を開始する。
制御回路77は、スイッチング素子71a〜71fを制御して、ロータ12の回転を停止させる。
制御回路77は、四方弁を切り替えて、室外熱交換器21を凝縮器として機能させる。
制御回路77は、ヒータ23に通電するように制御する。
ステップS3及びステップS4により、室外熱交換器21などに付着した霜や結露などが蒸発して蒸気となり、その蒸気が室外機62内に充満する。
制御回路77は、ステップS3〜ステップS5と平行して結露抑制制御を実施し、ロータ12が回転しないように、巻線2に通電する。なお、巻線2に供給する電流値を調整することで温度調整が可能である。そこで、制御回路77は、サーミスタ30の検出温度が露点温度以上となるように、巻線2に供給する電流値を設定する。なお、サーミスタ30の検出温度は、電動機27の外郭及び固定子部の温度に対応している。これにより、電動機27に結露が付着してしまうことをより確実に抑制することができる。
ステップS5のように室外機62内に蒸気が充満しているが、ステップS6における巻線2の通電による熱により、電動機27が加温されるため、電動機27の結露の発生が抑制されている。
制御回路77は、除霜運転を停止する。すなわち、制御回路77は、四方弁を切り替え、送風機29を駆動する。
このようにロータ12が逆回転すると、吹出口26Bから外気が取り込まれ、室外熱交換器21を介して吸込口26Aから吹き出される。これにより、室外機62に滞留している湿度の高い空気を放出させることができる。さらに、電動機27側から室外熱交換器21側に向かって蒸気が流れることになるため、電動機27が蒸気にさらされてしまうことが抑制される。したがって、ロータ12を逆回転させることによっても、電動機27が結露や凍結してしまうことを、抑制することができる。
本実施の形態1に係る空気調和装置100は、室外熱交換器の除霜運転時に、ロータ12が回転しないように3相のうちの2相に通電させて、巻線2を発熱体(ヒータ)として機能させることができる。これにより、除霜運転時に発生する蒸気によって電動機27が結露してしまうことを抑制することができる。なお、ロータ12を回転させないため、除霜運転により溶けた霜などが再び凍結してしまうことが抑制されている。また、電動機27の結露自体を抑制するので、凍結の元となる水が電動機27に付着しないため、凍結も抑制することができる。
また、本実施の形態1に係る空気調和装置100は、所定時間間隔で通電する2相を切り替えるため、電動機27をムラ無く加熱することができるとともに、巻線2への負荷を分散することができる。
さらに、本実施の形態1に係る空気調和装置100は、サーミスタ30の検出温度が露点温度以上となるように巻線2に供給する電流値を設定するため、電動機27に結露が付着してしまうことをより確実に抑制することができる。
このように、空気調和装置100は、結露及び凍結を抑制することができるため、電動機27の各種電子機器の劣化抑制や不具合を抑制することができる。すなわち、空気調和装置100は、信頼性向上(品質向上)、及び長寿命化を図ることができる。また、空気調和装置100は、電動機27の加熱にあたり別途ヒータを設けるなどといった必要もないためその分、コストアップを抑制することができる。
実施の形態1では、空気調和装置100が凍結抑制制御を実施する例を説明したが、実施の形態2のように、給湯器200にこの凍結抑制制御を適用してもよい。また、本実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号とし、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。図7は、実施の形態2に係る給湯器の概要構成図の一例である。
なお、貯水槽52は、プレート式熱交換器で冷媒から温熱を得て加温された水(温水)を蓄えることが可能となっており、風呂57に温水を供給することが可能となっている。
Claims (4)
- 室外熱交換器と、
前記室外熱交換器の下流側に設けられ、前記室外熱交換器に外気を供給するファンを回転させる3相の電動機と、
前記電動機を制御する制御回路とを有し、
前記制御回路は、前記室外熱交換器の除霜運転時に、
前記電動機が回転しないように3相のうちの2相に通電させ、所定時間間隔で通電する2相を切り替える
ことを特徴とする冷凍サイクル装置の室外機。 - 前記制御回路は、
前記電動機の温度が露点温度以上となるように、前記電動機の通電を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置の室外機。 - 室外熱交換器と、
前記室外熱交換器の下流側に設けられ、前記室外熱交換器に外気を供給するファンを回転させる3相の電動機と、
前記電動機を制御する制御回路とを有し、
前記制御回路は、前記室外熱交換器の除霜運転時に、
前記電動機を逆回転させて、前記電動機側から前記室外熱交換器側に向かって空気を流す
ことを特徴とする冷凍サイクル装置の室外機。 - 前記冷凍サイクル装置が、
空気調和装置、又は給湯器である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
Priority Applications (1)
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JP2011254042A JP2013108675A (ja) | 2011-11-21 | 2011-11-21 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
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2011
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