JP2013105685A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部で配線板状部材が破損しても、配線板状部材の破片を容易に排出できるコネクタ装置を提供する。
【解決手段】コネクタ装置1は、配線板状部材差込口6と配線板状部材差込部10とを有し、外部から配線板状部材差込口6を通って配線板状部材差込部10に配線板状部材が差し込まれるハウジングと、配線板状部材差込部10に配置され、配線板状部材を係止するロック片12とを備える。ハウジングには、ロック片12よりも奥側の位置で、配線板状部材差込部10に連通し、ハウジングの外部に開口する第1排出路8と第2排出路9を備える。配線板状部材の抜き取り時に、ロック片12に引っかかって配線板状部材が破断すると、その破片27は第1排出路8又は第2排出路9を通って外部に排出される。
【選択図】図9

Description

本発明は、配線板状部材の電気回路と他の電気回路とを電気的に接続するコネクタ装置に関する。
各種の電子機器において、フレキシブル印刷配線基板、フレキシブル平板状ケーブル等の配線板状部材を配線基板に接続するコネクタ装置が使用されている。
このようなコネクタ装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたコネクタ装置は、配線板状部材の差込み部が設けられたハウジングと、ハウジングに差し込まれた配線板状部材を係止するロック部と、配線板状部材とロック部との係合を解除し、配線板状部材の抜き取りを可能とするロック解除部と、を備えている。
特許文献1に係るコネクタ装置には、図15及び図16に例示するような、端部22の上面に接地接続部23が形成され、他面に複数の接続端子24が形成され、端部22の左右端に切り欠き状の係合部25が形成された配線板状部材21が接続される。端部22はコネクタ装置の配線板状部材差込部に差し込まれ、接地接続部23及び接続端子24は、配線板状部材差込部に設置されたコンタクトと接触し、係合部25は、ロック部と係合する。
特開2011−40246号公報
電子機器を製造する過程等で、配線板状部材21をコネクタ装置から取り外す場合がある。例えば、配線板状部材21とコネクタ装置の間に接触不良があって、配線板状部材21とコネクタ装置の接続を一旦解除して再度接続する場合、配線板状部材21に不具合があって、配線板状部材21を交換する場合等である。このような場合には、ロック解除部を操作して、ロック部と係合部25の係合を解除すれば、コネクタ装置から配線板状部材21を容易に抜き取ることができる。
しかしながら、作業者のミスにより、ロック部と係合部25の係合を解除しないまま、配線板状部材21をコネクタ装置から無理に引き出そうとすることがある。この場合、係合部25がロック部に引っかかってしまい、例えば、図15に示すように、端部22の隅部にクラック26が発生し、端部22の一部27が破断してしまうことがある。この場合、配線板状部材21をコネクタ装置から抜き出しても、破断部分(破片)27がコネクタ装置の中に残ってしまう。
コネクタ装置から破片27を取り出すことは、破片27が軽量な上に、破片27がロック部やコンタクトに破片が引っかかってしまうため、容易ではない。コネクタ装置が小型の場合には、より困難である。針状の器具等で破片を掻き出すことも考えられるが、コネクタ装置を壊してしまう危険もある。そのため、配線板状部材21が破損しただけで、コネクタ装置あるいは主配線基板全体を交換しなければならない虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コネクタ装置の内部で配線板状部材が破損しても、配線板状部材の破片を容易に排出できるコネクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るコネクタ装置は、
配線板状部材差込口と該配線板状部材差込口に連通する配線板状部材差込み部を有し、外部から前記配線板状部材差込口を通って前記配線板状部材差込部に配線板状部材が差し込まれるハウジングと、
前記配線板状部材差込部に配置され、前記配線板状部材を係止するロック片と、を備え、
前記ハウジングには、前記ロック片よりも前記配線板状部材差込口から奥側の位置で、前記配線板状部材差込部と前記ハウジングの外部とを連通し、前記配線板状部材の破片を排出するための排出路が形成されている。
前記排出路は、例えば、前記配線板状部材が前記ロック片によって破断されて生じる破片が通過可能な断面を有する。
前記排出路は、例えば、前記ハウジングに前記配線板状部材を差し込む方向に延びて、前記ハウジングの前記配線板状部材差込口の反対面に開口する。
前記排出路は、例えば、前記ハウジングに前記配線板状部材を差し込む方向に対して直角をなす方向に延びる。
コネクタ装置は、例えば、回路基板に取り付けた時に、前記配線板状部材が前記回路基板に平行に差し込まれるように構成されている。また、コネクタ装置は、回路基板に取り付けた時に、前記配線板状部材が前記回路基板に対して垂直方向に差し込まれるように構成されてもよい。
本発明によれば、配線板状部材が内部で破断しても、その破片は排出路を通じて外部に排出されうる。
本発明の実施形態に係るコネクタ装置の斜視図である。 図1に示すコネクタ装置の前面図である。 図1に示すコネクタ装置の背面図である。 コネクタ装置を図2のA−A’線で切断した断面図である。 コネクタ装置を図2のB−B’線で切断して立体図示した斜視図である。 コネクタ装置に配線板状部材を挿入する場面を説明する斜視図である。 コネクタ装置に配線板状部材を挿入した状態を説明する斜視図である。 コネクタ装置から配線板状部材を抜き取る際に、一部が破断した状態を説明する斜視図である。 コネクタ装置の排出路の構造を説明するための概略断面図である。 コネクタ装置内の破片を新たな配線板状部材を挿入することにより排出することを説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係るコネクタ装置の変形例の斜視図である。 図11に示すコネクタ装置の配線板状部材差込部と第2排出路の構造を示す斜視図である。 コネクタ装置の排出路の構造を説明する概略断面図である。 コネクタ装置の排出路の構造を説明する概略断面図である。 配線板状部材のフレキシブルフレキシブル印刷配線基板(FPC)の上面を表にした斜視図である。 フレキシブル印刷配線基板(FPC)の下面を表にした斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図3を参照しながら説明する。
なお、図1ないし図3は、本発明の一実施形態のコネクタ装置1の外形図であり、図1は、斜視図、図2は前面図であり、図3は背面図である。
図1に示すように、コネクタ装置1は、例えば、主回路基板101に固定される。
図1〜図3に示すように、コネクタ装置1は、ハウジング2を備え、ハウジング2の周囲は導電性シェル3で取り囲まれている。
ハウジング2は、構成部品を支持する構造体であり、絶縁性材料(例えば、合成樹脂)で形成される。導電性シェル3は、導電性材料(例えば、金属板)で構成され、端部に形成された基板接続部4を介して、コネクタ装置1が配置される主回路基板101の接地端子に半田付けされる。
ハウジング2の前面には、配線板状部材差込口6が開口している。フレキシブル印刷配線基板(FPC)、フレキシブル平板状ケーブル(FFC)等の配線板状部材21は、配線板状部材差込口6から、ハウジング2の内部(後述する配線板状部材差込部10)に差し込まれる。なお、理解を容易にするため、以下の説明では、配線板状部材21は、図15,図16を参照して説明した構成を有するものとする。
ハウジング2の内部には、図4に示すように、配線板状部材差込口6に連通する配線板状部材差込部10が形成されている。配線板状部材差込口6から差し込まれた配線板状部材21の端部22は、配線板状部材差込部10の内部に入る。また、配線板状部材差込部10の内部には、グランドコンタクト11と複数のコンタクト7が配置されている。グランドコンタクト11は配線板状部材21の接地接続部23に、コンタクト7は配線板状部材21の端部22の対応する接続端子24に、それぞれ電気的に接触する。なお、グランドコンタクト11は導電性シェル3と一体に構成され、前述の基板接続部4を介して主回路基板101に接地されている。
また、図3、図4に示すように、コンタクト7の端部はハウジング2の後面に露出し、主回路基板101の対応する端子に半田付けされる。
また、コネクタ装置1の両端部には、配線板状部材21をロックするためのロック機構が配置されている。
ロック機構は、図5に示すように、ロック片12を備える。ロック片12は、配線板状部材21の係合部25と係合する位置に配置され、導電性シェル3と一体に構成される「コ」字形のばね片13に支持されている。ロック片12は、ばね片13の支持により、無負荷時には、ハウジング2の配線板状部材差込部10の内部に突出する。また、ロック片12の外側端(配線板状部材差込口6寄りの辺)は挿入される配線板状部材21に対して緩斜面を構成しており、内側端(配線板状部材差込口6から奥側の辺)は略垂直面となっている。そのため、図6に示すように、配線板状部材21を配線板状部材差込口6から配線板状部材差込部10に差し込むと、配線板状部材21の端部22がロック片12の緩斜面に当接して、ばね片13の付勢力に抗してロック片12を押し下げる。そして、端部22がロック片12の上を通過すると、ばね片13の付勢力によりロック片12は上昇して、図7に示すように、係合部25と係合する。この状態において、配線板状部材21をコネクタ装置1から引き抜こうとすれば、端部22がロック片12の内側端に当接するので、引き抜けない。このように、ロック片12はコネクタ装置1に差し込まれた配線板状部材21をロックする。
ロック機構は、さらに、コネクタ装置1の両端部にロック解除ブロック5を備える。ロック解除ブロック5はハウジング2に弾性支持されるともに、上端部は、ハウジング2の上面に突出し、下端部は、ばね片13に当接している。ロック解除ブロック5の一方端を押し下げると(ハウジング2に向けて押すと)、ばね片13が変形し、ロック片12が配線板状部材差込部10の下方に下降して、ロックが解除され、配線板状部材21の引き抜きが可能となる。
ハウジング2の両端部には、さらに、第1排出路8と第2排出路9とが形成されている。一対の第1排出路8は、配線板状部材差込部10の長手方向(コンタクト7の配列方向)の両端部に連通し、ハウジング2の背面に開口している。第2排出路9は、配線板状部材差込部10の両端部に連通し、ハウジング2の上面に開口している。
図9を参照してより詳細に説明すると、第1排出路8は、配線板状部材差込部10の両端部の、ロック片12より奥側(配線板状部材差込口6から奥側)の位置に連通し、配線板状部材21の挿入方向に延在し、ハウジング2の背面に開口する。一方、第2排出路9は、配線板状部材差込部10の両端部の、ロック片12より奥側(配線板状部材差込口6から奥側)の位置に連通し、配線板状部材21を差し込む方向に対して直角をなす方向に延在し、ハウジング2の上面に開口する。
第1及び第2排出路8,9は、それぞれ、ハウジング2の内部で発生した破片27をハウジング2の外に排出する排出路であり、破片27が通過可能な断面形状と断面サイズを備える。換言すると、第1排出路8の断面は、破片の第1排出路8の軸線方向から見た予想される最大サイズより大きい。また、第2排出路9の断面は、破片の、第2排出路9の軸線方向から見た予想される最大サイズより大きい。なお、破片の形状や寸法は、コネクタ装置1と配線部材21の機械的特性(寸法、形状、材料)に基づいて推定され、第1排出路8及び第2排出路9の断面形状及びサイズが設計される。FEM(有限要素法)による構造解析、実験的、あるいは経験的な方法で、破片の形状や寸法を推定してもよい。ただし、これに限定されず、第1排出路8及び第2排出路9の断面形状とサイズは、他の制約条件との関係で、設計者により、適宜に設定される。
次に、上記構成を有するコネクタ装置1の作用を説明する。
図6に示すように、配線板状部材21をコネクタ装置1に差し込む前は、ロック片12は、ばね片13に付勢されて、配線板状部材差込部10内に突出している。配線板状部材21を、配線板状部材差込口6からコネクタ装置1に差し込むと、配線板状部材21の端部22は、配線板状部材差込部10の内部に入り、ロック片12は配線板状部材21の端部22に当接して押し下げられ、端部22がロック片12の上を通過すると、図7に示すように、ロック片12は再度上昇して係合部25と係合する。その結果、FPC21はコネクタ装置1にロックされる。また、配線板状部材21の接地接続部23はコネクタ装置1のグランドコンタクト11と接続され、配線板状部材21の複数の接続端子24は、対応する複数のコンタクト7に接続される。
配線板状部材21をコネクタ装置1から引き抜く時には、ロック解除ブロック5が押操作され、ロック片12が配線板状部材差込部10から退避し、配線板状部材21は、容易にコネクタ装置1から抜き取られる。
ここで、ユーザが誤ってロックを解除せずに、配線板状部材21をコネクタ1から抜き取ると、配線板状部材21の端部22がロック片12に引っかかって破断され、図8に示すように、破片27が配線板状部材差込部10内に残ってしまう。このような場合でも、第1排出路8又は第2排出路9を下に向ければ、破片27は、第1排出路8又は第2排出路9を介して、自重で落下し、排出される。また、図10に示すように、新しい配線板状部材21Nをコネクタ装置1に差し込むと、破片27は新しい配線板状部材21Nに押し出されて、第1排出路8を通って、ハウジング2の外に排出される。
このように、第1の実施の形態に係るコネクタ装置1によれば、コネクタ装置1内で発生した配線板状配線部材21の破片を容易に外部に排出することが可能となり、配線板状配線部材21の破断時の作業を容易化することができる。
また、配線板状配線部材21がコネクタ装置1に正常に嵌合されていれば、第2排出路9を通して端部22の一部を外部から確認できる。つまり、第2排出路9は配線板状配線部材21の嵌合を確認する「窓」としても機能する。したがって、第2排出路9によれば、配線板状配線部材21の嵌合確認を容易にする効果が生じる。
上記実施の形態では、コネクタ装置1は主回路基板101に取り付けられた時に、配線板状部材21が主回路基板101に平行に差し込まれるように構成されているが、本発明の適用対象は、このような形式のコネクタ装置1には限定されない。例えば、図11に示すような、配線板状部材21が主回路基板101に対して垂直方向に差し込まれるように構成されたコネクタ装置1’に本発明を適用することも可能である。コネクタ装置1’はハウジング2の上面に配線板状部材差込口6が形成され、配線板状部材差込口6は配線板状部材差込部10(図11において、図示せず)につながり、配線板状部材差込部10の内部に配列されたコンタクト7の端部はハウジング2の下方に露出している。また、ハウジング2の上面には、ロック解除ブロック5が露出し、ハウジング2の側面には第2排出路9が開口している。なお、コネクタ装置1’は第1排出路8を備えない。ハウジング2の下面に第1排出路8が開口しても、主回路基板101で塞がれて、破片27を取り出せないからである。なお、主回路基板101に対応する開口を形成する場合等には、第1排出路8を配置してもよい。
コネクタ装置1’の配線板状部材差込部10と第2排出路9の構造を図12に示す。配線板状部材差込部10の中にはロック片12が突出し、ロック片12は、ばね片13に固定されている。ロック解除ブロック5を操作すると、ばね片13が変形して、ロック片12が変位する。その結果、ロックが解除され、配線板状部材21の抜き取りが可能となる。
また、第2排出路9は配線板状部材差込部10の底部10aにおいて、配線板状部材差込部10と連通している。配線板状部材21の抜き取り時に発生した破片27(図12において、図示せず)は、自重により、配線板状部材差込部10の底部10aに落下する。従って、コネクタ装置1’を傾けて、第2排出路9の開口を下に向ければ、破片27は自重により落下する。
以上説明したように、本実施形態によれば、縦型のコネクタ装置1’においても、コネクタ装置1’内で発生した破片を容易に外部に排出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想の限りにおいて、応用、変形、あるいは改良して実施することが可能である。
例えば、排出路8,9の伸びる方向は任意であり、例えば、図13に模式的に示すように、配線板状部材21の挿抜方向に一定の傾斜を持たせたり、途中で屈曲してもよい。
また、上記実施形態においては、排出路8,9がハウジング2の背面あるいは上面に開口する例を示したが、図13に示す第2の排出路9のように、ハウジング2の前面に開口してもよい。また、図14に示す排出路14のように、ロック片12よりも奥側の位置とハウジング2の側面とを連通することにより、破片27を配線板状部材21の幅方向(ハウジング2のコンタクト7の配列方向)に排出する構成を選択することもできる。
また、排出路の数と開口位置は任意である。
また、上記実施形態の説明において、ロック片12を進退する機構を説明したが、本発明に係るコネクタ装置のロック片は、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、ロック片、ばね片及び導電性シェルがそれぞれ別個の部品であって、それぞれ別個にハウジングに取付けられるようにしてもよい。
また、ロック片は、ばね片を介してハウジング2に取付けられるものには限定されない。ロック片をハウジングに回転自在にあるいは摺動自在に支持して、各種のアクチュエータ(例えば、レバーあるいはスクリュー)でロック片を変位あるいは移動するようにしてもよい。
また、ロック片は上下に変位あるいは移動して配線板状部材差込部内に出没するものには限られない。例えば、左右つまり配線板状部材の幅方向に変位して、配線板状部材との係合及び解除を行うように構成してもよい。
また、ロック片は、上記実施形態に示した形状を有するものには限定されない。つまり、外側に緩斜面、奥側に略垂直面を有するものには限定されない。例えば、外側、奥側共に、略垂直面を有するものであってもよい。この場合、配線板状部材をロック片に押し当ててもロック片は変位しないから、配線板状部材をコネクタ装置に差し込む時にも、ロック解除ブロック5を操作する必要がある。
なお、ロック片を変位させるアクチュエータはロック解除ブロック5には限定されない。例えば、レバーやスクリューであってもよい。
また、本明細書では、破損しやすい配線板状部材として、フレキシブル印刷配線基板(FPC)とフレキシブル平板状ケーブル(FFC)を例示したが、本発明に係るコネクタ装置に接続される配線板状部材は「フレキシブルな」配線板状部材には限定されない。硬質の配線板状部材が接続されてもよい。
また、コネクタ装置1、1’を主配線基板101の端部に配置する例を示したが、コネクタ装置1、1’を配置する基板の種類も任意である。例えば、主配線基板101は、典型的には、印刷配線基板であるが、他の基板でもよい。
また、上記実施形態で示したフレキシブル印刷配線基板21の形態は例示であって、本発明に係るコネクタ装置はフレキシブル印刷配線基板21の形態に合わせて設計されたものには限定されない。配線板状部材の形態は目的や用途に合わせて自由に設計できるし、コネクタ装置は、配線板状部材の形態や形状に合わせて自由に設計できる。
また、上記実施形態の説明において、部品の素材、加工方法、組み立て手順等について、具体的な説明を省略したが、公知の素材、加工方法、組み立て手順を、適宜選択できる。本発明の技術的範囲は、部品の素材、加工方法、手順等によって限定されるものではない。
また、上記実施形態で示した導電性シェルは、コネクタ装置の用途や目的によっては、除去してもよい。
1、1’・・・コネクタ装置, 2・・・ハウジング, 3・・・導電性シェル, 4・・・基板接続部, 5・・・ロック解除ブロック,6・・・配線板状部材差込口, 7・・・コンタクト, 8・・・第1排出路, 9・・・第2排出路,10・・・配線板状部材差込部, 11・・・グランドコンタクト, 12・・・ロック片, 13・・・ばね片, 14・・・排出路,21・・・配線板状部材, 22・・・配線板状部材の端部, 23・・・接地接続部, 24・・・接続端子, 25・・・係合部, 26・・・クラック, 27・・・端部22の一部(破片), 101・・・主回路基板

Claims (6)

  1. 配線板状部材差込口と該配線板状部材差込口に連通する配線板状部材差込部を有し、外部から前記配線板状部材差込口を通って前記配線板状部材差込部に配線板状部材が差し込まれるハウジングと、
    前記配線板状部材差込部に配置され、前記配線板状部材を係止するロック片と、を備え、
    前記ハウジングには、前記ロック片よりも前記配線板状部材差込口から奥側の位置で、前記配線板状部材差込部と前記ハウジングの外部とを連通し、前記配線板状部材の破片を排出するための排出路が形成されている、
    ことを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記排出路は、前記配線板状部材が前記ロック片によって破断されて生じる破片が通過可能な断面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記排出路は、前記ハウジングに前記配線板状部材を差し込む方向に延びて、前記ハウジングの前記配線板状部材差込口の反対面に開口する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記排出路は、前記ハウジングに前記配線板状部材を差し込む方向に対して直角をなす方向に延びる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ装置。
  5. 回路基板に取り付けた時に、前記配線板状部材が前記回路基板に平行に差し込まれるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のコネクタ装置。
  6. 回路基板に取り付けた時に、前記配線板状部材が前記回路基板に対して垂直方向に差し込まれるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のコネクタ装置。
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