JP2013106630A - 肘掛け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単で、且つ組込み作業性を改善した肘掛けの昇降装置を提供する
【解決手段】肘当て部材4を上端に備えた昇降体3が肘支柱2に対して上下動自在に装着され、昇降体3の内径部に配置されたストッパアーム13の上端部には被支持部14が形成され、ストッパアームの上下中途部には回動中心となる膨出部16が形成され、昇降体の上部には、被支持部14を昇降体の昇降方向と交叉する横方向にのみスライド可能に吊支するための吊支部18を有する吊支体17が設けられ、昇降体の内径部には、膨出部16を中心にしてストッパアーム13を回動するための回動支持部20が形成され、操作部材21により被支持部14が横方向に押圧されるときバネ体19の付勢力に抗してストッパアーム13が回動すると、ストッパアームの下部の係合爪部15と肘支柱の係合凹部11との係合が解除されて昇降体が昇降可能となる構成。
【選択図】図5

Description

本発明は、肘当て部材を高さ調節できる肘掛け装置に関するものである。
肘当て部材を高さ調節できる肘掛け装置は、一般に、肘支柱に昇降ケース(昇降体)を上下動自在に嵌め込み、昇降体に肘当てを取付けた基本構成になっている。昇降体または肘当ての下面部に操作手段としてのレバーやプッシュボタンが設けられ、レバーやプッシュボタンに指先を当てて押圧等すると、昇降体は昇降自在なフリー状態となり、レバーやプッシュボタンから指先を離すと昇降体は昇降不能なロック状態に保持される。
特許文献1では、肘支柱は上面に開口して昇降体(スライド部材)の突出方向に沿って延びる嵌合穴と、この嵌合穴の内面に着脱可能に固定されたスペーサ部材とを具備する。スペーサ部材は前半割体と後半割体とからなる。昇降体は断面正方形の筒状でその下端が開放され、同じく下端が開放された筒状のカバー体の内径部に設けられている。昇降体を嵌合穴に挿入するとき、スライド部材の前面が前半割体の後向き内面に、昇降体の後面が後半割体の前向き内面に、それぞれ面接触するように設定されている。昇降体の高さ位置保持手段としての縦長の伝達アーム(ストッパアーム)はスライド部材の内径部に挿入され、伝達アームの上下中途部は昇降体に貫通支持されたピンを介して昇降体に回動自在に装着されている。
伝達アームの下端に設けられた爪部は、後半割体の前向き内面に設けられ、且つ前記突出方向に沿って間欠的に複数設けられた貫通孔状の凹部に選択的に嵌まり得る。ばね等の弾性体によって爪部が凹部に嵌まる方向に伝達アームが付勢されている。肘支柱に外嵌するカバー体の前面上端に設けられた操作ボタンの後端はスライド部材に穿設された挿入孔を貫通して昇降体の内径部に臨み、操作ボタンの押し込みによって伝達アームの上部側面が押圧され、前記弾性体付勢力に抗してピンを中心に回動し、爪部が凹部から外れるように構成されている。
そして、肘支柱に対する昇降体の昇降方向の抜け止め手段は、前記ピンの両端を昇降体の外周面から適宜寸法だけ突出させ、この突出部分がスペーサ部材の対向する内面に凹み形成された昇降方向に長い切欠き部(凹溝)に嵌まり、突出部分が凹溝の上端に当たるとそれ以上の昇降体の上方への突出が規制され、突出部分が凹溝の下端に当たるとそれ以上の昇降体の下方へ挿入するのを規制している。
特許第3745570号公報(図2〜図5参照)
しかしながら、特許文献1の構成では、縦長の伝達アームの上下中途部が中空筒状の昇降体に貫通支持されたピンを介して昇降体の内径部に回動自在に装着されており、且つ伝達アームの縦方向の長さが昇降体の縦方向の長さよりも短いため、伝達アームの上下中途部の位置をピンの取付け部と合致するように位置決めする作業が困難であり、しかも、このピンを利用して昇降体の昇降方向の抜け止め手段を構成しているから、ピンの長さ及び昇降体の外面からの突出量を所定のものに設定する作業も困難であるなど、装置の組込み作業性が悪いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、構成が簡単で、且つ組込み作業性を改善した肘掛けの昇降装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、肘当て部材を上端に備えた昇降体が肘支柱に対して上下動自在に装着され、前記昇降体に配置されたストッパアームを操作することにより、前記昇降体を肘支柱に対して複数の位置に段階的に保持する肘掛け装置であって、前記ストッパアームの上端部には被支持部が形成され、前記ストッパアームの上下中途部には回動中心となる膨出部が形成され、前記肘当て部材より下方の前記昇降体には、前記被支持部を前記昇降体の昇降方向と交叉する横方向にのみスライド可能に吊支するための吊支部が設けられ、前記昇降体には、前記膨出部を中心にして前記ストッパアームを回動するための回動支持部が形成され、操作部材により前記被支持部が前記横方向に押圧されるとき前記ストッパアームが回動すると、前記ストッパアームの下部と前記肘支柱との係合部が解除されて昇降体が昇降可能となるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の肘掛け装置において、前記ストッパアームは前記昇降体の内径部に配置され、前記係合部は、前記ストッパアームの下部に形成された係合爪部と前記肘支柱に設けられて昇降体の昇降方向に沿って適宜間隔にて形成されている複数の係合凹部とが備えられ、前記操作部材には前記ストッパアームの前記被支持部を押圧する押圧部が備えられているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の肘掛け装置において、前記膨出部の外周面は円弧状に形成され、前記ストッパアームを回動するための回動支持部は、前記膨出部の外周面のうち前記吊支部に近い側のみまたは遠い側のみのいずれか一方を摺動自在に支持するように形成されているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の肘掛け装置において、前記ストッパアームまたは前記昇降体には、前記係合爪部を前記係合凹部に係合する姿勢に付勢する付勢手段が備えられているものである。
請求項1に記載の発明によれば、昇降体に設けられたストッパアームの上端部には被支持部が形成され、前記ストッパアームの上下中途部には回動中心となる膨出部が形成され、肘当て部材より下方の前記昇降体には、前記被支持部を前記昇降体の昇降方向と交叉する横方向にのみスライド可能に吊支するための吊支部が設けられ、前記昇降体には、前記膨出部を中心にして前記ストッパアームを回動するための回動支持部が形成され、前記操作部材により前記被支持部が前記横方向に押圧されるとき前記ストッパアームが回動すると、前記ストッパアームの下部と前記肘支柱との係合部が解除されて昇降体が昇降可能となるものであるから、吊支体の吊支部によってストッパアームを脱落不能に昇降体に装着することができる。また、昇降体に形成された回動支持部によりストッパアームの回動位置が決まる。従って、肘掛けの昇降装置の構成も簡単となると共にストッパアームの昇降体に対する組み付け作業が単純化されるという顕著な効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、ストッパアームは昇降体の内径部に配置され、係合部は、ストッパアームの下部に形成された係合爪部と肘支柱に設けられて昇降体の昇降方向に沿って適宜間隔にて形成されている複数の係合凹部とが備えられ、操作部材にはストッパアームの被支持部を押圧する押圧部が備えられているものであるから、昇降体に対してストッパアームを装着するだけで肘支柱に設けられた係合凹部にストッパアームの係合爪部の配置高さが決定できる。
請求項3に記載の発明によれば、膨出部の外周面は円弧状に形成され、前記ストッパアームを回動するための回動支持部は、前記膨出部の外周面のうち前記吊支部に近い側のみまたは遠い側のみのいずれか一方を摺動自在に支持するように形成されているものであるから、吊支部に近い側のみに回動支持部がある場合は、ストッパアームを昇降体の下方から挿入すれば良く、吊支部から遠い側のみに回動支持部がある場合は、ストッパアームを昇降体の上方から挿入すれば良く、ストッパアームの回動支点の高さ位置が簡単に決定でき、且つ組み付け作業性が容易である。
請求項4に記載の発明によれば、前記ストッパアームまたは前記昇降体には、前記係合爪部を前記係合凹部に係合する姿勢に付勢する付勢手段が備えられているものであるから、付勢手段の組み付けも容易となる。
肘掛け装置の側面図である。 肘掛け装置の正面図である。 肘当て部材の上部部材を除いた肘掛け装置の平面図である。 肘掛け装置の部品分解図である。 図2のV−V線矢視断面図である。 図5のVI−VI線矢視断面図である。 スペーサ部材の一対の半割り体を示す斜視図である。 ストッパアームと昇降体と操作部材の分解斜視図である。 吊支体とストッパアームの斜視図である。 吊支体に装着されたストッパアームと操作部材の斜視図である。 吊支体に装着されたストッパアームと操作部材の側面図である。 操作部材の内側を見る斜視図である。 吊支体の上部側に装着される部材の斜視図である。
[昇降体の昇降装置の構成]
次に、図面を参照しながら本発明の肘掛け装置の構成について説明する。図1〜図4に示すように、肘掛け装置1は椅子の座体や座受け体(不図示)の左右両側に基端部が取付けられる肘支柱2とこの肘支柱2に対して上下動自在に装着される昇降体3とを備えている。昇降体3の上端部には、後述するように、肘当て部材4が横方向(昇降体3の昇降方向と交叉(直交)する方向)に回動して向きを調節保持可能とするように取付けられている。なお、肘当て部材4は肘当て基部材4aとその上面を覆うように嵌合しているパッド部材4bとからなる。以下、左右とは椅子の座体に座る人から見て左右方向を言い、前後(前後方向)とは前記左右方向に対し直交する方向を言い、前(前方向)とは座体に座る人の前側を言う。
肘支柱2の基端部2aが横方向に延びる。基端部2aから上方に略直線的に延びる支柱部2bは、ほぼ円筒状の昇降体3が上下動自在に装着される円筒状に形成されている。
支柱部2bの内径には、上下に貫通する嵌合孔5が形成されており、この嵌合孔5にスペーサ部材6が挿入固定され、そのスペーサ部材6の内径部に昇降体3が上下動自在に挿入される。実施例では、スペーサ部材6は嵌合孔5の中心軸線に沿って2分割された一対の半円筒状の半割体6a、6aからなり、両半割体6a、6aを同一形状にすることにより、スペーサ部材6用の金型を1種類のみとしてコストダウンを図ると共に、椅子の左右両側に配置する肘掛け装置に対して組み付け作業の単純化及びスペーサ部材6の誤った取付が発生しないようにしている。
図7に示すように、半割体6aの上端部には支柱部2bの上端から下方に落ちないようにする半円環状の鍔部7が形成されている。双方の鍔部7の半割端面の一方に突起8aを、半割端面の他方に係合凹所8bをそれぞれ形成する(図7では、一方の半割体6aについてのみ示されている)ことにより、一対の半割体6a、6aを合わせると、一方の半割体6aにおける突起8aと他方の半割体6aにおける係合凹所8bとが嵌合して位置ずれしない構造になっている。
図7に示すように、各半割体6aの外周面下部には、支柱部2bの内径(嵌合孔5)の下端に設けられた段付き部9に弾性的に係合する弾性係合爪10が複数設けられている。さらに、各半割体6aにはその長手方向(上下方向)に沿って係合凹部11が適宜の所定間隔にて形成されている。実施例では、各係合凹部11は各半割体6aの半円筒の壁板を貫通している。また、各半割体6aの半円筒の壁板にはその内径側に弾性突出舌12を半割体6aの上下方向に複数個所設けることで、スペーサ部材6の内径部に嵌まって上下動するときの昇降体3のガタつきを防止している。
なお、昇降体3の円筒部の外周一側面に、図8に示すように、縦長ガイド溝34aを円筒部の上半部にのみ設ける。他方、この縦長ガイド溝34aと対応する半割体6aの内面上端には縦長ガイド溝34aに嵌まるストッパ突起34bを形成する(図7参照)。これにより、昇降体3の上昇上限位置で、縦長ガイド溝34aがストッパ突起34bに衝突して、それ以上の昇降体3の上昇、ひいては支柱部2bから昇降体3が抜け出すのを阻止することができる。装着順序としては、この昇降体3にスペーサ部材6を外嵌した後にこれらを一体的に支柱部2bの嵌合孔5の上端から挿入する。
昇降体3の内径部に配置されるストッパアーム13は、本体13aが上下長手の棒状体であって、その上端部に被支持部14が形成され、ストッパアーム13の下部に係合爪部15が形成されている。係合爪部15がスペーサ部材6における昇降体3の昇降方向に沿って適宜間隔にて形成されている複数の係合凹部11のうち一つに選択的に係合する。係合爪部15と係合凹部11とが請求項に記載の係合部に相当する。ストッパアーム13の本体13aの上下中途部には回動中心となる膨出部16が形成されている。
肘当て部材4より下方の昇降体3には、上記被支持部14を昇降体3の昇降方向と交叉する横方向にのみスライド可能に吊支するための吊支部18が設けられた吊支体17が固定されている(図5、図6、図8〜図11参照)。また、昇降体3には、膨出部16を中心にしてストッパアーム13を回動するための回動支持部20が形成されている。さらに、吊支体17に隣接してストッパアーム13の被支持部14を操作するための操作部材21が設けられている。
以下に、各部材の詳細な構造について説明する。実施例では、膨出部16は円盤の一部をなすようにストッパアーム13の本体13aと一体的に形成されている。被支持部14及び係合爪部15も同様にストッパアーム13の本体13aと一体的に形成されている。さらに、ストッパアーム13の上下中途部には、係合爪部15の突出する側と反対の側面に、下向きに延びる付勢手段としての棒状のバネ体19が本体と13a一体的に形成されている。吊支体17における吊支部18は、実施例では前後方向に貫通し、且つ被支持部14のスライド方向と交叉する左右両側に凹んだ凹溝22を有しており、吊支部18は吊支体17の下端側に開放され、実質的に断面T型の溝である。図8は被支持部14が吊支部18に嵌まった状態を示すが、取付け順序を示すものではない。
被支持部14は吊支部18に対するスライド方向と交叉する左右両側に横向きに突出した突条23が一体的に形成されたものであり、突条23が凹溝22に嵌まった状態でスライド可能である。図示実施例では、ストッパアーム13を回動するための回動支持部20は、膨出部16の外周面のうち吊支部18に近い側の円弧部のみを摺動自在に支持するように形成されている(図5参照)。従って、 ストッパアーム13をその上端の被支持部14を上にして昇降体3の嵌合孔5の下端方向から挿入すると、膨出部16の外周面上半部が回動支持部20に当接してそれ以上上方に行けない。この状態ではストッパアーム13におけるバネ体19は昇降体3の内径部を弾性的押圧し、係合爪部15の先端部は昇降体3の所定位置に穿設された貫通孔24から外に突出し、上述のごとく、スペーサ部材6における任意の1つの係合凹部11に係合爪部15の先端部が係合可能となる。
昇降体3の上端部には、少なくとも吊支体17を前方から横向き(昇降体3の昇降方向と直交する方向)に挿入し得る装着孔26が形成されている(図8参照)。なお、実施例では、吊支体17の上部に後述する回動支持体35を装着した状態で装着孔26に挿入可能である。この場合、後述するように、操作部材21のカバー部27の内面から突出している一対の摺接片29の先端の傾斜爪29aが回動支持体35におけるストッパ部32より奥側に忍ばせた状態で回動支持体35と吊支体17とを一体的に装着孔26に挿入する。従って、装着孔26内に被支持部14が臨んだ状態で回動保持手段30と共に吊支体17を挿入すると、吊支部18の後端側から被支持部14が嵌まり込み、ストッパアーム13は落下不能に吊支される(図4、図5及び図9参照)。
ストッパアーム13の被支持部14を操作するための操作部材21は、図4、図5、図10〜図12に示すように、昇降体3の上端部であって、装着孔26を前方から塞ぐような円弧状のカバー部27を有し、カバー部27の内面には被支持部14を前方向から押圧するための押圧部28が後向き突出している。また、押圧部28の左右両側には、吊支体17の左右両側面に形成されている前後方向への案内溝31に摺接する一対の弾性体からなる摺接片29が後向き延びる。両摺接片29の先端には、操作部材21を前方に抜け止めするための傾斜爪29aが設けられ、バネ体19の付勢力にてストッパアーム13の被支持部14を介して操作部材21が前方に移動するとき、案内溝31の後端のストッパ部32に傾斜爪29aが当接してそれ以上前方に抜けない構造である。
[昇降体の昇降操作方法]
上記の構成により、操作部材21のカバー部27を押すと、押圧部28が吊支体17の吊支部18内で被支持部14を後向きに押す。ストッパアーム13はそのバネ体19の付勢力に抗して膨出部16を中心にして回動する。従って、 被支持部14は吊支部18内で後向きにスライドし、ストッパアーム13の下端の係合爪部15は肘支柱2の内径部に固定されているスペーサ部材6の係合凹部11から抜け出し、係合解除され、昇降体3が昇降可能となる。カバー部27を押した状態で、ユーザーが肘当て部材4を持って昇降体3を適宜高さだけ上下させて後、カバー部27から手を離すと、バネ体19の付勢力により係合爪部15が昇降体3の内径側から貫通孔24を介して突出し、係合爪部15はスペーサ部材6の係合凹部11に係合して昇降体3の高さ位置を保持することができる。
なお、操作部材21が昇降体3の左右外側に配置されているときは、椅子の左右内側に向けてカバー部27を押すことにより、ストッパアーム13の係合爪部15がスペーサ部材6の係合凹部11から抜け出すように構成すれば良く、吊支体17の吊支部18やストッパアーム13、スペーサ6の向きを変更すれば良い。
なお、実施例では前後方向に長い肘当て部材4の横方向(昇降体3の昇降方向と直交する方向)の向きを回動させて後にその状態を保持するための回動保持手段30は、吊支体17の上に固定する回動支持体35と、その上面側に設けられて肘当て基部材4aを抵抗少なく回動支持するための受け座体36と、回動支持体35の上部の凹所に嵌まるゴムなどの弾性体37と、肘当て基部材4aの回動中心となる円筒部の内周面と弾性体37との間に配置されて半径外方向に付勢される係止ピン38とを備える。肘当て部材4を横方向に回動するとき、円筒部の内周面にその円周方向に複数個所設けられた凹部39の一つに係止ピン38が選択的に嵌まることにより、肘当て部材4の長手方向の向きを変更した状態で保持できる構成である。回動支持体35は昇降体3における装着孔26に前方から挿入でき且つ上向きに抜け不能となるように装着孔26に突条リブが設けられている。本発明では、肘当て部材4が回動しない構造であっても良いことは言うまでもない。
なお、吊支体17の前面から上方に延びて操作部材21のカバー部27の内面と略同じ曲面を有する内カバー部33により回動支持体35の前面や係止ピン38、弾性体37の前側を覆うから、操作部材21のカバー部27の内面と内カバー部33との間に隙間があっても吊支体17の前面しか見えず、回動保持手段30の内部構造を視認することがなくなるため、外観上の美観が優れることになる。
肘当て部材4を昇降体3に対して抜け不能に取付けする手段としては、ワッシャ40及び回動支持体35の上端に螺着するボルト41である(図5、図6参照)。
ストッパアーム13の係合爪部15をスペーサ部材6の係合凹部11に押圧する付勢手段として、被支持部14の後面と昇降体3の装着孔26の内面と間であって、吊支部18内に圧縮ばね(不図示)を横向きに且つ脱落不能に配置することで、被支持部14を操作部材21の押圧部28に向かって押すように構成しても良い。
本発明の他の実施例として、図示しないが、ストッパアーム13の上端に操作部材として押しボタン部を一体的に形成しても良い。また、ストッパアーム13を昇降体3の嵌合孔5の上端から挿入する場合、回動支持部20は膨出部16の下側の外周面のみを回動可能に支持するように形成する。この場合も、昇降体3にストッパアーム13を挿入したのち、この昇降体3にスペーサ部材6を外嵌した後にこれらを一体的に支柱部2bの嵌合孔5の上端から挿入する。
また、昇降体は内筒の外周に肘支柱2を外嵌する下向き開放状のスカート(ケース)を設けても良く、その場合、内筒の内径部に配置するストッパアームに代えて、スカートの内径と内筒の外径との間であって肘支柱2の外径より外側にストッパアームを回動可能に配置し、肘支柱2の外周面に係合凹部が備えられているスペーサを固定しても良い。これらの場合、吊支部を有する吊支体や操作部材を有することは言うまでもない。
1肘掛け装置
2肘支柱
3昇降体
4肘当て部材
5嵌合孔
6スペーサ部材
11係合凹部
13ストッパアーム
14被支持部
15係合爪部
16膨出部
17吊支体
18吊支部
19付勢手段としてのバネ体
20回動支持部

Claims (4)

  1. 肘当てを上端に備えた昇降体が肘支柱に対して上下動自在に装着され、前記昇降体に配置されたストッパアームを操作することにより、前記昇降体を肘支柱に対して複数の位置に段階的に保持する肘掛け装置であって、
    前記ストッパアームの上端部には被支持部が形成され、前記ストッパアームの上下中途部には回動中心となる膨出部が形成され、
    前記肘当て部材より下方の前記昇降体には、前記被支持部を前記昇降体の昇降方向と交叉する横方向にのみスライド可能に吊支するための吊支部が設けられ、
    前記昇降体には、前記膨出部を中心にして前記ストッパアームを回動するための回動支持部が形成され、
    操作部材により前記被支持部が前記横方向に押圧されるとき前記ストッパアームが回動すると、前記ストッパアームの下部と前記肘支柱との係合部が解除されて昇降体が昇降可能となる、肘掛け装置。
  2. 前記ストッパアームは前記昇降体の内径部に配置され、
    前記係合部は、前記ストッパアームの下部に形成された係合爪部と前記肘支柱に設けられて昇降体の昇降方向に沿って適宜間隔にて形成されている複数の係合凹部とが備えられ、
    前記操作部材には前記ストッパアームの前記被支持部を押圧する押圧部が備えられている請求項1に記載の肘掛け装置。
  3. 前記膨出部の外周面は円弧状に形成され、
    前記ストッパアームを回動するための回動支持部は、前記膨出部の外周面のうち前記吊支部に近い側のみまたは遠い側のみのいずれか一方を摺動自在に支持するように形成されている請求項1または2に記載の肘掛け装置。
  4. 前記ストッパアームまたは前記昇降体には、前記係合爪部を前記係合凹部に係合する姿勢に付勢する付勢手段が備えられている請求項1乃至3のいずれかに記載の肘掛け装置。
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JP2017217379A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 株式会社岡村製作所 椅子の肘掛け、什器部品
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