JP2013088290A - 動体判別装置、センサのゆらぎ検出装置、表示装置、動体判別方法及びセンサのゆらぎ検出方法 - Google Patents

動体判別装置、センサのゆらぎ検出装置、表示装置、動体判別方法及びセンサのゆらぎ検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013088290A
JP2013088290A JP2011229049A JP2011229049A JP2013088290A JP 2013088290 A JP2013088290 A JP 2013088290A JP 2011229049 A JP2011229049 A JP 2011229049A JP 2011229049 A JP2011229049 A JP 2011229049A JP 2013088290 A JP2013088290 A JP 2013088290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
average value
value
detection
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011229049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5526100B2 (ja
Inventor
Shuhei Miyanaga
修平 宮永
Kentaro Hotta
健太朗 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nanao Corp
Original Assignee
Nanao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nanao Corp filed Critical Nanao Corp
Priority to JP2011229049A priority Critical patent/JP5526100B2/ja
Publication of JP2013088290A publication Critical patent/JP2013088290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5526100B2 publication Critical patent/JP5526100B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】距離測定を行うセンサの検出値の変化に基づいて動体の有無を判別し、これに応じて人が存在するか否かを精度よく判断することができる動体判別装置、表示装置及び動体判別方法を提供する。また種々のセンサにおいて検出値のゆらぎを精度よく検出することができるセンサのゆらぎ検出装置、表示装置及びセンサのゆらぎ検出方法を提供する。
【解決手段】表示装置1は、対象物までの距離を検出する人感センサ20が出力する時系列的な複数の検出値に対して重み付けを行って平均値を算出すると共に、重み付けを複数のパターンで行って複数の平均値を算出して、算出した2つの平均値の差分を算出し、この差分が閾値を超えるか否かを判定することにより、動体の有無を判別する。また平均値として人感センサ20の検出値の指数移動平均値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人感センサを利用して人などの動体の有無を判別する動体判別装置、表示装置及び動体判別方法に関し、また、センサが出力する検出値のゆらぎを検出するセンサのゆらぎ検出装置、表示装置及びセンサのゆらぎ検出方法に関する。
従来、例えばPC(Personal Computer)に接続されて画像表示を行う表示装置には、表示装置の正面の所定範囲内に人が存在するか否かを検出するセンサ、いわゆる人感センサが搭載されているものがある。人感センサを搭載した表示装置では、人が存在する場合に画像表示を行い、一定時間以上に亘って人が不在の状態が検出された場合に画像表示を停止することによって、消費電力を低減することができる。このような人感センサは、表示装置で利用されるのみでなく、例えば空気調和機、照明装置又は防犯設備等の種々の電気機器にて利用されており、その利用範囲は今後拡大していくと考えられる。
人感センサは、例えば赤外線、超音波又は可視光線等を利用した種々のセンサを利用することができる。例えば表示装置の正面にPSD(Position Sensitive Detector)を用いたセンサを搭載し、このセンサにて人の検出を行う構成とすることができる。このセンサは、受光位置に応じた電圧を発生するPSDを用いたセンサであり、赤外線LED(Light Emitting Diode)などと組み合わせて用いられ、赤外線LEDから出射した光の対象物における反射光をPSDにて受光し、この受光位置に応じて三角測量方式の距離測定を行うことができる。
特許文献1においては、焦電センサによる人体検知センサと、人体検知センサが出力する生データ及び移動平均値の差分から人体の有無を判断する絶対値判定部と、過去の生データ及び移動平均値の差分、並びに、現在の生データ及び移動平均値との差分との傾きから人体の有無を判断する傾き判定部とを備えた空気調和機が提案されている。この空気調和機は、生データ及び移動平均の差分及び絶対値の2通りの判断条件を持つことによって、人体検知の精度を向上させることを目的としたものである。
特開2005−172377号公報
従来の人感センサ(PSDを用いたセンサ)を搭載した表示装置では、人感センサの検出値(人までの距離)をサンプリングし、直近の5回分程度の検出値の平均と閾値との比較を行って、人が存在するか否かを判断していた。また、検出精度を高めるために、直近の3回分の検出値から最大値及び最小値を抽出し、この最大値及び最小値の差分と閾値との比較を行って対象の動きを判定することで、対象が動体であるか静止物であるかを判定し、人が存在するか否かの判断材料としていた。
しかしながら、上記のような直近の5回分程度の検出値に基づく判断では、センサのノイズなどの影響を十分に低減することができないため、ノイズなどの影響を考慮して比較のための閾値を設定する必要がある。このため、閾値にある程度の余裕を持たせる必要があり、人の検出精度が低いという問題がある。また、例えば表示装置の前を人が通り過ぎた場合など、人感センサの検出値が急激に変化する場合に誤検出が発生するという問題がある。これらの問題は、特許文献1に記載の空気調和機による人体検知の方法についても同様に存在する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、距離測定を行うセンサの検出値の変化(ゆらぎ)に基づいて動体の有無を判別し、これに応じて人が存在するか否かを精度よく判断することができる動体判別装置、表示装置及び動体判別方法を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、距離測定を行うセンサのみでなく、種々のセンサにおいて検出値のゆらぎを精度よく検出することができるセンサのゆらぎ検出装置、表示装置及びセンサのゆらぎ検出方法を提供することにある。
本発明に係る動体判別装置は、対象物までの距離を検出し、該距離に応じた検出値を出力するセンサと、該センサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値に重み付けして平均値を算出する平均値算出部と、該平均値算出部による平均値の算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の平均値、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値に応じて、動体の有無を判別する動体判別部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、異なる重み付けに応じて前記平均値算出部にて算出された2つの平均値の差分、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値の差分を算出する差分算出部を更に備え、前記動体判別部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、前記動体判別部は、前記差分算出部による差分の算出を、それぞれ異なる重み付けに応じて前記平均値算出部にて算出された平均値、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値の複数組に対して行い、算出した複数の差分がそれぞれ閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、前記平均値算出部が、指数移動平均値を算出するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、前記平均値算出部が算出した指数移動平均値を記憶する記憶部を更に備え、前記平均値算出部は、前記記憶部に記憶された指数移動平均値、及び、前記センサの新たな検出値に応じて指数移動平均値を算出するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、前記動体判別部が、前記平均値算出部が算出した平均値が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別装置は、同じ重み付けに応じて前記平均値算出部が過去に算出した平均値と新たに算出した平均値との差分を算出する差分算出部を更に備え、前記動体判別部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、表示部と、上述の動体判別装置と、該動体判別装置の動体判別結果に応じて、前記表示部の表示制御処理を行う制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るセンサのゆらぎ検出装置は、検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサが出力した検出値に対して重み付けした値を算出する算出部と、該算出部による算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の値に応じて前記センサの検出値のゆらぎを検出する検出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るセンサのゆらぎ検出装置は、前記算出部が、前記センサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値を重み付けして平均値を算出するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るセンサのゆらぎ検出装置は、異なる重み付けに応じて前記算出部にて算出された2つの値の差分を算出する差分算出部を更に備え、前記検出部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて、前記センサの検出値のゆらぎを検出するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置は、検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサと、表示部と、上述のセンサのゆらぎ検出装置と、該センサのゆらぎ検出装置の検出結果に応じて、前記表示部の表示制御処理を行う制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る動体判別方法は、対象物までの距離を検出するセンサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値に重み付けして平均値を算出し、該平均値の算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の平均値、及び/又は、算出された平均値及び前記センサの検出値に応じて、動体の有無を判別することを特徴とする。
また、本発明に係るセンサのゆらぎ検出方法は、検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサが出力した検出値に対して重み付けした値を算出し、該値の算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の値に応じて前記センサの検出値のゆらぎを検出することを特徴とする。
本発明においては、PSDを用いたセンサのように対象物までの距離を検出し、検出した距離に応じた検出値を出力するセンサを用いて動体の判別を行う。このセンサが時系列的に出力する複数の検出値に対して、各検出値に重み付けを行って平均値を算出する。例えば新しい検出値を重視した重み付け、古い検出値を重視した重み付け、新しい検出値及び古い検出値を等しく重視した重み付けなど、各検出値に対する重み付けは種々のパターンで行うことができる(なお、新しい検出値を重視した重み付けには、センサの検出値そのもの(即ち、最新の検出値の重みを100%とし、過去の検出値の重みを0%とした平均値)も含む)。
算出される平均値は、重み付けのパターンに応じて動体の特定の動きのパターンが反映された値となる。即ち、重み付けされた平均値は動体の動きの特徴を表す特徴量として扱うことができる。そこで、重み付けを複数のパターンで行って複数の平均値を算出し、複数の平均値に応じて動体の有無を判断することにより、精度のよい動体判別が可能となる。
また、本発明においては、異なる重み付けを行って算出した2つの平均値の差分(及び/又は、算出した平均値とセンサの検出値との差分)を算出する。上記のように、重み付けして算出した平均値は動体の動きの特徴を表すものであるが、2つの平均値の差分を算出することによって、更に動体の特定の動きを抽出することができる。これは、いわゆるバンドパスフィルタの働きに相当するものであり、一方の重み付けにより上限を規定し、他方の重み付けにより下限を規定し、両方の平均値の差分を算出することで上限及び下限の間の特徴を抽出できる。そこで、この差分が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別することにより、より精度のよい動体判別が可能となる。
また、本発明においては、異なる重み付けにて複数の平均値を算出し、これら平均値の複数組にて差分(平均値及び検出値の差分を含んでよい)を算出し、得られた複数の差分に応じて動体の有無を判別する。複数の差分を算出することによって、更に精度のよい動体判別が可能となる。
また、本発明においては、センサの検出値の指数移動平均を算出することによって、検出値の重み付け及び平均値の算出を行う。指数移動平均の係数に複数の値を用いることによって、異なる重み付けを行うことができる。
また指数移動平均は、過去(前回)の指数移動平均値と新たなセンサ検出値との2つの値から算出することができ、以前のセンサ検出値を全て記憶しておく必要がない。算出した指数移動平均値を記憶部に記憶しておき、新たにセンサの検出値が得られた場合には、記憶部から指数移動平均値を読み出して新たな検出値との演算を行って新たな指数移動平均値を算出すればよい。よって、以前の検出値を記憶して平均値を算出する場合と比較して、指数移動平均を算出する構成では必要な記憶部の容量が低減される。
また、本発明においては、上記のような平均値の差分に基づく動体判別のみでなく、他の方法による動体判別を併用してもよい。例えば、センサは対象物までの距離を検出するものであるため、検出値の平均値が閾値を超えるか否かを判定することにより、所定距離内に物体(動体又は静止物)が存在するか否かを判定することができ、この判定結果を併用して動体の有無を判別してもよい。
また例えば、過去(前回)の平均値と新たな(今回の)平均値との差分を算出することにより、対象物の移動量を算出することができる。そこで、差分が閾値を超えるか否かを判定することにより、対象物が所定量を超えて動いたか否かを判定することができ、この判定結果を併用して動体の有無を判別してもよい。
また、本発明においては、上記の動体判別を表示装置にて行う。これにより、表示装置の正面に動体(人)が存在する場合に画像表示を行い、人が存在しない場合に画像表示を停止して省電力モードへ移行するなどの制御を行うことができる。
対象物までの距離を検出するセンサに対して上述の処理を行った場合、対象物の動きの特徴から動体判別を行うことができる。これはセンサの検出値の変化(ゆらぎ)の特徴が対象物の動きの特徴に相当するためである。
しかし本発明の技術は、距離検出のセンサのみでなく、その他のセンサに適用することが可能である。この場合、本発明の技術を適用することによって、センサの検出値に特定のゆらぎが生じたか否かを判断することができる。例えば熱を検出するセンサであれば特定の温度変化を検出することができ、また例えば輝度センサであれば特定の輝度変化を検出することができるなど、本発明の技術は種々のセンサに応用することが可能である。
例えば表示装置に輝度センサが搭載され、表示装置の周辺の明るさに応じて画像表示の明るさを変更するなどの制御を行う場合、輝度センサの検出値に対して本発明の技術を適用することができる。これにより、例えば輝度センサ近傍を人が横切ることによって短時間のみ暗くなった場合に画像表示の明るさが変更されることを防止するなどの処理を行うことができる。
本発明による場合は、センサが時系列的に出力する検出値に対して異なる重み付けを行って算出した複数の平均値(及び/又は、算出した平均値及びセンサの検出値)に応じて動体の有無を判別する構成とすることにより、動体の動きの特徴に基づく精度のよい動体判別を行うことができる。よって、例えば表示装置にて動体判別を行う構成とした場合、表示装置の正面に人が存在するか否かを精度よく判別して表示制御を行うことができる。
本発明に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 ゆらぎ判定を説明するための模式図である。 ゆらぎ判定を説明するための模式図である。 表示装置による人の有無判別処理の手順を示すフローチャートである。 エリア判定処理の手順を示すフローチャートである。 微動判定処理の手順を示すフローチャートである。 ゆらぎ判定処理の手順を示すフローチャートである。 ゆらぎ判定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る表示装置の構成を示すブロック図である。図において1は、表示用のデバイスとして液晶パネル17を備える表示装置であり、PC3から入力される画像信号に基づいて液晶パネル17に画像表示を行うものである。表示装置1は、制御部10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、操作部13、入力部14、画像処理部15、パネル駆動部16、液晶パネル17、ライト駆動部18、バックライト19及び人感センサ20等を備えて構成されている。
制御部10は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置にて構成され、ROM12に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより種々の処理を行うことができる。制御部10は、表示装置1内の各部と情報の授受を行ってこれら各部の動作を制御することにより、液晶パネル17に画像を表示するための種々の制御処理を実行する。
RAM11は、例えばSRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のデータ書き換え可能なメモリ素子により構成されており、一時的なデータを記憶することができる。例えばRAM11は、制御部10が行う種々の制御処理の演算過程などで発生したデータを一時的に記憶する。本実施の形態においては、人感センサ20の検出結果及びこの検出結果の指数移動平均値等のデータ(詳細は後述する)をRAM11に記憶する。
ROM12は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成され、制御部10の動作に必要な制御プログラムと、その他の種々のデータ(図示は省略する)とが予め記憶されている。本実施の形態においては、人感センサ20の検出結果の指数移動平均値を算出するための重み係数及び算出した指数移動平均値との比較を行うための閾値等のデータ(詳細は後述する)がROM12に予め記憶されており、制御部10がこれらのデータを読み出して処理行う。
操作部13は、ユーザが表示装置1を操作するための各種のファンクションキーなどを有している。例えば、液晶パネル17の画像表示の明るさ(ブライトネス)を変更するためのキー、又は画像表示のカラーバランスを変更するためのキー等のように、表示装置1の表示特性を設定するための設定キーが操作部13に設けられている。操作部13は、これらのファンクションキーに対するユーザの操作を受け付けて制御部10へ通知し、制御部10は操作部13からの通知に応じて各部の動作を制御することができる。
入力部14は、PC3などの外部機器に信号ケーブルを介して接続される接続端子を有しており、PC3から入力される画像信号を取得し、この画像信号を画像処理部15へ与える。画像処理部15は、制御部10の制御に応じて、入力部14から与えられた画像信号に対して明るさ調整又はカラーバランス調整等の種々の画像処理を施し、画像処理後の画像信号をパネル駆動部16へ与える。画像処理部15から与えられた画像信号に応じてパネル駆動部16が液晶パネル17を駆動することにより、画像表示装置1はPC3からの画像信号に基づく画像表示を行うことができる。
液晶パネル17は、一対のガラス基板が対向配置され、その間隙内に液晶物質である液晶層が形成された構造をなしている。一方のガラス基板には、複数の画素電極と、画素電極のそれぞれにドレインを接続したTFT(Thin Film Transistor)とが設けられ、他方のガラス基板には共通電極が設けられている。各TFTのゲート及びソースは、パネル駆動部16のゲートドライバ及びソースドライバ(図示は省略する)に接続され、パネル駆動部16から駆動信号がそれぞれ入力されている。
パネル駆動部16は、画像処理部15から与えられた画像信号に応じて液晶パネル17を駆動するための駆動信号を出力する。詳しくは、パネル駆動部16のゲートドライバは、液晶パネル17が有する多数のTFTのゲートに、与えられた画像信号に応じて選択的に電圧を印加し、また同様に、パネル駆動部16のソースドライバは、TFTのソースに、入力された映像信号に応じた電圧値で電圧を印加する。これにより液晶パネル17は、パネル駆動部16のゲートドライバから印加される電圧によって各画素のTFTのオン/オフが制御され、パネル駆動部16のソースドライバから入力される出力電圧(液晶パネル17への入力レベル)が各画素のTFTに印加されることにより、液晶物質の電気光学特性によって決定される光透過率が制御されて、バックライト19からの光の透過が調整され、所望の画像を階調表示することができる。液晶パネル17の各画素は、RGBのように複数色分の副画素で更に構成され、光の透過方向にカラーフィルムを配することで、カラー表示を可能としている。
バックライト19は、表示装置1内にて液晶パネル17の背面側に配設されており、ライト駆動部18から与えられる出力電圧により駆動される。ライト駆動部18は、制御部10の制御に応じて、バックライト19への出力電圧を調整する。これにより、例えばユーザが操作部13を操作して設定したブライトネス設定に応じて、ライト駆動部18に出力電圧を調整させて、バックライト19の輝度を調整することができる。
人感センサ20は、表示装置1の筐体の正面部分(例えば液晶パネル17を囲む周囲の枠部分)に設けられ、表示装置1の正面側に存在する物体までの距離を検出し、検出結果として距離に応じた電圧値の信号を制御部10へ出力する。このような構成の人感センサ20には、例えばPSDを用いたセンサを採用することができる。PSDを用いたセンサは、例えば赤外線LEDと組み合わせて用いられ、赤外線LEDから出射した赤外光の対象物における反射光を受光し、このときの受光位置又は受光角度等に応じた電圧値の信号を出力する。このためセンサが出力する信号の電圧値を元に、三角測量方式にて対象物までの距離を算出することができる。
人感センサ20からの出力信号が与えられた制御部10は、この信号の電圧値を所定周期でサンプリングし、人感センサ20の検出値として、表示装置1の正面側に存在する対象物までの距離情報を取得する。なお制御部10は、人感センサ20の出力信号の電圧値をA/D変換によりデジタルの情報として取得するが、人感センサ20の出力信号に含まれるノイズを考慮して取得したデジタル情報の下位数ビット分の情報を切り捨てる処理を行ってもよい。
また人感センサ20の出力信号の電圧値は赤外光の受光位置又は受光角度等に応じた値であり、対象物までの距離が近いほど電圧値が高い信号が出力され、対象物までの距離が遠いほど電圧値が低い信号が出力される。この電圧値は対象物までの距離と一対一に対応するものであるため、本実施の形態において制御部10は、人感センサ20から取得した電圧値から対象物までの距離を算出し、算出結果を人感センサ20の検出値(距離情報)として後述の処理を行う(ただし、制御部10は人感センサ20から取得した電圧値そのものを対象物までの距離情報として扱う構成としてもよい)。例えば人感センサ20の電圧値と対象物までの距離との対応関係をテーブル又は演算式等としてROM12に予め記憶しておき、制御部10がこれを読み出して電圧値から距離情報への変換を行う構成とすることができる。
制御部10は、人感センサ20が検出した物体までの距離情報に基づいて、表示装置1の正面(人感センサ20の検出範囲内)に人が存在するか否かを判定し、判定結果に応じて液晶パネル17の表示/非表示を切り替える制御処理を行う。即ち制御部10は、人が存在すると判定した場合には、液晶パネル17にPC3から入力された画像の表示を行い、人が存在しないと判定した場合には、液晶パネル17の画像表示を停止する。なお画像表示の停止は、例えばパネル駆動部16及びライト駆動部18による駆動信号の出力を停止することで行ってもよく、また例えば電源回路(図示は省略する)から各部への電力供給を停止することで行ってもよく、その他の方法で行ってもよい。
次に、人感センサ20の検出値に基づいて人が存在するか否かを判定する方法の詳細について説明する。人感センサ20の出力信号を所定周期でサンプリングすることによって、制御部10は、時系列的な人感センサ20の検出値を取得することができる。制御部10は、人感センサ20の検出値の指数移動平均を算出し、算出した平均値に基づいて人が存在するか否かの判定を行う。指数移動平均は、以下の(1)式にて算出することができる。
n =(1−α)×S+α×An-1 …(1)
なお、An は今回の指数移動平均値であり、An-1 は前回の指数移動平均値であり、Sは今回の検出値である。またαは、0<α<1の係数であり、各検出値に付される重みに相当する(なお本実施の形態においてはα=0の場合、即ち今回の人感センサ20の検出値の重みを100%とし、過去の検出値の重みを0%とした値についても以降の判定に用いてよい)。
上記のように指数移動平均は、前回の指数移動平均値、今回の検出値及び重み係数αの3つの値から算出することができる。制御部10は、算出した指数移動平均値をRAM11に記憶しておき、人感センサ20の検出値をサンプリングする毎にRAM11から前回の指数移動平均値を読み出して今回の指数移動平均値を算出する。また重み係数αはROM12に予め記憶されており、制御部10は、指数移動平均値を算出する際にROM12から重み係数αを読み出して用いる。なおROM12には値が異なる複数の重み係数αが予め記憶されており、制御部10は、算出に用いる重み係数αを変更することによって、複数種の指数移動平均値を算出することができる。本実施の形態に係る表示装置1は、複数の重み係数αに応じた複数の指数移動平均値に基づいて、人が存在するか否かの判定を行う。また本実施の形態に係る表示装置1は、複数の判定方法により人が存在するか否かをそれぞれ判定し、各判定方法の判定結果に基づいて最終的に人が存在するか否かを判定する。
(1)エリア判定
表示装置1の正面に人が存在する場合、少なくとも人感センサ20は何らかの検出値を出力する(0Vより大きい電圧値の信号を出力する)と考えられる。そこで制御部10は、人感センサ20の検出値が閾値を超えるか否かを判定することにより、閾値に対応する距離範囲(エリア)内に何らかの物体が存在するか否かを判定する。このエリア判定において、制御部10は、エリア判定用の重み係数αX と閾値TX とをROM12から読み出し、重み係数αX にて算出された前回の指数移動平均値XAn-1 をRAM11から読み出す。次いで制御部10は、重み係数αX 、前回の指数移動平均値XAn-1 及び今回の人感センサ20の検出値Sを用いて新たな指数移動平均値XAn を算出し、算出した指数移動平均値XAn と閾値TX との比較を行う。なお、算出した指数移動平均値XAn は、次回のエリア判定のためにRAM11に記憶しておく。制御部10は、指数移動平均XAn が閾値TX を超えない場合に、エリア内に物体が存在すると判定する。なお、エリア判定においてエリア内に物体が存在しないと判定した場合、制御部10は、以降の判定を行わず、表示装置1の正面に人が存在しないと判断してよい。
(2)微動判定
エリア判定によってエリア内に物体が存在すると判定された場合であっても、この物体が人であるとは限らない。人は完全に静止することはなく、僅かであっても動いていると考えられるため、制御部10は、エリア内の物体が動いているか否か(動体であるか否か)を判定することにより、エリア内の物体が人であるか否かを判定する。この微動判定において、制御部10は、微動判定用の重み係数αY と閾値TY とをROM12から読み出し、重み係数αY にて算出された前回の指数移動平均値YAn-1 をRAM11から読み出す。次いで制御部10は、重み係数αY 、前回の指数移動平均値YAn-1 及び今回の人感センサ20の検出値Sを用いて新たな指数移動平均値YAn を算出する共に、前回の指数移動平均値YAn-1 及び今回の指数移動平均値YAn の差分ΔYAを算出し、算出した差分ΔYAと閾値TY との比較を行う。なお、算出した指数移動平均値YAn は、次回の微動判定のためにRAM11に記憶しておく。制御部10は、差分ΔYAが閾値TY を超える場合、対象の物体が動いていると判定する。なお、微動判定において物体が動いていないと判定した場合、制御部10は、以降の判定を行わず、表示装置1の正面に人が存在しないと判断してよい。
(3)ゆらぎ判定
微動判定によってエリア内の物体が動いていると判定された場合であっても、この動体が表示装置1を使用する人であるとは限らない。例えば判定された動体は、表示装置1の正面を横切って通り過ぎる人である可能性があり、何らかの動作を行う機械などである可能性がある。そこで制御部10は、エリア内の動体の動きが表示装置1を使用する人の動き(ゆらぎ)の特徴を有しているか否か、それ以外の動きの特徴を有しているか否かを判定する。
このゆらぎ判定において、制御部10は、ゆらぎ判定用のi個(2個以上)の重み係数αZiと、j個(1個以上)の閾値TZjとをROM12から読み出すと共に、重み係数αZiにて算出された前回のi個の指数移動平均値ZAn-1,i をRAM11から読み出す。次いで制御部10は、i個の重み係数αZi、指数移動平均値ZAn-1,i 及び今回の人感センサ20の検出値Sを用いて新たな指数移動平均値ZAn,i を算出し、算出した指数移動平均値ZAn,i を次回のゆらぎ判定のためにRAM11に記憶しておく。次いで制御部10は、i個の指数移動平均値ZAn,i から所定の2つを選択して差分を算出する処理をj回行うことによって、j個の差分ΔZAj を算出し、算出した差分ΔZAj と閾値TZjとの比較を行う。制御部10は、j個の比較結果が所定条件を満たすか否かに応じて、エリア内の動体の動きが表示装置1を使用する人の動きの特徴を有しているか否かを判定する。
i=2且つj=1の場合、例えば制御部10は、ゆらぎ判定用の2個の重み係数αZ1及びαZ2と、前回の指数移動平均値ZAn-1,1 及びZAn-1,2 と、今回の人感センサ20の検出値Sとを基に、新たな指数移動平均値ZAn1及びZAn2を算出し、これらの差分ΔZA1 を算出して閾値TZ1との比較を行う。またi=4且つj=2の場合、例えば制御部10は、ゆらぎ判定用の4個の重み係数αZ1、αZ2、αZ3、αZ4と、前回の指数移動平均値ZAn-1,1 、ZAn-1,2 、ZAn-1,3 、ZAn-1,2 と、今回の人感センサ20の検出値Sとを基に、新たな指数移動平均値ZAn1、ZAn2、ZAn3、ZAn4を算出し、指数移動平均値ZAn1、ZAn2の差分ΔZA1 及び指数移動平均値ZAn3、ZAn4の差分ΔZA2 を算出して閾値TZ1、TZ2との比較をそれぞれ行う。
図2及び図3は、ゆらぎ判定を説明するための模式図であり、人感センサ20の検出値の指数移動平均値に含まれる周波数成分を示したグラフである。また図2の上段には重み係数αが小さい場合の指数移動平均値についてのグラフ(周波数特性A)を示し、図2の下段には重み係数αが大きい場合の指数移動平均値についてのグラフ(周波数特性C)を示し、図2の中段には重み係数αがこれらの間の場合の指数移動平均値についてのグラフ(周波数特性B)を示してある。図示のように、重み係数αを小さい値に設定するほど指数移動平均値には広い範囲の周波数成分が含まれ、重み係数αを大きい値に設定するほど指数移動平均値に含まれる周波数成分の範囲が狭まる。即ち、重み係数αによって、指数移動平均値に含まれる周波数成分の上限を規定することができる。
また図3には、2つの指数移動平均値の差分に含まれる周波数成分を示してある。図3の上段には図2の周波数特性Aの指数移動平均値と周波数特性Cの指数移動平均値との差分の周波数特性A−Cを示し、図3の中段には周波数特性Aの指数移動平均値と周波数特性Bの指数移動平均値との差分の周波数特性A−Bを示し、図3の下段には周波数特性Bの指数移動平均値と周波数特性Cの指数移動平均値との差分の周波数特性B−Cを示してある。図示のように、2つの指数移動平均値の差分に含まれる周波数成分は、一方の指数移動平均値に係る重み係数αにより上限が規定され、他方の指数移動平均値に係る重み係数αにより下限が規定される。即ち、2つの指数移動平均値の差分を算出することは、2つの重み係数αにて上限及び下限が規定されるバンドパスフィルタにより、動体の動きの特定周波数成分を抽出することに略等しい。
そこで、表示装置1を使用する際の人の動きを予め測定してその周波数特性を分析し、表示装置1を使用する人の動きの周波数成分を抽出し得る2つの重み係数αを決定すると共に、この周波数成分の有無を判別するために、この2つの重み係数αにて算出された指数移動平均値の差分(即ち抽出した周波数成分の振幅)との比較を行う閾値を決定し、ROM12記憶しておく。ゆらぎ判定の際、制御部10は、ROM12から重み係数α及び閾値を読み出して指数移動平均値及び差分の算出を行い、差分が閾値を超えた場合に表示装置1を使用する際の人の動きが含まれていると判断することができ、表示装置1を使用する人が存在すると判断することができる。
また例えば表示装置1の正面を横切る人の動き又は表示装置1の周辺で動作する機械装置の動き等のように、表示装置1を使用する際の人の動き以外の動きを予め測定してその周波数特性を分析し、この周波数成分を抽出し得る2つの重み係数αを決定すると共に、この周波数成分の有無を判別し得る閾値を決定し、ROM12に記憶しておく。ゆらぎ判定の際、制御部10は、ROM12から重み係数α及び閾値を読み出して指数移動平均値及び差分の算出を行い、差分が閾値を超えた場合に、人感センサ20の検知範囲内に存在する動体が、表示装置1を使用する人ではないと判断することができる。
このように、ゆらぎ判定においては、異なる2つの重み係数αにて算出された指数移動平均値の差分を算出し、この差分と閾値との比較を行うことによって、動体の特定の動きの有無を判断することができる。また重み係数α及び閾値を変更するのみで、同じ演算方法によって、複数の動きの有無を容易に判断することができる。制御部10は、動体の複数の動きの有無をそれぞれ判断し、表示装置1を使用する人の動きを有し、且つ、これ以外の動きを有さない場合に、表示装置1を使用する人が存在すると最終的な判断を行う。ゆらぎ判定にてどのような動きの有無を判断するか、いくつの動きの有無を判断するかなどは、表示装置1の設計者が適宜に決定すればよい。
なお、指数移動平均を算出するための複数の重み係数αには、その値として0が含まれていてもよい。即ち、α≠0の指数移動平均値と、α=0の指数移動平均値(=最新の検出値S)との差分を算出し、この差分に基づいて人が存在するか否かを判断してもよい。
図4は、表示装置1による人の有無判別処理の手順を示すフローチャートである。なお本処理においては、表示装置1を使用する人の不在時間を計時するために不在タイマを用いるが、この不在タイマは例えば制御部10内に備えられる。人の有無判別処理において、表示装置1の制御部10は、まず不在タイマによる計時をスタートする(ステップS1)。次いで制御部10は、人感センサ20の検出値をサンプリングしてA/D変換によりデジタル値として取得する(ステップS2)。このときに制御部10は、ノイズ除去のために検出値の下位ビットを切り捨てる処理を行ってもよい。その後、制御部10は、人感センサ20の検出値(電圧値)を距離情報に変換する処理を行う(ステップS3)。制御部10は、変換後の距離情報を人感センサ20の検出値Sとして、以降の処理(エリア判定処理、微動判定処理及びゆらぎ判定処理等)を行う。
次いで制御部10は、ステップS3にて得られた人感センサ20の検出値Sを用いてエリア判定処理を行う(ステップS4)。制御部10は、エリア判定処理により表示装置1周辺の所定エリア内に物体があると判定されたか否かを調べ(ステップS5)、エリア内に物体があると判定された場合(S5:YES)、微動判定処理を行う(ステップS6)。エリア内に物体がないと判定された場合(S5:NO)、制御部10は、表示装置1を使用する人がいないと判断し、微動判定処理及びゆらぎ判定処理を行うことなく、ステップS11へ処理を進める。
次いで制御部10は、微動判定処理によりエリア内の物体に動きがあると判定されたか否かを調べ(ステップS7)、この物体に動きがあると判定された場合(S7:YES)、ゆらぎ判定処理を行う(ステップS8)。エリア内の物体に動きがないと判定された場合(S7:NO)、制御部10は、表示装置1を使用する人がいないと判断し、ゆらぎ判定処理を行うことなく、ステップS11へ処理を進める。
次いで制御部10は、ゆらぎ判定によりエリア内に人が存在すると判定されたか否かを調べ(ステップS9)、エリア内に人が存在すると判定された場合(S9:YES)、不在タイマをリセットし(ステップS10)、ステップS11へ処理を進める。エリア内に人が存在しないと判定された場合(S9:NO)、制御部10は、不在タイマをリセットすることなく、ステップS11へ処理を進める。
次いで制御部10は、不在タイマの値に基づいて、表示装置1を使用する人が存在しない状態となってから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。所定時間が経過していないと判定した場合(S11:NO)、制御部10は、液晶パネル17の画像表示を行い(ステップS12)、ステップS2へ処理を戻す。また所定時間が経過したと判定した場合(S11:YES)、制御部10は、液晶パネル17の画像表示を行わず(ステップS13)、ステップS2へ処理を戻す。制御部10は、表示装置1の電源がオン状態の間、ステップS2〜S13の処理を繰り返し行っている。
図5は、エリア判定処理の手順を示すフローチャートであり、図4に示したフローチャートのステップS4にて行う処理である。エリア判定処理において、表示装置1の制御部10は、エリア判定用の重み係数αX 及び閾値TX をROM12から読み出すと共に(ステップS21)、前回の指数移動平均値XAn-1 をRAM11から読み出す(ステップS22)。次いで制御部10は、読み出した重み係数αX 及び指数移動平均値XAn-1 と、新たに人感センサ20から取得した検出値Sとを用いて、上記の(1)式に基づき、新たな指数移動平均値XAn を算出し(ステップS23)、算出した指数移動平均値XAn をRAM11に記憶する(ステップS24)。
次いで制御部10は、算出した指数移動平均値XAn が閾値TX 未満であるか否かを判定し(ステップS25)、指数移動平均値XAnが閾値TX 未満の場合(S25:YES)、エリア内に物体が存在すると判定し(ステップS26)、エリア判定処理を終了する。また指数移動平均値XAn が閾値TX 以上の場合(S25:NO)、制御部10は、エリア内に物体が存在しないと判定し(ステップS27)、エリア判定処理を終了する。
図6は、微動判定処理の手順を示すフローチャートであり、図4に示したフローチャートのステップS6にて行う処理である。微動判定処理において、表示装置1の制御部10は、微動判定用の重み係数αY 及び閾値TY をROM12から読み出すと共に(ステップS31)、前回の指数移動平均値YAn-1 をRAM11から読み出す(ステップS32)。次いで制御部10は、読み出した重み係数αY 及び指数移動平均値YAn-1 と、新たに人感センサ20から取得した検出値Sとを用いて、上記の(1)式に基づき、新たな指数移動平均値YAn を算出し(ステップS33)、算出した指数移動平均値YAn をRAM11に記憶する(ステップS34)。
次いで制御部10は、今回の指数移動平均値YAn と前回の指数移動平均値YAn-1 との差分ΔYAを算出し(ステップS35)、この差分ΔYAが閾値TY を超えるか否かを判定する(ステップS36)。差分ΔYAが閾値TY を超える場合(S36:YES)、制御部10は、エリア内の物体に動きがあると判定し(ステップS37)、微動判定処理を終了する。また差分ΔYAが閾値TY を超えない場合(S36:NO)、制御部10は、エリア内の物体に動きがないと判定し(ステップS38)、微動判定処理を終了する。
図7及び図8は、ゆらぎ判定処理の手順を示すフローチャートであり、図4に示したフローチャートのステップS8にて行う処理である。なお図示のゆらぎ判定処理は、2種の動きの特徴の有無を判定しており、1番目の動きは表示装置1を使用する人の動きであり、2番目の動きはこれ以外の動きである(ただしこれは一例であり、1種又は3種以上の動きの特徴の有無を判定する構成としてよい)。ゆらぎ判定処理において、表示装置1の制御部10は、1番目の動きの判定に必要な重み係数αZ1、αZ2及び閾値TZ1をROM12から読み出すと共に(ステップS41)、前回の指数移動平均値ZAn-1,1 、ZAn-1,2 をRAM11から読み出す(ステップS42)。次いで制御部10は、読み出した重み係数αZ1、αZ2及び指数移動平均値ZAn-1,1 、ZAn-1,2 と、新たに人感センサ20から取得した検出値Sとを用いて、上記の(1)式に基づき、新たな指数移動平均値ZAn,1 、ZAn,2 をそれぞれ算出し(ステップS43)、算出した指数移動平均値ZAn,1 、ZAn,2 をRAM11に記憶する(ステップS44)。
次いで制御部10は、算出した2つの指数移動平均値ZAn,1 、ZAn,2 の差分ΔZA1 を算出し(ステップS45)、この差分ΔZA1 が閾値TZ1を超えるか否かを判定する(ステップS46)。差分ΔZA1 が閾値TZ1を超えない場合(S46:NO)、制御部10は、表示装置1を使用する人の動きがないと判断し、表示装置1を使用する人が存在しないと判定して(ステップS47)、ゆらぎ判定処理を終了する。また差分ΔZA1 が閾値TZ1を超える場合(S46:YES)、制御部10は、表示装置1を使用する人の動きがあると判断し、次の動きについての判定を行うため、ステップS48へ処理を進める。
次いで制御部10は、2番目の動きの判定に必要な重み係数αZ3、αZ4及び閾値TZ2をROM12から読み出すと共に(ステップS48)、前回の指数移動平均値ZAn-1,3 、ZAn-1,4 をRAM11から読み出す(ステップS49)。次いで制御部10は、読み出した重み係数αZ3、αZ4及び指数移動平均値ZAn-1,3 、ZAn-1,4 と、新たに人感センサ20から取得した検出値Sとを用いて、上記の(1)式に基づき、新たな指数移動平均値ZAn,3 、ZAn,4 をそれぞれ算出し(ステップS50)、算出した指数移動平均値ZAn,3 、ZAn,4 をRAM11に記憶する(ステップS51)。
次いで制御部10は、算出した2つの指数移動平均値ZAn,3 、ZAn,4 の差分ΔZA2 を算出し(ステップS52)、この差分ΔZA2 が閾値TZ2未満であるか否かを判定する(ステップS53)。差分ΔZA2 が閾値TZ2未満の場合(S53:YES)、制御部10は、表示装置1を使用する人が存在すると判定し(ステップS54)、ゆらぎ判定処理を終了する。また差分ΔZA2 が閾値TZ2を超える場合(S53:NO)、制御部10は、表示装置1を使用する人の動き以外の動きであると判断し、表示装置1を使用する人が存在しないと判定して(ステップS55)、ゆらぎ判定処理を終了する。
以上の構成の表示装置1においては、対象物までの距離を検出する人感センサ20を用い、この人感センサ20が出力する時系列的な複数の検出値に対して重み付けを行って平均値を算出することにより、重み付けのパターンに応じた動体の動きの特徴を有する平均値を得ることができるため、重み付けを複数のパターンで行って複数の平均値を算出し、複数の平均値に応じて動体(例えば人)の有無を判別する構成とすることにより、特定の動きの特徴を有する動体(例えば表示装置1を使用する人)を精度よく判別することができる。
また算出した2つの平均値の差分を算出することによって、2つの重み付けにより上限及び下限が規定されたバンドパスフィルタに相当する処理を行うことができ、動体の特定の動きの特徴を抽出することができるため、この差分が閾値を超えるか否かを判定する構成とすることにより、表示装置1は動体が特定の動きの特徴を有するものであるか否かを判定することができ、精度のよい動体判別を行うことができる。また複数の差分を算出して複数の動きの特徴の有無を判定する構成とすることにより、表示装置1はより精度のよい動体判別を行うことができる。
また平均値として人感センサ20の検出値の指数移動平均値を算出する構成とすることにより、指数移動平均は前回の平均値と今回の検出値とから算出することができ、以前の検出値を記憶しておく必要がないため、表示装置1に必要なRAM11の記憶容量を低減することができる。
また表示装置1は、上記のようなゆらぎ判定のみでなく、人感センサ20の検知結果から物体が所定範囲内に存在するか否かのエリア判定、及び、物体が動いているか否かの微動判定を行う構成とすることにより、より精度のよい動体判別を行うことができ、表示装置1を使用する人の有無を精度よく判別することができる。よって表示装置1は、これを使用する人の有無に応じて、画像表示を停止して省電力モードへ移行するなどの制御を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、表示装置1に搭載された人感センサ20により人の有無を判別する構成を例に説明を行ったが、本発明の適用は表示装置1に限るものではない。例えば、空気調和機に人感センサを搭載して温度制御などを行う場合、照明装置に人感センサを搭載して点灯/消灯の制御を行う場合、又は、防犯設備に人感センサを搭載して報知制御などを行う場合等のように、人の有無を判断して制御を行う種々の電気機器に本発明を適用することができる。また判別対象は人に限るものではなく、人以外の動物又は何らかの動作を行う機械等であってもよい。
また、人感センサ20の検出値から指数移動平均を算出する構成としたが、これに限るものではなく、加重移動平均又は修正移動平均等のその他の移動平均を算出する構成としてもよい。また表示装置1は、ゆらぎ判定と共にエリア判定及び微動判定を行う構成としたが、これに限るものではなく、これらの判定を行わない構成としてもよい。またエリア判定及び微動判定を、指数移動平均値を用いるのではなく、人感センサ20の検出値(α=0の指数移動平均値)を用いて判定を行う構成としてもよい。
また本実施の形態においては、対象物までの距離を検出する人感センサ20を用いて動体(人)の有無を判別する構成を例に説明を行ったが、本発明の適用はこれに限るものではない。本発明のゆらぎ判定は、センサが出力する検出値の変化に特定の特徴が含まれているか否かを判別するものであり、これを距離検出のセンサに適用することで動体の有無を判別する構成としたものである。よってこのゆらぎ判定を他のセンサに適用し、センサが出力する検出値の特定の変化(ゆらぎ)の有無を判別する構成としてもよい。
例えば輝度センサにゆらぎ判定を適用した場合、部屋全体の明るさが長期間に亘って変化した場合、輝度センサの近傍を人が横切って影にはいり短時間のみ暗くなった場合などのように、明るさの変化の特徴を判別することが可能となる。よって、例えば表示装置に輝度センサを搭載し、検出された明るさに応じて画像表示の明るさを制御する構成とした場合、人が横切って短時間のみ暗くなった場合には画像表示の明るさを維持し、長期間に亘って明るさが変化した場合に画像表示の明るさを変化させるなどの制御を行うことができる。
同様に、例えば温度センサにゆらぎ判定を適用して特定の温度変化の有無を判別してもよく、速度センサにゆらぎ判定を適用して特定の速度変化(加速度)の有無を判別してもよく、振動センサにゆらぎ判定を適用して特定の振動の有無を判別してもよく、その他のセンサにゆらぎ判定を適用して特定の検出値の変化の有無を判別してもよい。
1 表示装置(動体判別装置、センサのゆらぎ検出装置)
3 PC
10 制御部(平均値算出部、動体判別部、差分算出部、算出部、検出部)
11 RAM(記憶部)
12 ROM
13 操作部
14 入力部
15 画像処理部
16 パネル駆動部
17 液晶パネル(表示部)
18 ライト駆動部
19 バックライト
20 人感センサ(センサ)

Claims (14)

  1. 対象物までの距離を検出し、該距離に応じた検出値を出力するセンサと、
    該センサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値に重み付けして平均値を算出する平均値算出部と、
    該平均値算出部による平均値の算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の平均値、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値に応じて、動体の有無を判別する動体判別部と
    を備えること
    を特徴とする動体判別装置。
  2. 異なる重み付けに応じて前記平均値算出部にて算出された2つの平均値の差分、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値の差分を算出する差分算出部を更に備え、
    前記動体判別部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の動体判別装置。
  3. 前記動体判別部は、前記差分算出部による差分の算出を、それぞれ異なる重み付けに応じて前記平均値算出部にて算出された平均値、及び/又は、前記平均値算出部にて算出された平均値及び前記センサの検出値の複数組に対して行い、算出した複数の差分がそれぞれ閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあること
    を特徴とする請求項2に記載の動体判別装置。
  4. 前記平均値算出部は、指数移動平均値を算出するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の動体判別装置。
  5. 前記平均値算出部が算出した指数移動平均値を記憶する記憶部を更に備え、
    前記平均値算出部は、前記記憶部に記憶された指数移動平均値、及び、前記センサの新たな検出値に応じて指数移動平均値を算出するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の動体判別装置。
  6. 前記動体判別部は、前記平均値算出部が算出した平均値が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の動体判別装置。
  7. 同じ重み付けに応じて前記平均値算出部が過去に算出した平均値と新たに算出した平均値との差分を算出する差分算出部を更に備え、
    前記動体判別部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて動体の有無を判別するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の動体判別装置。
  8. 表示部と、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の動体判別装置と、
    該動体判別装置の動体判別結果に応じて、前記表示部の表示制御処理を行う制御部と
    を備えること
    を特徴とする表示装置。
  9. 検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサが出力した検出値に対して重み付けした値を算出する算出部と、
    該算出部による算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の値に応じて前記センサの検出値のゆらぎを検出する検出部と
    を備えること
    を特徴とするセンサのゆらぎ検出装置。
  10. 前記算出部は、前記センサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値を重み付けして平均値を算出するようにしてあること
    を特徴とする請求項9に記載のセンサのゆらぎ検出装置。
  11. 異なる重み付けに応じて前記算出部にて算出された2つの値の差分を算出する差分算出部を更に備え、
    前記検出部は、前記差分算出部が算出した差分が閾値を超えるか否かに応じて、前記センサの検出値のゆらぎを検出するようにしてあること
    を特徴とする請求項9又は請求項10に記載のセンサのゆらぎ検出装置。
  12. 検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサと、
    表示部と、
    請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載のセンサのゆらぎ検出装置と、
    該センサのゆらぎ検出装置の検出結果に応じて、前記表示部の表示制御処理を行う制御部と
    を備えること
    を特徴とする表示装置。
  13. 対象物までの距離を検出するセンサが時系列的に出力した複数の検出値に対して、各検出値に重み付けして平均値を算出し、
    該平均値の算出を異なる重み付けで複数回行い、各重み付けに応じて算出された複数の平均値、及び/又は、算出された平均値及び前記センサの検出値に応じて、動体の有無を判別すること
    を特徴とする動体判別方法。
  14. 検出した物理量に応じた検出値を出力するセンサが出力した検出値に対して重み付けした値を算出し、
    該値の算出を異なる重み付けで複数回行い、
    各重み付けに応じて算出された複数の値に応じて前記センサの検出値のゆらぎを検出すること
    を特徴とするセンサのゆらぎ検出方法。
JP2011229049A 2011-10-18 2011-10-18 動体判別装置、表示装置及び動体判別方法 Active JP5526100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011229049A JP5526100B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 動体判別装置、表示装置及び動体判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011229049A JP5526100B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 動体判別装置、表示装置及び動体判別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013088290A true JP2013088290A (ja) 2013-05-13
JP5526100B2 JP5526100B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=48532338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011229049A Active JP5526100B2 (ja) 2011-10-18 2011-10-18 動体判別装置、表示装置及び動体判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5526100B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101471520B1 (ko) * 2014-07-02 2014-12-10 엘아이지넥스원 주식회사 운동체 탐지 장치 및 방법
WO2014199594A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 旭化成エレクトロニクス株式会社 生体感知器および省電力モード設定方法
JP2016176994A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社リコー 人体検知装置、及び画像形成装置
JP2017227592A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 旭化成エレクトロニクス株式会社 プログラム、コンピュータ可読媒体、端末装置、推定装置および推定方法
CN108254801A (zh) * 2016-12-29 2018-07-06 阿里巴巴集团控股有限公司 一种检测方法、相关装置和系统
WO2020008627A1 (ja) * 2018-07-06 2020-01-09 三菱電機株式会社 フィルタリング装置、センサ装置、フィルタリング方法及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002073222A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Fujikura Ltd 機器の省電力制御装置、制御プログラムを記憶した媒体及び座席体
JP2010091274A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Yazaki Corp 積載量計測装置及び積載量計測システム
JP2010176211A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Nanao Corp 省電力モニタ装置
JP2011047740A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Nanao Corp 動体判別機能付き電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002073222A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Fujikura Ltd 機器の省電力制御装置、制御プログラムを記憶した媒体及び座席体
JP2010091274A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Yazaki Corp 積載量計測装置及び積載量計測システム
JP2010176211A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Nanao Corp 省電力モニタ装置
JP2011047740A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Nanao Corp 動体判別機能付き電子機器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014199594A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 旭化成エレクトロニクス株式会社 生体感知器および省電力モード設定方法
JP5838271B2 (ja) * 2013-06-12 2016-01-06 旭化成エレクトロニクス株式会社 生体感知器および省電力モード設定方法
US10126463B2 (en) 2013-06-12 2018-11-13 Asahi Kasei Microdevices Corporation Living body detector and power-saving mode setting method
KR101471520B1 (ko) * 2014-07-02 2014-12-10 엘아이지넥스원 주식회사 운동체 탐지 장치 및 방법
JP2016176994A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社リコー 人体検知装置、及び画像形成装置
JP2017227592A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 旭化成エレクトロニクス株式会社 プログラム、コンピュータ可読媒体、端末装置、推定装置および推定方法
CN108254801A (zh) * 2016-12-29 2018-07-06 阿里巴巴集团控股有限公司 一种检测方法、相关装置和系统
WO2020008627A1 (ja) * 2018-07-06 2020-01-09 三菱電機株式会社 フィルタリング装置、センサ装置、フィルタリング方法及びプログラム
CN112384752A (zh) * 2018-07-06 2021-02-19 三菱电机株式会社 滤波装置、传感器装置、滤波方法及程序
US11365962B2 (en) 2018-07-06 2022-06-21 Mitsubishi Electric Corporation Filtering device, sensor device, filtering method and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP5526100B2 (ja) 2014-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5526100B2 (ja) 動体判別装置、表示装置及び動体判別方法
KR102607397B1 (ko) 표시 장치의 전원 제어 회로
KR102008912B1 (ko) 표시 장치 및 그 구동 방법
TWI354963B (en) Liquid crystal display apparatus
JP3711138B2 (ja) 液晶表示装置
TWI602087B (zh) 具有整合觸控面板的顯示裝置及其驅動方法
KR101337042B1 (ko) 터치패널 표시장치 및 그의 구동방법
CN101241411B (zh) 包括通过光线从屏幕输入信息的功能的显示器
JP2011523111A (ja) 接触及び接近を感知することができるディスプレイパネルとディスプレイ装置及びそのパネルを用いる接触及び接近感知方法
JP5284457B2 (ja) 画像表示装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2011118245A (ja) 表示装置及び表示装置の制御方法
JP6605046B2 (ja) 電荷蓄積トラッカを備えた電子デバイスディスプレイ
CN102652271B (zh) 存在判定装置、系统、方法以及程序
KR101608254B1 (ko) 표시장치
KR20160044166A (ko) 표시 패널의 구동 방법 및 이를 수행하는 표시 장치
KR20160096774A (ko) 표시장치 및 이의 구동방법
KR102270183B1 (ko) 표시 장치의 영상 보상 방법 및 표시 장치
TW201911005A (zh) 顯示面板、顯示裝置以及感測方法
JP2008022412A (ja) 電子回路、電気光学装置およびこれを備える電子機器
KR102459747B1 (ko) 플리커 측정 장치, 플리커 측정 방법 및 플리커 측정 프로그램
JP4674790B2 (ja) 表示装置および電子情報機器
JP6468610B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
KR20070112997A (ko) 액정표시장치 및 그 제어방법
KR20170064754A (ko) 폴더블 표시장치
JP2014186071A (ja) 端末装置、情報処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5526100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250