JP2013088799A - 液晶画面用保護シート材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】剥離用フィルム材と、復元遅効性のシリコーン層を担持させたフィルム基材からなり、前記剥離用フィルム材の内側面に形成された通気路形成面により復元遅効性のシリコーン層に通気路を形成し、液晶画面への貼り付けに際して、空気を逃がしてフィルム基材の皺寄せを無くすようにした。
【選択図】図1
Description
こうした保護皮膜としては、一般に、透明な粘着シート乃至フィルムが用いられており、携帯電話等の個人ユーザーが別途購入し、自ら貼着している。
これは、シート乃至フィルムを貼る時、シート乃至フィルムの一端側から順次液晶画面に押し付けて行くことになるが、その際、液晶画面とシート乃至フィルムの間に存在する空気がその両者間から旨く外方に排出でき難くて生じるのが原因であることが分かった。
液晶画面に加圧貼着して保護するための保護シート材であって、
剥離用フィルム材(1)と、前記剥離用フィルム材(1)の内側面に形成された通気路形成面(1A)と、前記液晶画面に貼着保持されるフィルム基材(2)と、前記フィルム基材(2)の内側面に担持された復元遅効性のシリコーン層(3)とから成り、
前記剥離用フィルム材(1)の通気路形成面(1A)が前記シリコーン層(3)に加圧接当されて一体的に保持されるように構成され、
前記剥離用フィルム材(1)を前記フィルム基材(2)から剥離したときに前記シリコーン層(3)の表面に、該シリコーン層(3)の側面に開放される通気路(4)が複数本形成され、
且つ、前記液晶画面に加圧貼着した後に前記シリコーン層(3)の弾性復元力で前記通気路(4)が消失するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明において、復元遅効性のシリコーン層とは、一般のシリコーンよりも圧縮変形に対する復元、即ち弾性復帰に時間を要するところのシリコーン層を言う。
また、本発明のフィルム基材は透明であるが、液晶画面が見やす程度の着色フィルムでも良い。
本発明のその他の具体的な利点は、以下の説明から明らかとなろう。
このように、通気路形成面(1A)を刻設により形成すると、即ち、表面を直接加工(傷つける)する方式を採用すると、その加工が非常に簡単に行い得ることになり、コスト低減を図ることができる。
こうした凹凸刻設方法としては、周面に凹凸のある輪胴を剥離用フィルム材(1)の表面に押し付けることで、容易に行い得る。
このように、凹部(4A)とこれらを繋ぐ複数の溝(4B)とを組み合わせることで、貼り付け時の空気の流れを、より一層スムースに誘導することができて、皺の寄りを確実に防止することができる。
図1乃至図4に示すように、この液晶画面用保護シート材は、液晶画面、この実施例では、一例として携帯電話の液晶画面Pに加圧貼着して保護するための保護シート材である。
剥離用フィルム材1として、ここでは、PET(ポリエチレンテレフタレート)で構成されたフィルム(厚みが約100ミクロン)を用いる。製造に際しては、所定幅の長尺ものが準備され、最終的には対象の液晶画面Pの大きさにカットされる。
この剥離用フィルム材1としては、他にOPP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニール)などの既存の樹脂フィルムを用いてよい。
この凹凸は、前記剥離用フィルム材1を、凹凸が形成された輪胴を通過させることで形成されるもので、凹凸の高低は、ここでは約1ミクロンである。前記凹凸は、ここでは、全体として格子状のパターンであるが、適宜のパターンを用い得る。
そして、前記剥離用フィルム材1とは対を成すものであるので、そのサイズは、同じものが使用され、同様にカットされる。
図示されるように、本発明における復元遅効性のシリコーン層3では、復元時間は、約30秒乃至180分となり、従来のシリコーン層では、3秒乃至6秒程度であるのと比較して、大幅に遅延させることができる。
この加工は、両剥離用フィルム材1及びフィルム基材2を輪胴間を通過させることで行われる。輪胴による加圧は、約2Kg/cm2の面圧で実施される。
この通気路4は、前記シリコーン層3が復元遅効性故に直ちに原状復元しないので、この状態のままで、対象となる液晶画面Pに貼り付けられる。
そして、図4に示すように、前記液晶画面に加圧貼着した後に前記シリコーン層3の弾性復元力で前記通気路4が自動的に消失することになるのである。
ここでは、前記通気路形成面1Aが、前記剥離用フィルム材1の表面に印刷により形成されたインク凹凸により構成されているようにしてもよい。
このような印刷手段を用いてインクによる表面の凹凸を形成する場合には、簡単な工程となるので、非常にコスト削減に寄与できる。
このように、溝だけでなく、途中に大きな空間の凹部を介在させることで、空気の流動を一層スムースに行い易く、外部への空気は排出の機能を高めることが分かっている。
1A:通気路形成面
2:フィルム基材
3:シリコーン層
Claims (4)
- 液晶画面に加圧貼着して保護するための保護シート材であって、
剥離用フィルム材(1)と、前記剥離用フィルム材(1)の内側面に形成された通気路形成面(1A)と、前記液晶画面に貼着保持されるフィルム基材(2)と、前記フィルム基材(2)の内側面に担持された復元遅効性のシリコーン層(3)とから成り、
前記剥離用フィルム材(1)の通気路形成面(1A)が前記シリコーン層(3)に加圧接当されて一体的に保持されるように構成され、
前記剥離用フィルム材(1)を前記フィルム基材(2)から剥離したときに前記シリコーン層(3)の表面に、該シリコーン層(3)の側面に開放される通気路(4)が複数本形成され、
且つ、前記液晶画面に加圧貼着した後に前記シリコーン層(3)の弾性復元力で前記通気路(4)が消失するように構成されていることを特徴とする液晶画面用保護シート材。 - 前記通気路形成面(1A)が、前記剥離用フィルム材(1)の表面に刻設された凹凸により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶画面用保護シート材。
- 前記通気路形成面(1A)が、前記剥離用フィルム材(1)の表面に印刷により形成されたインク凹凸により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶画面用保護シート材。
- 前記通気路(4)が、複数の凹部と、該凹部同士を繋ぎ、前記シリコーン層(3)の表面に形成されて該シリコーン層(3)の側面に開放される複数の溝により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶画面用保護シート材。
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