JP2013082590A - 剪定枝葉を発酵処理して堆肥化する堆肥の製造方法 - Google Patents

剪定枝葉を発酵処理して堆肥化する堆肥の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、添加材として家畜糞尿を使用することなく、剪定枝葉を発酵させ短期間で堆肥化する堆肥の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
上記目的を達成させるために、本発明は、剪定枝葉を破砕して略円筒体の形状の剪定枝葉チップ材1を作製する剪定枝葉チップ化工程と、堆積体3を形成する堆積工程と、糖蜜5をあらかじめ発酵させて調整した発酵糖蜜4と水6とから作製した栄養源2を堆積体3に散布する第1の栄養源散布工程と、第1の撹拌工程と、第1の発酵工程と、堆積体3に栄養源2を再度散布する第2の栄養源散布工程と、第2の撹拌工程と、第2の発酵工程と、を備えた堆肥の製造方法であって、糖蜜5をあらかじめ発酵させて栄養源2となる発酵糖蜜4を作製する予備発酵と、第1の発酵と、第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、剪定枝葉を発酵処理して短期間で堆肥を製造する方法に関する。
公園や街路の樹木及び家庭の庭木が剪定されることにより大量の剪定枝葉を生じ、その処理方法が問題となっている。公園にはマデバシイやクスノキが多く植えられており、街路樹には、イチョウ、ユリノキ、サクラ、ケヤキ、トウカエデ等が多い。また、樹木の剪定は、夏(7〜8月)と冬(11〜12月)に集中して行われるため、剪定枝葉の発生量はこの時期に大量となる。かつて、剪定枝葉の多くは廃材として焼却又は埋立てにより処分されてきた。しかし、焼却処分は二酸化炭素の発生を助長する。また、埋立処分は土壌中で木質有機物が土壌伝染病菌発生の温床となり、ひいては植物に障害を与える可能性がある。
剪定枝葉の処分について、かつての焼却や埋立てによる処分ではなく、環境保護の観点やリサイクルの観点から、各方面で剪定枝葉の有効活用が検討されている。その一つとして、剪定枝葉を発酵して堆肥化することが提案されている。
剪定枝葉を発酵して堆肥化する方法としては、一般に、剪定枝葉を細かなチップ状にする方法が知られている。まず、破砕機を用いて剪定枝葉を2ないし3cmの大きさのチップにする。このチップを山状に高さ2m程度に堆積する。これに水分率が60%になるよう加水する。堆積は通常6ヶ月以上行うが、この間、撹拌又は切り返しを1ヶ月に1回程度行い、水分が少なければ加水する。このような過程で行われた堆肥は、乾物含量で、窒素1.5%、リン酸0.3%、カリ0.5%程度である。
さらに、特許文献1及び2に示されるように、発酵の処理効率を高めるため、半密閉の槽内で、温度や水分条件を好適に整えた上で発酵分解の促進を図る強制発酵処理方法が提案されている。
しかしながら、剪定枝葉を発酵して堆肥化する方法には下記の問題がある。第1に、剪定枝葉は、難分解性であるセルロースやリグニン等を多量に含有していることから、剪定枝葉の堆肥化には長期間を要することである。通常、堆肥化には、糖を分解する微生物が活躍する第1次発酵、タンパク質やアミノ酸を分解する微生物が活躍する第2次発酵、最後に難分解性のセルロースやリグニン等を分解する微生物が活躍する養生発酵の3段階の発酵期間を経て、堆肥化には、通常6月ないし1年ほどの長期間を要する。また、特許文献1及び2において提案される強制発酵処理方法においても、最低60日ないし90日を要する。堆肥を扱う事業者にとって、堆肥化が長期にわたることは経営上重大な問題である。
第2に、発酵を促進するために、添加材として家畜糞尿を選定して使用する場合の問題である。家畜は配合飼料とともに抗生剤や発育促進ホルモン等の薬剤が与えられることがあることから、薬剤が糞尿に残留する可能性がある。このような糞尿を発酵の添加材として使用してできた堆肥は安全性に問題がある。
第3に、特許文献1及び2のような急速強制発酵処理法においては、手作業又は機械作業での堆積被処理物を1日ないし数日おきに行う必要があり、手間がかかりコスト増につながる。特許文献2に示す処理方法では、設備の大型化が求められる。
特許第3301578号公報 特許第2655298号公報
上記問題点に鑑み、本発明の目的は、添加材として家畜糞尿を使用することなく、剪定枝葉を発酵させ短期間で堆肥化する堆肥の製造方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成させるため、本発明は、剪定枝葉を破砕して略円筒体の形状の剪定枝葉チップ材を作製する剪定枝葉チップ化工程と、剪定枝葉チップ材を堆積場所に堆積して堆積体を形成する堆積工程と、糖蜜をあらかじめ発酵させて調整した発酵糖蜜と水とから作製した栄養源を堆積体に散布する第1の栄養源散布工程と、栄養源が散布された堆積体を撹拌する第1の撹拌工程と、撹拌した堆積体を大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第1の発酵工程と、第1の発酵工程を終えた堆積体に栄養源を再度散布する第2の栄養源散布工程と、栄養源を再度散布された堆積体を撹拌する第2の撹拌工程と、撹拌した堆積体を、再度、大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第2の発酵工程と、を備えた堆肥の製造方法であって、糖蜜をあらかじめ発酵させて栄養源となる発酵糖蜜を作製する予備発酵と、第1の発酵と、第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、剪定枝葉を破砕して略円筒体の形状の剪定枝葉チップ材を作製する剪定枝葉チップ化工程と、剪定枝葉チップ材に農産物残渣加工材を添加し、剪定枝葉チップ材と該農産物残渣加工材との混合物を堆積場所に堆積して堆積体にする堆積工程と、糖蜜をあらかじめ発酵させて調整した発酵糖蜜と水とから作製した栄養源を堆積体に散布する第1の栄養源散布工程と、栄養源が散布された堆積体を撹拌する第1の撹拌工程と、撹拌した堆積体を大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第1の発酵工程と、第1の発酵工程を終えた堆積体に栄養源を再度散布する第2の栄養源散布工程と、栄養源を再度散布された堆積体を撹拌する第2の撹拌工程と、撹拌した堆積体を、再度、大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第2の発酵工程と、を備えた堆肥の製造方法であって、糖蜜をあらかじめ発酵させて栄養源となる発酵糖蜜を作製する予備発酵と、第1の発酵と、第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことを特徴とする。なお、農産物残渣加工材は、玉ねぎの外皮であってよい。
発酵糖蜜は糖蜜に針葉樹の腐植または広葉樹の腐植のいずれかを加えて発酵させるとよい。
第1の発酵工程は、8〜10日間温度を70〜75℃に調節し発酵させた後、10〜12日間養生発酵させるとよい。また、第2の発酵工程も、第1発酵と同様に、8〜10日間温度を70〜75℃に調節し発酵させた後、10〜12日間養生発酵させるとよい。
剪定枝葉チップ材は、直径が30mm以下の略円筒体に形成されるように作製されると好適である。なお、剪定枝葉を破砕する場合、破砕に使用する破砕機のスクリーン目穴を略円形状にすると、剪定枝葉を略円筒体形状の剪定枝葉チップ材に加工することができる。
第1の攪拌工程は、栄養源が散布された堆積体を上下裏返すだけでもよいし、第2の攪拌工程は、栄養源を再度散布された堆積体を所定の場所に移し変えるだけでもよい。
さらに、本発明は上記記載の堆肥の製造方法により製造された堆肥である。
本発明の堆肥の製造方法によれば、剪定枝葉を短期間、概ね40日程度で堆肥にすることができる。
さらに、本発明の堆肥の製造方法によれば、家畜の糞尿を使用しないため、植物に安全な堆肥を製造することができる。
またさらに、連作障害になりやすい大根やトマト等の農産物の連作障害を減少させることができる。また、玉ねぎの外皮を剪定枝葉に混合することにより、植物の根の張りを良くし、栄養吸収を活発にすると共に、保水力及び保肥力が高まる。
実施例1に係る本発明の堆肥化工程を示す図である。 実施例1に係る本発明の剪定枝葉チップ材の形状を模式的に示す図である。(a)、(b)、(c)は、剪定枝葉チップ材の形状を例示的に示すものである。 実施例1に係る本発明の剪定枝葉チップ材の堆積状態を示す図である。(a)は、堆積体3に栄養源2を散布している状態を示し、(b)は、剪定枝葉チップ材1の堆積状態を示している。 実施例1に係る本発明の堆肥化における温度推移を示すグラフである。 実施例2に係る本発明の別の堆肥化工程を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本発明を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本発明は下記に示される実施の形態に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。このうち、本発明の堆肥の製造方法の第1の特徴は、剪定枝葉をチップ化して加工する剪定枝葉チップ材1の形状が略円筒体を含むことである。第2の特徴は、栄養源2を作製する際に、糖蜜5を針葉樹または広葉樹の腐植7であらかじめ発酵させた発酵糖蜜4を作製する予備発酵と、第1の発酵と、第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことにより、処理期間の短縮化を図り、堆肥の完熟度を向上した点にある。
図1を参照する。図1は本発明の堆肥化工程を示す図である。まず、破砕機を用いて、剪定枝葉を略30mmの細かなチップ状(剪定枝葉チップ材1)にする(S0101)。次に、剪定枝葉チップ材1を発酵堆肥ヤードに山状に堆積して堆積体3を形成する(S0102)。続いて、剪定枝葉チップ材1の堆積体3に栄養源2を散布する(S0103)。栄養源2は、下記に詳述するとおり、好適には発酵糖蜜4と水6を混合したものがよい。栄養源2の散布量は、1回あたり20〜50リットル/m2が好適である。栄養源2を散布した後又は散布しながら、堆積体3を撹拌又は切り返しを1回行えばよい(S0104)。なお、第1の攪拌は栄養源2が散布された堆積体3を単に上下裏返す工程であってもよい。その後、略20日間、堆積体3を発酵させる(S0105)。後述するが、堆肥化開始から3日間で発酵熱により堆積体3の温度は70℃に達し、その後約6日間は70℃ないし75℃に保たれる。この発酵熱で病原菌、寄生虫の卵、雑草の種子等が死滅する。その後、堆積体3の温度は徐々に低下して養生発酵に入り、堆肥化開始から20日経過後、大気温度まで下がる。
堆肥化工程は、上述した栄養源散布(S0103)・撹拌(S0104)・発酵(S0105)を、2度反復実施される。すなわち、第2の栄養源散布(S0106)・第2の撹拌(S0107)・第2の発酵(S0108)の堆肥化工程を経る。なお、第2の撹拌は、栄養源2を再度散布された堆積体3を単に所定の場所に移動する工程であってもよい。堆肥化工程の最終工程では、クリーン選別を行って異物を除去するとともに、粒度の調節をする(S0109)。粒度の調節工程で、熟成堆肥(YES)と未熟堆肥(NO)とが分別される。熟成堆肥は完成品として袋詰めされ、未熟堆肥は第2の栄養源散布(S0106)・第2の撹拌(S0107)・第2の発酵(S0108)の工程に再度入って、その後熟成堆肥になる。
図2を参照する。図2は、実施例1に係る本発明の剪定枝葉チップ材1の形状を模式的に示す図である。(a)、(b)、(c)は、剪定枝葉チップ材1の形状を例示的に示すものである。図2(a)に示すとおり、剪定枝葉チップ材1の形状は、略円筒体1aが好ましい。これは栄養源2が付着する面積を広くするためである。また、剪定枝葉チップ材1の大きさは、例えば、直径30mm以下であればよい。なお、図2(b)、2(c)に示すとおり、略円筒体1b、1cは、正確な円筒である必要ではなく、扁平であってもよいし、いびつであってもよい。
上述した剪定枝葉チップ材1を略円筒体に作製する方法としては、種々の方法が考えられる。実施例1では、破砕機を使用して作製する。通常、破砕機のスクリーンの目穴は矩形をしているため、スクリーンの目穴を通って破砕された剪定枝葉チップ材1は角材となる場合が多い。実施例1においては、スクリーンの目穴を円形にすることにより、剪定枝葉チップ材1を略円筒体にできる。しかし、破砕機以外の方法で、剪定枝葉チップ材1を略円筒体にしてもよい。
図3を参照する。図3は、実施例1に係る本発明の剪定枝葉チップ材1の堆積体3の堆積状態を示す図である。図3(a)は、堆積体3に栄養源2を散布している状態を示し、(b)は、剪定枝葉チップ材1の堆積状態を示している。図3(a)に示すとおり、堆積場所はあらかじめ地中を地面40〜60cmから1m深く掘削し砂利を敷き詰めている。堆積場所は、しぼり水10が排水できるような場所が好ましい。実施例1において、噴霧器31を使用して、堆積体3の上に矢印アで示すように栄養源2を散布にする。散布した栄養源2は、堆積体3に含まれる剪定枝葉チップ1に染み込み、微生物のはたらきによって発酵が開始する。発酵の過程でしぼり水10が地中に染み出る。地中におけるしぼり水10の染み出る様子は矢印イのとおりである。そして、しぼり水10を受けるためのパイプ50を敷設し、パイプ50にはしぼり汁10を受ける孔が無数に穿たれている。このしぼり汁10はタンク(図に示されない)に貯め、貯めたしぼり水10は栄養源2とともに堆積体3に散布して再利用する。
次に、図3(b)を参照する。図3(b)は、堆積体3を構成する剪定枝葉チップ材1の堆積状態の一部を摸式的に示したものである。剪定枝葉チップ材1の直径は30mm以下が好ましく、略円筒形の形状のものを含み、種々の大きさの剪定枝葉チップ材1で堆積される。堆積体3は、高さ2m程度に堆積されるとよい。また、剪定枝葉の端材も併せて堆積されるため、通気性がよく、散布された栄養源2が堆積体3に染み込みやすい構造となっていることが理解されるであろう。微生物の活動には、隙間を確保して空気との接触率を高めることが必要である。堆肥化は好気性微生物のはたらきを活用するため、酸素の供給が不可欠である。好気性微生物は酸素を利用して有機物を分解し、発酵熱を発生し、腐熟と水分蒸発を促進する。したがって、堆積体3の堆積構造は、堆肥原料である剪定枝葉チップ材1の通気性を良好にし、ひいては微生物のはたらきを助長し、効率的な発酵を促進することとなる。
ここで栄養源2の作製方法について説明する。栄養源2は、主に発酵糖蜜4と水6とからなる。まず、糖蜜5を発酵させて発酵糖蜜4にする方法を示す。発酵糖蜜4は、針葉樹の腐植7に含まれる微生物を用いて糖蜜5を発酵させて作製する。糖蜜5は、甘蔗糖蜜、甜菜糖蜜、精糖蜜、ハイドロル、各種の発酵廃液及び残糖類、ハイテスト・モラセスの他、砂糖や黒糖であってもよい。また、腐植7は、針葉樹に限定されず、広葉樹の腐植であってもよい。糖蜜5を所定のタンクに入れ、適量の腐植7を投入する。そうすると、腐植に含まれる種々の微生物が増殖し、発酵する。これを予備発酵と呼び、発酵した糖蜜5が発酵糖蜜4である。予備発酵は、1日くらいでよい。発酵糖蜜4には、増殖した種々の微生物も含まれる。次に、500リットル強のタンクに、500リットルの水6と34リットルの発酵糖蜜4を投入する。そうすると、数日で栄養源2が完成する。通常、栄養源2の作製には、夏場で3日間、冬場で4日間かかる。なお、作製時の気温により糖度を調節する必要がある。例えば、気温が28℃ないし30℃であれば糖度を16度にし、気温が28℃よりも低い場合は糖度を20度にするとよい。なお、水6はクラスター化したものを使用することが好ましいが、限定されない。
堆肥化過程では、アンモニアが発生するため、堆肥化はアルカリ性の状態で行われる。pHは7〜8程度の弱アルカリ性で微生物の活性が最大になる。堆肥化原料が弱酸性であっても、堆肥化が始まるとアンモニアが生成されるので徐々にpHが高まりアルカリ性に保たれる。堆肥化には、一部には嫌気性菌もはたらくが、大部分は好気性菌のはたらきで有機物を二酸化炭素と水に分解する。低分子の糖類はほとんどの微生物で利用できる。デンプンは、糸状菌や細菌の中でも特殊な種類のはたらきによって最後にはブドウ糖に変わり、ほかの微生物によって分解される。タンパク質は、微生物の加水分解を受けてポリペプチドからアミノ酸に変わる。アミノ酸は、細菌や糸状菌のはたらきにより、アンモニア、二酸化炭素、有機酸、アルコール等に変化し、さらに他の微生物が分解する。堆肥化は微生物の活動によるものであり、良好な堆肥化のためには微生物の活動しやすい環境を整えることが重要である。通常、一次発酵において糖を分解発酵する微生物がはたらき、二次発酵においてはアミノ酸やタンパク質を分解する微生物がはたらき、さらに養生発酵においてはセルロースやリグニン等を分解する微生物が順次はたらいて堆肥が完成する。
実施例1の堆肥化工程においては、栄養源2を作製する際に、糖蜜5を針葉樹または広葉樹の腐植7であらかじめ発酵させた発酵糖蜜4を作製する予備発酵と、第1の発酵工程と、第2の発酵工程との3段階の発酵処理を行っている。発酵糖蜜4を作製する際に、腐植7に含まれる微生物、特に糸状菌や担子菌等の微生物が増殖しており、予備発酵の段階でこれらの微生物の活性はすでに高くなっている。また、第1の発酵工程と第2の発酵工程の2回の発酵処理が行われることにより、高温下で、糖の分解を行う微生物と、アミノ酸等の分解を行う微生物のはたらきが同時に活性化して、発酵活動が促進し、さらに、あらかじめ増殖し活性化した上記糸状菌や担子菌等の微生物によるセルロースやリグニン等を分解が促進することが伺い知れる。
図4を参照する。図4は、実施例1に係る本発明の堆肥化における温度推移を示すグラフである。図4に示すとおり、堆肥化開始から3日間で発酵熱により堆積体3の温度は60℃に達し、開始からの9日間で温度は70℃ないし75℃に上昇し、保たれる。この発酵熱で病原菌、寄生虫の卵、雑草の種子等が死滅する。その後、堆積体3の温度は徐々に低下し堆肥化開始から20日経過後、大気温度まで下がっている。
堆積体3の処理物について、リグニン含有量の推移について計測した結果を以下に示す。リグニン含有量の計測については、硫酸法を用い、設定条件については、図4に示すとおりの温度条件・所要日数の条件である。
Figure 2013082590
表1における3回の計測結果によると、リグニンは、初日から10日目と、20日目から30日目の高温下の条件で分解が遅く、10日目から20日目と、30日目から40日目に速く進んでいることがわかる。また、全体として、リグニンの分解は速く行われていることが理解されるであろう。
上記工程で堆肥化された堆肥Aは、約40日で完成する。下記表2は分析結果を示している(財団法人日本肥料検定協会)。
Figure 2013082590
表2によれば、日本バーク堆肥協会品質基準との対比として、堆肥Aの分析結果を示している。これによると、pHは、7.0で基準内である。ECは1.60で基準内である。EC(電気伝導率)の高い堆肥は根痛みの原因になる。ECとは、堆肥に含まれる養分の多少を測定するもので、乾燥した堆肥を10倍量の水で抽出し、その液の25℃で電気伝導率を測定し、ミリシーメンス(mS/cm)の単位でしめす。全窒素、全リン酸、全カリともに基準を超えている。また、全炭素率(C/N比)も23で基準内となっている。堆肥の肥料効果は、炭素率(C/N比)の大小が目安となるが、ちなみに炭素比率の高い堆肥は肥料効果が小さく、炭素比率の低い堆肥は肥料効果が大きいといわれる。有機物の比率も基準を超えている。
次に、実施例2を図面を参照して詳細に説明する。
図5は本発明の別の堆肥化工程を示す図である。実施例1と同様に、まず、破砕機を用いて、剪定枝葉を略30mmの細かなチップ状(剪定枝葉チップ材1)にする(S0201)。次に、剪定枝葉チップ材1に農産物残渣加工材8を添加する(S0202)。
続いて、剪定枝葉チップ材1と農産物残渣加工材8との混合物を発酵堆肥ヤードに山状に堆積する(S0203)。実施例2において、農産物残渣加工材8には玉ねぎの外皮9を用いているがこれに限らない。玉ねぎの外皮9を用いたのは、兵庫県淡路島等の玉ねぎの産地では、大量の玉ねぎの外皮9が廃棄されている現状があり、堆肥にすることにより、玉ねぎの外皮9の再利用を図るためである。
続いて、剪定枝葉チップ材1と農産物残渣加工材8の混合材に栄養源2を散布する(S0204)。栄養源2を散布した後又は散布しながら、堆積体3を撹拌又は切り返しを1回行う(S0205)。その後、略20日間、堆積体を発酵させる(S0206)。堆肥化開始から3日間で発酵熱により堆積体3の温度は70℃に達し、その後約6日間70℃ないし75℃に保たれる。その後、堆積体3の温度は徐々に低下し堆肥化開始から20日経過後、大気温度まで下がる。堆肥化工程は、原則として上述した栄養源散布(S0204)・撹拌(S0205)・発酵(S0206)の工程を2回繰り返す。すなわち、第2の栄養源散布(S0207)・第2の撹拌(S0208)・第2の発酵(S0209)の堆肥化工程を経る。なお、第2の撹拌は、栄養源2を再度散布された堆積体3を単に所定の場所に移動する工程であってもよい。以上の堆肥化工程を経て、堆積体3の温度が低下し大気温度まで下がると、堆肥Bが完成する。堆肥化工程の最終工程では、クリーン選別を行って異物を除去するとともに、粒度の調節をする(S0210)。粒度の調節工程で、熟成堆肥(YES)と未熟堆肥(NO)とが分別される。熟成堆肥は完成品として袋詰めされ、未熟堆肥は栄養源散布(S0207)・撹拌(S0208)・発酵(S0209)の工程に再度入って、その後熟成堆肥になる。
このような過程で行われた堆肥Bは、約40日で完成する。下記表2は分析結果を示している(財団法人日本肥料検定協会)。
Figure 2013082590
表3によると、pHは、8.6である。全窒素、全リン酸、全カリともに実施例1に係る製造方法で製造された堆肥Aに比べると低い。また、全炭素率(C/N比)は18である。なお、当該堆肥Bについては、陽イオン交換容量も分析しており、37.8me(乾物換算値:85.7me)と高い数値を示している。陽イオン交換容量(CEC)は、土壌の粒子が静電気的に吸着できる陽イオンの量を示している。土壌を構成する物質のうち、粘土鉱物と土壌有機物にはCECがあり、陽イオンとして存在するアンモニア、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの養分が雨水によって洗い流されないように、土壌中に保持されている。このため、CECが高くなると保肥力が高まり、土が肥沃になる。
下記表4は、兵庫県立農林水産総合技術センター環境部において実施された堆肥Bの試験結果である。試験は、タキイ種苗のコマツナ「楽天」を試験作物として実施され、10aあたりの各施肥量での結果を示している。この試験結果によると、本発明の堆肥Bの施肥による平均株重は、無肥料の場合の9倍、化成肥料10kgを施肥の場合に比べて135%となった。本発明に係る堆肥Bの施用については、外見的な障害の発生は認められなかった。
Figure 2013082590
以上、本発明に係る堆肥の製造方法における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明の堆肥の製造方法は、街路樹や公園から大量に発生する剪定枝葉を焼却処理や埋立処理することなく、発酵処理することにより短期間で堆肥を生産する方法である。本発明の堆肥の製造方法により製造された堆肥は、安全な有機質土壌改良資材として、家庭用ならびに業務用に広く利用することができる。
1、1a、1b、1c 剪定枝葉チップ材
2 栄養源
3 堆積体
4 発酵糖蜜
5 糖蜜
6 水
7 腐植
8 農産物残渣加工材
9 玉ねぎの外皮
A、B 堆肥

Claims (11)

  1. 剪定枝葉を破砕して略円筒体の形状の剪定枝葉チップ材を作製する剪定枝葉チップ化工程と、
    前記剪定枝葉チップ材を堆積場所に堆積して堆積体を形成する堆積工程と、
    糖蜜をあらかじめ発酵させて調整した発酵糖蜜と水とから作製した栄養源を前記堆積体に散布する第1の栄養源散布工程と、
    前記栄養源が散布された前記堆積体を撹拌する第1の撹拌工程と、
    撹拌した前記堆積体を大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第1の発酵工程と、
    前記第1の発酵工程を終えた前記堆積体に前記栄養源を再度散布する第2の栄養源散布工程と、
    前記栄養源を再度散布された前記堆積体を撹拌する第2の撹拌工程と、
    撹拌した前記堆積体を、再度、大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第2の発酵工程と、
    を備えた堆肥の製造方法であって、
    前記糖蜜をあらかじめ発酵させて栄養源となる発酵糖蜜を作製する予備発酵と、前記第1の発酵と、前記第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことを特徴とする、堆肥の製造方法。
  2. 剪定枝葉を破砕して略円筒体の形状の剪定枝葉チップ材を作製する剪定枝葉チップ化工程と、
    前記剪定枝葉チップ材に農産物残渣加工材を添加し、前記剪定枝葉チップ材と該農産物残渣加工材との混合物を堆積場所に堆積して堆積体にする堆積工程と、
    糖蜜をあらかじめ発酵させて調整した発酵糖蜜と水とから作製した栄養源を前記堆積体に散布する第1の栄養源散布工程と、
    前記栄養源が散布された前記堆積体を撹拌する第1の撹拌工程と、
    撹拌した前記堆積体を大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第1の発酵工程と、
    前記第1の発酵工程を終えた前記堆積体に前記栄養源を再度散布する第2の栄養源散布工程と、
    前記栄養源を再度散布された前記堆積体を撹拌する第2の撹拌工程と、
    撹拌した前記堆積体を、再度、大気開放下の堆積状態で、温度調節して所定の期間発酵させる第2の発酵工程と、
    を備えた堆肥の製造方法であって、
    前記糖蜜をあらかじめ発酵させて栄養源となる発酵糖蜜を作製する予備発酵と、前記第1の発酵と、前記第2の発酵との3段階の発酵処理を行うことを特徴とする、堆肥の製造方法。
  3. 前記農産物残渣加工材は、玉ねぎの外皮であることを特徴とする請求項2に記載の堆肥の製造方法。
  4. 前記発酵糖蜜は、糖蜜に針葉樹の腐植または広葉樹の腐植のいずれかを加えて発酵させたものであることを特徴とする請求項1ないし3に記載の堆肥の製造方法。
  5. 前記第1の発酵工程は、8〜10日間温度を70〜75℃に調節し発酵させた後、10〜12日間養生発酵させる工程であることを特徴とする請求項1ないし4に記載の堆肥の製造方法。
  6. 前記第2の発酵工程は、8〜10日間温度を70〜75℃に調節し発酵させた後、10〜12日間養生発酵させる工程であることを特徴とする請求項1ないし5に記載の堆肥の製造方法。
  7. 前記剪定枝葉チップ材は、直径が30mm以下の略円筒体を含むことを特徴とする請求項1ないし6に記載の堆肥の製造方法。
  8. 剪定枝葉を破砕するために使用する破砕機のスクリーン目穴を略円形状にして、剪定枝葉を、略円筒体形状の前記剪定枝葉チップ材に加工することを特徴とする請求項1ないし7に記載の堆肥の製造方法。
  9. 前記第1の攪拌工程は、前記栄養源が散布された前記堆積体を上下裏返す工程であることを特徴とする請求項1ないし8に記載の堆肥の製造方法。
  10. 前記第2の攪拌工程は、前記栄養源を再度散布された前記堆積体を所定の場所に移動する工程であることを特徴とする請求項1ないし9に記載の堆肥の製造方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の堆肥の製造方法により製造された堆肥。
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