JP2013086957A - 塵芥投入装置および塵芥貯留システム - Google Patents

塵芥投入装置および塵芥貯留システム Download PDF

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Abstract

【課題】装置が複雑化してコストが上昇したり設置自由度が低下することなく投入口を低位置に配置して、高齢者や車椅子の利用者であっても塵芥を投入し易い塵芥投入装置および塵芥貯留システムを提供する。
【解決手段】投入口の下辺に沿う第1回動軸を介して取り付けられ開放位置と閉塞位置との間で回動可能とされた蓋部26と、第一回動軸よりも投入口21の内側で且つ下側に配置される第二回動軸29を介して取り付けられ、上部が第一回動軸に近接する傾斜位置と、第一回動軸から離間して塵芥を貯留機側に落下させる落下位置との間で回動可能なシュート部30と、蓋部26を開放位置に回動させた場合にシュート部30を傾斜位置に回動させるとともに、蓋部26を閉塞位置に回動させた場合にシュート部30を落下位置に回動させるリンク部材42とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、回転ドラム式の貯留機へ塵芥を投入する塵芥投入装置および該塵芥投入装置を備える塵芥貯留システムに関するものである。
マンションなどの集合住宅においては、各家庭から出る塵芥を、塵芥収集車が回収に来るまでの間、一時的に貯留する貯留機が設置されている場合がある。
この種の貯留機としては、ドラム内部に投入された塵芥を、ドラムの回転により排出口側に圧縮して貯留する回転ドラム式の貯留機が知られている。
この回転ドラム式の貯留機は、塵芥収集車の受入口に対応した高さ位置に排出口が配置されており、この排出口とは反対側に、利用者が塵芥を投入する投入口が配置されている。
利用者が投入口から投入した塵芥は、スライダーを介して斜め下方に滑り落ちることでドラム内に導入され、ドラム内で排出口側へと圧縮されて貯留された後、排出口を介して塵芥収集車に受け渡される。
このような回転ドラム式の貯留機においては、塵芥収集車に塵芥を受け渡す排出口の高さを基準として貯留機の設置レベルが決められているため、投入口の位置が比較的高い位置となり、背の低い人が塵芥を投入し難くなっていた。
そのため、投入口に向けて昇降台や、階段等を設けて嵩上げすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、背の低い人であっても塵芥の投入を行い易いように、塵芥を比較的低い位置で受け取った後、モータ等の動力により上方に搬送して、貯留機の投入口へ反転投入する投入装置を備えたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4251638号公報 特許第4345923号公報
しかしながら、昇降台や階段を設けている場合、高齢者などにとって昇り降りが負担となってしまい、また、車椅子の利用者の場合、昇降台や階段が邪魔になって投入口への接近が困難になってしまうという課題がある。
さらに、塵芥を上方に搬送する投入装置を設けた場合、低い位置で塵芥を投入できるものの、装置構成が複雑化してコストが上昇してしまうと共に、装置が大型化して貯留機の設置自由度が低下してしまうという課題がある。
また、上述した塵芥を円滑に貯留機内に滑り落とすためには、スライダーの傾斜角度を十分に立てる必要があるが、上述した回転ドラム式の貯留機の場合、投入口の内側直下に、汚汁や臭いの漏出を防止する漏出防止機構が配置されているため、単に投入口の位置を低くしようとすると、漏出防止機構が邪魔になって、スライダーの傾斜角度を確保するのが困難になってしまう。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置が複雑化してコストが上昇したり設置自由度が低下することなく投入口を低位置に配置して、高齢者や車椅子の利用者であっても塵芥を投入し易い塵芥投入装置および塵芥貯留システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明に係る塵芥投入装置は、投入口を介して回転ドラム式の貯留機の内部に塵芥を投入可能とする塵芥投入装置において、前記塵芥を受入可能な受入部を有し、前記投入口の下辺に沿う第一回動軸を介して第一支持部に取り付けられることで、前記受入部を前記投入口の外側に位置させて前記投入口を開放することで前記塵芥を受け入れ可能にする開放位置と、前記受入部を前記投入口の内側に配置させて前記投入口を閉塞する閉塞位置との間で回動可能とされた蓋部と、前記第一回動軸よりも前記投入口の内側で且つ下側に配置される第二回動軸を介して第二支持部に下部が取り付けられることで、上部が前記第一回動軸に近接する傾斜位置と、上部が前記第一回動軸から離間して塵芥を前記貯留機側に落下させる落下位置との間で回動可能なシュート部と、前記蓋部を開放位置に回動させた場合に前記シュート部を傾斜位置に回動させるとともに、前記蓋部を閉塞位置に回動させた場合に前記シュート部を落下位置に回動させるリンク機構と、を備えることを特徴とする。
このようにすることで、例えば、蓋部を開放位置に回動させて受入部に塵芥を受入した後、蓋部を閉塞位置に回動させることで、開放位置と閉塞位置との回動途中で、蓋部の傾斜により塵芥がシュート部に移動し、さらに蓋部を閉塞位置側に回動すると、シュート部の上部が第一回動軸から離間してシュート部の傾斜角度が徐々に立ち上がるので、塵芥を貯留機側に落下させるのに十分な傾斜角度になった時点で、塵芥が貯留機側に落下することとなる。したがって、投入口の位置を従来よりも低い位置に配置し、例えば、汚汁などの漏出を防止する漏出防止機構等を避けて投入用のスライダーを配置することで当該スライダーの傾斜角度が十分に得られない場合であっても、塵芥を確実に貯留機側に落下させることができる。
さらに、シュート部が落下位置に回動された場合に、急傾斜で立ち上がる姿勢になるため、シュート部に塵芥が滞留するのを防止することができる。
また、シュート部が傾斜位置から落下位置に回動可能なので、投入口に延設される固定式のスライダーを用いて塵芥を滑り落とす必要がないため、スライダーを必要最小限に小型化することができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記蓋部は、前記開放位置に回動させた場合に、水平位置よりも下側位置まで回動されるようにしてもよい。
このようにすることで、蓋部を開放位置に回動させた場合に、蓋部をより低い位置に配置させることができるため、受入部に塵芥を受入する際に、利用者が塵芥を持ち上げる高さがより低くなり、更なる利用者の負担軽減を図ることができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記リンク機構は、前記蓋部を開放位置から閉塞位置へ回動させる際に、前記シュート部が回動開始するのを遅延させる遅延手段を備えていてもよい。
このようにすることで、蓋部からシュート部へ塵芥を移動させる際に、蓋部からシュート部へ塵芥が移動する前にシュート部が回動を開始するのを防止できるため、塵芥を円滑に貯留機側に移動させることができる。
また、本発明の塵芥貯留システムは、上記本発明の塵芥投入装置と、回転ドラム式塵芥貯留機とを備えることを特徴としている。
このようにすることで、とりわけ、投入口の高さ位置を低くすることが困難な回転ドラム式の貯留機であっても投入口の高さ位置を低下させることができるため、高齢者や車椅子の利用者がより快適に利用することができる。
本発明に係る塵芥投入装置および、該塵芥投入装置を備える塵芥貯留システムによれば、投入口の位置を従来よりも低い位置に配置し、さらに、汚汁などの漏出を防止する漏出防止機構等を避けるようにシュート部を配置したとしても、蓋部が開放位置から閉塞位置に回動された際に、シュート部が傾斜位置から落下位置まで回動し、落下位置において塵芥を貯留機側に落下させるのに十分な傾斜角度になるので、確実に塵芥を貯留機側に落下させることができる。したがって、装置の複雑化によるコスト上昇や設置自由度が低下するのを防止しつつ、投入口を低位置に配置して昇降台や階段等を省略することができるため、高齢者や車椅子の利用者が容易に塵芥を投入することが可能になる。
本発明の実施形態における塵芥貯留システムの側面図である。 本発明の実施形態における塵芥投入装置の斜視図である。 上記塵芥投入装置の投入口が開放された状態を示す側面図である。 上記塵芥投入装置の投入口が閉塞された状態を示す側面図である。 上記塵芥投入装置の蓋部が中間位置まで回動された状態を示す側面図である。 上記塵芥投入装置の正面図である。 従来の投入用スライダー、投入口、および、漏出防止機構の位置関係を示す図である。 本発明の実施形態における図7に相当する図である。 本発明の実施形態の変形例における図3に相当する図である。
次に、この発明の実施形態における塵芥投入装置1および、該塵芥投入装置1を備えた塵芥貯留システム100について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施形態の塵芥貯留システム100を示す側面図であり、この図1に示す塵芥貯留システム100は、主に、塵芥gを内部に貯留する貯留機2と、該貯留機2の内部へ塵芥gを投入するための塵芥投入装置1とを備えて構成される。
貯留機2は、家庭で出た塵芥gを一時的に受入する装置であり、塵芥投入装置1は、貯留機2に塵芥gを投入するための装置である。
貯留機2は、その一端側から塵芥gが投入可能とされる一方、投入された塵芥gを他端側から強制的に排出可能となっており、略円筒状の貯留本体部3と、この貯留本体部3を支持するフレーム部4とを備えている。フレーム部4は、貯留機2を下方から支える水平フレーム部5を備えており、この水平フレーム部5には、貯留本体部3の軸線に平行な回動軸を有する左右一対のローラー6が、貯留本体部3の軸方向に十分に離間してそれぞれ設けられている。これらローラー6の上には、貯留本体部3が載置されて、ローラー6の回動により、貯留本体部3がその軸回りに回転可能な状態でフレーム部4に支持される。なお、以下の説明では、貯留本体部3の軸線方向において、塵芥gを排出する側を単に排出側、塵芥gが投入される側を単に投入側と称する。
水平フレーム部5の排出側には、貯留本体部3の軸線と平行な出力軸8を有する電動機7が取り付けられており、この電動機7の出力軸8の軸端部に取り付けられたプーリー9と、貯留本体部3の排出側に形成された傾斜部10の外周との間にベルト11が掛け回されている。電動機7を作動させることで、その回転動力がベルト11を通じて貯留本体部3に伝達されて貯留本体部3が回動されることとなる。なお、ベルト11を介して電動機7と貯留本体部3とを連係させる場合について説明したが、電動機7と貯留本体部3とを歯車機構を用いて連係することで貯留本体部3を回転駆動するようにしてもよい。
貯留本体部3の内部には、螺旋翼(図示せず)などの押し込み機構が設けられており、この押し込み機構によって、貯留本体部3が所定の圧縮方向に回動されると、貯留本体部3の内部に投入された塵芥gが排出方向へ押し込まれて圧縮されるようになっている。
水平フレーム部5には、下方に向かって脚部12が突出して設けられており、この脚部12の長さを変化させることで貯留機2の設置レベル(フロアからの高さ)が調整可能になっている。通常、貯留機2の設置レベルは、貯留機2の排出口13が塵芥収集車15の受入口14に対応した高さとなるように設定され、より具体的には、排出口13から塵芥収集車15の受入口14に塵芥gを円滑に受け渡すことが可能な高さとなるように設定される。
水平フレーム部5の排出側の端部には、鉛直上方に延びる縦フレーム部16が立設されており、この縦フレーム部16の上下略中央に貯留本体部3の排出口13が支持されている。さらに、縦フレーム部16には、電動機や油圧シリンダーなどによって排出口13を開閉する出口開閉機構17が設けられるとともに、排出口13から排出された塵芥gを塵芥収集車15の受入口14まで滑り落とすためのスライダー18が取り付けられている。
上述した構成によれば、塵芥収集車15の受入口14がスライダー18に対して適正な位置に配置された状態で、電動機7を駆動して貯留本体部3を回動させ、出口開閉機構17により排出口13を開放すると、貯留本体部3の内部に貯留されて排出側に圧縮された塵芥gが、排出口13から強制的に排出されて、スライダー18を滑り落ちて塵芥収集車15の受入口14に導入されることとなる。
貯留機2は、貯留本体部3の投入側に建屋等の構造物の壁部20が隣接するように配置されており、この壁部20には、略矩形の孔20aが穿設され、この孔20aに、投入口21を有した塵芥投入装置1が取り付けられている。塵芥投入装置1から貯留機2の内部下側に向かって、所定の傾斜角度を有した投入用スライダー22が取り付けられ、その下端が貯留本体部3の内部に臨んでいる。
図2は、この実施形態における塵芥投入装置1の斜視図であり、図3は、蓋部26が開放位置の場合の側面図、図4は、蓋部26が閉塞位置の場合の側面図、図5は、蓋部26が中間位置の場合の側面図、図6は、蓋部26が閉塞位置の場合の正面図である。
図2〜図6に示す如く、壁部20に形成された孔20aの内周面にはブラケット23aが取り付けられ、このブラケット23aに、投入口21の周壁を形成する額縁部23bがビス等により固定されている。額縁部23bの内面には、投入口21の上方および下方から排出側に向かって突出する突出部23e,23fが形成され、これら突出部23e,23f間に掛け渡されるように、投入口21の左辺および右辺に沿って延在する一対の支持部材23cが取り付けられている。支持部材23cの下部外側の第一支持部24には、投入口21の下辺に沿う(換言すれば、投入口21の下端近傍に設けられ略水平な)第一回動軸25を介して蓋部26が回動可能に取り付けられている。なお、突出部23eには、後述するシュート部30用の緩衝材としてクッションゴムcが取り付けられている。
第一支持部24よりも投入口21の内側には、支持部材23cと略平行な支持部材28が設けられ、この支持部材28の下部には、投入用スライダー22の下壁近傍の第二支持部27が配置され、この第二支持部27に、第一回動軸25と略平行な第二回動軸29を介して、シュート部30の基部が回動可能に取り付けられている。つまり、第一回動軸25よりも投入口21の内側且つ下側に第二回動軸29が配置されることとなる。なお、投入口21の上方の額縁部23bには、投入用スライダー22に設けられるセンサ(図示せず)の検知結果に基づき、塵芥gの投入禁止状態および投入可能状態を判定して、各状態を利用者に報知する報知装置23dが取り付けられている。
蓋部26は、上記第一回動軸25を介して第一支持部24に支持されることで、投入口21を開放する開放位置(図3参照)と、投入口21を閉塞する閉塞位置(図4参照)との間で回動可能とされている。
より具体的には、蓋部26は、開放位置で略水平になる底板部33と、この底板部33の左右端縁から立ち上がる左右一対の側板部35と、底板部33の前方側から立ち上がり側板部35間に亘って配置される略帯状の前板部34とを備えて構成され、これら底板部33、側板部35、および、前板部34によって、塵芥gを受入可能な受入部32が構成されている。底板部33は、第一回動軸25に向かって徐々に厚さが増すように形成されると共に、前板部34に向かって徐々に厚さが増加するように形成され、これにより、底板部33の内面が側面視で略凹状の曲面を呈している。
底板部33の外面には、前板部34の近傍に、蓋部26を回動操作するための操作ハンドル部36が取り付けられている。このように第一回動軸25から離間した位置に操作ハンドル部36を配置することで、蓋部26をより小さな作動力で開閉させることが可能となっている。なお、図2〜図6に示す操作ハンドル部36の形状は一例であって、蓋部26を回動操作できる形状であれば、図2〜図6に示す操作ハンドル部36の形状に限られるものではない。
ここで、図3を参照し、蓋部26を開放位置とした場合、受入部32が投入口21の外側に位置されると共に、受入部32が上方を向く状態となる。これにより、塵芥gを受入部32に受け入れることが可能な状態となる。
一方、図4を参照し、蓋部26を閉塞位置とした場合、蓋部26の受入部32が投入口21の内側(投入口21の外縁よりも内側)に位置されて、受入部32が投入口21の内側を向く立ち姿勢となる。
シュート部30は、平板状の板部30aを備えて構成され、この板部30aの基部側であるシュート部30の下部が第二回動軸29を介して第二支持部27に支持されることで、板部30aの端部側であるシュート部30の上部が第一回動軸25に近接配置される傾斜位置と、シュート部30の上部が第一回動軸25から離間して塵芥gを貯留機2側に落下させる落下位置との間で回動可能となっている。
シュート部30は、図3に示す傾斜位置において、板部30aの基部側が下側となる45度程度の傾斜角度で延在される一方、図4に示す落下位置において、板部30aが90度程度すなわち略鉛直に延在される立ち姿勢となり、傾斜位置で受け入れた塵芥gを、傾斜位置から落下位置への回動により、貯留本体部3の内部に落下させることができるようになっている。
蓋部26とシュート部30とは、左右側部において、リンク部材42により連係されている。より具体的には、シュート部30の上端部と、蓋部26の側板部35との間にリンク部材42が掛け渡されて、シュート部30の上端部の接続部、および蓋部26の側板部35の接続部において、上記第一回動軸25と略平行な回動軸45を介して回動可能に支持されている。このリンク部材42によって、蓋部26を開放位置に回動させた場合には、シュート部30が傾斜位置に回動され、蓋部26を閉塞位置に回動させた場合には、シュート部30が落下位置に回動されることとなる。
リンク部材42は、蓋部26を開放位置から閉塞位置に回動させる際に、蓋部26の傾斜角度が45度を超える所定角度になる中間位置まで、シュート部30の回動を開始させないように遅延させる遅延手段42aを有している。これは、開放位置から閉塞位置への蓋部26の回動を開始するのと略同時にシュート部30の端部を第一回動軸25から離間する方向へ変移させると、シュート部30と蓋部26との間に隙間が生じて塵芥gが引っかかってしまう虞があるからである。そこで、塵芥gを蓋部26の受入部32からシュート部30の板部30aへの塵芥gの受け渡しが円滑且つ確実に行われるよう、図5に示す如く、遅延手段42aによりシュート部30の回動開始タイミングを遅延させている。
遅延手段42aは、遅延時間に応じた所定長さだけリンク部材42を伸縮可能にするものであり、より具体的には、蓋部26が開放位置から上記中間位置に回動されるまでリンク部材42を縮ませることで、蓋部26の回動による力がリンク部材42を介してシュート部30に伝達されないように、換言すれば、中間位置よりも閉塞位置側において蓋部26の回動による力がリンク部材42を介してシュート部30に伝達するように作用させる。なお、遅延手段としては、種々の手法を用いることができ、リンク部材42を伸縮可能にする構成の他に、例えば、支持部43に長孔を形成して回動軸45をスライド可能に構成するようにしてもよい。
投入口21の上辺側に配置された突出部23fには、下方に向かって付勢されて出没可能なロック部材rを有した保持機構hが取り付けられている。蓋部26には、蓋部26が閉塞位置の場合に保持機構hに対向する位置に凹部50が形成されており、この凹部50に上記ロック部材rが入り込むことで、蓋部26が開放方向へ変移するのが規制される。
保持機構hは、スイッチsの操作により蓋部26の閉塞位置での保持を解除する一方、蓋部26を閉塞位置に保持する際には、スイッチsを操作することなしに保持可能となっている。より具体的には、蓋部26を閉塞位置に回動することで、ロック部材rの傾斜面が蓋部26の端部(前板部34)により押圧されて上方に変移し凹部50内に没入されることで、蓋部26の回動が規制されて蓋部26が閉塞位置で保持される。なお、蓋部26は、開放位置に回動された場合、自重により開放位置に保持される。
図7は、従来の塵芥投入装置を用いた場合を示しており、図8は、本実施形態の塵芥投入装置1を用いた場合を示している。
図7、図8に示すように、回転ドラム式の貯留機2の貯留本体部3の内部には、投入用スライダー22の直下、換言すれば、回動する貯留本体部3の外周壁と、回動しない後壁との間に、汚汁が外部に漏れるのを防止する越流壁や、臭気が外部にもれるのを防止するシール機構等を備える漏出防止機構47が配置されている。図7に示す従来の場合は、投入用スライダー122を45度以上に設定しつつ、投入用スライダー122が漏出防止機構47を避けることができる高さに、投入口121を設ける必要があった。
これに対し図8に示すように、本実施形態の塵芥投入装置1は、シュート部30を回動させる第二回動軸29が、蓋部26を回動させる第一回動軸25よりも投入口21の内側且つ下側に配置され、シュート部30の端部側が投入口21の外側から内側に向かって変移して、貯留本体部3へ塵芥gを投入する際にシュート部30の傾斜角度を急角度に変化させることができる。つまり、投入用スライダー22の傾斜角度を従来の投入用スライダー122ほど急傾斜に設定しなくても、塵芥gを貯留本体部3側へ投入できるため、フロアレベルFLからの投入口21の位置h1を、従来の投入口121の位置h2よりも低下させることが可能となっている。
なお、図8中、本実施形態の投入口21の位置に、従来の投入装置を設けた場合の投入用スライダー122の位置を破線で示している。この図8に示す投入用スライダー122の位置からも分かるように、投入用スライダー122の傾斜角度を確保しようとすると投入用スライダー122が漏出防止機構47に干渉してしまい、一方、漏出防止機構47への干渉を回避しようとすると投入用スライダー122を、塵芥gを滑り落とすのに十分な傾斜角度に設定することができなくなってしまう。
したがって、上述した実施形態における塵芥投入装置1および塵芥貯留システム100によれば、蓋部26を開放位置に回動させて受入部32に塵芥gを受入した後、蓋部26を閉塞位置に回動させることで、開放位置と閉塞位置との回動途中の中間位置で、蓋部26の傾斜により塵芥gがシュート部30上に移動し、更に蓋部26を閉塞位置側に回動すると、シュート部30の上部が第一回動軸25から離間してシュート部30の傾斜角度が徐々に立ち上がるので、塵芥gを貯留機2側に落下させるのに十分な傾斜角度になった時点で、塵芥gが貯留機2側に落下することとなる。この結果、投入口21の位置を従来よりも低い位置に配置し、漏出防止機構47を避けて投入用スライダー22を配置することで投入用スライダー22の傾斜角度が十分に得られない場合であっても、塵芥gを確実に貯留機2側に落下させることができる。
さらに、シュート部30が落下位置に回動された場合に、急傾斜で立ち上がる立ち姿勢になるため、シュート部30に塵芥gが滞留するのを防止することができる。
また、シュート部30が傾斜位置から落下位置に回動可能なので、投入口21に延設される固定式の投入用スライダー22を用いて塵芥gを滑り落とす必要がないため、投入用スライダー22を必要最小限に小型化することができる。
そして、遅延手段42aにより蓋部26からシュート部30へ塵芥gを移動させる際に、蓋部26からシュート部30へ塵芥gが移動する前にシュート部30が回動を開始するのを防止できるため、塵芥gを円滑に貯留機2側に移動させることができる。
なお、この発明は上述した実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、ダンパーによって蓋部26の開閉速度を制限するようにしてもよく、さらに、ガスダンパーなど弾性力を有するものを用いて、蓋部26を付勢して開閉作動をアシストするようにしても良い。このようにすることで、容易に蓋部26を操作可能であるとともに、より少ない力で蓋部26を開放又は閉塞することができるため、塵芥gを投入する際の利用者の負担を軽減することができる。
また、上述した実施形態においては、蓋部26を開放位置に回動した場合に、その外面が略水平となる位置まで回動する場合を一例に説明したが、図9に示す変形例のように、水平位置HLよりも低い位置まで(例えば、15度程度)回動させるようにしてもよい。このように構成することで、塵芥gを投入する際に、利用者が塵芥gを持ち上げる高さがより低くなり、更なる利用者の負担軽減を図ることができる。
2 貯留機
21 投入口
24 第一支持部
25 第一回動軸
26 蓋部
27 第二支持部
29 第二回動軸
30 シュート部
32 受入部
42 リンク部材(リンク機構)
42a 遅延手段
g 塵芥

Claims (4)

  1. 投入口を介して回転ドラム式の貯留機の内部に塵芥を投入可能とする塵芥投入装置において、
    前記塵芥を受入可能な受入部を有し、前記投入口の下辺に沿う第一回動軸を介して第一支持部に取り付けられることで、前記受入部を前記投入口の外側に位置させて前記投入口を開放することで前記塵芥を受け入れ可能にする開放位置と、前記受入部を前記投入口の内側に配置させて前記投入口を閉塞する閉塞位置との間で回動可能とされた蓋部と、
    前記第一回動軸よりも前記投入口の内側で且つ下側に配置される第二回動軸を介して第二支持部に下部が取り付けられることで、上部が前記第一回動軸に近接する傾斜位置と、上部が前記第一回動軸から離間して塵芥を前記貯留機側に落下させる落下位置との間で回動可能なシュート部と、
    前記蓋部を開放位置に回動させた場合に前記シュート部を傾斜位置に回動させるとともに、前記蓋部を閉塞位置に回動させた場合に前記シュート部を落下位置に回動させるリンク機構と、
    を備えることを特徴とする塵芥投入装置。
  2. 前記リンク機構は、前記蓋部を開放位置から閉塞位置へ回動させる際に、前記シュート部が回動開始するのを遅延させる遅延手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の塵芥投入装置。
  3. 前記蓋部は、
    前記開放位置に回動させた場合に、水平位置よりも下側位置まで回動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の塵芥投入装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の塵芥投入装置と、前記回転ドラム式の貯留機とを備える塵芥貯留システム。
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