JP2013104332A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013104332A JP2013104332A JP2011247664A JP2011247664A JP2013104332A JP 2013104332 A JP2013104332 A JP 2013104332A JP 2011247664 A JP2011247664 A JP 2011247664A JP 2011247664 A JP2011247664 A JP 2011247664A JP 2013104332 A JP2013104332 A JP 2013104332A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- engine
- piston
- stopped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
【解決手段】内燃機関1の自動停止を行うために燃料噴射弁4からの燃料噴射が停止された後、スロットルバルブ13が全閉時よりも開き側の値である目標開度に調整される。この目標開度を開き側の値に設定するほど、上記自動停止により機関回転が停止したときに吸気行程となる気筒において、ピストン6が吸気上死点寄りの位置で停止するようになる。こうしたことを考慮して、上記目標開度は、上記自動停止により機関回転が停止したときに吸気行程となる気筒において、ピストン6が同吸気行程の中間付近から吸気上死点までの範囲に停止する値に設定される。
【選択図】図1
Description
こうした内燃機関での自動的な停止は、同機関のアイドル運転中であってスロットルバルブが全閉状態となっているとき、特許文献1に示されるように同機関における燃料噴射弁からの燃料噴射を停止することによって実現される。同燃料噴射弁からの燃料噴射を停止すると、内燃機関の自立運転が行われなくなることから機関回転速度が徐々に低下してゆき、最終的には機関回転が停止するようになる。このように機関回転を停止させることによって内燃機関の燃費改善が図られる。
図1に示される内燃機関1においては、一番〜四番の各気筒の燃焼室2に繋がる吸気通路3にスロットルバルブ13が開閉可能に設けられており、同吸気通路3を通じて燃焼室2に空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁4から同機関1の吸気ポート3aに向けて噴射された燃料が同燃焼室2に供給される。この空気と燃料とからなる混合気に対し点火プラグ5による点火が行われると、同混合気が燃焼してピストン6が往復移動し、内燃機関1の出力軸であるクランクシャフト7が回転する。一方、燃焼室2で燃焼した後の混合気は、排気として排気通路8に送り出される。なお、上記クランクシャフト7には、内燃機関1を始動させる際に同クランクシャフト7を強制的に回転(クランキング)させるスタータ10が接続されている。
・内燃機関1の冷却水の温度を検出する水温センサ25。
・自動車の走行速度(車速)を検出する車速センサ26。
・運転者によって踏み込み操作されるブレーキペダル29のオン操作及びオフ操作を検出するブレーキスイッチ29a。
・吸気通路3を通過する空気の温度を検出する吸気温センサ31。
・吸気カムシャフト12の回転に基づき同シャフト12の回転位置に対応した信号を出力するカムポジションセンサ33。
電子制御装置21の出力ポートには、燃料噴射弁4の駆動回路、点火プラグ5の駆動回路、スタータ10の駆動回路、及びスロットルバルブ13の駆動回路などの各種機器の駆動回路等が接続されている。
内燃機関1は、アイドル運転中に所定の自動停止条件が成立したときに自動的に停止される。上記自動停止条件としては、アクセル操作量が「0」であって内燃機関1の出力要求がないこと、車速が「0」であること、及びブレーキペダル29が踏み込まれている(オン操作されている)こと、等々の条件があげられる。そして、これらの条件すべての成立をもって自動停止条件が成立した旨判断される。このように自動停止条件が成立した旨判断されると、同機関1のアイドル運転中であってスロットルバルブ13が全閉となっている状況のもと、燃料噴射弁4からの燃料噴射が停止される。同燃料噴射弁4からの燃料噴射の停止によって内燃機関1の自立運転が行われなくなることから、機関回転速度が徐々に低下してゆく。そして、最終的に機関回転が停止する直前には、圧縮行程となった気筒での圧縮空気による反発力で内燃機関1が逆回転する。この内燃機関1の逆回転に伴いピストン6が吸気下死点(BDC)から吸気上死点(TDC)に向けて移動し、その後に吸気行程の途中で停止する。上述したように機関回転を停止させることにより、内燃機関1の燃費改善が図られる。
自動停止によって機関回転が停止した状態の内燃機関1の再始動は、再始動条件の成立後に速やかに完了させることが好ましい。こうしたことを実現するためには、内燃機関1における一番〜四番の各気筒のうち、吸気行程でピストン6が停止している気筒において、再始動開始後における最初の圧縮行程で燃料に対し的確に着火を行うとともに、その燃料の燃焼を良好なものとすることが重要である。なお、上記再始動開始後における最初の圧縮行程での燃料に対する着火について、以下では「初回圧縮行程着火」と称する。
(1)内燃機関1の自動停止を行うために燃料噴射弁4からの燃料噴射が停止された後、スロットルバルブ13が全閉時よりも開き側の値である目標開度tTAに調整される。この目標開度tTAを開き側の値に設定するほど、上記自動停止により機関回転が停止したときに吸気行程となる気筒において、ピストン6が吸気上死点寄りの位置で停止するようになる。こうしたことを考慮して、上記目標開度tTAは、上記自動停止により機関回転が停止したときに吸気行程となる気筒において、ピストン6が同吸気行程の中間付近から吸気上死点までの範囲内の目標停止位置に停止する値に設定される。このため、上記自動停止によって機関回転が停止した状態からの内燃機関1の再始動において、同機関1のクランキングが行われると、吸気行程の中間付近から吸気上死点までの範囲内の目標停止位置で停止していた上記ピストン6が吸気下死点に向けて移動する。更に、内燃機関1の再始動において、燃料噴射弁4から吸気ポート3aに向けて燃料が噴射されると、その噴射された燃料が上記ピストン6の移動によって効果的に筒内に吸入される。従って、内燃機関1の再始動開始後における初回圧縮行程着火を的確に行うことができ、同気筒での最初の圧縮行程での燃料の燃焼を良好なものとすることができる。これにより、内燃機関1の速やかな再始動を実現することができる。
・スロットルバルブ13の目標開度tTAに対し補正値TAH分の補正を加えること、及び、その補正値TAHを算出することについては、必ずしも行う必要はない。
Claims (5)
- 吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料噴射弁を備えた内燃機関のアイドル運転中、自動停止条件の成立をもって同機関における前記燃料噴射弁からの燃料噴射を停止させることにより機関回転を停止させる内燃機関の制御装置において、
前記自動停止条件の成立に基づく前記燃料噴射弁からの燃料噴射の停止後、内燃機関のスロットルバルブの開度を同バルブの全閉時よりも開き側の値である目標開度に調整する制御手段と、
前記目標開度を機関回転の停止時に内燃機関のピストンを吸気行程の中間付近から吸気上死点までの範囲内に停止させる値に設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記設定手段は、前記目標開度を機関回転の停止時に内燃機関のピストンを吸気行程前半で停止させる値に設定する請求項1記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記自動停止条件の成立に基づく前記燃料噴射弁からの燃料噴射の停止後、予め定められた遅延時間が経過してから前記スロットルバルブの目標開度への調整を開始する請求項1又は2記載の内燃機関の制御装置。
- 前記設定手段は、内燃機関の冷却水の温度に基づいて前記目標開度を可変設定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記設定手段は、前記目標開度を前記自動停止により機関回転が停止したときの内燃機関におけるピストンの目標停止位置に対応した値に設定するものであり、前記自動停止により機関回転が停止したときの内燃機関におけるピストンの実停止位置と前記目標停止位置とに差分が生じたとき、前記自動停止が次回行われるときの前記目標開度に前記差分に基づく補正を加える請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011247664A JP5729264B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011247664A JP5729264B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013104332A true JP2013104332A (ja) | 2013-05-30 |
JP5729264B2 JP5729264B2 (ja) | 2015-06-03 |
Family
ID=48624087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011247664A Active JP5729264B2 (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5729264B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020084964A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004124754A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Mazda Motor Corp | エンジンの始動装置 |
JP2006083788A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Toyota Motor Corp | エンジン停止制御装置及びそれを搭載した車両 |
JP2006242082A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ltd | 内燃機関の停止制御方法および停止制御装置 |
WO2011013799A1 (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-03 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の停止制御装置および方法 |
-
2011
- 2011-11-11 JP JP2011247664A patent/JP5729264B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004124754A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Mazda Motor Corp | エンジンの始動装置 |
JP2006083788A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Toyota Motor Corp | エンジン停止制御装置及びそれを搭載した車両 |
JP2006242082A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Ltd | 内燃機関の停止制御方法および停止制御装置 |
WO2011013799A1 (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-03 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の停止制御装置および方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020084964A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP7092010B2 (ja) | 2018-11-30 | 2022-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5729264B2 (ja) | 2015-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8109092B2 (en) | Methods and systems for engine control | |
US8439002B2 (en) | Methods and systems for engine control | |
US8972156B2 (en) | Control apparatus for internal combustion engine | |
JP5849810B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006077679A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2005351215A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2014181520A1 (ja) | 予混合圧縮着火式エンジンの始動制御装置 | |
JP5825432B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4466437B2 (ja) | 車両のエンジン始動装置 | |
JP3841058B2 (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP2005201113A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
EP2222945A1 (en) | Control device for internal combustion engine | |
JP2008095655A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2004293444A (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP5729264B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4293110B2 (ja) | 内燃機関のアイドル制御装置 | |
JP4743139B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射量制御装置 | |
JP2008163792A (ja) | 内燃機関の停止位置制御装置 | |
JP6326934B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4502030B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006283661A (ja) | 車両のエンジン始動装置 | |
JP2014141917A (ja) | 火花点火式多気筒エンジンの始動装置 | |
JP5929474B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006170077A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6914592B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140902 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150323 |