JP2013083060A - 辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周面にあり溝を設けた窓框を、窓側取付プレートへ、簡単かつ迅速に、しかも強力に取り付けることができるようにした辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造を提供する。
【解決手段】窓側取付プレート21の先端部に短寸の起立片32を介してクランク状に設けた取付片31を、窓框7の外周のうち、窓框を構成する一框材の外周面におけるあり溝11の奥部11bに嵌合し、かつ窓側取付プレート21の基端部に設けた起立片30を、前記一框材と隣接する他の框材の外周面、またはこの外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させ、取付片31を、固定ねじ51をもって窓框7に固着する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造に関する。
窓枠に対して、障子を、その一方の側端部をわずかに外方に移動させつつ、他方の側端部を、上記一方の側端部を中心として、外方に回動させるようにして開く辷り出し窓は公知である。
この辷り出し窓を、上記のように移動しうるように支持するため、上下1対の辷り出し窓用ステーが用いられている。
従来の辷り出し窓用ステーは、窓枠に取り付けた枠側取付プレートに対して、窓側取付プレートを、リンク機構をもって、前記窓側取付プレートの基端部が外方に移動可能、かつ前記窓側取付プレートの先端部が前記基端部を中心として外向きに回動可能として支持するようにしたものが一般的である(例えば特許文献1および2参照)。
特開2008−169669号公報 特開2006−104716号公報
従来のこの種の辷り出し窓の窓框の外周面には、ロック機構その他の付属部品を取り付け易くするための長手方向のあり溝が設けられているものがある。このような窓框に、上記のような窓側取付プレートを取り付ける際、窓側取付プレートを窓框の外周面に当接させて、その中心部をねじ止めしようとすると、その固定ねじがあり溝を通るため、固定ねじの締付けに支障を来すとともに、あり溝の縁が破損する等のおそれがある。
そこで、従来は、あり溝内にスペーサを嵌合し、このスペーサを介して、窓側取付プレートを窓框にボルト止めしている。
しかし、ステーへの窓框の取り付け作業時に、このようなスペーサを窓框のあり溝に嵌合し、その位置決めを図ったり、スペーサに設けたねじ挿通孔に固定ねじを挿通させたりするのは煩雑であり、作業効率を悪くする要因となっている。
また、このスペーサを設けることにより、固定ねじの固着力が弱まるという問題もある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、外周面にあり溝を設けた窓框を、窓側取付プレートへ、簡単かつ迅速に、しかも強力に取り付けることができるようにした辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)窓枠に取り付けた枠側取付プレートに対して、窓側取付プレートを、リンク機構をもって、前記窓側取付プレートの基端部が外方に移動可能、かつ前記窓側取付プレートの先端部が前記基端部を中心として外向きに回動可能として支持するようにした辷り出し窓用ステーにおける前記窓側取付プレートに、奥部の幅を開口幅より大としたあり溝を外周面の長手方向に設けた窓框を取り付ける取付構造であって、前記窓側取付プレートの先端部に短寸の起立片を介してクランク状に設けた取付片を、前記窓框の外周のうち、窓框を構成する一框材の外周面におけるあり溝の奥部に嵌合し、かつ前記窓側取付プレートの基端部に設けた起立片を、前記一框材と隣接する他の框材の外周面またはこの外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させた状態で、前記取付片と起立片をそれぞれ框材に固着手段をもって固着することにより、窓側取付プレートに窓框を取り付ける。
このような構成とすると、窓側取付プレートの基端部に設けた起立片を、たとえば側框の外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させて、窓側取付プレートの先端部に設けた取付片を、下框の外周面におけるあり溝の奥部に嵌合し、かつ前記取付片と起立片を、固着手段をもって框材に固着することにより、外周面にあり溝を設けた窓框を、窓側取付プレートに、簡単かつ迅速に取り付けることができる。
また、窓側取付プレートを、従来のようなスペーサを用いることなく、固着手段をもって、直接窓框に固着するので、大きな固着力が得られる。
(2)上記(1)項において、取付片の幅を、あり溝の奥部の幅とほぼ同一かまたはわずかに小、かつあり溝の開口幅より大とし、前記取付片を嵌合しようとするあり溝が設けられた框材の外周面の側端部に、幅を前記あり溝の奥部の幅とほぼ同一かまたはそれより大とし、かつ前記奥部に連通する取付片挿入用の切欠きを設ける。
このような構成とすると、取付片が切欠きに嵌合するようにして、窓框を窓側取付プレート上に載置し、次いで、取付片があり溝の奥部に進入するように、窓框を窓側取付プレートの基端部に向かって相対的に摺動させ、窓框の側端が窓側取付プレートの基端部側の起立片に当接した後、取付片を、固着手段をもって窓框に固着することにより、窓框を、窓側取付プレートに、より簡単かつ迅速に取り付けることができる。
(3)上記(2)項において、窓側取付プレートの先端部に設けた起立片の長さを、取付片を框材に設けた取付片挿入用の切欠きに挿入して、窓側取付プレートを框材の外周面に当接させたとき、取付片があり溝の奥部に対峙するように定める。
このような構成とすると、上記(2)項において、取付片が切欠きに嵌合するようにして、窓框を窓側取付プレート上に載置した後、窓框を窓側取付プレートの基端部に向かって相対的に摺動させる際に、取付片があり溝の奥部に円滑に案内される。
(4)上記(2)または(3)項において、窓側取付プレートに、框材に設けた取付片挿入用の切欠きに嵌合する突部を設け、この突部の先端を、あり溝の奥部内において、前記框材に固着手段をもって固着する。
このような構成とすると、上記(2)項において、取付片が切欠きに嵌合するようにして、窓框を窓側取付プレート上に載置した後、窓框を窓側取付プレートの基端部に向かって相対的に摺動させる際に、突部が切欠きに嵌合することにより、窓框が、位置ずれすることなく、窓側取付プレートの基端部に向かって円滑に案内されるとともに、窓框の荷重が、取付片を介して、それに連続する起立片に集中するのを防止し、起立片と突部とによって、窓框の荷重を分散して支えることができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、窓側取付プレートの基端部に設けた起立片を、取付片が嵌合されるあり溝が設けられた框材と隣接する他の框材の外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させる。
このような構成とすると、窓側取付プレートの基端部側の起立片が、窓框の外周面のあり溝内に収容され、窓框の外周面より外側に突出することがないので、他物と干渉するおそれがなく、また体裁もよい。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、取付片または起立片を框材に固着する固着手段を、固定ねじとする。
このような構成とすると、固着手段を、安価に製造できるとともに、取付片を窓框に強力に固着することができる。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、辷り出し窓用ステーが、枠側取付プレートの基端部と窓側取付プレートの基端部とを連結するショートアームと、枠側取付プレートの先端部と窓側取付プレートの先端部とを連結するロングアームとを有するリンク機構を備えるものとする。
このような構成とすると、窓框を上記(1)項に記載したように円滑に移動しうる辷り出し窓用ステーを提供することができる。
本発明によると、外周面にあり溝を設けた窓框を、窓側取付プレートへ、簡単かつ迅速に、しかも強力に取り付けることができるようにした辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態を備える辷り出し窓を途中まで開いたときの右下部を、前方の内側斜め上方より見た斜視図である。 見る方向を、外側寄りに移して図1と同一部分を見た斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 図1と同一部分を、後方の外側斜め下方より見た斜視図である。 窓側取付プレートと窓框との固着部分の縦断正面図である。
以下、本発明の一実施形態を備える辷り出し窓を、添付図面に基づいて説明する。
この辷り出し窓は、方形の窓枠1と、その内部に開閉可能として嵌合される障子2と、この障子2の右側部を、窓枠1に対して支持する上下1対の辷り出し窓用ステー(以下単にステーという)3とからなっているが、上下のステー3は、互いに上下対称の同一構造であるため、下方のステー3のみについて図示し、上方のステーについては、図示を省略してある。
また、以下の説明においても、下方のステー3のみについて行い、上方のステーについては説明を省略する。
窓枠1は、下枠4と、左右両側枠(その右方のもののみを図示する)5と、上枠(図示略)とからなっている。
障子2は、方形の板ガラス(図示略)と、その外周を囲む方形の窓框7とからなっており、窓框7は、下框8と、左右両側框(その右方のもののみを図示する)9と、上框(図示略)の各框材を、両端を45度にカットし、溶着して方形状に組立てることにより形成されている。
窓框7の後面、すなわち屋外側の面には、外向きフランジが設けられている。すなわち、下框8における本体部8aの後面には、下方を向く外向きフランジ8bが、側框9における本体部9aの後面には、外側方を向く外向きフランジ9bが、さらに、上框における本体部(図示略)の後面には、上方を向く外向きフランジ(図示略)がそれぞれ設けられている。
窓框7の外周面、すなわち下框8、左右両側框9および上框の各本体部8a、9aの外周面には、開口部11aに互いに対向する内向き突部10、10を設けることにより、開口部11aの幅より奥部11bの幅を大とした長手方向を向くあり溝11がそれぞれ設けられている。
下框8の本体部8aの下面における突部10の右側部、および右方の側框9の外側面における突部10の下端部を切除することにより、あり溝11における奥部11bの幅と同幅か、またはそれより大とした幅をもって下方と右側方とに開口し、かつ奥部11bに連通する、後述する取付片31挿入用の切欠き12が設けられている。
ステー3は、複数の固定ねじ13をもって下枠4の上面に固着された枠側取付プレート14と、この枠側取付プレート14の基端部、すなわち右端部に、上下方向の枢軸15をもって基端部が枢着されたショートアーム16と、枠側取付プレート14の先端部、すなわち左端部に、上下方向の枢軸17をもって基端部が枢着されたロングアーム18と、ショートアーム16の先端部に基端部が上下方向の枢軸19をもって、また、ロングアーム18の先端部に先端部が上下方向の枢軸20をもってそれぞれ枢着された窓側取付プレート21とからなる4節リンク機構22を備えている。
窓側取付プレート21は、この4節リンク機構22をもって、窓枠1に取り付けた枠側取付プレート14に対して、右端部である基端部が外方(後方)に移動可能、かつ先端部(左端部)が基端部を中心として外向きに回動可能として支持されている。
図5に示すように、枢軸19は、筒部23aの先端に拡径フランジ23bを設けたリベット23における上記筒部23aを、ショートアーム16の先端部に設けた軸孔24と、窓側取付プレート21の基端部に設けた軸孔25とに嵌合するとともに、ショートアーム16の軸孔24の内面と筒部23aの外周面との間、およびショートアーム16における軸孔24周辺と窓側取付プレート21における軸孔25周辺との間、並びにショートアーム16の軸孔24周辺とリベット23の拡径フランジ23bとの間に、ワッシャ26、27をそれぞれ挟んで、上下方向から互いに押しつけた状態で、リベット23における筒部23aの基端部を、外側に拡開するようにかしめることにより、窓側取付プレート21に固着され、ショートアーム16と窓側取付プレート21との枢軸19周りの回動に、適度の抵抗力を付与するようにしてある。
枢軸20、および図示は省略してあるが、枢軸15および17も、上記と同様のリベット23、およびワッシャ26、27等を用いて、同様の構成で、窓側取付プレート21、および枠側取付プレート14に固着されている。
枠側取付プレート14の上面には、窓側取付プレート21が最大に開いたときに、ショートアーム16の基部の左側縁に当接して、窓側取付プレート21のそれ以上の開きを阻止するストッパ28と、窓側取付プレート21を閉じたときに、ショートアーム16の基部の右側縁に当接して、窓側取付プレート21のそれ以上の閉じる方向への回動を阻止するストッパ29とが設けられている。
窓側取付プレート21の基端部には、幅を、窓框7の側框9における本体部9aの外周面に設けたあり溝11の開口部11aの幅より小とした起立片30が設けられている。
窓側取付プレート21の先端部には、窓側取付プレート21と平行をなす取付片31が、短寸の起立片32を介してクランク状に連設されている。
この取付片31の幅は、窓框7の下框8における本体部8aの下面に設けたあり溝11における奥部11bの幅とほぼ同一かまたはわずかに小、かつあり溝11の開口部11aの幅より大としてある。
起立片32の幅は、この例では、取付片31の幅と同一としてあるが、あり溝11の開口部11aの幅より小とすることもある。
起立片32の上下方向の長さは、取付片31を下框8の外周面である下面に設けた切欠き12に挿入して、窓側取付プレート21を下框8の下面に当接させたとき、取付片31があり溝11の奥部11bに対峙するように定めてある。
窓側取付プレート21の上面における枢軸19と枢軸20との間で、枢軸19寄りの部分には、下框8の下面に設けた切欠き12に嵌合しうるようにした半球状の突部33が設けられている。
この突部33の上端面は、取付片31の上面と等高としてあり、その中央にはねじ挿通孔34が設けられている。
窓側取付プレート21の下面における枢軸19と枢軸20との間で、枢軸20寄りの部分には、窓側取付プレート21が最大に開いたときに、ロングアーム18の先端部の側縁が当接して、窓側取付プレート21のそれ以上の開きを阻止するようのした、筒軸状のストッパ35が設けられている(図4および図5参照)。
下框8の下面に設けた切欠き12の左右方向の長さは、この例においては、窓側取付プレート21における起立片30の内側面から起立片32の内側面までの距離より僅かに長いものとしてあるが、起立片30の内側面から取付片31の先端までの距離より長くすることもある。
下框8の本体部8aの中空部には、あり溝11の右側部の上方に位置するように、当て板36が配設され、位置決めと仮止め用の固定ねじ37をもって、本体部8a内に固着されている。
この当て板36には、窓側取付プレート21における突部33のねじ挿通孔34と、取付片31に設けた左右1対のねじ挿通孔38、39とに対応するように、3個のねじ孔40、41、42と、固定ねじ37が螺合するねじ孔43とが設けられている。
また、下框8の本体部8aにおけるあり溝11の奥部11bの上壁にも、窓側取付プレート21におけるねじ挿通孔34、38、39とに対応するように、3個のねじ挿通孔44、45、46と、上記固定ねじ37用のねじ挿通孔47とが設けられている。
窓側取付プレート21における起立片30の上端部には、ねじ挿通孔48が、またそれに対向する側框9の本体部9aの外周面(外側面)におけるあり溝11の奥部11bの奧端面(内面)には、ねじ孔49が設けられている。
窓側取付プレート21に窓框7を取り付けるには、取付片31が切欠き12に嵌合するようにして、窓框7を窓側取付プレート21上に載置し、次いで、取付片31があり溝11の奥部11bに進入するように、窓框7を窓側取付プレート21の基端部に向かって相対的に摺動させ、窓框7における側框9の本体部9aの外周面におけるあり溝11の奥部11bの奧端面が、窓側取付プレート21における基端部側の起立片30に当接した後、固着手段である固定ねじ50を、起立片30の上端部のねじ挿通孔48に挿通させ、かつねじ孔49に螺合させて、起立片30を側框9に固着する。
このとき、起立片30と固定ねじ50の頭部とは、あり溝11内に収容されるので、他物と干渉するおそれがなく、かつ体裁がよい。
この状態で、窓側取付プレート21のねじ挿通孔34、38、39と、下框8のねじ挿通孔44、45、46と、当て板36のねじ孔40、41、42とは、互いに整合するので、それらに、固着手段である固定ねじ51を挿通させて、ねじ孔40、41、42に螺合させることにより、窓框7を、窓側取付プレート21に、簡単かつ迅速に取り付けることができる。
したがって、窓側取付プレート21を、従来のようなスペーサを用いることなく、固着手段をもって、直接窓框7に固着するので、大きな固着力が得られる。
また、窓側取付プレート21に突部33を設けたことにより、取付片31が切欠き12に嵌合するようにして、窓框7を窓側取付プレート21上に載置した後、窓框7を窓側取付プレート21の基端部に向かって相対的に摺動させる際に、突部33が切欠き12に嵌合することにより、窓框7が、位置ずれすることなく、窓側取付プレート21の基端部に向かって円滑に案内されるとともに、窓框7の荷重が、取付片31を介して、それに連続する起立片32に集中するのを防止し、起立片32と突部33とによって、窓框7の荷重を分散して支えることができる。
なお、切欠き12の左右方向の長さを長くすることにより、窓側取付プレート21に窓框7を取り付ける際の窓框7を、起立片30に向かって摺動させる移動量を小とすることができる。
上記の説明は、ステー3を窓枠1に取り付けておき、その後、窓側取付プレート21に窓框7を取り付ける場合のものであるが、窓框7にステー3を予め取り付けておく場合は、上記と同様の要領で、窓框7に窓側取付プレート21を取り付けることができる。この場合は、質量の大きい窓框7に、軽量のステー3を取り付けるので、上記の場合より、簡単かつ迅速に作業を行うことができる。
また、上記実施形態は、本発明を縦辷り出し窓に適用した場合のものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、向きを90度変更することにより、横辷り出し窓にも適用することができる。
また、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、例えば次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 取付片31およびそれに連続する起立片32の幅を、あり溝11の開口幅より小とする。
このような構成とすると、取付片31を、切り欠き12を設けることなく、あり溝11の開口部11aのどこからでもその奥部11bに嵌合することができ、切り欠き12を省略することができる。
(2) 固定ねじ50を省略し、起立片30を窓框7に当接させただけとする。この起立片30は、窓側取付プレート21への窓框7のねじ止め作業時の位置決めのためのものであるので、一旦位置決めがなされた後は、起立片30を窓框7に固着させなくてもよいからである。
(3) 下框8に直接ねじ孔40,41、42を設けることにより、当て板36を省略する。
1 窓枠
2 障子
3 辷り出し窓用ステー
4 下枠
5 側枠
7 窓框
8 下框(框材)
8a本体部
8b外向きフランジ
9 側框(框材)
9a本体部
9b外向きフランジ
10 内向き突部
11 あり溝
11a開口部
11b奥部
12 切欠き
13 固定ねじ
14 枠側取付プレート
15 枢軸
16 ショートアーム
17 枢軸
18 ロングアーム
19、20 枢軸
21 窓側取付プレート
22 4節リンク機構
23 リベット
23a筒部
23b拡径フランジ
24、25 軸孔
26、27 ワッシャ
28、29 ストッパ
30 起立片
31 取付片
32 起立片
33 突部
34 ねじ挿通孔
35 ストッパ
36 当て板
37 固定ねじ
38、39 ねじ挿通孔
40〜43 ねじ孔
44〜48 ねじ挿通孔
49 ねじ孔
50、51 固定ねじ

Claims (7)

  1. 窓枠に取り付けた枠側取付プレートに対して、窓側取付プレートを、リンク機構をもって、前記窓側取付プレートの基端部が外方に移動可能、かつ前記窓側取付プレートの先端部が前記基端部を中心として外向きに回動可能として支持するようにした辷り出し窓用ステーにおける前記窓側取付プレートに、奥部の幅を開口幅より大としたあり溝を外周面の長手方向に設けた窓框を取り付ける取付構造であって、
    前記窓側取付プレートの先端部に短寸の起立片を介してクランク状に設けた取付片を、前記窓框の外周のうち、窓框を構成する一框材の外周面におけるあり溝の奥部に嵌合し、かつ前記窓側取付プレートの基端部に設けた起立片を、前記一框材と隣接する他の框材の外周面またはこの外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させた状態で、前記取付片と起立片をそれぞれ框材に固着手段をもって固着することにより、窓側取付プレートに窓框を取り付けたことを特徴とする辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  2. 取付片の幅を、あり溝の奥部の幅とほぼ同一かまたはわずかに小、かつあり溝の開口幅より大とし、前記取付片を嵌合しようとするあり溝が設けられた框材の外周面の側端部に、幅を前記あり溝の奥部の幅とほぼ同一かまたはそれより大とし、かつ前記奥部に連通する取付片挿入用の切欠きを設けた請求項1記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  3. 窓側取付プレートの先端部に設けた起立片の長さを、取付片を框材に設けた取付片挿入用の切欠きに挿入して、窓側取付プレートを框材の外周面に当接させたとき、取付片があり溝の奥部に対峙するように定めた請求項2記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  4. 窓側取付プレートに、框材に設けた取付片挿入用の切欠きに嵌合する突部を設け、この突部の先端を、あり溝の奥部内において、前記框材に固着手段をもって固着した請求項2または3記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  5. 窓側取付プレートの基端部に設けた起立片を、取付片が嵌合されるあり溝が設けられた框材と隣接する他の框材の外周面に設けたあり溝の奥部の内面に当接させた請求項1〜4のいずれかに記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  6. 取付片または起立片を框材に固着する固着手段を、固定ねじとした請求項1〜5のいずれかに記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
  7. 辷り出し窓用ステーが、枠側取付プレートの基端部と窓側取付プレートの基端部とを連結するショートアームと、枠側取付プレートの先端部と窓側取付プレートの先端部とを連結するロングアームとを有するリンク機構を備えるものとした請求項1〜6のいずれかに記載の辷り出し窓におけるステーへの窓框の取付構造。
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