JP2013087797A - 転がり軸受 - Google Patents

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美葵 有鼻
Naoaki Tsuji
直明 辻
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Abstract

【課題】 セパレータの摩耗が進んでも、転動体の内外輪からの脱落を有効に防止することができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】 内外輪1,2間に複数の転動体3を配列し、転動体3間にセパレータ4を周方向に複数介装した転がり軸受において、内外輪1,2の軸方向両側面の内の少なくとも一方の面に、セパレータ4の軸方向の抜け出しを阻止する環状の側板6を設け、この側板6に、周方向に介装された複数のセパレータを周方向で複数組に区分けする柱部材7を立設することにより、セパレータの摩耗が進んでも、転動体全数が周方向の片側に偏ることがないため、転動体が軸受から脱落することがない。
【選択図】 図1

Description

この発明は、内外輪間に複数の転動体を配列し、転動体間にセパレータを周方向に複数介装した転がり軸受、特に、フィルム延伸機のテンタクリップ用軸受等の高温雰囲気下、あるいは真空雰囲気下で使用するのに適したものに関するものである。
フィルム延伸機のテンタクリップ用軸受は、一般的に150〜250℃の高温雰囲気下で使用されるため、耐熱性が要求される。
特に、近年需要が高まっているPEEKやPI等の樹脂では400℃という超高温雰囲気下で延伸作業が行われている。
このような超高温雰囲気下で使用される転がり軸受では、400℃という高温で使用可能なグリースがないことから、転動体間に固体潤滑剤によって形成されたセパレータを介装させることにより、超高温下において徐々に潤滑剤を軌道面に供給するようにしている。
このようなセパレータを使用する転がり軸受は、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。
特開2000−320548号公報 特開2005−3178号公報
ところで、上記のような、転動体間にセパレータを周方向に複数介装した転がり軸受においては、セパレータの転動体との当接面が摩耗する。
特に、セパレータが固体潤滑剤によって形成されている場合には、セパレータの摩耗が激しい。
そして、セパレータの摩耗が進み、転動体の周方向に配列された転動体間の隙間を合算した総量が軸受の円周上1/2以上になると、転動体が内外輪から脱落する懸念が生じる。
そこで、この発明は、セパレータの摩耗が進んでも、転動体の内外輪からの脱落を有効に防止することができる転がり軸受を提供しようとするものである。
前記の課題を解決するために、この発明は、内外輪間に複数の転動体を配列し、転動体間にセパレータを周方向に複数介装した転がり軸受において、内外輪の軸方向両側面の内の少なくとも一方の面に、セパレータの軸方向の抜け出しを阻止する環状の側板を設け、この側板に、周方向に介装された複数のセパレータを周方向で複数組に区分けする柱部材を立設したことを特徴とするものである。
前記側板は、内外輪の軸方向両側面に設けることが好ましい。
前記側板の軸方向の外側面には、内外輪間をシールドするシールド板を配置する。
前記セパレータは、グラファイト等の固体潤滑剤によって成形することにより、転動体とセパレータとの接触により、徐々に潤滑剤を軌道面に供給することができるので、超高温仕様のフィルム延伸機のテンタクリップ用軸受のように、グリースが使用できない高温雰囲気下の用途に好適である。
前記セパレータは、周方向長さが内径側ほど短くなるように形成される。
前記柱部材は、円柱形であっても、角柱形でもよい。
前記柱部材は、SUS304などのステンレス鋼や、黄銅によって形成することができる。錆などを考慮した場合、SUS304がより好ましく、転動体の摩耗や潤滑効果を考慮した場合、黄銅が好ましい。
前記柱部材は、セパレータとセパレータの間に配置しても、セパレータに柱部材に貫通孔を設け、貫通孔に柱部材を貫通させるようにしてもよい。
前記柱部材は、円柱形、4角形以上の多角柱形のいずれでもよい。
また、前記セパレータを軸方向に二分割し、転動体との当接面に転動体である玉の一部が嵌まる案内溝を形成するようにしてもよい。
この発明によると、周方向に介装された複数のセパレータが、柱部材によって周方向に複数組に区分けされる。柱部材によって周方向に複数組に区分けされているので、セパレータの摩耗が進んでも、転動体全数が周方向の片側に偏ることがないため、転動体が軸受から脱落することがない。
この発明を適用した深溝玉軸受の第1の実施形態を示す側面図であり、シールド板を取り除いた状態を示している。 図1のA−A線の断面図である。 図1の実施形態の玉とセパレータと側板との関係を示す部分斜視図である。 図1の実施形態に使用する第1のセパレータの斜視図である。 図1の実施形態に使用する第2のセパレータの斜視図である。 この発明を適用した深溝玉軸受の第2の実施形態を示す側面図であり、シールド板を取り除いた状態を示している。 図6の実施形態に使用する第1のセパレータの斜視図である。 図6の実施形態に使用する第2のセパレータの斜視図である。 第1のセパレータの他の例を示す斜視図である。 第2のセパレータの他の例を示す斜視図である。 第1のセパレータの他の例を示す斜視図である。 第2のセパレータの他の例を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は、この発明を適用した深溝玉軸受の第1の実施形態を示している。
この深溝玉軸受は、内輪1と、外輪2と、内輪1と外輪2の間に配列される複数の玉3と、複数の玉3間に周方向に介装される複数のセパレータ4とを備えている。
内輪1の外周面および外輪2の内周面には、軌道面がそれぞれ形成されており、外輪2の内周面両肩部には、径方向外向きに凹む周溝がそれぞれ形成されている。
玉3は、内輪1と外輪2の軌道面間に介装されている。
外輪2の内周面の両肩部に形成した周溝には、内輪1と外輪2の間の空間をシールドするシールド板5が嵌められている。シールド板5の先端は、内輪1の外周面の両肩部に対して微小隙間を介して対向させられている。
セパレータ4は、2個1組で間に後述する柱部材7が配置される第1のセパレータ4aと、第2のセパレータ4bとからなり、内輪1と外輪2の対向空間において周方向で隣り合う玉3を仕切るように介装されている。
第1のセパレータ4aと、第2のセパレータ4bの軸方向の両側には、第1のセパレータ4aと第2のセパレータ4bの軸方向の抜け出しを阻止する環状の側板6が設置されている。
第1のセパレータ4aと第2のセパレータ4bの軸方向の両側に設置された側板6は、2個一組で構成される第1のセパレータ4a間に設けられた柱部材7によって連結されている。
図1〜図5に示す実施形態では、第1のセパレータ4aを、周方向に三組設置している。したがって、三か所の柱部材7により、周方向に配置された第1のセパレータ4aと第2のセパレータ4bが、周方向に三組に区分けされる。
セパレータ4は、固体潤滑剤により形成され、回転動作に伴うセパレータ4と玉3との接触によって潤滑剤をセパレータ4から玉3の表面や内輪1・外輪2の軌道などの転がり接触部に転移させて、それぞれの潤滑を行わせている。
セパレータ4を形成する固体潤滑剤としては、例えば、グラファイトや二硫化タングステン、二硫化モリブデンなどの層状物質、金、銀、鉛などの軟質金属材、PTFEやポリイミドなどの高分子樹脂材やこれらを主成分とする複合材などを使用することができる。
セパレータ4は、ほぼ角柱形で、周方向長さが内径側ほど短くなるように形成されている。
セパレータ4が玉3と接触する面は、図1〜図5に示す実施形態では、平坦面に形成しているが、玉3の一部が嵌まる凹面に形成してもよい。
セパレータ4の外輪2側の面は、凸状円弧面に形成されている。この凸状円弧面の曲率半径は、外輪2の内周面の曲率半径よりも小さく設定されているが、凸状円弧面の曲率半径を外輪2の内周面の曲率半径よりも大きく設定してもよい。また、凸状円弧面の中央部を、平坦面に形成してもよい。
また、セパレータ4の内輪側の面は、内輪1の外周面と同様の曲率を有する凹状円弧面、又は平坦面に形成されている。
上記側板6の材質は、例えば、SUS304等のステンレス鋼、あるいは黄銅によって形成することができる。
また、側板6を連結する柱部材7も、例えば、SUS304等のステンレス鋼、あるいは黄銅によって形成することができる。側板6と柱部材7とを連結する手段としては、溶接、かしめ、両部品に凹凸を設けたはめ込み式等を採用することができる。
柱部材7を黄銅によって形成した場合、セパレータ4が摩耗して、柱部材7と玉3とが接触しても、玉3の損傷を軽減することができる。
柱部材7は、図1〜図5に示す実施形態では、円柱形に形成しているが、角柱形や4角以上の多角形に形成してもよい。
図6は、この発明の第2の実施形態であり、図1〜図5に示す実施形態において、二個一組で形成した第1のセパレータ4aを一つの部材とし、図7に示すように、柱部材7を挿通する貫通孔8を第1のセパレータ4aに形成している。第2のセパレータ4bは、第1のセパレータ4aと同じ周方向長さ有し、貫通孔8を有しないものを使用している。
図9及び図10は、この発明のセパレータ4の他の例であり、図9は、柱部材7を挿通する貫通孔8を形成した第1のセパレータ4aであり、周方向の両側面に玉3を案内する案内溝9を設けている。図10は、図9のセパレータ4aと組合せる第2のセパレータ4bであり、周方向の両側面に玉3を案内する案内溝9を設けている。
図11及び図12は、この発明のセパレータ4の他の例であり、図11は、柱部材7を挿通する貫通孔8を形成した第1のセパレータ4aであり、周方向の両側面に玉3を案内する案内溝9を設け、軸方向に2分割されている。図12は、図11のセパレータ4aと組合せる第2のセパレータ4bであり、周方向の両側面に玉3を案内する案内溝9を設け、軸方向に2分割されている。
1 内輪
2 外輪
3 玉
4 セパレータ
4a 第1のセパレータ
4b 第2のセパレータ
5 シールド板
6 側板
7 柱部材
8 貫通孔
9 案内溝

Claims (15)

  1. 内外輪間に複数の転動体を配列し、転動体間にセパレータを周方向に複数介装した転がり軸受において、内外輪の軸方向両側面の内の少なくとも一方の面に、セパレータの軸方向の抜け出しを阻止する環状の側板を設け、この側板に、周方向に介装された複数のセパレータを周方向で複数組に区分けする柱部材を立設したことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記側板が、内外輪の軸方向両側面に設けられている請求項1記載の転がり軸受。
  3. 前記側板の軸方向の外側面に、内外輪間をシールドするシールド板が配置されている請求項1又は2記載の転がり軸受。
  4. 前記転動体が玉である請求項1〜3のいずれかに記載の転がり軸受。
  5. 前記セパレータが固体潤滑剤によって成形されている請求項1〜3のいずれかに記載の転がり軸受。
  6. 前記固体潤滑剤がグラファイトからなる請求項5に記載の転がり軸受。
  7. 前記セパレータは、周方向長さが内径側ほど短くなるように形成されている請求項1〜6に記載の転がり軸受
  8. 前記柱部材が円柱形である請求項1〜6のいずれかに記載の転がり軸受。
  9. 前記柱部材が角柱形である請求項1〜6のいずれかに記載の転がり軸受。
  10. 前記柱部材の材質が黄銅、またはステンレス鋼からなる請求項1〜8のいずれかに記載の転がり軸受。
  11. テンタクリップ用の軸受として使用する請求項1〜10のいずれかに記載の転がり軸受。
  12. セパレータに柱部材の貫通孔を設けている請求項1〜6のいずれかに記載の転がり軸受。
  13. 柱部材が円柱である請求項12に記載の転がり軸受。
  14. 柱部材が4角形以上の多角形である請求項12に記載の転がり軸受。
  15. セパレータの転動体と当接する面が凹部を有し、且つセパレータが軸方向に2分割されている請求項12に記載の転がり軸受。
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