JP2013096925A - 計量器 - Google Patents

計量器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013096925A
JP2013096925A JP2011241810A JP2011241810A JP2013096925A JP 2013096925 A JP2013096925 A JP 2013096925A JP 2011241810 A JP2011241810 A JP 2011241810A JP 2011241810 A JP2011241810 A JP 2011241810A JP 2013096925 A JP2013096925 A JP 2013096925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dish
tray
plate
leaf spring
measuring instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011241810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5777250B2 (ja
Inventor
Naoto Izumo
直人 出雲
Akira Ota
明良 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&D Holon Holdings Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&D Co Ltd filed Critical A&D Co Ltd
Priority to JP2011241810A priority Critical patent/JP5777250B2/ja
Priority to US14/353,640 priority patent/US9285263B2/en
Priority to PCT/JP2012/076773 priority patent/WO2013065481A1/ja
Priority to DE112012004619.6T priority patent/DE112012004619B4/de
Publication of JP2013096925A publication Critical patent/JP2013096925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5777250B2 publication Critical patent/JP5777250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G21/00Details of weighing apparatus
    • G01G21/23Support or suspension of weighing platforms
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G21/00Details of weighing apparatus
    • G01G21/22Weigh pans or other weighing receptacles; Weighing platforms
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • G01G23/005Means for preventing overload
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G23/00Auxiliary devices for weighing apparatus
    • G01G23/06Means for damping oscillations, e.g. of weigh beams

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

【課題】伝達速度の速い衝撃荷重を含む衝撃及び静電気によって計量誤差が生じるのを防止するとともに、前記衝撃荷重によるセンサ部の破壊を防止する。
【解決手段】皿受12の四隅に貫通孔12fが形成され、皿受12の底面に固定された板バネ14の上方突出片14aが貫通孔12f内に挿入され、各上方突出片14aに皿受足18が装着され、皿受12に皿10が搭載されたときに、皿10の四隅をゲル状緩衝体21の上面及びコイルバネ22の上端で支持し、皿10に加えられた伝達速度の速い衝撃荷重を含む衝撃はゲル状緩衝体21で吸収するとともに、コイルバネ22の下端は板バネ14の上方突出片14aに接触するので、皿10がコイルバネ22及び板バネ14を介して皿受12と導通状態となり、皿10が静電気によって帯電しても、この帯電による静電気をコイルバネ22及び板バネ14を介して皿受12に逃がすことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、皿から皿受に作用する荷重を基に皿に載せた被計量物の質量を計測する電磁平衡式,静電容量式またはロードセル式のいずれのタイプにも適用できる計量器に係り、特に高分解能の計量器に有効な技術に関する。
高分解能の計量器では、正確な計量を阻害する第1の要因として、過負荷、特に大きな負荷が衝撃的に掛かる衝撃荷重が知られている。従来、この衝撃荷重を緩和、吸収する対策としては、コイルバネや、ゴムなどの弾性部材を利用したショックアブソーバ機構が提案されている(特許文献1,2参照)。これらのショックアブソーバ機構は、運動エネルギーをコイルバネやゴムの持つエネルギーとして吸収する方式であるため、静止した過負荷には有効である。
ところが、近年では、自動機による計量作業が増加しており、自動機による場合はモータや空圧機器を駆動源とする操作が行われるので、人手による計量作業と比較して、数倍から数十倍に及ぶ負荷が衝撃的に掛かる衝撃加重を生じている。この衝撃加重は伝達速度が速いため、従来のコイルバネやゴムなどのセット加重を利用して皿位置を機構的に下げる、運動エネルギーをコイルバネやゴムの持つエネルギーとして吸収する方式のショックアブソーバ機構では、衝撃を十分に吸収することができず、適正な計量ができないとともに、計量器、特にそのセンサ部の保護をすることができず、時にはセンサ部が破壊されてしまうという事態を生じていた。
また、高分解能の計量器の正確な計量を阻害する第2の要因として、被計測物の帯電がある。被計測物の質量を計測するときに、被計測物が静電気によって帯電したり、あるいは測定者自身が静電気によって帯電したりすると、静電気の帯電に伴って正確な計量ができなくなる。すなわち、計量皿に静電気が溜まると、皿と皿を支持するケースとの間に電気力線が発生し、この電気力線の方向に静電気による力が作用し、この静電気による力が計量値に干渉し、計量値が静電気の放電時間の経過とともに変化することがある。特に、クリーンルーム、恒温室などエアコンを連続運転する室内環境下では、20%以下の低湿度となることが多く、この低湿度に伴って帯電現象が生じ、この帯電現象によって正確な計量ができなくなることがある。
そこで、皿受と皿との間に抵抗値を有する電気抵抗素子を挿入したり、スプリングバネや板バネなどの金属製各種導通部品を皿受と皿との間に挿入したりする方法が試みられている。しかし、これらの技術においては、帯電防止のための機能を付加するために追加部品が必要となったり、追加部品が清掃時の障害物になったりして、静電気の帯電に伴う現象を抑制するにも構造の簡素化を図るには十分ではない。そこで、これらの欠点を解消するものとして、皿受に固定された板バネの突出片を皿を支持する皿受足を貫通させて皿に接触させる構成が提案されている(特許文献3参照)。しかし、この提案は、皿が静電気に帯電した場合の対策としては有効であるが、板バネの突出片を皿に接触させる構成は従来のショックアブソーバ機構と同様に、上述の第1の要因に対する解決策にはならないものである。
特開平8−128886号公報 特開平8−5443号公報 特開2005−283334号公報
このように、従来においては、正確な計量を阻害する第1の要因である衝撃、特に伝達速度が速い衝撃加重への対策を講じた計量器が存在せず、また、この第1の要因である衝撃と第2の要因である帯電との双方への対策を講じた計量器が存在しない。
本発明は、前記従来の課題に鑑みて為されたもので、本発明の目的は、上述した第1の要因による計測誤差及びセンサ部の破壊と、第2の要因による計測誤差とを、ともに解消した計量器を提供するところにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る計量器においては、被計量物が搭載可能に形成された皿と、前記皿と相対向して配置された皿受と、前記皿受に固定されて、複数の上方突出片が形成された導電性の板バネと、頭頂部先端に設けた開口から前記板バネの上方突出片が露出するように各上方突出片に装着一体化された皿受足とを備え、前記皿受には、前記皿受に作用する荷重を基に前記皿上の被計量物を計量する計量センサの荷重作用側が連結される一方、上面で前記皿と接触し下面側で前記皿受足の頭頂部に載置板を介して設置されたゲル状緩衝体と、このゲル状緩衝体に支持されて前記皿と前記皿受けを導通するために前記皿と前記板バネの上方突出片との間に配置された導電性バネ部材とから構成した。
前記導電性バネ部材はコイルバネや板バネからなり、前記ゲル状緩衝体に支持されて前記板バネの上方突出片に接触するものである。より具体的には、例えばコイルバネの場合は、前記ゲル状緩衝体に上端が支持され下端に向けて縮径して前記ゲル状緩衝体及び前記載置板の各中央孔を挿通し、下端において前記板バネの上方突出片と接触する一方、上端において前記皿と接触するように構成すると好適である。導電性バネ部材としては、金属製や導電性合成樹脂製の他、絶縁材の表面を導電処理したものが考えられる。
(作用)自動機による計量作業等で生じる伝達速度の速い衝撃荷重をゲル状緩衝体が変形することで吸収し、この時導電性バネ部材も変形してゲル状緩衝体による衝撃荷重の吸収をより確実なものとして、計量値に誤差が生じるのを防止するとともに、計量器のセンサ部を保護することができる。また、皿が静電気に帯電しても、導電性バネ部材で、その静電気を板バネの上方突出片を介して皿受に確実に逃がすことができる。
また、請求項2では、請求項1に記載の計量器において、前記載置板は、環状で中央孔に沿った環状突縁を有し、この環状突縁部分において前記皿受足の頭頂部に設置され、前記ゲル状緩衝体は、環状で、前記環状突縁にその中央孔において嵌合されて前記載置板に固定されるよう構成した。
(作用)自動機による計量作業等で生じる伝達速度の速い衝撃荷重をゲル状緩衝体で吸収することができ、この時環状のゲル状緩衝体はその中央孔において載置板の環状突縁に嵌合され、安定した状態で固定されているので、衝撃荷重の吸収をより確実なものとするとともに、ゲル状緩衝体のクリープ現象による破断、破壊を阻止して、緩衝性能を長期にわたり維持する。
請求項3においては、請求項1または請求項2に記載の計量器において、前記皿受の四隅には貫通孔が形成され、前記板バネは、前記皿受の裏面側縁部寄りに固定されてその両端側に前記各貫通孔を上方に貫通する前記上方突出片が形成されてなり、前記皿受足は、茸型に形成されて、その縦断面円弧状の傘部頭頂部に設けた開口から前記板バネの上方突出片の上端が露出するように各上方突出片に装着一体化されるように構成した。
(作用)皿を支持するに際して、ゲル状緩衝体の上面で皿の四隅を支持するため、計量時に皿に作用する垂直方向のガタおよび偏荷重等による水平方向のガタが生じない。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る計量器によれば、伝達速度の速い衝撃荷重を含む衝撃とともに、静電気による帯電に起因する計量値の誤差が防止されて、常に正確な計量が保証されるとともに、伝達速度の速い衝撃荷重によるセンサ部の破壊が防止される。
また、請求項2に係る計量器によれば、ゲル状緩衝体が載置板に安定状態で固定されているので、伝達速度の速い衝撃荷重を含む所定以上の強い衝撃が加わっても、計量値に誤差が生じるのがより確実に防止されるとともに、伝達速度の速い衝撃荷重によるセンサ部の破壊の防止もより確実なものとなる。
さらに、請求項3に係る計量器によれば、伝達速度の速い衝撃荷重を含む衝撃や静電気の帯電に伴って計量値に誤差が生じるのが確実に防止されるとともに、伝達速度の速い衝撃荷重によるセンサ部の破壊が防止され、加えて、皿がガタつかない状態で支持されるので、正確な計量が長期にわたり保証される。
本発明の一実施例である計量器の荷重受部の皿受から皿を外したときの平面図である。 皿受に皿が装着されたときの荷重受部の右側面図である。 板バネを長手方向両端部寄りで固定したときの荷重受部と計量器本体との関係を示す図であって、図1のA−A線に沿う断面図である。 ゲル状緩衝体を介して皿受足で皿を支持した状態を示す拡大断面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 ゲル状緩衝体を介してコイルバネと載置板を皿に固定した状態を示す断面図である。 導電性バネ部材として板バネを採用した実施例を示す平面図である。 同実施例におけるゲル状緩衝体を介して板バネと載置板を皿に固定した状態を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態を実施例に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施例である計量器を示し、図1は本発明の一実施例である計量器の荷重受部の皿受から皿を外したときの平面図、図2は皿受に皿が装着されたときの荷重受部の右側面図、図3は板バネを長手方向両端部寄りで固定したときの荷重受部と計量器本体との関係を示すもので図1のA−A線に沿う断面図、図4はゲル状緩衝体を介して皿受足で皿を支持した状態を示す拡大断面図、図5は図4のB−B線に沿う断面図、図6はゲル状緩衝体を介してコイルバネと載置板を皿に固定した状態を示す断面図である。
図1〜図3において、静電容量式、電磁平衡式あるいはロードセル式計量器を構成する計量器は、荷重受部の一要素として、導電性を有する皿10を備えており、皿10は、例えば、ステンレスを用いて略長方形形状に形成されて被計量物が搭載可能に形成されている。この皿10は、その表面が平坦に形成された平坦部10aを有し、平坦部10aの周囲には、平坦部10aから下方に折曲された折曲部10bが一体となって形成されている。この皿10に相対向して皿受12が配置されている。この皿受12は、例えば、アルミダイキャストによって平面視略長方形形状に形成されており、この皿受12は、平板形状に形成された固定部12aと、固定部12aの短手方向両側(図2の左右両側)に形成された傾斜部12bと、傾斜部12bに隣接して略平板状に形成された支持部12cとが一体となって構成されている。
皿受12の固定部12aの長手方向両端側には、それぞれタッピングネジ挿入用のネジ挿入孔12dが6個ずつ形成されており、固定部12aの裏面側のうち中心部からわずかに外れた部位には、計量センサ(図示せず)を連結するための突起12eが形成されている。この突起12eには皿10上の被計量物の質量を計量するための計量センサとして、静電容量式計量センサまたは電磁平衡式計量センサあるいはロードセル式計量センサの荷重作用側が連結されるようになっている。また皿受12の四隅には、円形状の貫通孔12fが形成されている。
また皿受12の長手方向両端部裏面側には、皿10を下方から支持する支持部13の一要素を構成する金属製板バネ14がそれぞれ配置されている。各板バネ14は、図1に示すように、略長方形形状に形成されて、その両端側には、各貫通孔12fに対応して配置されて貫通孔12f内に挿入可能な上方突出片14aが屈曲形成され、その中央部寄りには、ネジ挿入孔12dに対応する6個のネジ挿通孔14bが設けられている。そして各板バネ14の中央部は、ネジ挿入孔12d内に挿入されたタッピングネジ16によって皿受12の底面側に固定され、各上方突出片14aはそれぞれ貫通孔12f内に挿入され、上方突出片14aの先端側が皿受12の上方に突出している。この場合、皿受12の固定部12a底部側に形成された突出部12gにネジ挿入孔12dが形成され、突出部(ボス)12gに板バネ14の中央部がタッピングネジ16で固定されており、板バネ14は、図では明らかでないが、上方突出片14aの形成されている端部側ほど上方に跳ね上がる船底型に形成されているため、板バネ14の弾性力は上方突出片14aをそれぞれ皿10側に突出させる方向に作用(上方突出片14aを上方に付勢)している。
また、図4〜図6に示すように、各上方突出片14aの先端側には折曲部14cが形成され、この折曲部14cは、後に詳述するコイルバネ22との接触部分となるとともに、同じく後に詳述する皿受足18の上下方向への位置決めと抜け止め保持を行うものである。各上方突出片14aは、板状で全体が同一厚であるが、幅は下端近傍部分がくびれて狭く形成されている。
図1及び図3に示すように、皿受12の四隅に配置された各上方突出片14aには、茸型の皿受足18が装着されている。各皿受足18は、一対の板バネ14とともに支持部13の一要素を構成するものであって、ゴムや樹脂(実施例では、エラストマー)製の弾性体として、図4及び図5に拡大して示すように、筒体部18aと傘部18bとを備えて構成されている。
そして、筒体部18aは、上方突出片14aの先端が露出するように上方突出片14aの外周に装着可能に形成されており、筒体部18aの頂部側に一体に形成された傘部18bは、縦断面円弧状でその頭頂部は上方に膨出して膨出部18dとなり、この膨出部18dには、筒体部18内に連通し、上方突出片14aの先端部が露出できる平面視矩形状の開口18cが設けられている。
図4及び図5で理解できるように、傘部18bの膨出部18dは載置板20を位置決め支持するためのもので、前記膨出部18dには、円環状で中央孔に沿って上方に突出する環状突縁20aを有する載置板20が、前記環状突縁20aの下端内周部分において嵌合されている。この嵌合状態は、所定以上の大きな水平方向の荷重が掛かると、載置板20が前記膨出部18dに対して変位可能に設定されている。前記載置板20には、円環状のゲル状緩衝体21が、前記載置板20の環状突縁20aにその中央孔において嵌合された状態で下面において固定され、ゲル状緩衝体21の上面は、皿10の底面に固定されている(図6参照)。このゲル状緩衝体21は、縦方向の衝撃を横方向に拡散して衝撃エネルギーを吸収しうる素材が好適である。例えば、ソルボセイン(商品名)などの緩衝性能に優れるとともに、加工が容易な素材が好適である。また、その固定は、両面テープをあらかじめ上下面に設けておくと、容易に行うことができる。
ゲル状緩衝体21の上面には、導電性バネ部材であるステンレスなど金属製のコイルバネ22の上端が支持され、このコイルバネ22は、下端に向けて縮径して前記ゲル状緩衝体21及び前記載置板20の各中央孔を挿通し、下端において前記上方突出片14aの折曲部14cと接触する一方、上端において前記皿10と接触している。前記コイルバネ22の最大径は前記ゲル状緩衝体21の中央孔の径よりも大きく設定され、例えば、前記中央孔の径が10mmの場合、前記コイルバネ22の最大径は11.5mm程度が好適である。
皿10は、4個のゲル状緩衝体21によって面的に支持されるとともに、皿10の上方から加えられる衝撃もこのゲル状緩衝体21によって吸収されるので、垂直方向および水平方向の変位が効果的に吸収され、皿受足18と皿10間にガタが発生することはなく、また載置板20を利用することで、ゲル状緩衝体21が一定値を超える圧力において、クリープ現象により破断、破壊されることなく、その緩衝性能は長期にわたり維持される。
一方、計量器本体30は、図3に示すように、上ケース32と下ケース34を備えており、上ケース32と下ケース34とが一体となって構成されている。上ケース32には、皿10の外形に整合する大きさの略長方形形状の凹部32aが形成されており、凹部32aの中央部から少しずれた位置には、皿受12側の突起12eが連結される皿受ジョイント32bが配置されている。皿受ジョイント32bは円環状に形成されて、その外周側が円環状のダイヤフラム(図示せず)に連結され、ダイヤフラムは、その外周側が円環状のダイヤフラム押さえ(図示せず)を介して上ケース32の凹部32aにネジで固定されている。すなわち、皿受ジョイント32bは、ダイヤフラム、ダイヤフラム押さえを介して上ケース32に上下動自在に支持されている。この皿受ジョイント32bは、下ケース34内に配置された計量センサ(図示せず)に連結されており、計量センサの計測値が表示部(図示せず)に表示されるようになっている。
また、上ケース32の凹部32aの四隅には、各板バネ14の上方突出片14a位置に対応して、ストッパ32eが設けられている。各ストッパ32eは略円柱状に形成されて、凹部32aから皿受12側に向かって突出されている。各ストッパ32eは、皿10から板バネ14に伝達速度が遅い通常の過大荷重が作用したときに、下方に弾性変形した板バネ14の長手方向両端側に当接して皿受12全体の過大な沈み込みを阻止することで、計量センサに過大荷重が作用するのを防止している。
次に、計量器本体30に皿受12,板バネ14,皿受足18等を組み付ける手順を説明する。
まず、皿受12の下面(底面)側に一対の板バネ14をそれぞれ固定して、各板バネ14の上方突出片14aを貫通孔12f内に挿入すると、各上方突出片14aは皿受12の上方に突出した形態となる。このあと各上方突出片14aに皿受足18を装着して突出上端を折り曲げて折曲部14cを形成すると、図1に示すように、皿受12の四隅上方に皿受足18が配置されるとともに、皿受足18における膨出部18d先端の開口18cから上方突出片14aの折曲部14cが露出した形態となる。次に、板バネ14および皿受足18を一体化した皿受12を、その下面側の突起12eを計量器本体30側の皿受ジョイント32bに連結することで、皿受12が計量器本体30に搭載される。
一方、図6に示すように、載置板20にゲル状緩衝体21の下面を接着固定し、ゲル状緩衝体21にコイルバネ22を支持したうえ、前記ゲル状緩衝体21の上面を皿10の四隅部における所定位置の下面に接着固定する。そして、皿受足18の膨出部18dに前記載置板20を嵌合して、皿10を皿受足18上に載置することで、計量器として一体化される。前記設置板20の前記膨出部18dへの設置は、環状突縁20aが膨出部18dに嵌合支持されることで容易かつ確実に位置決めでき、また、両者間にガタが生じることはない。しかし、皿10に所定以上の大きな水平方向の荷重が掛かると、前記載置板20が前記膨出部18dに対して変位し、正規の嵌合支持状態は解除される。
この状態で、計量器の皿10は、その下面側の四隅がゲル状緩衝体21を介して皿受足18で支持されるとともに、コイルバネ22の下端と上方突出片14aの折曲部14cが接触し、また、コイルバネ22の上端と皿10の底面とが確実に接触して、導通状態が確保されている。すなわち、板バネ14は支持部13の一要素として、コイルバネ22を介して皿10と皿受12とを結ぶ導通路を形成し、皿10と皿受12とが同電位になる。このため、皿10が静電気によって帯電しても、この帯電に伴う静電気をコイルバネ22、板バネ14を介して皿受12に逃がすことができ、静電気の帯電に伴って計量値に誤差が生じるのを防止することができる。この場合、皿受12を、皿受12よりも容積の大きいアース部材にアースすることで、静電気が発生しても、計量誤差をより少なくすることができる。
また、計量時に、皿10に伝達速度の速い衝撃荷重が加わっても、この衝撃荷重はゲル状緩衝体21が変形することで確実に吸収されるので、正確な計量をすることができるとともに、センサ部の破壊が防止される。
上述した本実施例においては、皿10の下面側四隅が、エラストマーで構成した皿受足18の頭頂の膨張部18dに嵌合した円環状の載置板20に固定した円環状のゲル状緩衝体21とコイルバネ22で支持されているので、計量時に皿10と支持部13間に垂直方向や水平方向のガタが生じることがない。なお、皿受足18の膨出部18d頂面に可撓性を有する髭状の突出片を設けると、皿受足18と載置板20間の当接状態をより改善して前記ガタの発生防止作用がより向上する。
また、板バネ14をタッピングネジ16で固定するに際しては、図3に示すように、板バネ14の長手方向端部寄りを固定する方法と、図示していないが、板バネ14の長手方向中央部寄りを固定する方法のいずれかを採用することができる。前者の場合、荷重作用点である上方突出片14aから固定部(板バネ14がタッピングネジ16で固定される部位)までの腕の長さが後者のものよりも短い分、板バネ14のバネ力が強く弾性変形し難いので、比較的重量のある被計量物、例えば、8〜30kgまでの被計量物の計量に適している。これに対して、後者の場合は、荷重作用点である上方突出片14aから固定部までの腕の長さが前者のものよりも長い分、板バネ14のバネ力が弱く弾性変形し易いので、比較的軽量な被計量物、例えば、8kg以下の被計量物の計量に適している。
さらに、本実施例においては、導電性バネ部材としてコイルバネ22を採用したが、このコイルバネ22に換えて図7及び図8に示す板バネ23を用いてもよい。この板バネ23は、ゲル状緩衝体21に支持される環状支持部23aの内縁から下方に向けて延出した湾曲状の撓み部23bとからなり、撓み部23bの最下方部分で上方突出片14aの折曲部14cと接触するものである。なお、前記環状支持部23aによるとゲル状緩衝体21による支持は安定したものとなるが、この環状支持部23aに換えて、前記撓み部23bの最上方端延長上に直状の支持部を設けてもよい。
さらにまた、本実施例の板バネ14やコイルバネ22は弾性強度に優れたステンレスなどの金属製としたが、比較的軽い被計量物の計量用では、導電性合成樹脂(プラスチック)で構成してもよい。またさらに、ゲル状緩衝体21の固定は、両面テープを利用するほか、適宜な接着剤を塗布して行うこともできる。さらに、皿10とゲル状緩衝体21の固定に際しては、皿受足18の頭頂の膨張部18dに円環状の載置板20を嵌合した後、ゲル状緩衝体21の上面に皿10を載置して固定してもよい。
10 皿
12 皿受
12d ネジ挿入孔
12e 突起
12f 貫通孔
13 支持部
14 板バネ
14a 上方突出片
14b ネジ挿通孔
14c 折曲部
16 タッピングネジ
18 皿受足
18a 筒体部
18b 傘部
18c 開口
18d 膨出部
20 載置板
20a 環状突縁
21 ゲル状緩衝体
22 コイルバネ
23 板バネ
30 計量器本体
32 上ケース
34 下ケース

Claims (3)

  1. 被計量物が搭載可能に形成された皿と、前記皿と相対向して配置された皿受と、前記皿受に固定されて複数の上方突出片が形成された導電性の板バネと、頭頂部先端に設けた開口から前記板バネの上方突出片が露出するように各上方突出片に装着一体化された皿受足とを備え、前記皿受には、前記板バネを介して前記皿受に作用する荷重を基に前記皿上の被計量物を計量する計量センサの荷重作用側が連結されてなる計量器であって、
    前記皿と前記皿受足との間には、上面で前記皿と接触し下面側で前記皿受足の頭頂部に載置板を介して設置されたゲル状緩衝体を配置する一方、前記ゲル状緩衝体に支持され、下端において前記板バネの上方突出片と接触し、上端において前記皿と接触する導電性バネ部材を設けたことを特徴とする計量器。
  2. 請求項1に記載の計量器において、前記載置板は、環状で中央孔に沿った環状突縁を有し、この環状突縁部分において前記皿受足の頭頂部に設置され、前記ゲル状緩衝体は、環状で、前記環状突縁にその中央孔において嵌合されて前記載置板に固定されてなることを特徴とする計量器。
  3. 請求項1または2に記載の計量器において、前記皿受の四隅には貫通孔が形成され、前記板バネは、前記皿受の裏面側縁部寄りに固定されてその両端側に前記各貫通孔を上方に貫通する上方突出片が形成されてなり、前記皿受足は、茸型に形成されて、その縦断面円弧状の傘部頭頂部に設けた開口から前記板バネの上方突出片の上端が露出するように各上方突出片に装着一体化されてなることを特徴とする計量器。
JP2011241810A 2011-11-04 2011-11-04 計量器 Active JP5777250B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011241810A JP5777250B2 (ja) 2011-11-04 2011-11-04 計量器
US14/353,640 US9285263B2 (en) 2011-11-04 2012-10-17 Measurement device
PCT/JP2012/076773 WO2013065481A1 (ja) 2011-11-04 2012-10-17 計量器
DE112012004619.6T DE112012004619B4 (de) 2011-11-04 2012-10-17 Messvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011241810A JP5777250B2 (ja) 2011-11-04 2011-11-04 計量器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013096925A true JP2013096925A (ja) 2013-05-20
JP5777250B2 JP5777250B2 (ja) 2015-09-09

Family

ID=48191838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011241810A Active JP5777250B2 (ja) 2011-11-04 2011-11-04 計量器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9285263B2 (ja)
JP (1) JP5777250B2 (ja)
DE (1) DE112012004619B4 (ja)
WO (1) WO2013065481A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066597A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 日本電気硝子株式会社 質量測定装置及び質量測定方法
CN111591364A (zh) * 2020-05-12 2020-08-28 上海交通大学 被动电磁式可重复缓冲机器人腿系统及缓冲机器人

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2009949C2 (en) * 2012-12-10 2014-06-11 Stertil Bv Lifting column for lifting a load, lifting system provided therewith and method for measuring a load.
CN109077602A (zh) * 2018-10-22 2018-12-25 广州阿尔卑斯供应链管理有限公司 一种电饭煲
CN109932030A (zh) * 2019-02-15 2019-06-25 马骏 一种用于有机垃圾处理的便于清洁的安全型称重设备
CN112539820B (zh) * 2020-11-27 2022-05-17 福建永荣锦江股份有限公司 一种具有缓冲机构的称重装置及其使用方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3301341A (en) * 1965-01-27 1967-01-31 Dole Valve Co Weighbridge shock mount
US4411327A (en) * 1981-05-14 1983-10-25 Hottinger Baldwin Measurements, Inc. Apparatus for applying a load to a strain gage transducer beam
US4411325A (en) * 1982-03-08 1983-10-25 Eaton Corporation Load bar mounting assembly
US4489797A (en) * 1983-02-07 1984-12-25 Circuits & Systems, Inc. Resilient mounted multiple load element weigh scale
DE3411550A1 (de) * 1984-03-29 1985-10-10 Sartorius GmbH, 3400 Göttingen Oberschalige elektrische waage
JPS61262621A (ja) * 1985-05-16 1986-11-20 Tokyo Electric Co Ltd ロ−ドセル秤
CH681915A5 (ja) * 1991-04-26 1993-06-15 Mettler Toledo Ag
JPH0514850A (ja) 1991-07-02 1993-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生装置
JP2541189Y2 (ja) * 1991-08-08 1997-07-09 株式会社寺岡精工 ロードセル式秤
US5600104A (en) * 1993-10-20 1997-02-04 Structural Instrumentation, Inc. Load cell having reduced sensitivity to non-symmetrical beam loading
JP3014922B2 (ja) 1994-06-21 2000-02-28 東芝テック株式会社 ロードセル秤
JP3404927B2 (ja) 1994-10-31 2003-05-12 株式会社島津製作所 上皿式天びん
US5521334A (en) * 1994-12-27 1996-05-28 Pitney Bowes Inc. Multiple overload protection for electronic scales
CA2160418C (en) * 1995-10-12 2008-04-08 Dwaine Friesen Restraint system for weigh scales
US5991676A (en) * 1996-11-22 1999-11-23 Breed Automotive Technology, Inc. Seat occupant sensing system
KR20000028718A (ko) * 1998-10-22 2000-05-25 가이자끼 요이찌로 하중측정장치
JP4693999B2 (ja) * 2001-01-19 2011-06-01 株式会社エー・アンド・デイ 秤の緩衝機構
DE10156013A1 (de) * 2001-11-15 2003-06-05 Mettler Toledo Gmbh Waagschalenträger mit Überlastschutz
US7244896B2 (en) * 2003-11-14 2007-07-17 Tanita Corporation Multipoint scale
JP4425036B2 (ja) * 2004-03-30 2010-03-03 株式会社エー・アンド・デイ 計量器
US7373846B2 (en) * 2004-09-07 2008-05-20 Honda Motor Co., Ltd. Load cell attachment structure
US7455343B2 (en) * 2005-09-12 2008-11-25 Ts Tech Co., Ltd. Passenger's weight measurement device for vehicle seat and attachment structure for load sensor
EP1946960B1 (en) * 2005-09-30 2010-09-08 TS Tech Co., Ltd. Occupant weight measurement device for vehicle seat
JP2008116223A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 A & D Co Ltd 電子秤
JP5073845B2 (ja) * 2010-09-14 2012-11-14 株式会社タニタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066597A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 日本電気硝子株式会社 質量測定装置及び質量測定方法
CN111591364A (zh) * 2020-05-12 2020-08-28 上海交通大学 被动电磁式可重复缓冲机器人腿系统及缓冲机器人

Also Published As

Publication number Publication date
US20140291043A1 (en) 2014-10-02
JP5777250B2 (ja) 2015-09-09
DE112012004619T5 (de) 2014-08-21
WO2013065481A1 (ja) 2013-05-10
DE112012004619B4 (de) 2023-09-07
US9285263B2 (en) 2016-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5777250B2 (ja) 計量器
CN102033584A (zh) 电脑及其硬盘支架
KR101903350B1 (ko) 충격흡수부재의 충격흡수율 측정장비
US20110001280A1 (en) Shock absorber and shock absorbing structure for absorbing vibration of an article
US8286932B2 (en) Mounting apparatus for storage device
CN207888583U (zh) 一种方便更换锤头的橡胶锤
JP4425036B2 (ja) 計量器
CN216242026U (zh) 一种减振限位装置及设置其的机械设备
JP2014225497A (ja) 携帯端末装置
CN211700390U (zh) 一种电池冲击力缓冲装置
JP2008305990A (ja) 電子機器
CN208443416U (zh) 一种便于安装的传感器设备
CN207966644U (zh) 一种用于互感器的抗磁防震护壳
CN213211990U (zh) 一种弹性接近开关支架
CN212779886U (zh) 一种摩托车电喷零部件快速检测装置
KR101453926B1 (ko) 안정성 및 설치용이성을 갖춘 송변전장치
CN201732748U (zh) 断路器的母排固定装置及其盖板
CN206271781U (zh) 电池组及电池包
CN219592434U (zh) 一种高灵敏度的手机液晶显示屏
CN113606286A (zh) 一种减振限位装置及设置其的机械设备
JP2008196987A (ja) 指示計器用免振構造及び携帯用測定機器
CN108645432A (zh) 一种便于安装的传感器设备
CN214588044U (zh) 一种防震工业仪表结构
CN104266274B (zh) 电器盒和电器盒组件及空调器
CN215753925U (zh) 一种仪表防护组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5777250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250