JP2013095299A - 小型車両用ドレスガード - Google Patents

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Abstract

【課題】防錆性及び外観の向上を図ることが可能で、且つ、乗車快適性の向上を図ることが可能な小型車両用ドレスガードを提供する。
【解決手段】本発明に係る小型車両用ドレスガード40は、車体フレームと、車体フレームの後部に連結されるシートレール22と、を備えた小型車両1に用いられ、車体フレーム又はシートレール22の少なくともいずれか一方に着脱自在に取り付けられる小型車両用ドレスガード40であって、小型車両1の車体側面に沿って配置されるガード本体41と、ガード本体41の上端部47、52に接合されて車体フレーム又はシートレール22に着脱自在に連結されるブラケット42、43と、を備え、ガード本体41の上端部47、52が車体幅方向内側に向かって屈曲され、ガード本体41の上端面が車体幅方向内側を向いていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車等の小型車両に用いられるドレスガードに関する。
従来、自動二輪車等の小型車両には、乗員の身体や衣服を保護するためのドレスガードが取り付けられる場合がある。
例えば、特許文献1には、パイプ材の外周面に幅広のブラケットを溶接して形成されたドレスガードが開示されている(カバー部材43及び上部ブラケット45参照)。また、従来例のドレスガードとして、本願図10に示されるように、パイプ材71の外周面の端部にコ字状のブラケット72を上側から溶接する構成も知られている。
特開平9−132187号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような構成では、パイプ材とブラケットの取付幅を確保するためにブラケットの上向きの面が広くなり、この上向きの面に砂や泥が溜まり易く、外観の劣化を招く。また、ブラケットをパイプ材に上側から被せるように溶接しているため、ブラケットとパイプ材の溶接箇所に発生するビードやバリやスパッタが車両の外観部位(目視されやすい部位)に露出しやすく、この点においても外観の劣化を招く。また、車両の外観部位に露出したバリやスパッタに乗員が身体や衣服を引っ掛ける虞が有る。
また、本願図10に示されるような構成では、パイプ材71とブラケット72の溶接箇所に上向きの凹部73が形成されることになり、この凹部73に雨水や泥が溜まり易くなる。そのため、凹部73に溜まる雨水や泥を抜くための水抜き穴74をパイプ材71に別途加工する必要があり、製造工程の煩雑化及び生産性の低下を招く。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、防錆性、外観及び乗車快適性に優れた小型車両用ドレスガードを提供することを目的とする。
本発明に係る小型車両用ドレスガードは、車体フレームと、該車体フレームの後部に連結されるシートレールと、を備えた小型車両に用いられ、前記車体フレーム又は前記シートレールの少なくともいずれか一方に着脱自在に取り付けられる小型車両用ドレスガードであって、前記小型車両の車体側面に沿って配置されるガード本体と、該ガード本体の上端部に接合されて前記車体フレーム又は前記シートレールに着脱自在に連結されるブラケットと、を備え、前記ガード本体の上端部が車体幅方向内側に向かって屈曲され、前記ガード本体の上端面が車体幅方向内側を向いていることを特徴とする。
このようにガード本体の上端面が車体幅方向内側を向くことで、例えばガード本体をパイプ材で形成する場合に、雨水や泥がガード本体の上端面からガード本体内に侵入しにくくなり、ガード本体の防錆性及び外観の向上を図ることが可能となる。また、ガード本体の上端部を車体幅方向内側に向かって屈曲させることで、ガード本体の上端部を上方、即ち乗員の方向に向かって延出させる場合と比較して、ガード本体の上端部に乗員の身体や衣服が引っ掛かり難くなり、乗車快適性が向上する。
本発明に係る小型車両用ドレスガードは、前記ブラケットは、前記車体フレーム又は前記シートレールに固定され、前記小型車両の車体側面に沿って配置される固定部と、該固定部の両側から車体幅方向外側に向かって屈曲される接合部と、を備え、前記ガード本体の上端面と前記固定部の車体幅方向外側を向く面とが隙間を介して対向した状態で、前記ガード本体の上端部が前記接合部の内面に接合されていても良い。
このような構成を採用することで、ガード本体の上端面をブラケットで囲うような配置となり、例えばガード本体をパイプ材で形成する場合に、車輪等で撥ねられた雨水や泥がガード本体の上端面からガード本体内に侵入しにくくなり、ガード本体の防錆性及び外観を一層向上させることが可能となる。また、ガード本体の上端部に滴下する雨水や結露等の水滴を、ガード本体の上端面と固定部との間に形成される隙間を介して排出することが可能となる。そのため、ガード本体の上端部に水抜き穴を別途加工しなくても排水性を向上させることができ、製造工程の煩雑化を抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
本発明に係る小型車両用ドレスガードは、前記接合部は、該接合部の内面と前記ガード本体の上端部との接点よりも下方において、前記ガード本体の上端部と溶接されていても良い。
このような構成を採用することで、ガード本体とブラケットの溶接が、ブラケットの内側且つガード本体の下方から行われることになる。そのため、ガード本体とブラケットの溶接箇所が外部から目立ちにくくなり、外観が向上する。また、ガード本体とブラケットの溶接箇所に発生するバリやスパッタに乗員の身体や衣服が引っ掛かり難くなり、乗車快適性が一層向上する。
本発明に係る小型車両用ドレスガードは、前記接合部は、該接合部の内面と前記ガード本体の上端部との接点よりも上方において、前記ガード本体の上端部と溶接されていても良い。
このような構成を採用することで、ブラケットとガード本体の溶接箇所が、ブラケットの接合部とガード本体の上端部の接点の上側と下側に離間して形成されることになり、ブラケットとガード本体の固定強度を高めることが可能となる。
本発明によれば、防錆性、外観及び乗車快適性に優れた小型車両用ドレスガードを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車において、車両後部を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車において、車両後上部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車において、ドレスガードを示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車において、ドレスガードを示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車において、ドレスガードを示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車のドレスガードにおいて、ガード本体の第2フレームと後側のブラケットの固定部分を示す背面図である。 図7のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 従来例のドレスガードを示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る小型車両用ドレスガード(以下、「ドレスガード」と略称する。)を、小型車両としての自動二輪車に適用する場合について説明する。以下、上下、左右、前後の方向は、自動二輪車の乗員から見た方向を示す。なお、左右一対の部材については、左側の部材のみを図示する。また、各図に適宜示される矢印Fr、Rr、L、Rは、それぞれ車両の前方、後方、左方、右方を示している。
まず、自動二輪車1の全体の構成について説明する。
図1に示されるように、自動二輪車1は、所謂オンロードタイプであって、車体骨格を構成するクレードル型の車体フレーム2を備えている。車体フレーム2の前部上端には、ヘッドパイプ3が配置されている。ヘッドパイプ3には、左右一対のフロントフォーク4が支持されている。フロントフォーク4の下端には前輪5が回転可能に支持され、前輪5の上方にはフロントフェンダ6が設けられている。フロントフォーク4の上端にはハンドルバー7が左右方向に設けられている。
車体フレーム2の上部には、燃料タンク8が支持されている。燃料タンク8の後方には乗員が着座するためのシート9が設けられ、燃料タンク8の下方にはエンジン10が搭載されている。車体フレーム2の車体幅方向外側には、車体側面中央部を覆う樹脂製のサイドカバー11が設けられている。
車体フレーム2の下部には、前席乗員(運転者)が足を載せるための左右一対の前席用ステップバー12が設けられると共に、スイングアーム13の前端部が揺動自在に支持されている。スイングアーム13の後端附近には、車軸14を介して後輪15が回転可能に支持されている。後輪15は、チェーンカバー16内に収納されるチェーン(図示せず)によってエンジン10の出力軸(図示せず)と接続されている。後輪15の上方には、後輪15の略上半部を覆うようにして樹脂製のリアフェンダ17が設けられている。
車体フレーム2の下部には、左右一対のステップフレーム18が接続されている。図2に最も良く示されるように、ステップフレーム18は、後上方に向かって傾斜する下側フレーム19と、略前後方向に向かって延びて下側フレーム19の後部に後端部が連結される上側フレーム20と、を備えている。上側フレーム20の後部には、後席乗員(同乗者)が足を載せるための左右一対の後席用ステップバー21が支持されている。
図1に示されるように、車体フレーム2の後部には、左右一対のシートレール22が連結されている。シートレール22は、後方に向かって延びており、シート9を下方から支持している。シートレール22の車体幅方向外側には、車体後部を覆う樹脂製のテールカバー23が固定されている。なお、図3においてテールカバー23は記載が省略されている。
図3に示されるように、各シートレール22には、連結プレート24が取り付けられており、左側の連結プレート24には、前後一対の取付ブラケット25、26が固定されている。各取付ブラケット25、26には、取付穴(図示せず)が車体幅方向に穿設されている。各連結プレート24には、左右一対のリアサスペンション27の上端が揺動自在に支持され、リアサスペンション27の下端はスイングアーム13の後端部に揺動自在に支持されている(図2参照)。
次に、本実施形態に係るドレスガード40について詳細に説明する。
図2等に示されるように、ドレスガード40は、車両の後部左側に着脱自在に取り付けられて後輪15の車体幅方向外側に位置し、後席乗員の身体や衣服を保護している。図4、図5に示されるように、ドレスガード40は、車体左側面に沿って配置されるガード本体41と、ガード本体41の上端部に取り付けられる前後一対のブラケット42、43と、を備えている。
まず、ガード本体41について説明する。ガード本体41は、円形断面を有するパイプ材によって格子状に形成されており、ドレスガード40の外郭を形成している。図4、図5に示されるように、ガード本体41は、第1フレーム44と、第1フレーム44の後方から下方にかけて配置される第2フレーム45と、第1フレーム44と第2フレーム45の間に架設される4本の補助フレーム46a〜46d(上側から順に46a、46b、46c、46dとする)と、を備えている。
第1フレーム44は、下方に向かって後方に傾斜している。図6等に示されるように、第1フレーム44の上端部47(ガード本体41の上端部でもある。)は、車体幅方向内側に向かって屈曲しており、第1フレーム44の上端面48(ガード本体41の上端面でもある。)は車体幅方向内側を向いている。
図4、図5に示されるように、第2フレーム45は、第1フレーム44の後方に配置される上側部分50と、この上側部分50の下端から前方に向かって鋭角に屈曲される下側部分51と、を備えており、側面視で略V字状を成している。
第2フレーム45の上側部分50は、下方に向かって後方に傾斜している。第2フレーム45の上側部分50は、第1フレーム44よりも鉛直方向に対する傾斜角度が大きくなっており、これに伴って、第1フレーム44と第2フレーム45の上側部分50との間隔は、下方に向かって大きくなっている。図6、図7等に示されるように、第2フレーム45の上側部分50の上端部52(ガード本体41の上端部でもある。以下、第2フレーム45の上端部52という。)は、車体幅方向内側に向かって屈曲しており、第2フレーム45の上側部分50の上端面53(ガード本体41の上端面でもある。以下、第2フレーム45の上端面53という。)は車体幅方向内側を向いている。
図4、図5に示されるように、第2フレーム45の下側部分51は、前方に向かって下方に傾斜している。第2フレーム45の下側部分51の前後方向中央には、第1フレーム44の下端部が連結されている。第2フレーム45の下側部分51の前端部には、連結ブラケット65が接合され、連結ブラケット65には、連結穴66が車体幅方向に穿設されている。そして、ステップフレーム18の下側フレーム19の後端部に設けられた挿通穴(図示せず)と連結ブラケット65の連結穴66にボルト49(図2参照)を貫挿させることで、ステップフレーム18を介して車体フレーム2にガード本体41が着脱自在に連結されている。
4本の補助フレーム46a〜46dは、上下に間隔を介して第1フレーム44と第2フレーム45の上側部分50の間に架設されており、後方に向かって上方に傾斜している。各補助フレーム46a〜46dの水平方向に対する傾斜角度は、最上端の補助フレーム46aが最も大きく、下方に行くにつれて小さくなり、最下端の補助フレーム46dが最も小さくなっている。最上端の補助フレーム46aは、他の補助フレーム46b〜46dよりも大径である。上から2番目の補助フレーム46bと最下端の補助フレーム46dは、第2フレーム45の上側部分50よりも後方に延出して互いに連結されている。
次に、前後一対のブラケット42、43について説明する。図4、図5に示されるように、前後一対のブラケット42、43は、前側のブラケット42の方が後側のブラケット43よりも上下幅が長いことを除いて、同様の構成である。そこで、後側のブラケット43について主に説明を行い、前側のブラケット42については、図面上に後側のブラケット43の各部と同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
後側のブラケット43は、板状の部材であって、車体左側面に沿って配置される固定部54と、固定部54の前後両側から車体幅方向外側に向かって略直角に屈曲される一対の接合部55と、を備えており、コ字状の断面を有している。
図8に示されるように、固定部54は、下方に向かって前後幅が小さくなっている。固定部54の上縁部には、上方に向かって円弧状に膨出する膨出部56が設けられており、この膨出部56の下方に略長円状の固定穴57が車体幅方向に穿設されている。そして、後側のブラケット43の固定穴57と後側の取付ブラケット26の取付穴(図示せず)に貫挿させたボルト64(図3参照)の先端にナット(図示せず)を締結することで、後側のブラケット43が後側の取付ブラケット26を介してシートレール22に着脱自在に連結されている。なお、前側のブラケット42についても同様であり、前側のブラケット42の固定穴57と前側の取付ブラケット25の取付穴(図示せず)に貫挿させたボルト64(図3参照)の先端にナット(図示せず)を締結することで、前側のブラケット42が前側の取付ブラケット25を介してシートレール22に着脱自在に連結されている。
図7に最も良く示されるように、後側のブラケット43の接合部55の下端には、車体幅方向外側に向かって突出する突起部58が設けられている。図8に示されるように、各接合部55の対向間隔は、下方に向かって狭くなっている。接合部55の内面の下部は、第2フレーム45の上端部52の外周面と当接し、接合部55の下端部は、接合部55の内面と第2フレーム45の上端部52の外周面との接点60よりも下方に延出している。図8に矢印Xで示されるように、接合部55の内面は、上記した接点60よりも下方と上方の両側において、第2フレーム45の上端部52と溶接されている。これにより、ガード本体41と後側のブラケット43が接合されている。なお、前側のブラケット42についても同様であり、第1フレーム44の上端部47の外周面と前側のブラケット42の接合部55の内面との接点(図示せず)よりも下方と上方の両側において、第1フレーム44の上端部47と前側のブラケット42の接合部55の内面が溶接されることで、ガード本体41と前側のブラケット42が接合されている。
図9に示されるように、後側のブラケット43の固定部54と各接合部55の間には、湾曲部61が形成されている。そのため、接合部55の内面と第2フレーム45の上端部52の外周面とを接触させた状態で位置決めを行うと、固定部54の外側面59(車体幅方向外側に向いた面)と第2フレーム45の上端面53との間に、湾曲部61のR分の隙間62が生じる。この隙間62を介して、固定部54の外側面59と第2フレーム45の上端面53が対向(正対)している。なお、前側のブラケット42についても同様であり、前側のブラケット42の固定部54の外側面59と第1フレーム44の上端面48が隙間を介して対向(正対)している。
本実施形態では前記のように、各フレーム44、45の上端面48、53が車体幅方向内側を向いているため、各フレーム44、45の上端面48、53から雨水や泥が各フレーム44、45内に侵入しにくくなり、ガード本体41の防錆性及び外観の向上を図ることが可能となる。また、各フレーム44、45の上端部47、52を車体幅方向内側に向かって屈曲させることで、各フレーム44、45の上端部47、52を上方、即ち乗員の方向に向かって延出させる場合と比較して、各フレーム44、45の上端部47、52に乗員の身体や衣服が引っ掛かり難くなり、乗車快適性が向上する。
また、本実施形態では、各フレーム44、45の上端面48、53が各ブラケット42、43の固定部54及び接合部55で囲われているため、車輪等で撥ねられた雨水や泥が各フレーム44、45の上端面48、53から各フレーム44、45内に侵入しにくくなり、ガード本体41の防錆性及び外観を一層向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、各フレーム44、45の上端部47、52に滴下する雨水や結露等の水滴を、各ブラケット42、43の固定部54の外側面59と各フレーム44、45の上端面48、53の間の隙間62を介して排出することが可能となる。そのため、各フレーム44、45の上端部47、52に水抜き穴を別途加工しなくても排水性を向上させることができ、製造工程の煩雑化を抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
特に、本実施形態では、湾曲部61の存在によって構造上必然的に発生する隙間62を水抜き穴として利用しているため、隙間62を設定するために特別な位置決め等を必要とせず、製造工程を一層簡略化することができる。
また、本実施形態では、接点60の下方に加えて接点60の上方において、各ブラケット42、43の接合部55の内面が各フレーム44、45の上端部47、52の外周面と溶接されている。そのため、ガード本体41と各ブラケット42、43の溶接箇所が、接点60の上側と下側に離間して形成されることになり、ガード本体41と各ブラケット42、43の固定強度を高めることが可能となる。
以上のように、本実施形態では、各フレーム44、45の上端部47、52をコ字状のブラケット42、43で広範に亘って囲うことで、排水性を向上させながら、外観及び乗車快適性に優れたドレスガード40を提供することが可能となっている。
本実施形態では、各ブラケット42、43がシートレール22に取り付けられる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、各ブラケット42、43が本体フレーム2に取り付けられても良い。本実施形態では、ドレスガード40を車体左側面だけに取り付ける場合について説明したが、他の異なる実施形態では、車体右側面だけにドレスガード40を取り付けたり、車体の左右両側面にそれぞれドレスガード40を取り付けたりしても良い。
本実施形態では、ドレスガード40のガード本体41を円形断面のパイプ材によって形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、角パイプや棒材(中実な部材)等の他の異なる断面形状の部材を用いてドレスガード40のガード本体41を形成しても良い。
本実施形態では、各ブラケット42、43の接合部55の内面と各フレーム44、45の上端部47、52の外周面との接点60の上下両方に、各ブラケット42、43と各フレーム44、45の溶接箇所を設けたが、他の異なる実施形態では、接点60の上方又は下方のいずれか一方のみに溶接箇所を設けても良い。
例えば、接点60の下方のみに溶接箇所を設ければ、これに伴って各フレーム44、45と各ブラケット42、43の溶接が、各ブラケット42、43の内側且つ各フレーム44、45の上端部47、52の下方から行われることになる。そのため、ガード本体41と各ブラケット42、43の溶接箇所が外部から目立ちにくくなり、外観が向上する。また、ガード本体41と各ブラケット42、43の溶接箇所に発生するバリやスパッタに乗員の身体や衣服が引っ掛かり難くなり、乗車快適性が一層向上する。
本実施形態では、クレードル型の車体フレーム2を備えた自動二輪車1に本発明に係るドレスガードを適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、例えばモノコック型等の他の異なるタイプの車体フレームを備えた自動二輪車に本発明に係るドレスガードを適用しても良い。
本実施形態では、オンロードタイプの自動二輪車1に本発明に係るドレスガードを適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、オフロードタイプ、スクータ等の他の異なるタイプの自動二輪車に本発明に係るドレスガードを適用しても良い。また、他の異なる実施形態では、自動二輪車以外の小型車両(例えば、自転車や電動車いす)に本発明に係るドレスガードを適用しても良い。
1 自動二輪車(小型車両)
2 車体フレーム
22 シートレール
40 小型車両用ドレスガード
41 ガード本体
42 前側のブラケット
43 後側のブラケット
47 上端部
48 上端面
52 上端部
53 上端面
54 固定部
55 接合部
60 接点
62 隙間

Claims (4)

  1. 車体フレームと、該車体フレームの後部に連結されるシートレールと、を備えた小型車両に用いられ、前記車体フレーム又は前記シートレールの少なくともいずれか一方に着脱自在に取り付けられる小型車両用ドレスガードであって、
    前記小型車両の車体側面に沿って配置されるガード本体と、
    該ガード本体の上端部に接合されて前記車体フレーム又は前記シートレールに着脱自在に連結されるブラケットと、を備え、
    前記ガード本体の上端部が車体幅方向内側に向かって屈曲され、前記ガード本体の上端面が車体幅方向内側を向いていることを特徴とする小型車両用ドレスガード。
  2. 前記ブラケットは、
    前記車体フレーム又は前記シートレールに固定され、前記小型車両の車体側面に沿って配置される固定部と、
    該固定部の両側から車体幅方向外側に向かって屈曲される接合部と、を備え、
    前記ガード本体の上端面と前記固定部の車体幅方向外側を向く面とが隙間を介して対向した状態で、前記ガード本体の上端部が前記接合部の内面に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の小型車両用ドレスガード。
  3. 前記接合部は、該接合部の内面と前記ガード本体の上端部との接点よりも下方において、前記ガード本体の上端部と溶接されていることを特徴とする請求項2に記載の小型車両用ドレスガード。
  4. 前記接合部は、該接合部の内面と前記ガード本体の上端部との接点よりも上方において、前記ガード本体の上端部と溶接されていることを特徴とする請求項3に記載の小型車両用ドレスガード。
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