JP2013087502A - 外壁材取付システム - Google Patents
外壁材取付システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013087502A JP2013087502A JP2011229435A JP2011229435A JP2013087502A JP 2013087502 A JP2013087502 A JP 2013087502A JP 2011229435 A JP2011229435 A JP 2011229435A JP 2011229435 A JP2011229435 A JP 2011229435A JP 2013087502 A JP2013087502 A JP 2013087502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall material
- floor
- carriage
- building
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
【解決手段】外壁材取付システム1は、建築中の建物10に外壁材20を取り付ける。建物10のフロア11Aには、床14が構築され、外壁材20の下側を支持して外壁材20をフロア10A内で運搬可能な下側支持台車30を備える。この下側支持台車30は、外壁材20の下端縁が載置されて床14の上を走行可能な台車本体31と、この台車本体31から後方かつ上方に延びる把持部32と、を備える。
【選択図】図1
Description
まず、台車を2台用意し、一方の台車に外壁材の上側を載置するとともに、他方の台車に外壁材の下側を載置して、外壁材を略水平に寝かせた状態とする。ここで、外壁材の上側を支持する台車を上側支持台車とし、外壁材の下側を支持する台車を下側支持台車とする。具体的には、下側支持台車は、外壁材の下側でかつ中心寄りの位置を支持しており、外壁材の下に隠れている。
次に、揚重クレーンの吊りフックを建物の外壁面沿いに下ろして、この揚重クレーンで外壁材の上側を支持した後、上側支持台車を取り外す。
その後、さらに揚重クレーンを巻き上げて、外壁材を上方に吊り上げながら外部に向かって引き出す。このとき、外壁材が自重により上側を中心として回転し、この回転力により外壁材の下側が外部に向かって引っ張られる。そこで、外壁材の下端側に介助ロープを連結しておき、作業員がこの介助ロープを内側に引っ張って、外壁材の下端側の移動を調整する。
よって、台車を前進や停止させる際、作業員が把持部を把持することで、従来のようにかがんだ姿勢で操作する必要がなく、立った姿勢で台車を操作できるので、作業員の負担を軽減して、外壁材の移動を精度良く制御できる。
また、把持部が後方に延びているため、作業員が床の端部から離れることができ、作業の安全性が向上する。
また、外壁材を建て起こす際に外壁材の自重により台車が床の外側に向かって引っ張られても、作業員は、把持部により台車を直接的に操作できるので、従来のように介助ロープを引っ張って台車を間接的に操作する場合に比べて、外壁材を安全かつ精度良く制御できる。
壁部を設けて台車の車輪を案内させたので、台車が跳ね出し部から脱落するのを確実に防止できる。
よって、台車を前進や停止させる際、作業員が把持部を把持することで、従来のようにかがんだ姿勢で操作する必要がなく、立った姿勢で台車を操作できるので、作業員の負担を軽減して、外壁材の移動を精度良く制御できる。また、把持部が後方に延びているため、作業員が床の端部から離れることができ、作業の安全性が向上する。また、外壁材を建て起こす際、外壁材の下端縁を台車の上に載せた状態で建て起こす。よって、従来のように外壁材の下端縁を端太角材の上に載せて建て起こす場合に比べて、作業員の踏ん張りが効くから、台車を確実に操作できる。
また、外壁材を建て起こす際に外壁材の自重により台車が床の外側に向かって引っ張られても、作業員は、把持部により台車を直接的に操作できるので、従来のように介助ロープを引っ張って台車を間接的に操作する場合に比べて、外壁材を安全かつ精度良く制御できる。以上より、建方ヤードとなるフロアの階高に対して外壁材の長さが長い場合でも、外壁材取付け作業の作業効率を向上できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る外壁材取付システム1が適用された建築中の建物10の一部の断面図である。
建築中の建物10は、複数のフロアを有する鉄骨造の建物である。この建物10の各フロアのうち図1に示す3つのフロア11A、11Bは、柱12や梁13などの構造体が構築された後、床コンクリートが打設されて床14が構築されているが、まだ外壁材20が取り付けられていない状態である。
フロア11Aでは、床端部を含む建方ヤード15が垂直ネット16で区画されている。具体的には、垂直ネット16は、天井の小梁から床面まで延びており、立入禁止措置がとられている。
この建方ヤード15の床端部の近傍では、天井の小梁から床面まで延びる垂直ネット17が張られている。
また、フロア11Bでは、フロア11Aと同様に、床端部の近傍でかつ被覆ワイヤ18の内側に、天井の小梁から床面まで延びる垂直ネット17が張られている。
外壁材20は、矩形平版状のアルミカーテンウォールであり、矩形平版状である。この外壁材20は、側面視で、上側および下側に段差が形成された形状である。この外壁材20の長さは、建方ヤード15となるフロア11Aの階高よりも長くなっている。
この下側支持台車30は、外壁材20の下端縁が載置されて床14の上を走行可能な台車本体31と、この台車本体31から後方かつ上方に延びる把持部32と、を備える。
台車本体31の4つの車輪312は、基部311の下面の四隅に設けられているため、進行方向に沿って2列に配置されている。
基部311および支持部313の段差は、外壁材20の下側の段差に合わせて形成されており、外壁材20を運搬する際、下側支持台車30の支持部313の上には、外壁材20の下側が載置される。
この上側支持台車40は、矩形平版状の基部41と、この基部41の下面の四隅に設けられた4つの自在車の車輪42と、基部41の上に設けられたゴム製で平版状の支持部43と、を備える。
外壁材20を運搬する際、上側支持台車40の支持部43の上には、外壁材20の上側が載置される。
跳ね出し部50は、フロア11Aの床14に設けられて互いに略平行に延びる一対の平版状の延出部51と、これら一対の延出部51の側端および前端に立設された壁部52と、一対の延出部51同士を連結する連結部53と、を備える。
一対の延出部51は、それぞれ、床14にアンカーで固定されている。一対の延出部51のそれぞれの上面には、下側支持台車30の各列の車輪312が走行可能となっている。
壁部52は、下側支持台車30の各列の車輪312を案内する。
次に、上側支持台車40に作業員71を割り当て、下側支持台車30に作業員70を割り当てて、これら2名の作業員70、71で台車30、40を押して跳ね出し部50の設けられた床端部まで外壁材20を運搬して、上側支持台車40を床端部に配置する。このとき、下側支持台車30の作業員70は、把持部32の把持フレーム322を把持して下側支持台車30を押す。
そして、外壁材20の上側を支持している上側支持台車40を床端部の跳ね出し部50に向かって前進させる。そして、上側支持台車40を跳ね出し部50の上面に走行させて、床端部の外側まで上側支持台車40を移動して、外壁材20をできる限り床14の外側に位置させる。
その後、図3に示すように、揚重クレーン60の吊りフック62を、ワイヤ63を介して外壁材20の上側に連結し、揚重クレーン60で外壁材20を支持した後、外壁材20の上側を支持していた上側支持台車40を取り外す。
その後、さらに揚重クレーン60を巻上げて、外壁材20を上方に吊り上げるとともに下側支持台車30を取り外して、外壁材20を鉛直状態とする。
(1)外壁材20の下端縁を下側支持台車30の上に載せて、この下側支持台車30で外壁材20の下端縁を支持し、さらに台車本体31から後方かつ上方に延びる把持部32を設けた。
よって、下側支持台車30を前進や停止させる際、作業員が把持部32を把持することで、従来のようにかがんだ姿勢で操作する必要がなく、立った姿勢で下側支持台車30を操作できるので、作業員70の負担を軽減して、外壁材20の移動を精度良く制御できる。
また、把持部32が後方に延びているため、作業員が床14の端部から離れることができ、作業の安全性が向上する。
また、外壁材20を建て起こす際に外壁材20の自重により下側支持台車30が床14の外側に向かって引っ張られても、作業員70は、把持部32により下側支持台車30を直接的に操作できるので、従来のように介助ロープを引っ張って台車を間接的に操作する場合に比べて、外壁材20の建て起こしを安全かつ精度良く制御できる。
壁部52を設けて下側支持台車30の車輪312を案内させたので、下側支持台車30が跳ね出し部50から脱落するのを確実に防止できる。
例えば、図5(a)に示すように、さらにストッパ33を設けて下側支持台車30Aとしてもよい。具体的には、ストッパ33は、把持フレーム322に回転可能に吊り下げ支持されており、これにより、ストッパ33は下側支持台車30Aの幅方向を回転軸として回転可能である。
10…建物
11A…フロア(所定のフロア)
11B…フロア
12…柱
13…梁
14…床
15…建方ヤード
16、17…垂直ネット
18…被覆ワイヤ
19…小幅ネット
20…外壁材
30、30A…下側支持台車(台車)
31…台車本体
32…把持部
33…ストッパ
40…上側支持台車(第2の台車)
41…基部
42…車輪
43…支持部
50…跳ね出し部
51…延出部
52…案内部
53…連結部
60…揚重クレーン
61…延長安全帯
62…吊りフック
63…ワイヤ
70、71…作業員
311…基部
312…車輪
313…支持部
321…フレーム
322…把持フレーム
Claims (4)
- 建築中の建物に外壁材を取り付ける外壁材取付システムであって、
前記建物の所定フロアには、床が構築され、
前記外壁材の下側を支持して当該外壁材を前記所定フロア内で運搬可能な台車を備え、
当該台車は、前記外壁材の下端縁が載置されて前記床の上を走行可能な台車本体と、当該台車本体から後方かつ上方に延びる把持部と、を備えることを特徴とする外壁材取付システム。 - 前記所定フロアの床に設けられて当該床の端部から外側に跳ね出した跳ね出し部をさらに備え、
前記台車は、当該跳ね出し部の上面を走行可能であることを特徴とする請求項1に記載の外壁材取付システム。 - 前記所定フロアには、前記床の端部を含む建方ヤードが区画され、
前記外壁材は、当該建方ヤード内で仮置きされて、前記台車により運搬されることを特徴とする請求項1または2に記載の外壁材取付システム。 - 前記台車の車輪は、進行方向に沿って2列に配置され、
前記跳ね出し部は、前記所定フロアの床に設けられて互いに略平行に延びる一対の平版状の延出部と、当該延出部の側端に立設された壁部と、を備え、
前記一対の延出部のそれぞれの上面には、前記台車の各列の車輪が走行可能であり、
前記壁部は、前記台車の各列の車輪を案内することを特徴とする請求項2に記載の外壁材取付システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229435A JP5745384B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 外壁材取付システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229435A JP5745384B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 外壁材取付システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013087502A true JP2013087502A (ja) | 2013-05-13 |
JP5745384B2 JP5745384B2 (ja) | 2015-07-08 |
Family
ID=48531697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011229435A Expired - Fee Related JP5745384B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 外壁材取付システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5745384B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018168662A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社熊谷組 | 建物の構築方法 |
CN114233021A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-25 | 上海市机械施工集团有限公司 | 一种防弹玻璃的安装方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5876654A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | 株式会社巴組鉄工所 | 建築物の外壁材取付工法 |
JPS6353868U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 | ||
WO1995006794A1 (en) * | 1993-08-30 | 1995-03-09 | John Clement Preston | Construction platform |
-
2011
- 2011-10-19 JP JP2011229435A patent/JP5745384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5876654A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | 株式会社巴組鉄工所 | 建築物の外壁材取付工法 |
JPS6353868U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 | ||
WO1995006794A1 (en) * | 1993-08-30 | 1995-03-09 | John Clement Preston | Construction platform |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018168662A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社熊谷組 | 建物の構築方法 |
CN114233021A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-25 | 上海市机械施工集团有限公司 | 一种防弹玻璃的安装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5745384B2 (ja) | 2015-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5982327B2 (ja) | 管降ろし装置および管降ろし方法 | |
JP5745384B2 (ja) | 外壁材取付システム | |
JP2012136339A (ja) | 構造物の架設方法及び撤去方法 | |
CN110077969A (zh) | 一种建筑主体结构沿电梯井壁升降式的物料吊笼提升系统 | |
CN211056431U (zh) | 便于使用的铁路放线车 | |
KR20040097542A (ko) | 커튼월 설치용 이동대차 및 이를 이용한 커튼월 설치방법 | |
CN104552191B (zh) | 车辆换向翻转平台 | |
CN204525407U (zh) | 车辆换向翻转平台 | |
JP2008223317A (ja) | ゴンドラ装置及びゴンドラ装置を用いた建物の外装の施工方法 | |
JP5128520B2 (ja) | シールド掘進機 | |
CN109083013B (zh) | 一种桥梁吊装方法 | |
CN205954146U (zh) | 一种硅晶棒提升装置 | |
CN207374992U (zh) | 混凝土板式构件的储运支架 | |
JP6798277B2 (ja) | 段積み装置及び段積み方法 | |
JP5880341B2 (ja) | 塔槽類の施工装置、及び施工方法 | |
CN212832418U (zh) | 一种施工过程中快速输送或移动的设备 | |
JP7172549B2 (ja) | 天井クレーンの盛替え方法及び台車 | |
JP7318782B2 (ja) | 台車 | |
CN219409143U (zh) | 一种隧道吊装装置 | |
RU120957U1 (ru) | Межэтажная траверса | |
CN216711390U (zh) | 一种模板安装台车装置 | |
JP5410322B2 (ja) | 構造体建造方法とそれに用いる構造体建造治具 | |
JP4552102B2 (ja) | 作業台車 | |
JP2583612B2 (ja) | ケーブルバンドの架設装置 | |
JP6132149B2 (ja) | クレーンシステムおよびクレーンシステムの設置方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150430 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5745384 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |