JP2013085764A - しめ縄 - Google Patents

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信作 渡辺
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Abstract

【課題】環境に優しく、強度に優れたしめ縄の提供を目的とする。
【解決手段】金属製の芯線部材の周囲に藁、イグサ、麻及び紙等の天然植物素材を被覆又は撚り合せて原ロープを形成し、当該原ロープを複数本撚り合せて形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はしめ縄に関し、特に神社の鳥居や神殿等に掛けられるのに好適なしめ縄に関する。
神社の鳥居等に掛けられるしめ縄(注連縄)は、このしめ縄の下を多くの人が通行することから、しめ縄の落下を防止し安全性を確保できるだけの強度が要求される。
古来は、藁を束ねたもの3本を撚り合せた、こも作りタイプのしめ縄が主流であったが、耐久性の問題があり、人の通行時の事故防止に対するニーズも高く、強度があり耐久性に優れる化学繊維からなるプラスチック製のしめ縄が用いられるようになった(特許文献1)。
しかし、近年プラスチック製のしめ縄は使用後の処分が大変であり、環境負荷が大きいことが問題となっている。
特開平7−88036号公報
本発明は環境に優しく、強度に優れたしめ縄の提供を目的とする。
本発明に係るしめ縄は、金属製の芯線部材の周囲に藁、イグサ、麻及び紙等の天然植物素材を被覆又は撚り合せて原ロープを形成し、当該原ロープを複数本撚り合せて形成したことを特徴とする。
ここで、金属製の芯線部材はしめ縄のぶら下がりにおける強度を確保することがねらいである。
単線からなる鉄線やSUS線でもよいが、細い線で高い強度を得るにはSUS細線を撚り合せたワイヤロープが好ましい。
例えば7本撚線を7本撚り合せた7×7ワイヤロープ(SUS304,SUS316)でロープ径3mmものは、切断荷重が5〜7KNあり、同様に7×19ワイヤロープでロープ径5mmのものは切断荷重13〜17KN、ロープ径6mmのものは切断荷重20〜25KNである。
これらのステンレスワイヤロープを1本又は複数本を芯線部材として使用できる。
上記金属製のワイヤロープの周囲に巻き付けるように被覆又は撚り合せる天然植物素材はこれまでの化学繊維(合成繊維)からなるプラスチック製のものよりも使用後の廃棄処理が容易で環境に優しい。
藁、イグサは軟らかく、麻繊維はひも状にしたものを用いるのが好ましい。
また、紙は帯状、ひも状のものが好ましい。
麻の種類としては黄麻(ジュート)、亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)及び本麻(ヘンプ)等が例として挙げられる。
藁はそのままステンレスワイヤロープの周囲に巻き付けてもよいが、藁をステンレスワイヤロープに直接巻き付けるのは作業が大変であったり、ステンレスワイヤロープとのなじみ性が不充分となる場合もある。
その場合には、複数本の麻ひもをステンレスワイヤロープの周囲に巻き付け、その上に藁、イグサ及び紙等の麻以外の天然植物素材を被覆又は撚り合せるように巻き付けるようにするとよい。
麻ひもは麻繊維に油をしみ込ませて編んであるので、ステンレスワイヤロープの腐食から保護する作用もある。
藁はそのまま束ねるようにして巻き付けてもよいが、縄状に編んだものを用いてもよい。
藁縄はその撚り強さにより、荷造縄、網子縄、堅縄及びたる掛け縄等が知られているが、いずれを用いてもよい。
入手しやすく、強度が高いものとしては、堅縄を用いるのが好ましい。
堅縄は日本農業規格で定められた縄であり、この堅縄を原ロープの外形を形成するのに用いると従来の原ロープの外形を藁で形成したしめ縄よりも強い。
従って、拝殿等、室内の比較的小さいしめ縄は、ステンレスワイヤロープを芯線部材に用いることなく、堅縄のみ、あるいは芯材に藁を用いて外形を堅縄で形成してもよい。
神社の鳥居等に掛けられるしめ縄は中央の径が太く、左右の端部に向けて徐々に細くなっているものが多い。
本発明に係るしめ縄は全長にわたって、概ね同じ太さのしめ縄にも適用されるが、特にこのように中央が太く両側端部に向けて細くなっているしめ縄において、中央の重量が重くなり、掛け渡される強度を強くする必要があるものに好適である。
しめ縄には撚り方向が右撚りのものと左撚りのものがある。
鳥居等に掛け渡した際に原ロープの撚りが戻らないようにするために3本等の複数の原ロープを撚って太いしめ縄にする際に製品としてのしめ縄の撚りが右撚りの場合には原ロープに用いるステンレスワイヤロープ及び藁縄は逆に左撚りものを用いる。
従って、左撚りのしめ縄を造る場合には右撚りのステンレスワイヤロープや藁縄を用いることになる。
本発明に係るしめ縄は左撚りでも右撚りでも選択的に製作できる。
本発明に係るしめ縄は芯線部材に金属製の線材又はワイヤロープを用いて、その周囲に天然植物素材を巻き付けた原ロープを複数本撚り合せたしめ縄としたので、使用後は金属製のワイヤロープと天然植物素材とに分離し、回収できるので環境負荷が小さく優しい。
原ロープの構造例を示す。 3本の原ロープを撚ってしめ縄にした状態を示す。 鳥居にしめ縄を掛け渡した状態を示す。
本発明に係るしめ縄の例として、図1は芯線部材に1本のSUSワイヤロープ11を用い、その上に6〜12本の麻(ジュート)ひも12を巻き付け、さらにその上に堅縄からなる藁縄13を中央部が太くなり、両端部側に向けて徐々に細くなるように巻き付けて製作する構造の原ロープ10を示す。
原ロープ10の中央部の径を太く、両側の端部に向けて徐々に細くする方法としては、藁縄13の巻き付け本数を中央部に向けて多くしてもよく、また、図1に示したように藁縄13の内側に束ねた藁14を配置して、この部分の外径を大きくしてもよい。
原ロープ10をしめ縄に撚る前は藁縄13が戻らないように仮ひも15にて周囲を結んでおくのがよい。
なお、芯線部材のワイヤロープ径及び本数は、しめ縄に要求される太さ、強度等を考慮し選定される。
また、本実施例ではSUSのワイヤロープの周囲に麻ひもを巻き付け、その上に藁縄を巻き付けて原ロープを製作したが、SUSのワイヤロープの上に直接藁縄を巻き付けてもよい。
このようにして得られた原ロープを3本用いて撚ると、図2に示すようなしめ縄100になる。
しめ縄に編んだ後は仮ひも15を切断して取り除く。
このしめ縄100を鳥居に架け渡した状態を図3に示す。
10 原ロープ
11 SUSワイヤロープ
12 麻ひも
13 藁縄

Claims (4)

  1. 金属製の芯線部材の周囲に藁、イグサ、麻及び紙等の天然植物素材を被覆又は撚り合せて原ロープを形成し、
    当該原ロープを複数本撚り合せて形成したことを特徴とするしめ縄。
  2. 金属製の芯線部材の周囲に麻ひもを被覆又は撚り合せた上に藁、イグサ、紙等の麻以外の天然植物素材を被覆又は撚り合せて原ロープを形成し、
    当該原ロープを複数本撚り合わせて形成したことを特徴とするしめ縄。
  3. 前記藁は藁縄であることを特徴とする請求項1又は2記載のしめ縄。
  4. 少なくとも多形部を堅縄で形成した原ロープを複数本撚り合せて形成したことを特徴とするしめ縄。
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